JP3258978B2 - ジェスチャー処理装置及びジェスチャー処理方法 - Google Patents
ジェスチャー処理装置及びジェスチャー処理方法Info
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Description
よる手書きでの編集を行えるようにした情報処理装置で
あり、詳しくはジェスチャー処理装置に関するものであ
る。
ン等との当接部位の座標を検出するタブレットとを一体
化した表示装置を備え、入力ペンにより直接編集できる
ように設定された情報機器、いわゆるペン情報入力方式
の情報機器が市場に現れている。したがって、上記表示
装置は、紙とペンを連想させるように、あたかも原稿用
紙での校正と同様のことを、上記タブレット上で実現で
きるものとなっており、上記のような情報機器として
は、例えば××××××の日本語ワードプロセッサ″×
×××××××″等が知られている。
特性をより生かすための機能として、ジェスチャー機能
というものが考えられた。このようなジェスチャー機能
は、予め設定して記憶しておいた編集記号により、入力
ペンでタブレット上の所望する位置の文字等を、任意の
編集記号で描画することにより、表示装置上の文章を直
接的に編集できるようになっている。
各編集機能に対応する基本ストロークを予めジェスチャ
ーコマンドテーブルとして記憶しておき、入力ペンおよ
びタブレットを用いて入力されたイメージを、上記各基
本ストロークとそれぞれ比較して、そのイメージと所定
範囲内で一致する基本ストロークから、上記イメージに
対応する編集機能を検出している。
報入力機器では、例えば部分消去、移動、複写、アンダ
ーライン、スペース挿入など大量の文字列に対して処理
される編集機能の場合、そのような機能が実行された
後、編集前の元の状態に戻そうとしても、必ずしもその
元の状態に戻せるとは限らない。また、元の状態に戻す
ことができても、編集操作の途中や編集操作後では、ワ
ークフラグ等の動作状況が変化していることが多く、そ
れらを再設定したりするため、その復元操作が煩雑なも
のとなり、復元操作に手間取るという問題を生じてい
る。
らの横書きだけではなく縦書きの文章に対しても、ジェ
スチャー機能による編集機能を付与しようとすると、横
書きと縦書きの文章を校正する際の編集記号が異なる場
合が多く、ジェスチャーコマンドテーブルに記憶してお
くコマンドとそれに対応する基本ストロークが増加す
る。これにより、入力されたイメージとの比較による、
対応するコマンドの検出処理に手間取り、処理時間が増
加するという問題と、ユーザーが記憶しておく基本スト
ローク数が増加することから、それらの認識率が低下す
るという問題も生じている。
理装置は、以上の課題を解決するために、座標入力手段
から入力される連続する座標のストロークを抽出するス
トローク抽出手段と、複数の基本ストロークの各々に対
応して復元及び編集を含むコマンドを記憶したテーブル
手段と、抽出されたストロークとテーブル手段に記憶さ
れた基本ストロークを照合して最も近似する基本ストロ
ークに対応するコマンドを認識し出力するジェスチャー
認識手段と、各種コマンドを入力するキー入力手段と、
表示画面に表示されている文字等の画像情報を前記ジェ
スチャー認識手段から出力されるコマンド及び前記キー
入力手段から入力されるコマンドに従って編集する編集
処理手段と、前記編集処理手段による編集がジェスチャ
ー認識手段から出力されるコマンドによる編集である場
合に編集前の表示画面での画像情報及び動作状況を既に
記憶されている情報に換えて記憶する画面情報記憶手段
と、前記編集処理手段による編集がジェスチャー認識手
段から出力されるコマンドによる編集である場合にセッ
トされ、前記キー入力手段から入力されるコマンドによ
る編集である場合にリセットされる識別子と、ジェスチ
ャー認識手段が復元コマンドを認識したときの前記識別
子の状態がセット状態にある場合に画面情報記憶手段に
記憶されている画像情報及び動作状況を読み出し設定す
る復元手段とを備えるジェスチャー処理装置である。
座標入力手段から入力される連続する座標のストローク
を抽出し、抽出されたストロークと予め記憶された基本
ストロークを照合し最も近似する基本ストロークに対応
する復元及び編集コマンドを認識し、表示画面に表示さ
れている文字等の画像情報を認識された第1編集コマン
ド又はキー入力手段から入力された第2編集コマンドに
従って編集する時、当該編集が第1編集コマンドによる
ものであれば識別子をセットすると共に編集前の表示画
面での画像情報及び動作状況を記憶手段に格納し、第2
編集コマンドによるものであれば識別子をリセットし、
認識されたコマンドが復元コマンドを認識したときの前
