JP2009224251A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の誘導加熱調理器においては、鍋を置く位置は加熱コイルの真上位置に限られていたため、使用者は鍋を置く位置を気にしなければならず、使い勝手の悪いものであった。また、同時に使用できる鍋の数は、加熱コイルと同数の鍋に限られていた。
【解決手段】誘導加熱調理器において、複数の加熱コイルを設け、操作部及び表示部に近い位置に2つの加熱コイル4aと4bを左右に並べて配置し、操作部及び表示部から遠い位置に3つ以上の加熱コイル4c〜4eを配置した構成であり、操作部及び表示部から遠くに配置された前記加熱コイル4c〜4eは、近くに配置された加熱コイル4a、4bよりも径が小さく、かつ、最大許容電力が小さい。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の加熱コイルを有する誘導加熱調理器に関する。
従来の誘導加熱調理器においては、「内部に複数の加熱コイル、該加熱コイルをそれぞれ駆動する駆動回路、冷却ファン等が収容された筐体と、該筐体の上部開口部に取付けられ前記加熱コイルの直上にそれぞれ鍋位置表示部が設けられた天板とを備え、前記複数の加熱コイルのうち少なくとも1個を他の加熱コイルの径と異なる径にすると共に、前記天板に前記加熱コイルの径にそれぞれ対応した大きさの鍋位置表示部を設けた」ものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−186002号公報(第3頁、第2図)
従来の誘導加熱調理器においては、鍋を置く位置は加熱コイルの真上位置に限られていたため、使用者は鍋を置く位置を気にしなければならず、使い勝手の悪いものであった。また、同時に使用できる鍋の数は、加熱コイルと同数の鍋に限られていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、天板上に鍋を自由に配置することができ、加熱コイル数よりも多数の鍋を同時に使用することのできる誘導加熱調理器を提供するものである。
この発明に係る誘導加熱調理器は、複数の加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給する電力変換回路と、前記加熱コイル上面側に設けられ被加熱物が積載される天板と、加熱コイルの電力を設定する操作部と、前記加熱コイルの電力を表示する表示部とを有し、前記複数の加熱コイルは、前記操作部及び前記表示部に近い位置に2つ左右に並べて配置され、前記操作部及び表示部から遠い位置に3つ以上が配置されており、前記操作部及び前記表示部から遠くに配置された前記加熱コイルは、近くに配置された加熱コイルよりも径が小さく、かつ、最大許容電力が小さいものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、大火力で調理する手前側の加熱コイルの径を大きくし、主に保温などの目的で比較的小さな火力で使用する奥側の加熱コイルの径を小さくすることにより、複数の加熱コイルを配置できるようにしたので、多数の鍋を同時に加熱することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の外観斜視図である。図1において、加熱調理器の本体1は、上部を開口した筐体2と、この筐体2の天面を覆う天板3とが設けられている。筐体2の内部には加熱コイル4a〜4eが、前面には魚焼きなどを行うグリル5が、加熱手段として設けられている。加熱コイル4a〜4eは、電源を整流した後に高周波でスイッチングして加熱コイルに高周波電流を供給する電力変換回路6に接続されている。また、加熱コイル4a〜4eとグリル5の電力を設定及び表示するための手段として、操作部7と表示部8が設けられている。
図2は、図1の天板を外した状態を上面から見た説明図である。大径の加熱コイル4a、4bは操作部7a〜7f及び表示部8a〜8fの近傍に、小径の加熱コイル4c〜4dは操作部7a〜7f及び表示部8a〜8fから離れた位置に、それぞれ配置されている。小径の加熱コイル4c〜4eは、加熱コイル4a及び4bと比較してコイルの巻き数が少ないとともに、供給される最大許容電力も小さい。
操作部7a〜7eは加熱コイルの電力設定を行うためのスイッチであり、それぞれ、加熱コイル4a〜4eに対応する。表示部8a〜8eは加熱コイルの電力状態を表示するLEDなどで構成された表示部であり、それぞれ、加熱コイル4a〜4eに対応する。また、操作部7f及び表示部8fは、グリル5に対応するものである。
図3は、前記操作部7及び表示部8の詳細を示した説明図である。操作部7は、電力下げスイッチ71及び電力上げスイッチ72とで構成されている。また、表示部8は、4つ又は3つのLEDで構成されており、各加熱コイルの電力量を表示する。大径の加熱コイルにおいては4つのLED、小径の加熱コイルにおいては3つのLEDが設けられている。使用者が調理内容に合わせてスイッチ71又はスイッチ72を押下して電力調整を行うと、表示部8は、電力量に比例してLEDを点灯又は消灯させる。
上記のように構成した本実施の形態1の誘導加熱調理器において、大きい鍋で調理する場合や大火力で調理する場合には、手前側の加熱コイルの上の鍋を載せて調理を行う。小さい鍋で調理する場合や保温目的の場合には、奥側の加熱コイルの上に鍋を載せて調理を行う。奥側の加熱コイルは、それぞれの径を小さくして搭載数を増やしたので、同時に複数の鍋を使用することができる。
