JPH07316102A - 4,6−ジニトロレゾルシンの製法及びその中間体の製法 - Google Patents

4,6−ジニトロレゾルシンの製法及びその中間体の製法

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JPH07316102A
JPH07316102A JP17521694A JP17521694A JPH07316102A JP H07316102 A JPH07316102 A JP H07316102A JP 17521694 A JP17521694 A JP 17521694A JP 17521694 A JP17521694 A JP 17521694A JP H07316102 A JPH07316102 A JP H07316102A
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JP
Japan
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dinitrophenol
sulfuric acid
substituted
producing
dinitrobenzene
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JP17521694A
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Hideo Suzuki
秀雄 鈴木
Isao Hashiba
功 橋場
Kenichi Tokunaga
健一 徳永
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/12Preparation of nitro compounds by reactions not involving the formation of nitro groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C213/00Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C213/02Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton by reactions involving the formation of amino groups from compounds containing hydroxy groups or etherified or esterified hydroxy groups

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリベンゾビスオキサゾールの原料モノマー
として有用なジアミノレゾルシンを製造する際の中間体
となる、4,6−ジニトロレゾルシン及び該レゾルシン
の製造に於ける中間体である3−置換−4,6−ジニト
ロフェノールを高収率で1,3−ジハロ−4,6−ジニ
トロベンゼンより得る方法の提供にある。 【構成】 1,3−ジハロ−4,6−ジニトロベンゼン
を塩基の存在下に、アルコールと反応させた後に酸性に
し、構造式〔1〕 【化7】 (Rはアルキル基、シクロアルキル基又はアラルキル基
を示す。)で表される3−置換−4,6−ジニトロフェ
ノールを得、該ジニトロフェノールを硫酸で、加水分解
することを特徴とする4,6−ジニトロレゾルシンの製
法に関する。また、1,3−ジハロ−4,6−ジニトロ
ベンゼンを塩基の存在下に、アルコールと反応させた後
に酸性にすることを特徴とする上記の構造式〔1〕で表
される3−置換−4,6−ジニトロフェノールの製法に
関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4,6−ジニトロレゾル
シン及びその中間体の製法に関する。更に詳しくは、次
式で表される様に構造式〔2〕で示される1,3−ジハ
ロ−4,6−ジニトロベンゼンをアルコール類及び塩基
の存在下で反応させた後に酸性とし、構造式〔1〕で示
される3−置換−4,6−ジニトロフェノールを得、該
ジニトロフェノールを硫酸によって加水分解し4,6−
ジニトロレゾルシン(DNR)を製造する方法に関す
る。
【0002】
【化4】
【0003】4,6−ジニトロレゾルシンを還元して得
られる4,6−ジアミノレゾルシン(DAR)は、種々
の優れた特徴を持つポリベンズビスオキサゾール(PB
O)のモノマーとなるところから、その原料として重要
である。PBOは、強度、弾性率、耐熱性、耐薬品性等
の諸点に於て、従来品より優れて居り、新しい材料とし
