JPH07318511A - 周期性パターン検査装置 - Google Patents
周期性パターン検査装置Info
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- JPH07318511A JPH07318511A JP13361494A JP13361494A JPH07318511A JP H07318511 A JPH07318511 A JP H07318511A JP 13361494 A JP13361494 A JP 13361494A JP 13361494 A JP13361494 A JP 13361494A JP H07318511 A JPH07318511 A JP H07318511A
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- pattern
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 周期性パターン検査装置において、エッジ部
か否かに応じて最適な欠陥検出感度で検査できるように
する。また、検査対象物に応じてエッジ部のみ又は非エ
ッジ部のみを検査できるようにする。 【構成】 減算回路22により、周期性パターンの画像
信号SAとそれを1周期分だけ遅延させた画像信号SBと
の差分信号を生成し、これをタイミング調整回路24を
経て、2値化回路26a、26bで2値化する。これら
の2値化における閾値はそれぞれ独立に設定され、エッ
ジ部か否かを示すエッジ信号Seによって2値化信号の
出力が制御される。これにより、エッジ部に対応する差
分信号は閾値TH1に基づいて2値化されて出力され、
非エッジ部に対応する差分信号は閾値TH2に基づいて
2値化されて出力される。出力された二つの2値化信号
はORゲート27で合成され、その合成された信号とそ
れを1周期分だけ遅延させた信号との論理積の信号が欠
陥信号Sdとして出力される。
か否かに応じて最適な欠陥検出感度で検査できるように
する。また、検査対象物に応じてエッジ部のみ又は非エ
ッジ部のみを検査できるようにする。 【構成】 減算回路22により、周期性パターンの画像
信号SAとそれを1周期分だけ遅延させた画像信号SBと
の差分信号を生成し、これをタイミング調整回路24を
経て、2値化回路26a、26bで2値化する。これら
の2値化における閾値はそれぞれ独立に設定され、エッ
ジ部か否かを示すエッジ信号Seによって2値化信号の
出力が制御される。これにより、エッジ部に対応する差
分信号は閾値TH1に基づいて2値化されて出力され、
非エッジ部に対応する差分信号は閾値TH2に基づいて
2値化されて出力される。出力された二つの2値化信号
はORゲート27で合成され、その合成された信号とそ
れを1周期分だけ遅延させた信号との論理積の信号が欠
陥信号Sdとして出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネル用のTFT
パターンや、液晶パネル用のカラーフィルタ、撮像管用
のメッシュ等、周期性パターンを有する検査対象物の外
観検査を行なう周期性パターン検査装置に関する。
パターンや、液晶パネル用のカラーフィルタ、撮像管用
のメッシュ等、周期性パターンを有する検査対象物の外
観検査を行なう周期性パターン検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の周期性パターン検査装置
の全体構成を示すブロック図である。この検査装置は、
画像入力部50と、遅延部94と、比較2値化部96
と、ホストコンピュータ60及びそれに接続されたCR
T61、キーボード62と、から構成される。
の全体構成を示すブロック図である。この検査装置は、
画像入力部50と、遅延部94と、比較2値化部96
と、ホストコンピュータ60及びそれに接続されたCR
T61、キーボード62と、から構成される。
【0003】画像入力部50では、制御系51を介して
ホストコンピュータ60によって制御されるステージ駆
動系52により、ステージ53が副走査方向Yへ移動す
る。ステージ53の上には、繰り返しパターンを有する
検査対象物54が載置されており、この繰り返しパター
ンの画像は、副走査方向Yへのステージ53の移動過程
において、読取装置55により画素単位で主走査方向X
に沿って読み取られる。読み取られた画像を表わす信号
は、A/D変換器56によってデジタル信号に変換さ
れ、画像入力部50から画像信号SAとして出力され
る。この画像信号SAは、遅延部94及び比較2値化部
96に入力される。
ホストコンピュータ60によって制御されるステージ駆
動系52により、ステージ53が副走査方向Yへ移動す
る。ステージ53の上には、繰り返しパターンを有する
検査対象物54が載置されており、この繰り返しパター
ンの画像は、副走査方向Yへのステージ53の移動過程
において、読取装置55により画素単位で主走査方向X
に沿って読み取られる。読み取られた画像を表わす信号
は、A/D変換器56によってデジタル信号に変換さ
れ、画像入力部50から画像信号SAとして出力され
る。この画像信号SAは、遅延部94及び比較2値化部
96に入力される。
【0004】遅延部94は、入力された画像信号SAを
画素の整数倍だけ遅延させることにより、検査対象物5
4の繰り返しパターンの1周期に最も近い距離に相当す
る期間だけ遅延させた信号(以下、便宜上「1周期遅延
信号」と呼ぶ)SBを作成する。この1周期遅延信号SB
も比較2値化部96に入力される。
画素の整数倍だけ遅延させることにより、検査対象物5
4の繰り返しパターンの1周期に最も近い距離に相当す
る期間だけ遅延させた信号(以下、便宜上「1周期遅延
信号」と呼ぶ)SBを作成する。この1周期遅延信号SB
も比較2値化部96に入力される。
【0005】比較2値化部96は、画像信号SAとその
1周期遅延信号SBとの差を求め、その差の絶対値を信
号値とする信号(以下「差分信号」という)を得る。そ
して、この差分信号の値が所定の閾値以上である部分に
相当する位置に欠陥が存在すると判定し、この判定結果
に基づいて欠陥の有無を示す欠陥信号Sdを出力する。
例えば、図9(a)に示すような欠陥P及びQが存在す
る繰り返しパターンをA−A線に沿って読み取ると、図
9(b)に示すような画像信号SAが得られ、この画像
信号SAとこれを1周期分だけ遅延させた画像信号(図
9(c)に示す信号)SBとの差分信号は、図9(d)
に示すようになる。この差分信号は所定の閾値に基づい
て2値化され、図9(e)に示すような欠陥信号Sdが
得られる。
1周期遅延信号SBとの差を求め、その差の絶対値を信
号値とする信号(以下「差分信号」という)を得る。そ
して、この差分信号の値が所定の閾値以上である部分に
相当する位置に欠陥が存在すると判定し、この判定結果
に基づいて欠陥の有無を示す欠陥信号Sdを出力する。
例えば、図9(a)に示すような欠陥P及びQが存在す
る繰り返しパターンをA−A線に沿って読み取ると、図
9(b)に示すような画像信号SAが得られ、この画像
信号SAとこれを1周期分だけ遅延させた画像信号(図
9(c)に示す信号)SBとの差分信号は、図9(d)
に示すようになる。この差分信号は所定の閾値に基づい
て2値化され、図9(e)に示すような欠陥信号Sdが
得られる。
【0006】ホストコンピュータ60は、比較2値化部
96から出力された欠陥信号Sdを用いて、欠陥画像や
欠陥位置の座標等を求め、それらをCRT61に表示す
る。なお、ホストコンピュータ60は、キーボード62
による入力操作に基づいて動作し、このような欠陥に関
する情報の表示の他、既述のようにステージ53の駆動
を制御する。
