JP4267120B2 - 鏡押さえ部材構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室ユニットやシャワーユニット、あるいは、洗面台などに設置される鏡を固定するための鏡押さえ部材構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、浴室ユニットやシャワーユニットなどの壁パネルまたは洗面台には鏡が固定されている。例えば、図8に示すように、壁体1の鏡設置位置に合わせて断面鉤状に折曲形成された下鏡受け金具11をビスbを介して固定するとともに、断面鉤状に折曲形成された上鏡受け金具12をその長穴12aを通して緩やかにビスbを介して固定した後、鏡2を下鏡受け金具11に載置してその下端縁部両端近傍を保持し、次いで、上鏡受け金具12を強制的に押し下げて鏡2の上端縁部両端近傍を保持するものである。ここで、下鏡受け金具11および上鏡受け金具12にはパッキン13がそれぞれ配設されて、壁体1の表面に沿って設置された鏡2を弾性支持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような鏡の固定構造においては、鏡2の幅寸法に関係なく鏡2の四隅に下鏡受け金具11および上鏡受け金具12を固定して鏡2を保持することができるものの、上鏡受け金具12を長穴12aを利用して上方から押し下げて鏡2を保持することから、上鏡受け金具12は壁体1に対して完全に固定されておらず、壁体1の振動によって上鏡受け金具12が上方にずれ動くことがある。このような上鏡受け金具12のずれが繰り返されて動きが大きくなると、上鏡受け金具12が外れて鏡2が落下するおそれがある。
【0004】
なお、鏡受け金具を鏡の外方で壁体にビス止めすることも考えられるが、ビス止めするための脚部およびビスが露出し、意匠性が低下する問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、幅寸法の異なる複数種類の鏡を確実に保持してその脱落を防止することのできる鏡押さえ部材構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、壁体にビス止めされ、鏡を保持する鏡押さえ部材であって、該鏡押さえ部材は、鏡の表面側上端縁部もしくはその表面側下端縁部を覆って保持可能な押さえ部と、該押さえ部の上下一端縁に押さえ部の表面と連続する表面を形成して、かつ、押さえ部の厚みよりも大きな厚みを有して一体に設けられ、鏡の上端面もしくはその下端面と当接可能な当接部と、からなり、前記当接部には、左右方向の一端近傍にビス穴が形成されるとともに、その他端との間に設定間隔をおいて複数個のビス穴が形成され、また、押さえ部の表面および当接部の表面に左右方向の一端を基準として1本もしくは複数本の切断用ケガキ線が上下方向に形成され、幅寸法の異なる鏡に合わせて対応するケガキ線で切断された際に、左右方向の一端近傍のビス穴および複数個のビス穴から選択されたビス穴にビスをねじ込んで固定可能に構成したことを特徴とするものである。
【0007】
この発明によれば、鏡の幅寸法に対応する位置のケガキ線で鏡押さえ部材を切断することができ、切断された鏡押さえ部材の選択されたビス穴にビスをねじ込むことにより、壁体に簡単に固定することができる。この結果、単一の鏡押さえ部材を幅寸法の異なる複数種類の鏡に対応させることができることから、1種類の鏡押さえ部材を成型する成型金型を用意すればよく、コストを大幅に削減することができる。
【0008】
この際、鏡押さえ部材の押さえ部の裏面が鏡の表面側上下各端縁部を保持するとともに、その当接部の内面が鏡の上下端面に当接して支持することから、鏡を確実に保持してその脱落を防止することができる。
【0009】
