JPH07313062A - カフェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法 - Google Patents
カフェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法Info
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- JPH07313062A JPH07313062A JP14211894A JP14211894A JPH07313062A JP H07313062 A JPH07313062 A JP H07313062A JP 14211894 A JP14211894 A JP 14211894A JP 14211894 A JP14211894 A JP 14211894A JP H07313062 A JPH07313062 A JP H07313062A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来から、コーヒー抽出液は、その脱カフェイ
ン化が望まれたが、それを解決していない。それは、技
術的に難しいからである。コーヒー抽出液に活性炭を混
合または添加して、カフェインを低減化したコーヒー抽
出液を得る方法を提供することを本発明の目的とする。 【構成】本発明は、コーヒーの抽出時、または抽出後、
使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添加し
て、カフェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法
であり、また、カフェインを低減化したコーヒー抽出液
からコーヒー飲料を得る方法であり、また、カフェイン
を低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒ
ーを得る方法であり、また、カフェインを低減化したコ
ーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法で
ある。
ン化が望まれたが、それを解決していない。それは、技
術的に難しいからである。コーヒー抽出液に活性炭を混
合または添加して、カフェインを低減化したコーヒー抽
出液を得る方法を提供することを本発明の目的とする。 【構成】本発明は、コーヒーの抽出時、または抽出後、
使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添加し
て、カフェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法
であり、また、カフェインを低減化したコーヒー抽出液
からコーヒー飲料を得る方法であり、また、カフェイン
を低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒ
ーを得る方法であり、また、カフェインを低減化したコ
ーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カフェインを低減化し
たコーヒー抽出液を得る方法とカフェインを低減化した
コーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法とカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コー
ヒーを得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出
液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法に関し、特
に、本発明は、コーヒー抽出液を用いた飲料、冷菓、菓
子、ゼリーやプリンなどのデザート類、インスタントコ
ーヒーなどの製造に用いられるカフェインを低減化した
コーヒー抽出液を得る方法に関し、そして、従来のよう
に、加熱殺菌処理して酸度が上昇したコーヒー抽出液
を、その中和のために多量の重曹を添加して酸度を調整
すると、刺激的な香味の発現の軽減をさせえても、重曹
の塩味の強いぼけたえぐい苦味が発生し、そして、その
重曹の添加による塩味の強いぼけたえぐい苦味を取り除
くことは不可能であったが、重曹を使うことなく適量の
活性炭を使用することにより、劣化による酸味を感じさ
せない苦味の増強と重曹などのアルカリの添加によらな
い酸度低下によるカフェインを低減化したコーヒー抽出
液を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液
からコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化した
コーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法
とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー
エキスの濃縮液を得る方法に関する。
たコーヒー抽出液を得る方法とカフェインを低減化した
コーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法とカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コー
ヒーを得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出
液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法に関し、特
に、本発明は、コーヒー抽出液を用いた飲料、冷菓、菓
子、ゼリーやプリンなどのデザート類、インスタントコ
ーヒーなどの製造に用いられるカフェインを低減化した
コーヒー抽出液を得る方法に関し、そして、従来のよう
に、加熱殺菌処理して酸度が上昇したコーヒー抽出液
を、その中和のために多量の重曹を添加して酸度を調整
すると、刺激的な香味の発現の軽減をさせえても、重曹
の塩味の強いぼけたえぐい苦味が発生し、そして、その
重曹の添加による塩味の強いぼけたえぐい苦味を取り除
くことは不可能であったが、重曹を使うことなく適量の
活性炭を使用することにより、劣化による酸味を感じさ
せない苦味の増強と重曹などのアルカリの添加によらな
い酸度低下によるカフェインを低減化したコーヒー抽出
液を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液
からコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化した
コーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法
とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー
エキスの濃縮液を得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、コーヒー抽出液は、コーヒー
飲料はじめ、その他の食品例えば冷菓、菓子、ゼリーや
プリンなどのデザート類、インスタントコーヒーなどの
食品に風味を改善したコーヒーの風味を付加することに
使用されてきた。ところが、コーヒー抽出液は、加熱す
ると、その熱の影響で劣化し易く、また、時間が経過す
るに従い、経時的変化を受け易い。劣化の内容を、調べ
てみると、PHの低下が顕著であって、刺激的な香味と
なり、著しく嗜好性を害するので、飲料や食品として適
しない。そのために、このような状態を取り除くため
に、適切な処置をして、飲料や食品が強い酸性にならな
いように心掛けてきた。例えば、缶コーヒーを製造する
場合、ブリックス度が1.3で、PHが5.2のコーヒ
ー抽出液を缶に充填後、摂氏118度で20分間の間、
レトルト殺菌をすると、PHは4.6に低下し、刺激的
な香味となる。それ故に、従来は、重曹を添加してPH
を調整し、レトルト殺菌を行なっていた。例えば、重量
比で0.1%の重曹を添加することにより、PHを6.
