JP2963589B2 - ジェスチャー処理装置およびジェスチャー処理方法 - Google Patents

ジェスチャー処理装置およびジェスチャー処理方法

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JP2963589B2
JP2963589B2 JP29615292A JP29615292A JP2963589B2 JP 2963589 B2 JP2963589 B2 JP 2963589B2 JP 29615292 A JP29615292 A JP 29615292A JP 29615292 A JP29615292 A JP 29615292A JP 2963589 B2 JP2963589 B2 JP 2963589B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面上でペン等による
手書きでの編集を行えるようにした情報処理装置であ
り、詳しくはジェスチャー処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示等の表示部分と、入力ペ
ン等との当接部位の座標を検出するタブレットとを一体
化した表示装置を備え、入力ペンにより直接編集できる
ように設定された情報機器、いわゆるペン情報入力方式
の情報機器が市場に現れている。したがって、上記表示
装置は、紙とペンを連想させるように、あたかも原稿用
紙での校正と同様のことを、上記タブレット上で実現で
きるものとなっており、上記のような情報機器として
は、例えばシャープ社製の日本語ワードプロセッサ"WV-
S200" 等が知られている。
【0003】これらのペン情報入力機器において、その
特性をより生かすための機能として、ジェスチャー機能
というものが考えられた。このようなジェスチャー機能
は、予め設定して記憶しておいた編集記号により、入力
ペンでタブレット上の所望する位置の文字等を、任意の
編集記号で描画することにより、表示装置上の文章を直
接的に編集できるようになっている。
【0004】したがって、上記ペン情報入力機器では、
各編集機能に対応する基本ストロークを予めジェスチャ
ーコマンドテーブルとして記憶しておき、入力ペンおよ
びタブレットを用いて入力されたイメージを、上記各基
本ストロークとそれぞれ比較して、そのイメージと所定
範囲内で一致する基本ストロークから、上記イメージに
対応する編集機能を検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ペン情
報入力機器では、例えば部分消去、移動、複写、アンダ
ーライン、スペース挿入など大量の文字列に対して処理
される編集機能の場合、そのような機能が実行された
後、編集前の元の状態に戻そうとしても、必ずしもその
元の状態に戻せるとは限らない。また、元の状態に戻す
ことができても、編集操作の途中や編集操作後では、ワ
ークフラグ等の動作状況が変化していることが多く、そ
れらを再設定したりするため、その復元操作が煩雑なも
のとなり、復元操作に手間取るという問題を生じてい
る。
【0006】また、上記ペン情報入力機器では、従来か
らの横書きだけではなく縦書きの文章に対しても、ジェ
スチャー機能による編集機能を付与しようとすると、横
書きと縦書きの文章を校正する際の編集記号が異なる場
合が多く、ジェスチャーコマンドテーブルに記憶してお
くコマンドとそれに対応する基本ストロークが増加す
る。これにより、入力されたイメージとの比較による、
対応するコマンドの検出処理に手間取り、処理時間が増
加するという問題と、ユーザーが記憶しておく基本スト
ローク数が増加することから、それらの認識率が低下す
るという問題も生じている。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ジェスチャー処理装置は、以上の課題を解決するため
に、座標入力手段から入力される連続する座標のストロ
ークを抽出するストローク抽出手段と、縦書き用と横書
き用とで異なる第1基本ストローク、及び、縦書き用と
横書き用とに共通の第2基本ストロークの各々に対応し
て編集コマンドを記憶したテーブル手段と、表示画面に
表示されている文書情報が縦書き文書であるか横書き文
書であるかを判定する書式判定手段と、抽出されたスト
ロークとテーブル手段に記憶された基本ストロークを照
合し最も近似する基本ストロークに対応する編集コマン
ドを認識するものであって、抽出されたストロークに近
似する基本ストロークが第1基本ストロークである場合
には書式判定手段の判定結果を用いたコマンド認識を行
い、抽出されたストロークに近似する基本ストロークが
第2基本ストロークである場合には書式判定手段による
判定結果によらず対応する編集コマンドを認識するジェ
スチャー認識手段と、表示画面に表示されている縦書き
又は横書きの文書情報を認識されたコマンドに従って編
集するジェスチャー編集処理手段とを備えるジェスチャ
ー処理装置である。
【0009】
【0010】請求項2記載のジェスチャー処理方法は、
座標入力手段から入力される連続する座標のストローク
を抽出し、抽出されたストロークを予め記憶された基本
ストロークと照合して最も近似する基本ストロークに対
応する編集コマンドを表示画面に表示された文書の書式
が縦書きであるか横書きであるかに応じて認識し、認識
された編集コマンドに従い表示画面に表示されている文
書情報を編集するジェスチャー処理方法であって、前記
基本ストロークは縦書き用と横書き用とで異なる第1基
本ストローク、及び、縦書き用と横書き用とに共通の第
2基本ストロークを含み、抽出されたストロークとの照