てその開発が待望されている(特公昭61−50145
2号公報)。
【0004】
【従来の技術】従来の3−置換−4,6−ジニトロフェ
ノールの製法は、1−クロル−3−メトキシ−4,6−
ジニトロベンゼンを加水分解して3−メトキシ−6−ジ
ニトロフェノールを得た例(Recl.Trav.Ch
im.,23 122(1904))はあるが、1,3
−ジハロ−4,6−ジニトロベンゼンを原料として、一
挙に3−置換−4,6−ジニトロフェノールを得た例は
ない。
【0005】ここで、1,3−ジハロ−4,6−ジニト
ロベンゼン〔2〕をアルカリ金属水酸化物水溶液で加水
分解し、直接4,6−ジニトロレゾルシン(DNR)を
得る方法が知られている。
【0006】
【化5】
【0007】上記反応について1,3−ジクロロ−4,
6−ジニトロベンゼンについて、5%の水酸化ナトリウ
ム水溶液を1,2当量用いる方法が報告されている(R
auner,Wolframら;Z.Chem.8
(9)338(1968):C.A.70巻 1126
89(1969))。この方法ではDNR収率11%と
低い結果である。又、特開平1−238561号公報で
は、窒素下5%水酸化ナトリウム溶液を1.6当量用い
て4時間還流を行いDNR収率72%の結果と報告して
いる。しかし特開平1−238561号公報の方法では
その他の副生成物が多く又、容積効率が低く問題があ
る。
【0008】又、アルコキシニトロベンゼンを硫酸を用
いて加水分解する例は知られている(Rec.Tra
w.Chim.P−B 65巻 361頁(194
6))が、3−置換−4,6−ジニトロフェノールを硫
酸で加水分解し、不安定な4,6−ジニトロレゾルシン
を得た例は全くない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは1,3−
ジハロ−4,6−ジニトロベンゼンの工業的に実施し得
る高収率で、かつ容積効率の高い加水分解方法を鋭意研
究した結果、塩基の存在下にアルコールと反応させた後
に酸性にすることにより3−置換−4,6−ジニトロフ
ェノールが高収率で得られることを見出し、更に、得ら
れた3−置換−4,6−ジニトロフェノールを加水分解
し高収率で、かつ容積効率良く4,6−ジニトロレゾル
シンを得る方法を鋭意検討した。
【0010】しかし、本発明の目的化合物である4,6
−ジニトロレゾルシンは、化学的に不安定な物質であ
り、特に塩基下に於ては分解反応が起こり易く不都合で
あった。そこで酸触媒を種々検討した中で、最も安価で
操作性上実用的な硫酸を用いることにより、高収率でか
つ従来の1,3−ジハロ−4,6−ジニトロベンゼンを
金属水酸化物水溶液で加水分解し直接4,6−ジニトロ
レゾルシンを得る方法に比べ、高収率でかつはるかに高
い容積効率で目的物が得られることを見出し本発明を完
成させた。
【0011】本発明の目的はポリベンゾビスオキサゾー
ルの原料モノマーとして有用なジアミノレゾルシンを製
造する際の中間体となる、4,6−ジニトロレゾルシン
及び該レゾルシンの製造に於ける中間体である3−置換
−4,6−ジニトロフェノールを高収率でかつ容積効率
良く1,3−ジハロ−4,6−ジニトロベンゼンより得
る方法の提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、1,3
−ジハロ−4,6−ジニトロベンゼンを塩基の存在下
に、アルコールと反応させた後に酸性にし、下記の構造
式〔1〕で表される3−置換−4,6−ジニトロフェノ
ールを硫酸で、加水分解することを特徴とする4,6−
ジニトロレゾルシンの製法に関する。
【0013】
【化6】
【0014】(但しRは、アルキル基、シクロアルキル
基又はアラルキル基を示す。) また、本発明は、上記構造式〔1〕で表される3−置換
−4,6−ジニトロフェノールを硫酸で、加水分解する
ことを特徴とする4,6−ジニトロレゾルシンの製法に
関する。更にまた、本発明は、1,3−ジハロ−4,6
−ジニトロベンゼンを塩基の存在下に、アルコールと反
応させた後に酸性にすることを特徴とする、上記構造式
〔I〕で表される3−置換−4,6−ジニトロフェノー
ルの製法に関する。
【0015】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
原料である1,3−ジハロ−4,6−ジニトロベンゼン
のハロとしては、フッ素、塩素、臭素及び沃素原子を表
し、具体的には、1,3−ジクロル−4,6−ジニトロ
ベンゼン、1−クロル−3−フロロ−4,6−ジニトロ
ベンゼン、1−クロル−3−ブロム−4,6−ジニトロ
ベンゼン、1−クロル−3−ヨード−4,6−ジニトロ
ベンゼン、1,3−ジブロム−4,6−ジニトロベンゼ
ン、1−ブロム−3−フロロ−4,6−ジニトロベンゼ
