JPH0731483B2 - El表示パネルの駆動方式 - Google Patents
El表示パネルの駆動方式Info
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- JPH0731483B2 JPH0731483B2 JP58013416A JP1341683A JPH0731483B2 JP H0731483 B2 JPH0731483 B2 JP H0731483B2 JP 58013416 A JP58013416 A JP 58013416A JP 1341683 A JP1341683 A JP 1341683A JP H0731483 B2 JPH0731483 B2 JP H0731483B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- scanning
- voltage supply
- display panel
- pulse
- Prior art date
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Control Of El Displays (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (a) 発明の技術分野 本発明は,EL表示パネルの駆動方式の改良に係り,特に
薄膜ELパネル用走査側駆動回路素子の低耐圧化と駆動回
路形式の統一化を実現する新しい駆動方式に関するもの
である。
薄膜ELパネル用走査側駆動回路素子の低耐圧化と駆動回
路形式の統一化を実現する新しい駆動方式に関するもの
である。
(b) 技術の背景 EL表示装置は,フラツトでかつ全固体化の表示装置とし
て既に周知であるが,一般的には,透明ガラス基板上に
X方向の透明データ電極群を形成し,その上に両側を絶
縁層で挾んだEL層を置き,さらに上側絶縁層上にY方向
の金属走査電極群を配設した多層薄膜パネルとして構成
されている。そして,かかるEL表示パネルを駆動するに
際しては,Y側走査電極を順次走査パルスで選択走査しな
がら当該選択走査電極上の表示すべき発光点に対応した
X側データ電極から選択的にデータパルスを印加して,
選択発光点での合成電圧が略飽和輝度電圧を越えるよう
アドレス操作を加えている。
て既に周知であるが,一般的には,透明ガラス基板上に
X方向の透明データ電極群を形成し,その上に両側を絶
縁層で挾んだEL層を置き,さらに上側絶縁層上にY方向
の金属走査電極群を配設した多層薄膜パネルとして構成
されている。そして,かかるEL表示パネルを駆動するに
際しては,Y側走査電極を順次走査パルスで選択走査しな
がら当該選択走査電極上の表示すべき発光点に対応した
X側データ電極から選択的にデータパルスを印加して,
選択発光点での合成電圧が略飽和輝度電圧を越えるよう
アドレス操作を加えている。
(c) 従来技術と問題点 一般に,かかるEL表示パネルにおけるデータ電極群の駆
動はプツシユプル動作形駆動回路が用いられ,走査電極
群の駆動はプルオンリ動作形駆動回路が用いられてお
り,2種類の形式の最終段駆動回路が必要となり,このよ
うな2種類の形式の駆動回路を用いることは回路構成上
不利である。
動はプツシユプル動作形駆動回路が用いられ,走査電極
群の駆動はプルオンリ動作形駆動回路が用いられてお
り,2種類の形式の最終段駆動回路が必要となり,このよ
うな2種類の形式の駆動回路を用いることは回路構成上
不利である。
またEL表示パネルの飽和輝度電圧は,黄橙色発光用のZn
S:MnをEL層とした最も一般的なパネルでも220V程度と比
較的高く,走査電極側の駆動回路に大きな耐圧が要求さ
れ,駆動回路の形式が2種類になるのと相まつて駆動回
路全体の構成が高価となる欠点がある。
S:MnをEL層とした最も一般的なパネルでも220V程度と比
較的高く,走査電極側の駆動回路に大きな耐圧が要求さ
れ,駆動回路の形式が2種類になるのと相まつて駆動回
路全体の構成が高価となる欠点がある。
(d) 発明の目的 本発明は,以上のような従来の状況から,薄膜EL表示パ
ネルのための低耐圧駆動回路方式の実現を目的とするも
のであり,さらに具体的には走査電極側の駆動回路と走
査パルスの印加方法を改善して走査用スイツチング素子
の低耐圧化を図り,もつて駆動回路の低価格を実現しよ
うとするものである。
ネルのための低耐圧駆動回路方式の実現を目的とするも
のであり,さらに具体的には走査電極側の駆動回路と走
査パルスの印加方法を改善して走査用スイツチング素子
の低耐圧化を図り,もつて駆動回路の低価格を実現しよ
うとするものである。