96から出力された欠陥信号Sdを用いて、欠陥画像や
欠陥位置の座標等を求め、それらをCRT61に表示す
る。なお、ホストコンピュータ60は、キーボード62
による入力操作に基づいて動作し、このような欠陥に関
する情報の表示の他、既述のようにステージ53の駆動
を制御する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の周期性パタ
ーン検査装置では、差分信号の2値化のための閾値は検
査中において変化せず、欠陥検出感度は一定に保持され
ている。このため、以下のような問題が存在する。
ーン検査装置では、差分信号の2値化のための閾値は検
査中において変化せず、欠陥検出感度は一定に保持され
ている。このため、以下のような問題が存在する。
【0008】(1)第1の問題 検査対象物のパターンの繰り返し周期は、通常、前記画
像信号の最小単位である画素の整数倍にはならないた
め、図9(d)に示すように、欠陥以外の部分でも差分
信号の値は必ずしも0にはならず、特に画像信号が急激
に変化するパターンのエッジ部では差分信号の値が大き
くなる。従来の周期性パターン検査装置では、エッジ部
か否かに拘らず、このような差分信号が同一の閾値で2
値化され、即ち同一の欠陥検出感度で検査され、図9
(e)に示すように、エッジ部において誤って欠陥が検
出される場合がある。一方、このような誤りを回避する
ために前記閾値を上げると(欠陥検出感度を下げる
と)、真の欠陥の見逃しが生じる。
像信号の最小単位である画素の整数倍にはならないた
め、図9(d)に示すように、欠陥以外の部分でも差分
信号の値は必ずしも0にはならず、特に画像信号が急激
に変化するパターンのエッジ部では差分信号の値が大き
くなる。従来の周期性パターン検査装置では、エッジ部
か否かに拘らず、このような差分信号が同一の閾値で2
値化され、即ち同一の欠陥検出感度で検査され、図9
(e)に示すように、エッジ部において誤って欠陥が検
出される場合がある。一方、このような誤りを回避する
ために前記閾値を上げると(欠陥検出感度を下げる
と)、真の欠陥の見逃しが生じる。
【0009】(2)第2の問題 メッシュ等のように、検査対象物によってはそのパター
ンのエッジ部のみを検査すればよいものが存在する。従
来の周期性パターン検査装置では、このような検査対象
物についてもエッジ部か否かに拘らず同一の欠陥検出感
度で検査され、エッジ部以外の部分(非エッジ部)で欠
陥が検出される場合があるが、この欠陥検出は誤報であ
る。したがって、このような検査対象物については、非
エッジ部において欠陥の検出を行なわないようにするこ
とが好ましい。
ンのエッジ部のみを検査すればよいものが存在する。従
来の周期性パターン検査装置では、このような検査対象
物についてもエッジ部か否かに拘らず同一の欠陥検出感
度で検査され、エッジ部以外の部分(非エッジ部)で欠
陥が検出される場合があるが、この欠陥検出は誤報であ
る。したがって、このような検査対象物については、非
エッジ部において欠陥の検出を行なわないようにするこ
とが好ましい。
【0010】本発明は上記問題を解決するために成され
たものであり、その目的とするところは、エッジ部か非
エッジ部かに応じて最適な欠陥検出感度で検査すること
ができる周期性パターン検査装置を提供すること、ま
た、検査対象物に応じてエッジ部のみ又は非エッジ部の
みを検査することができるようにした周期性パターン検
査装置を提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、エッジ部か非
エッジ部かに応じて最適な欠陥検出感度で検査すること
ができる周期性パターン検査装置を提供すること、ま
た、検査対象物に応じてエッジ部のみ又は非エッジ部の
みを検査することができるようにした周期性パターン検
査装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明の第1の周期性パターン検査装置は、
一定の周期で繰り返されるパターンを有する検査対象物
の欠陥を検出する検査装置であって、前記パターンを表
わす画像信号と前記パターンから整数周期分だけ離れた
パターンを表わす画像信号との差を信号値とする差分信
号を生成し、該差分信号に基づいて前記欠陥の有無を判
定して、前記欠陥の有無を示す欠陥信号を出力する周期
性パターン検査装置において、 a)前記差分信号を所定の2種類の閾値のいずれかに基
づいて2値化した信号を前記欠陥信号として出力する2
値化手段と、 b)前記パターンの微分画像の信号を2値化した信号を
エッジ信号として出力するエッジ検出手段と、 c)前記エッジ信号に基づき、前記2種類の閾値のうち
いずれか一方を選択する選択手段と、を備えることを特
徴としている。
に成された本発明の第1の周期性パターン検査装置は、
一定の周期で繰り返されるパターンを有する検査対象物
の欠陥を検出する検査装置であって、前記パターンを表
わす画像信号と前記パターンから整数周期分だけ離れた
パターンを表わす画像信号との差を信号値とする差分信
号を生成し、該差分信号に基づいて前記欠陥の有無を判
定して、前記欠陥の有無を示す欠陥信号を出力する周期
性パターン検査装置において、 a)前記差分信号を所定の2種類の閾値のいずれかに基
づいて2値化した信号を前記欠陥信号として出力する2
値化手段と、 b)前記パターンの微分画像の信号を2値化した信号を
エッジ信号として出力するエッジ検出手段と、 c)前記エッジ信号に基づき、前記2種類の閾値のうち
いずれか一方を選択する選択手段と、を備えることを特
徴としている。
【0012】本発明の第2の周期性パターン検査装置
は、第1の周期性パターン検査装置において、前記2値
化手段は、前記2種類の閾値のうちの一方の閾値に基づ
いて前記差分信号を2値化する第1の2値化回路と、他
方の閾値に基づいて前記差分信号を2値化する第2の2
値化回路とを有し、前記選択手段は、前記エッジ信号に
基づき第1の2値化回路の出力と第2の2値化回路の出
力とのいずれかを選択する、ことを特徴としている。
は、第1の周期性パターン検査装置において、前記2値
化手段は、前記2種類の閾値のうちの一方の閾値に基づ
いて前記差分信号を2値化する第1の2値化回路と、他
方の閾値に基づいて前記差分信号を2値化する第2の2
値化回路とを有し、前記選択手段は、前記エッジ信号に
基づき第1の2値化回路の出力と第2の2値化回路の出
力とのいずれかを選択する、ことを特徴としている。
【0013】本発明の第3の周期性パターン検査装置
は、一定の周期で繰り返されるパターンを有する検査対
象物の欠陥を検出する検査装置であって、前記パターン
を表わす画像信号と前記パターンから整数周期分だけ離
れたパターンを表わす画像信号との差を信号値とする差
分信号を生成し、該差分信号に基づいて前記欠陥の有無
を判定して、前記欠陥の有無を示す欠陥信号を出力する
周期性パターン検査装置において、 a)前記差分信号を所定の閾値に基づいて2値化した信
号を生成する2値化手段と、 b)前記パターンの微分画像の信号を2値化した信号を
エッジ信号として出力するエッジ検出手段と、 c)前記エッジ信号に基づき、2値化手段により生成さ
れた信号を前記欠陥信号として出力するか否かを切り換
える出力ON/OFF手段と、を備えることを特徴とし
ている。
は、一定の周期で繰り返されるパターンを有する検査対
象物の欠陥を検出する検査装置であって、前記パターン
を表わす画像信号と前記パターンから整数周期分だけ離
れたパターンを表わす画像信号との差を信号値とする差
分信号を生成し、該差分信号に基づいて前記欠陥の有無
を判定して、前記欠陥の有無を示す欠陥信号を出力する
周期性パターン検査装置において、 a)前記差分信号を所定の閾値に基づいて2値化した信