記識別子の状態がセット状態にある場合に画面情報記憶
手段に記憶されている画像情報及び動作状況を読み出し
設定するようにしたことを特徴とするジェスチャー処理
方法である。
て図1ないし図21に基づいて説明すれば、以下の通り
である。
すブロック図のように、プログラムを実行する中央処理
装置(Centra l Proccesing Unit、以下、CPUとい
う)1が設けられ、そのCPU1のバスライン18に、
各種データを記憶して読み出すためのRAM2、制御プ
ログラムを格納しておくROM3、プリンタ5を制御す
るプリンタコントローラ4、外部記憶手段としてのIC
カード6に対して読み書きするためのICカードインタ
ーフェース7、およびフロッピーディスクドライブ(以
下、FDDという)8を制御するFDコントローラ9が
接続されている。
段としてのキーボード10からの信号を上記バスライン
18に入力するためのキーインターフェース11と、液
晶ディスプレイ等の表示装置14を制御するための表示
コントロール15とが接続されている。
示装置14の画像上と当接して、情報を入力したり、選
択したりする入力ペン12からの信号をペン座標に変換
して上記バスライン18に入力するためのペンインター
フェース13が接続されており、よって、上記入力ペン
12は、上記画像上を示す、いわゆるポインティング機
能や、上記画像上に所定のイメージを描画することによ
り、画像上の情報を選択したり、編集記号を入力したり
できるジェスチャー機能のための入力手段となってい
る。
集インターフェース16が接続されており、その手書き
編集インターフェース16では、後に詳述するように、
上記の入力ペン12からのペン座標をそれぞれ示す各座
標データの信号により、メモリである手書き認識辞書
(記憶手段)17に予め記憶されている各基本ストロー
ク(基本イメージ)に基づいて、上記各座標データの認
識結果を上記バスライン18に出力するようになってい
る。
や記号を示す各基本ストロークが、後述する横書きジェ
スチャーコマンドテーブル27、縦書きジェスチャーコ
マンドテーブル34、手書き文字テーブル30というよ
うに内容により分類されてそれぞれ格納されている。
改行を示す編集記号である逆L字が、例えば図3に示す
ように、9×9の枡目のそれぞれ相当する座標位置に〇
で示したように埋まって、すなわち各枡目に相当する座
標での入力ペン12の通過の有る無しで示されている。
なお、上記の有る無しの判定においては所定の閾値が設
定されている。
は、一筆書きで描画できるように設定されて、その描画
方向、つまり、上記基本ストロークの両端の何れの一方
が起点であるかも記憶されている。
4の画面上に、その画面の各座標を検出するための透明
なタブレット19が一体的に形成されていて、上記タブ
レット19は、図4(a)に示すように、碁盤の目状に
各XY( 640×400 )座標が設定されていて、前記の表
示装置14の文字配列、例えば図4(b)に示す縦40
行、横80列に対応するようになっている。
の先端部が、上記タブレット19上に当接すると、その
タブレット19におけるペン座標が、前記ペンインター
フェース13にて検出され、座標コードに変換されてバ
スライン18に出力される。
入力ペン12が当接して描画すると、その軌跡の各座標
が検出できるものであれば特に限定されないが、例えば
静電結合式タブレットや、電気ひずみおよび磁気ひずみ
式タブレット、また、感圧式や超音波式や電気機械式タ
ブレットも使用できる。
4上に文章を作成する場合、キーボード10から入力さ
れた文字や記号が、キーインターフェース11にて所定
の文字コードや記号コードにそれぞれ変換されて、それ
ら各コードがCPU1(図1におけるテキスト編集部1
a)により一旦RAM2に順次格納される(図1におけ
るテキストメモリ2a)。
を、キーボード10からの指示とROM3に格納されて
いるプログラムとに基づいて、CPU1が、表示装置1
4に表示できるようにRAM2上に再度配列する(図1
におけるビットマップメモリ2b)。続いて、上記RA
M2上の各コード配列を、表示コントロール15を介し
て表示装置14上に表示するようなっている。
装置14上に表示された文章を、キーボード10、表示
装置14上に設定されたアイコン領域からの入力された
指示、または後述する入力ペン12による指示により編
集できて、上記CPU1は、所定のプログラムおよび上
記指示に従って、RAM2におけるビットマップメモリ
2bの各コード配列を並べ換える、つまり編集すること
ができるようになっている。
章の編集を容易にするためのジェスチャー機能について
説明する。まず、図1に示すように、CRTや液晶等の
表示装置14と、その表示面上に設けられた透明なタブ
レット19とが一体に構成されたディスプレイタブレッ
