JP2016007247A - 撹拌アダプタ - Google Patents

撹拌アダプタ Download PDF

Info

Publication number
JP2016007247A
JP2016007247A JP2014127971A JP2014127971A JP2016007247A JP 2016007247 A JP2016007247 A JP 2016007247A JP 2014127971 A JP2014127971 A JP 2014127971A JP 2014127971 A JP2014127971 A JP 2014127971A JP 2016007247 A JP2016007247 A JP 2016007247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
impeller
cooking container
coil
stirring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014127971A
Other languages
English (en)
Inventor
藤濤 知也
Tomoya Fujinami
知也 藤濤
財前 克徳
Katsunori Zaizen
克徳 財前
西村 誠
Makoto Nishimura
誠 西村
石丸 直昭
Naoaki Ishimaru
直昭 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014127971A priority Critical patent/JP2016007247A/ja
Publication of JP2016007247A publication Critical patent/JP2016007247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Abstract

【課題】給電装置からの電力を受けて調理容器内のインペラを可動させる撹拌アダプタを提供すること。【解決手段】本発明における撹拌アダプタは、調理容器の下部または側面に配置される本体20と、本体内に配置されて給電装置の給電コイルと磁気的に結合する受電コイル2と、を備え、受電コイルは給電装置の給電コイルによって発生した磁界を受けて発生する電力を使用して調理容器内において可動状態で配置されたインペラ4を可動させる構成としたことにより、撹拌トルクが大きく、インペラが着脱自在で使いやすく、調理容器内の被調理物はインペラが可動することによって移動し、かき混ぜることができるために味の偏りが軽減されるため、使いやすく、信頼性および安全性の高いものとなる。【選択図】図1前記受電コイルは、調理容器側面の近傍に配置した請求項1に記載の撹拌アダプタ。