号を生成する2値化手段と、 b)前記パターンの微分画像の信号を2値化した信号を
エッジ信号として出力するエッジ検出手段と、 c)前記エッジ信号に基づき、2値化手段により生成さ
れた信号を前記欠陥信号として出力するか否かを切り換
える出力ON/OFF手段と、を備えることを特徴とし
ている。
【0014】
【作用】第1の周期性パターン検査装置では、検査対象
物の繰り返しパターンを表わす信号とそのパターンから
繰り返し周期の整数倍だけ離れたパターンを表わす信号
との差を信号値とする差分信号が生成されるとともに、
エッジ検出手段により、検査対象物のパターンの微分画
像の信号を2値化したエッジ信号が生成される。ここで
差分信号は、検査対象物に欠陥があれば大きなものとな
るため、この点を利用して欠陥の有無が判定される。す
なわち、2値化手段により、差分信号は所定の閾値に基
づいて2値化され、2値化された信号は判定結果を示す
欠陥信号として出力される。しかし、既述のように差分
信号の値は前記パターンのエッジ部においても大きなも
のとなるため、欠陥検出感度が高いとエッジ部に欠陥が
存在するものと誤って判定される場合がある。一方、欠
陥検出感度を下げると、非エッジ部において真の欠陥を
見逃すおそれがある。そこで選択手段は、前記のエッジ
信号に基づき、2値化手段の閾値を所定の2種類の閾値
のうちいずれか一方を選択する。これにより、エッジ部
と非エッジ部のそれぞれに適した異なる欠陥検出感度で
欠陥の有無が検査される。
物の繰り返しパターンを表わす信号とそのパターンから
繰り返し周期の整数倍だけ離れたパターンを表わす信号
との差を信号値とする差分信号が生成されるとともに、
エッジ検出手段により、検査対象物のパターンの微分画
像の信号を2値化したエッジ信号が生成される。ここで
差分信号は、検査対象物に欠陥があれば大きなものとな
るため、この点を利用して欠陥の有無が判定される。す
なわち、2値化手段により、差分信号は所定の閾値に基
づいて2値化され、2値化された信号は判定結果を示す
欠陥信号として出力される。しかし、既述のように差分
信号の値は前記パターンのエッジ部においても大きなも
のとなるため、欠陥検出感度が高いとエッジ部に欠陥が
存在するものと誤って判定される場合がある。一方、欠
陥検出感度を下げると、非エッジ部において真の欠陥を
見逃すおそれがある。そこで選択手段は、前記のエッジ
信号に基づき、2値化手段の閾値を所定の2種類の閾値
のうちいずれか一方を選択する。これにより、エッジ部
と非エッジ部のそれぞれに適した異なる欠陥検出感度で
欠陥の有無が検査される。
【0015】なお、前記2種類の閾値のうちエッジ部に
おける差分信号に対する閾値として差分信号の最大値よ
りも大きい値を選択すると、エッジ部では欠陥検出が行
なわれず、非エッジ部における欠陥のみが検出される。
一方、非エッジ部における差分信号に対する閾値として
差分信号の最大値よりも大きい値を選択すると、非エッ
ジ部では欠陥検出が行なわれず、エッジ部における欠陥
のみが検出される。したがって、例えばメッシュ等のよ
うにそのパターンのエッジ部のみを検査すればよいよう
な検査対象物に対しては、非エッジ部における差分信号
に対する閾値として差分信号の最大値よりも大きい値が
選択される。
おける差分信号に対する閾値として差分信号の最大値よ
りも大きい値を選択すると、エッジ部では欠陥検出が行
なわれず、非エッジ部における欠陥のみが検出される。
一方、非エッジ部における差分信号に対する閾値として
差分信号の最大値よりも大きい値を選択すると、非エッ
ジ部では欠陥検出が行なわれず、エッジ部における欠陥
のみが検出される。したがって、例えばメッシュ等のよ
うにそのパターンのエッジ部のみを検査すればよいよう
な検査対象物に対しては、非エッジ部における差分信号
に対する閾値として差分信号の最大値よりも大きい値が
選択される。
【0016】第2の周期性パターン検査装置では、第1
の2値化回路により前記差分信号が2値化されて出力さ
れ、これと同時に、第2の2値化回路により前記差分信
号が2値化されて出力される。選択手段は、前記エッジ
信号に基づき第1及び第2の2値化回路の出力のいずれ
かを選択し、これにより、選択された出力が欠陥信号と
して2値化手段から出力される。
の2値化回路により前記差分信号が2値化されて出力さ
れ、これと同時に、第2の2値化回路により前記差分信
号が2値化されて出力される。選択手段は、前記エッジ
信号に基づき第1及び第2の2値化回路の出力のいずれ
かを選択し、これにより、選択された出力が欠陥信号と
して2値化手段から出力される。
【0017】第3の周期性パターン検査装置では、第1
及び第2の周期性パターン検査装置と同様にして、差分
信号及びエッジ信号が生成される。差分信号は、2値化
手段により、所定の閾値に基づいて2値化される。この
2値化信号は、出力ON/OFF手段により、エッジ信
号に基づき、欠陥信号として出力されるか否かが切り換
えられる。この出力ON/OFF手段による出力の切換
により、エッジ部のみの検査と非エッジ部のみの検査と
が選択的に行なわれる。
及び第2の周期性パターン検査装置と同様にして、差分
信号及びエッジ信号が生成される。差分信号は、2値化
手段により、所定の閾値に基づいて2値化される。この
2値化信号は、出力ON/OFF手段により、エッジ信
号に基づき、欠陥信号として出力されるか否かが切り換
えられる。この出力ON/OFF手段による出力の切換
により、エッジ部のみの検査と非エッジ部のみの検査と
が選択的に行なわれる。
【0018】
【実施例】図3は、本発明の一実施例である周期性パタ
ーン検査装置の全体構成を示すブロック図である。この
周期性パターン検査装置は、画像入力部50と、エッジ
信号生成部12と、遅延部14と、比較2値化部16
と、ホストコンピュータ60及びそれに接続されたCR
T61、キーボード62と、から構成される。
ーン検査装置の全体構成を示すブロック図である。この
周期性パターン検査装置は、画像入力部50と、エッジ
信号生成部12と、遅延部14と、比較2値化部16
と、ホストコンピュータ60及びそれに接続されたCR
T61、キーボード62と、から構成される。
【0019】画像入力部50の内部構成は図8に示した
前述の従来例と同様であり、従来例と同様の動作により
検査対象物54のパターンが読み取られ、検査対象物5
4のパターンを表わすデジタル信号が画像信号SAとし
て画像入力部50から出力される。遅延部14も従来例
と同様の構成であり、画像信号SAを入力してその1周
期遅延信号SBを出力する。
前述の従来例と同様であり、従来例と同様の動作により
検査対象物54のパターンが読み取られ、検査対象物5
4のパターンを表わすデジタル信号が画像信号SAとし
て画像入力部50から出力される。遅延部14も従来例
と同様の構成であり、画像信号SAを入力してその1周
期遅延信号SBを出力する。
【0020】エッジ信号生成部12は、画像信号SAを
入力して検査対象物54のパターンのエッジ部か否かを
示すエッジ信号Seを出力する。図2は、このエッジ信
号生成部12の内部構成の一例を示す。このエッジ信号
生成部12は、画像信号SAの各画素に対応するパルス
から成るクロック信号(以下「画素クロック」という)
に同期して動作し、主走査方向Xに3画素だけ離れた二
つの画素の値の差をとって、その差の絶対値が予め決め
られたエッジレベル設定値よりも大きいか否かを判断す
る。すなわち、画像入力部50から出力された画像信号
SAは、フリップフロップアレイ31から成る3段のシ
フトレジスタにより主走査方向Xに3画素分だけ遅延
し、この遅延した画像信号と遅延のない画像信号SAと
が減算器34に入力される。減算器34は、これら二つ
の画像信号の差の絶対値を信号値とする信号を作成し、