ト20上で、その表示装置14上で表示されている文章
等の画像の所望の位置において、例えば編集記号を示す
イメージを入力ペン12にて描画する。
ブレット19および入力ペン12に接続されている軌跡
座標抽出部21にて順次検出される。このとき、上記座
標データの内、上記入力ペン12とタブレット19とが
最初に当接したXY座標であるペンダウン座標が、図5
(a)に示すタブレット19におけるジェスチャー機能
の有効領域19a内であるか無効領域19b内であるか
を、上記軌跡座標抽出部21からの座標データが入力さ
れるジェスチャー判定部22にて判定される。
は、上記のペンダウン座標が有効であると判定される
と、そのペンダウン座標が、表示装置14における各表
示画面に応じて設定され、入力ペン12により選択等が
実行される図5(b)に示すペンボタン領域19cであ
るか否かが判定される。
効領域19a内であり、かつ、上記のペンボタン領域1
9cでないことが判定されると、上記ジェスチャー判定
部22から座標データが入力される軌跡判定部23は、
ジェスチャー機能のONを示すジェスチャー機能ONフ
ラグをフラグ指示部24にセットする。
能ONフラグがセットされていると、上記の描画軌跡を
示す各座標データは、ペンダウン座標も含めて軌跡判定
部23に接続されている座標データバッファ25にそれ
ぞれ順次記憶される。
ャー機能ONフラグがセットされていると、前記ジェス
チャー判定部22は、入力される座標データが有効領域
内であるか否か、およびペンボタン領域であるか否かの
判定を停止して、入力された座標データを全て有効とし
て軌跡判定部23に出力するようになっている。
て、入力ペン12がタブレット19から離間するペンア
ップの状態となると、軌跡判定部23は上記のジェスチ
ャー機能ONフラグがセットされていることを確認し
て、上記各軌跡座標データの全てが上記座標データバッ
ファ25からジャスチャーコマンド判定部26に出力さ
れる。
ャスチャーコマンド判定部26に出力されると、上記フ
ラグ指示部24によるジェスチャー機能ONフラグがリ
セットされるようになっている。
ーコマンド判定部26にて正規化されて図2に示す手書
き認識辞書17に含まれる、例えば横書きジェスチャー
コマンドテーブル27にそれぞれ格納されている各基本
ストロークのデータと順次比較照合される。
部24にジェスチャー機能ONフラグがセットされてい
ると、前記ジェスチャー判定部22は、入力される座標
データが有効領域内であるか否か、およびペンボタン領
域であるか否かの判定を停止して、入力された座標デー
タを全て有効として軌跡判定部23に出力するようにな
っている。
ペンダウン座標が有効領域19a内であれば、入力ペン
12による他の軌跡座標が、無効領域19bであって
も、入力ペン12による描画が有効なものとなってい
て、描画途中に誤って無効領域19bを通過させて、入
力ペン12による描画を無効となり、再度入力しなおす
という手間を省くことができる。ただし、図5(d)に
示すように、ペンダウン座標が無効領域19bである
と、エラー処理に移行し、ジェスチャー機能が停止す
る。
のジャスチャーコマンド判定部26は前記の手書き編集
インターフェース16に含まれ、また、前記の軌跡座標
抽出部21、ジェスチャー判定部22、軌跡判定部23
およびフラグ指示部24は、前記のペンインターフェー
ス13に含まれており、前記の座標データバッファ25
はRAM2に記憶領域が設定されている。
ル27には、図示している一字抹消コマンド27a、ス
ペース挿入コマンド27b、手書き文字入力コマンド2
7cに対応する基本ストロークの他に、例えば図6に示
す複数の基本ストロークが、それぞれ対応するコマンド
と共に記憶されている。
テーブル34には、例えば図7に示すように、複数の縦
書き用の基本ストロークが、それぞれ対応するコマンド
と共に記憶されている。したがって、上記図7に示す縦
書き用の各基本ストロークと、横書き用の各基本ストロ
ークと異なるものは6種となり、他の基本ストロークが
共通となる。
テーブル27・30・34を、ジャスチャーコマンド判
定部26からアクセス可能とアクセス不可とをそれぞれ
選択して設定できるテーブル選択部(選択手段)32が
設けられており、そのテーブル選択部32での選択は、
テキスト編集部1aを介して入力ペン12やキーボード
10等の入力手段によって設定できるようになってい
る。
本ストロークを個々にジャスチャーコマンド判定部26
からアクセス可能とアクセス不可とが選択設定できるよ
うにもなっており、また、上記各基本ストロークをグル
ーピングして、各グループ毎に、アクセス可能とアクセ
ス不可とが選択設定できるようにもなっている。
対応する各コマンドのアクセス可能とアクセス不可とを
表にして記憶して、その表を任意に呼び出して表示装置