6に調整し、その後に、摂氏118度で20分間の間、
レトルト殺菌を行ない、PHを6.1のコーヒー飲料を
得ていたが、このような製法にすると、刺激的な香味の
発現を軽減することにはなっても、重曹の塩味の強いぼ
けたえぐい苦味が発生して、その重曹の添加による塩味
の強いぼけたえぐい苦味を取り除くことは不可能なこと
であった。また、コーヒーには、カフェインが含まれて
いて、そのカフェインが、安眠を阻害するという理由
で、夜には、コーヒーを飲まない人がいる。そこで、そ
のような人のためにカフェインを除去するか、或いはコ
ーヒーのカフェインの含量を低減化して、夜でも、コー
ヒーを飲めるようにすることが望まれる。しかし、今迄
は、コーヒーからカフェインを除去したり、或いはコー
ヒーのカフェインの含量を低減化する適切な処理技術は
開発されていなかった。
飲料はじめ、その他の食品例えば冷菓、菓子、ゼリーや
プリンなどのデザート類、インスタントコーヒーなどの
食品に風味を改善したコーヒーの風味を付加することに
使用されてきた。ところが、コーヒー抽出液は、加熱す
ると、その熱の影響で劣化し易く、また、時間が経過す
るに従い、経時的変化を受け易い。劣化の内容を、調べ
てみると、PHの低下が顕著であって、刺激的な香味と
なり、著しく嗜好性を害するので、飲料や食品として適
しない。そのために、このような状態を取り除くため
に、適切な処置をして、飲料や食品が強い酸性にならな
いように心掛けてきた。例えば、缶コーヒーを製造する
場合、ブリックス度が1.3で、PHが5.2のコーヒ
ー抽出液を缶に充填後、摂氏118度で20分間の間、
レトルト殺菌をすると、PHは4.6に低下し、刺激的
な香味となる。それ故に、従来は、重曹を添加してPH
を調整し、レトルト殺菌を行なっていた。例えば、重量
比で0.1%の重曹を添加することにより、PHを6.
6に調整し、その後に、摂氏118度で20分間の間、
レトルト殺菌を行ない、PHを6.1のコーヒー飲料を
得ていたが、このような製法にすると、刺激的な香味の
発現を軽減することにはなっても、重曹の塩味の強いぼ
けたえぐい苦味が発生して、その重曹の添加による塩味
の強いぼけたえぐい苦味を取り除くことは不可能なこと
であった。また、コーヒーには、カフェインが含まれて
いて、そのカフェインが、安眠を阻害するという理由
で、夜には、コーヒーを飲まない人がいる。そこで、そ
のような人のためにカフェインを除去するか、或いはコ
ーヒーのカフェインの含量を低減化して、夜でも、コー
ヒーを飲めるようにすることが望まれる。しかし、今迄
は、コーヒーからカフェインを除去したり、或いはコー
ヒーのカフェインの含量を低減化する適切な処理技術は
開発されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に着目して、その問題を解決することを目的とする。そ
して、コーヒーのカフェインを除去したり、低減化して
も、コーヒーの風味を無くさないようにすることを他の
目的とする。それ故に、従来から行なわれてきたコーヒ
ー抽出液に重曹を添加してPHを調整することによる弊
害を排除するために、コーヒーの抽出時、または、抽出
後に、コーヒー豆に活性炭を添加して処理することによ
り、十分風味を有していて、かつ、それぞれのコーヒー
豆が有する固有の風味を生かして失わないようにすると
ともにコーヒーのカフェインの含量を低減化したコーヒ
ー抽出液を得る方法を提供することを本発明の第一の目
的とする。そして、また、コーヒー豆に活性炭を添加し
て処理することにより、酸化劣化臭などの厭味な臭気が
活性炭に吸着されて、すっきりした香味となるとともに
PH低下物質が除去されて、PHが上昇し、刺激的な香
