JPH07313341A - 調理器およびその組立方法 - Google Patents

調理器およびその組立方法

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JPH07313341A
JPH07313341A JP11536894A JP11536894A JPH07313341A JP H07313341 A JPH07313341 A JP H07313341A JP 11536894 A JP11536894 A JP 11536894A JP 11536894 A JP11536894 A JP 11536894A JP H07313341 A JPH07313341 A JP H07313341A
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coil
induction heating
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博之 中川
Koji Tokuda
幸治 徳田
Akihiro Koda
彰博 好田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数,組立工数が少なく、構成部品の成
形が容易で安価な調理器を提供することにある。 【構成】 底体10と、裏面に誘導加熱用コイル50を
設け、かつ、前記底体10の表面に取り付けられる保護
枠40と、この保護枠40に嵌合する内胴60と、前記
底体10に嵌合,固定する肩体70とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、電気炊飯ジャ
ー,電磁調理器,電気フライヤー,ホットプレート,電
気鍋等の調理器およびその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、調
理器としては、例えば、図21に示す電気炊飯ジャーが
ある。なお、図21は、説明の便宜上、正立状態の分解
断面図で示してあるが、前記電気炊飯ジャーの組み立て
は以下のように行われる。すなわち、転倒させた肩体1
に、内胴2および誘導加熱用コイル3aを接着剤で固着
した保護枠3を順次組み付け、前記肩体1および保護枠
3に取付台4をネジ止めすることにより、前記保護枠3
と取付台4とで誘導加熱用コイル3aを挾持し、つい
で、前記取付台4の底面にフェライト(図示せず)を固
定した後、取付台4の底面に突設した多数のボスにプリ
ント基板5および冷却ファン6を取り付け、さらに、前
記肩体1に外胴7を嵌合,固定した後、その半製品を反
転し、前記肩体1に図示しない蓋を取り付けることによ
り、組み立てが完了する。
【0003】しかし、従来例にかかる電気炊飯ジャーで
は、取付台4を介して誘導加熱用コイル3a,フェライ
ト,プリント基板5および冷却ファン6を組み付けてい
るので、部品点数,生産工数が多く、製造コストが高
い。
【0004】このため、保護枠3の裏面に多数の組み付
け用ボスを突設し、このボスにフェライト,プリント基
板および冷却ファンを取り付けることにより、取付台4
を無くすことが考えられている。
【0005】しかし、この方法では保護枠3が複雑な形
状となり、その成形の際に生じた内部応力によって歪が
生じやすい。このため、所定の位置に高い寸法精度で多
数のボスを突設することは極めて困難であり、また、保
護枠3の表面にヒケが生じやすく、見映えが悪い。さら
に、保護枠3に多数のボスを設けようとすると、高価な
成形樹脂材料が多量に必要となり、製造コストを低減で
きないという問題点があった。
【0006】本発明にかかる調理器は、前記問題点に鑑
み、部品点数,組立工数が少なく、構成部品の成形が容
易で安価な調理器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる調理器
は、前記目的を達成するため、底体と、裏面に誘導加熱
用コイルを設け、かつ、前記底体の表面に取り付けられ
る保護枠と、この保護枠に嵌合する内胴と、前記底体に
嵌合,固定される肩体と、前記肩体の開口部を覆う蓋と
からなる構成としてある。
【0008】そして、前記底体は、その表面に、冷却フ
ァンおよびプリント基板を取り付けておいてもよく、ま
た、その表面に、前記保護枠の裏面に設けた誘導加熱用
コイルを支持するリブを突設しておいてもよい。さら
に、前記保護枠は、その裏面に突設した位置決め用リブ
を介して誘導加熱用コイルおよびフェライトを順次積み
重ねて固定してもよい。
【0009】また、本発明にかかる調理器は、誘導加熱
用コイルを設けた保護枠を底体に上方から組み付け、こ
の保護枠に内胴を嵌合した後、前記底体に肩体を嵌合,
固定し、ついで、この肩体に蓋を回動可能に組み付けて
もよい。あるいは、転倒させた肩体に内胴を組み付け、
