JPH06266903A - 文字入力装置 - Google Patents

文字入力装置

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JPH06266903A
JPH06266903A JP5418093A JP5418093A JPH06266903A JP H06266903 A JPH06266903 A JP H06266903A JP 5418093 A JP5418093 A JP 5418093A JP 5418093 A JP5418093 A JP 5418093A JP H06266903 A JPH06266903 A JP H06266903A
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Kenji Suzuki
謙二 鈴木
Yoshio Furuichi
佳男 古市
Kazuo Koyama
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Toshiba Computer Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、入力者には入力文字の筆跡が分か
るようにし且つ側で見ている第3者には入力事項が認知
され難いようにすることを目的としている。 【構成】 本発明において、座標入力装置1から入力さ
れた座標点列は入力部21により、座標情報バッファ2
81を介して文字座標バッファ282に入力される。こ
れと共に記憶部28には文字入力開始位置、ストローク
点数入力位置が格納される。これと共に文字座標バッフ
ァ282に入っている座標点列に基づいて表示装置3の
画面に入力文字の筆跡が表示され、この時、制御部22
によってストローク表示開始位置格納エリア86とスト
ローク表示終了位置格納エリア87とが記憶部28に格
納される。表示装置3の画面に前記入力文字の筆跡を構
成するストロークが表示されると、ストローク消去開始
カウンタ格納エリア88が動作し、所定時間経つと、前
記表示したストロークを制御部22は表示装置3の画面
から消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置に積層一体化
された入力装置にスタイラスペンを用いて手書きで文字
や図形を入力する文字入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の文字入力装置は、LCD等
の表示装置と透明タブレット等の入力装置とが積層一体
化された構成を有しており、スタイラスペンを用いて文
字や図形を1枚の紙に書き込む感覚で入力できるため、
最近各方面で使用されるようになってきた。これに伴
い、従来、入力装置としてキーボードを用いて文字等を
入力していた装置も、キーボードを用いずにスタイラス
ペン等を用いて情報を座標点列の形で入力し、この座標
点列を文字として認識して入力するようになってきた。
このような手書き文字の入力は筆跡を表示装置に表示し
ながら行うので視覚的に分かり易いという長所がある。
しかしながら、コンピュータシステムのセキュリティチ
ェック等で手書き入力装置を用いる場合、手書き文字の
入力時に筆跡が残ることが災いし、側で見ている第3者
に入力が認知されてしまうという問題点があった。これ
を回避するため従来では、文字の入力方式をボタン方式
で代用したり、筆跡をまったく表示しないようにして手
書き入力を行うようにしていた。しかし、入力時に筆跡
を全く表示しない場合、第3者には入力が認知され難く
なる反面、入力者も入力状態が分からなくなる恐れがあ
った。又、入力時に筆跡が表示されないと、入力者が書
くパターンが乱雑になったり、正確に書くためにゆっく
り入力するようになるため、前者は文字の認識処理に悪
影響を与え、後者は入力事項を第3者にかえって認知さ
れ易くなってしまうという、逆効果が発生する恐れがあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなステイラ
スペンを用いて、文字や図形等の各種情報を手書き入力
する従来の文字入力装置では、手書き文字の入力時に筆
跡が残ることが災いし、そばで見ている第3者に入力事
項が認知されてしまうという問題点があった。これを回
避するため、従来では文字の入力方式をボタン方式で代
用したり、筆跡をまったく表示しないようにして手書き
入力を行うようにしていた。しかし、入力時に筆跡を全
く表示しない場合、第3者には入力が認知され難くなる
反面、入力者も入力状態が分からなくなる恐れがあっ
た。又、入力時に筆跡が表示されないと、入力者が書く
パターンが乱雑になったり、或いは正確に書くためにゆ
っくり入力するようになるため、前者は文字の認識処理