(e) 発明の構成 本発明によるEL表示パネルの駆動方式は,薄膜EL表示パ
ネルの各走査電極を2つの電圧供給ライン間に接続した
各プツシユプル構成の駆動用スイツチング素子の出力点
に連結し,上記一方の電圧供給ラインから供給される電
圧に重畳する形で他方の電圧供給ラインから供給される
電圧を一方の駆動用スイツチング素子を通して走査電極
に印加することにより走査電極を走査するようにしたこ
とを特徴とするものである。
ネルの各走査電極を2つの電圧供給ライン間に接続した
各プツシユプル構成の駆動用スイツチング素子の出力点
に連結し,上記一方の電圧供給ラインから供給される電
圧に重畳する形で他方の電圧供給ラインから供給される
電圧を一方の駆動用スイツチング素子を通して走査電極
に印加することにより走査電極を走査するようにしたこ
とを特徴とするものである。
(f) 発明の実施例 以下,本発明の実施例につき図面を参照して説明する。
第1図は本発明を実行すべくEL表示パネル10に接続され
た駆動回路の1例概略構成を示す図で,該パネル10は,
代表的に3本で示されたX側透明データ電極XD1………X
D100と,同じく代表的に3本で示されたY側走査電極YS
S1………YS100を有する100×100画素の薄膜EL表示パネ
ルとして例示されている。パネル10の具体的構造は図示
しないけれども,先に述べたようにEL層の両側を絶縁層
で挾んだ多層薄膜構成を有し,各データ電極と走査電極
の対向交点に画素としての発光点が定まつている。
た駆動回路の1例概略構成を示す図で,該パネル10は,
代表的に3本で示されたX側透明データ電極XD1………X
D100と,同じく代表的に3本で示されたY側走査電極YS
S1………YS100を有する100×100画素の薄膜EL表示パネ
ルとして例示されている。パネル10の具体的構造は図示
しないけれども,先に述べたようにEL層の両側を絶縁層
で挾んだ多層薄膜構成を有し,各データ電極と走査電極
の対向交点に画素としての発光点が定まつている。
EL層としてZnS:Mnを用いた上記EL表示パネルの代表的電
圧−輝度特性を第2図に示す。この場合,印加電圧160V
から輝度が急激に立上がり,220V程度で飽和輝度レベルB
Sに達している。従つて発光点をアドレスして表示に必
要な輝度を得るに必要な飽和輝度電圧VAは略220Vとな
り,また非アドレス電圧VNAは発光開始電圧の160Vもし
くはそれ以下となる。而して所望の発光点をアドレスす
るためには走査電極側から加えられる走査パルスの電圧
値をVNA,すなわち|160V|に設定する一方,データ電極側
から加えるデータパルスの電圧値VDを|VA−VNA|,すなわ
ち|60V|に設定して,選択された発光点に220Vの飽和輝
度電圧VSAが印加されるようにすればよい。
圧−輝度特性を第2図に示す。この場合,印加電圧160V
から輝度が急激に立上がり,220V程度で飽和輝度レベルB
Sに達している。従つて発光点をアドレスして表示に必
要な輝度を得るに必要な飽和輝度電圧VAは略220Vとな
り,また非アドレス電圧VNAは発光開始電圧の160Vもし
くはそれ以下となる。而して所望の発光点をアドレスす
るためには走査電極側から加えられる走査パルスの電圧
値をVNA,すなわち|160V|に設定する一方,データ電極側
から加えるデータパルスの電圧値VDを|VA−VNA|,すなわ
ち|60V|に設定して,選択された発光点に220Vの飽和輝
度電圧VSAが印加されるようにすればよい。
再び第1図を参照して,本発明では上記のような飽和輝
度レベルのアドレス電圧VAを選択的に印加するため,各
走査電極YS1,YS2…YS100のそれぞれにスイツチング素子
としてのトランジスタQ11,Q12,Q21,Q22…………Q1001,Q
1002を直列接続して構成したプツシユプル形の各トラン
ジスタの接続点つまり出力点が接続されている。
度レベルのアドレス電圧VAを選択的に印加するため,各
走査電極YS1,YS2…YS100のそれぞれにスイツチング素子
としてのトランジスタQ11,Q12,Q21,Q22…………Q1001,Q
1002を直列接続して構成したプツシユプル形の各トラン
ジスタの接続点つまり出力点が接続されている。
またこれらプツシユプル構成のトランジスタQ11,Q12,Q
21,Q22…………Q1001,Q1002は2つの電圧供給ライン11
と12の間に接続される。
21,Q22…………Q1001,Q1002は2つの電圧供給ライン11
と12の間に接続される。
そして一方の電圧供給ライン11は電圧供給回路13,14に
接続してある。前記電圧供給回路13は電圧源−VNBに連
なる1対の相補トランジスタQNB1とQNB2の直列接続より