この内胴に誘導加熱用コイルを設けた保護枠を嵌合し、
前記肩体に底体を組み付けた後、この半製品を反転し、
前記肩体に蓋を回動可能に組み付けてもよい。
【0010】
【作用】したがって、本発明によれば、保護枠と底体と
の間にコイルが直接取り付けられ、従来例のような取付
台が不要となる。
【0011】
【実施例】次に、本発明にかかる調理器を電気炊飯ジャ
ーに適用した場合について、図1ないし図18の添付図
面に従って説明する。本実施例にかかる電気炊飯ジャー
は、図1および図16に示すように、大略、底体10、
保護枠40、内胴60、肩体70、蓋80、および、鍋
90から構成されている。
【0012】底体10は、その裏面に形成した凹所11
にコードリールユニット20を設けた深皿形状で、図5
に示すように、その表面の略中央部に後述する保護枠4
0を取り付けるボス12、および、その表面の隅部に肩
体70を支持する4本のボス13a,13b,13c,
13dが膨出している。また、底体10は、その表面の
所定の位置に後述するコイル50を支持するリブ14
a,14b,14cを突設してあるとともに、ボス13
aと仕切り壁15との間に水抜き孔16を設けてある。
【0013】前記コードリールユニット20は、図3に
示すように、内蔵するバネ力を介して電気コード21が
出し入れ可能である。そして、底体10の裏面のうち、
前記コードリールユニット20の引き出し口近傍に一対
の位置決め用突部17,17が突設している。このた
め、引き出した電気コード21をユニット20内に収納
する際に、そのプラグ22が前記突部17,17間で係
止し、使用者の引き出しやすい位置に位置決めされるの
で、使い勝手が良い。また、電気炊飯ジャーのハウジン
グの所定の位置に前述のような位置決め用突部17,1
7を設ければ、使い勝手の良さを維持しつつ、コードリ
ールユニット20を所望の位置に取り付けできるので、
設計の自由度が大きくなり、1種類のコードリールユニ
ット20を共用できるという利点がある。
【0014】なお、本実施例では、電気炊飯ジャーに適
用する場合について説明したが、必ずしもこれに限ら
ず、コードリールユニット20を使用する電磁調理器,
電気ポット,電子レンジ,オーブントースタ,掃除機,
アイロン,ラジオ,カセットテープレコーダ,テレビ,
ステレオ,ガス炊飯器,電気鍋等に適用してもよい。ま
た、位置決め用突部17は必ずしも前述のような形状で
ある必要はなく、電気コード21のプラグ22を係止で
きるものであればよく、例えば、一対の平行な突部、断
面略J字形状の突部であってもよく、あるいは、別体の
ものを後付けして形成してもよい。
【0015】さらに、前記底体10は、ボス12の近傍
に設けた平面略円形の凹所18の側面および底面に、外
気を取り入れるための多数のスリット18aを設けてあ
るとともに、前記凹所18の開口縁部に沿って平面略C
字形状の仕切り壁19を突設してある(図5)。そし
て、前記凹所18に冷却ファン30を収納,固定し、底
体10のボス12に、電子部品32,ヒートシンク33
を予め取り付けたプリント基板31を嵌合,固定し、つ
いで、底体10の仕切り壁19にカバー34(図4)を
取り付け、仕切り壁19の上方開口部を覆うことによ
り、空冷装置が完成する。したがって、凹所18のスリ
ット18aから吸い込まれた空気は、冷却ファン30を
介して空冷装置の吹き出し口に位置するヒートシンク3
3に吹き付けられ、吹き出し方向と平行に並設したヒー
トシンク33のフィンを冷却することにより、電子部品
32を冷却する。なお、前記カバー34は、その表面に
コイル50を支持するためのリブ34aを突設してあ
る。また、冷却ファン30は必ずしも底体10に設ける
必要はなく、例えば、肩体70の内面に設けてもよく、
特に限定するものではない。
【0016】本実施例によれば、カバー34で覆われた
仕切り壁19が平面略C字形状であり、その吹き出し口
にヒートシンク33が配置されている。このため、冷却
ファン30によって吸い込まれた空気は漏れることな
く、すべてヒートシンク33に吹き付けられ、効率的な
冷却が可能となる。また、プリント基板31の表面のう
ち、ヒートシンク33の下流側に、例えば、高温となる
コンデンサ,トロコイドコイル等を配しておけば、これ
らも同時に冷却でき、冷却効率がより一層向上するとい
う利点がある。
【0017】保護枠40は、図9および図10に示すよ
うに、深皿形状の耐熱性樹脂成形品であり、その外側面
から側方に支持用腕部41a,41b,41c,41d
および係止用舌片42を突出するとともに、後述する温
度センサー52を取り付けるための貫通孔43を側壁の
アールエンド近傍に設けてある。さらに、前記支持用腕
部41aの先端には、後述する温度センサー52のリー
ド線52aを係止するフック44を延在してある。
【0018】また、保護枠40は、その裏面の中央部に