Description

本発明は、調理容器内を撹拌する装置を有効に動作させるための撹拌アダプタに関するものである。
従来の技術においては、セラミックプレート下に加熱源となるヒータがあり、セラミックプレート上に載置された調理容器を加熱することができる。本体にはモータが内蔵され、そのモータの出力軸には磁石を備える。一方、調理容器内には被調理物を撹拌する撹拌部を有し、撹拌部にも磁石を内蔵する。セラミックプレートを介して撹拌部の磁石とモータ出力軸の磁石は磁気的に結合し、モータを動作させることにより撹拌部を回転させ被調理物を撹拌する構成の自動撹拌機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、調理器本体に撹拌機本体を備え、撹拌機本体にはモータと撹拌手段と温度検知手段を備えている。撹拌手段は加熱容器上方から加熱容器に入り、温度検知手段によって測定された温度に基づいてモータによって撹拌手段を動作させる撹拌アダプタが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
西独国実用新案第20016381号明細書 特開2009−026579号公報
特許文献1に開示された自動撹拌機においては、セラミックプレートを挟んで磁気結合させるため、磁石同士の距離が離れているために結合の磁力が弱く、重い負荷を撹拌しようとした際にトルクが足りず、磁気結合が外れて撹拌部が回転しないという課題があった。
また、特許文献2に開示された撹拌アダプタにおいては、撹拌手段が調理器本体から突出した構成となっており、撹拌手段を使用しない場合に調理の邪魔になるという課題があった。また、撹拌手段を加熱容器上方から入れる構成となっており、加熱容器の中を確認する際には、撹拌手段を支持する筐体が邪魔になって加熱容器の中を確認することが難しいという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、撹拌トルクが大きく、インペラが着脱自在で使いやすく、信頼性および安全性の高い撹拌アダプタを提供することを目的とするものである。
本発明における撹拌アダプタは、調理容器の下部または側面に配置される本体と、前記本体内に配置されて給電装置の給電コイルと磁気的に結合する受電コイルと、を備え、前記受電コイルは給電装置の給電コイルによって発生した磁界を受けて発生する電力を使用して調理容器内において可動状態で配置されたインペラを可動させる構成としたものである。
これによって、撹拌トルクが大きく、インペラが着脱自在で使いやすく、調理容器内の
被調理物はインペラが可動することによって移動し、かき混ぜることができるために味の偏りが軽減されるため、使いやすく、信頼性および安全性の高いものとなる。
本発明における撹拌アダプタは、撹拌トルクが大きく、インペラが着脱自在で使いやすく、信頼性および安全性の高い撹拌アダプタを得ることができるものである。
本発明の実施の形態1の撹拌アダプタと調理容器を示す側面断面図 本発明の実施の形態1の撹拌アダプタと給電装置を示す側面断面図 本発明の実施の形態1の他の撹拌アダプタと調理容器を示す側面断面図 本発明の実施の形態2の撹拌アダプタと給電装置を示す側面断面図 本発明の実施の形態2の他の撹拌アダプタと給電装置を示す側面断面図 本発明の実施の形態2の他の撹拌アダプタと給電装置を示す側面断面図 本発明の実施の形態2の他の撹拌アダプタと給電装置を示す側面断面図 本発明の実施の形態2の撹拌アダプタに対応する給電コイルをマトリクス状に配設した給電装置を示す平面図 本発明の実施の形態3の撹拌アダプタと調理容器を示す側面断面図
本発明に係る第1の発明の撹拌アダプタは、調理容器の下部または側面に配置される本体と、前記本体内に配置されて給電装置の給電コイルと磁気的に結合する受電コイルと、を備え、前記受電コイルは給電装置の給電コイルによって発生した磁界を受けて発生する電力を使用して調理容器内において可動状態で配置されたインペラを可動させる構成としたものである。
このように構成された第1の発明の撹拌アダプタは、撹拌トルクが大きく、インペラが着脱自在で使いやすく、調理容器内の被調理物はインペラが可動することによって移動し、かき混ぜることができるために味の偏りが軽減されるため、使いやすく、信頼性および安全性の高いものとなる。
本発明に係る第2の発明の撹拌アダプタは、特に、第1の発明において、前記本体内に配置されて前記受電コイルと接続された複数のステータコイルを備え、前記複数のステータコイルから発生する回転磁界をインペラに配された複数の磁石が受けることによりインペラを可動させる構成としたものである。
このように構成された第2の発明の撹拌アダプタは、インペラは磁石を埋め込んだ簡便な構成となり、そのインペラを近距離にあるステータコイルから駆動することができるため撹拌トルクを大きくすることができ、被調理物が多い場合や、被調理物自体の粘性が高い場合などでも被調理物を可動することができる。
本発明に係る第3の発明の撹拌アダプタは、特に、第1の発明において、前記本体内に配置されて前記受電コイルと接続されたモータを備え、前記モータの出力軸とインペラとが接続されることによりインペラを可動させる構成としたものである。
このように構成された第3の発明の撹拌アダプタは、本体に内蔵されたモータとインペラを直接接続するため、被調理物の粘性が高い場合であっても脱調することなく、撹拌トルクを大きくしてインペラを回転させることができる。
本発明に係る第4の発明の撹拌アダプタは、特に、第1の発明において、前記本体に調
理容器を加熱する加熱部を備え、前記加熱部は前記受電コイルで受電した電力を使用して加熱を行う構成としたものである。