なり,それら接続点で上記電圧供給ライン11に接続され
ている。
接続してある。前記電圧供給回路13は電圧源−VNBに連
なる1対の相補トランジスタQNB1とQNB2の直列接続より
なり,それら接続点で上記電圧供給ライン11に接続され
ている。
また電圧供給回路14はリフレツシユパルス供給用の回路
であり,電圧源VRと接地電位間に直列接続された1対の
相補トランジスタQRとQGの直列接続よりなり,それらの
接続点で前記電圧供給ライン11に接続される。また他方
の電圧供給ライン12には走査パルス重畳用の電圧値VSな
る電源15の負側が接続され正側は電圧供給ライン11に接
続してある。また上記走査電極に対応して設けたプツシ
ユプル構成のトランジスタQ11,Q12,…………Q1001,Q
1002の各ベース間にはインバータ16が接続されるととも
にトランジスタQ12,Q22…………Q1002の各ベースは走査
用シフトレジスタ17に接続される。なおトランジスタQ
11,Q12,…………Q1001,Q1002の各コレクタ・エミツタ間
にはクランプ用ダイオードDが接続される。
であり,電圧源VRと接地電位間に直列接続された1対の
相補トランジスタQRとQGの直列接続よりなり,それらの
接続点で前記電圧供給ライン11に接続される。また他方
の電圧供給ライン12には走査パルス重畳用の電圧値VSな
る電源15の負側が接続され正側は電圧供給ライン11に接
続してある。また上記走査電極に対応して設けたプツシ
ユプル構成のトランジスタQ11,Q12,…………Q1001,Q
1002の各ベース間にはインバータ16が接続されるととも
にトランジスタQ12,Q22…………Q1002の各ベースは走査
用シフトレジスタ17に接続される。なおトランジスタQ
11,Q12,…………Q1001,Q1002の各コレクタ・エミツタ間
にはクランプ用ダイオードDが接続される。
一方,パネル10の各X側データ電極XD1,XD2…………X
D100のそれぞれには,データドライバQD1,QD2…………Q
D100が接続され,これらのデータドライバはデータアド
レス用シフトレジスタ18によつて選択駆動されるように
なつている。
D100のそれぞれには,データドライバQD1,QD2…………Q
D100が接続され,これらのデータドライバはデータアド
レス用シフトレジスタ18によつて選択駆動されるように
なつている。
なお各データドライバの内部構成は図示を省略したが,
データパルスの電圧源と接地電位間に1対の相補トラン
ジスタを直列接続し,その直列接続点をデータ電極への
出力点とした一般的なフツシユプル形式のパルス増幅回
路を用いれば良く,このデータ側駆動回路の構成は全体
として従来のものと特に変りはない。
データパルスの電圧源と接地電位間に1対の相補トラン
ジスタを直列接続し,その直列接続点をデータ電極への
出力点とした一般的なフツシユプル形式のパルス増幅回
路を用いれば良く,このデータ側駆動回路の構成は全体
として従来のものと特に変りはない。
さて本発明においては,上記のような駆動回路構成にお
ける各部の動作電圧を1例として次のように設定する。
すなわち走査側の電圧供給回路13から供給する電圧VNB
を発光開始電圧以下の−100Vとし,電源15の電圧VSを発
光開始電圧VNA=160Vと前記電圧供給回路13から供給さ
れる電圧VNB=100Vの差,つまり60Vに設定する。またデ
ータ電極側から加えるデータパルスの電圧VDは走査電極
側から加えられる−160Vの走査パルスVNAと合さって選
択発光点に220Vの飽和輝度レベルの電圧VAを生ずるよう
60Vに設定する。これらの動作電圧VNB,VNA,VD,VSおよび
VAの相互関係は第2図の電圧−輝度特性の下に付記した
線図から一層明らかになる。なお走査側の電圧供給回路
14から加えるリフレツシユパルス用の電圧源VRは飽和輝
度レベルを与えるアドレス電圧VAにほぼ等しい値,例え
ば220Vに設定するものとする。
ける各部の動作電圧を1例として次のように設定する。
すなわち走査側の電圧供給回路13から供給する電圧VNB
を発光開始電圧以下の−100Vとし,電源15の電圧VSを発
光開始電圧VNA=160Vと前記電圧供給回路13から供給さ
れる電圧VNB=100Vの差,つまり60Vに設定する。またデ
ータ電極側から加えるデータパルスの電圧VDは走査電極
側から加えられる−160Vの走査パルスVNAと合さって選
択発光点に220Vの飽和輝度レベルの電圧VAを生ずるよう
60Vに設定する。これらの動作電圧VNB,VNA,VD,VSおよび
VAの相互関係は第2図の電圧−輝度特性の下に付記した