14で表示するための登録バッファ33が設けられてい
る。さらに、この登録バッファ33では、上記テーブル
選択部32においてグルーピングされている場合、例え
ば、全て無効、一部有効、全て有効から選択できるよう
に、グルーピングの表も記憶できるようになっている。
は、上記の各基本ストロークとの比較照合の結果、前記
の軌跡座標と最も近似する基本ストロークに対応したコ
マンドを、テキスト編集部1aに出力すると共に、供給
された軌跡座標から上記コマンドにより処理される文字
または文字列の座標情報、つまり表示装置14における
位置情報を上記テキスト編集部1aに出力する。
テキストメモリ2a内の文字や記号の配列の上記位置情
報の文字や記号を、削除したり、その位置に挿入したり
して編集できることになる。
ようなジェスチャー機能の起動後に、つまり入力ペン1
2によるジェスチャー機能による編集記号の入力操作を
開始して、復元機能と異なる他の編集機能が入力される
と、表示装置14において表示されているテキストメモ
リ2a内の画面情報を、呼び出して一時記憶しておくメ
モリである画面情報バッファ(記憶領域)31が設定さ
れている。
のようなジェスチャー機能の起動時に、各機能の動作状
況を示す各ワークフラグのセットまたはリセットを上記
画面情報バッファ31にそれぞれ記憶させるようになっ
ている。
/リセット状態をそれぞれ検出して、上記の各状態を示
す信号を前記テキスト編集部1aに出力し、かつ、後述
するように画面情報バッファ31にて記憶された元の各
ワークフラグに基づいて、現在の各ワークフラグを再設
定するワークフラグ検出・復元手段35が設けられてい
る。
面情報およびワークフラグが記憶、つまりセーブされる
と、セーブフラグをセットするセーブフラグ部31aが
画面情報バッファ31に設定されている。
の画面情報が記憶されると、以前に記憶された画面情報
および各ワークフラグのセット/リセットの記憶はクリ
アされるようになっている。
スチャーコマンド判定部26からのコマンドのみが入力
されるだけでなく、前述したようにキーボード10から
のコマンドも入力されて、そのコマンドによる編集等が
できるようになっている。
て、軌跡座標抽出部21により抽出された軌跡座標デー
タは、軌跡描画部28に出力されて上記軌跡座標データ
をつないだ軌跡イメージとなる。
メモリ2bに現在形成されている文字列、記号列または
イメージと合成されて、そのビットマップメモリ2bに
記憶される。したがって、オペレータが入力ペン12
で、タブレット19をなぞって入力したジェスチャーイ
メージは、リアルタイムに表示装置14上に表示される
ことになる。
8および図9に示す。まず、図8において、ディスプレ
イタブレット20に表示されているテキストの内、文字
「え」を一字抹消する場合、入力ペン12にて「え」の
文字の上を「V」のようにジェスチャー、つまり描画し
た後、上記入力ペン12をディスプレイタブレット20
上から離す。
が、上記の文字の描画範囲内で有ることが上記の文字の
認識において肝要である。上記のように消去・抹消系が
指示される文字の位置を容易に精度よく認識するため、
上記文字の描画範囲のほぼ中央部から描画を開始するこ
とが望ましい。
メージがディスプレイタブレット20における表示装置
14に表示されると共に、基本ストロークとの照合によ
り得られた「V」の描画に相当する一字抹消のコマンド
と共に、上記の「え」の文字の位置情報が、テキスト編
集部1aに出力される。
装置14におけるカーソル14aが元の位置、例えば
「ほ」の文字の位置から入力ペン12にて操作された位
置、つまり上記の場合文字「え」の位置に移動した後、
前記のテキストメモリ2a内の上記の「え」を、上記の
コマンドに基づき抹消することにより、ビットマップメ
モリ2b内の上記の「え」の文字が消去され、上記表示
装置14における上記の「え」が抹消される。このよう
にしてジェスチャー編集が完了する。
示しない入力ペンにより、ディスプレイタブレット20
上に描画することにより、上記と同様に、ジェスチャー
編集が可能となっている。なお、上記の編集記号のイメ
ージである基本ストロークは任意に設定できるようにな
っている。
能について説明する。まず、従来のワードプロセッサで
は、テキスト上の複数文字を領域指定する場合等にはカ
ーソルを順次移動させていたが、上記構成では、図10
に示すように、カーソル14aの位置を直接入力ペン1
2の指示によりダイレクトに移動指示が可能となってい
る。
グとの切り替えは、抽出された座標が軌跡を伴わない一
点の座標であるか否か、すなわち上記各座標が連続であ
るか否かによって判断しており、このような判断は、前
記軌跡判定部23にて行われている。
判断した場合、得られた座標は、横書きジェスチャーコ