に悪影響を与え、後者は入力事項を第3者にかえって認
知され易くなってしまうという、逆効果が発生する恐れ
があった。
【0004】そこで本発明は上記の欠点を除去し、入力
者には入力状態が分かるようにし且つ側で見ている第3
者には入力事項が認知され難いようにすることができる
文字入力装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はペンにて手書き
で文字を入力装置に入力すると、この入力装置から得ら
れた座標点列に基づいて前記入力装置に一体に設けられ
ている表示装置に前記入力文字の筆跡を表示する文字入
力装置において、前記入力装置から入力されてその筆跡
が前記表示装置に表示された文字を形成する各ストロー
クの入力時点からの経過時間を計時する計時手段と、前
記ストロークの中で前記計時手段により入力時点から一
定時間が経過したストロークを前記表示装置から順番に
消去する消去手段とを具備した構成を有する。
【0006】
【作用】本発明の文字入力装置において、計時手段は入
力装置から入力されてその筆跡が表示装置に表示された
文字を形成する各ストロークの入力時点からの経過時間
を計時する。消去手段は前記ストロークの中で前記計時
手段により入力時点から一定時間が経過したストローク
を前記表示装置から順番に消去する。これにより、入力
した文字やパターンの筆跡の一部が入力に合わせて表示
され、且つ入力終了時点で全ての筆跡が消去された状態
となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の文字入力装置の一実施例を示し
たブロック図である。この文字入力装置は、2次元の座
標点列の情報を入力する入力装置1、マイクロプロセッ
サを主体として成る制御装置2、前記入力装置1を介し
て入力された座標点列の情報及び前記制御装置2で処理
された情報を表示するための表示装置3及び前記座標入
力装置1から入力された情報を前記制御装置2で文字と
して認識する際に参照する手書き文字認識用辞書41を
格納している外部記憶装置4から主に構成されている。
【0008】図2は図1に示した文字入力装置の外観構
造例を示す図である。文字入力装置は図2に示すような
透明のタブレット1aと、この透明タブレット1a上の
座標位置を指示するスタイラスペン1bとから成る。ス
タイラスペン1bの先端にはスイッチが付いており、文
字入力の際に書き込む筆跡によって、このスイッチがオ
ン、オフするようになっている。又、表示装置3は液晶
ディスプレイやプラズマディスプレイ等から成り、この
液晶ディスプレイ3と透明タブレット1aは積層一体化
されて、同一寸法の同一座標面を形成している。更に、
制御装置2の内部には各種機能を司る制御部22と記憶
部28が設けられている。
【0009】次に図1に示した制御装置22の機能につ
いて簡単に説明する。入力部21は前記入力装置1から
入力された座標情報の入力処理を行うものである。制御
部22は前記入力装置1より前記入力部21を介して入
力された座標点列の情報を1つの文字や数字といった単
位毎に分ける入力を行う際に、表示装置3に筆跡を表示
し、一定時間の経過後に筆跡消去の制御を行う。認識部
23は前記制御部22によって入力された情報を文字又
は数字として認識する。記憶部28は前記座標入力装置
1から前記入力部21が取り込んだ座標情報を格納する
座標情報バァ281、座標情報の内容から文字情報とし
ての座標点列の情報を一旦格納する文字座標バッファ2
82、表示装置3上の領域を特定するための情報を格納
する領域情報バッファ283、前記手書き文字認識辞書
41の情報を読み出す登録パタンバッファ284、前記
文字座標バッファ282と前記登録パターンバッファ2
84の情報から前記認識部23により認識された文字又
は数字等を一旦格納しておく認識結果バッファ285か
ら構成されている。又、前記文字座標バッファ282は
文字情報の格納先の先頭を示す文字入力開始位置座標格
納エリア83、文字座標入力位置格納エリア84、スト
ロークの点数を格納するストローク点数入力位置格納エ
リア85、表示中のストロークの開始座標が格納されて
いる位置を示すストローク表示開始位置格納エリア8
6、表示中のストロークの終了座標が格納されている位
置を示すストローク表示終了位置格納エリア87及びス
トロークの消去処理を開始するまでの時間情報を格納す
るストローク消去開始カウンタ格納エリア88に区画さ
れている。
【0010】以下、図1に示した文字入力装置の入力文
字の筆跡・消去に関する処理の流れを図3〜図19を参
照しながら具体的に説明する。図3は文字入力処理の全
体の流れを示す図である。図1に示した制御部22はま
ずステップ301にて入力部21により座標入力装置1
