JP5376535B2 - スープ類の誘導加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スープ類の誘導加熱装置に関し、特に、具入りスープ類を定量ずつ供給するスープ類の誘導加熱装置に関する。
特許文献1にはスープ類の冷却装置が記載されている。この冷却装置は、スープ類を一定量ずつ供給するポンプ及びポンプ用駆動源を備えた機体と、前記ポンプに取外し可能にセットされるホッパーと、このホッパーの周りの一部と直接面接触する冷却板を含む電子冷却素子体とを有し、かつ前記機体に一体的に設けられた環状支持体と、この環状支持体或いは前記機体に設けられ、かつ前記冷却ユニットに配線を介して電源を供給する制御部とから成り、前記冷却ユニットは、前記環状支持体の内部空間に周方向に所要間隔を有して複数個配設されている。
このスープ類の冷却装置は、ホッパー内にスープ類、果実飲料などの食する物を入れて冷却し、一般の需要者に一定量ずつ供給することを目的とする。したがって、この装置は食する物を加熱することはできない。
特許文献2には、具入りスープ類の小分け装置が記載されている。この小分け装置は、(a)具入りスープを収納するホッパーと、(b)このホッパーの外壁面側からホッパー内の具入りスープを加熱することができるようにホッパーカバーに内に配設された加熱手段と、(c)前記具入りスープを攪拌することができるようにホッパーの下方に連設する筒状内弁内に設けられた攪拌手段と、(d)前記筒状内弁の下方に前記ホッパーの下端開口に連通するように配設された定量筒体、(e)該定量筒体に入り込んだ具入りスープを一定量ずつ供給する押し出し棒をそれぞれ備えたプランジャー型ポンプと、(f)プランジャー型ポンプや前記各部をそれぞれ適宜箇所にセットするための機体とから成る技術が開示されている。
しかして、この小分け装置は、ホッパー用環状支持体(ホッパー受台)の内部に設けた加熱手段でホッパーを加熱することができるものの、ホッパーの内周壁が焦げ付かないように加熱するには不十分であった。その理由は、ホッパーの温度状態を検出する温度センサーが設けられていないこと、加熱手段近傍のホッパーのすり鉢状部分(下方に先細り状円筒形部分)内に攪拌手段が配設されていないこと、攪拌手段は筒状内弁の内周壁に摺接しないこと等である。
そこで、現在、特許文献1の基本的な構成を応用しつつ、ホッパー内に具入りスープ類(コーンスープ、カレーも含む)を入れて100度以上加熱し、一般の需要者に提供する際には、適温(例えば60度〜70度)状態で一定量ずつ供給可能なスープ類の誘導加熱装置の出現が要望されている。
ところで、特許文献3には、誘導加熱炊飯器が記載されている。この誘導加熱炊飯器の図1には、鍋を支持する凹所形状のコイル支持台の底部に誘導加熱コイルを装着する事項、前記底部の中心部に底センサー部を取付ける事項が記載されている。しかし、この特許文献3は、炊飯器に関するものであり、また、底センサー部の具体的構成は不明瞭である。なお、炊飯器の技術分野に於いて、磁性金属材料で成形されている釜の底部に誘導電流(渦電流)を発生させ、これにより釜の底部に自己発熱を生じさせ、釜内部の調理物を加熱することは自明事項である(例えば特開2008−126050公報)。
特開2005−253355号公報 特許第3267964号公報 特開2001−17314号公報
本発明の所期の目的は、特許文献1の基本的な構成を応用しつつ、ホッパー内に具入りスープ類(コーンスープ、カレーも含む)を入れて100度以上加熱し、一般の需要者に提供する際には、適温(例えば60度〜70度)状態で一定量ずつ供給可能なスープ類の誘導加熱装置を提供することである。第2の目的は、ホッパーをホッパー用環状支持体(ホッパー受台)にセットすると、温度センサーの先端部は、ホッパーのすり鉢状部分の外面に確実に当接することである。第3の目的は、加熱時又は加熱した時、ホッパーのすり鉢状部分の内周面の焦げ付き防止乃至焦げを剃り取ることができることである。第4の目的は、温度センサー及び支持部材を誘導加熱コイルの熱から保護すること、その他、ホッパー用環状支持体に温度センサー及びセンサー用支持部材を容易に取付けることができること、また、具入りスープ類をポンプの上方開口側に確実に押し込むことができることである。
