JPH07313471A - 血圧計のエアコネクタの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つのエアプラグで血圧測定用と圧力検定試
験用を兼用する。 【構成】 血圧計本体１に配備されたエアソケット２
と、該エアソケット２に挿脱可能に挿入されるエアプラ
グ３と、エアソケット２とエアプラグ３の間に介在し、
エアプラグ３の胴部３ａをスライドすることにより、エ
アプラグ３の挿入筒部３ｃの突出長さを規制するエアプ
ラグホルダー４とから構成される。前記エアプラグホル
ダー４を挿入筒部３ｃ側に前進安定状態においてエアプ
ラグ３のエア供給通路３ｄを圧力測定用空気路２ｃ及び
排気用空気路２ｄに連通せしめ、血圧測定状態にする。
エアプラグホルダー４をエアチューブ接続部３ｂ側に後
退、安定状態においてエアプラグ３のエア供給通路３ｄ
を圧力測定用空気路２ｃとのみ連通させ、排気用空気路
２ｄを閉鎖せしめ、圧力検定試験状態にする。 【効果】 エアプラグホルダーの取り外しがなく使用便
宜で、紛失の心配なし。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は血圧計のエアコネクタの
構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に血圧計は、その内部に、腕帯（カ
フ）の圧力を検出する圧力検出手段及び微速排気弁等を
備えた空気系を内臓し、この空気系にエアコネクタを介
してカフのエアチューブを接続し、加圧ポンプによりカ
フを加圧するような構造になっている。この血圧計を用
いて血圧の測定に際しては、前記カフを上腕に巻き付け
て加圧ポンプによりカフに圧縮空気を送出して上腕動脈
を阻血する。その後微速排気段階で、例えばコロトコフ
音（Ｋ音）の発生・消失を検出する。その際前記Ｋ音発
生時点のカフ圧を最高血圧、Ｋ音消失時点のカフ圧を最
低血圧として測定する。

【０００３】しかしながら、血圧計は計量法の適用を受
け、空気漏れが所定量以下である必要があり、計量検定
所において一品毎に検定されることになっている。従っ
て、検定側空気系と血圧計本体側空気系とを接続して検
定う受ける際に、血圧計内臓の圧力計にのみ加圧空気が
供給される必要がある。即ち、検定時には排気用空気路
を閉鎖して空気の漏れがないようにする必要がある。

【０００４】従って、従来は排気弁に栓をしたり、排気
弁系のエアパイプを遮断したりしていたが、血圧計本体
のカバーを取り外す等使用に不便であり、そのため、エ
アコネクタを用いたもので、血圧測定用のエアプラグの
他に、圧力検定試験用の補助エアプラグを用意したもの
があるが、使用回数の少ない補助エアプラグを紛失する
等の虞があった。更に改良され、実公平６−１１２４号
公報には、単一のエアプラグが血圧測定用と圧力検定試
験用に兼用し得る血圧計のエアコネクタの構造が開示さ
れている。図５及び図６でその概要を説明する。

【０００５】図５は血圧測定状態を示すエアコネクタの
断面図、図６は圧力検定試験の状態を示すエアコネクタ
の断面図である。血圧計のエアコネクタの構造は、血圧
計本体５０に取り付けられたエアソケット５１と、該エ
アソケット５１に対し挿脱可能に挿入されるエアプラグ
５２と、該エアプラグ５２に対し嵌脱可能に螺着され、
エアソケット５１に対するエアプラグ５２の挿入深さを
規制する規制手段５３とから構成されている。

【０００６】前記エアソケット５１は、開口端部にフラ
ンジ部５１ａを有する筒体５１ｂで、該筒体５１ｂの内
穴にエアプラグ挿入部５１ｃを有し、前記エアプラグ挿
入部５１ｃには先細のテーパ部５１ｄと、更に該先細テ
ーパ部５１ｄに連なる小径な圧力測定用空気路５１ｅが
連続形成されている。更に、前記筒体５１ｂの周面適所
には、排気用空気路５１ｆが開口している。エアソケッ
ト５１はフランジ部５１ａで前記血圧計本体５０に取り
付けられる。