合により最も近似する基本ストロークが第1基本ストロ
ークである場合には書式判定手段の判定結果を用いたコ
マンド認識を行い、抽出されたストロークとの照合によ
り最も近似する基本ストロークが第2基本ストロークで
ある場合には書式判定手段による判定結果によらず対応
する編集コマンドを認識するようにしたことを特徴とす
るジェスチャー処理方法である。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を実施例1として図1ない
し図21に基づいて説明すれば、以下の通りである。 〔実施例1〕情報処理装置では、図2に示すブロック図
のように、プログラムを実行する中央処理装置(Centra
l Proccesing Unit 、以下、CPUという)1が設けら
れ、そのCPU1のバスライン18に、各種データを記
憶して読み出すためのRAM2、制御プログラムを格納
しておくROM3、プリンタ5を制御するプリンタコン
トローラ4、外部記憶手段としてのICカード6に対し
て読み書きするためのICカードインターフェース7、
およびフロッピーディスクドライブ(以下、FDDとい
う)8を制御するFDコントローラ9が接続されてい
る。
【0018】さらに、上記バスライン18には、入力手
段としてのキーボード10からの信号を上記バスライン
18に入力するためのキーインターフェース11と、液
晶ディスプレイ等の表示装置14を制御するための表示
コントロール15とが接続されている。
【0019】その上、上記バスライン18には、上記表
示装置14の画像上と当接して、情報を入力したり、選
択したりする入力ペン12からの信号をペン座標に変換
して上記バスライン18に入力するためのペンインター
フェース13が接続されており、よって、上記入力ペン
12は、上記画像上を示す、いわゆるポインティング機
能や、上記画像上に所定のイメージを描画することによ
り、画像上の情報を選択したり、編集記号を入力したり
できるジェスチャー機能のための入力手段となってい
る。
【0020】また、上記バスライン18には、手書き編
集インターフェース16が接続されており、その手書き
編集インターフェース16では、後に詳述するように、
上記の入力ペン12からのペン座標をそれぞれ示す各座
標データの信号により、メモリである手書き認識辞書
(記憶手段)17に予め記憶されている各基本ストロー
ク(基本イメージ)に基づいて、上記各座標データの認
識結果を上記バスライン18に出力するようになってい
る。
【0021】また、上記手書き認識辞書17では、文字
や記号を示す各基本ストロークが、後述する横書きジェ
スチャーコマンドテーブル27、縦書きジェスチャーコ
マンドテーブル34、手書き文字テーブル30というよ
うに内容により分類されてそれぞれ格納されている。
【0022】このような基本ストロークの例としては、
改行を示す編集記号である逆L字が、例えば図3に示す
ように、9×9の枡目のそれぞれ相当する座標位置に〇
で示したように埋まって、すなわち各枡目に相当する座
標での入力ペン12の通過の有る無しで示されている。
なお、上記の有る無しの判定においては所定の閾値が設
定されている。
【0023】なお、図示しないが、上記基本ストローク
は、一筆書きで描画できるように設定されて、その描画
方向、つまり、上記基本ストロークの両端の何れの一方
が起点であるかも記憶されている。
【0024】一方、図2に示すように、前記表示装置1
4の画面上に、その画面の各座標を検出するための透明
なタブレット19が一体的に形成されていて、上記タブ
レット19は、図4(a)に示すように、碁盤の目状に
各XY( 640×400 )座標が設定されていて、前記の表
示装置14の文字配列、例えば図4(b)に示す縦40
行、横80列に対応するようになっている。
【0025】これにより、図2に示す前記入力ペン12
の先端部が、上記タブレット19上に当接すると、その
タブレット19におけるペン座標が、前記ペンインター
フェース13にて検出され、座標コードに変換されてバ
スライン18に出力される。
【0026】なお、上記のタブレットの方式としては、
入力ペン12が当接して描画すると、その軌跡の各座標
が検出できるものであれば特に限定されないが、例えば
静電結合式タブレットや、電気ひずみおよび磁気ひずみ
式タブレット、また、感圧式や超音波式や電気機械式タ
ブレットも使用できる。
【0027】このような上記構成を用いて、表示装置1
4上に文章を作成する場合、キーボード10から入力さ
れた文字や記号が、キーインターフェース11にて所定
の文字コードや記号コードにそれぞれ変換されて、それ
ら各コードがCPU1(図1におけるテキスト編集部1
a)により一旦RAM2に順次格納される(図1におけ
るテキストメモリ2a)。
【0028】その後、そのRAM2に格納されたコード
を、キーボード10からの指示とROM3に格納されて
いるプログラムとに基づいて、CPU1が、表示装置1
4に表示できるようにRAM2上に再度配列する(図1
におけるビットマップメモリ2b)。続いて、上記RA
M2上の各コード配列を、表示コントロール15を介し
て表示装置14上に表示するようなっている。
【0029】また、上記構成では、このように一旦表示
装置14上に表示された文章を、キーボード10、表示
装置14上に設定されたアイコン領域からの入力された
指示、または後述する入力ペン12による指示により編
集できて、上記CPU1は、所定のプログラムおよび上
記指示に従って、RAM2におけるビットマップメモリ
2bの各コード配列を並べ換える、つまり編集すること
ができるようになっている。
【0030】次に、表示装置14上に表示されている文