からスタイラスペン1bにより指示された座標情報を読
み出してその情報を座標情報バッファ281に格納す
る。この座標情報は図4に示す形式で格納され、スタイ
ラスペンの位置を示すx座標Cx、y座標Cy、スイッ
チのオン/オフ状態を示すスイッチ状態情報Csw及直
前に読み出した状態からスイッチの変化の有無を示すス
イッチ状態遷移情報Stから成る。続いて制御部22は
ステップ302にて図5に示すペン状態項目とそれに対
応する前記スイッチ情報Csw及びスイッチ状態遷移情
報Stとを比較する。ペン状態は次に示す4つの状態、
即ちスタイラスペン1bの先端のペンスイッチがオフか
らオンに変化した状態、同スイッチがオンからオフに変
化した状態、同スイッチがオンのままの状態、同スイッ
チがオフのままの状態に分類される。制御部22は図5
に示す条件に対応する処理をステップ302、303、
304、305で行い、座標情報に対する1回の処理を
終了する。
【0011】即ち、制御部22はステップ302にてス
タイラスペン1bの先端のペンスイッチがオフからオン
に変化した否かを判定し、そうでないならばステップ3
02に進み、そうであるならばステップ306に進む。
制御部22はステップ306にて前記Cswを1、St
を1として処理を終了する。ステップ303へ進んだ場
合、制御部22はスタイラスペン1bの先端のペンスイ
ッチがオンからオフに変化した否かを判定し、そうでな
いならばステップ304へ進み、そうである場合はステ
ップ307に進む。制御部22はステップ307にてC
swを0、Stを1として処理を終了する。ステップ3
04へ進んだ場合、制御部22はスタイラスペン1bの
先端のペンスイッチがオン状態か否かを判定し、そうで
ないならばステップ305へ進み、そうである場合はス
テップ308に進む。制御部22はステップ308にて
Cswを1、Stを0として処理を終了する。ステップ
305に進んだ場合、制御部22はCswを0、Stを
0として処理を終了する。このような4つのスタイラス
ペン状態は、文字入力時の文字のストロークの始め(ス
イッチのオフからオン)、ストロークの継続(スイッチ
のオン)、ストロークの終り(スイッチのオンからオ
フ)及び無入力(スイッチのオフ)の状態に対応する。
一方、図1に示したタイマ部24には、予め設定した時
間毎に制御部22を呼び出すような設定をしておく。制
御部22はタイマ部24の呼び出しによって、前記の作
業を一定時間毎に繰り返して実行し、この制御部22の
一連の処理により文字入力処理が実行される。
【0012】次に前記で分類したそれぞれの処理内容を
具体例を用いて説明する。表示装置3に表示される入力
領域は、図6に示す通り文字入力領域600、文字入力
開始ボタン601、文字入力終了ボタン602、文字の
認識結果を表する領域603から構成されている。図中
の×印は座標入力装置1により入力された入力座標点、
下矢印はストロークの始め、上矢印はストロークの終
り、入力座標点を結ぶ実線はストロークの継続を示す。
以降図6で示す例において、開始ボタン601内の点s
の入力により文字入力の開始を指示し、続いて点a1で
第1画目のストロークの始め、点a2、点a3、点a4
でストロークを継続し、点a5で第1画目のストローク
の終り、同様に第2画目のストロークを点b1で始め、
点b2、点b3を至り、点b4で終わった後に、終了ボ
タン602内の点e入力で文字入力を終了した例につい
て、図3の処理を詳述する。
【0013】図3に示したステップ301の詳細な処理
を図7に示す。図6に示した点sの入力は座標情報バッ
ファ281に格納されている位置情報と領域情報バッフ
ァ283に格納されている領域情報によりステップ70
1にて制御部22により判断される。その結果、入力点
が領域の中であれば制御部22はステップ708にて入
力準備処理を行う。図8はこの入力準備処理の詳細を示
したフローチャートである。即ち、制御部22はステッ
プ801にて入力文字の座標情報を格納する文字座標バ
ッファ282に対して入力開始位置83を設定し、ステ
ップ802にて座標入力位置84を設定し、ステップ8
03にて更にストローク表示開始位置286、ストロー
ク表示終了位置287の設定を行う。ステップ801〜
803の処理における位置設定では、図9に示すように
文字座標バッファ282中の位置901を格納する。
【0014】続いて図6に示した点a1の入力がある
と、制御部22は表示ストロークの有無をステップ70
2にてチェックし、表示ストロークがない場合はストロ
ーク消去開始カウンタ88にストロークの入力・表示か
ら消去するまでの時間を示すカウント値をステップ70
9にて設定した後、ステップ704にて図1の座標入力
位置84で示す位置情報をストローク点数入力位置85
として格納し、このストローク点数入力位置85の示す