ン、1−ブロム−3−ヨード−4,6−ジニトロベンゼ
ン、1,3−ジヨード−4,6−ジニトロベンゼン等が
挙げられる。これらは、単独又は混合物で使用してもか
まわない。原料の1,3−ジハロ−4,6−ジニトロベ
ンゼンは、本発明者等が既に出願した特願平5−191
223号に記載の、ジハロベンゼンを三酸化硫黄の存在
下で、硝酸によってジニトロ化することにより得ること
が出来る。原料の入手のし易さから、1,3−ジクロル
−4,6−ジニトロベンゼンが好ましい。
【0016】次に本発明で用いるアルコールとしては、
アルキルアルコール、シクロアルキルアルコール及び無
置換又は置換ベンジルアルコール等のアラルキルアルコ
ール等が挙げられる。アルキルアルコールとしては、炭
素数1〜10の範囲のアルコールが好ましい。シクロア
ルキルアルコールとしてはシクロペンチルアルコール、
シクロヘキシルアルコール等が好ましい。特に好ましい
アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、シクロアルキルアルコール等が挙げられる。
【0017】アルコールの使用量は、原料と等モル以上
あれば良いが、溶媒として大過剰存在させてもかまわな
い。又、含水アルコールも使用することができる。さら
に塩基としては、アルカリ金属及びアルカリ土類金属若
しくはそれらの化合物、アンモニア及び有機塩基が使用
できる。具体的には、アルカリ金属としてはリチウム、
ナトリウム及びカリウム、アルカリ土類金属としてはマ
グネシウム、カルシウム及びバリウムが挙げられ、それ
らの化合物としては、酸化物、水酸化物、塩、アルコラ
ート等が挙げられる。塩としては、炭酸塩、炭酸水素
塩、リン酸塩、ギ酸や酢酸等の有機酸塩等が挙げられ
る。
【0018】アルコラートとしては、メタノール、エタ
ノール、プロパノール及びブタノール等とアルカリ金属
又はアルカリ土類金属で形成されたものが挙げられる。
有機塩基としては、メチルアミン、エチルアミン、トリ
エチルアミン等に代表されるアルキルアミン類が挙げら
れ、又アニリンやN−メチルアニリン等のアニリン類及
びピリジン、ピコリン等のピリジン類に代表される芳香
族アミン類が挙げられる。
【0019】特に好ましくは、工業的に安価な水酸化ナ
トリウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、水酸化
マグネシウム、酸化マグネシウム、アンモニア等が挙げ
られる。その使用量は、原料基質に対し0.1〜20当
量、特には0.5〜10当量が好ましい。
【0020】次に溶媒としては、アルコール自身を使用
することもできるが水や反応に直接影響を与えない有機
溶媒であれば使用することができる。例えば、トルエン
やキシレン等の芳香族炭化水素類、ジオキサンやエチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類等が挙げ
られる。その使用量は原料基質に対し1〜20重量倍、
特には2〜10重量倍が好ましい。
【0021】反応は、低温から可能であり−50〜15
0℃の範囲で行うことができるが、工業的には0〜10
0℃の範囲で行うのが好ましい。反応時間は、反応温度
や原料の仕込み速度によって発熱を制御しながら反応を
行う必要があり、工業的には1〜6時間程度が好まし
い。反応後は塩酸や硫酸等の酸を添加し酸性化した後、
ロ過、水洗、乾燥することにより目的とする3−置換−
4,6−ジニトロアニソールの結晶が得られる。必要に
応じ再結晶により純度を向上させる場合は、トルエンや
イソプロパノール等の溶媒を用いて行うか、さらに場合
によってはカラムクロマトグラフィーを用いて行うこと
ができる。しかし、次工程の3−置換−4,6−ジニト
ロアニソールの加水分解においては、上記の方法で生成
した3−置換−4,6−ジニトロアニソールの精製は特
に必要なく、反応粗物でも良い。このようにして、本発
明の4,6−ジニトロレゾルシンの製法において中間体
となる3−置換−4,6−ジニトロフェノールが得られ
る。
【0022】次に、3−置換−4,6−ジニトロフェノ
ールを硫酸での加水分解する方法について具体的に説明
する。3−置換−4,6−ジニトロフェノールを加水分
解するに用いる酸としては、工業的に安価な硫酸が高収
率でかつ高い容積効率で好ましい。硫酸は、100%品
で水を含まないものでも反応は可能であるが、高温での
スルホン化物の副生を抑制するためには、水が存在した
方が好ましい。しかし低濃度になると、反応が遅くなり
操業率が低下する。従って硫酸水溶液の硫酸の濃度とし
ては、50〜100%が好ましく特には、70〜90%
が望ましい。
【0023】使用する硫酸量としては、基質に対し0.