章の編集を容易にするためのジェスチャー機能について
説明する。まず、図1に示すように、CRTや液晶等の
表示装置14と、その表示面上に設けられた透明なタブ
レット19とが一体に構成されたディスプレイタブレッ
ト20上で、その表示装置14上で表示されている文章
等の画像の所望の位置において、例えば編集記号を示す
イメージを入力ペン12にて描画する。
【0031】そのような描画の各座標データは、上記タ
ブレット19および入力ペン12に接続されている軌跡
座標抽出部21にて順次検出される。このとき、上記座
標データの内、上記入力ペン12とタブレット19とが
最初に当接したXY座標であるペンダウン座標が、図5
(a)に示すタブレット19におけるジェスチャー機能
の有効領域19a内であるか無効領域19b内であるか
を、上記軌跡座標抽出部21からの座標データが入力さ
れるジェスチャー判定部22にて判定される。
【0032】さらに、上記ジェスチャー判定部22で
は、上記のペンダウン座標が有効であると判定される
と、そのペンダウン座標が、表示装置14における各表
示画面に応じて設定され、入力ペン12により選択等が
実行される図5(b)に示すペンボタン領域19cであ
るか否かが判定される。
【0033】その後、上記ペンダウン座標が、前記の有
効領域19a内であり、かつ、上記のペンボタン領域1
9cでないことが判定されると、上記ジェスチャー判定
部22から座標データが入力される軌跡判定部23は、
ジェスチャー機能のONを示すジェスチャー機能ONフ
ラグをフラグ指示部24にセットする。
【0034】このフラグ指示部24に、ジェスチャー機
能ONフラグがセットされていると、上記の描画軌跡を
示す各座標データは、ペンダウン座標も含めて軌跡判定
部23に接続されている座標データバッファ25にそれ
ぞれ順次記憶される。
【0035】その上、上記フラグ指示部24にジェスチ
ャー機能ONフラグがセットされていると、前記ジェス
チャー判定部22は、入力される座標データが有効領域
内であるか否か、およびペンボタン領域であるか否かの
判定を停止して、入力された座標データを全て有効とし
て軌跡判定部23に出力するようになっている。
【0036】上記の入力ペン12による描画が終了し
て、入力ペン12がタブレット19から離間するペンア
ップの状態となると、軌跡判定部23は上記のジェスチ
ャー機能ONフラグがセットされていることを確認し
て、上記各軌跡座標データの全てが上記座標データバッ
ファ25からジャスチャーコマンド判定部26に出力さ
れる。
【0037】なお、上記のように各座標データが全てジ
ャスチャーコマンド判定部26に出力されると、上記フ
ラグ指示部24によるジェスチャー機能ONフラグがリ
セットされるようになっている。
【0038】上記各軌跡座標データは、そのジャスチャ
ーコマンド判定部26にて正規化されて図2に示す手書
き認識辞書17に含まれる、例えば横書きジェスチャー
コマンドテーブル27にそれぞれ格納されている各基本
ストロークのデータと順次比較照合される。
【0039】このように上記構成では、上記フラグ指示
部24にジェスチャー機能ONフラグがセットされてい
ると、前記ジェスチャー判定部22は、入力される座標
データが有効領域内であるか否か、およびペンボタン領
域であるか否かの判定を停止して、入力された座標デー
タを全て有効として軌跡判定部23に出力するようにな
っている。
【0040】このことから、図5(c)に示すように、
ペンダウン座標が有効領域19a内であれば、入力ペン
12による他の軌跡座標が、無効領域19bであって
も、入力ペン12による描画が有効なものとなってい
て、描画途中に誤って無効領域19bを通過させて、入
力ペン12による描画を無効となり、再度入力しなおす
という手間を省くことができる。ただし、図5(d)に
示すように、ペンダウン座標が無効領域19bである
と、エラー処理に移行し、ジェスチャー機能が停止す
る。
【0041】なお、図1および図2に示すように、上記
のジャスチャーコマンド判定部26は前記の手書き編集
インターフェース16に含まれ、また、前記の軌跡座標
抽出部21、ジェスチャー判定部22、軌跡判定部23
およびフラグ指示部24は、前記のペンインターフェー
ス13に含まれており、前記の座標データバッファ25
はRAM2に記憶領域が設定されている。
【0042】前記の横書きジェスチャーコマンドテーブ
ル27には、図示している一字抹消コマンド27a、ス
ペース挿入コマンド27b、手書き文字入力コマンド2
7cに対応する基本ストロークの他に、例えば図6に示
す複数の基本ストロークが、それぞれ対応するコマンド
と共に記憶されている。
【0043】一方、前記の縦書きジェスチャーコマンド
テーブル34には、例えば図7に示すように、複数の縦
書き用の基本ストロークが、それぞれ対応するコマンド
と共に記憶されている。したがって、上記図7に示す縦
書き用の各基本ストロークと、横書き用の各基本ストロ
ークと異なるものは6種となり、他の基本ストロークが
共通となる。
【0044】また、上記手書き認識辞書17における各
テーブル27・30・34を、ジャスチャーコマンド判
定部26からアクセス可能とアクセス不可とをそれぞれ
選択して設定できるテーブル選択部(選択手段)32が
設けられており、そのテーブル選択部32での選択は、
テキスト編集部1aを介して入力ペン12やキーボード
10等の入力手段によって設定できるようになってい
る。
【0045】なお、上記テーブル選択部32では、各基
本ストロークを個々にジャスチャーコマンド判定部26
からアクセス可能とアクセス不可とが選択設定できるよ
うにもなっており、また、上記各基本ストロークをグル