本発明のスープ類の誘導加熱装置は、スープ類を一定量ずつ供給するポンプ及びポンプ用駆動源を備えた機体と、磁性金属材料で成形されていると共に、かつすり鉢状部分に連設する下端部が前記ポンプに取外し可能にセットされるホッパーと、該ホッパーの上蓋に回転自在に垂下されかつスープ類を攪拌する攪拌羽根を有する回転軸と、前記ポンプの上方に位置するように前記機体に一体的に設けられかつ前記ホッパーのすり鉢状部分を直接支持するすり鉢状環状壁の内側に前記ホッパーを誘導加熱する誘導加熱コイルを有する環状支持体と、この環状支持体或いは前記機体に設けられかつ前記誘導加熱コイルに電源を供給する制御部とから成り、前記すり鉢状環状壁に貫通孔を形成し、一方、前記すり鉢状環状壁の内壁面に可動式の温度センサーを支持する支持部材を固定し、この支持部材は、前記貫通孔に嵌合する筒状案内支持板と、該筒状案内支持板に一体的に設けられたパイプ状支持板とから成り、前記可動式の温度センサーは、その先端部が前記筒状案内支持板を貫通する一方、その後端部は前記パイプ状支持板の先端部に摺動自在に嵌合し、かつ、支持部材に内設したバネ部材で前記ホッパーのすり鉢状部分の外面に当接する方向に常時付勢されていることを特徴とする。
上記構成に於いて、回転軸の下端部には、ホッパーのすり鉢状部分の内周面を摺接するバネ性の樹脂片を有する焦げ付き防止用羽根が設けられていることを特徴とする。また、環状支持体のホッパー用受けのすり鉢状環状壁の内壁面には、可動式の温度センサー防御用の防磁部材が固定されていることを特徴とする。また、環状支持体の一側壁には、熱放出用の開口が形成されて、該開口に臨むように環状支持体には熱放出ファンが内装されていることを特徴とする。また、環状支持体は、上壁に形成された上方開口と下壁に形成された下方開口を有するケース体と、前記下方開口から前記ケース体に入り、かつすり鉢状環状壁に連設する上部のフランジが固定手段を介して前記上壁の内面に固定されるホッパー用受けとから成ることを特徴とする。さらに、回転軸の下端部には、スープ類の具をポンプの上方開口側に押し込む押し込み羽根が設けられていることを特徴とする。
(a)ホッパー内に具入りスープ類(コーンスープ、カレーも含む)を入れて100度以上加熱し、一般の需要者に提供する際には、適温(例えば60度〜70度)状態で一定量ずつ供給することができる。
(b)加熱時、ホッパーを100度以上(例えば120度)誘導加熱しても、制御部は、温度センサーの信号を取得するので、ホッパーの内周壁が焦げ付かないように誘導加熱コイルに対する供給電源を制御することができる。
(c)ホッパーをホッパー用環状支持体(ホッパー受台)にセットすると、温度センサーの先端部は、ホッパーのすり鉢状部分の外面に確実に当接する。
(d)実施例によっては、ホッパーのすり鉢状部分の内周面の焦げを剃り取ることができる。
(e)実施例によっては、温度センサー及び支持部材が誘導加熱コイルの熱から保護される。
(f)その他、環状支持体の熱を開口から効率的に放出することができる、スープ類の具をポンプの上方開口側に確実に押し込むことができる、温度センサー及びセンサー用支持部材を装着したホッパー用受けをケース本体内に容易に取付けることができるなどの効果がある。
図1乃至図12は本発明の第1実施例を示す各説明図。図13及び図14は本発明の環状支持体に他の構成を加味した各説明図。