このように構成された第4の発明の撹拌アダプタは、受電コイルによって調理容器を加熱することができるため、加熱部を別途設ける必要がなく、簡易な構成で実現することができる。
本発明に係る第5の発明の撹拌アダプタは、特に、第1の発明において、調理容器の少なくとも一部を、給電装置の給電コイルによって発生した高周波磁界を受けて発熱する材料で構成し、加熱中にインペラを可動させる構成としたものである。
このように構成された第5の発明の撹拌アダプタは、調理容器の加熱とインペラの可動を同時に行うことによって、味や温度が均一になるため、仕上がりが良く、調理時間も短くすることができる。
本発明に係る第6の発明の撹拌アダプタは、特に、第1の発明において、前記受電コイルは、調理容器底部の近傍に配置したものである。
このように構成された第6の発明の撹拌アダプタは、給電コイルと受電コイルの距離を短くすることができ、給電効率を高めることが可能となる。
本発明に係る第7の発明の撹拌アダプタは、特に、第1の発明において、前記受電コイルは、調理容器側面の近傍に配置したものである。
このように構成された第7の発明の撹拌アダプタは、給電コイルと調理容器との距離を短くできるため、加熱部を調理容器と一体化して誘導加熱にて調理容器を加熱する場合に加熱効率を高めることができる。
以下、本発明に係る撹拌アダプタの一実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。例えば、既に良く知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本発明を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するものであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
以下の実施の形態の撹拌アダプタにおいては誘導撹拌アダプタについて説明するが、この構成は例示であり、本発明は、以下の実施の形態において説明する構成に限定されるものではなく、本発明の技術的特徴を有する撹拌アダプタを含むものである。また、本発明には、以下に述べる各実施の形態において説明する任意の構成を適宜組み合わせることを含むものであり、組み合わされた構成においてはそれぞれの効果を奏するものである。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る実施の形態1の撹拌アダプタと調理容器を示す側面断面図である。図2は、本発明に係る実施の形態1の撹拌アダプタと給電装置を示す側面断面図である。図3は、本発明に係る実施の形態1の他の撹拌アダプタと調理容器を示す側面断面図である。
図1に示す調理容器1は、食材などの被調理物を入れる容器であり、鍋、フライパンな
どであって、給電装置の上方に撹拌アダプタの本体20を介して載置される。調理容器1には、蓋1Aが配置されている。撹拌アダプタの本体20は、給電装置の上方に配され、調理容器1が載せられる形状になっており、調理容器1の下部または側面に配置されるものである。
具体的には、撹拌アダプタの本体20の外底面は、給電装置の上方に配置されるように平面で形成されている。撹拌アダプタの本体20の内周部は、調理容器1が収納できるように凹部形状で形成され、内底面は調理容器1の外底面と密着するように平面で形成されている。なお、調理容器1は、撹拌アダプタの本体20と隙間ができない形状であることが望ましい。
インペラ4は、調理容器1内に収納自在に収納され、調理容器1内において自在に可動状態で配置される。インペラ4は、インペラ4が可動することによって被調理物を移動させるため、被調理物をより移動させやすいように中心部から半径方向に延びた羽根となる可動部4Aを有する。そして、被調理物を可動部4Aによって移動させることにより、被調理物を撹拌させることが可能となる。したがって、インペラ4は、撹拌手段として機能することができるものである。
撹拌アダプタの本体20には、受電コイル2を備える。受電コイル2は、給電装置を形成する給電コイル8と正対することにより磁気的に結合し、給電コイル8に発生する高周波磁界を受けることができるものである。受電コイル2で受けた高周波磁界により起電力が発生するが、起電力は給電コイル8と受電コイル2の距離などの条件によって変わるため、安定した電力とは言い難い。そのため、ヒータ等の負荷であれば動作にあまり変化は見られないが、モータのような負荷の場合には回転数が変わる等、受電コイル2で発生した起電力の大きさによって負荷の挙動が大きく変化する。その場合、動作音がうねって聞こえるため、使用者が故障であると判断してしまうなどの課題が生ずる。
そのような現象を回避するため、撹拌アダプタの本体20には、受電コイル2と電気的に接続された電源部3を備え、電源部3によって電源を安定化させても良い。具体的には、電源部3は、受電コイル2に発生した起電力を入力とし、安定した電力として出力するために一定の電圧あるいは電流を供給することができる回路である。そうすることによって、負荷の動作が安定し、制御もしやすくなる。また、負荷によっては、直流として出力しても良い。
給電装置の給電コイル8はインバータ部9に接続され、インバータ部9から供給される高周波電流を流すことによって高周波磁界を発生し、受電コイル2に電力を供給するものである。インバータ部9は制御部10によって導通比、周波数などが制御され、給電コイル8に供給する高周波電流が制御される。つまり、給電装置は、給電コイル8と、インバータ部9と、制御部10とで構成されている。
