JPH0731707B2 - 筆記入力漢字修正方式 - Google Patents

筆記入力漢字修正方式

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JPH0731707B2
JPH0731707B2 JP62061148A JP6114887A JPH0731707B2 JP H0731707 B2 JPH0731707 B2 JP H0731707B2 JP 62061148 A JP62061148 A JP 62061148A JP 6114887 A JP6114887 A JP 6114887A JP H0731707 B2 JPH0731707 B2 JP H0731707B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 筆記入力漢字の書き方の誤り修正方式において、書き方
に誤りのある部分を修正するための修正入力を筆記入力
し、筆記入力漢字中の書き方に誤りのある部分のみを消
去し、正しい書き方の修正入力への書き換え、不足画の
追加等を行う。これにより、筆記入力漢字中の書き方が
正しい部分をそのまま保存して書き方に誤りのある部分
のみを修正することが可能となり、筆記入力漢字修正処
理を簡便に行うことができる。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、筆記入力された漢字の書き方における誤りを
修正する筆記入力漢字修正方式、特に、書き方の誤った
部分のみを簡単に修正する様にした筆記入力漢字修正方
式に関する。
〔従来の技術〕
文字認識装置において、筆記入力漢字に対し誤読文字や
リジェクト文字等の非正読文字が発生した場合は、これ
らの非正読文字を正しい書き方の漢字に修正することが
必要である。
また、漢字学習装置においては、筆記入力漢字の書き方
に誤りがあった場合、正しい書き方となる様に学習者に
修正させることにより、正しい漢字の書き方の学習を行
っている。
第11図は、この様な書き方に誤りのある筆記入力漢字を
修正する従来方式の基本構成をブロック図で示したもの
である。
第11図において、21は筆記入力部で、例えばディジタイ
ザで構成され、筆記入力された漢字をディジタルの文字
データに変換する。
22は文字データ部で、筆記入力又は修正された漢字の文
字データが格納される。
23は表示部で、文字データ部22にある文字を表示する処
理を行う。
24は一画消去指定部で、漢字一文字分のデータ全体を消
去する指示を行う。
25は一画消去指定部で、筆記入力された漢字の画数を一
画消去する指示を行う。
26は消去部で、一文字消去指定部24又は一画消去指定部
25から入力された各消去指示に従って、指定された一文
字全体又は文字中の一画を文字データ部22から消去する
処理を行う。一画消去の場合は、最終の入力画から順番
に消去される。
次に、第12図の筆記入力漢字修正処理動作説明図を参照
して、第11図の動作を説明する。第12図において、「表
示枠」には表示部23に表示される表示内容が示され、
「メッセージ」にはメッセージ部(図示せず)に表示さ
れるメッセージの内容が示される。〜は処理ステッ
プを示す。以下、第12図の処理ステップの順序に従っ
て、第11図の動作を説明する。
メッセージ部にメッセージ「漢字を書いて下さい」
が表示される。
利用者(例えば学習者)は、このメッセージを見
て、漢字の一文字を筆記入力部21に入力する。いま、正
しく楷書で入力すべき4画の漢字「王」を誤って図示の
様に3画からなるつづけ書きの「王」(誤漢字「X」の
Xには正しい書き方のXを記載して示すことにする。以
下同様である)を入力したものとする。
筆記入力部21は、つづけ書漢字「王」の文字データを筆
記画順に発生して文字データ部22に入力する。表示部23
には、この文字データ部22の文字データ即ちつづけ書き
漢字「王」が表示される。なお、「王」に付された小文
字1〜3は入力画順を参考として示したものであって、
実際には表示されない。
図示しない文字認識部は、つづけ書き漢字を認識するこ
とができないので、メッセージ部に図示の様に「認識で
きません」と表示する。
利用者は、このメッセージから、漢字「王」がつづ
け書きで書いたことが誤りであると判断して、筆記入力
漢字の修正を行う。この場合、つづけ書き漢字「王」全
体を消去して、改めて正しい書き方の漢字「王」を入力
する方法(a)と、最初に誤った画数以後の入力部分
だけを消去して入力し直す方法(b)のいずれか効率
の良い方の方法で修正が行われる。
aのつづけ書き漢字「王」全体を消去する場合は、利
用者は、一文字消去指定部24に一文字消去を指示する。
消去部26は、一文字消去指示部24からの一文字消去指示
信号を受けると、文字データ部22にあるつづけ書き漢字
「王」の文字データを全体として消去する。これにより
表示部23からもつづけ書き漢字「王」が消去される。
bの最初に誤った画数以後の入力部分を消去する場合
は、利用者は、一画消去部25に一画消去を指示する。
消去部26は、一画消去部25からの一画消去指示信号を受
けると、文字データ部22にあるつづけ書き漢字「王」の
文字データより最終に入力された一画(3画目)を消去
する。これにより、つづけ書き漢字「王」より最終に入
力された3画目のつづけ書き部分が消去され、図示の様
に、1画と2画部分だけが文字データ部22に残り、表示
部23に表示される。図示の例の場合は、誤った画数が最