線図から一層明らかになる。なお走査側の電圧供給回路
14から加えるリフレツシユパルス用の電圧源VRは飽和輝
度レベルを与えるアドレス電圧VAにほぼ等しい値,例え
ば220Vに設定するものとする。
なお走査用シフトレジスタ17からは走査時に“H"レベル
のパルス信号が順次送出され,トランジスタQ12,Q22…
………Q1002のベースに,そのパルス信号が順次選択的
に印加される。また走査時以外には走査用シフトレジス
タ17から“L"レベルがトランジスタQ12,Q22…………Q
1002のベースに印加されて,それらトランジスタはオフ
状態となり,トランジスタQ11,Q21…………Q1001はオン
状態となつている。この際,電圧供給回路13のトランジ
スタQNB1はオン,QNB2はオフ,また電圧供給回路14のト
ランジスタQR,QGはオフとなつている。従つて各走査電
極YS1,YS2…………YS100の電位は0Vになつている。
のパルス信号が順次送出され,トランジスタQ12,Q22…
………Q1002のベースに,そのパルス信号が順次選択的
に印加される。また走査時以外には走査用シフトレジス
タ17から“L"レベルがトランジスタQ12,Q22…………Q
1002のベースに印加されて,それらトランジスタはオフ
状態となり,トランジスタQ11,Q21…………Q1001はオン
状態となつている。この際,電圧供給回路13のトランジ
スタQNB1はオン,QNB2はオフ,また電圧供給回路14のト
ランジスタQR,QGはオフとなつている。従つて各走査電
極YS1,YS2…………YS100の電位は0Vになつている。
以上のような構成において,本発明では,走査電極側の
スキヤン動作に先立つて,全走査電極を所定の非発光電
圧VNBに保持しておく。すなわち走査用シフトレジスタ1
7を駆動する前の時刻t0において,電圧供給回路13のト
ランジスタQNB1をオンからオフに切替えると同時にQNB2
をオフからオンに切替えると,一方の電圧供給ライン11
およびトランジスタQ11,Q21…………Q1001を通して全て
の走査電極YS1,YS2…………YS100が−VNB,すなわち,−
100Vの電圧に充電保持されることとなる。この状態で走
査用シフトレジスタ17を所定のタイミングで動作させ
て、まず時刻t1rにおいて、トランジスタQ12のベースに
“H"レベルのパルス信号を印加すると、インバータ16を
通してトランジスタQ11のベースには“L"レベルの信号
が印加され、その結果、トランジスタQ12がオンとな
り、トランジスタQ11がオフとなる。この時、トランジ
スタQ12のエミッッタ側にはVSの電圧電源15が接続され
ているため、トランジスタQ12のコレクタに接続されて
いる第一番目の走査電極Ys1には−Vsレベルの電圧が印
加される。そしてVs電源15の+極性側は電圧供給ライン
11に接続されており、この電圧レベルが−VNBを保持し
ているので、結局走査電極Ys1には−VNB−Vsの電圧パル
スが走査パルスSPとして印加されることになる。次のタ
イミングt1dにおいて、トランジスタQ12のベースを“L"
レベル、トランジスタQ11のベースを“H"レベルに戻し
て、Q12をオフ、Q11をオンとすることにより、走査電極
Ys1の電圧レベルをQ11のコレクタ側すなわち電圧供給ラ
イン11の電圧レベル−VNBに戻す。ここでトランジスタ
の出力端子と電源端子との間にはVs(60V)の電位差し
かかからない。従って、トランジスタは耐圧として60V
を要求されるのみである。
スキヤン動作に先立つて,全走査電極を所定の非発光電
圧VNBに保持しておく。すなわち走査用シフトレジスタ1
7を駆動する前の時刻t0において,電圧供給回路13のト
ランジスタQNB1をオンからオフに切替えると同時にQNB2
をオフからオンに切替えると,一方の電圧供給ライン11
およびトランジスタQ11,Q21…………Q1001を通して全て
の走査電極YS1,YS2…………YS100が−VNB,すなわち,−
100Vの電圧に充電保持されることとなる。この状態で走
査用シフトレジスタ17を所定のタイミングで動作させ
て、まず時刻t1rにおいて、トランジスタQ12のベースに
“H"レベルのパルス信号を印加すると、インバータ16を
通してトランジスタQ11のベースには“L"レベルの信号
が印加され、その結果、トランジスタQ12がオンとな
り、トランジスタQ11がオフとなる。この時、トランジ
スタQ12のエミッッタ側にはVSの電圧電源15が接続され
ているため、トランジスタQ12のコレクタに接続されて
いる第一番目の走査電極Ys1には−Vsレベルの電圧が印
加される。そしてVs電源15の+極性側は電圧供給ライン