以上のように構成された撹拌アダプタについて、以下その動作、作用を説明する。
給電装置の上方に撹拌アダプタの本体20を載置し、被調理物とインペラ4を収納した調理容器1を撹拌アダプタの本体20上に配置する。次に、使用者が給電装置の図示していない操作部によって給電の開始を指示すると、制御部10はインバータ部9を動作させて給電コイル8に高周波電流を供給する。これにより、給電コイル8から高周波磁界が発生し、受電コイル2に起電力が発生する。
制御部10は、操作部を操作することによって使用者が設定した給電量になるようにインバータ部9を制御する。具体的には、例えばインバータ部9の入力電流を検出し、その検出値を制御部10に入力する。制御部10は、使用者が設定した給電量とインバータ部
9の入力電流とを比較して、インバータ部9の動作状態を変更する。
このような動作により、使用者の設定した電力が給電コイル8に給電される。給電コイル8で消費される電力が予め決まっている等、給電量を変更する必要がない場合には、制御部10は既定の電力が供給されるようにインバータ部9を制御すればよい。
このようにして供給された電力によって、インペラ4を可動させる。インペラ4を可動させる方法としては、撹拌アダプタの本体20の外周である側面部に複数のステータコイル6を所定の間隔、離間させて配置し、複数のステータコイル6は電源部3を介して受電コイル2と接続される。受電コイル2によって受電した電力を複数のステータコイル6に供給することによって磁力が発生し、複数のステータコイル6に対向するインペラ4の位置に磁石7を埋め込むことによってステータコイル6と磁石7間に反発力が発生するため、インペラ4が可動する。従って、インペラ4には、複数の磁石7が設けられており、複数のステータコイル6から発生する回転磁界をインペラ4に配された複数の磁石7が受けることによりインペラ4が可動するものである。
図1において、複数のステータコイル6は調理容器1の側面部分に対応する位置に配置されているが、調理容器1の底面部分に対応する位置に配置しても良い。その場合は、インペラ4の磁石7はインペラ4の下部に配置する必要がある。つまり、ステータコイル6と磁石7が正対するように配置する必要がある。
インペラ4を連続的に可動させるためには、ステータコイル6に適切なタイミングで電力を供給する必要がある。そのため、受電コイル2によって受電した電力を電源部3によって適切に配分すると良い。具体的には、撹拌アダプタの本体20において、インペラ4内の磁石7を検知するホールIC等の検知部を配置し、ホールICの信号に基づいてインバータを用いてステータコイル6に電力を供給すればよい。
あるいは、図3のように、撹拌アダプタの本体20にモータ11を内蔵し、受電コイル2からモータ11に電力を供給することでモータ11を駆動する。モータ11の出力軸はインペラ4と接続し、インペラ4を回転させても良い。その際、既述のように、受電コイル2の受電する電力が安定しないとインペラ4の回転に影響が出るため、受電コイル2の受電した電力を電源部3によって安定化してからモータ11に電力を供給する方が望ましい。
このようにインペラ4を可動させることによって、調理容器1内の被調理物を移動させることができる。そうすることによって、被調理物は調理容器1内の同じ場所にとどまることがないため、焦げ付きが発生することを防止することができる。また、被調理物が移動することによって被調理物が混ざり、味が均一になるなどの便益がもたらされる。
本実施の形態によれば、撹拌アダプタの本体20に複数のステータコイル6を設け、インペラ4内に配置される複数の磁石7との距離を短くすることによって撹拌トルクを大きくできる構成としている。あるいは、撹拌アダプタの本体20にモータ11を備え、インペラ4と接続することによって撹拌トルクを大きくし、被調理物を撹拌する構成としている。
いずれの構成の場合も、受電コイル2が給電装置から供給された電力によってそれぞれステータコイル6やモータ11に電力を供給することで、電源を配線することなく調理容器1内の被調理物を撹拌することができる。
モータ11としては、直流モータであっても、交流モータであっても良い。交流モータ
の場合、受電コイル2で発生する起電力をそのまま利用することが可能であるが、受電コイル2で発生する起電力の影響が動作にそのまま反映されるため、動作が安定しない可能性がある。また、起電力の周波数によって回転数が決まるため、回転数を変えるにはコンデンサの切替等が必要になる。
一方、モータ11に直流モータを使用する場合には発生した起電力を直流化する必要があるため、必ず電源部3を経て接続する必要がある。電源部3にて起電力を直流化した後、電圧を制御することによってモータ11の回転数を変更することができる。
これらのモータ11が駆動することによって、インペラ4自身を回転、あるいは可動させることに利用する。それにより、インペラ4の周辺にあった被調理物を移動させることができる。さらに、被調理物が移動することによりかき混ぜの効果が得られるため、被調理物の味が均一化する、火の通り方を均一にするなどの効果が得られ、調理時間を短縮するという効果が得られる。
また、本実施の形態によれば、撹拌アダプタを前述のような構成としたために、撹拌手段であるインペラ4は、調理容器1から突出することがなく、調理容器1内に着脱自在に独立した構成にすると共に、調理容器1内において可動状態で配置することができ、インペラ4を使用しない場合に調理の邪魔になることもなく、調理容器1の内部に収納された被調理物の状態を確認する際には、インペラを支持する筐体がなく、調理容器1の中を容易に確認することができ、必要に応じて、インペラ4を調理容器1の外部に容易に移動することができ、使いやすい構成とすることができる。