終画であるので、一回の一画消去処理で済むことにな
る。もし、例えば6画文字の第3画目が誤っていたとき
は、利用者は表示部23の表示内容を見ながら一画消去処
理を繰り返し、所望の第3画目が消去されるまで、最終
の第6画より順番に消去して行く。また、第3画目と第
5画目が誤った場合も、最初に誤った3画まで消去さ
れ、第3画目から改めて入力し直される。
以上の消去処理が終ると、aの場合は、改めて4
画からなる漢字「王」全体を正しい書き方で筆記入力
し、bの場合は、第3画目のつづけ書き部分だけを、
図示の様に3画部分と4画部分に正しく分けて筆記入力
する。
正しい書き方で入力された漢字「王」の文字データが文
字データ部22に格納されると共に、表示部23に表示され
る。
図示しない文字認識部は、文字認識を行い、メッセ
ージ部に「王」と認識しました」と表示する。利用者
は、これにより入力した漢字「王」が正しい書き方であ
ることを知り、学習の場合は、漢字「王」の正しい書き
方を学習することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の筆記入力漢字修正方式は、漢字を修正する場合
は、前述の様にその漢字全体を消去して最初から書き直
す方法又は最後の画から最初に誤った画まですべて消去
し、最初に誤った画から改めて書き直す方法をとってい
た。
この様に、書き方の誤った部分だけを書き直すことがで
きず、途中の正しい部分までも消去して書き直していた
ため、修正に無駄が多くなり、孤立的な修正ができない
という問題があった。
本発明は、書き方に誤りがある部分のみを書き直すてこ
とにより簡便に漢字修正を行うことができる様に改良し
た筆記入力漢字修正方式を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の講じた解決手段を、第1図を参照して説明す
る。第1図は、本発明の基本構成をブロック図で示した
ものである。
第1図において、10は文字データ部で、筆記入力された
漢字のデータが格納される。
11は修正画データ部で、修正用に入力された修正画のデ
ータである修正画データが格納される。
12は部分パターン指示データ部で、筆記入力漢字中の部
分パターンを指示する部分パターン指示のデータである
部分パターン指示データが格納される。
13は消去記号データ部で、筆記入力漢字中の画又は部分
パターンを消去する消去記号のデータである消去記号デ
ータが格納される。
14は筆記漢字入力手段で、筆記入力漢字のデータを発生
して文字データ部10に格納し、修正入力データを分類し
て修正画データを修正画データ部11に格納し、部分パタ
ーン指示データを部分パターン指示データ部12に格納
し、消去記号データを消去記号データ部13に格納する処
理を行う。
15はセグメント対応部で、修正画データ部11のセグメン
トと文字データ部10のセグメントを対応づけ、文字デー
タ部10の文字データ中から対応づいた画部分のデータを
消去し、修正画データ部11中の対応づいた修正画には対
応した前記画部分の筆順を付加する処理を行う。なお、
セグメントは、画の一部で、交点、接点、屈曲点の間の
部分である。
16は消去対象データ消去手段で、修正画データ部11の修
正画と部分パターン指示データ部12の部分パターン指示
とを消去記号データ部13の消去記号と対応づけ、消去記
号と対応づいた修正画及び部分パターン指示の各データ
を修正画データ部11及び部分パターン指示データ部12か
ら消去し、消去記号と対応づいた部分パターン指示内の
部分パターンに該当する各画のデータを文字データ部10
より消去する処理を行う。
17は画追加部で、消去対象データ消去手段16による消去
処理のなされた修正画データ部11に残存する各修正画の
データを各修正画の筆順で文字データ部10に格納する処
理を行う。
18は部分パターン筆順分類部で、部分パターン指示デー
タ部12に残存する部分パターン指示に対応する部分パタ
ーンを文字データ部10より求め、この部分パターン内の
各面の筆順が最初の画から連続する様に編集する。
〔作用〕
本発明の作用を、第2図を参照し、書き方に誤りのある
誤漢字「休」を修正する場合を例にとって説明する。
第2図(A)は正しい書き方の漢字「休」を示したもの
で、小文字の1〜6は正しい筆順を示す(以下、他の漢
字においても同様である。)第2図(B)は書き方を誤
って入力された漢字「休」を示したもので、にんべん
「イ」の縦棒が誤ってはらい棒「ノ」の上に出ており、
部分パターン「木」の縦棒に誤って「はね」が付加さ
れ、かつ7画目の点が誤って付加されており、更に、筆
順が図示の様に誤っている。(なお、この書き方の誤っ
ている漢字「休」を誤漢字「休」と書くことは既に述べ
たとおりである。) 利用者により誤漢字「休」が筆記漢字入力手段14に筆記
入力されると、筆記漢字入力手段14は、誤漢字「休」の
文字データを発生して文字データ部10に格納される。
利用者は筆記漢字入力手段14より、誤漢字「休」を修正
する修正入力を筆記入力する。修正の仕方は種々あるが
(例えば、にんべんの部分は、部分パターン全体を消去
して修正する仕方と縦棒のみを修正する仕方がある)こ
こでは、にんべんの部分パターンは、全体を消去して書
き直すことにより修正され、部分パターン「木」縦棒は
「はね」のない正しい縦棒を修正画として入力すること
により修正され、7画目の点は消去することにより修正
され、また、「木」部内での筆順は合っているので、部