請求項1記載の発明において、鏡押さえ部材の当接部の外面に係止溝が形成され、また、鏡押さえ部材の係止溝に対応して、鏡押さえ部材に装着可能な押さえ部材カバーに係止片が形成されると、鏡押さえ部材に押さえ部材カバーを装着することにより、鏡押さえ部材の係止溝に押さえ部材カバーの係止片が係止して押さえ部材カバーの脱落を確実に防止することができるとともに、鏡押さえ部材を覆って鏡押さえ部材を固定するビスを隠すことができ、見栄えを損なうことがない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1乃至図3には、本発明の鏡押さえ部材を用いた鏡の固定構造が示されている。
【0012】
この鏡の固定構造は、鏡2の上下各端縁近傍を押さえて保持するとともに、鏡2の上下端面に当接する鏡押さえ部材3と、該鏡押さえ部材3の裏面に配置されて鏡2および鏡押さえ部材3を弾性支持する複数個の鏡受けパッキン4と、鏡押さえ部材3に装着される押さえ部材カバー5と、から構成されている。
【0013】
鏡押さえ部材3は、正面より見て横長に形成され、鏡2の表面側上端縁部もしくはその表面側下端縁部を覆って保持する平板状の押さえ部31と、この押さえ部31の上下一端縁に押さえ部31の表面と連続する表面を形成して、かつ、押さえ部31の厚みよりも大きな厚みを有して一体に設けられた当接部32と、からなり、押さえ部31は、その裏面側先端縁が面取りされて鋭角状に形成されている他、当接部32には、左端近傍にビス穴Aがその厚み方向に形成されるとともに、その右端との間に設定間隔をおいて複数個(この実施形態においては5個)のビス穴B,C,D,E,Fがその厚み方向に形成されている。これらの各ビス穴A乃至Fは、図2に詳細に示すように、ビスbの頭部の外径に相当する内径の大径部321と、ビスbの頭部形状に対応する段差部322と、ビスbの軸径に相当する内径の小径部323とを有し、この実施形態においては、サラ頭のビスbが用いられることにより、段差部322の内周面は円錐面に形成されている。
【0014】
また、鏡押さえ部材3の押さえ部31および当接部32の表面には、後述する押さえ部材カバー5の前面部51の裏面と当接可能な凸部33が設定間隔をおいてそれらの上下端縁にわたって形成されている他、それらの左右一端を基準として設定間隔をおいて複数本(この実施形態においては2本)の切断用ケガキ線341,342がそれらの上下方向に形成されている。
【0015】
なお、凸部33の上下端縁も面取りされて鋭角状に形成されている。
さらに、当接部32の内面には、鏡2の上下端面と当接可能な複数本の凸部35(図2および図5参照)が、後述する鏡受けパッキン4と干渉しないように、設定間隔をおいて形成されている。
【0016】
このように形成された鏡押さえ部材3は、幅寸法の異なる複数種類の鏡2、具体的には、390mm,340mm,300mmの3種類の鏡2を固定する場合に使用することができる。すなわち、3種類の鏡2のうち、幅寸法が390mmの鏡2を固定する場合、鏡押さえ部材3はそのまま使用され、ビス穴A,C,Fにビスbがねじ込まれる。また、幅寸法が340mmの鏡2を固定する場合、鏡押さえ部材3は、外側のケガキ線342で切断され、ビス穴A,B,Dにビスbがねじ込まれる。さらに、幅寸法が300mmの鏡2を固定する場合、鏡押さえ部材3は、内側のケガキ線341で切断され、ビス穴A,B,Cにビスbがねじ込まれる。
【0017】
鏡受けパッキン4は、図4に詳細に示すように、ビス穴41aが形成された押さえ部材受け部41および切欠部421が形成された鏡受け部42を有し、クロロプレンゴムなどの弾性材料で一体に成形されている。そして、鏡受けパッキン4の押さえ部材受け部41は、当接部32の裏面に接触して支持するとともに、ビス穴A乃至Fにおける各小径部323の周囲を密封することができ、また、その鏡受け部42は、鏡2の裏面に接触して支持することができる。ここで、押さえ部材受け部41のビス穴41aは、ビスbの軸径に相当する穴径を有している。
【0018】
