JPH0731751Y2 - 洗面化粧台のモール取り付け構造 - Google Patents

洗面化粧台のモール取り付け構造

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JPH0731751Y2
JPH0731751Y2 JP5043690U JP5043690U JPH0731751Y2 JP H0731751 Y2 JPH0731751 Y2 JP H0731751Y2 JP 5043690 U JP5043690 U JP 5043690U JP 5043690 U JP5043690 U JP 5043690U JP H0731751 Y2 JPH0731751 Y2 JP H0731751Y2
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JP
Japan
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apron
molding
locking piece
cabinet
vanity
Prior art date
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JP5043690U
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English (en)
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JPH049194U (ja
Inventor
隆一 木下
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は洗面化粧台に於いてカウンターのエプロンとキ
ャビネットの上端との間を仕舞うためにモールを取り付
ける構造に関するものである。
[従来の技術] 一般洗面化粧台は第6図(a)(b)(c)に示すよう
に構成されている。キャビネット1の上にはカウンター
2を載設してあり、カウンター2には洗面ボウル3を設
けてある。またカウンター2上には給水栓4を設けてあ
り、キャビネット1内には給水配管5や排水配管6を配
置してある。キャビネット1の前面には開閉自在な扉7
を設けてあり、カウンター2のエプロン8の前端縁下端
とキャビネット1の前面上部との間には前幕板9を貼っ
てある。このエプロン8の前端縁と前幕板9の上端との
間の継ぎ目やエプロン8の両側の側端縁とキャビネット
1の側板の上端との間の継ぎ目を奇麗に仕舞うためこの
部分に沿ってモールが取り付けられる。
従来、このモールの取り付けは第7図または第8図に示
すように行っている。第7図の従来例の場合、モール
A′を両面粘着テープTあるいは接着剤にてカウンター
2の外周面に沿って貼っている。第8図の従来例の場
合、モールA″は第8図(b)に示すように覆い部10
と、被挟持部11と、係止片12とで構成されており、モー
ルA″の覆い部10をエプロン8下端と前幕板9やキャビ
ネット1の側板の上端との間の外周面を覆うように配置
し、被挟持部11をエプロン8の下端と前幕板9やキャビ
ネット1の側板の上端との間に挟持し、係止片12をエプ
ロン8の裏面に係止させ、第8図(a)に示すように取
り付けていた。
[考案が解決しようとする課題] 第7図に示す従来例の場合モールA′を自由に曲げて取
り付けることができるが、モールA′の弾性(モールは
合成樹脂にて形成されている)にてモールA′が前方に
剥がれようとする力を受け、粘着や接着の不足があると
剥がれてしまうという問題がある。また第8図に示す従
来例の場合モールA″を曲げにくくてエプロン8の前端
縁と側端縁とのコーナー部で曲げることができないとい
う問題があった。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところはモールを確実且つ簡単に取り付
けることができ、しかもコーナー部でも容易に曲げてコ
ーナー部のアールに沿わせることができる洗面化粧台の
モール取り付け構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案洗面化粧台のモール取り
付け構造は、洗面化粧台のカウンター2の前端縁及び両
側の側端縁のエプロン8の下端と、キャビネット1の前
端縁及び両側の側端縁の上端との間にエプロン8に沿っ
てモールAを配設し、このモールAの前端の覆い部10で
エプロン8の下端とキャビネット1の上端との間を全長
に亘って覆い、モールAのエプロン8下端とキャビネッ
ト1の上端との間に挟まれる被挟持部11の後端より立ち
上げた係止片12をエプロン8の裏面に係止し、エプロン
8の前端縁と側端縁の間のコーナ部18で係止片12及び被
挟持部11に亘る切り欠き19を設けると共に被挟持部11の
切り欠き19の幅W1より係止片12の切り欠き19の幅W2を狭
くして係止片12の切り欠き19を介して隣合う端部12aを
近接させた。
[作用] 切り欠き19にてモールAに可撓性が付与され、モールA
を容易に曲げてエプロン8の前端縁と側端縁とのコーナ
ー部に沿わせることができる。また係止片12の切り欠き
19を介して隣合う端部が近接しているため切り欠き19を
設けても係止片12が係止する長さを長くして覆い部10を
外面に沿って密着させることができる。
[実施例] 洗面化粧台の全体の構造は従来例と同じである。カウン
ター2の開口14の下方には洗面ボウル3が配置してあ
り、取り付け金具15と取り付けねじ16にて洗面ボウル3
を取り付けてある。このカウンター2は人造大理石で形
成される場合エプロン8の厚さtは7〜20mm程度が強度
面から一般的である。モールAは塩化ビルニのような合
成樹脂の押し出し成形で形成され、覆い部10と被挟持部
11と係止片12を有する第3図(a)のような断面形状に
形成されている。このモールAは覆い部10がエプロン8