以上のように本実施の形態1によれば、奥側の加熱コイルを小さくすることで、限られた筐体スペースの中に5個の加熱コイルを搭載することが可能となった。これにより、主に保温目的など比較的小さな火力で十分な鍋には奥側の加熱コイルを使用し、大火力が必要な鍋には手前側の加熱コイルを使用することができ、従来よりも同時に使用できる鍋の数を増やすことができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の別の加熱コイル4の構成を示すものである。前述の実施の形態1で示した図2と同様に、図1の天板3を外した状態で上面から見たものである。図2と同じ構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
図4において、加熱コイル41dは、正面に向かって加熱コイル4a及び4bの並び方向における中間に位置している。加熱コイル4aと4bの並び方向における中間部分の奥側のスペースは広いので、この加熱コイル41dは、大きさ及び巻き数が、加熱コイル4c及び4eよりも大きく、かつ、加熱コイル4a及び4bよりも小さくなるよう構成している。したがって、各加熱コイル間の隙間が小さくなり、加熱可能な領域が広くなっている。
以上のように構成した本実施の形態2の誘導加熱調理器において、大きい鍋で調理する場合や大火力で調理する場合には手前側の加熱コイル4a、4bを使用し、中くらいの鍋で調理する場合には加熱コイル41dを使用し、小さい鍋で調理する場合や保温目的の場合には加熱コイル4c、4eを使用して調理を行う。加熱コイルの数を多くすると同時に、大径、中径、小径という3種類の加熱コイルを搭載したので、様々な大きさの鍋を効率的に加熱することができ、使い勝手を向上させることができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の別の加熱コイルの構成を示すものである。前述の実施の形態1で示した図2と同様に、図1の天板3を外した状態で上面から見たものである。図2と同じ構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。図5においては、加熱コイル42c〜42eは、横長形状となるよう巻かれている。本実施の形態3では、加熱コイル42c〜42eを横長形状とした以外は、前述の実施の形態1と同様の動作を行うものである。
以上のように、本体の奥側に小径かつ横長形状の加熱コイル42c〜42eを設けたので、加熱コイル間の隙間が少なくなり、加熱可能な領域を広くすることができる。したがって、小さな鍋であれば、加熱コイルにまたがって4つ又はそれ以上の鍋を置くことが可能となる。このように、加熱コイルの数よりも多くの鍋を同時に加熱することができ、使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施の形態3においては、奥側の加熱コイル42c〜42eの大きさが同じ場合の例について説明したが、大きさは同一でなくともよい。前述の実施の形態2で示したように広いスペースが確保できる場合には、大きめの加熱コイルを設けてもよい。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4における誘導加熱調理器の別の加熱コイルの構成を示すものである。前述の実施の形態1で示した図2と同様に、図1の天板3を外した状態で上面から見たものである。図2と同じ構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。図6においては、加熱コイル43c〜43eは、それぞれ左右に2分割してコイル形状を形成している。2分割された加熱コイルは、各々が電力変換回路6(図1)に接続されており、個別に電力調整を行うことができる。
以上のように構成された加熱コイル43c〜43eにおいて、図6のAに示す加熱コイル43dと43eとの間に鍋が置かれた場合、加熱コイル43dの右側と加熱コイル43eの左側に高周波電流を流す。したがって、鍋が置かれたAの領域のみを加熱することができ、また、鍋が置かれていない部分の加熱コイルには電流を流さないので、漏れ磁束が少なく、効率よく加熱することができる。なお、2つ以上の加熱コイルにまたがって鍋が置かれた場合の電力設定及び電力表示については、例えば、右側の加熱コイルの操作部及び表示部に従って行う、などの取り決めを行っておく必要があるが、この取り決め内容は任意である。
以上のように本実施の形態4においては、加熱コイル43c〜43eを2分割して各々個別に高周波電流を流すようにしたので、加熱コイルの真上以外に鍋を置いた場合でも、漏れ磁束が少なく効率よく加熱することができる。したがって、鍋の置き場所や数が制限されることがなく、使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施の形態4においては、加熱コイルを2分割する例について示したが、分割数はこれに限るものではなく、3個以上に分割してこれらを個別に駆動できるようにしてもよい。このようにすることで、よりきめ細かな加熱制御が可能となり、鍋を自由な場所に置くことができ、かつ、漏れ磁束が少なく効率的に加熱することのできる高周波加熱調理器を提供することができる。また、加熱コイル43c〜43eの大きさも同一でなくてもよく、実施の形態2で示したように広いスペースが確保できる場合には大きめの加熱コイルを設けてもよい。さらにコイル形状は、半円形や半楕円形以外に、長方形、正方形、三角形、台形などとしてもよい。また、加熱コイルを並べる間隔は、概略等間隔としてもよい。これにより、どこに置いても同じ条件で加熱することができる。
実施の形態5.