これを比較器36の一方の入力端子に入力する。比較器
36の他方の入力端子には、予め決められたエッジレベ
ル設定値がホストコンピュータ60から入力される。比
較器36は、減算器34から入力された信号の値がエッ
ジレベル設定値よりも大きい期間のみ'1'となり、それ
以外の期間では'0'となる信号を出力する。しかし、エ
ッジ部を表わす画像信号の立ち上がり及び立ち下がりの
開始部分及び終了部分において減算器34から入力され
た信号の値がエッジレベル設定値よりも小さくなるた
め、比較器36の出力信号は画像信号SAがエッジ部を
表わす全期間において'1'とはならない。そこで本実施
例では、比較器36の出力信号をフリップフロップ32
から成る所定段数のシフトレジスタに入力し、ORゲー
ト38によってこのシフトレジスタを構成するフリップ
フロップ32の各出力信号の論理和をとる。これによ
り、比較器36の出力信号が'1'となる期間(以下「ア
クティブ期間」という)を拡大したエッジ信号Seが得
られる。フリップフロップ32から成るシフトレジスタ
の段数は、このエッジ信号Seのアクティブ期間が確実
にエッジ部の期間をカバーできる長さとなるように設定
されている。また、このアクティブ期間は、ホストコン
ピュータ60から比較器36に入力されるエッジレベル
設定値により調整することができる。
入力して検査対象物54のパターンのエッジ部か否かを
示すエッジ信号Seを出力する。図2は、このエッジ信
号生成部12の内部構成の一例を示す。このエッジ信号
生成部12は、画像信号SAの各画素に対応するパルス
から成るクロック信号(以下「画素クロック」という)
に同期して動作し、主走査方向Xに3画素だけ離れた二
つの画素の値の差をとって、その差の絶対値が予め決め
られたエッジレベル設定値よりも大きいか否かを判断す
る。すなわち、画像入力部50から出力された画像信号
SAは、フリップフロップアレイ31から成る3段のシ
フトレジスタにより主走査方向Xに3画素分だけ遅延
し、この遅延した画像信号と遅延のない画像信号SAと
が減算器34に入力される。減算器34は、これら二つ
の画像信号の差の絶対値を信号値とする信号を作成し、
これを比較器36の一方の入力端子に入力する。比較器
36の他方の入力端子には、予め決められたエッジレベ
ル設定値がホストコンピュータ60から入力される。比
較器36は、減算器34から入力された信号の値がエッ
ジレベル設定値よりも大きい期間のみ'1'となり、それ
以外の期間では'0'となる信号を出力する。しかし、エ
ッジ部を表わす画像信号の立ち上がり及び立ち下がりの
開始部分及び終了部分において減算器34から入力され
た信号の値がエッジレベル設定値よりも小さくなるた
め、比較器36の出力信号は画像信号SAがエッジ部を
表わす全期間において'1'とはならない。そこで本実施
例では、比較器36の出力信号をフリップフロップ32
から成る所定段数のシフトレジスタに入力し、ORゲー
ト38によってこのシフトレジスタを構成するフリップ
フロップ32の各出力信号の論理和をとる。これによ
り、比較器36の出力信号が'1'となる期間(以下「ア
クティブ期間」という)を拡大したエッジ信号Seが得
られる。フリップフロップ32から成るシフトレジスタ
の段数は、このエッジ信号Seのアクティブ期間が確実
にエッジ部の期間をカバーできる長さとなるように設定
されている。また、このアクティブ期間は、ホストコン
ピュータ60から比較器36に入力されるエッジレベル
設定値により調整することができる。
【0021】比較2値化部16は、従来例と同様、画像
信号SAとその1周期遅延信号SBとの差を求め、その差
の絶対値を信号値とする差分信号を得る。そして、この
差分信号の値が所定の閾値以上である部分に相当する位
置に欠陥が存在すると判定し、この判定結果に基づいて
欠陥の有無を示す欠陥信号Sdを出力する。ただし、従
来例と異なり、この欠陥判定の閾値は上記エッジ信号S
eによって切り換わる。この点については後で詳述す
る。
信号SAとその1周期遅延信号SBとの差を求め、その差
の絶対値を信号値とする差分信号を得る。そして、この
差分信号の値が所定の閾値以上である部分に相当する位
置に欠陥が存在すると判定し、この判定結果に基づいて
欠陥の有無を示す欠陥信号Sdを出力する。ただし、従
来例と異なり、この欠陥判定の閾値は上記エッジ信号S
eによって切り換わる。この点については後で詳述す
る。
【0022】ホストコンピュータ60、CRT61、及
びキーボード62の動作及び役割は、前記のエッジレベ
ル設定値をエッジ信号生成部12に入力する点を除けば
従来例と同様である。
びキーボード62の動作及び役割は、前記のエッジレベ
ル設定値をエッジ信号生成部12に入力する点を除けば
従来例と同様である。
【0023】前述のように、本実施例が図8の従来例と
異なるのは、比較2値化部16における欠陥判定の閾値
がエッジ信号Seによって切り換わる点である。以下で
は、この比較2値化部16の構成及び動作について説明
する。
異なるのは、比較2値化部16における欠陥判定の閾値
がエッジ信号Seによって切り換わる点である。以下で
は、この比較2値化部16の構成及び動作について説明
する。
【0024】図1は、比較2値化部16の内部構成を示
す図である。この比較2値化部16は、エッジ信号生成
部12と同様、画素クロックに同期して動作し、前述の
画像信号SA及びその1周期遅延信号SBとエッジ信号S
eに加えて、2種類の異なる閾値TH1、TH2を示す
二つの信号(以下、これらの信号もそれぞれ符号TH
1、TH2で示すこととする)がホストコンピュータ6
0から入力される。このうち画像信号SAとその1周期
遅延信号SBとは減算回路22によりそれらの差分がと
られ、両信号SA、SBの差の絶対値を信号値とする差分
信号が生成される。この差分信号は、タイミング調整回
路24によりエッジ信号Seとタイミングが調整された
後に、2値化回路26a及び26bの双方に入力され
る。2値化回路26a及び26bは、タイミング調整後
の差分信号を異なる閾値により2値化する。すなわち、
2値化回路26aには閾値信号TH1が、2値化回路2
6bには閾値信号TH2がそれぞれ入力され、2値化回
路26a、26bは、それぞれの閾値信号TH1、TH
2に基づいて2値化を行なう(以下、この2値化により
得られる信号を「差分2値化信号」という)。エッジ信
号Seは、このような2値化回路26a及び26bの出
力を制御するOE(Output Enable)信号として使用さ
れる。すなわち、2値化回路26aにはエッジ信号Se
が、2値化回路26bにはエッジ信号Seの論理反転信
号が、それぞれOE信号として入力される。これによ
り、エッジ信号Seが'1'のときは2値化回路26aの
みから差分2値化信号が出力され、エッジ信号Seが'
0'のときは2値化回路26bのみから差分2値化信号
が出力される。これらの差分2値化信号はORゲート2
7により合成される。合成された差分2値化信号は、そ
の2値化信号を遅延回路28によって検査対象物パター
ンの1周期分だけ遅延させた信号と共にANDゲート2
9に入力され、両入力信号の論理積の信号が欠陥信号S
dとしてANDゲート29から出力される。
す図である。この比較2値化部16は、エッジ信号生成
部12と同様、画素クロックに同期して動作し、前述の
画像信号SA及びその1周期遅延信号SBとエッジ信号S
eに加えて、2種類の異なる閾値TH1、TH2を示す
二つの信号(以下、これらの信号もそれぞれ符号TH
1、TH2で示すこととする)がホストコンピュータ6
0から入力される。このうち画像信号SAとその1周期
遅延信号SBとは減算回路22によりそれらの差分がと
られ、両信号SA、SBの差の絶対値を信号値とする差分