分パターン「木」の筆順を最初の画から連続する様に並
べ換えることにより修正されるものとする。
この様な修正を行う場合は、第2図(C)に示す様に、
「にんべん」の部分パターンを囲む部分パターン指示PP
1に更に「X」印の消去記号ME1を入力し、部分パターン
「木」の縦棒に対する修正画SE1、7画目の点に対する
修正画SE2と消去記号ME2及び部分パターン「木」を囲む
部分パターン指示PP2が、それぞれ修正入力として筆記
漢字入力手段14に入力される。これらの修正入力の入力
順序は任意でよく、消去記号は「X」印以外のものも用
いることができる。また、各修正画は、例えば、対応す
る文字部分をなぞり書きすることにより入力される。
筆記漢字入力手段14は、これらの修正入力のデータ(修
正データ)を分類して、修正画SE1及びSE2のデータ(修
正画データSED1及びSED2)を修正画データ部11に格納
し、部分パターン指示PP1及びPP2の各データ(部分パタ
ーン指示データPPD1及びPPD2)を部分パターン指示デー
タ部12に格納し、消去記号ME1及びME2のデータ(消去記
号データMED1及びMED2)を消去記号データ部13に格納す
る。
以上の処理が終ると、セグメント対応部15は、修正画デ
ータ部11のセグメントと文字データ部10のセグメントを
対応づけ、文字データ部10の文字データ中から対応づい
た画部分のデータを消去する処理を行う。
第2図(C)の場合は、誤漢字「休」の「木」の4画目
の縦棒と7角目の点に修正画SE1及びSE2がそれぞれ対応
づくので、文字データ部10から「木」部分の4画目の縦
棒と7画目の点の各文字データが消去される。
セグメント対応部15は、更に修正画データ部11中の対応
づいた各修正画のデータSDE1及びSED2に対応した文字部
分の筆順「4」及び「7」をそれぞれ付加する処理を行
う。
セグメント対応部15における以上の処理が終了すると、
消去対象データ消去部16は、修正画データ部11内の修正
画SE1及びSE2と部分パターン指示データ部12の部分パタ
ーン指示PP1及びPP2とを消去記号データ部13の消去記号
ME1及びME2と対応づけ、消去記号と対応づいた修正画及
び部分パターン指示の各データを修正画データ部11及び
部分パターン指示データ部12から消去し、更に、消去記
号と対応づいた部分パターン指示内の部分パターンに該
当する各文字データ部分を文字データ部10より消去する
処理を行う。
第2図(C)の場合、修正画SE2と消去記号ME2が対応づ
くので、修正画データ部11内の修正画SE2のデータ(SE
D2)が消去される。また、部分パターン指示PP1と消去記
号ME1が対応づくので、部分パターン指示データ部12内
の部分パターン指示PP1のデータ(PPD1)が消去される。
更に、この部分パターン指示PP1内の部分パターン即ち
「にんべん」に該当する各画のデータが、文字データ部
10より消去される。
消去対象データ消去部における以上の処理が終了する
と、画追加部17は、修正画データ部11に残っている各修
正画のデータを入力順番の筆順で、文字データ部10に格
納する。修正画データを格納する場合は、例えば、修正
画のうち既に文字データと対応づいたものが有れば、最
初に対応づいた修正画から連続して追加する。また、修
正画のうち既に文字データと対応づいたものが無けれ
ば、文字データの最後に連続して修正画を追加する様に
する。
第2図(C)の場合、修正画SE1のデータ(SED1)即ち
「木」部の縦棒の修正画データSED1が文字データ部10の
「木」部分の第4画目のデータ領域に格納される。修正
画SE2のデータ(SED2)即ち7画目の点に当る修正画デー
タSED2は消去されているので、文字データ部10に格納さ
れない。これにより、誤漢字「休」の「休」部分が正し
い画に修正される。なお、格納すべき修正画が複数存在
する場合は、修正画の入力順番の筆順で文字データ部10
に格納される。
画追加部17における以上の処理が終了すると、部分パタ
ーン筆順分類部18は、部分パターン指示データ部11に残
存する部分パターン指示PP2に対応する「木」の部分パ
ターンを文字データ部10より求め、この部分パターン
「木」の筆順が最初の画から連続する様に編集する。
第2図(C)の場合、部分パターン「木」の筆順は“2
→4→5→6"と不連続になっているので、これを連続す
る筆順“2→3→4→5"に編集する処理が行われる。な
お、部分パターンが複数存在する場合は、部分パターン
の筆記順に部分パターンの筆順を並べ換える様にする
(この点については、実施例の項で説明する。) 以上の処理が狩猟すると、通常は誤漢字に対する修正処
理は終了するが、第2図(C)の場合の様に、部分パタ
ーン指示PP1による部分パターンの消去が行われた場合
には、その部分パターン即ち「にんべん」部分の修正処
理が未終了であるので、この「にんべん」の部分パター
ンを修正するために、前述の各処理が再度実行される。
即ち、筆記漢字入力手段14を修正モードにして、正しき
書き方のにんべん「イ」が修正入力として筆記入力され
て、修正画データ部11に格納される。
セグメント対応部15は、修正画データ部11のにんべん
「イ」の各修正面のセグメントを文字データ部10の各セ
グメントを対応づけるが、この場合は対応づくセグメン
トが検出されないので、対応づくセグメトが存在せずと
して処理を終了する。
また、消去対象データ消去部16は、消去記号データ部13
に消去記号が存在しないので、具体的なデータ消去処理