ネジ孔40aを中心とする環状リブ40bを設けてある
とともに、その周辺に位置決め用リブ45を放射状に突
設してある。そして、保護枠40の裏面にリブ45を介
して同心円状に巻回したコイル50を位置決めし、接着
剤で接着するとともに、前記リブ45およびリブ40b
を介して屈曲したフェライト51をコイル50上に位置
決めし、接着剤で保護枠40の裏面に接着した後、前記
リブ45の頂部を熱溶融することにより、抜け止めして
ある。
【0019】本実施例では、接着剤がフェライト51の
クッション材となっているので、外部からの衝撃力等に
よる破損を防止できる。また、リブ45を設けることに
より、保護枠40を補強できるとともに、接着面積が増
大し、より一層強度が向上するという利点がある。
【0020】なお、リブ45は、必ずしも先端部を熱溶
融させて固定するものに限らず、一対の対向する爪部を
突設することにより、ワンタッチ取り付けするようにし
てもよく、断面略L字形状の突起を設けて取り付けるよ
うにしてもよい。また、保護枠40の裏面とコイル50
との段差を無くすため、保護枠40の裏面のうち、前記
フェライト51を設ける位置に突部を設けておいてもよ
い。さらに、フェライト51自身に、リブ45に係止す
る突起を設けておいてもよい。
【0021】そして、保護枠40は、図11ないし図1
5に示すように、そのアールエンド近傍の側壁に設けた
貫通孔43に温度センサー52,コイルバネ53,セン
サー止め具54を順次挿入し、押し込みながらセンサー
止め具54を回転し、その外周面に突設した一対の係止
用突起54a,54bのうち、突起54aを保護枠40
の外周面に突設した受け部47の爪部47aに当接させ
た後、手を離すと、コイルバネ53のバネ力でセンサー
止め具54が押し戻され、一対の突起54a,54bが
受け部46および47に設けた爪部46a,47aおよ
び縁部46b,47bにそれぞれ係止し、抜け止めされ
る。そして、前述と逆の操作を行うことにより、温度セ
ンサー52等を取り外すことができる。
【0022】なお、センサー止め具54に設けたスリッ
ト54cはリード線52aを圧入するためのものであ
り、センサー止め具54から引き出されたリード線52
aは保護枠40のフック44に係止され、ボス13aの
基部を迂回してプリント基板31に接続される。
【0023】本実施例では、センサー止め具54を受け
部46,47に係止することにより、温度センサー52
を保護枠40に着脱可能に取り付ける場合について説明
したが、必ずしもこれに限らず、センサー止め具を軸心
方向に2度押しすることにより、センサー止め具を着脱
可能に取り付ける方式でもよい。また、保護枠40の外
周面に突設した対向する一対の爪部間にセンサー止め具
を押し込み、ワンタッチで係止するようにしてもよい。
さらに、保護枠の外周面に突設した筒状受け部に略J字
形状の係止溝を設け、この係止溝にセンサー止め具の外
周面に設けた突起をスライド係合することにより、抜け
止めしてもよい。そして、保護枠に設けた雌ネジに温度
センサーを螺合して着脱可能に固定してもよい。また、
本実施例では、一様な高さを有する保護枠のアールエン
ド近傍に温度センサーを取り付ける場合について説明し
たが、必ずしもこれに限らず、保護枠の開口縁部から部
分的に突出した突出部に温度センサーを取り付けてもよ
い。
【0024】本実施例では、電気炊飯ジャーに適用する
場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、電気
ポット,電磁調理器,電子レンジ,オーブントースタ,
ホットプレート,グリル鍋,電気フライヤー,食器乾燥
器,ガス炊飯器,電気鍋等に適用してもよい。また、セ
ンサーは温度センサーに限らず、圧力センサー,光りセ
ンサー,磁気センサー,湿度センサー等であってもよ
い。
【0025】そして、保護枠40は、図1に示すよう
に、その裏面に突設した位置決め用リブ48に円環状の
反射板35を嵌合して位置決めしたままの状態で前記カ
バー34上に位置決めし、ボス12の貫通孔に挿入した
ネジ61(図2)を保護枠40のネジ孔40aに螺合す
るとともに、底体10のボス13a,13b,13c,
13dの基部に設けたネジ孔13eに螺合するネジ(図
示せず)で保護枠40の支持用腕部41a,41b,4
1c,41dをボス13a,13b,13c,13dに
それぞれ固定することにより、保護枠40が底体10に
固定される。ついで、プリント基板31に電気接続した
リード線31bのプラグ31cを、保護枠40の係止用
舌片42に設けたスリット42aに係止する(図1
6)。なお、前記係止用舌片は底体10に突設したリブ
に設けてもよい。
【0026】これによって、底体10のリブ14a,1
4b,14cおよびカバー34のリブ34a,34bが
保護枠40の裏面に配したコイル50を支持し、脱落を