11に接続されており、この電圧レベルが−VNBを保持し
ているので、結局走査電極Ys1には−VNB−Vsの電圧パル
スが走査パルスSPとして印加されることになる。次のタ
イミングt1dにおいて、トランジスタQ12のベースを“L"
レベル、トランジスタQ11のベースを“H"レベルに戻し
て、Q12をオフ、Q11をオンとすることにより、走査電極
Ys1の電圧レベルをQ11のコレクタ側すなわち電圧供給ラ
イン11の電圧レベル−VNBに戻す。ここでトランジスタ
の出力端子と電源端子との間にはVs(60V)の電位差し
かかからない。従って、トランジスタは耐圧として60V
を要求されるのみである。
以上の動作により、第一番目の走査電極Ys1に対して走
査パルスSPの印加を終了する。引き続いて次の時刻t2r
とt2dにおいて、トランジスタQ21とQ22に対して同様に
動作させることにより、走査電極Ys2に対して第二番目
の走査パルスを印加することができる。
査パルスSPの印加を終了する。引き続いて次の時刻t2r
とt2dにおいて、トランジスタQ21とQ22に対して同様に
動作させることにより、走査電極Ys2に対して第二番目
の走査パルスを印加することができる。
以降の走査電極Ys3〜Ys100に対しても、順次“H"レベル
のパルス信号をトランジスタQ32(図中略)…………Q
1002のベースに印加すると,そのパルス信号の印加タイ
ミングでトランジスタQ32…………Q1002がオフからオン
に切替わるとともにQ31(図中略)…………Q1001がオン
からオフに切替わり,−VNB(−100V)に保持された各
走査電極YS3…………YS100に対してVS(−60V)が重畳
された形で順次VS+VNB=VNA(−160V)レベルの走査パ
ルスSPを順次印加することができる。
のパルス信号をトランジスタQ32(図中略)…………Q
1002のベースに印加すると,そのパルス信号の印加タイ
ミングでトランジスタQ32…………Q1002がオフからオン
に切替わるとともにQ31(図中略)…………Q1001がオン
からオフに切替わり,−VNB(−100V)に保持された各
走査電極YS3…………YS100に対してVS(−60V)が重畳
された形で順次VS+VNB=VNA(−160V)レベルの走査パ
ルスSPを順次印加することができる。
全走査電極に対して走査パルスを印加し終わった後、ト
ランジスタQ11,Q12…………Q1001をオン状態に保ったま
ま、時刻t101においてトランジスタQNB1をオンにし電圧
供給ライン11の電位をGNDレベルに切り換えることによ
り、全走査電極をGNDレベルに戻すことができる。
ランジスタQ11,Q12…………Q1001をオン状態に保ったま
ま、時刻t101においてトランジスタQNB1をオンにし電圧
供給ライン11の電位をGNDレベルに切り換えることによ
り、全走査電極をGNDレベルに戻すことができる。
第3図は,上記のようにして各走査電極に加えられる走
査パルスSPの波形を走査電極電位の変化として図示した
もので,S1,S2…………S100が各走査電極対応の電圧波形
を示している。この第3図から明らかなように,各走査
電極はタイミングtで−VNBの電位に保持され,走査用
シフトレジスタ17(第1図参照)から送出される“H"レ
ベルのパルス信号のタイミングで−VNBの上にVSが重畳
される形で−VNAの走査パルスSPが加えられることが判
る。また第3図中,DKは第K番目のデータ電極XDKにデー
タドライバQDKから走査に同期して選択的に加えられる
データパルスDPの時系列電圧波形を示している。
査パルスSPの波形を走査電極電位の変化として図示した
もので,S1,S2…………S100が各走査電極対応の電圧波形
を示している。この第3図から明らかなように,各走査
電極はタイミングtで−VNBの電位に保持され,走査用
シフトレジスタ17(第1図参照)から送出される“H"レ
ベルのパルス信号のタイミングで−VNBの上にVSが重畳
される形で−VNAの走査パルスSPが加えられることが判
る。また第3図中,DKは第K番目のデータ電極XDKにデー
タドライバQDKから走査に同期して選択的に加えられる
データパルスDPの時系列電圧波形を示している。
このデータドライバQDKは、走査側ドライバと同様なプ
ッシュプル構成であり、電源VDとGND間に接続され、VD
電位レベルのデータパルスDPを出力する。
ッシュプル構成であり、電源VDとGND間に接続され、VD
電位レベルのデータパルスDPを出力する。
かくして,−VNAの波高値の走査パルスSPと,VDの波高値
のデータパルスDPとが同時に加わる選択発光点では両電
極間の合成電圧が飽和輝度レベルのアドレス電圧VA(22