に入ることなく処理を終了する。
次に、画追加部17は、修正画データ部11のにんべん
「イ」の各修正画のデータを、入力順番の筆順で文字デ
ータ部10におけるデータ領域の末尾に格納する。
一方、部分パターン筆順分類部18、部分パターン指示デ
ータ部12に部分パターン指示が存在しないので、具体的
な筆順修正処理に入ることなく処理を終了する。
この状態では、まだにんべん「イ」と「木」の部分の筆
順が逆である。そこで、さらに、にんべん「イ」と
「木」の部分の部分パターン指示の入力を順に行えば、
文字データ部10に格納された誤漢字「休」の文字データ
を、正しい書き方の漢字「休」の文字データに修正する
ことができる。
以上、誤漢字「休」の場合を例にとって本発明の作用を
説明したが、本発明は、この例の修正方式に限定される
ものではなく、更に、例えばつづけ書きや分け書き
等、画のつながりにおける誤りの修正、画の向きにお
ける誤りの修正、筆順における誤りの修正、画の交
わり、接し方における誤りの修正、はねにおける誤り
の修正、画の過不足誤りの修正等を行うことが出来る
(これらの各修正処理については、実施例の項において
具体的に説明する)。
以上の様にして、筆記入力した漢字の書き方に誤りがあ
る場合、書き方に誤りがある部分に対してのみ正しい書
き方の修正入力を筆記入力することにより、書き方に誤
りがある部分のみを正しい書き方に修正することが可能
となり、書き方の誤った筆記漢字を簡便に修正すること
ができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を、第3図〜第10図を参照して説明す
る。第3図は、本発明の一実施例の構成の説明図、第4
図〜第10図は、同実施例における各種の書き方誤りに対
する修正処理動作の説明図である。
(A)実施例の構成 第3図において、文字データ部10、修正画データ部11、
部分パターン指示データ部12、消去記号データ部13、筆
記漢字入力手段14、セグメント対応部15、消去対象デー
タ消去手段16、画追加部17及び部分パターン筆順分類部
18については、第1図で示したとおりである。
19は表示部で、筆記入力漢字や修正入力の他、各処理結
果が表示される。
筆記漢字入力手段14において、141は筆記入力部で、例
えばディジタイザで構成され、各漢字やその修正入力が
筆記入力されてそれぞれのデータを発生する。142はモ
ード選択部で、漢字の筆記入力が行われる入力モードと
修正入力の筆記入力が行われる修正モードの指定が行わ
れる。143は修正データ部で、修正入力データが格納さ
れる。144はデータ分類部で、筆記入力部141より入力さ
れたデータを分類し、入力モード時は筆記入力漢字のデ
ータを文字データ部10に格納し、修正モード時は修正入
力データを修正データ部143に格納する。145は修正デー
タ分類部で、修正データ部143の修正入力データを分類
して、修正画データは修正画データ部11に格納し、部分
パターン指示データは部分パターン指示データ部12に格
納し、消去記号データは消去記号データ部13に格納す
る。
消去対象データ消去手段16において、161は消去対象同
定部で、修正画データ部11の修正面と部分パターン指示
データ部12の部分パターン指示とを消去記号データ部13
の消去記号と対応づけ、消去記号と対応づいた修正画及
び部分パターン指示の各データを修正画データ部11及び
部分パターン指示データ部12から消去すると共に、消去
対象となった部分パターン指示のデータを部分パターン
消去部162に送る。
部分パターン消去部162は、消去対象となった部分パタ
ーン指示内の部分パターンに該当する各画のデータを文
字データ部10より消去する。
(B)実施例の動作 実施例の動作を、第4図〜第10図を参照し、(1)画の
つながりにおける誤りの修正、(2)画の向きにおける
誤り修正、(3)筆順における誤りの修正、(4)画の
交わり、接し方における誤りの修正、(5)はねにおけ
る誤りの修正、(6)画の過不足誤りの修正、(7)そ
の他の誤りの修正に分けて説明する。
これらの修正は、いずれも次のアルゴリズムによって処
理される。
〈前処理〉 修正入力を部分パターン指示と画指示に分類する。
修正入力のセグメントに筆記漢字のセグメントを対
応づける。
対応づかない修正入力のセグメントから消去記号を
分類する。
〈本処理〉 セグメントが対応した筆記漢字の画を消去する。
消去記号に対応した画及び消去記号に対応した部分
パターン指示内の部分パターンの画を消去する。
消去記号の付かない修正入力の画を追加する。
部分パターン指示内の部分パターンの画の筆順を連
続する様に並べ換える。
消去記号のない修正入力の各画を、入力の順番に筆
順を並べ換える。
これらの各アルゴリズムの処理は、第3図における次の
各部により行われる。
の処理は、修正データ部143、修正データ分類部145、
修正画データ部11及び部分パターン指示データ部12によ
って行われる。
の処理は、文字データ部10、修正画データ部及びセグ
メント対応部15によって行われる。
の処理は、修正データ部143、修正データ分類部145及
び消去記号データ部13によって行われる。
の処理は、文字データ部10、修正画データ部11及びセ
グメント対応部15によって行われる。
の処理は、文字データ部10、修正画データ部11、部分
パターンデータ指示部12、消去対象同定部161及び部分
パターン消去部162によって行われる。