位置に入力点数1を設定すると共にストローク点数識別
子を設定する。その後、制御部22はステップ705に
て座標入力位置84を、文字座標バッファ282の中の
座標情報を格納できる図9に示した次の位置902に書
き込んで更新する。続いて、制御部22はステップ70
6にて座標入力位置84に示す位置に文字座標バッファ
281に格納されている図4に示すような座標点cx、
cyを格納して座標識別子を設定する。最後に制御部2
2はステップ707にて座標入力位置84を、文字座標
バッファ282の中の座標情報を格納できる図9に示し
た次の位置903に書き込んで更新し、処理を終了す
る。
【0015】図9は図6に示した点a1の入力処理が終
了した時点の文字座標バッファ282の内容である。文
字座標バッファ282に格納される座標情報は図10に
示す通り、ストローク点数/座標識別子pと情報部qが
集まったものから成る。ストローク点数/座標識別子p
によりストローク座標点数又は座標点のxy座標が区別
される。図9においてストローク点数/座標識別子90
0は、ストローク点数識別子である時は1、座標識別子
である時は0である。尚、ステップ702にて、表示ス
トロークありと判断された場合、制御部22はステップ
703に進んで、図6に示した終了ボタン602が押さ
れたか否かを判定し、押された場合は入力処理を終了す
る。しかし押されていない場合はステップ704へ進ん
で上記した処理を行う。
【0016】次に図3のステップ307、308で実行
される図6の座標点a2から点a5の入力に応じて行わ
れる筆跡表示、消去処理の詳細を図11のフローチャー
トに従って説明する。制御部22はステップ1101に
て前記点a2の座標を図1に示した文字座標入力位置格
納エリア84に示す位置903(図9参照)に格納し、
ステップ1102にてストローク点数入力位置格納エリ
ア85に示す位置901(図9参照)に格納されている
ストローク点数を2とする。続いて、制御部22はステ
ップ1103にて実行する筆跡の消去処理を図12のフ
ローチャートに従って行う。即ち、制御部22はストロ
ーク表示開始位置格納エリア86とストローク表示終了
位置格納エリア87が同じであるか否かをステップ12
01にて判定し、同じの場合は表示ストロークがないも
のと判断して、何もしないで処理を終了する。次に図1
1に戻り、ステップ1104にて制御部22はストロー
ク表示開始位置格納エリア86に示す位置902(図9
参照)に格納している座標から、文字座標入力位置格納
エリア84に示す位置903(図9参照)に格納してい
る座標を結んで筆跡の表示を行う。その後、ステップ1
105にて制御部22はストローク表示終了位置格納エ
リア87を更新して位置903(図14参照)とし、ス
テップ1106にて文字座標入力位置格納エリア284
を更新して位置904(図14参照)とする。
【0017】図6に示した点a3の座標を処理する時
は、図3のステップ305で実行される具体的処理を示
した図11のフローチャートに従って処理される。ま
ず、制御部22はステップ1102にて座標の格納及び
ストローク点数の更新を行う。この状態の文字座標バッ
ファ282の内容は図14に示す通りとなり、文字座標
入力位置格納エリア84は位置904、ストローク点数
入力位置格納エリア85は位置901、ストローク表示
開始位置格納エリア86は位置902、ストローク表示
終了位置格納エリア87は位置903を指示している。
このような状態で図11のステップ1103で示してあ
る筆跡の消去処理は次のように実行される。まず、制御
部は12に移り、制御部22はステップ1201にてス
トローク表示開始・終了位置が異なると判定して、表示
ストロークがあるものとしてステップ1202に進み、
続いてステップ1202にてストローク消去開始カウン
タの比較処理を行い、カウンタが0であればステップ1
204以降の消去処理へと進み、そうでない場合はステ
ップ1203に進んで、ストローク消去開始カウンタ格
納エリア88の値を減らす。次に図6に示した点d2の
入力処理において、制御部22はステップ1203にて
カウンタの値を0と判定すると、ステップ1204の消
去部分の特定処理に移る。この処理は図15のフローチ
ャートに従って行われる。
【0018】このストロークの消去処理はストローク表
示開始位置格納エリア86を操作して行うが、図6に示
した点sから点a1、a2、a3及び筆跡の消去処理の
前後におけるストローク表示開始位置格納エリア86と
ストローク表示終了位置格納エリア87の変更の様子は
図16に示す通りである。点a3が入力され、消去部分
の特定を行う前の状態は図16のイに示すようになって
いる。文字座標バッファ282の内容が図14に示した
状態で、図15の処理フローの説明に戻ると、まず、制