押さえ部材カバー5は、前面部51と、該前面部51の上下端縁にそれぞれ幅方向にわたって水平に延設された外面部52および内面部53と、これらの前面部51、外面部52および内面部53の左右端縁に延設された側面部54とを有して一体に成型されている。そして、押さえ部材カバー5の左右の側面部54の内面間隔は、鏡押さえ部材3の幅寸法よりも若干長く設定されているとともに、外面部52の奥行き寸法は、鏡押さえ部材3の押さえ部32の厚みよりも若干小さく設定され、また、内面部53の奥行き寸法は、凸部33と押さえ部31の厚みの和に略設定されている。さらに、側面部54は、前述した鏡押さえ部材3の左右端面を覆うように、略L字状に形成されている。
【0019】
なお、押さえ部材カバー5の外面部52の内面には、前述した鏡押さえ部材3の当接部32の外面に形成された係止突条32aに対応して同様な係止突条52a(図3参照)が形成されている他、その内面部53の内面先端縁には、設定間隔をおいて係止凸部53a(図3参照)が形成されている。このため、押さえ部材カバー5を鏡押さえ部材3に装着した際、その外面部52の係止突条52aと鏡押さえ部材3の係止突条32aが係合するとともに、その内面部53の係止凸部53aに鏡押さえ部材3の押さえ部31の面取りされた先端縁が乗り越えて係合し、押さえ部材カバー5の脱落を阻止するものである。
【0020】
なお、図1乃至図3の鏡押さえ部材3、鏡受けパッキン4および押さえ部材カバー5は、鏡2の上端縁を保持するものであり、鏡2の下端縁についても、同一の鏡押さえ部材3、鏡受けパッキン4および押さえ部材カバー5が使用される。ただし、鏡2の下端縁を保持する鏡押さえ部材3、鏡受けパッキン4および押さえ部材カバー5は、その上端縁を保持する鏡押さえ部材3、鏡受けパッキン4および押さえ部材カバー5とは上下反転して用いられる(図5参照)。
【0021】
次に、このように構成した鏡押さえ部材3、鏡受けパッキン4および押さえ部材カバー5を用いて、幅寸法が390mmの鏡2を固定する施工要領について説明する。
【0022】
まず、鏡押さえ部材3の当接部32の裏面側において、そのビス穴A,C,Fの各小径部323に鏡受けパッキン4のビス穴41aを合わせ、接着剤や両面テープなどを利用して鏡受けパッキン4を貼着する。次いで、鏡受けパッキン4を取り付けた鏡押さえ部材3を把持し、その押さえ部31の面取りされた他端縁を上方に向けるとともに、壁体1における鏡2の下端縁の固定位置に合わせて位置決めした後、当接部32のビス穴A,C,Fからビスbをねじ込み、鏡押さえ部材3を鏡受けパッキン4とともに壁体1に固定する。この場合、ビスbは、その頭部が各ビス穴A,C,Fの段差部322に達するまで打ち込まれ、鏡押さえ部材3の外面に突出することなく各ビス穴A,C,Fの内部に収容される他、鏡受けパッキン4が各ビス穴A,C,Fの小径部323の周囲に密着して当接部32およびビスbを密封する。
【0023】
次いで、鏡2を把持し、壁体1の表面に沿わせて下ろし、当接部32上に載置する。この際、鏡2の下端面が該当接部32の内面に形成された凸部35に支持されると同時に、その表面側下端縁部が鏡押さえ部材3の押さえ部31によって保持され、また、その裏面側下端縁部が3個の鏡受けパッキン4の鏡受け部42を圧縮して弾性支持される。このため、鏡2の下端縁部が鏡受けパッキン4によって弾性支持されると同時に、鏡押さえ部材3によって保持される。
【0024】
この後、鏡受けパッキン4を貼着したもう一つの鏡押さえ部材3を把持し、その押さえ部31と鏡受けパッキン4の鏡受け部42とが鏡2の上端縁部の表裏両面を挟み込むように上方から押し込んで取り付ける。鏡2の上端縁部に取り付けられた鏡押さえ部材3および鏡受けパッキン4は、同様に、ビス穴A,C,Fを通してビスbをねじ込むことにより、壁体1に固定される。
【0025】
このように、鏡2の上下端縁部をそれぞれ上下の鏡押さえ部材3によって保持したならば、押さえ部材カバー5を把持し、それぞれ各鏡押さえ部材3の前面から押し込むと、押さえ部材カバー5の外面部52の内面に形成された係止突条52aと鏡押さえ部材3の当接部32の外面に形成された係止突条32aが係合するとともに、押さえ部材カバー5の内面部53の内面に形成された係止凸部53aと鏡押さえ部材3の押さえ部31の面取りされた先端縁が係合することから、押さえ部材カバー5は脱落することなく保持される。この際、押さえ部材カバー5の前面部51の裏面は、鏡押さえ部材3に形成された凸部33と当接し、押さえ部材カバー5の係止凸部53aと鏡押さえ部材3の押さえ部31の先端縁との係合状態が位置決めされる。