5〜50当量が使用されるが、特には、1〜20当量が
好ましい。硫酸濃度を高くすれば使用する硫酸量は少な
くても可能である。本反応では、硫酸自身が溶媒となっ
ているが、さらに有機溶媒を使用することもできる。例
えば、クロルベンゼンや1,2−ジクロルベンゼン等に
代表される芳香族ハロゲン化炭化水素類及び1,1,
2,2−テトラクロルエタンや1,1,2,3−テトラ
クロルプロパン等に代表される脂肪族ハロゲン化炭化水
素類等が使用できる。使用量は特に限定されるものでは
ないが、実用的見地から反応基質に対し、0.5〜10
重量倍程度が好ましい。
【0024】さらに本反応では、反応条件により懸濁反
応となる場合は、反応を円滑に進行させるためにテトラ
エチルアンモニウムブロマイドやテトラブチルアンモニ
ウムブロマイド等の相関移動触媒やジ(2−エチルヘキ
シル)スルホコハク酸ナトリウム(別名:スルホコハク
酸ジオクチルナトリウム)に代表される各種のスルホコ
ハク酸塩、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(商品名ノナール210;東邦化学)に代表されるポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテル等の界面活性剤
を添加することもできる。
【0025】相関移動触媒或いは界面活性剤の添加量は
反応基質に対し0.5〜20重量%が好ましい。加水分
解の反応温度は、硫酸濃度が高い場合は低温側でも反応
は進行し、通常50〜180℃の範囲で行うことができ
るが、特には、70〜150℃の範囲が好ましい。反応
時間は、反応温度との相関になるが、実用的に2〜10
時間が好ましい。
【0026】反応終了後は、冷却し必要に応じ水で希釈
させてから析出した結晶をロ過、乾燥することにより目
的とするDNRの粗結晶が得られる。これはアセトニト
リル等の溶媒で再結晶させることによりDNR精製品が
得られる。この様にして得たジニトロレゾルシンは、通
常の接触還元によりジアミノレゾルシンを得ることが出
来る。還元を行う場合、硫酸での加水分解反応物を冷却
し、必要により水で希釈した状態で、生成したDNRを
分離せづ、オートクレーブに移し、還元用の触媒を所定
量添加して、水素で還元してジアミノレゾルシンを得る
ことが出来る。
【0027】次に実施例によって、さらに本発明を具体
的に説明するが、これらによって何ら限定されるもので
はない。
【0028】
【実施例】
実施例1 1,3−ジクロル−4,6−ジニトロベンゼン47.4
g(0.2mol)、メタノール60gと水100gを
混ぜ5℃に冷却する。その混合液の撹拌中に、水酸化ナ
トリウム40gを水80gに溶かした水溶液を15分か
けて滴下した。室温に戻してからしだいに加温し、80
℃で還流させながら2時間撹拌した。冷却後、35%塩
酸70gを滴下し酸性にすると結晶が析出した。この結
晶をロ過、水洗後乾燥すると淡黄色粗結晶43.2gが
得られた。この結晶をトルエンから再結晶を行うと液体
クロマトグラフィーで単一ピークの結晶が得られた。以
下に、この結晶の分析を行った結果を示す。
【0029】マススペクトル(m/e(%)) 214
(M+ ,5),184(5),95(9),84(4
5),66(100)1 H−NMR(CDCl3 +d6 −DMSO,δpp
m):3.87(3H,s,CH3 ),5.03(1
H,br.,OH),6.33(1H,s,Harom),
8.73(1H,s,Harom13 C−NMR(CDCl3 +d6 −DMSO,δpp
m):39.7,56.3,78.7,105.1,1
27.2,158.0,166.8 融点:110〜111℃ 以上から、この結晶は3−メトキシ−4,6−ジニトロ
フェノール(以下MDNPと略す)であることが判明し
た。又、粗結晶の純度は、94.0%であることが判
り、1,3−ジクロル−4,6−ジニトロベンゼンを基
準としたMDNP収率は94.8%であった。一方ロ液
濃縮物を定量の結果、MDNP収率3.4%含有してい
ることが判明した。
【0030】得られた、再結晶した3−メトキシ−4,
6−ジニトロフェノール(MDNP)4.28g(0.