右側面視からの概略説明図。 正面視からの概略説明図。 ポンプの一例を示す概略断面説明図。 要部の分解斜視図。 ホッパーを環状支持体にセットする前の説明図。 ホッパーを環状支持体にセットした説明図。 要部(環状支持体)の概略断面説明図。 要部(センサー用支持部材)の斜視図。 図8の要部を環状支持体に取付けた概略断面説明図。 要部(回転軸の羽根)の斜視図。 要部(回転軸の羽根)の正面図。 要部(焦げ付き防止用羽根)の説明図。 本発明の環状支持体に放熱用開口を形成した説明図。 本発明の環状支持体に熱放出ファンを内装した説明図。
X…食物用誘導加熱装置、1…機体、2…ポンプ、3…ポンプ用駆動源、4…制御部、5…環状支持体、6…ホッパー、6b…鉢状部分、6c…下端部、8…上蓋、9…回転軸、11…攪拌羽根、12…焦げ付き防止用羽根、13…押し込み羽根、14…ポンプ用駆動源、41…バネ性の樹脂片、48a…フランジ、48b…すり鉢状環状壁、51…貫通孔、53…誘導加熱コイル、55…温度センサー、55a…温度センサーの先端部、56…支持部材、58…バネ部材、45a…上壁、45b…下壁、46…上方開口、47…下方開口、45…ケース体、48…ホッパー用受け、61…熱放出用の開口、62…熱放出ファン。
以下、図1乃至図12に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境…図1
図1は発明の実施の環境を示す概略説明図である。図1に於いて、Xはスープ類の誘導加熱装置である。1は具入りスープ類を一定量ずつ供給するポンプ2及びポンプ用駆動源3を備えた機体である。前記ポンプ2は機体1の前面に水平方向に突出するように設けられている。4は機体1の内部に設けられた制御部で、この制御部4は各種の制御を行う。例えば温度センサーの検知信号を取得して誘導加熱コイル用の供給電源(高周波電力)をON、OFFする、ポンプ用駆動源3及び攪拌羽根用駆動源の駆動電源をON、OFFする等である。
5はポンプの上方に位置するように前記機体1に一体的に設けられたホッパー用環状支持体(ホッパー受台)で、この環状支持体5の内部には、後述する温度センサーを備えた支持部材が固定されている。
6は前記環状支持体5のすり鉢状環状壁に自在に嵌合するホッパーで、このホッパー6のすり鉢状部分(下方に先細り状円筒形部分)を前記すり鉢状環状壁に支持されると、ホッパー6の短筒状下端部は、前記環状支持体5の下面から突出し、該短筒状下端部は連結手段7を介してポンプ2の上方開口に着脱自在にセットされる。
8はホッパーの上蓋で、この上蓋8には回転軸9が回転自在に垂下されている。回転軸9には具入りスープ類を攪拌する攪拌羽根11と、該攪拌羽根11より下方位置にホッパーのすり鉢状部分の内周面を摺接するバネ性の樹脂片を有する焦げ付き防止用羽根12と、食する物をポンプ2の上方開口側に押し込む押し込み羽根13とがそれぞれ設けられている。
1dは機体1の上端部の前面側にヒンジを介して回転自在に枢着された上部収納箱で、この上部収納箱1d内には、図示しない取付け板を介して攪拌羽根用駆動源14が設けられている。この駆動源14の出力軸と、前述した回転軸9の突出上端部は凹凸の嵌合手段15を介して嵌合自在に連結する。
(2)機体1…図1、図2
図1及び図2を参照にして機体1を説明する。1aは下部支持台、1bは下部支持台1aの上方に一体的に設けられ、かつ後壁に放熱用の開口を有する縦型の制御箱、1cは縦型制御箱1bと交差するように下部支持台1aの上方に一体的に設けられた操作箱、1dは前述した上部収納箱である。機体1の各箱部は、任意に設計変更可能であるから、図示した機体1の形態に限定されない。
しかして、前記制御箱1bの内部空間には、内部に電源用基板17を有する制御部4が設けられている。電源用基板17は、コード18を介して商業電源(交流)19と接続可能である。
したがって、特に電気回路を図示しないが、電源用基板17には、AC/DC変換器が設けられている。また、前記操作箱1cの傾斜状の前面には、電源用基板17と電気的に接続する複数個の操作釦(スイッチ)を有する操作パネル20が設けられている。操作パネル20の操作釦を押すと、ポンプ2用駆動源3や攪拌用駆動源14がそれぞれ起動する。もちろん、電源用操作釦を押すと、制御部4は誘導加熱コイル用に高周波電力を供給する。