図7は、本発明の実施の形態5に係る誘導加熱調理器の本体1を上面から見た図であり、天板3、操作部7、及び表示部8を示している。本体1の内部には、前述の実施の形態1〜4で示したいずれかの加熱コイル4が設けられている。
図7において、天板3の奥側の矩形領域に示す保温ゾーン9は、任意の色又は模様などで区別された印刷が施されており、さらに「保温ゾーン」という文字が印刷されている。この保温ゾーン9の直下には、奥側加熱コイル(例えば加熱コイル4c〜4e)が配置されている。また、天板3の手前側領域、すなわち加熱コイル4a、4bの直上には、両加熱コイルの径と略同一の円が鍋積載位置10a、10bとして表示されている。
操作部7と表示部8については、加熱コイル4a、4bに対応した操作部7a、7bと表示部8a、8b、及びグリルに対応した操作部7f、8fを設けている。
以上のように構成した誘導加熱調理器において、電源が入れられると、加熱コイル4c〜4eには、常に加熱時よりも高い周波数で加熱コイルに微少電流を流しておく。ここで、加熱コイル4c〜4eの上に鍋がある場合は、鍋が無い場合と比べて共振周波数が低く、加熱コイル4c〜4eの駆動周波数との差が大きくなるため、流れる電流は少なくなる。また、鍋が無い場合は、鍋がある場合と比べて共振周波数が高く、加熱コイル4c〜4eの駆動周波数との差が小さくなるため、流れる電流は多くなる。電力変換回路6はこれらの特性から鍋の有無を判定して加熱制御を行う。すなわち、保温ゾーン9のいずれかの位置に鍋が置かれた場合、その真下にある加熱コイルの駆動周波数を下げて加熱を開始する。加熱時の電力については、保温ゾーン9用の電力を予め定めておいてもよく、また、図示しない別の操作部7xと表示部8xを設けて使用者が設定任意に設定できるようにしてもよい。
以上のように本実施の形態5においては、奥側の加熱コイル上の天板一帯を保温ゾーン9とし、この保温ゾーン9に鍋を置くだけで鍋位置に対応する加熱コイルの加熱を行うようにしたので、使用者が保温ゾーン9のどの位置に鍋を置いても適切に鍋を加熱することができる。したがって、保温ゾーン9で鍋を加熱する場合には、使用者は鍋を置くだけでよく、鍋を置く位置や鍋の数が制限されることのない、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。
実施の形態6.