【０００７】前記エアプラグ５２は、円筒胴部５２ａの
一端にエアチューブ５３と接続するテーパ状のエアチュ
ーブ接続部５２ｂを形成し、他端には前記エアソケット
５１のエアプラグ挿入部５１ｃの孔径より小径の挿入筒
部５２ｃを突設し、該挿入筒部５２ｃの基部にはネジ部
５２ｄが形成されている。挿入筒部５２ｃの先端部は先
細のテーパ５２ｆを形成し、前記エアプラグ５１に形成
したテーパ部５１ｄに対応し、前記テーパ部５２ｆの先
端が圧力測定用空気路５１ｅの口部に気密状に連通する
ように設定してある。前記エアプラグ５２は両端部を軸
方向に貫通するエア供給通路５２ｅが配設されている。

【０００８】前記規制手段５４は、円筒部５４ａと、該
円筒部５４ａの内周に２段の孔が形成され、その径大部
には前記エアプラグ５２に形成したネジ部５２ｄと螺合
するネジ部５４ｂを内周面の略中央部まで形成し、段部
には前記ネジ部５２ｂの螺合先端面を係止する係止部５
４ｃが設けてある。

【０００９】以上のように構成された血圧計のエアコネ
クタの構造において、図５に示すように、血圧を測定す
る状態においては、前記エアプラグ５２の挿入筒部５２
ｃが前記エアソケット５１のエアプラグ挿入部５１ｃに
挿入し、Ｏリング５５により気密的に保持されている。
この状態は規制手段５４の長さ分、挿入筒部５２ｃの挿
入深さが浅く規制され、挿入筒部５２ｃの先端部が圧力
測定用空気路５１ｅの口部より後退した状態で定位す
る。また前記挿入筒部５２ｃの筒外径が前記エアソケッ
ト５１に形成したエアプラグ挿入部５１Ｃの内径より小
さいので、挿入筒部５２ｃの外周面と排気用空気路５１
ｆとの間に間隙がある。従って、血圧を測定する状態に
おいては、血圧計の空気系である圧力測定用空気路５１
ｅ及び排気用空気路５１ｆとエアプラグ５２のエア供給
通路５２ｅとが連通する。即ち、この状態で血圧計本体
５０の空気系とカフとが連通し、血圧測定が実行でき
る。

【００１０】次に、図６に示すように、圧力検定試験の
状態においては、前記規制手段５４とエアプラグ５２と
の螺着を解除し、規制手段５４をエアプラグ５２から取
り外して、エアプラグ５２の挿入筒部５２ｃをエアソケ
ット５１のエアプラグ挿入部５１ｃに挿入するが、挿入
筒部５２ｃは規制手段５４がないので、その先端部に形
成されたテーパ部５２ｆが前記エアソケット１の挿入筒
部５２ｃの先端部に形成されたテーパ部５１ｄに当接す
るまで深く挿入されて、圧力測定用空気路５１ｅの口部
に気密状に嵌着する。従って、エアプラグ５２のエア供
給通路５２ｅは血圧計本体５０の圧力測定用空気路５１
ｅとのみ連通し、排気用空気路５１ｆはエアプラグ５２
のエア供給通路５２ｅと連通しない。即ち、この状態
で、エアプラグ５２のエアチューブ接続部５２ｂに検定
所側空気系のエアチューブ５３を接続することで、血圧
計の圧力検定試験が実行できる。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た血圧計のエアコネクタの構造において、血圧計の圧力
検定試験を行う際に、規制手段５４をエアプラグ５２か
ら取り外さなければ実行することができず、そのために
は、エアプラグ５２と規制手段５４の螺着を解除し、規
制手段５４を取り外した後、再度エアプラグ５２をエア
ソケット５１に挿入する操作が必要とするが、取扱に際
して塵埃等の進入がないように配慮することが必要であ
り、規制手段５４の着脱が面倒で煩わしい。また圧力検
定試験時に規制手段５４を取り外して保管する必要があ
る。管理の不備により規制手段５４を紛失する虞がある
等の問題がある。

【００１２】本発明は上記従来の課題に鑑みてされたも
のであり、その目的は、一つのエアプラグが血圧測定用
と圧力検定試験用に兼用し、使用便宜な血圧計のエアコ
ネクタの構造を提供するものである。