以上のように、本実施の形態のような構成とすることによって、撹拌トルクが大きく、インペラが着脱自在で使いやすく、調理時間の短縮や調理の仕上がりを良くすることができる撹拌アダプタを提供することができる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について図面を用いて説明する。実施の形態1と同一部分は説明を省略し、相違点についてのみ説明する。図4〜図7は、本発明の実施の形態2の撹拌アダプタと給電装置を示す側面断面図である。図8は、本発明の実施の形態2の撹拌アダプタに対応する給電コイルをマトリクス状に配設した給電装置を示す平面図である。
実施の形態2の撹拌アダプタにおいて、撹拌アダプタの本体20に加熱部を備えた構成とする。加熱部は受電コイル2と接続、あるいは、電源部3と接続することによって電力が供給される構成とする。
加熱部としては、図4に示すように、ヒータ12のようなものであっても良く、電源部3と接続され、受電コイル2で受電した電力を、電源部3を介して調理容器1を加熱する構成としてもよい。加熱部がヒータ12の場合は、受電コイル2に直接接続しても、電源部3に接続してもあまり加熱特性には影響がない。あるいは、加熱部としては、図5のように誘導加熱を行うための加熱コイル13とインバータ部14であっても良い。あるいは、加熱部としては、図6のように受電コイル2と加熱コイル13を直接接続することで調理容器1を加熱する構成としてもよい。なお、調理容器1の加熱コイル13に対向する箇所には、加熱コイル13に発生した高周波磁界を受けて発熱する金属部15が形成されている。また、加熱部としては、図7のように、給電装置の給電コイル8に発生した高周波磁界を受けて発熱する金属部15であっても良い。その場合、金属部15は調理容器1と接する部分に露出した構成とすると、調理容器1の加熱効率が上がる。ただし、金属部15が露出した構成とすると、使用者が誤って金属部15に触れた場合に火傷の恐れがあるため、調理容器1が載置されているかを検知する等、安全対策を施した方が良い。
あるいは、調理容器1の一部、または全部が高周波磁界を受けて発熱する材料で構成されていてもよい。その場合には、給電コイル8によって発生した高周波磁界によって、調理容器1自身が加熱される。
以上のような構成で、調理容器1を加熱することができるが、調理容器1を加熱しながらインペラ4を回転させる場合には、図8のような多数の給電コイルをマトリクス状に配設した給電装置を使用すると良い。
図8のように、調理容器1が9つの給電コイル8b上に載置されている場合について説明する。撹拌アダプタの本体20の中心に受電コイル2を配置してあった場合、給電装置の給電コイル8と受電コイル2が正対し、磁気的に結合する。したがって、給電コイル8に高周波電流を供給することによって撹拌アダプタは受電コイル2で電力の供給を受けることができる。
一方、調理容器1の加熱は、給電コイル8bの全てあるいは一部に制御部10が高周波電流を供給することによって加熱を行う。その際、加熱と給電を同時に行っても良いし、どちらかだけにしても良い。このように制御することによって、調理容器1の加熱とインペラ4を可動させることによる被調理物を移動させることができる。
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態1および実施の形態2と同一部分は説明を省略し、相違点についてのみ説明する。図9は、本発明の実施の形態3の撹拌アダプタと調理容器を示す側面断面図である。
実施の形態1および実施の形態2に示した撹拌アダプタの本体20は、調理容器1と給電装置との間に載置される構成としている。このような構成の場合、調理容器1の外周を覆う部分を小さく、あるいは無くすことができるため、撹拌アダプタの本体20を小さく設計することができる。そのため、使用者が撹拌アダプタの本体20を未使用時にも保管が容易である。この構成の場合、受電コイル2は調理容器1の底部近傍に配置することになる。また、使用方法としては、給電装置の上に撹拌アダプタの本体20を載置し、その上に調理容器1を載置する(例えば、図7参照)。
上記の構成の場合、給電装置の給電コイル8で加熱部である金属部15を介して調理容器1を加熱する場合、金属部15と給電コイル8の距離が離れているため、誘導加熱の効率が悪くなる。
一方、図9に示すように、受電コイル2を調理容器1の側面近傍に配置すると、金属部15と給電コイル8の距離を短くすることができるため、誘導加熱の効率を上げることができる。その反面、調理容器1の外側に受電コイル2が配置されるため、調理容器1の外周を覆う部分が大きくなる。したがって、受電コイル2の配置は、誘導加熱する場合の加熱効率を優先させるかどうかで決定すれば良い。
以上のように、本発明にかかる撹拌アダプタは、調理容器の下部または側面に配置する本体と、前記本体内に配置されて給電装置の給電コイルと磁気的に結合した受電コイルと、調理容器内において可動状態で配置されたインペラと、を備え、前記受電コイルは給電コイルによって発生した磁界を受けて発生する電力を使用して前記インペラを可動させることによって被調理物を移動させることが可能となるため、撹拌トルクが大きい。さらに、味が均一となり、調理時間の短縮ができるため、調理の自動化や消費電力を最小化する
ことができるという効果を有し、一般家庭などで使用される際に有用である。
1 調理容器
2 受電コイル
3 電源部
4 インペラ
6 ステータコイル
7 磁石
8 給電コイル
9 インバータ部
10 制御部
11 モータ
12 ヒータ
13 加熱コイル
20 本体