(3)ポンプ2…図3
ポンプ2は、弁本体の外筒(外弁)21とポンプヘッド22とを締付け手段23を介して取外し可能に結合するプランジャー型ポンプある。前記ポンプヘッド22に形成した吸引孔(上方開口)24及び吐出孔25に対してそれぞれ連通可能な開口27を有する筒状内弁26を外弁21に回動自在に設けている。
そして、この内弁26の軸方向側の壁面に対して、内弁26の開口27と連通すると共に、前記吸引孔24及び吐出孔25に選択的に連通可能な通孔28を有するシール29を固定的に取付けている。
ところで、前記内弁26の突出内端部26aには、動力伝達手段31を介して第1駆動源32の駆動力が伝達され、また、前記プランジャー30の突出端部には動力変換機構33を介して第2駆動源34の駆動力が伝達される。そして、前記第1駆動源32及び第2駆動源34は、前述した電源用基板17に電気的に接続している。
このポンプ2は、ホッパー6から具入りスープ類を一定量ずつ供給することができるように、第1駆動源32の駆動力により内弁26が所定量(例えば略180度)間欠的に回転し、内弁26が間欠的に回転するのに対応してプランジャー30が第2駆動源34の駆動力により往復動し、ポンプ2内の食する物を、その吐出孔25の下方に置かれたコップ35へと一定量供給する。
(4)ホッパー6…図4、図6
ホッパー6は、ポンプ2の吸引孔(上方開口)24に連結手段7を介して着脱自在に取付けられる。図4で示すように、ホッパー6は、磁性金属材料で「じょうご状」に成形されている。ホッパー6は、特許文献1と同じである。したがって、本実施例のホッパー6は、上端部が大きく開口する長筒状部6aと、この長筒状部6aの下端部に連設するすり鉢状部分6bと、このすり鉢状部分6bに連設する小さい開口の短筒状部分6cとから成り、前記短筒状部分6cには、連結用のフランジ部が周設されている。なお、連結手段7の構成は割愛する。
(5)上蓋8、回転軸9…図4、図10、図11
上蓋8はホッパー6の上端部に嵌着自在に装着される。また、回転軸9は、上蓋8の上面に設けられた嵌合手段15を介して該上蓋8に回転自在に垂下されている。しかして、11は、回転軸9の中央部に交差状(X状)に固定された複数(2枚)の攪拌羽根で、これらの攪拌羽根11はスープの具を上方に舞い上げる。本実施例では、攪拌羽根11は、傾斜状の幅広部分11aと、この幅広部分11aの上端部に連設する短い水平部分11bとから成る。スープの具は前記短い水平部分11bと幅広部分11aに当って効率的に攪拌する。
12は、その垂直基端部が回転軸9に固定された焦げ付き防止用羽根で、この焦げ付き防止用羽根12の傾斜状自由端部12aには、ホッパー6のすり鉢状部分6bの内周面を摺接するバネ性の樹脂片41が取り外し可能に装着されている。
図12で示すように、前記傾斜状自由端部12aは、長さ方向に切欠42を有する断面C字形状である。バネ性の樹脂片41は、前記傾斜状自由端部12aに嵌入する取付け基端部41aと、この取付け基端部41aから前記切欠42を介して所定量長板状に突出するバネ性の摺接部分41bとから成る。そして、前記バネ性の摺接部分41bは、焦げ付きを剃り取る機能を有する。
ところで、本実施例では、焦げ付き防止用羽根12の取付け基端部の下端には、回転軸9の下端面よりも下方に延びる小突片状の攪拌部分12bが連設している。この小突片状の攪拌部分12bは、図6で示すように、ホッパー6の短筒状部分6cの小さい開口43内に位置し、スープの具が短筒状部分6c内に留まるのを防止する役割を果たす。また、回転軸9は焦げ付き防止用羽根12の反対側に食する物をポンプ2の上方開口側に押し込む押し込み羽根13を有している。この押し込み羽根13は前述した攪拌羽根11と同様の形状をしている。
(6)環状支持体5…図7
環状支持体5は、図1及び図2で示すように、機体1の左右の操作箱1c、1cと上部収納箱1dの間の外部空間に位置するように制御箱1bの前面に突出状態に取付けられている。