マンドテーブル27と照合せず、その座標の位置情報の
みをテキスト編集部1aに出力させている。
について説明する。手書き文字入力は、前記のジェスチ
ャー編集が軌跡座標と予め記憶した基本ストロークとを
照合する処理と同等の処理方法により実行できるように
なっている。
コマンド判定部26と処理上の同等位置に、すなわち手
書き編集インターフェース16に、手書き文字認識部2
9が形成され、手書き文字を予め記憶している手書き文
字テーブル30が、横書きジェスチャーコマンドテーブ
ル27と同様に図2に示す手書き認識辞書17に形成さ
れている。
抽出部21から供給される軌跡座標と、手書き文字テー
ブル30に記憶されている複数の基本文字ストロークと
を照合し、最も近似する基本文字ストロークに対応する
文字コードを上記の手書き文字テーブル30からテキス
ト編集部1aに出力させる。
ジェスチャー編集機能との異なる点は、手書き文字認識
部29が位置情報を出力しないことである。なお、上記
の手書き文字入力機能は、キーボード10からの指示
や、表示装置14上のアイコンからの指示から立ち上げ
可能にしており、また、ディスプレイタブレット20の
タブレット19上に、例えば横書き用のジェスチャー機
能の場合、図6に示すように、「△」をジェスチャーす
ることにより、ジェスチャー編集機能から立ち上げ可能
となっている。
ついて説明すると、図11に示すように、手書き文字入
力機能が立ち上げられると、ディスプレイタブレット2
0の所定位置に、手書き文字入力のためのウインドウ1
4bが表示され、そのウインドウ14b内の第1入力エ
リアに、入力ペン12にて文字を、例えば「す」と手書
きする。
アに入力ペン12を接触させると、そのとき上記の第1
エリアに手書きされた軌跡座標の文字認識が、前記の手
書き文字テーブル30を参照して前記手書き文字認識部
29にて前述したように実行され、その認識結果の文字
をカーソル14aが示す位置に入力して表示するように
なっている。
め、手書き文字テーブル30に記憶させておき、その草
書体を手書きで入力して、上記手書き文字テーブル30
における草書字体を表示・印刷等が可能となっている。
なお、上記の各ジェスチャー機能では、横書き用のジェ
スチャー機能の例を挙げたが、縦書き用のジェスチャー
機能でも同様である。
チャー機能での復元機能を含めた各編集機能の動作例に
ついて図12のフローチャートを参照しながら説明す
る。まず、表示装置14に表示された文章を編集する場
合、入力ペン12を用いるジェスチャー機能による手書
き編集か、他の編集方法、例えばキーボード10による
キー編集かを選択する(ステップ1、以下ステップをS
と略する)。
編集か、他の編集方法かが判定され(S2)、他の編集
方法が選択されると、セーブフラグ部31aでのフラグ
をリセットし(S3)、その通常編集処理を実行し(S
4)、処理を完了する。
であれば、続いて、その手書き編集が復元機能か、他の
編集機能かが判定され(S5)、他の編集機能、例えば
一字抹消であれば、その編集機能が選択され(S6)、
その後、復元に必要な文書データおよびその時のワーク
フラグを画面情報バッファ31にセーブする(S7)。
その次に、セーブフラグ部31aにセーブフラグをセッ
ト(S8)した後、上記の編集機能を実行し(S9)処
理を完了する。
であれば、まず、セーブフラグ部31aのセーブフラグ
がセット状態であるか、リセット状態であるかを判定し
(S10)、リセット状態であれば、ブザー等のエラー
処理に移行し(S11)、処理が終了する。
ば、前記の画面情報バッファ31に予め記憶された元の
画面情報をおよびワークフラグを呼び出して復元処理を
実行し(S12)、続いて、セーブフラグ部31aのセ
ーブフラグをリセットして(S13)、処理を完了す
る。
ないし図16を参照しながら説明すると、まず、図13
に示すように、表示装置14における表示画面での文章
中の例えば「坂」に対して、手書き編集記号の一字抹消
機構を入力ペン12により手書き入力する。
である一字抹消が入力されると、復元処理のために、図
2に示すRAM2にある図1に示すテキストメモリ2a
にある現在の文書データと、その時に全機能で共通使用
するワークフラグを、上記のRAM2の別領域にある画
面情報バッファ31に一時セーブする。
グ部31aのセーブフラグをセットする。その次に、上
記の復元処理のための処理を終了すると、図14に示す
ように、実際に一字抹消処理を実行する。
りで、元の文章に復元させる場合、まず、入力ペン12
およびタブレット19により、図15に示すように、手
書き編集記号の復元記号を入力する。その後、セーブフ
ラグ部31aにおけるセーブフラグをチェックする。そ
のセーブフラグ部31aでのセーブフラグがリセット状