図8は、本発明の実施の形態6に係る誘導加熱調理器の構成を示すものであり、図1の天板3を外した状態で上面から見たものである。操作部7及び表示部8は、本体1から脱着可能な構成で設けられており、操作部7と表示部8を取り外した状態を示している。なお、本実施の形態6の説明においては、操作部7と表示部8をまとめて取り扱い、「操作表示部78」と呼ぶ。
図6において、本体1上面で操作表示部78が設置される位置にはコイル11aが、操作表示部78の背面にはコイル11bがそれぞれ設けられている。コイル11aは、電力変換回路6に接続されて電流を制御されるが、コイル11bは、電力変換回路6には接続されていない。
このような構成において、加熱調理器の電源が投入されてコイル11aが駆動されると、電磁誘導の原理でコイル11bに電力が発生する。コイル11bはこの電力を利用して、操作表示部78の制御電源とする。また、操作表示部78と本体1との制御信号のやりとりは、電波、赤外線、電磁誘導などの無線手段を用いて行う。なお、本実施の形態6に係る誘導加熱調理器の加熱コイルの構成は、前述の実施の形態1〜4のいずれかをとり、どの実施の形態を用いてもよい。
以上のように本実施の形態6においては、操作部7と表示部8を脱着可能な構成としたので、誘導加熱調理器の用途に応じてデザインを変更することができる。例えば、奥側の加熱コイルを保温ゾーンとして使う使用者と、手前側の加熱コイルと同様に鍋積載位置を表示して使う使用者がいた場合、加熱コイル4等の構成は同一とし、操作部7、表示部8及び天板3の印刷を変更して提供することができる。したがって、低コストでバリエーションに富んだ誘導加熱調理器を得ることができる。
また、本体1から操作部7、表示部8への給電は電磁誘導により行い、制御信号の送受信は電波、赤外線、電磁誘導などの非接触手段を用いるので、防水加工が行える。したがって、水をこぼした場合などにも水の進入による故障を防止でき、故障の少ない誘導加熱調理器を得ることができる。
実施の形態7.
図9は、本発明の実施の形態7に係る誘導加熱調理器の、加熱コイル4c、4d、4eの電力変換回路6を示したものである。電力変換回路6は、商用交流電源21、商用交流電源を全波整流するダイオードブリッジ22、全波整流した電力を蓄積するコンデンサ23、スイッチング素子24a〜24fを集積してモジュール化したトランジスタモジュール24、各加熱コイルに流れる電流を検出する電流検出抵抗25、29、33、共振用コンデンサ26、30、34、加熱コイルの電圧を検出する電圧検出抵抗27、28、31、32、35、36、及び、全体の制御を行う制御回路37により構成されている。制御回路37はマイクロコンピュータ等から構成されており、操作部7からの操作信号に基づいて各種演算処理を生成する。なお、本実施の形態7に係る誘導加熱調理器は、電力変換回路6の構成及び動作以外は、前述の実施の形態1〜6と略同じ構成、略同じ動作を行う。
上記のように構成した電力変換回路6の動作を説明する。なお、加熱コイル4c、4d、4eを駆動する回路構成及び回路動作は同じであるので、加熱コイル4cで代表して説明する。
制御回路37は、スイッチング素子24eと26fを交互に駆動して、加熱コイル4cに高周波電流を流す。制御回路37は、電流検出抵抗25から加熱コイル電流Icを得る。また、電圧検出抵抗27と28とから加熱コイル電圧Vcを得る。さらに、電流Icと電圧Vcのゼロクロス点から位相差θを検出し、電力P=Ic×Vc×Cosθを演算する。加熱コイル4cの上に鍋がある場合は、鍋が無い場合と比べて共振周波数が低く、加熱コイル4cの駆動周波数との差が大きくなるため、流れる電流は少ない。鍋が無い場合は、鍋がある場合と比べて共振周波数が高く、加熱コイル4cの駆動周波数との差が小さくなるため、流れる電流は多くなる。また、鉄鍋は抵抗成分が大きく、アルミ鍋は抵抗成分が少ないため、鉄鍋に比べアルミ鍋はθが大きくなる。制御回路37は、所定周波数における電流の大小から鍋の有無を、所定周波数におけるθの大きさから鍋材質を判定して制御を行う。例えば、抵抗値の低いアルミ鍋を検出した場合は加熱の禁止を行う。また、鉄鍋であれば加熱を行い、使用者が操作部7cで指定した所定の電力になるように駆動周波数を変化させる。例えば、電力を上げる場合は、加熱コイル4cと共振用コンデンサ26で決まる共振周波数に近づけて加熱コイル4cに流す電流を増やす。電力を下げる場合は、共振周波数から遠ざけることで加熱コイル4cに流す電流を減らす。
このように、スイッチング素子をモジュール化して複数の加熱コイルを駆動するので、加熱コイルの数を増やしても回路を小型化することができる。また、モジュール化した場合、コンデンサ13両端の母線がモジュール内部で共通化されるため、各加熱コイルに流れる電流を検知することは困難であり、入力電圧、入力電流から各加熱コイル電力を検知することはできなかったが、加熱コイル電流Icと、加熱コイル電圧Vcと両者の位相差θを検出し、電力P=Ic×Vic×Cosθを演算することで、モジュール化した場合においても各加熱コイルの個々の電力を検出でき、個別に電力制御を行うことができる。
なお、上記説明では、操作部と表示部から遠い位置の加熱コイル数が合計5個の場合の例について説明したが、加熱コイルの数はこれに限るものではなく、6個以上であってもよい。また、加熱コイルの径の大きさも、筐体の大きさに合わせて、大径、中径、小径、又はそのほかの径の大きさなど、4種類以上の径の大きさのものを組み合わせて設けてもよい。