【0026】
この結果、鏡押さえ部材3を壁体1にビス止めすることにより、鏡2を鏡受けパッキン4によって弾性支持しつつ簡単に固定することができる。この際、ビスbは、鏡受けパッキン4によって水密性が確保されるとともに、鏡押さえ部材3は、押さえ部材カバー5によって覆われることから、ビスbなどが露出することがなく、見栄えを損なうことがない。
【0027】
また、幅寸法が340mmの鏡2を固定する場合は、鏡押さえ部材3を外側のケガキ線342で切断した後、鏡押さえ部材3の当接部32の裏面側において、そのビス穴A,B,Dの各小径部323に鏡受けパッキン4をそのビス穴41aを合わせて貼着し、前述した要領でビス穴A,B,Dにビスbをねじ込んで鏡2を固定すればよい。さらに、幅寸法が300mmの鏡2を固定する場合は、鏡押さえ部材3を内側のケガキ線341で切断した後、鏡押さえ部材3の当接部32の裏面側において、そのビス穴A,B,Cの各小径部323に鏡受けパッキン4をそのビス穴41aを合わせて貼着し、前述した要領でビス穴A,B,Cにビスbをねじ込んで鏡2を固定すればよい。
【0028】
この場合、鏡押さえ部材カバー5は、鏡2の幅寸法に対応して切断された鏡押さえ部材3に装着可能な寸法に成型されている。
【0029】
以上のように、1種類の鏡押さえ部材3を用いて幅寸法の異なる3種類の鏡2を固定することができることから、各鏡2の幅寸法に合わせて鏡押さえ部材3を成型するための成型金型を用意する必要がなく、コストを大幅に削減することができる。
【0030】
なお、前述した実施形態においては、幅寸法の異なる3種類の鏡2を固定する鏡押さえ部材3について説明したが、3種類の鏡2を固定する場合に限定するものではなく、2種類あるいは4種類以上の鏡2を固定することができるように、ビス穴およびケガキ線を形成することもできる。
【0031】
ところで、前述した実施形態においては、押さえ部材カバー5を成型品で例示したが、ステンレス鋼板などの耐腐食性に優れた金属板で形成することもできる。
【0032】
以下、このような金属板で形成された押さえ部材カバー6について図6に基づいて説明する。
【0033】
この押さえ部材カバー6は、ステンレス鋼板を折り曲げ加工して断面略コ字状に形成され、前面部61と、該前面部61の上下端縁にそれぞれ幅方向にわたって水平に延設された外面部62および内面部63と、から構成されている。そして、押さえ部材カバー6の外面部62の奥行き寸法は、鏡押さえ部材3の当接部32の厚みよりも若干小さく設定されている他、内面部63の奥行き寸法は、凸部33と押さえ部31の厚みの和に略設定されている。また、外面部62には、その幅方向に間隔をおいて複数個のコ字状の切り込みが形成されることによって複数個の係止片621を有している。この係止片621は、前面部61に向かって下り勾配となるように折り曲げられており、このため、鏡押さえ部材3に装着する際、弾性変形して鏡押さえ部材3に抵抗を与えることなく容易に嵌め込むことができる。
【0034】
一方、鏡押さえ部材3の当接部32の外面には、前述した係止片621に対応してその先端を係止することができるように、幅方向にわたって係止溝32bが形成されている。
【0035】
したがって、押さえ部材カバー6を把持して鏡押さえ部材3に嵌め込むことにより、押さえ部材カバー6の加工精度が多少ばらついても、その外面部62の係止片621が鏡押さえ部材3の当接部32の外面に形成された係止溝32bに係止し、鏡押さえ部材3から押さえ部材カバー6が脱落することを確実に防止することができるものである。
【0036】
この場合、押さえ部材カバー6の外面部62に形成される係止片621の形状は、方形に限らず、三角形状や台形状に形成してもよく、また、鏡押さえ部材3の当接部32の外面に形成される係止溝32bの形状も任意である他、係止片621の形成位置に合わせて左右方向に間欠的に形成してもよい。