の処理は、文字データ部10、修正画データ部11及び画
追加部17によって行われる。
の処理は、文字データ10部分パターン指示データ12部
及び部分パターン筆順分類部18によって行われる。
の処理は、文字データ部10、修正画データ部11及び画
追加部18によって行われる。
なお、この実施例では、とは平行して次の様に行わ
れる。
(i)修正画のうち既に文字データと対応づいたものが
有れば、最初に対応づいた修正画から連続して追加す
る。
(ii)修正画のうち既にデータと対応づいたものが無け
れば、文字データの最後に連続して修正画を追加する。
次に、各修正処理における共通動作について説明する。
利用者は、モード選択部142を入力モードに指定し、筆
記入力部141より、漢字を筆記入力する。
データ分類部144は、入力モード時は筆記入力部141から
入力された筆記漢字のデータを文字データ部10に格納す
る。この文字データ部10の文字データは、読み出されて
表示部19に表示される。
図示しない文字認識部は、入力された筆記漢字が認識で
きない場合は、ガイダンス部(図示せず)に認識できな
い旨提示し、利用者に修正入力を行うことを指示する。
利用者はモード選択部142を修正モードに切り換え、表
示部19に表示された筆記漢字から誤り部分を認識し、筆
記入力部141に補正入力を筆記入力する。この場合、先
に入力された筆記漢字の修正画部分をなぞり書きして修
正画が筆記入力される。これにより、修正画に対応する
筆記漢字の画を容易に検出することができる。なお、な
ぞり書きで漢字入力を効率良く行う方法として、例え
ば、同一出願によって提案された特願昭60−159879号、
同60−195450号、同61−143921号等がある。修正画につ
づいて、必要な消去記号や部分パターン指示等の修正入
力が筆記入力される。
データ分類部144は、修正モード時は筆記入力部141から
入力された各補正入力のデータを修正データ部143に格
納する。
修正データ部143の修正入力データは、読み出されて表
示部19に表示される。利用者は、表示部19を見ることに
より、所望の修正入力が行われたか否かをチェックする
ことができる。
修正入力処理が終ると、誤りの態様に応じて次に説明す
る各修正処理が行われる。なお、各修正処理における各
部の動作及び各部分間の動作の関連、前述の実施例の構
成及び本発明の作用の説明から明らかであるので、各修
正処理の説明におけては、これまでの説明から明らかな
動作についての説明は省略する。
また、各修正処理の説明図である第4図〜第10図の各漢
字に付記されている数字1,2,3等は筆順を示したもので
あり、s1,s2等は修正画の筆順を示すものである。ま
た、第4図〜第10図中の各(a)図は筆記入力された誤
漢字を示し、各(b)図は修正入力を示し、各(c)図
は正しい書き方の漢字を示したものである。
(1)画つながりにおける誤りの修正処理 画のつながりにおける誤りの修正処理を、第4図を参照
して説明する。第4図(A)は、つづけ書きにより画の
つながりに誤りを生じた場合であり、第4図(B)は、
つづけ書きすべき所を分け書きしたことにより画のつな
がりに誤りを生じた場合である。
(i)つづけ書き誤りの修正処理 第4図(A)の(A1)〜(A3)には、つづけ書き誤りのある
漢字「水」、「王」及び「石」の例が示されているが、
それらに対する修正処理は共通するので、(A3)の「王」
のつづけ書き誤り修正処理を例にとって説明する。正し
く書かれた漢字「王」は(A2)の(c)に示す様に4画で
あるが、筆記漢字3画目と4画目が誤ってつづけ書きさ
れて、(A2)の(a)に示す様に、全体が3画になってい
る。
(a)入力モードにおいて筆記入力された誤漢字「王」
のデータは、文字データ部10に格納される。
(b)修正モードにおいて筆記入力された(A2)の(b)
に示す修正画s1及びs2のデータは、修正画データ部11に
格納される(アルゴリズム)。
(c)セグメント対応部15は、修正画s1及びs2のセグメ
ントと対応した誤漢字「王」の3画(つづけ書部分)を
文字データ部10から消去する(アルゴリズム,)。
(d)画追加部17は、修正画データ部11にある修正画s1
及びs2のデータを文字データ部10に入力筆順に並べ換え
て入力する(アルゴリズム,)。
以上の修正処理により、文字データ部10中の誤漢字
「王」のデータは、(A2)の(c)に示す正しい書き方の
漢字「王」のデータに修正され、表示部19に表示され
る。なお、この誤漢字「王」の修正処理の場合は、前述
の各アルゴリズム以外のアルゴリズムの処理は、必要で
ないので行われない。
(ii)分け書き誤りの修正処理 正しく書かれた漢字「糸」は、第4図(B)の(c)に
示す様に6画であるが、筆記漢字は1画目と2画目が誤
って分け書きされて、(B)の(a)の示す様に全体が
6画となっている。
(a)入力モードにおいて、筆記入力された誤漢字
「糸」のデータは、文字データ部10に格納される。
(b)修正モードにおいて筆記入力された(B)の
(b)に示す修正画s1及びs2のデータは、修正画データ
部11に格納される(アルゴリズム)。
(c)セグメント対応部15は、修正画s1及びs2のセグメ
ントと対応した誤漢字「糸」の1,2画及び3,4画(分け書
き部分)を文字データ部10から消去する(アルゴリズム
,)。
(d)画追加部17は、修正画データ部11にある修正画s1
及びs2のデータを文字データ部10に入力筆順に並べ換え
て入力する(アルゴリズム,)。