御部22はステップ1501にてストローク表示開始位
置格納エリア86に示す座標情報の図14に示した識別
子900がストローク点数であるかを調べ、ストローク
点数の場合、制御部22はステップ1502にてストロ
ーク表示開始位置格納エリア86を進め、更に、ステッ
プ1503にてストローク表示開始位置格納エリア86
の座標情報を消去する筆跡の開始位置をDsとする。続
いて、制御部22はステップ1504にてストローク表
示開始位置格納エリア86を進めて、ステップ1505
にて再度ストローク表示開始位置格納エリア86の示す
座標情報の前記識別子900がストローク点数であるか
を調べ、ストローク点数の場合はステップ1506にて
消去する筆跡はないと判断して処理を終了する。ステッ
プ1505にてストローク点数でなく座標データを表す
場合、制御部22はステップ1507にてストローク表
示開始位置格納エリア86の座標情報を消去する筆跡の
終了位置をDeとし、ステップ1508にてDs、De
間を筆跡の消去する部分として特定して処理を終了す
る。続いて図12に戻って、制御部22はステップ12
05にて特定した区間の筆跡を消去して、図11のステ
ップ1103で示した筆跡の消去処理を終了する。続い
て図11に戻って、制御部22はステップ1104にて
ストローク表示終了位置格納エリア87の示す座標から
座標入力位置905の示す座標を結んで筆跡を表示す
る。その後、ステップ1105にてストローク表示終了
位置格納エリア87を更新し、ステップ1106にて文
字座標入力位置格納エリア84を更新する。図16は上
記の処理によりストロークの位置情報が更新された例を
示している。
【0019】次に図3に示したステップ306の処理を
図17のフローチャートに示す。この処理は入力が行わ
れていない場合、制御部22はステップ1701にて筆
跡の消去処理を行う。この処理の流れは図12のそれと
等しい。最後に、図6に示した点eの入力によって、制
御部22は図7に示したステップ709、ステップ71
0の手順を実行するが、図18は前記手順の詳細を示し
たフローチャートである。即ち、制御部22はステップ
1801にて図1に示した文字座標入力位置格納エリア
84の示す位置に終了コードを書き込み、ステップ18
02にて筆跡を全て消去するために文字入力領域600
をクリアする。図19は図6に示したようにストローク
の入力が終了した状態の図1に示した文字座標バッファ
282の内容例を示している。
【0020】上記処理後、図1に示した認識部23は手
書き文字認識辞書41から必要な情報を登録パターンバ
ッファ284に抜き出し、これと文字座標バッファ28
2内の座標点列と比較して入力された座標点列を文字ま
たは数字として認識する。認識の方法は例えば文字座標
バッファ282に格納されている座標点列をある点数に
正規化し、それぞれの点列の座標と抜き出した登録パタ
ーンバッファ284に登録されている各文字についての
点列の座標との距離を計算より求め、その距離がある特
定の値以下であれば入力したパターンが登録パターンと
一致したとし、それ以外の場合は再入力をするようにす
る。一方、パターンの入力においては、入力者のみが分
かるように筆跡を表示する一方で消去していき、パター
ンの入力完了から極短い時間内で入力パターンは全て消
去することができる。これにより、入力者以外に入力パ
ターンが認知されにくい効果が期待できる。
【0021】本実施例によれば、制御部22が図3に示
したステップ304、305の処理により筆跡の消去処
理と表示処理を行うことと、更にステップ306にて入
力が行われていない場合でも筆跡の消去処理を行うこと
により、また、入力終了の指示があった場合は図18に
示したステップ1802にて直ち入力領域をクリアする
ことにより、入力者がスタイラスペン1bで透明タブレ
ット1a上に入力する文字の筆跡を液晶ディスプレィ3
に表示してから一定時間経過した後、前記筆跡表示を消
去をすることができため、入力者には何を入力している
かが分かるが、側で見ている第3者には入力された情報
が分かり難たく、従来のキーボードによるパスワード入
力チェックと同様の効果を手書き入力装置でも実現する
ことができる。また、図1に示したストローク消去開始
カウンタ格納エリア88は図7に示したステップ709
にてストロークの始め時点で設定されるが、このカウン
タ値は筆跡の消去処理を開始するまでの時間情報として
働き、カウンタ値を0にセットしておくと、筆跡表示
後、次の座標入力処理において筆跡を消去することがで
き、或いはカウンタ値を適当な値にしておくと、筆跡に
尾を引かせる効果を持たせることができる。尚、本発明
は上述した実施例に限定されるものではない。例えば、
本実施例では1文字の入力に限ってその筆跡の表示方法