ーピングして、各グループ毎に、アクセス可能とアクセ
ス不可とが選択設定できるようにもなっている。
【0046】また、上記の各基本ストロークにそれぞれ
対応する各コマンドのアクセス可能とアクセス不可とを
表にして記憶して、その表を任意に呼び出して表示装置
14で表示するための登録バッファ33が設けられてい
る。さらに、この登録バッファ33では、上記テーブル
選択部32においてグルーピングされている場合、例え
ば、全て無効、一部有効、全て有効から選択できるよう
に、グルーピングの表も記憶できるようになっている。
【0047】前記のジャスチャーコマンド判定部26
は、上記の各基本ストロークとの比較照合の結果、前記
の軌跡座標と最も近似する基本ストロークに対応したコ
マンドを、テキスト編集部1aに出力すると共に、供給
された軌跡座標から上記コマンドにより処理される文字
または文字列の座標情報、つまり表示装置14における
位置情報を上記テキスト編集部1aに出力する。
【0048】これにより、上記テキスト編集部1aは、
テキストメモリ2a内の文字や記号の配列の上記位置情
報の文字や記号を、削除したり、その位置に挿入したり
して編集できることになる。
【0049】このとき、テキスト編集部1aは、上記の
ようなジェスチャー機能の起動後に、つまり入力ペン1
2によるジェスチャー機能による編集記号の入力操作を
開始して、復元機能と異なる他の編集機能が入力される
と、表示装置14において表示されているテキストメモ
リ2a内の画面情報を、呼び出して一時記憶しておくメ
モリである画面情報バッファ(記憶領域)31が設定さ
れている。
【0050】さらに、上記テキスト編集部1aは、上記
のようなジェスチャー機能の起動時に、各機能の動作状
況を示す各ワークフラグのセットまたはリセットを上記
画面情報バッファ31にそれぞれ記憶させるようになっ
ている。
【0051】したがって、上記各ワークフラグのセット
/リセット状態をそれぞれ検出して、上記の各状態を示
す信号を前記テキスト編集部1aに出力し、かつ、後述
するように画面情報バッファ31にて記憶された元の各
ワークフラグに基づいて、現在の各ワークフラグを再設
定するワークフラグ検出・復元手段35が設けられてい
る。
【0052】このように上記画面情報バッファ31に画
面情報およびワークフラグが記憶、つまりセーブされる
と、セーブフラグをセットするセーブフラグ部31aが
画面情報バッファ31に設定されている。
【0053】なお、上記画面情報バッファ31では、次
の画面情報が記憶されると、以前に記憶された画面情報
および各ワークフラグのセット/リセットの記憶はクリ
アされるようになっている。
【0054】また、上記のテキスト編集部1aは、ジャ
スチャーコマンド判定部26からのコマンドのみが入力
されるだけでなく、前述したようにキーボード10から
のコマンドも入力されて、そのコマンドによる編集等が
できるようになっている。
【0055】一方、上記の軌跡座標の処理とは独立し
て、軌跡座標抽出部21により抽出された軌跡座標デー
タは、軌跡描画部28に出力されて上記軌跡座標データ
をつないだ軌跡イメージとなる。
【0056】生成された軌跡イメージは、ビットマップ
メモリ2bに現在形成されている文字列、記号列または
イメージと合成されて、そのビットマップメモリ2bに
記憶される。したがって、オペレータが入力ペン12
で、タブレット19をなぞって入力したジェスチャーイ
メージは、リアルタイムに表示装置14上に表示される
ことになる。
【0057】このようなジェスチャー編集の操作例を図
8および図9に示す。まず、図8において、ディスプレ
イタブレット20に表示されているテキストの内、文字
「え」を一字抹消する場合、入力ペン12にて「え」の
文字の上を「V」のようにジェスチャー、つまり描画し
た後、上記入力ペン12をディスプレイタブレット20
上から離す。
【0058】なお、上のような描画の際、その開始位置
が、上記の文字の描画範囲内で有ることが上記の文字の
認識において肝要である。上記のように消去・抹消系が
指示される文字の位置を容易に精度よく認識するため、
上記文字の描画範囲のほぼ中央部から描画を開始するこ
とが望ましい。
【0059】続いて、その軌跡座標が抽出されて軌跡イ
メージがディスプレイタブレット20における表示装置
14に表示されると共に、基本ストロークとの照合によ
り得られた「V」の描画に相当する一字抹消のコマンド
と共に、上記の「え」の文字の位置情報が、テキスト編
集部1aに出力される。
【0060】その後、上記の位置情報に基づいて、表示
装置14におけるカーソル14aが元の位置、例えば
「ほ」の文字の位置から入力ペン12にて操作された位
置、つまり上記の場合文字「え」の位置に移動した後、
前記のテキストメモリ2a内の上記の「え」を、上記の
コマンドに基づき抹消することにより、ビットマップメ
モリ2b内の上記の「え」の文字が消去され、上記表示
装置14における上記の「え」が抹消される。このよう
にしてジェスチャー編集が完了する。
【0061】また、図9に示すように、各編集記号を図
示しない入力ペンにより、ディスプレイタブレット20
上に描画することにより、上記と同様に、ジェスチャー
編集が可能となっている。なお、上記の編集記号のイメ
ージである基本ストロークは任意に設定できるようにな
っている。
【0062】次に、上記の構成によるポインティング機
能について説明する。まず、従来のワードプロセッサで
は、テキスト上の複数文字を領域指定する場合等にはカ
ーソルを順次移動させていたが、上記構成では、図10
に示すように、カーソル14aの位置を直接入力ペン1
2の指示によりダイレクトに移動指示が可能となってい
る。