Claims (7)

  1. 調理容器の下部または側面に配置される本体と、
    前記本体内に配置されて給電装置の給電コイルと磁気的に結合する受電コイルと、
    を備え、
    前記受電コイルは給電装置の給電コイルによって発生した磁界を受けて発生する電力を使用して調理容器内において可動状態で配置されたインペラを可動させる構成とした撹拌アダプタ。
  2. 前記本体内に配置されて前記受電コイルと接続された複数のステータコイルを備え、
    前記複数のステータコイルから発生する回転磁界をインペラに配された複数の磁石が受けることによりインペラを可動させる構成とした請求項1に記載の撹拌アダプタ。
  3. 前記本体内に配置されて前記受電コイルと接続されたモータを備え、
    前記モータの出力軸とインペラとが接続されることによりインペラを可動させる構成とした請求項1に記載の撹拌アダプタ。
  4. 前記本体に調理容器を加熱する加熱部を備え、
    前記加熱部は前記受電コイルで受電した電力を使用して加熱を行う構成とした請求項1に記載の撹拌アダプタ。
  5. 調理容器の少なくとも一部を、給電装置の給電コイルによって発生した高周波磁界を受けて発熱する材料で構成し、加熱中にインペラを可動させる構成とした請求項1に記載の撹拌アダプタ。
  6. 前記受電コイルは、調理容器底部の近傍に配置した請求項1に記載の撹拌アダプタ。
  7. 前記受電コイルは、調理容器側面の近傍に配置した請求項1に記載の撹拌アダプタ。
JP2014127971A 2014-06-23 2014-06-23 撹拌アダプタ Pending JP2016007247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014127971A JP2016007247A (ja) 2014-06-23 2014-06-23 撹拌アダプタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014127971A JP2016007247A (ja) 2014-06-23 2014-06-23 撹拌アダプタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016007247A true JP2016007247A (ja) 2016-01-18