の前端縁及び側端縁の下端と前幕板9及びキャビネット
1の側板の上端との間を覆い、被挟持部11をエプロン8
下端と前幕板9及びキャビネット1の側板の上端との間
に挟持し、係止片12をエプロン8の背面に係止して取り
付けられている。このときモールAのc寸法がエプロン
8の厚さtより小さくしてあって、係止片12のばね力に
てエプロン8を挟み込む構造にしてある。そしてモール
Aのエプロン8の前端縁のアールに沿って沿わせる部分
に可撓性を持たせるために第3図(b)に示すように被
挟持部11及び係止片12の一部をプレス等で打ち抜いたり
して切り取り部13を適当な間隔で設けてある。切り取り
部13を切り取る寸法はモールAの材料の剛性やc寸法に
よって異なるが、被挟持部11に切り残し寸法dとして3
〜10mm程度残した寸法とするのがよい。d寸法として3
〜10mm残す理由は、被挟持部11を全て切り取った場合モ
ールAがその部分でのみ曲がり、曲がりがエプロン8に
沿った曲がり形状とならず凹凸となることによる。切り
取り部13を形成せず、残す部分の幅eはエプロン8への
取り付け強度を考えることができるだけ大きい方がよい
が、モールAの可撓性を損なわない寸法である約20mm程
度が好ましい。切り取り部13として除去する間隔fはで
きるだけ小さい方がよい。大きいと挟み込む間隔が大き
くなり、エプロン8とモールAとの間に隙間ができやす
いので200mm以下とするのが好ましい。またモールAの
エプロン8の前端縁と側端縁との間のコーナー部18に沿
う位置には第4図(a)に示すように被挟持部11と係止
片12とに亘る切り欠き19をプレス等で打ち抜いて設けて
ある。この切り欠き19は平面から見て覆い部10の方が幅
の広くなる逆台形状に形成してあり、被挟持部11の切り
欠き19の縁部が傾斜部20になっている。従って切り欠き
19の覆い部10側の幅W1が広く、係止片12側の幅W2が狭く
なって係止片12の切り欠き19を介して隣合う端部12aが
近接している。この切り欠き19にてモールAが自在に曲
がり、エプロン8の前端縁と側端縁との間のコーナー部
18のアールに沿って曲がる。このとき係止片12の端部12
aが近接しているので係止片12がエプロン8に係止する
長さができるだけ長くなり、第4図(b)に示すように
覆い部10を矢印のように引く力が働いて覆い部10が外面
に密着する。上記の実施例の場合切り欠き19を逆台形状
に設けたが、第5図に示すように矩形状の切り欠き19を
設けて係止片12の端部12aが近接するように係止片12を
切り欠く長さを短くしても係止片12の係止する長さを長
くして覆い部10が外面に密着するようにできる。
[考案の効果] 本考案は叙述の如く洗面化粧台のカウンターの前端縁及
び両側の側端縁のエプロンの下端と、キャビネットの前
端縁及び両側の側端縁の上端との間にエプロンに沿って
モールを配設し、このモールの前端の覆い部でエプロン
の下端とキャビネットの上端との間を全長に亘って覆
い、モールのエプロン下端とキャビネットの上端との間
に挟まれる被挟持部の後端より立ち上げた係止片をエプ
ロンの裏面に係止しているので、粘着テープや接着剤で
貼るものに比べて簡単且つ確実にモールを取り付けるこ
とができるのは勿論、エプロンの前端縁と側端縁の間の
コーナ部で係止片及び被挟持部に亘る切り欠きを設けて
いるので、コーナー部でモールを自在に曲げてモールを
コーナー部のアールに容易に沿わせることができるもの
であり、さらに被挟持部の切り欠きの幅より係止片の切
り欠きの幅を狭くして係止片の切り欠きを介して隣合う
端部を近接させているので、係止片のエプロンに係止す
る長さをできるだけ長くして覆い部を引き付けて覆い部
を外面に沿って密着させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部の断面図、第2図は同
上の底面図、第3図(a)は同上のモールの端面図、第
3図(b)はモールの平面図、第4図(a)は同上の切
り欠き部の拡大平面図、第4図(b)は同上のカウンタ
ーに取り付けた状態を説明する底面図、第5図は同上の
切り欠き部の他の実施例の平面図、第6図(a)(b)
(c)は洗面化粧台の平面図、正面図及び側断面図、第
7図は従来例の一部分解断面図、第8図(a)は他の従
来例の断面図、第8図(b)は従来例のモールの断面図
であって、1はキャビネット、2はカウンター、8はエ
プロン、10は覆い部、11は被挟持部、12は係止片、18は
コーナー部、19は切り欠きである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗面化粧台のカウンターの前端縁及び両側
    の側端縁のエプロンの下端と、キャビネットの前端縁及
    び両側の側端縁の上端との間にエプロンに沿ってモール
    を配設し、このモールの前端の覆い部でエプロンの下端
    とキャビネットの上端との間を全長に亘って覆い、モー
    ルのエプロン下端とキャビネットの上端との間に挟まれ
    る被挟持部の後端より立ち上げた係止片をエプロンの裏
    面に係止し、エプロンの前端縁と側端縁の間のコーナ部
    で係止片及び被挟持部に亘る切り欠きを設けると共に被
    挟持部の切り欠きの幅より係止片の切り欠きの幅を狭く
    して係止片の切り欠きを介して隣合う端部を近接させて
    成る洗面化粧台のモール取り付け構造。
JP5043690U 1990-05-15 1990-05-15 洗面化粧台のモール取り付け構造 Expired - Lifetime JPH0731751Y2 (ja)

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JPH049194U JPH049194U (ja) 1992-01-27
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