【0063】なお、前記のジェスチャーとポインティン
グとの切り替えは、抽出された座標が軌跡を伴わない一
点の座標であるか否か、すなわち上記各座標が連続であ
るか否かによって判断しており、このような判断は、前
記軌跡判定部23にて行われている。
【0064】そこで、例えば、ポインティングであると
判断した場合、得られた座標は、横書きジェスチャーコ
マンドテーブル27と照合せず、その座標の位置情報の
みをテキスト編集部1aに出力させている。
【0065】次に、上記構成を用いて、手書き文字入力
について説明する。手書き文字入力は、前記のジェスチ
ャー編集が軌跡座標と予め記憶した基本ストロークとを
照合する処理と同等の処理方法により実行できるように
なっている。
【0066】つまり、図1に示すように、ジャスチャー
コマンド判定部26と処理上の同等位置に、すなわち手
書き編集インターフェース16に、手書き文字認識部2
9が形成され、手書き文字を予め記憶している手書き文
字テーブル30が、横書きジェスチャーコマンドテーブ
ル27と同様に図2に示す手書き認識辞書17に形成さ
れている。
【0067】上記の手書き文字認識部29は、軌跡座標
抽出部21から供給される軌跡座標と、手書き文字テー
ブル30に記憶されている複数の基本文字ストロークと
を照合し、最も近似する基本文字ストロークに対応する
文字コードを上記の手書き文字テーブル30からテキス
ト編集部1aに出力させる。
【0068】このような手書き文字入力機能と、前記の
ジェスチャー編集機能との異なる点は、手書き文字認識
部29が位置情報を出力しないことである。なお、上記
の手書き文字入力機能は、キーボード10からの指示
や、表示装置14上のアイコンからの指示から立ち上げ
可能にしており、また、ディスプレイタブレット20の
タブレット19上に、例えば横書き用のジェスチャー機
能の場合、図6に示すように、「△」をジェスチャーす
ることにより、ジェスチャー編集機能から立ち上げ可能
となっている。
【0069】このような手書き文字入力機能の操作例に
ついて説明すると、図11に示すように、手書き文字入
力機能が立ち上げられると、ディスプレイタブレット2
0の所定位置に、手書き文字入力のためのウインドウ1
4bが表示され、そのウインドウ14内の第1入力エ
リアに、入力ペン12にて文字を、例えば「す」と手書
きする。
【0070】その後、次の入力のため隣接する第2エリ
アに入力ペン12を接触させると、そのとき上記の第1
エリアに手書きされた軌跡座標の文字認識が、前記の手
書き文字テーブル30を参照して前記手書き文字認識部
29にて前述したように実行され、その認識結果の文字
をカーソル14aが示す位置に入力して表示するように
なっている。
【0071】これにより、例えば草書体などの字体を予
め、手書き文字テーブル30に記憶させておき、その草
書体を手書きで入力して、上記手書き文字テーブル30
における草書字体を表示・印刷等が可能となっている。
なお、上記の各ジェスチャー機能では、横書き用のジェ
スチャー機能の例を挙げたが、縦書き用のジェスチャー
機能でも同様である。
【0072】次に、上記実施例1の構成におけるジェス
チャー機能での復元機能を含めた各編集機能の動作例に
ついて図12のフローチャートを参照しながら説明す
る。まず、表示装置14に表示された文章を編集する場
合、入力ペン12を用いるジェスチャー機能による手書
き編集か、他の編集方法、例えばキーボード10による
キー編集かを選択する(ステップ1、以下ステップをS
と略する)。
【0073】このとき、ジェスチャー機能による手書き
編集か、他の編集方法かが判定され(S2)、他の編集
方法が選択されると、セーブフラグ部31aでのフラグ
をリセットし(S3)、その通常編集処理を実行し(S
4)、処理を完了する。
【0074】一方、ジェスチャー機能による手書き編集
であれば、続いて、その手書き編集が復元機能か、他の
編集機能かが判定され(S5)、他の編集機能、例えば
一字抹消であれば、その編集機能が選択され(S6)、
その後、復元に必要な文書データおよびその時のワーク
フラグを画面情報バッファ31にセーブする(S7)。
その次に、セーブフラグ部31aにセーブフラグをセッ
ト(S8)した後、上記の編集機能を実行し(S9)処
理を完了する。
【0075】一方、前記のS5における判定が復元機能
であれば、まず、セーブフラグ部31aのセーブフラグ
がセット状態であるか、リセット状態であるかを判定し
(S10)、リセット状態であれば、ブザー等のエラー
処理に移行し(S11)、処理が終了する。
【0076】また、セーブフラグがセット状態であれ
ば、前記の画面情報バッファ31に予め記憶された元の
画面情報をおよびワークフラグを呼び出して復元処理を
実行し(S12)、続いて、セーブフラグ部31aのセ
ーブフラグをリセットして(S13)、処理を完了す
る。
【0077】次に、上記の動作例の一具体例を、図13
ないし図16を参照しながら説明すると、まず、図13
に示すように、表示装置14における表示画面での文章
中の例えば「坂」に対して、手書き編集記号の一字抹消
機構を入力ペン12により手書き入力する。
【0078】このように復元機能と異なる他の編集機能
である一字抹消が入力されると、復元処理のために、図
2に示すRAM2にある図1に示すテキストメモリ2a
にある現在の文書データと、その時に全機能で共通使用
するワークフラグを、上記のRAM2の別領域にある画
面情報バッファ31に一時セーブする。
【0079】その後、上記のRAM2にあるセーブフラ
グ部31aのセーブフラグをセットする。その次に、上
記の復元処理のための処理を終了すると、図14に示す
ように、実際に一字抹消処理を実行する。