02mol)と80%硫酸水溶液12.6gを混ぜ、1
30℃で5時間攪拌した。反応後、冷却してから水20
mlを加え、生成した結晶をロ過、水洗、そして乾燥す
ることにより粗結晶3.44gが得られた。
【0031】この結晶を、アセトニトリルから再結晶を
行い、液体クロマトグラフィーで単一ピークの結晶3.
16gを得た。この結晶は、MASS、1 H−NMR、
13C−NMR分析の結果、目的とする4,6−ジニトロ
レゾルシン(DNR)であるとが判明した。よって、粗
結晶を純度測定した結果97.3%であることが判っ
た。(MDNP基準の収率、83.6%) さらにロ液を1,2−ジクロロエタンで抽出し、濃縮後
得られた結晶は0.27gであり、4,6−ジニトロレ
ゾルシン(DNR)純度は、68.8%であった。(収
率4.6%) 以上より本加水分解反応の4,6−ジニトロレゾルシン
(DNR)の収率は、MDNP基準で88.2%であっ
た。
【0032】実施例2 メタノール114gに水酸化ナトリウム10.2g
(0.24mol)を溶解させた。この溶液を5℃に冷
却下に1,3−ジクロル−4,6−ジニトロベンゼン1
8.9g(0.08mol)を30分かけて分割添加し
た。その後25℃室温で1時間撹拌してから更に65℃
で1時間撹拌した。反応後冷却してから塩酸で酸性にし
た後、ロ過、水洗、乾燥することにより結晶16.4g
が得られた(MDNPの純度98.8%、MDNPの収
率は、1,3−ジクロル−4,6−ジニトロベンゼン基
準で94.6%であった。)。
【0033】ロ液を濃縮し得られた結晶を定量した結果
MDNPが収率4.9%含有していることが判った。
【0034】実施例3 実施例2に於て水酸化ナトリウムを6.8g(0.16
mol)とし、反応時間を65℃で3時間とした他は、
同様に反応し後処理をした。得られた結晶は16.9g
(MDNPの純度98.1%、MDNPの収率96.8
%)であった。 実施例4 実施例2に於て水酸化ナトリウム13.6g(0.32
mol)とし、反応温度を25℃で、反応時間を4時間
とした他は同様に反応し、後処理をした。得られた結晶
は16.7g(MDNPの純度97.8%、MDNPの
収率95.4%)であった。
【0035】実施例5 1,3−ジクロル−4,6−ジニトロベンゼン2.37
g(0.01mol)、メタノール16.6g及び水
2.4gの混合液を5℃に冷却した。その中にトリエチ
ルアミン6.06g(0.06mol)を滴下した。そ
の後、室温に戻してからしだいに加温し68℃で20時
間撹拌した。反応後、冷却してから塩酸で酸性にした
後、ロ過、水洗、乾燥し得られた結晶2.11gを定量
した結果、目的とする3−ヒドロキシ−4,6−ジニト
ロアニソール収率は58.6%であった。
【0036】実施例6〜11 実施例5に於て、水、塩基、反応温度、反応時間を変え
た他は、同様な操作を行った結果を表1に示す。尚、反
応温度はすべて63℃である。
【0037】
【表1】
【0038】実施例12 1,3−ジクロル−4,6−ジニトロベンゼン2.37
g(0.01mol)をトルエン12gに溶かした溶液
を、水酸化ナトリウム1.2gとメタノール3.2gの
混合液に攪拌しながら15℃で滴下した。滴下終了後、
そのまま30分攪拌を続けてから昇温し、90℃で1時
間撹拌した。その後、冷却して塩酸で酸性にした後、結
晶をロ過、水洗後乾燥して2.13gの結晶が得られ
た。この結晶を定量の結果、目的とする3−ヒドロキシ
−4,6−ジニトロアニソール収率は98.6%であっ
た。
【0039】実施例13 1,3−ジクロル−4,6−ジニトロベンゼン4.74
g(0.02mol)、エタノール6.2g及び水12
gの混合液を5℃に冷却した。その混合液に攪拌しなが
ら、水酸化ナトリウム4.0gを水10gに溶解した水