以上の修正処理により、文字データ部10中の誤漢字
「糸」のデータは、(B)の(c)に示す正しい書き方
の漢字「糸」のデータに修正され、表示部19に表示され
る。なお、前述の各アルゴリズ以外のアルゴリズムの処
理は、必要でないので行われない。
(2)画の向きにおける誤り修正処理 画の向きにおける誤り修正処理を、第5図を参照して説
明する。第5図(A)及び(B)には、画の向きに誤り
のある漢字「比」及び「口」例が示されているが、それ
らに対する修正処理は共通するので、「比」の向き誤り
修正処理を例にとって説明する。
正しく書かれた漢字「比」は、第5図(A)の(c)に
示す様に4画であり、かつ、その3画目は図に矢印で示
す様に右上から左下の向きである(矢印は説明用に付記
したものである)。これに対し、筆記漢字の画数及び筆
順は正しいが、その3画目の向きが、(A)の(a)に
示す様に、誤って左下から右上の向きになっている。
(a)入力モードにおいて、筆記入力された誤漢字
「比」のデータは、文字データ部10に格納される。
(b)修正モードにおいて筆記入力された(A)の
(b)に示す修正画s1のデータは、修正画データ部11に
格納される(アルゴリズム)。
(c)セグメント対応部15は、修正画s1のセグメントと
対応した誤漢字「比」の3画のデータを文字データ部10
から消去する(アルゴリズム,)。
(d)画追加部17は、修正画データ部11にある修正画s1
のデータを文字データ部10に入力筆順に並べ換えて入力
する(アルゴリズム,)。
以上の修正処理により、文字データ部10中の誤漢字
「比」のデータは、(A)の(c)に示す正しい書き方
の漢字「比」のデータに修正され、表示部19に表示され
る。なお、前述の各アルゴリズム以外のアルゴルズムの
処理は、必要ないので行われない。
(3)筆順における誤りの修正処理 筆順における誤り修正処理を、第6図を参照して説明す
る。第6図において、(A)は,漢字「田」の3画目と
4画目の筆順を誤って、(A)の(a)に示す様に逆に
入力した場合である。(B)は、漢字「休」の「イ」部
と「木」部の部分パターンの筆記順を誤り、(B)の
(a)に示す様に「木」部を先に入力し、「イ」部を後
で入力した場合でる。(C)は、(C)の(a)に示す
様に、筆順が全体に誤っている場合である。(A)の場
合の修正処理は、これまでの各修正処理から明らかであ
り、(B)は(C)の修正処理から理解されるので、以
下、(C)の修正処理について説明する。
(a)入力モードにおいて、筆記入力された誤漢字
「休」のデータは、文字データ部10に格納される。
(b)修正モードにおいて筆記入力された(C)の
(b)に示す部分パターン指示PP1及びPP2のデータは、
部分パターン指示データ部12に格納される(アルゴリズ
ム)。この場合、部分パターン指示PP1とPP2は正しい
筆記順(最初にPP1、次にPP2)で入力することが必要で
ある。
(c)部分パターン筆順分類部18は、部分パターン指示
データ部11にある部分パターン指示PP1及びPP2に対応す
る部分パターン「イ」及び「木」のデータを文字データ
部に求め、各部分パターン内の筆順が最初の画から連続
する様に編集する。更に、この例の様に取り出された部
分パターンが複数存在する場合は、部分パターン指示PP
1及びPP2の筆記順に各部分パターンの筆記を並べ換える
(アルゴリズム)。以上の修正処理により、部分パタ
ーン「イ」及び「木」内の筆順は正しく並べ換えられ、
更に部分パターン「イ」の筆順に部分パターン「木」の
筆順がつづく様に並べ換えられるので、(C)の(c)
に示す様に、正しい筆順の漢字「休」に修正される。な
お、前述の各アルゴリズム以外のアルゴリズムの処理
は、必要ではないので行われない。
(4)画の交わり、接し方における誤りの修正処理 画の交わり、接し方における誤りの修正処理を、第7図
を参照して説明する。第7図において、(A)は、漢字
「女」の2画目が誤って3画の上に出た場合である。
(B)は漢字「下」の3画目が誤って2画目に接した場
合である。(C)は、漢字「才」の3画目の2画目より
出る部分が誤って少ない場合である。これらに対する修
正処理は共通であるので、(A)の漢字「女」の場合を
例にとって説明する。
(a)入力モードにおいて、筆記入力された誤漢字
「女」のデータは、文字データ部10に格納される。
(b)修正モードにおいて筆記入力された(A)の
(b)に示す修正画s1のデータは、修正データ分類部14
5に分類されて、修正画データ部11に格納される(アル
ゴリズム)。
(c)セグメント対応部15は、修正画s1のセグメントと
対応した誤漢字「女」の2画のデータを、文字データ部
10から消去する(アルゴリズム,)。
(d)画追加部17は、修正画データ部11にある修正角s1
のデータを文字データ部10に追加し、入力筆順に並べ換
える(アルゴリズム,)。修正角s1は2画の文字デ
ータと対応づいているので。2画の文字データ領域に入
れられる。
以上の修正処理により、文字データ部10中の誤漢字
「女」のデータは、(A1の(C)に示す正しい書き方の
漢字「女」のデータに修正され、表示部19に表示され
る。なお、前述の各アルゴリズム以外のアルゴリズムの
処理は、必要でないので行われない。
(5)はねにおける誤り修正処理 第8図は、はねにおける誤りの例を示したものである。
第8図(A)は、漢字「兄」の5画目のはね((A)の
(c)参照)が誤って省略された場合である((A)の
(a)参照)。(B)は、逆に漢字「木」の2画目