信号が生成される。この差分信号は、タイミング調整回
路24によりエッジ信号Seとタイミングが調整された
後に、2値化回路26a及び26bの双方に入力され
る。2値化回路26a及び26bは、タイミング調整後
の差分信号を異なる閾値により2値化する。すなわち、
2値化回路26aには閾値信号TH1が、2値化回路2
6bには閾値信号TH2がそれぞれ入力され、2値化回
路26a、26bは、それぞれの閾値信号TH1、TH
2に基づいて2値化を行なう(以下、この2値化により
得られる信号を「差分2値化信号」という)。エッジ信
号Seは、このような2値化回路26a及び26bの出
力を制御するOE(Output Enable)信号として使用さ
れる。すなわち、2値化回路26aにはエッジ信号Se
が、2値化回路26bにはエッジ信号Seの論理反転信
号が、それぞれOE信号として入力される。これによ
り、エッジ信号Seが'1'のときは2値化回路26aの
みから差分2値化信号が出力され、エッジ信号Seが'
0'のときは2値化回路26bのみから差分2値化信号
が出力される。これらの差分2値化信号はORゲート2
7により合成される。合成された差分2値化信号は、そ
の2値化信号を遅延回路28によって検査対象物パター
ンの1周期分だけ遅延させた信号と共にANDゲート2
9に入力され、両入力信号の論理積の信号が欠陥信号S
dとしてANDゲート29から出力される。
【0025】上記からわかるように本実施例の比較2値
化部16によると、検査対象物54のパターンにおける
エッジ部と非エッジ部とで欠陥検出の感度を変えること
ができる。すなわち、2値化回路26aと26bでの閾
値を独立に変えることができるため、 閾値TH1を閾値TH2の3倍程度の値に設定するこ
とにより、エッジ部に対する欠陥検出の感度を非エッジ
部に対する感度の1/3にする、 閾値TH1を差分信号の最大値よりも大きくすること
により、エッジ部での検査を行なわないようにする、 閾値TH2を差分信号の最大値よりも大きくすること
により、エッジ部周辺のみを検査するようにする、 閾値TH2を閾値TH1よりも大きくすることによ
り、エッジ部に対する検出の感度を非エッジ部に対する
感度よりも高くする、等の設定が可能である。
化部16によると、検査対象物54のパターンにおける
エッジ部と非エッジ部とで欠陥検出の感度を変えること
ができる。すなわち、2値化回路26aと26bでの閾
値を独立に変えることができるため、 閾値TH1を閾値TH2の3倍程度の値に設定するこ
とにより、エッジ部に対する欠陥検出の感度を非エッジ
部に対する感度の1/3にする、 閾値TH1を差分信号の最大値よりも大きくすること
により、エッジ部での検査を行なわないようにする、 閾値TH2を差分信号の最大値よりも大きくすること
により、エッジ部周辺のみを検査するようにする、 閾値TH2を閾値TH1よりも大きくすることによ
り、エッジ部に対する検出の感度を非エッジ部に対する
感度よりも高くする、等の設定が可能である。
【0026】上記の点について、従来例と同様に図9
(a)に示すような欠陥P及びQが存在する繰り返しパ
ターンをA−A線に沿って読み取った場合を例にとり、
以下に説明する。ただし、説明の便宜上、タイミング調
整回路24によるタイミング調整は考慮しないものとす
る。
(a)に示すような欠陥P及びQが存在する繰り返しパ
ターンをA−A線に沿って読み取った場合を例にとり、
以下に説明する。ただし、説明の便宜上、タイミング調
整回路24によるタイミング調整は考慮しないものとす
る。
【0027】図9(a)に示すようなパターンをA−A
線に沿って読み取ると、図9(b)に示すような画像信
号SAが得られ、比較2値化部16には、この画像信号
SAとこれを1周期分だけ遅延させた画像信号(図9
(c)に示す信号)SBとが入力される。そして、これ
らの差分信号として図4(a)に示すような信号が得ら
れる。一方、エッジ信号生成部12では、画像信号SA
から図4(b)に示すようなエッジ信号Seが生成され
る。差分信号は、このエッジ信号Seが'1'となる期間
すなわちエッジ部に対応する期間では、2値化回路26
aにより閾値TH1に基づいて2値化されて出力され、
エッジ信号Seが'0'となる期間すなわち非エッジ部に
対応する期間では、2値化回路26bにより閾値TH2
に基づいて2値化されて出力される。ここで閾値TH1
及びTH2が図4(a)に示すように設定されていると
すると、2値化回路26aから出力される差分2値化信
号は図4(c)に示すようになり、2値化回路26bか
ら出力される差分2値化信号は図4(d)に示すように
なる。したがって、これらを合成した信号すなわちOR
ゲート27から出力される論理和の信号は図4(e)に
示すようになり、この合成信号には欠陥Pと欠陥Qに対
応するパルスがそれぞれ2個ずつ現われる。この合成信
号は、これを遅延回路28によって1周期分遅延させた
信号と論理積がとられ、これにより、図4(g)に示す
ように、欠陥Pと欠陥Qに対応するパルスがそれぞれ1
個だけ現われる欠陥信号Sdが得られる。
線に沿って読み取ると、図9(b)に示すような画像信
号SAが得られ、比較2値化部16には、この画像信号
SAとこれを1周期分だけ遅延させた画像信号(図9
(c)に示す信号)SBとが入力される。そして、これ
らの差分信号として図4(a)に示すような信号が得ら
れる。一方、エッジ信号生成部12では、画像信号SA
から図4(b)に示すようなエッジ信号Seが生成され
る。差分信号は、このエッジ信号Seが'1'となる期間
すなわちエッジ部に対応する期間では、2値化回路26
aにより閾値TH1に基づいて2値化されて出力され、
エッジ信号Seが'0'となる期間すなわち非エッジ部に
対応する期間では、2値化回路26bにより閾値TH2
に基づいて2値化されて出力される。ここで閾値TH1
及びTH2が図4(a)に示すように設定されていると
すると、2値化回路26aから出力される差分2値化信
号は図4(c)に示すようになり、2値化回路26bか
ら出力される差分2値化信号は図4(d)に示すように
なる。したがって、これらを合成した信号すなわちOR
ゲート27から出力される論理和の信号は図4(e)に
示すようになり、この合成信号には欠陥Pと欠陥Qに対
応するパルスがそれぞれ2個ずつ現われる。この合成信
号は、これを遅延回路28によって1周期分遅延させた
信号と論理積がとられ、これにより、図4(g)に示す
ように、欠陥Pと欠陥Qに対応するパルスがそれぞれ1
個だけ現われる欠陥信号Sdが得られる。
【0028】従来、エッジ部においては、欠陥が存在し
ない場合でも差分信号が大きくなるため、欠陥が存在す
るものと誤って判定されることがあったが、上記のよう
に、エッジ信号Seによって差分信号の2値化の閾値を
変え、エッジ部に対応する閾値TH1を非エッジ部に対
応する閾値TH2よりも大きくすることすることより、
すなわち検出感度を下げる(例えば1/3程度にする)
ことにより、エッジ部における欠陥判定の誤りを防止す
ることができる。
ない場合でも差分信号が大きくなるため、欠陥が存在す
るものと誤って判定されることがあったが、上記のよう
に、エッジ信号Seによって差分信号の2値化の閾値を
変え、エッジ部に対応する閾値TH1を非エッジ部に対
応する閾値TH2よりも大きくすることすることより、
すなわち検出感度を下げる(例えば1/3程度にする)
ことにより、エッジ部における欠陥判定の誤りを防止す
ることができる。
【0029】次に、閾値TH1及びTH2が図5(a)
に示すように設定されている場合を考えると、エッジ信
号Seの論理反転信号をOE信号とする2値化回路26
bの出力信号は図5(d)に示すように上記と同様であ
るが、エッジ信号SeをOE信号とする2値化回路26