について説明したが、複数の文字を入力できるように文
字入力領域を複数個用意してもよい。また、ストローク
の消去の方法は、矩形内の領域を指定することによって
消去してもよい。また入力された座標点列の情報を文字
または数字として認識する方法も、辞書に登録されてい
る文字との距離によるマッチングではなくて、入力され
た情報を文字の基本的な形に何等かの形に変換し、それ
と辞書内の文字との類似性を見るようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の文字入力装置
によれば、手書きパターンの入力において、筆跡者のみ
がわかるように筆跡を表示する一方で同時に消去してい
き、パターンの入力完了から極短い時間内で入力パター
ンは全て消去することができるため、入力者以外に入力
パターンが認知されにくいという効果を生み、従来のキ
ーボードによるパスワード入力チェックと同様の効果を
手書き入力装置でも実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字入力装置の一実施例を示したブロ
ック図。
【図2】図1に示した文字入力装置の外観構造例を示し
た図。
【図3】図1の装置により文字を入力する際の全体の動
作を示したフローチャート。
【図4】図1に示した座標情報バッファに格納されるデ
ータフォーマット例を示した図。
【図5】図2に示したスタイラスペンのスイッチ状態と
成立条件との関係を示した図。
【図6】図1に示した表示装置の画面に表示された筆跡
ストロークの一例を示した図。
【図7】図3のステップ303の処理の詳細を示したフ
ローチャート。
【図8】図7に示したステップ708の処理の詳細を示
したフローチャート。
【図9】図1に示した文字座標バッファに格納される位
置情報例を示した図。
【図10】図1に示した文字座標バッファに格納される
座標情報例を示した図。
【図11】図3に示したステップ304及び305の処
理の詳細例を示したフローチャート。
【図12】図11に示したステップ1103の処理の詳
細例を示したフローチャート。
【図13】図1に示した文字座標バッファに格納される
他の位置情報例を示した図。
【図14】図1に示した文字座標バッファに格納される
更に他の位置情報例を示した図。
【図15】図12に示したステップ1204の処理の詳
細例を示したフローチャート。
【図16】図1に示した座標入力位置、ストローク表示
開始位置格納エリア及びストローク表示終了位置の更新
例を示した図。
【図17】図3に示したステップ306の処理の内容例
を示したフローチャート。
【図18】図7に示したステップ702、709の処理
の内容例を示したフローチャート。
【図19】図1に示した文字座標バッファのストローク
入力終了状態の内容例を示した図。
【符号の説明】
1…座標入力装置 1a…透明タブ
レット 1b…スタイラスペン 2…制御装置 3…表示装置 4…外部記憶装
置 21…入力部 22…制御部 23…認識部 24…タイマ部 28…記憶部 41…手書き文
字認識辞書 83…文字入力開始位置座標格納エリア 4…文字座標入力位置格納エリア 85…ストローク点数入力位置格納エリア 86…ストローク表示開始位置格納エリア 87…ストローク表示終了位置格納エリア 88…ストローク消去開始カウンタ格納エリア 281…座標情報バッファ 282…文字座
標バッファ 283…領域情報バッファ 284…登録パ
ターンバッファ 285…認識結果バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古市 佳男 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 小山 和雄 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペンにて手書きで文字を入力装置に入力
    すると、この入力装置から得られた座標点列に基づいて
    前記入力装置に一体に設けられている表示装置に前記入
    力文字の筆跡を表示する文字入力装置において、前記入
    力装置から入力されてその筆跡が前記表示装置に表示さ
    れた文字を形成する各ストロークの入力時点からの経過
    時間を計時する計時手段と、前記ストロークの中で前記
    計時手段により入力時点から一定時間が経過したストロ
    ークを前記表示装置から順番に消去する消去手段とを具
    備したことを特徴とする文字入力装置。
  2. 【請求項2】 前記計時手段が計時する一定時間の値を
    任意の値に変更する手段を具備したことを特徴とする請
    求項1記載の文字入力装置。
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