態であれば、手書き編集復元処理が実行不可のため、ブ
ザー等のエラー処理に移行し、処理を終了する。
ブフラグがセット状態であれば、画面情報バッファ31
から元の画面情報およびそのときのワークフラグを呼び
出して、図16に示すように、手書き編集一字抹消にて
消去した文字「坂」の復元処理を実行する。続いて、復
元処理実行後の復元処理を実行不可にするために、上記
のセーブフラグ部31aにおけるセーブフラグをリセッ
トする。なお、上記の図14および図16における□は
カーソル位置を示す。
き編集を実行する前に、文書データおよびその時のワー
クフラグをセーブしておくことにより、誤って手書き編
集を実行した場合においても、復元処理を指定するだけ
で文書データおよびその時のワークフラグを元に戻し、
表示装置14上での文書を手書き編集前の状態に迅速
に、かつ、確実に復元できる。
書き編集を取り消す場合等、予め以前の画面情報および
ワークフラグが記憶されているため、例えば図17に示
すように、入力ペン12の軌跡表示、認識領域の矩形表
示、認識情報の表示、編集機能の認識表示の一覧、処理
結果の取消か否かを問うメッセージ等を表示しても、上
記の表示やメッセージを一度消去してから、文章データ
を再配列する手間を省くことができる。したがって、上
記構成は、編集画面の再表示、認識機能実行、編集処理
の取消し等の実行が迅速化できる。
用のジェスチャー機能と縦書き用ジェスチャー機能の動
作例について図18を参照しながら説明する。まず、上
記構成では、縦書きか、横書きかを、図21に示すよう
に、テキストメモリ2aに記憶された書式情報の中に設
定されており、例えば縦書きの時は0、横書きの時は1
に設定されている。
の書式情報をテキスト編集部1aにて判定し(S2
1)、上記テキスト編集部1aが横書きと判定すれば、
その結果に基づいてテーブル選択部32が、横書きジェ
スチャーコマンドテーブル27をアクセス可能に設定
し、縦書きジェスチャーコマンドテーブル34をアクセ
ス不可に設定し、上記横書きジェスチャーコマンドテー
ブル27を参照して、横書き用認識を実行する(S2
2)。
すれば、その結果に基づいてテーブル選択部32が、横
書きジェスチャーコマンドテーブル27をアクセス不可
に設定し、縦書きジェスチャーコマンドテーブル34を
アクセス可能に設定し、上記縦書きジェスチャーコマン
ドテーブル34を参照して、縦書き用認識を実行する
(S23)。
ト編集部1aは編集を実行し(S24)、その結果を表
示装置14に表示して(S25)、処理が完了する。
に応じて、各テーブル27・34を個々に参照できるか
ら、横書きでのジェスチャー機能による編集、例えば図
19に示すように、ディスプレイタブレット20におい
て、横書きでの描画軌跡12aによりセンタリング編集
が可能となり、一方、縦書きでのジェスチャー機能の編
集、例えば図20に示すように、ディスプレイタブレッ
ト20において、縦書きでの描画軌跡12aによりセン
タリング編集が可能となる。
ように、正規化された各座標データと、各テーブル27
・34に記憶された基本ストロークの各座標データとが
比較照合されて実行される。
クを一つのテーブルにそれぞれ記憶しておき、上記の認
識動作を実行すると、基本ストロークの数が増加して、
その各基本ストロークとの比較照合に時間がかかること
が多いが、上記構成では、例えば文章を作成する際にま
ず設定される書式設定を利用して、各テーブル27・3
4の一方のテーブルの各基本ストロークと比較照合すれ
ばよく、各テーブル27・34のアクセス可能と不可と
を設定することにより、各基本ストロークとの比較照合
という認識経過時間を短縮化できるものとなっている。
て、図6および図7、並びに図22および図23に基づ
いて説明する。なお、上記実施例1と同様の機能を有す
る各部材は、同一の部材番号を付与してその説明を省い
た。
示すように、例えば横書きジェスチャーコマンドテーブ
ル27に、各基本ストロークが、対応するコマンドと共
に記憶されており、それらの基本ストロークは、図6と
図7とに示されているように、共通の基本ストローク、
例えば一字消去等を含み、一方、横書きと縦書きとでは
異なるが、例えば横書き用の基本ストロークを約90°
時計方向に回転させると、縦書き用の基本ストロークに
一致する変換可能な基本ストローク(以下、変換可能ス
トロークという)を含んでいる。
ロークの記憶の際には、その記憶領域のアドレス等を記
憶しておくヘッド部等の一部に、回転変換により他方の
基本ストロークとして使用できることを示す例えば0が
格納されている。
中の文章が縦書きか、横書きかを書式設定等から判定し
た結果、縦書きの場合、ジャスチャーコマンド判定部2
6にその判定結果を出力する。
コマンド判定部26からの指示信号に基づいて、前記の