溶液を10分かけて滴下した。その後、室温に戻してか
らしだいに加温し80℃で還流しながら2時間撹拌し
た。
【0040】冷却後、35%塩酸10gを滴下し酸性に
すると結晶が析出した。この結晶をロ過、水洗後乾燥し
て3.1gの結晶が得られた。この結晶の分析結果を以
下に示す。 マススペクトル(m/e(%)):228(M+ ,1
0),200(15),184(13),170(1
7),84(65),69(100)1 H−NMR(CDCl3 +d6 −DMSO,δpp
m):1.47(3H,t,J=6.9Hz,C
3 ),4.25(2H,q,J=7.1Hz,C
2),6.86(1H,s,Harom),8.73(1
H,s,Harom13 C−NMR(CDCl3 +d6 −DMSO,δpp
m):14.08,39.80,78.62,103.
3,124.9,158.6 融点: 73〜74℃ 以上から得られた結晶は3−エトキシ─4,6─ジニト
ロフェノールであることが判明した。
【0041】上記の方法で得た3−エトキシ−4,6−
ジニトロフェノール(EDNP)4.56g(0.02
mol)を用い、反応時間を4時間とした他は、全く実
施例1同様な加水分解反応を行った結果、4,6−ジニ
トロレゾルシン(DNR)収率は83.6%であった。
【0042】実施例14 1−プロパノール28gに水酸化ナトリウム3.2gを
加え、20℃で30分攪拌した。その混合溶液中へ、
1,3−ジクロル−4,6−ジニトロベンゼン4.74
g(0.02mol)を氷冷下で添加した。その後、室
温に戻し2時間攪拌した。さらに70℃で3時間攪拌を
継続した。冷却後、35%塩酸10gを滴下し酸性にし
た後、濃縮した。
【0043】この残査に1,2−ジクロルエタンと水を
加え、不溶分はロ過により除去した後、1,2−ジクロ
ルエタン層を分液し、濃縮すると3.6gの油状物質が
得られた。この物質の分析結果を以下に示す。 マススペクトル(m/e(%)):242(2),20
0(8),170(6),95(14),69(10
0)1 H−NMR(CDCl3 ,δppm):1.10(3
H,t,J=7.3Hz,CH3 ),1.90−2.0
0(2H,m,CH2 ),4.16(2H,t,J=
6.3Hz,CH2 ),6.71(1H,s,
arom),8.81(1H,s,Harom13 C−NMR(CDCl3 ,δppm):10.35,
22.07,72.54,76.87,77.12,7
7.37,103.0,124.7,159.6 以上から得られた油状物質は3−n−プロポキシ─4,
6─ジニトロフェノールであることが判明した。
【0044】上記の方法で得た3−n−プロポキシ−
4,6−ジニトロフェノール(PDNP)4.84g
(0.02mol)を用い、反応時間を4時間とした他
は、全く実施例1と同様な加水分解反応を行った結果、
4,6−ジニトロレゾルシン(DNR)収率は77.3
%であった。
【0045】実施例15 ベンジルアルコール2.2gに1,4−ジオキサン16
g及び水酸化ナトリウム1.6gの混合物中へ、1,3
−ジクロル−4,6−ジニトロベンゼン2.37g
(0.01mol)を室温で添加した。その後、しだい
に昇温し、90℃で5時間攪拌行った。冷却後、塩酸で
酸性にした後、濃縮した。
【0046】得られた残査に1,2−ジクロルエタンと
水を加え、1,2−ジクロルエタン層を分液し、さらに
濃縮すると2.7gの固形分が得られた。この固形物に
トルエン−ヘキサンの混合溶液を入れ加温抽出し、不溶
分はロ過により除去した。この抽出液を濃縮すると結晶
1.1gが得られた。この物質の分析結果を以下に示
す。
【0047】マススペクトル(m/e(%)):290
(M+ ,5)、184(5)、91(100)1 H−NMR(CDCl3 ,δppm):5.29(2