aの出力信号は、閾値TH1が差分信号の最大値よりも
大きいため、常に'0'となる。したがって、これらの合
成信号すなわちORゲート27から出力される論理和の
信号は図5(e)に示すようになり、この合成信号には
非エッジ部における欠陥Pに対応するパルスのみが2個
現われる。この合成信号とこれを1周期分遅延させた信
号との論理積がとられることにより、図5(g)に示す
ように、欠陥Pに対応するパルスが1個だけ現われる欠
陥信号Sdが得られる。以上からわかるように、非エッ
ジ部のみを検査すればよい検査対象物の場合には、図5
(a)に示すように閾値TH1を差分信号の最大値より
も大きい値に設定すればよい。これにより、エッジ信号
Se='0'の期間すなわち非エッジ部に対応する期間で
のみ欠陥検出が行なわれるため、エッジ部に対応する期
間において誤って欠陥が検出されることはない。
に示すように設定されている場合を考えると、エッジ信
号Seの論理反転信号をOE信号とする2値化回路26
bの出力信号は図5(d)に示すように上記と同様であ
るが、エッジ信号SeをOE信号とする2値化回路26
aの出力信号は、閾値TH1が差分信号の最大値よりも
大きいため、常に'0'となる。したがって、これらの合
成信号すなわちORゲート27から出力される論理和の
信号は図5(e)に示すようになり、この合成信号には
非エッジ部における欠陥Pに対応するパルスのみが2個
現われる。この合成信号とこれを1周期分遅延させた信
号との論理積がとられることにより、図5(g)に示す
ように、欠陥Pに対応するパルスが1個だけ現われる欠
陥信号Sdが得られる。以上からわかるように、非エッ
ジ部のみを検査すればよい検査対象物の場合には、図5
(a)に示すように閾値TH1を差分信号の最大値より
も大きい値に設定すればよい。これにより、エッジ信号
Se='0'の期間すなわち非エッジ部に対応する期間で
のみ欠陥検出が行なわれるため、エッジ部に対応する期
間において誤って欠陥が検出されることはない。
【0030】上記とは逆に、閾値TH1及びTH2が図
6(a)に示すように設定されている場合を考えると、
エッジ信号SeをOE信号とする2値化回路26aの出
力信号は、図6(c)に示すようになる。一方、エッジ
信号Seの論理反転信号をOE信号とする2値化回路2
6bの出力は、閾値TH2が差分信号の最大値よりも大
きいため、常に'0'となる。したがって、これらの合成
信号すなわちORゲート27から出力される論理和の信
号は図6(e)に示すようになる。この合成信号とこれ
を1周期分遅延させた信号との論理積がとられることに
より、図6(g)に示すように、エッジ部における欠陥
Qに対応するパルスが1個だけ現われる欠陥信号Sdが
得られる。以上からわかるように、メッシュ等のように
そのパターンのエッジ部のみを検査すればよい場合に
は、図6(a)に示すように閾値TH2を差分信号の最
大値よりも大きい値に設定すればよい。これにより、エ
ッジ信号Se='1'の期間すなわちエッジ部に対応する
期間でのみ欠陥検出が行なわれるため、非エッジ部に対
応する期間において誤って欠陥が検出されることはな
い。なお、図6(a)に示すように閾値TH1を設定し
た場合、2値化回路26aの出力信号及びORゲート2
7から出力される合成信号には、欠陥Qに対応するパル
スに加えて、欠陥が存在しないエッジ部に対するパルス
も現われる(図6(c)及び(e))。しかし、この合
成信号とこれを1周期分遅延させた信号との論理積がと
られることにより、欠陥が存在しないエッジ部に対する
パルスが消え、欠陥信号Sdには欠陥Qに対応するパル
スのみが現われる。
6(a)に示すように設定されている場合を考えると、
エッジ信号SeをOE信号とする2値化回路26aの出
力信号は、図6(c)に示すようになる。一方、エッジ
信号Seの論理反転信号をOE信号とする2値化回路2
6bの出力は、閾値TH2が差分信号の最大値よりも大
きいため、常に'0'となる。したがって、これらの合成
信号すなわちORゲート27から出力される論理和の信
号は図6(e)に示すようになる。この合成信号とこれ
を1周期分遅延させた信号との論理積がとられることに
より、図6(g)に示すように、エッジ部における欠陥
Qに対応するパルスが1個だけ現われる欠陥信号Sdが
得られる。以上からわかるように、メッシュ等のように
そのパターンのエッジ部のみを検査すればよい場合に
は、図6(a)に示すように閾値TH2を差分信号の最
大値よりも大きい値に設定すればよい。これにより、エ
ッジ信号Se='1'の期間すなわちエッジ部に対応する
期間でのみ欠陥検出が行なわれるため、非エッジ部に対
応する期間において誤って欠陥が検出されることはな
い。なお、図6(a)に示すように閾値TH1を設定し
た場合、2値化回路26aの出力信号及びORゲート2
7から出力される合成信号には、欠陥Qに対応するパル
スに加えて、欠陥が存在しないエッジ部に対するパルス
も現われる(図6(c)及び(e))。しかし、この合
成信号とこれを1周期分遅延させた信号との論理積がと
られることにより、欠陥が存在しないエッジ部に対する
パルスが消え、欠陥信号Sdには欠陥Qに対応するパル
スのみが現われる。
【0031】図7は、本実施例の周期性パターン検査装
置における比較2値化部16の他の構成例を示す図であ
る。この構成では、前述の図1の構成と同様、画像信号
SAとその1周期遅延信号SBとは減算回路72によりそ
れらの差分がとられ、差分信号がタイミング調整回路7
4を経た後に2値化される。しかし、2値化回路は1個
のみであり、2値化された信号が出力ON/OFF部8
0を経て、遅延回路86及びANDゲート87に入力さ
れる点が前述の図1の構成と異なる。すなわち、差分信
号は、2値化回路76により閾値TH1に基づいて2値
化された後に、出力ON/OFF部80に入力され、ホ
ストコンピュータ60から入力される非エッジON信号
SNEonとエッジON信号SEonとにより、エッジ部に対
応する差分2値化信号を出力するか否か、及び、非エッ
ジ部に対応する差分2値化信号を出力するか否かが制御
される。
置における比較2値化部16の他の構成例を示す図であ
る。この構成では、前述の図1の構成と同様、画像信号
SAとその1周期遅延信号SBとは減算回路72によりそ
れらの差分がとられ、差分信号がタイミング調整回路7
4を経た後に2値化される。しかし、2値化回路は1個
のみであり、2値化された信号が出力ON/OFF部8
0を経て、遅延回路86及びANDゲート87に入力さ
れる点が前述の図1の構成と異なる。すなわち、差分信
号は、2値化回路76により閾値TH1に基づいて2値
化された後に、出力ON/OFF部80に入力され、ホ
ストコンピュータ60から入力される非エッジON信号
SNEonとエッジON信号SEonとにより、エッジ部に対
応する差分2値化信号を出力するか否か、及び、非エッ
ジ部に対応する差分2値化信号を出力するか否かが制御
される。
【0032】出力ON/OFF部80は、Dフリップフ
ロップ81、82と、ANDゲート83、84と、OR
ゲート85とから構成され、2値化回路76から出力さ
れる差分2値化信号は、Dフリップフロップ81及び8
2に入力される。また、Dフリップフロップ81及び8
2の出力を制御するOE(Output Enable)信号とし
て、Dフリップフロップ81にはエッジ信号Seの論理
反転信号が、Dフリップフロップ82にはエッジ信号S
eがそれぞれ入力される。したがって、Dフリップフロ
ップ81からは、エッジ信号Seが'0'のときのみに差
分2値化信号が出力され、Dフリップフロップ82から
は、エッジ信号Seが'1'のときのみに差分2値化信号
が出力される。そして、Dフリップフロップ81の出力