この発明の実施の形態1を示す誘導加熱調理器の外観斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す誘導加熱調理器の加熱コイルの構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1を示す誘導加熱調理器の操作部及び表示部を示す説明図である。 この発明の実施の形態2を示す誘導加熱調理器の加熱コイルの構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態3を示す誘導加熱調理器の加熱コイルの構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態4を示す誘導加熱調理器の加熱コイルの構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態5を示す誘導加熱調理器の上面を示す説明図である。 この発明の実施の形態6を示す誘導加熱調理器の表示部及び操作部の構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態7を示す誘導加熱調理器の電力変換回路を示す説明図である。
符号の説明
1 本体、2 筐体、3 天板、4、4a〜4e 加熱コイル、5 グリル、6 電力変換回路、7、7a〜7f 操作部、8、8a〜8f 表示部、9 保温ゾーン、10a、10b 鍋積載位置、11a、11b コイル。

Claims (12)

  1. 複数の加熱コイルと、
    前記加熱コイルに高周波電流を供給する電力変換回路と、
    前記加熱コイル上面側に設けられ被加熱物が積載される天板と、
    前記加熱コイルの電力を設定する操作部と、
    前記加熱コイルの電力を表示する表示部とを有し、
    前記複数の加熱コイルは、前記操作部及び前記表示部に近い位置に2つ左右に並べて配置され、前記操作部及び表示部から遠い位置に3つ以上が配置されており、
    前記操作部及び前記表示部から遠くに配置された前記加熱コイルは、近くに配置された加熱コイルよりも径が小さく、かつ、最大許容電力が小さい
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記操作部及び表示部から遠くに配置された前記加熱コイルのうち、近くに配置された2つの加熱コイルの並び方向における中間に位置する加熱コイルは、
    遠くに配置された他の加熱コイルよりも径が大きく、かつ、最大許容電力が大きい
    ことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記操作部及び表示部から遠くに配置された前記加熱コイルは、横長形状である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2いずれかに記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記操作部及び表示部から遠くに配置された前記加熱コイルは、少なくとも2分割され、各々個別に駆動可能とする
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記天板において、
    前記操作部及び表示部から近くに配置された前記加熱コイルの直上の部位には、加熱コイルの外径と略同一の円形の第一の被加熱物搭載位置表示がなされ、
    前記操作部及び表示部から遠くに配置された前記加熱コイルの直上の部位には、複数の加熱コイルを含むように第二の被加熱物搭載位置表示がなされた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記第二の被加熱物搭載位置表示には、「保温」の文字を含む
    ことを特徴とする請求項5記載の誘導加熱調理器。
  7. 前記操作部及び表示部は、誘導加熱調理器本体から着脱可能な構成で設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  8. 前記操作部及び表示部へは電磁誘導により給電し、
    前記操作部及び表示部と前記電力変換回路との制御信号の送受信は無線手段により行う
    ことを特徴とする請求項7記載の誘導加熱調理器。
  9. 前記電力変換回路は、複数のスイッチング素子がモジュール化された電力変換回路を含み、当該電力変換回路により前記操作部及び表示部から遠くに配置された複数の加熱コイルに高周波電流を供給する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  10. 前記電力変換回路は、複数のスイッチング素子がモジュール化された1つの素子で複数の加熱コイルを制御する構成とし、
    各々の加熱コイルに対応して電流検出回路、電圧検出回路、及び電流電圧位相差検出回路を有し、これらの検出回路の出力に基づいて前記電力変換回路を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  11. 各々の加熱コイルの電流、電圧、及び電流電圧位相差から加熱コイルへの投入電力を演算して所定の電力となるように制御する
    ことを特徴とする請求項10記載の誘導加熱調理器。
  12. 各々の加熱コイルの電流、電圧、及び電流電圧位相差から被加熱物の材質及び大きさの判定を行う
    ことを特徴とする請求項10又は請求項11いずれかに記載の誘導加熱調理器。
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