【0080】その後、上記の一字抹消処理が、例えば誤
りで、元の文章に復元させる場合、まず、入力ペン12
およびタブレット19により、図15に示すように、手
書き編集記号の復元記号を入力する。その後、セーブフ
ラグ部31aにおけるセーブフラグをチェックする。そ
のセーブフラグ部31aでのセーブフラグがリセット状
態であれば、手書き編集復元処理が実行不可のため、ブ
ザー等のエラー処理に移行し、処理を終了する。
【0081】一方、上記セーブフラグ部31aでのセー
ブフラグがセット状態であれば、画面情報バッファ31
から元の画面情報およびそのときのワークフラグを呼び
出して、図16に示すように、手書き編集一字抹消にて
消去した文字「坂」の復元処理を実行する。続いて、復
元処理実行後の復元処理を実行不可にするために、上記
のセーブフラグ部31aにおけるセーブフラグをリセッ
トする。なお、上記の図14および図16における□は
カーソル位置を示す。
【0082】このように上記実施例1の構成では、手書
き編集を実行する前に、文書データおよびその時のワー
クフラグをセーブしておくことにより、誤って手書き編
集を実行した場合においても、復元処理を指定するだけ
で文書データおよびその時のワークフラグを元に戻し、
表示装置14上での文書を手書き編集前の状態に迅速
に、かつ、確実に復元できる。
【0083】これにより、上記構成は、上記のような手
書き編集を取り消す場合等、予め以前の画面情報および
ワークフラグが記憶されているため、例えば図17に示
すように、入力ペン12の軌跡表示、認識領域の矩形表
示、認識情報の表示、編集機能の認識表示の一覧、処理
結果の取消か否かを問うメッセージ等を表示しても、上
記の表示やメッセージを一度消去してから、文章データ
を再配列する手間を省くことができる。したがって、上
記構成は、編集画面の再表示、認識機能実行、編集処理
の取消し等の実行が迅速化できる。
【0084】次に、上記実施例1の構成における横書き
用のジェスチャー機能と縦書き用ジェスチャー機能の動
作例について図18を参照しながら説明する。まず、上
記構成では、縦書きか、横書きかを、図21に示すよう
に、テキストメモリ2aに記憶された書式情報の中に設
定されており、例えば縦書きの時は0、横書きの時は1
に設定されている。
【0085】まず、ジェスチャー機能が起動時に、上記
の書式情報をテキスト編集部1aにて判定し(S2
1)、上記テキスト編集部1aが横書きと判定すれば、
その結果に基づいてテーブル選択部32が、横書きジェ
スチャーコマンドテーブル27をアクセス可能に設定
し、縦書きジェスチャーコマンドテーブル34をアクセ
ス不可に設定し、上記横書きジェスチャーコマンドテー
ブル27を参照して、横書き用認識を実行する(S2
2)。
【0086】一方、テキスト編集部1aが縦書きと判定
すれば、その結果に基づいてテーブル選択部32が、横
書きジェスチャーコマンドテーブル27をアクセス不可
に設定し、縦書きジェスチャーコマンドテーブル34を
アクセス可能に設定し、上記縦書きジェスチャーコマン
ドテーブル34を参照して、縦書き用認識を実行する
(S23)。
【0087】続いて、上記の認識結果に基づいてテキス
ト編集部1aは編集を実行し(S24)、その結果を表
示装置14に表示して(S25)、処理が完了する。
【0088】このように、横書きと縦書きとの書式設定
に応じて、各テーブル27・34を個々に参照できるか
ら、横書きでのジェスチャー機能による編集、例えば図
19に示すように、ディスプレイタブレット20におい
て、横書きでの描画軌跡12aによりセンタリング編集
が可能となり、一方、縦書きでのジェスチャー機能の編
集、例えば図20に示すように、ディスプレイタブレッ
ト20において、縦書きでの描画軌跡12aによりセン
タリング編集が可能となる。
【0089】上記の両者での認識は、例えば表1に示す
ように、正規化された各座標データと、各テーブル27
・34に記憶された基本ストロークの各座標データとが
比較照合されて実行される。
【0090】
【表1】
【0091】したがって、上記の両者の認識のための各
基本ストロークを一つのテーブルにそれぞれ記憶してお
き、上記の認識動作を実行すると、基本ストロークの数
が増加して、その各基本ストロークとの比較照合に時間
がかかることが多いが、上記構成では、例えば文章を作
成する際にまず設定される書式設定を利用して、各テー
ブル27・4の一方のテーブルの各基本ストロークと
比較照合すればよく、各テーブル27・34のアクセス
可能と不可とを設定することにより、各基本ストローク
との比較照合という認識経過時間を短縮化できるものと
なっている。
【0092】次に、本発明の他の実施例を実施例2とし
て、図6および図7、並びに図22および図23に基づ
いて説明する。なお、上記実施例1と同様の機能を有す
る各部材は、同一の部材番号を付与してその説明を省い
た。
【0093】〔実施例2〕 情報処理装置では、図22に示すように、例えば横書
ェスチャーコマンドテーブル27に、各基本ストロー
クが、対応するコマンドと共に記憶されており、それら
の基本ストロークは、図6と図7とに示されているよう
に、共通の基本ストローク、例えば一字消去等を含み、
一方、横書きと縦書きとでは異なるが、例えば横書き用
の基本ストロークを約90°時計方向に回転させると、
縦書き用の基本ストロークに一致する変換可能な基本ス
トローク(以下、変換可能ストロークという)を含んで
いる。
【0094】また、上記構成では、上記の変換可能スト
ロークの記憶の際には、その記憶領域のアドレス等を記
憶しておくヘッド部等の一部に、回転変換により他方の
基本ストロークとして使用できることを示す例えば0が