信号はANDゲート83に入力されて非エッジON信号
SNEonと論理積がとられ、Dフリップフロップ82の出
力信号はANDゲート84に入力されてエッジON信号
SEonと論理積がとられ、これらの論理積の信号は、共
にORゲート85に入力されて論理和がとられる。この
論理和の信号は出力ON/OFF部80の出力信号とし
て出力される。したがって、非エッジON信号SNEonに
より、エッジ信号Se='0'のときの差分2値化信号す
なわち非エッジ部に対応する差分2値化信号を出力する
か否かが制御され、エッジON信号SEonにより、エッ
ジ信号Se='1'のときの差分2値化信号すなわちエッ
ジ部に対応する差分2値化信号を出力するか否かが制御
される。出力ON/OFF部80の出力信号は、前述の
図1の構成と同様、その出力信号を遅延回路86によっ
て検査対象物パターンの1周期分だけ遅延させた信号と
共にANDゲート87に入力され、両入力信号の論理積
の信号が欠陥信号SdとしてANDゲート87から出力
される。
ロップ81、82と、ANDゲート83、84と、OR
ゲート85とから構成され、2値化回路76から出力さ
れる差分2値化信号は、Dフリップフロップ81及び8
2に入力される。また、Dフリップフロップ81及び8
2の出力を制御するOE(Output Enable)信号とし
て、Dフリップフロップ81にはエッジ信号Seの論理
反転信号が、Dフリップフロップ82にはエッジ信号S
eがそれぞれ入力される。したがって、Dフリップフロ
ップ81からは、エッジ信号Seが'0'のときのみに差
分2値化信号が出力され、Dフリップフロップ82から
は、エッジ信号Seが'1'のときのみに差分2値化信号
が出力される。そして、Dフリップフロップ81の出力
信号はANDゲート83に入力されて非エッジON信号
SNEonと論理積がとられ、Dフリップフロップ82の出
力信号はANDゲート84に入力されてエッジON信号
SEonと論理積がとられ、これらの論理積の信号は、共
にORゲート85に入力されて論理和がとられる。この
論理和の信号は出力ON/OFF部80の出力信号とし
て出力される。したがって、非エッジON信号SNEonに
より、エッジ信号Se='0'のときの差分2値化信号す
なわち非エッジ部に対応する差分2値化信号を出力する
か否かが制御され、エッジON信号SEonにより、エッ
ジ信号Se='1'のときの差分2値化信号すなわちエッ
ジ部に対応する差分2値化信号を出力するか否かが制御
される。出力ON/OFF部80の出力信号は、前述の
図1の構成と同様、その出力信号を遅延回路86によっ
て検査対象物パターンの1周期分だけ遅延させた信号と
共にANDゲート87に入力され、両入力信号の論理積
の信号が欠陥信号SdとしてANDゲート87から出力
される。
【0033】図7に示した上記構成によると、 非エッジON信号SNEon='1'、エッジON信号SEo
n='1'とすることにより、エッジ部と非エッジ部の双
方において欠陥検出を行なう、 非エッジON信号SNEon='1'、エッジON信号SEo
n='0'とすることにより、エッジ部での欠陥検出を行
なわないようにする、 非エッジON信号SNEon='0'、エッジON信号SEo
n='1'とすることにより、エッジ部周辺でのみ欠陥検
出を行なう、 非エッジON信号SNEon='0'、エッジON信号SEo
n='0'とすることにより、エッジ部と非エッジ部のい
ずれにおいても欠陥検出を行なわないようにする、とい
う設定が可能である。そして、上記における動作は、
前述の図1の構成の場合の図5に示した動作に対応し、
上記における動作は、前述の図1の構成の場合の図6
に示した動作に対応する。
n='1'とすることにより、エッジ部と非エッジ部の双
方において欠陥検出を行なう、 非エッジON信号SNEon='1'、エッジON信号SEo
n='0'とすることにより、エッジ部での欠陥検出を行
なわないようにする、 非エッジON信号SNEon='0'、エッジON信号SEo
n='1'とすることにより、エッジ部周辺でのみ欠陥検
出を行なう、 非エッジON信号SNEon='0'、エッジON信号SEo
n='0'とすることにより、エッジ部と非エッジ部のい
ずれにおいても欠陥検出を行なわないようにする、とい
う設定が可能である。そして、上記における動作は、
前述の図1の構成の場合の図5に示した動作に対応し、
上記における動作は、前述の図1の構成の場合の図6
に示した動作に対応する。
【0034】以上のように図7の構成は、図1の構成と
比較すると、エッジ信号Seによって閾値を変えるとい
うことができないため、柔軟性、汎用性に欠けるが、少
ないハードウェアで実現することができるため、コスト
面において有利である。なお、処理速度において回路に
余裕がある場合には、2値化回路を一つだけ使用し、そ
の2値化回路に入力する閾値をエッジ信号Seによって
TH1とTH2とに切り換えることにより、図1の構成
と同様の機能を実現することができる。この構成は、図
1の構成と比較すると、処理速度において不利である
が、同一の機能を少ないハードウェアで実現することが
できるため、コスト面において有利である。
比較すると、エッジ信号Seによって閾値を変えるとい
うことができないため、柔軟性、汎用性に欠けるが、少
ないハードウェアで実現することができるため、コスト
面において有利である。なお、処理速度において回路に
余裕がある場合には、2値化回路を一つだけ使用し、そ
の2値化回路に入力する閾値をエッジ信号Seによって
TH1とTH2とに切り換えることにより、図1の構成
と同様の機能を実現することができる。この構成は、図
1の構成と比較すると、処理速度において不利である
が、同一の機能を少ないハードウェアで実現することが
できるため、コスト面において有利である。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る第1の周期性パターン検査
装置によれば、周期性パターンの検査において、エッジ
部か非エッジ部かによって欠陥の検出感度を変えること
ができるため、非エッジ部における欠陥の見逃しを抑え
つつ、エッジ部における欠陥の誤認を防止することがで
きる。また、エッジ部か非エッジ部かによって欠陥を検
出する/しないという切換を行なうことができるため、
検査対象物に応じてエッジ部のみ又は非エッジ部のみを
検査することができる。これにより、例えば、エッジ部
のみを検査すればよいような検査対象物に対しては、非
エッジ部における欠陥の誤認を回避することができる。
第2の周期性パターン検査装置によれば、第1及び第2
の2値化回路によって差分信号を常時2値化し、エッジ
信号に基づいていずれかを選択するので、閾値を逐次変
更する必要がなく、欠陥信号を高速に出力することがで
きる。第3の周期性パターン検査装置によれば、エッジ
部か非エッジ部かによって欠陥を検出する/しないとい
う切り換えを行なうことができるため、検査対象物に応
じてエッジ部のみ又は非エッジ部のみを検査することが
できる。そのため、検査不要領域における欠陥検出を禁
止し、そのような欠陥検出の誤報を防止することができ
る。
装置によれば、周期性パターンの検査において、エッジ
部か非エッジ部かによって欠陥の検出感度を変えること
ができるため、非エッジ部における欠陥の見逃しを抑え
つつ、エッジ部における欠陥の誤認を防止することがで
きる。また、エッジ部か非エッジ部かによって欠陥を検
出する/しないという切換を行なうことができるため、
検査対象物に応じてエッジ部のみ又は非エッジ部のみを
検査することができる。これにより、例えば、エッジ部
のみを検査すればよいような検査対象物に対しては、非
エッジ部における欠陥の誤認を回避することができる。