【００１３】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、血圧計本体に配備され、エアプラグ挿入部に連通す
る圧力測定用空気路及び排気用空気路を有するエアソケ
ットと、該エアソケットのエアプラグ挿入部に対し挿脱
可能に配備され、かつ一端にエアチューブ接続部を、他
端に前記エアソケットのエアプラグ挿入部に遊嵌する挿
入筒部を有するエアプラグとを具備した血圧計のエアコ
ネクタの構造において、前記エアプラグの略中央胴部を
軸方向にスライドして、前記エアプラグの挿入筒部の突
出長さを規制するエアプラグホルダーを備え、該エアプ
ラグホルダーを前記エアソケットと前記エアプラグの間
に介在させ、前記エアプラグホルダーを挿入筒部側に前
進させた状態において、前記エアプラグの挿入筒部の突
出長さを短くし、エアプラグのエア供給通路を前記エア
ソケットの圧力測定用空気路及び排気用空気路に連通せ
しめ、前記エアプラグホルダーを前記エアチューブ接続
部側に後退させた状態において、前記エアプラグの挿入
筒部の突出長さを長くし、エアプラグのエア供給通路を
前記エアソケットの圧力測定用空気路とのみ連通させ、
エアソケットの排気用空気路を前記エアプラグの挿入筒
部の外周壁で閉鎖させることを特徴とするものである。

【００１４】

【作用】従って、本発明における血圧計のエアコネクタ
の構造において、前述したように、血圧測定時は、エア
プラグの略中央胴部を軸方向にスライドするエアプラグ
ホルダーを挿入筒部側に前進させて、エアプラグの挿入
筒部の突出長さを短くして、エアプラグのエア供給通路
をエアソケットの圧力測定用空気路と排気用空気路とが
連通する。また、圧力検定試験時は、エアプラグの略中
央胴部を軸方向にスライドするエアプラグホルダーをエ
アチューブ接続部側に後退させて、エアプラグの挿入筒
部の突出長さを長くして、挿入筒部の外周壁でエアソケ
ットの排気用空気路を閉鎖せしめ、エアプラグのエア供
給通路をエアソケットの圧力測定用空気路のみとが連通
する。かくして、エアプラグの挿入筒部き突出長さを規
制する手段を具備したエアプラグホルダーをエアプラグ
から取り外すことなく、エアプラグホルダーをスライド
操作して、エアプラグの胴部を前進、後退させて定位置
に安定、保持させることで、しかも一つのエアプラグに
より血圧測定と圧力検定試験を実行することが可能であ
る。

【００１５】

【実施例】以下図面に基づいて好適な実施例を説明す
る。図１は血圧測定状態を示すエアコネクタの断面図、
図２は圧力試験状態を示すエアコネクタの断面図であ
る。図３は図１に対応する部分外観斜視図、図４は図２
に対応する部分外観斜視図である。先ず、図１及び図３
において、血圧計のエアコネクタの構造は、血圧計本体
１に取り付けられたエアソケット２と、該エアソケット
２に対し挿脱可能に挿入されるエアプラグ３と、該エア
プラグ３に対し嵌脱可能に嵌着され、エアソケット２に
対するエアプラグ３の挿入深さを規制する規制手段であ
るエアプラグホルダー４とから構成さている。

【００１６】前記エアソケット２は、血圧計本体１に取
り付けられ、開口端部内径に後述するエアプラグ３の挿
入筒部と気密的に挿嵌するＯリング５を備えた筒体２ａ
で、該筒体２ａの内径にはエアプラグ挿入部２ｂと、小
径の圧力測定用空気路２ｃとが連続形成されている。更
に、前記筒体２ａのエアプラグ挿入部２ｂの周面適所
に、排気用空気路２ｄが形成され、該排気用空気路２ｄ
の基部には、後述するエアプラグ３の挿入筒部の外周壁
と当接して気密性を保持するゴム管６が埋設されてい
る。