(B)の(c)参照)に誤ってはねが付加された場合で
ある((B)の(a)参照)。
これらに対する修正処理は、前述の(4)項の修正処理
と内容的に同じであるので、説明を省略する。
(6)画の過不足誤りに対する修正処理 画の過不足誤りに対する修正処理を、第9図を参照して
説明する。第9図において、(A)は画が過多の場合の
例であり、9角の漢字「専」に対し、(A)の(a)に
示す様に、誤って10画目の点が付加された場合である。
(B)は画が不足の場合の例であり、(B)の(c)に
示す様に12画の漢字「博」を書くべきところを、9画目
の点のない漢字((B)の(a)参照)を書いた場合で
ある。
(i)画が過多の場合の修正処理 画が過多の場合の修正処理を、第9図(A)を参照して
説明する。
(a)入力モードにおいて、筆記入力された誤漢字
「専」のデータは、文字データ部10に格納される。
(b)修正モードにおいて筆記入力された(A)の
(b)に示す修正画s1と消去記号MEのデータは修正デー
タ分類部145により分類され、修正画s1のデータは修正
角データ部11に格納され、消去記号MEのデータは消去記
号データ部13に格納される(アルゴリズム,)。
(c)セグメント対応部15は、修正画s1のセグメントと
対応した誤漢字「専」の第10画のデータを、文字データ
部10から消去する(アルゴリズム,)。
(d)消去対象同定部161は、修正画データ部11の修正
画と消去記号データ部13の消去記号とを対応づけ、消去
記号MEと対応づいた修正画s1のデータを修正画データ部
より消去する(アルゴリズム)。
(e)画追加部17は、修正画データ部11に残存する修正
画のデータを文字データ部10に追加する処理を行うが、
修正画s1は消去されて残存する修正画は存在しないの
で、修正画の追加処理が行われることなく処理は終了す
る。
以上の修正処理により、(A)の(a)に示す10画の誤
漢字「専」よりその10画目の点を消去して、(A)の
(c)に示す正しい9画の漢字「専」に修正することが
できる。
(ii)画が不足の場合の修正処理 画が不足の場合の修正処理を、第9図(B)を参照して
説明する。
(a)入力モードにおいて、筆記入力された誤漢字
「博」のデータは、文字データ部10に格納される。
(b)修正モードにおいて筆記入力された(B)の
(b)に示す修正画s1は、修正データ分類部145により
分類されて修正画データ部11に格納される(アルゴリズ
ム)。
(c)セグメント対応部15は、修正画s1のセグメントと
文字データ部10にある誤漢字「博」のセグメントとの対
応づけを行うが、対応するセグメントが検出されないの
で、対応するセグメント無しとして処理を終了する(ア
ルゴリズ)。
(d)画追加部17は、修正画データ部11にある修正画s1
のデータを文字データ部10に追加し、入力筆順に並べ換
える(アルゴリズム,)。この場合、修正画s1は文
字データ部10のセグメントと対応づかないので、文字デ
ータの最後に連続して追加される。
以上の修正処理により、(B)の(a)に示す11画の誤
漢字「博」のデータは、(B)の(c)に示す12画の正
しい漢字「博」のデータに修正される。なお、追加され
た「、」は12画目に入り、正しい筆順である9画目に入
らないが、認識が目的であれば、筆順に依らない文字認
識方式を用いて文字認識を行えば問題はない。または、
修正された漢字「博」を更に 及び「寸」に分け、ここの順番で部分パターン指示を行
えば、正しい筆順に修正することができる。
(7)その他の修正処理 第10図は、その他の修正処理の一例として、書き方を誤
った部分パターン全体を消去して書き直す場合を示した
ものである。
(c)に示す13画の漢字「夢」の1〜8画の部分の2と
6画及び3と7画を誤ってつづけ、(a)に示す様に11
画で書いたものに対し、その1〜6画の部分パターン
を、(b)に示す部分パターン指示PP及び消去記号MEに
よって消去して、この部分パターンを書き直す様にした
ものである。
(a)入力モードにおいて、筆記入力された誤漢字
「夢」のデータは、文字データ部10に格納される。
(b)修正モードにおいて筆記入力された(b)に示す
部分パターン指示PP及び消去記号MEは、修正データ分類
部145に分類されて、部分パターン指示PPのデータは部
分パターン指示データ部12に格納され、消去記号MEのデ
ータは消去記号データ部13に格納される(アルゴリズム
,)。
(c)消去対象同定部161は、部分パターン指示データ
部12の部分パターン指示と消去記号データ部13の消去記
号とを対応づけ、消去記号MEと対応づいた部分パターン
指示PPのデータを部分パターン指示部12から消去すると
共に、消去対象となった部分パターン指示PPのデータを
部分パターン消去部162に送る。部分パターン消去部162
は、部分パターン指示PP内の部分パターンに該当する文
字データ部分、即ち(a)又は(b)の1〜6画部分の
データを文字データ部10より消去する(アルゴリズム
)。
(d)(c)に示す正しい漢字「夢」の1〜8画部分に
対する修正画s1〜s8(図示せず)を修正入力として、
(c)に示す正しい筆順で筆記入力部141に入力する。
データ分類部144は、この修正入力のデータを修正デー
タ部143に格納する。
(e)修正データ分類部145は、修正入力データを分類
し、修正がs1〜s8を修正画データ部11に格納する(アル
ゴリズム)。
(f)セグメント対応部15は、修正がs1〜s8のセグメン