防止する。なお、本実施例ではリブ14a〜14cおよ
び34a,34bでコイル50を直接支持する場合につ
いて説明したが、必ずしもこれに限らず、リブ14a等
でフェライト51を支持することにより、コイル50を
間接的に支持してもよい。
【0027】そして、温度センサー52から引き出され
たリード線52aを保護枠40のフック44に係止して
迂回させた後、プリント基板31に接続することによ
り、前記リード線52aの一部が底体10の水抜き孔1
6のほぼ上方を通過する。このため、保護枠40の貫通
孔43と温度センサー52との界面から水が漏れても、
水はリード線52aを伝ってボス13aと仕切り壁15
とで区切られた領域に落下し、水抜き孔16を介して外
部に排出される。この結果、漏れた水がプリント基板3
1に接触することがなく、水漏れによる漏電等を防止で
きるという利点がある。
【0028】内胴60は金属製薄板からなる円筒体であ
り、前記保護枠40の開口内周縁部に嵌合することによ
り、位置決めされる。
【0029】肩体70は、前記底体10に嵌合可能な形
状を有するもので、ボス13a,13b,13c,13
dにそれぞれ設けた遊嵌孔13fから挿入したネジ(図
示せず)を、保護枠40の支持用腕部41a,41b,
41c,41dに設けた貫通孔41f介して肩体70の
裏面に突設したボス71(図1において奥側に位置する
ボスは図示しない)に螺合することにより、一体化され
る。本実施例によれば、支持用腕部41a〜41dに設
けた貫通孔41fを介して保護枠40が支持されるの
で、支持スパンが短く、外部からの衝撃力に強いという
利点がある。
【0030】また、肩体70は、図16ないし図18に
示すように、開口縁部に鍋スペーサ72をワンタッチで
取り付けできる段部73を有している。前記鍋スペーサ
72はナイロン等の耐熱性に優れた樹脂成形品であり、
高温となる鍋90の熱から肩体70を保護するものであ
る。
【0031】したがって、本実施例によれば、図19に
示すように、鍋スペーサ72を取り付ける部分に切り欠
き部74が形成されていないので、蓋80の裏面に付着
した露が肩体70の開口縁部にしたたり落ちても、前記
段部73を伝って内胴60の内周面に露が落ちる(図1
8)。このため、図20に示すように、肩体70の開口
縁部に設けた切り欠き部74と鍋スペーサ72との界面
から露が侵入することがなく、内胴60の下方側に設け
たプリント基板31をショートさせないという利点があ
る。
【0032】また、肩体70は、その外周面のうち、保
護枠40の係止用舌片42に対応する位置に接続作業口
75を設けてあり、この接続作業口75は着脱可能なカ
バー76で密閉される。したがって、肩体70に蓋80
を開閉可能に取り付け、係止用舌片42から取り外した
リード線31bのプラグ31cを接続作業口75から引
き出す一方、蓋80から引き出したリード線81aのプ
ラグ81bを接続作業口75から引き出した後、プラグ
31c,81bを相互に接続し、ついで、前記プラグ3
1c,81bを接続作業口75から肩体70内に再び収
納し、プラグ31cを係止用舌片42に係止した後、カ
バー76で接続作業口75を閉じることにより、接続作
業が完了する。
【0033】本実施例では、電気炊飯ジャーに適用する
場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、容器
本体と蓋とを電気接続する必要がある器具、例えば、電
気ポット,ガス炊飯器,電気鍋に適用してもよいことは
勿論である。
【0034】鍋90は、図16に示すように、保護枠4
0および内胴60にて形成される空間内に収納され、蓋
80の裏面に設けたシール材82によってシールされる
ものであり、コイル50に高周波電流を流すことによ
り、交番して発生する渦電流によって発熱し、炊飯を行
う。
【0035】前述の実施例では、コードリールユニット
20を取り付けた底体10に冷却ファン30,プリント
基板31を組み付けた後、保護枠40,内胴60,肩体
70を順次組み付け、最後に肩体70に蓋80を組み付
ける場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、
逆に、転倒させた肩体70に内胴60,保護枠40を組
み付けた後、肩体70に底体10を組み付け、最後に反
転した半製品の肩体70に蓋80を取り付けてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1および2にかかる調理器によれば、従来例の
ような取付台が不要となり、部品点数,組立工数が減少
し、生産性が向上して生産コストが低減する。特に、保
護枠に多数のボスを設ける必要がなく、その形状が簡単
になるので、成形が容易で安価になるとともに、成形の
際の内部応力に基づく歪みが生じにくくなり、表面にヒ
ケが生じず、外観良好な保護枠が得られる。また、請求