【００１７】次に、前記エアプラグ３は、中央胴部３ａ
を挟み一端にエアチューブ７と接続するエアチューブ接
続部３ｂと、他端に前記エアソケット２に形成したエア
プラグ挿入部２ｂの内径より径の小さい外径を有する挿
入筒部３ｃを突設している。前記エアプラグ３は全長に
わたりエア供給通路３ｄが貫通している。なお、エアプ
ラグ３の中央胴部３ａの外周面にはスライド溝３ｅが、
後述するように鍵状に形成されている（図３参照）。

【００１８】次に、前記エアプラグホルダー４は、円筒
状でその内周面には前記エアプラグ３に形成したスライ
ド溝３ｅと嵌合する突起部４ａを形成する。前記スライ
ド溝３ｅは図３に示すように、エアプラグホルダー４が
エアプラグ３の挿入筒部３ｃ側に前進、保持する前進安
定部Ａ（挿入筒部３ｃの突出長さを短くする）と、挿入
筒部３ｃの突出長さを規制する突出長さ規制部Ｂと、エ
アプラグホルダー４がエアチューブ接続部３ｂ側に後
退、保持する後退安定部Ｃ（挿入筒部３ｃの突出長さを
長くする）とが鍵状に連通している。

【００１９】以上のように構成された血圧計のエアコネ
クタの構造では、血圧測定時においては、図１及び図３
に示すように、エアプラグ３の挿入筒部３ｃがエアソケ
ット２のエアプラグ挿入部２ｂに挿入された状態で、Ｏ
リング５により気密、保持されている。この状態でエア
プラグホルダー４をエアプラグ３の軸方向にスライドし
て、エアプラグホルダー４の内周に形成した突起部４ａ
がエアプラグ３のスライド溝３ｅの前進安定部Ａで保持
されるようにすることにより、前記エアプラグ３の挿入
筒部３ｃの突出長さを短くして、挿入筒部３ｃの外周壁
でエアソケットの排気用空気路２ｄを開放する状態で定
位する。即ち、血圧計本体１の空気系である圧力測定用
空気路２ｃ及び排気用空気路２ｄとエアプラグ３のエア
供給通路３ｄとが連通する。従って、血圧計の空気系と
カフとが連通し、血圧測定が可能となる。

【００２０】次に、圧力検定試験においては、図２及び
図４に示すように、エアプラグホルダー４を前記血圧測
定時の位置、即ち、エアプラグホルダー４の突起部４ａ
をエアプラグ３のスライド溝３ｅの前進安定部Ａより、
突出長さ規制部Ｂを通り後退安定部Ｃに至る矢印Ｘ、
Ｙ、Ｚ方向にスライドさせ、エアプラグ３の挿入筒部３
ｃの突出長さを長くして、該エアプラグ３の挿入筒部３
ｃの外周壁で前記エアソケット２に形成した排気用空気
路２ｄをゴム管６を介して気密的に閉鎖する状態に定位
する。即ち、エアプラグ３のエア供給通路３ｄは、血圧
計本体１の圧力測定用空気路２ｃとのみ連通し、排気用
空気路２ｄとは閉鎖される。従って、エアプラグ３のエ
アチューブ接続部３ｂに検定所側の空気系のエアチュー
ブ７を接続することにより、血圧計の圧力検定試験が可
能となる。

【００２１】本実施例におけるエアプラグホルダー４の
内周面に突起部４ａを形成し、該突起部４ａをエアプラ
グ３の胴部３ａに形成した鍵状のスライド溝３ｅと嵌合
させて、エアプラグホルダー４のスライド溝３ｅの位置
により、血圧測定時と圧力検定試験時において排気用空
気路２ｄの開放と閉鎖を行ったが、突起部と鍵状のスラ
イド溝の構成に限るものでなく、エアプラグホルダー４
がエアプラグ３の胴部３ａを前進又は後退して安定保持
され、エアプラグ３の挿入筒部３ｃの突出長さを定位置
に規制することが可能であればよいことは言うまでもな
い。