トと文字データ部にある誤漢字「夢」の残存データとの
対応づけを行うが、対応するセグメントが検出されない
ので、対応するセグメント無しとして処理を終了する
(アルゴリズム)。
(g)画追加部17は、修正画データ部11にある修正画s1
〜s8のデータを文字データ部10に追加し、入力筆順に並
べ変える(アルゴリズム,)。この場合、修正画s1
〜s8は文字データ部10のセグメントと対応づかないの
で、文字データの最後に連続して追加される。
以上の処理により、(a)に示す11画の誤漢字「夢」の
データは、(c)示す13画の正しい漢字「夢」のデータ
に修正される。なお、追加された修正画s1〜s8のデータ
は文字データ末部に追加されるので筆順は正しくならな
い。しかし、文字認識が目的であれば、筆順に依らない
文字認識方式を用いれば問題はない。または、修正され
た漢字「夢」を更に に分け、この順番で部分パターン指示を行えば、正しい
筆順に修正することができる。
以上各種の書き方誤りの修正処理について説明したが、
本発明は以上の態様の誤り修正処理に限定されるもので
はない。
〔発明の効果〕 以上説明した様に、本発明によれば次の諸効果が得られ
る。
(イ)書き方に誤りがある部分に対してのみ正しい書き
方の修正入力を筆記入力することにより、書き方に誤り
がある部分のみを正しい書き方に修正することができ
る。
(ロ)書き方に誤りがある部分についてのみ修正処理が
行われるので、誤り修正処理を簡便に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成の説明図、 第2図は本発明の筆記入力漢字修正処理動作の説明図、 第3図は本発明の一実施例の構成の説明図、 第4図は同実施例における画のつながり誤り修正処理動
作の説明図、 第5図は同実施例における画の向き誤り修正処理動作の
説明図、 第6図は同実施例における筆順誤り修正処理動作説明
図、 第7図は同実施例における画の交わり、接し方誤り修正
処理動作の説明図、 第8図は同実施例におけるはね誤り修正処理動作の説明
図、 第9図は同実施例における画の過不足誤り修正処理動作
の説明図、 第10図は同実施例におけるその他の誤り修正処理動作例
の説明図、 第11図は従来の筆記入力漢字修正処理方式の構成の説明
図、 第12図は従来の筆記入力漢字修正処理動作の説明図であ
る。 第1図及び第3図において、 10…文字データ部、11…修正画データ部、12…部分パタ
ーン指示データ部、13…消去記号データ部、14…筆記漢
字入力手段、15…セグメント対応部、16…消去対象デー
タ消去手段、17…画追加部、18…部分パターン筆順分類
部、19…表示部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆記入力された漢字の書き方における誤り
    を修正する筆記入力漢字修正方式において、 (a)筆記入力された漢字のデータが格納される文字デ
    ータ部(10)と、 (b)修正用に入力された修正画のデータが格納される
    修正画データ部(11)と、 (c)筆記入力漢字中の部分パターンを指示する部分パ
    ターン指示のデータが格納される部分パターン指示デー
    タ部(12)と、 (d)筆記入力漢字中の画又は部分パターンを消去する
    消去記号のデータが格納される消去記号データ部(13)
    と、 (e)筆記入力漢字のデータを発生して文字データ部
    (10)に格納し、修正入力データを分類して修正画のデ
    ータを修正画データ部(11)に格納し、部分パターン指
    示のデータを部分パターン指示データ部(12)に格納
    し、消去記号のデータを消去記号データ部(13)に格納
    する筆記漢字入力手段(14)と、 (f)修正画データ部(11)のセグメントと文字データ
    部(10)のセグメントを対応づけ、文字データ部(10)
    の文字データ中から対応づいた画部分のデータを消去
    し、修正画データ部(11)中の対応づいた修正画には対
    応した前記画部分の筆順を付加するセグメント対応部
    (15)と、 (g)修正画データ部(11)の修正画と部分パターン指
    示部(12)の部分パターン指示とを消去記号データ部
    (13)の消去記号と対応づけ、消去記号と対応づいた修
    正画及び部分パターン指示の各データを修正画データ部
    (11)及び部分パターン指示データ部(12)から消去
    し、消去記号と対応づいた部分パターン指示内の部分パ
    ターンに該当する各画のデータを文字データ部(10)よ
    り消去する消去対象データ消去部(16)と、 (h)消去対象データ消去部(16)による消去処理のな
    された修正画データ部(11)に残存する各修正画のデー
    タを各修正画の筆順で文字データ部(10)に格納する画
    追加部(17)と、 (i)消去対象データ消去部(16)による消去処理のな
    された部分パターン指示データ部(11)に残存する部分
    パターン指示データ部(11)に残存する部分パターン指
    示に対応する部分パターンを文字データ部(10)より求
    め、この部分パターン内の各画の筆順が最初の画から連
    続する様に編集する部分パターン筆順分類部(18)、 を備えたことを特徴とする筆記入力漢字修正方式。
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