格納されている。
【0095】そこで、テキスト編集部1aは、現在編集
中の文章が縦書きか、横書きかを書式設定等から判定し
た結果、縦書きの場合、ジャスチャーコマンド判定部2
6にその判定結果を出力する。
【0096】そして、上記構成では、上記ジャスチャー
コマンド判定部26からの指示信号に基づいて、前記の
横書きジェスチャーコマンドテーブル27から呼び出さ
れる基本ストロークが変換可能ストロークであると、そ
の変換可能ストロークを回転変換して、ジャスチャーコ
マンド判定部26に出力する変換手段36が設定されて
いる。
【0097】次に、上記実施例2の構成による動作例
を、図23のフローチャートを参照しながら説明する
と、まず、ジェスチャー機能が起動時に、前記実施例1
において述べた書式情報をテキスト編集部1aにて判定
する(S31)。
【0098】上記テキスト編集部1aが横書きと判定す
れば、その結果に基づいてジャスチャーコマンド判定部
26が、上記横書きジェスチャーコマンドテーブル27
から各基本ストロークを呼び出し(S32)、上記各基
本ストロークとジェスチャー機能による描画と比較照合
して、横書き用認識を実行する(S33)。
【0099】一方、上記テキスト編集部1aが縦書きと
判定すれば、その結果に基づいてジャスチャーコマンド
判定部26が、上記横書きジェスチャーコマンドテーブ
ル27から各基本ストロークを呼び出し(S34)、そ
の基本ストロークが変換可能ストロークか否かを判定す
る(S35)。
【0100】もし、変換可能ストロークであれば、変換
手段36により約90°時計方向に回転変換して(S3
6)、ジャスチャーコマンド判定部26に出力し、他
方、変換可能ストロークでなければ変換が不要と判定し
て、その基本ストロークをジャスチャーコマンド判定部
26に出力して前記S33に移行する。
【0101】上記S33では、ジャスチャーコマンド判
定部26にて、呼び出された各基本ストロークとジェス
チャー機能での描画座標データとが順次比較照合され
て、所定の範囲で一致しない場合、S31に戻り待機状
態となる。
【0102】一方、ジャスチャーコマンド判定部26に
て、呼び出された基本ストロークとジェスチャー機能で
の描画座標データとが比較照合されて、所定の範囲で一
致した場合、認識完了とし、その認識結果に基づいて横
書き、または縦書きの編集を実行し(S34)、その編
集結果を表示装置14に表示して(S35)、処理を完
了する。
【0103】このように上記実施例2の構成では、横書
きジェスチャーコマンドテーブル27における各基本ス
トロークを、縦書きに変換可能な変換可能ストロークと
それらと異なる共通な基本ストロークとに識別して記憶
しておき、縦書きの際には、識別された上記変換可能ス
トロークを変換手段36にて変換してジャスチャーコマ
ンド判定部26に出力することにより、横書きでの編集
と縦書きでの編集を、同一の横書きジェスチャーコマン
ドテーブル27を用いて可能となっている。
【0104】したがって、上記構成では、上記の両者の
認識のための各基本ストロークを一つのテーブルにそれ
ぞれ記憶しておき、上記の認識動作を実行すると、基本
ストロークの数が増加して、それら各基本ストロークと
の比較照合に時間がかかるが、上記構成では、例えば文
章を作成する際にまず設定される書式設定を利用して、
横書きジェスチャーコマンドテーブル27の各基本スト
ロークと比較照合すればよく、各基本ストロークとの比
較照合という認識経過時間を短縮化できるものとなって
いる。
【0105】また、横書きジェスチャーコマンドテーブ
ル27における記憶領域を低減できて、ユーザー用のメ
モリ領域を増大化できて、アプリケーションプログラム
等への使用範囲を拡大できる。
【0106】その上、上記構成では、変換手段36にお
ける回転変換のルールが簡便なものに設定できるから、
一方の、例えば横書き用の変換可能ストロークを覚えて
いれば、縦書きの変換可能ストロークも容易に想定でき
て、横書きと縦書きでのジェスチャー機能による編集が
可能となると共に、覚えておく必要のある基本ストロー
クの数を軽減できる。これにより、各基本ストロークの
認識率を向上させることが可能となる。
【0107】
【0108】
【発明の効果】請求項記載のジェスチャー処理装置
は、ジェスチャーコマンド(編集コマンド)に対して、
縦書き用と横書き用とに共通するテーブルとして第2基
本ストロークを持っており、縦書きの文章および横書き
用の文章を編集できるコマンドにおいて、双方を兼用す
る変換可能基本イメージが相互に変換可能となっている
から、その兼用される変換可能基本イメージは、相互に
類似点を備えて容易に認識できる。
【0109】
【0110】請求項記載のジェスチャー処理方法は、
ジェスチャーコマンド(編集コマンド)に対して、縦書
き用と横書き用とに共通するテーブルとして第2基本ス
トロークを記憶しておき、縦書きの文章および横書き用
の文章を編集できるコマンドにおいて、双方を兼用する
変換可能基本イメージを相互に変換可能としているか
ら、その兼用される変換可能基本イメージは、相互に類
似点を備えて容易に認識できる。
【0111】
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における情報処理装置の要部
ブロック図である。
【図2】上記の情報処理装置のブロック図である。
【図3】上記の情報処理装置における基本ストロークの
記憶例を示す説明図である。
【図4】上記の情報処理装置におけるディスプレイタブ
レットを示し、(a)はディスプレイタブレットのタブ
レットを分割して示す各座標を示す説明図であり、
(b)はディスプレイタブレットの表示装置の縦ないし