0V)となつて発光を生じる。このようにして全画面を走
査後に,電圧供給回路13のトランジスタQNB1,QNB2をオ
フ状態にするとともに電圧供給回路14から,オン状態と
なつているトランジスタQ11,Q21…………Q1001ならびに
全走査電極YS1,YS2…………YS100を通して時刻t102にお
いてトランジスタQRをオンにすることにより全ての発光
点に波高値VRで上記アドレス用の合成パルスと逆極性の
リフレツシユパルスRPを印加することにより,先にアド
レスした発光点のみが再発光する。そして、トランジス
タQRをオフに戻し時刻t103においてトランジスタQGをオ
ンにすることにより全走査電極をGNDレベルに戻し、リ
フレッシュパルスRPの印加を終了する。しかしてこのよ
うな走査アドレスとリフレツシユの動作を繰返すことに
より所定パターンの表示をなすことができる。
のデータパルスDPとが同時に加わる選択発光点では両電
極間の合成電圧が飽和輝度レベルのアドレス電圧VA(22
0V)となつて発光を生じる。このようにして全画面を走
査後に,電圧供給回路13のトランジスタQNB1,QNB2をオ
フ状態にするとともに電圧供給回路14から,オン状態と
なつているトランジスタQ11,Q21…………Q1001ならびに
全走査電極YS1,YS2…………YS100を通して時刻t102にお
いてトランジスタQRをオンにすることにより全ての発光
点に波高値VRで上記アドレス用の合成パルスと逆極性の
リフレツシユパルスRPを印加することにより,先にアド
レスした発光点のみが再発光する。そして、トランジス
タQRをオフに戻し時刻t103においてトランジスタQGをオ
ンにすることにより全走査電極をGNDレベルに戻し、リ
フレッシュパルスRPの印加を終了する。しかしてこのよ
うな走査アドレスとリフレツシユの動作を繰返すことに
より所定パターンの表示をなすことができる。
ここで上記本発明の駆動法によれば,走査電極側のプツ
シユプル構成のトランジスタQ11,Q12,Q21,Q22…………Q
1001,Q1002には電源15の電圧VS(60V)が印加されるだ
けである。つまり従来の駆動法では,走査電極用駆動ト
ランジスタには,走査電極への走査パルス印加時に,VNA
=−160VとVD=60Vの合成電圧VA=220Vがそのまま加わ
つて,220Vの大きな耐圧が要求されるのであるが,本発
明によれば走査電極駆動用トランジスタに要求される耐
圧は約60Vで良いわけである。
シユプル構成のトランジスタQ11,Q12,Q21,Q22…………Q
1001,Q1002には電源15の電圧VS(60V)が印加されるだ
けである。つまり従来の駆動法では,走査電極用駆動ト
ランジスタには,走査電極への走査パルス印加時に,VNA
=−160VとVD=60Vの合成電圧VA=220Vがそのまま加わ
つて,220Vの大きな耐圧が要求されるのであるが,本発
明によれば走査電極駆動用トランジスタに要求される耐
圧は約60Vで良いわけである。
(g) 発明の効果 以上の説明から明らかなように,本発明によればEL表示
パネルの走査電極側ならびにデータ電極側の駆動回路形
式をプツシユプル動作形式の一種類に統一することがで
き,しかも走査電極駆動用スイツチング素子の耐圧の低
減が可能となり,EL表示パネルの駆動回路の低価格化に
きわめて有効である。
パネルの走査電極側ならびにデータ電極側の駆動回路形
式をプツシユプル動作形式の一種類に統一することがで
き,しかも走査電極駆動用スイツチング素子の耐圧の低
減が可能となり,EL表示パネルの駆動回路の低価格化に
きわめて有効である。
第1図は本発明の駆動方式に用いるEL表示パネルとその
駆動回路の1例概略構成を示す図,第2図はEL表示パネ
ルの代表的電圧−輝度特性を示す線図,第3図は駆動電
圧波形を示す図である。 図において,10はEL表示パネル,11および12は電圧供給ラ
イン,13および14は電圧供給回路,15は電源,16はインバ
ータ,17は走査用シフトレジスタ,18はデータ用シフトレ
ジスタ,YS1〜YS100は走査電極,Q11,Q12,Q21,Q22〜
Q1001,Q1002は駆動用スイツチング素子,XD1〜XD100はデ
ータ電極をそれぞれ示す。
駆動回路の1例概略構成を示す図,第2図はEL表示パネ
ルの代表的電圧−輝度特性を示す線図,第3図は駆動電
圧波形を示す図である。 図において,10はEL表示パネル,11および12は電圧供給ラ
イン,13および14は電圧供給回路,15は電源,16はインバ
ータ,17は走査用シフトレジスタ,18はデータ用シフトレ
ジスタ,YS1〜YS100は走査電極,Q11,Q12,Q21,Q22〜