図7は環状支持体5の一例を示す説明図である。図7で示すように、環状支持体5は、上壁45aに形成された上方開口46と下壁45bに形成された下方開口47を有するケース体45と、このケース体45の内部に前記上方開口46を囲むようにフランジ48a及び固定手段を介して固定され、かつ前記フランジ48aに連設するすり鉢状環状壁48bを有するホッパー用受け48とから成る。
しかして、前記すり鉢状環状壁48bの上部の一部には、温度センサー用の貫通孔51が形成されている。そして、前記貫通孔51の外側に位置するように、前記すり鉢状環状壁48bの内壁面には、温度センサー防御用の防磁部材52が設けられている。
防磁部材52の形状は筒状又は枠状である。本実施例では、すり鉢状環状壁48bの内壁面の下部側に巻き付けた誘導加熱コイル53の発熱により、温度センサーを支持する支持部材が変形しないように、上向きコ字の枠状に形成されている。なお、ケース体45の下方開口47は上方開口46よりも大きく、ホッパー用受け48は、ケース体45の下方から該ケース体45の中に入れ、そのフランジ48aはケース体45の上壁45aの下面に固定される。
(7)温度センサーと支持部材…図8、図9
図8は可動式の温度センサー55を備えた支持部材56の斜視図である。また、図9は支持部材56をホッパー用受け48に取付けた概略断面説明図である。
図9で示すように、支持部材56は誘導加熱コイル53から遮蔽された状態でホッパー用受け48のすり鉢状環状壁48bの内壁面に複数本の固着手段57を介して固定される。
しかして、前記支持部材56は、すり鉢状環状壁48bの貫通孔51に嵌合する断面段差状の筒状案内支持板56aと、この筒状案内支持板56aに複数本の固着手段57を介して一体的に連結されかつバイプ状部分の外周壁の中央部に周設された取付けフランジを有するパイプ状支持板56bとから成る。
温度センサー55は、その先端部55aがすり鉢状環状壁48bの貫通孔51を介して支持部材56に設けたバネ部材58でホッパー6のすり鉢状部分6bの外面に当接する方向に常時付勢されている。
付言すると、可動の温度センサー55は、先端部55aが筒状案内支持板56aの不番の中心孔を貫通してすり鉢状環状壁48bの外壁面から所定量突出していると共に、先端部55aに連設する大径筒状の後端部55bは、パイプ状支持板56bの先端部に摺動自在に外嵌合している。
そして、バネ部材58は温度センサー55に内装され、一端部は温度センサー55の内面に圧接し、他端部は第2パイプ状支持板56bの先端面に圧接している。また、温度センサー55用の接続コード59はパイプ状支持板56b内を通って制御部4に接続する。
なお、前記筒状案内支持板56aは可動の温度センサー55を進退方向に案内する案内部材の役割を果たす。また、温度センサー55と支持部材56の組み合わせは任意に設計変更可能である。
(8)ホッパー用環状支持体とホッパーとの関係
図5はホッパー6をホッパー用環状支持体5にセットする前の説明図である。図5では、温度センサー55はバネ部材58のバネ力により、その先端部55aは所定量突出している。一方、図6はホッパーをホッパー用環状支持体にセットした説明図である。図6では、温度センサー55はバネ部材58のバネ力に抗してケース体45の内部へ所定量後退した。しかし、可動式の温度センサー55はバネ部材58のバネ力により常時付勢されているので、その先端部55aはホッパー6のすり鉢状部分6bの外面に確実に当接している。
(9)制御部4の電源用基板17
制御部4の電源用基板17は、環状支持体5或いは機体1に設けられ、かつ、誘導加熱コイル53に配線を介して電気的に接続し、該誘導加熱コイル53に高周波電力を供給する。
特に図示しないが、ホッパー6は、内側のフェライト系ステレス層と、外側のフェライト系ステレス層と、これらのステレス層の間に介在するアルミニューム層(加熱促進層)の三層構造である。