横書きジェスチャーコマンドテーブル27から呼び出さ
れる基本ストロークが変換可能ストロークであると、そ
の変換可能ストロークを回転変換して、ジャスチャーコ
マンド判定部26に出力する変換手段36が設定されて
いる。
を、図23のフローチャートを参照しながら説明する
と、まず、ジェスチャー機能が起動時に、前記実施例1
において述べた書式情報をテキスト編集部1aにて判定
する(S31)。
れば、その結果に基づいてジャスチャーコマンド判定部
26が、上記横書きジェスチャーコマンドテーブル27
から各基本ストロークを呼び出し(S32)、上記各基
本ストロークとジェスチャー機能による描画と比較照合
して、横書き用認識を実行する(S33)。
判定すれば、その結果に基づいてジャスチャーコマンド
判定部26が、上記横書きジェスチャーコマンドテーブ
ル27から各基本ストロークを呼び出し(S34)、そ
の基本ストロークが変換可能ストロークか否かを判定す
る(S35)。
手段36により約90°時計方向に回転変換して(S3
6)、ジャスチャーコマンド判定部26に出力し、他
方、変換可能ストロークでなければ変換が不要と判定し
て、その基本ストロークをジャスチャーコマンド判定部
26に出力して前記S33に移行する。
定部26にて、呼び出された各基本ストロークとジェス
チャー機能での描画座標データとが順次比較照合され
て、所定の範囲で一致しない場合、S31に戻り待機状
態となる。
て、呼び出された基本ストロークとジェスチャー機能で
の描画座標データとが比較照合されて、所定の範囲で一
致した場合、認識完了とし、その認識結果に基づいて横
書き、または縦書きの編集を実行し(S34)、その編
集結果を表示装置14に表示して(S35)、処理を完
了する。
きジェスチャーコマンドテーブル27における各基本ス
トロークを、縦書きに変換可能な変換可能ストロークと
それらと異なる共通な基本ストロークとに識別して記憶
しておき、縦書きの際には、識別された上記変換可能ス
トロークを変換手段36にて変換してジャスチャーコマ
ンド判定部26に出力することにより、横書きでの編集
と縦書きでの編集を、同一の横書きジェスチャーコマン
ドテーブル27を用いて可能となっている。
認識のための各基本ストロークを一つのテーブルにそれ
ぞれ記憶しておき、上記の認識動作を実行すると、基本
ストロークの数が増加して、それら各基本ストロークと
の比較照合に時間がかかるが、上記構成では、例えば文
章を作成する際にまず設定される書式設定を利用して、
横書きジェスチャーコマンドテーブル27の各基本スト
ロークと比較照合すればよく、各基本ストロークとの比
較照合という認識経過時間を短縮化できるものとなって
いる。
ル27における記憶領域を低減できて、ユーザー用のメ
モリ領域を増大化できて、アプリケーションプログラム
等への使用範囲を拡大できる。
ける回転変換のルールが簡便なものに設定できるから、
一方の、例えば横書き用の変換可能ストロークを覚えて
いれば、縦書きの変換可能ストロークも容易に想定でき
て、横書きと縦書きでのジェスチャー機能による編集が
可能となると共に、覚えておく必要のある基本ストロー
クの数を軽減できる。これにより、各基本ストロークの
認識率を向上させることが可能となる。
スチャー処理方法では、ジェスチャー機能による編集時
に、元の画像情報が予め記憶領域に記憶されているた
め、誤った編集処理等により、元の画像に復元する際の
復元処理を迅速化できるという効果を奏する。
置の要部ブロック図である。
ある。
トロークの記憶例を示す説明図である。
プレイタブレットを示し、(a)はディスプレイタブレ
ットのタブレットを分割して示す各座標を示す説明図で
あり、(b)はディスプレイタブレットの表示装置の縦
ないしは横書きの配列を示す説明図である。
レイタブレットを示し、(a)は有効領域と無効領域を
示す説明図、(b)はペンボタン領域を示す説明図、
(c)は有効な描画軌跡例を示す説明図、(d)は無効
な描画軌跡例を示す説明図である。
の基本ストローク例を示す説明図である。
の基本ストローク例を示す説明図である。
ャー機能の使用例を示す説明図である。
能の他の使用例を示す説明図である。
ィング機能を示す説明図である。
字入力機能を示す説明図である。
能を示すフローチャートである。
画面を示す説明図である。
編集画面を示す説明図である。
指示画面を示す説明図である。
示す説明図である。
集処理がそれぞれ実行された各表示画面をそれぞれ示す
説明図である。
縦書きと認識実行する際のフローチャートである。
編集例を示し、(a)は編集記号を入力した表示画面、
(b)は上記編集記号による編集が実行された表示画面
を示す説明図である。
編集例を示し、(a)は編集記号を入力した表示画面、
(b)は上記編集記号による編集が実行された表示画面