【００２２】本実施例における血圧計のエアコネクタの
構造の特徴とするところは、エアプラグホルダーをエア
プラグの略中央胴部を軸方向にスライドして、前記エア
プラグの挿入筒部の突出長さを規制するものであり、前
記エアプラグホルダーを取り外すことがなく、前記エア
プラグホルダーを前記挿入筒部側に前進させた状態にお
いてエアプラグのエア供給通路を前記エアソケットの圧
力測定用空気路及び排気用空気路に連通せしめて血圧測
定を可能にし、前記エアプラグホルダーを前記エアチュ
ーブ接続部側に後退させた状態においてエアプラグのエ
ア供給通路を前記エアソケットの圧力測定用空気路と連
通させると共に、排気用空気路を閉鎖させて圧力検定試
験を可能にすることができる。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エアソケットのエアプラグ挿入部に、挿脱可能に挿入す
るエアプラグの挿入筒部の突出長さを規制するエアプラ
グホルダーをエアプラグ胴部を軸方向にスライドする如
く、エアソケットとエアプラグの間に介在させると共
に、エアプラグホルダーをエアプラグの挿入筒部側に前
進、安定させた定位置状態において、エアプラグのエア
供給通路をエアソケットの圧力測定用空気路及び排気用
空気路に連通させる。またエアプラグホルダーをエアチ
ューブ接続部側に後退、安定させた定位置状態におい
て、エアプラグのエア供給通路を前記エアソケットの圧
力測定用空気路と連通させ、排気用空気路を閉鎖させ
る。従って、エアプラグホルダーを取り外すことなく、
エアプラグホルダーの簡単なスライド操作のみで、血圧
測定と圧力検定試験とを容易に切り替えることができ、
エアプラグホルダーの着脱の煩わしさもなく、従ってエ
アプラグホルダーを紛失することもない等の優れた効果
があり、使用便宜な血圧計のエアコネクタの構造を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係わる血圧測定時状態の血圧
計のエアコネクタの構造を示す断面図である。

【図２】本発明の実施例に係わる圧力検定試験時状態の
血圧計のエアコネクタの構造を示す断面図である。

【図３】図１に対応する血圧計のエアコネクタの構造を
示す部分外観斜視図である。

【図４】図２に対応する血圧計のエアコネクタの構造を
示す部分外観斜視図である。

【図５】従来技術に係わる血圧測定時状態の血圧計のエ
アコネクタの構造を示す断面図である。

【図６】従来技術に係わる圧力検定試験時状態の血圧計
のエアコネクタの構造を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 血圧計本体 ２ エアソケット ２ｂ エアプラグ挿入部 ２ｃ 圧力測定用空気路 ２ｄ 排気用空気路 ３ エアプラグ ３ａ 胴部 ３ｂ エアチューブ接続部 ３ｃ 挿入筒部 ３ｄ エア供給通路 ３ｅ スライド溝 ４ エアプラグホルダー ４ａ 突起部 ５ Ｏリング ６ ゴム管 ７ エアチューブ Ａ 前進安定部 Ｂ 突出長さ規制部 Ｃ 後退安定部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 血圧計本体に配備され、エアプラグ挿入
   部に連通する圧力測定用空気路及び排気用空気路を有す
   るエアソケットと、該エアソケットのエアプラグ挿入部
   に対し挿脱可能に配備され、かつ一端にエアチューブ接
   続部を、他端に前記エアソケットのエアプラグ挿入部に
   遊嵌する挿入筒部を有するエアプラグとを具備した血圧
   計のエアコネクタの構造において、前記エアプラグの略
   中央胴部を軸方向にスライドして、前記エアプラグの挿
   入筒部の突出長さを規制するエアプラグホルダーを備
   え、該エアプラグホルダーを前記エアソケットと前記エ
   アプラグの間に介在させ、前記エアプラグホルダーを挿
   入筒部側に前進させた状態において、前記エアプラグの
   挿入筒部の突出長さを短くし、エアプラグのエア供給通
   路を前記エアソケットの圧力測定用空気路及び排気用空
   気路に連通せしめ、前記エアプラグホルダーを前記エア
   チューブ接続部側に後退させた状態において、前記エア
   プラグの挿入筒部の突出長さを長くし、エアプラグのエ
   ア供給通路を前記エアソケットの圧力測定用空気路との
   み連通させ、排気用空気路を閉鎖させることを特徴とす
   る血圧計のエアコネクタの構造。