第2の周期性パターン検査装置によれば、第1及び第2
の2値化回路によって差分信号を常時2値化し、エッジ
信号に基づいていずれかを選択するので、閾値を逐次変
更する必要がなく、欠陥信号を高速に出力することがで
きる。第3の周期性パターン検査装置によれば、エッジ
部か非エッジ部かによって欠陥を検出する/しないとい
う切り換えを行なうことができるため、検査対象物に応
じてエッジ部のみ又は非エッジ部のみを検査することが
できる。そのため、検査不要領域における欠陥検出を禁
止し、そのような欠陥検出の誤報を防止することができ
る。
【図1】 本発明の一実施例における比較2値化部の内
部構成を示す図。
部構成を示す図。
【図2】 本発明の一実施例におけるエッジ信号生成部
の内部構成を示す図。
の内部構成を示す図。
【図3】 本発明の一実施例である周期性パターン検査
装置の全体構成を示すブロック図
装置の全体構成を示すブロック図
【図4】 本発明の一実施例における比較2値化部の動
作を説明するための信号波形図。
作を説明するための信号波形図。
【図5】 本発明の一実施例における比較2値化部の動
作を説明するための信号波形図。
作を説明するための信号波形図。
【図6】 本発明の一実施例における比較2値化部の動
作を説明するための信号波形図。
作を説明するための信号波形図。
【図7】 本発明の一実施例における比較2値化部の他
の構成例を示す図。
の構成例を示す図。
【図8】 従来の周期性パターン検査装置の全体構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図9】 従来の周期性パターン検査装置の動作を説明
するための信号波形図。
するための信号波形図。
12…エッジ信号生成部 14…遅延部 1
6…比較2値化部 22、72…減算回路 26a、26b、76…2
値化回路 50…画像入力部 54…検査対象物 8
0…出力ON/OFF部 SA …画像信号 Se …エッジ信号 S
d …欠陥信号 TH1、TH2…閾値
6…比較2値化部 22、72…減算回路 26a、26b、76…2
値化回路 50…画像入力部 54…検査対象物 8
0…出力ON/OFF部 SA …画像信号 Se …エッジ信号 S
d …欠陥信号 TH1、TH2…閾値
Claims (3)
- 【請求項1】 一定の周期で繰り返されるパターンを有
する検査対象物の欠陥を検出する検査装置であって、前
記パターンを表わす画像信号と前記パターンから整数周
期分だけ離れたパターンを表わす画像信号との差を信号
値とする差分信号を生成し、該差分信号に基づいて前記
欠陥の有無を判定して、前記欠陥の有無を示す欠陥信号
を出力する周期性パターン検査装置において、 a)前記差分信号を所定の2種類の閾値のいずれかに基
づいて2値化した信号を前記欠陥信号として出力する2
値化手段と、 b)前記パターンの微分画像の信号を2値化した信号を
エッジ信号として出力するエッジ検出手段と、 c)前記エッジ信号に基づき、前記2種類の閾値のうち
いずれか一方を選択する選択手段と、を備えることを特
徴とする周期性パターン検査装置。 - 【請求項2】 前記2値化手段は、前記2種類の閾値の
うちの一方の閾値に基づいて前記差分信号を2値化する
第1の2値化回路と、他方の閾値に基づいて前記差分信
号を2値化する第2の2値化回路とを有し、 前記選択手段は、前記エッジ信号に基づき第1の2値化
回路の出力と第2の2値化回路の出力とのいずれかを選
択する、ことを特徴とする請求項1に記載の周期性パタ
ーン検査装置。 - 【請求項3】 一定の周期で繰り返されるパターンを有
する検査対象物の欠陥を検出する検査装置であって、前
記パターンを表わす画像信号と前記パターンから整数周
期分だけ離れたパターンを表わす画像信号との差を信号
値とする差分信号を生成し、該差分信号に基づいて前記
欠陥の有無を判定して、前記欠陥の有無を示す欠陥信号
を出力する周期性パターン検査装置において、 a)前記差分信号を所定の閾値に基づいて2値化した信
号を生成する2値化手段と、 b)前記パターンの微分画像の信号を2値化した信号を
エッジ信号として出力するエッジ検出手段と、 c)前記エッジ信号に基づき、2値化手段により生成さ
れた信号を前記欠陥信号として出力するか否かを切り換
える出力ON/OFF手段と、を備えることを特徴とす
る周期性パターン検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13361494A JPH07318511A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 周期性パターン検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13361494A JPH07318511A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 周期性パターン検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07318511A true JPH07318511A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15108937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13361494A Pending JPH07318511A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 周期性パターン検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07318511A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007033073A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Hitachi High-Technologies Corp | 欠陥検査方法及び外観検査装置 |
JP2007078572A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 画像欠陥検査装置及び画像欠陥検査方法 |
CN100343658C (zh) * | 2002-03-15 | 2007-10-17 | Lg.菲利浦Lcd株式会社 | 测试液晶显示器面板的装置和方法 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP13361494A patent/JPH07318511A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100343658C (zh) * | 2002-03-15 | 2007-10-17 | Lg.菲利浦Lcd株式会社 | 测试液晶显示器面板的装置和方法 |
JP2007033073A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Hitachi High-Technologies Corp | 欠陥検査方法及び外観検査装置 |
JP2007078572A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 画像欠陥検査装置及び画像欠陥検査方法 |
JP4703327B2 (ja) * | 2005-09-15 | 2011-06-15 | 株式会社東京精密 | 画像欠陥検査装置及び画像欠陥検査方法 |
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