Q1001,Q1002は駆動用スイツチング素子,XD1〜XD100はデ
ータ電極をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−14889(JP,A) 特開 昭57−22289(JP,A) 特開 昭57−38494(JP,A) 特開 昭54−76084(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】EL層を介して対向配置したデータ電極と走
査電極とを有するEL表示パネルの前記各走査電極を2つ
の電圧供給ライン間に接続した各プッシュプル構成の駆
動用スイッチング素子の出力点に連結し、前記2つの電
圧供給ラインに走査電圧供給用電源VSを並列接続し、前
記一方の電圧供給ラインから前記EL層を発光させるには
不十分な非発光電圧VNBを印加するとともに、該非発光
電圧に重畳した形で前記他方の電圧供給ラインに接続さ
れた前記プッシュプルスイッチング素子の他方のスイッ
チング素子を通して、前記走査電圧VSを走査電極に印加
することにより走査電極を走査するようにした ことを特徴とするEL表示パネルの駆動方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58013416A JPH0731483B2 (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | El表示パネルの駆動方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58013416A JPH0731483B2 (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | El表示パネルの駆動方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59137992A JPS59137992A (ja) | 1984-08-08 |
JPH0731483B2 true JPH0731483B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=11832526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58013416A Expired - Lifetime JPH0731483B2 (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | El表示パネルの駆動方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731483B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2571766B2 (ja) * | 1986-04-30 | 1997-01-16 | 富士通株式会社 | マトリクス表示パネル |
JP2714794B2 (ja) * | 1987-12-22 | 1998-02-16 | 富士通株式会社 | マトリクス表示パネルの駆動回路 |
KR100515745B1 (ko) | 2000-11-09 | 2005-09-21 | 엘지전자 주식회사 | 승압기능을 가지는 에너지 회수회로와 이를 이용한 에너지효율화 방법 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5476084A (en) * | 1977-11-30 | 1979-06-18 | Sharp Corp | Driver for thin film el element |
JPS5476085A (en) * | 1977-11-30 | 1979-06-18 | Sharp Corp | Driver for thin film el element |
JPS5714889A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-26 | Fujitsu Ltd | Matrix display unit driving method |
-
1983
- 1983-01-28 JP JP58013416A patent/JPH0731483B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59137992A (ja) | 1984-08-08 |
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