フェライト系ステレス層は磁性金属材料であるから、電源用基板17から誘導加熱コイル53に高周波電力が供給されると、いわゆるジュール熱でホッパー6のすり鉢状部分6bが誘導加熱され、例えば具入りスープが120度加熱されて沸騰する。その結果、誘導加熱コイル53に対する電源供給や攪拌用駆動源14に対する制御如何によっては、前記すり鉢状部分6bの内壁面が焦げ付く恐れがある。
そこで、本実施例では、ホッパー内の食する物を加熱乃至沸騰させる場合には、回転軸9を右及び左に交互に回転させる。回転軸9が回転すると、攪拌羽根11は食する物を均等状態に攪拌する。また、焦げ付き防止用羽根12も回転軸の回転方向に回転するが、その際、バネ性の樹脂片41がホッパー6のすり鉢状部分6bの内周面を剃るように摺接する。そして、制御部4は温度センサー55が検出する温度情報を取得し、例えば食する物が沸騰した時(例えば設定温度が120度の時)、誘導加熱コイル53に対する電源供給を止める。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、環状支持体5の形態は、ホッパー6の形態に対応して任意に設計変更される。図13及び図14は、環状支持体5Aのケース体45一側壁に熱放出用の開口61が形成されて、該開口61に臨むようにケース体45には熱放出ファン62が内装されている。このように構成すると、環状支持体5A内の熱を放出することができる。
なお、本実施例では、ポンプはプランジャー型であるが、これは一例に過ぎない。ポンプはプランジャー(押し出し棒)を有しないものであっても良い。付言すると、空気抜き孔を有する回動内弁が駆動源の駆動力で180度回転し、該回動筒状の開口と外弁の吐出孔(下方開口)が連通状態になった場合に於いて、回動筒状内のスープ類が自重で自然に流れるポンプであっても良い。
本発明は、スープ類を供給源で加熱しつつポンプを介して一定量ずつ供給する場合に適合する。

Claims (4)

  1. スープ類を一定量ずつ供給するポンプ及びポンプ用駆動源を備えた機体と、磁性金属材料で成形されていると共に、かつすり鉢状部分に連設する下端部が前記ポンプに取外し可能にセットされるホッパーと、該ホッパーの上蓋に回転自在に垂下されかつスープ類を攪拌する攪拌羽根を有する回転軸と、前記ポンプの上方に位置するように前記機体に一体的に設けられかつ前記ホッパーのすり鉢状部分を直接支持するすり鉢状環状壁の内側に前記ホッパーを誘導加熱する誘導加熱コイルを有する環状支持体と、この環状支持体或いは前記機体に設けられかつ前記誘導加熱コイルに電源を供給する制御部とから成り、前記すり鉢状環状壁に貫通孔を形成し、一方、前記すり鉢状環状壁の内壁面に可動式の温度センサーを支持する支持部材を固定し、この支持部材は、前記貫通孔に嵌合する筒状案内支持板と、該筒状案内支持板に一体的に設けられたパイプ状支持板とから成り、前記可動式の温度センサーは、その先端部が前記筒状案内支持板を貫通する一方、その後端部は前記パイプ状支持板の先端部に摺動自在に嵌合し、かつ、支持部材に内設したバネ部材で前記ホッパーのすり鉢状部分の外面に当接する方向に常時付勢されていることを特徴とするスープ類の誘導加熱装置。
  2. 請求項1に於いて、回転軸の下端部には、ホッパーのすり鉢状部分の内周面を摺接するバネ性の樹脂片を有する焦げ付き防止用羽根が設けられていることを特徴とするスープ類の誘導加熱装置。
  3. 請求項1に於いて、環状支持体のホッパー用受けのすり鉢状環状壁の内壁面には、可動式の温度センサー防御用の防磁部材が固定されていることを特徴とするスープ類の誘導加熱装置。
  4. 請求項1に於いて、環状支持体の一側壁には、熱放出用の開口が形成されて、該開口に臨むように環状支持体には熱放出ファンが内装されていることを特徴とするスープ類の誘導加熱装置。
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