H,s,CH2 ),6.77(1H,s,Harom),
7.35−7.46(5H,m,Harom),8.82
(1H,s,Harom),11.12(1H,br.,O
H)13 C−NMR(CDCl3 ,δppm):72.2,1
03.7,124.8,126.9,127.0,12
8.8,128.9,129.0,133.8,15
8.9,159.5 融点:102〜105℃ 以上から得られた結晶は3−ベンジルオキシ─4,6─
ジニトロフェノールであることが判明した。
【0048】実施例16〜20 実施例1に於て、硫酸濃度、硫酸量、反応温度、反応時
間及び添加物等の加水分解条件を変えて、実施例1の加
水分解反応と同様に行った。結果を表2にまとめて示
す。
【0049】
【表2】
【0050】比較例1 35%塩酸水溶液20gと3−メトキシ−4,6−ジニ
トロフェノール2.14g(0.01mol)を混ぜ、
100℃で10時間還流を行った。反応液を液体コロマ
トグラフィーで分析の結果、メトキシ基の加水分解は起
こっておらず、原料のみが回収されただけであった。
【0051】以上より、3−アルコキシ−4,6−ジニ
トロフェノールを硫酸で加水分解することを特徴とする
本発明の方法は、反応条件・反応操作が簡易で、容積効
率・反応収率が高い実用的4,6−ジニトロレゾルシン
(DNR)の製法である。
【0052】参考例1 80%硫酸水溶液12.6gと3−メトキシ−4,6−
ジニトロフェノール(MDNP)4.28g(0.02
mol)を混ぜ、130℃で5時間攪拌した。反応後、
冷却してから,水20mlを加えながら反応物をオート
クレーブに移し、更に5%Pd/C(水分52.3%)
0.42gを加え密閉後、水素圧1000kPaの定圧
で、反応温度50〜55℃で3時間還元を行った。
【0053】還元終了後、室温に戻してから、水20m
lを加えた後、反応物を取り出し、ロ過により00を分
離除去した。ロ液を液体クロマトグラフィーで分析の結
果、4,6−ジアミノレゾルシンがMDNP基準で収率
84.2%で生成しているこが判明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得た3−ヒドロキシ−4,6−ジニ
トロアニソールについての 1H−NMRチャート。
【図2】実施例1で得た3−ヒドロキシ−4,6−ジニ
トロアニソールについての13C−NMRチャート。
【図3】実施例13で得た3−エトキシ─4,6─ジニ
トロフェノールについての 1H−NMRチャート。
【図4】実施例13で得た3−エトキシ─4,6─ジニ
トロフェノールについての13C−NMRチャート。
【図5】実施例14で得た3−n−プロポキシ─4,6
─ジニトロフェノールについての 1H−NMRチャー
ト。
【図6】実施例14で得た3−n−プロポキシ─4,6
─ジニトロフェノールについての13C−NMRチャー
ト。
【図7】実施例15で得た3−ベンジルオキシ─4,6
─ジニトロフェノールについての 1H−NMRチャー
ト。
【図8】実施例15で得た3−ベンジルオキシ─4,6
─ジニトロフェノールについての13C−NMRチャー
ト。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,3−ジハロ−4,6−ジニトロベン
    ゼンを塩基の存在下に、アルコールと反応させた後に酸
    性にし、構造式〔1〕 【化1】 (但しRは、アルキル基、シクロアルキル基又はアラル
    キル基を示す。)で表される3−置換−4,6−ジニト
    ロフェノールを得、該ジニトロフェノールを硫酸で、加
    水分解することを特徴とする4,6−ジニトロレゾルシ
    ンの製法。
  2. 【請求項2】 塩基がアルカリ金属及びアルカリ土類金