を示す説明図である。
縦書きとを識別するための書式情報の記憶領域を示す説
明図である。
装置の要部ブロック図である。
ストロークの変換を示すフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】座標入力手段から入力される連続する座標
のストロークを抽出するストローク抽出手段と、 複数の基本ストロークの各々に対応して復元及び編集を
含むコマンドを記憶したテーブル手段と、 抽出されたストロークとテーブル手段に記憶された基本
ストロークを照合して最も近似する基本ストロークに対
応するコマンドを認識し出力するジェスチャー認識手段
と、 各種コマンドを入力するキー入力手段と、 表示画面に表示されている文字等の画像情報を前記ジェ
スチャー認識手段から出力されるコマンド及び前記キー
入力手段から入力されるコマンドに従って編集する編集
処理手段と、 前記編集処理手段による編集がジェスチャー認識手段か
ら出力されるコマンドによる編集である場合に編集前の
表示画面での画像情報及び動作状況を既に記憶されてい
る情報に換えて記憶する画面情報記憶手段と、 前記編集処理手段による編集がジェスチャー認識手段か
ら出力されるコマンドによる編集である場合にセットさ
れ、前記キー入力手段から入力されるコマンドによる編
集である場合にリセットされる識別子と、 ジェスチャー認識手段が復元コマンドを認識したときの
前記識別子の状態がセット状態にある場合に画面情報記
憶手段に記憶されている画像情報及び動作状況を読み出
し設定する復元手段とを備えるジェスチャー処理装置。 - 【請求項2】座標入力手段から入力される連続する座標
のストロークを抽出し、 抽出されたストロークと予め記憶された基本ストローク
を照合し最も近似する基本ストロークに対応する復元及
び編集コマンドを認識し、 表示画面に表示されている文字等の画像情報を認識され
た第1編集コマンド又はキー入力手段から入力された第
2編集コマンドに従って編集する時、当該編集が第1編
集コマンドによるものであれば識別子をセットすると共
に編集前の表示画面での画像情報及び動作状況を記憶手
段に格納し、第2編集コマンドによるものであれば識別
子をリセットし、 認識されたコマンドが復元コマンドを認識したときの前
記識別子の状態がセット状態にある場合に画面情報記憶
手段に記憶されている画像情報及び動作状況を読み出し
設定するようにしたことを特徴とするジェスチャー処理
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14094399A JP3258978B2 (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | ジェスチャー処理装置及びジェスチャー処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14094399A JP3258978B2 (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | ジェスチャー処理装置及びジェスチャー処理方法 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29615292A Division JP2963589B2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | ジェスチャー処理装置およびジェスチャー処理方法 |
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JP3258978B2 true JP3258978B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=15280431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14094399A Expired - Lifetime JP3258978B2 (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | ジェスチャー処理装置及びジェスチャー処理方法 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1999-05-21 JP JP14094399A patent/JP3258978B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2000047824A (ja) | 2000-02-18 |
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