Family

ID=55225308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014127971A Pending JP2016007247A (ja) 2014-06-23 2014-06-23 撹拌アダプタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016007247A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108065753A (zh) * 2016-11-14 2018-05-25 广东美的生活电器制造有限公司 食物料理机及其的加热控制装置
GB2564575B (en) * 2016-04-06 2020-11-25 Mitsubishi Electric Corp Heating Cooker System and Cooking Device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296438A (en) * 1976-02-09 1977-08-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd Induction cooking appliance
JPH0629082A (ja) * 1992-07-09 1994-02-04 Sanyo Electric Co Ltd 電磁調理器
JPH10165304A (ja) * 1996-12-11 1998-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧力鍋
JP2010104669A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理装置
WO2014075923A1 (en) * 2012-11-14 2014-05-22 Arcelik Anonim Sirketi A food preparation appliance operated on an induction heating cooktop

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296438A (en) * 1976-02-09 1977-08-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd Induction cooking appliance
JPH0629082A (ja) * 1992-07-09 1994-02-04 Sanyo Electric Co Ltd 電磁調理器
JPH10165304A (ja) * 1996-12-11 1998-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧力鍋
JP2010104669A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理装置
WO2014075923A1 (en) * 2012-11-14 2014-05-22 Arcelik Anonim Sirketi A food preparation appliance operated on an induction heating cooktop

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2564575B (en) * 2016-04-06 2020-11-25 Mitsubishi Electric Corp Heating Cooker System and Cooking Device
US11293644B2 (en) 2016-04-06 2022-04-05 Mitsubishi Electric Corporation Heating cooker system, and cooking device
CN108065753A (zh) * 2016-11-14 2018-05-25 广东美的生活电器制造有限公司 食物料理机及其的加热控制装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10926233B2 (en) Beverage mixing system and method
JP6008139B2 (ja) 非接触給電装置および非接触電力伝送システム
EP3141170A1 (en) Blender heatable by high frequency induction heating
RU2670017C2 (ru) Лопастной элемент, контейнер с лопастным элементом и устройство для тепловой кулинарной обработки
US10028609B2 (en) Vessel for sous vide cooking on an induction cooktop with magnetic stirring and wireless temperature control
US11109706B2 (en) Cooking and/or mixing device
US10105665B2 (en) Beverage mixing system and method
WO2013038694A1 (ja) 非接触受電装置および非接触電力伝送装置
JPWO2010101202A1 (ja) 誘導加熱調理器
JP6591049B2 (ja) 加熱調理システム及び調理装置
KR20120093681A (ko) 고주파 유도가열 기술을 이용한 인덕션렌지
JP5398911B2 (ja) 炊飯器
JP2015159846A (ja) 撹拌体および撹拌機能付き容器および加熱撹拌調理器
JP2011156200A (ja) 電気炊飯器
JP5992131B1 (ja) 誘導加熱調理装置、複合調理装置、およびこれらを備えた誘導加熱調理システム
JP2016007247A (ja) 撹拌アダプタ
JP2009224251A (ja) 誘導加熱調理器
KR20120107059A (ko) 고주파 유도가열 기술을 이용한 인덕션렌지
JP5665913B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2015225768A (ja) センサ
JP2015223317A (ja) インペラ
CN102196751A (zh) 羹类感应加热装置
CN206439865U (zh) 电磁炉用搅拌装置及系统
JP2014220181A (ja) 誘導加熱調理器
JP2014229425A (ja) 誘導加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160520

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180522