    属若しくはそれらの化合物、アンモニア及び有機塩基の
    中から選ばれた少なくとも1種の塩基である請求項1記
    載の4,6−ジニトロレゾルシンの製法。
  3. 【請求項3】 アルカリ金属及びアルカリ土類金属のそ
    れらの化合物が、水酸化物、酸化物、塩及びアルコラー
    トの中から選ばれた少なくとも1種の化合物である請求
    項2記載の4,6−ジニトロレゾルシンの製法。
  4. 【請求項4】 3−置換−4,6−ジニトロフェノール
    の加水分反応で用いる硫酸は、硫酸濃度が50%以上の
    硫酸水溶液である請求項1記載の4,6−ジニトロレゾ
    ルシンの製法。
  5. 【請求項5】 3−置換−4,6−ジニトロフェノール
    の加水分解の反応温度は、70〜150℃の範囲である
    請求項1記載の4,6−ジニトロレゾルシンの製法。
  6. 【請求項6】 構造式〔1〕 【化2】 (但しRは、アルキル基、シクロアルキル基又はアラル
    キル基を示す。)で表される3−置換−4,6−ジニト
    ロフェノールを硫酸で、加水分解することを特徴とする
    4,6−ジニトロレゾルシンの製法。
  7. 【請求項7】 3−置換−4,6−ジニトロフェノール
    の加水分反応で用いる硫酸は、硫酸濃度が50%以上の
    硫酸水溶液である請求項6記載の4,6−ジニトロレゾ
    ルシンの製法。
  8. 【請求項8】 3−置換−4,6−ジニトロフェノール
    の加水分解の反応温度は、70〜150℃の範囲である
    請求項6記載の4,6−ジニトロレゾルシンの製法。
  9. 【請求項9】 1,3−ジハロ−4,6−ジニトロベン
    ゼンを塩基の存在下に、アルコールと反応させた後に酸
    性にすることを特徴とする、構造式〔I〕 【化3】 (Rはアルキル基、シクロアルキル基又はアラルキル基
    を示す。)で表される3−置換−4,6−ジニトロフェ
    ノールの製法。
  10. 【請求項10】 塩基がアルカリ金属及びアルカリ土類
    金属若しくはそれらの化合物、アンモニア及び有機塩基
    の中から選ばれた少なくとも1種の塩基である請求項9
    記載の3−置換−4,6−ジニトロフェノールの製法。
  11. 【請求項11】 アルカリ金属及びアルカリ土類金属の
    それらの化合物が、水酸化物、酸化物、塩及びアルコラ
    ートの中から選ばれた少なくとも1種の化合物である請
    求項10記載の3−置換−4,6−ジニトロフェノール
    の製法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5892118A (en) * 1996-10-09 1999-04-06 Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. Process for producing 4,6-diaminoresorcinols
WO2002055475A1 (fr) * 2001-01-12 2002-07-18 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Procede de production de 4,6-dinitroresorcinol
CN109912422A (zh) * 2019-03-29 2019-06-21 山东润博生物科技有限公司 一种4,6-二硝基间苯二酚的制备方法
CN116768729A (zh) * 2022-01-20 2023-09-19 西安宇特邦医药科技有限公司 一种2-氟-5-硝基苯甲醚的合成方法

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