【0037】
この押さえ部材カバー6の厚みとしては、0.8mmを越えると、バネ弾性が大きくなって鏡押さえ部材3への装着に際して大きな力が必要になり、一方、0.3mm以下になると、先端がカミソリ状に鋭利となって危険を伴うことから、0.4〜0.8mmが好ましい。
【0038】
なお、前述した実施形態においては、鏡押さえ部材3を、平板状の押さえ部31と角棒状の当接部32によって成型した場合を例示したが、材料を削減するとともに、容易に切断できるように適宜の形状に形成することもできる。例えば、図7に示すように、ビス穴A乃至Fを包囲するボス32xと、このボス32xを上下から挟み込む2枚の補強辺32yと、これらの補強辺32yの前端縁間を接続する接続辺32zによって当接部32を形成し、この当接部32の接続辺32zの表面を押さえ部31の表面と連続するように一体に成型して鏡押さえ部材3を形成することもできる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明の鏡押さえ部材によれば、押さえ部が鏡の上下各端縁部を保持するとともに、当接部が鏡の上下端面に当接して支持することから、鏡を確実に保持してその脱落を防止することができる。そして、鏡の幅寸法に対応する位置のケガキ線で切断することができ、切断された鏡押さえ部材において、選択されたビス穴にビスをねじ込むことにより、壁体に簡単に固定することができる。この結果、単一の鏡押さえ部材を幅寸法の異なる複数種類の鏡に対応させることができることから、1種類の鏡押さえ部材を成型する成型金型を用意すればよく、コストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鏡押さえ部材を用いた鏡の固定構造を一部省略して示す分解斜視図である。
【図2】図1の鏡の固定構造におけるビス止め部分の断面図である。
【図3】本発明の鏡押さえ部材の裏面側を押さえ部材カバーとともに一部省略して示す分解斜視図である。
【図4】鏡受けパッキンの斜視図である。
【図5】本発明の鏡押さえ部材によって鏡の下端縁を保持する際の裏面側を一部省略して示す斜視図である。
【図6】押さえ部材カバーの変形例を一部省略して示す斜視図である。
【図7】本発明の鏡押さえ部材の変形例を一部省略して示す斜視図である。
【図8】従来の鏡の固定構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 壁体
2 鏡
3 鏡押さえ部材
31 押さえ部
32 当接部
32b 係止溝
321 大径部
322 段差部
323 小径部
341,342 ケガキ線
4 鏡押さえパッキン
5,6 押さえ部材カバー
621 係止片
A,B,C,D,E,F ビス穴
Claims (2)
- 壁体にビス止めされ、鏡を保持する鏡押さえ部材であって、該鏡押さえ部材は、鏡の表面側上端縁部もしくはその表面側下端縁部を覆って保持可能な押さえ部と、該押さえ部の上下一端縁に押さえ部の表面と連続する表面を形成して、かつ、押さえ部の厚みよりも大きな厚みを有して一体に設けられ、鏡の上端面もしくはその下端面と当接可能な当接部と、からなり、前記当接部には、左右方向の一端近傍にビス穴が形成されるとともに、その他端との間に設定間隔をおいて複数個のビス穴が形成され、また、押さえ部の表面および当接部の表面に左右方向の一端を基準として1本もしくは複数本の切断用ケガキ線が上下方向に形成され、幅寸法の異なる鏡に合わせて対応するケガキ線で切断された際に、左右方向の一端近傍のビス穴および複数個のビス穴から選択されたビス穴にビスをねじ込んで固定可能に構成したことを特徴とする鏡押さえ部材構造。
- 前記鏡押さえ部材を覆って押さえ部材カバーが装着され、該押さえ部材カバーには、鏡押さえ部材の当接部の外面に形成された係止溝に係止可能な複数個の係止片が形成されたことを特徴とする請求項1記載の鏡押さえ部材構造。
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