は横書きの配列を示す説明図である。
【図5】上記情報処理装置におけるディスプレイタブレ
ットを示し、(a)は有効領域と無効領域を示す説明
図、(b)はペンボタン領域を示す説明図、(c)は有
効な描画軌跡例を示す説明図、(d)は無効な描画軌跡
例を示す説明図である。
【図6】上記情報処理装置における横書き用の基本スト
ローク例を示す説明図である。
【図7】上記情報処理装置における縦書き用の基本スト
ローク例を示す説明図である。
【図8】上記情報処理装置におけるジェスチャー機能の
使用例を示す説明図である。
【図9】上記情報処理装置のジェスチャー機能の他の使
用例を示す説明図である。
【図10】上記のジェスチャー機能におけるポインティ
ング機能を示す説明図である。
【図11】上記のジェスチャー機能における手書き文字
入力機能を示す説明図である。
【図12】上記のジェスチャー機能におけるセーブ機能
を示すフローチャートである。
【図13】上記のセーブ機能の一具体例における初期画
面を示す説明図である。
【図14】上記の初期画面に一編集処理が実行された編
集画面を示す説明図である。
【図15】上記編集画面に復元編集記号を入力した復元
指示画面を示す説明図である。
【図16】上記の復元指示画面から復元した初期画面を
示す説明図である。
【図17】上記のジェスチャー機能における種々の編集
処理がそれぞれ実行された各表示画面をそれぞれ示す説
明図である。
【図18】上記のジェスチャー機能における横書きと縦
書きと認識実行する際のフローチャートである。
【図19】上記のジェスチャー機能による横書きでの編
集例を示し、(a)は編集記号を入力した表示画面、
(b)は上記編集記号による編集が実行された表示画面
を示す説明図である。
【図20】上記のジェスチャー機能による縦書きでの編
集例を示し、(a)は編集記号を入力した表示画面、
(b)は上記編集記号による編集が実行された表示画面
を示す説明図である。
【図21】上記のジェスチャー機能における横書きと縦
書きとを識別するための書式情報の記憶領域を示す説明
図である。
【図22】本発明の実施例2における情報処理装置の要
部ブロック図である。
【図23】上記の情報処理装置における基本ストローク
の変換を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 入力ペン 14 表示装置 19 タブレット 31 画面情報バッファ(記憶領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 裕二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 重松 浩幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−303420(JP,A) 特開 昭63−316226(JP,A) 特開 平5−61596(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/00 620 G06F 3/033 380

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座標入力手段から入力される連続する座標
    のストロークを抽出するストローク抽出手段と、 縦書き用と横書き用とで異なる第1基本ストローク、及
    び、縦書き用と横書き用とに共通の第2基本ストローク
    の各々に対応して編集コマンドを記憶したテーブル手段
    と、 表示画面に表示されている文書情報が縦書き文書である
    か横書き文書であるかを判定する書式判定手段と、 抽出されたストロークとテーブル手段に記憶された基本
    ストロークを照合し最も近似する基本ストロークに対応
    する編集コマンドを認識するものであって、 抽出されたストロークに近似する基本ストロークが第1
    基本ストロークである場合には書式判定手段の判定結果
    を用いたコマンド認識を行い、抽出されたストロークに
    近似する基本ストロークが第2基本ストロークである場
    合には書式判定手段による判定結果によらず対応する編
    集コマンドを認識するジェスチャー認識手段と、 表示画面に表示されている縦書き又は横書きの文書情報
    を認識されたコマンドに従って編集するジェスチャー編
    集処理手段とを備えるジェスチャー処理装置。
  2. 【請求項2】座標入力手段から入力される連続する座標
    のストロークを抽出し、抽出されたストロークを予め記
    憶された基本ストロークと照合して最も近似する基本ス
    トロークに対応する編集コマンドを表示画面に表示され
    た文書の書式が縦書きであるか横書きであるかに応じて
    認識し、認識された編集コマンドに従い表示画面に表示
    されている文書情報を編集するジェスチャー処理方法
    あって、 前記基本ストロークは縦書き用と横書き用とで異なる第
    1基本ストローク、及び、縦書き用と横書き用とに共通
    の第2基本ストロークを含み、 抽出されたストロークとの照合により最も近似する基本
    ストロークが第1基本ストロークである場合には書式判
    定手段の判定結果を用いたコマンド認識を行い、抽出さ
    れたストロークとの照合により最も近似する基本ストロ
    ークが第2基本ストロークである場合には書式判定手段
    による判定結果によらず対応する編集コマンドを認識す
    るようにしたことを特徴とするジェスチャー処理方法
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