項3によれば、底体に設けたリブが保護枠の裏面に設け
た誘導加熱用コイルを支持して脱落を防止する。そし
て、請求項4によれば、保護枠の裏面に設けた位置決め
用リブを介して誘導加熱用コイルおよびフェライトを順
次組み付けできる。このため、位置決め作業に手間がか
からず、組立作業が容易になって生産性が向上し、さら
に、組立精度にバラツキが生ぜず、磁束の漏れを効果的
に防止できる。さらに、請求項5によれば、底体から蓋
までを同一方向から順次組み付けでき、組立途中で半製
品を反転させて蓋を組み付ける必要がないので、組立工
数が減少し、生産性が向上する。ついで、請求項6によ
れば、組立途中で半製品を反転させて蓋を組み付けるの
で、組立方法の自由度が大きくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる調理器の一実施例である電気
炊飯ジャーを示す分解断面図である。
【図2】 図1に示した底体の要部拡大断面図である。
【図3】 図1に示した底体の拡大底面図である。
【図4】 図1に示したカバーの平面図である。
【図5】 図1に示した底体の平面図である。
【図6】 図1に示したヒートシンクの平面図である。
【図7】 図1に示したプリント基板の平面図である。
【図8】 図1に示したヒートシンク,プリント基板お
よび冷却ファンの組み合わせ状態を示す平面図である。
【図9】 図1に示した保護枠の断面図である。
【図10】 図9の底面図である。
【図11】 図9に示した保護枠に対するセンサーの取
り付け状態を示す底面図である。
【図12】 図9に示した保護枠のXIIーXII線断面図で
ある。
【図13】 図9に示した保護枠に対するセンサーの取
り付け方法を説明するための分解斜視図である。
【図14】 図9に示したセンサー止め具の部分断面図
である。
【図15】 図9に示したセンサー止め具の側面図であ
る。
【図16】 図1に示した電気炊飯ジャーの組立方法を
説明するための半断面図である。
【図17】 図16に示した肩体の部分斜視図である。
【図18】 図16に示した肩体の部分断面図である。
【図19】 従来例にかかる肩体の部分斜視図である。
【図20】 従来例にかかる肩体の部分断面図である。
【図21】 従来例にかかる電気炊飯ジャーの分解断面
図である。
【符号の説明】
10…底体、12…ボス、13a〜13d…ボス、14
a〜14c…リブ、15…仕切り壁、17…位置決め用
突起、20…コードリールユニット、30…冷却ファ
ン、31…プリント基板、32…電子部品、33…ヒー
トシンク、34…カバー、34a…リブ、40…保護
枠、42…係止用舌片、45…リブ、50…誘導加熱用
コイル、51…フェライト、60…内胴、70…肩体、
75…接続作業口、76…カバー、80…蓋、90…
鍋。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底体と、裏面に誘導加熱用コイルを設
    け、かつ、前記底体の表面に取り付けられる保護枠と、
    この保護枠に嵌合する内胴と、前記底体に嵌合,固定さ
    れる肩体と、前記肩体の開口部を覆う蓋とからなること
    を特徴とする調理器。
  2. 【請求項2】 前記底体の表面に、冷却ファンおよびプ
    リント基板を取り付けたことを特徴とする請求項1に記
    載の調理器。
  3. 【請求項3】 前記底体の表面に、前記保護枠の裏面に
    設けた誘導加熱用コイルを支持するリブを突設したこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の調理器。
  4. 【請求項4】 前記保護枠の裏面に突設した位置決め用
    リブを介して誘導加熱用コイルおよびフェライトを順次
    積み重ねて固定したことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1項に記載の調理器。
  5. 【請求項5】 誘導加熱用コイルを設けた保護枠を底体
    に上方から組み付け、この保護枠に内胴を嵌合した後、
    前記底体に肩体を嵌合,固定し、この肩体に蓋を回動可
    能に組み付けたことを特徴とする調理器の組立方法。
  6. 【請求項6】 転倒させた肩体に内胴を組み付け、この
    内胴に誘導加熱用コイルを設けた保護枠を嵌合し、前記
    肩体に底体を組み付けた後、この半製品を反転し、前記
    肩体に蓋を回動可能に組み付けたことを特徴とする調理
    器の組立方法。
JP06115368A 1994-05-27 1994-05-27 調理器およびその組立方法 Expired - Lifetime JP3100831B2 (ja)

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