味を排除することを本発明の第二の目的とする。そし
て、また、コーヒー飲料の製造に際して、刺激的な香味
の発現のおそれがある時、刺激的な香味の発現を軽減す
るために、コーヒー抽出液に重曹を添加してPHを調整
するとしても、その添加量を軽減し、出来れば、全く、
添加しないようにすることが求められるが、コーヒー豆
に活性炭を添加して処理することにより、事実上、従来
から行なわれてきたコーヒー抽出液に重曹を添加してP
Hを調整することをしないで、PHの調整を可能とし、
さらに、従来の重曹の添加に起因する重曹の塩味とぼけ
たえぐい苦味の発生を防止することを本発明の第三の目
的とする。そして、また、コーヒー飲料の製造に際し
て、刺激的な香味の発現のおそれがある時、刺激的な香
味の発現を軽減するために、コーヒー抽出液に重曹を添
加してPHを調整するとしても、その添加量を軽減し、
出来れば、全く、添加しないようにすることが求められ
る。ところが、現実には、缶コーヒーなどで、コーヒー
抽出液を缶に充填して、レトルト殺菌を行うので、その
際、PH低下が大きい。そこで、仕方なしに、仕上り量
の0.8%乃至1.6%の範囲で、比較的多量の重曹を
コーヒー抽出液に添加して、PHを上げてから殺菌を行
う必要があり、従来は、そのようにしてきた。しかし、
重曹を多量に添加すると、コーヒーの苦味は、ぼけてえ
ぐくなる。また、レトルトによる酸度上昇時の酸味は、
未加熱状態の酸味と比較して、同じ、PHでも強く感じ
るため、さらに、重曹が必要であり、コーヒーの風味を
害する。そこで、缶コーヒーの製造に際して、出来るだ
け、重曹をコーヒー抽出液に添加しないで、或いは最小
限の重曹を添加するだけにして、コーヒーの苦味は残
し、PH低下を防ぎ、事実上、重曹を添加しないでも、
十分、PHを上げ得るようにすることを、本発明の第四
の目的とする。そして、本発明は、コーヒーの抽出時、
および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭
を適量混合または添加して、カフェインを低減化し得る
ようにしてカフェインを低減化したコーヒー抽出液を得
る方法であり、そして、さらに、本発明のカフェインを
低減化したコーヒー抽出液から、適切な処理をしてコー
ヒー飲料を得る方法を提供し、また、本発明のカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液から適切な処理をしてイ
ンスタント・コーヒーを得る方法を提供し、また、本発
明の風味を保持するとともにカフェインを低減化したコ
ーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法を
提供することを第五の目的とする。
に着目して、その問題を解決することを目的とする。そ
して、コーヒーのカフェインを除去したり、低減化して
も、コーヒーの風味を無くさないようにすることを他の
目的とする。それ故に、従来から行なわれてきたコーヒ
ー抽出液に重曹を添加してPHを調整することによる弊
害を排除するために、コーヒーの抽出時、または、抽出
後に、コーヒー豆に活性炭を添加して処理することによ
り、十分風味を有していて、かつ、それぞれのコーヒー
豆が有する固有の風味を生かして失わないようにすると
ともにコーヒーのカフェインの含量を低減化したコーヒ
ー抽出液を得る方法を提供することを本発明の第一の目
的とする。そして、また、コーヒー豆に活性炭を添加し
て処理することにより、酸化劣化臭などの厭味な臭気が
活性炭に吸着されて、すっきりした香味となるとともに
PH低下物質が除去されて、PHが上昇し、刺激的な香
味を排除することを本発明の第二の目的とする。そし
て、また、コーヒー飲料の製造に際して、刺激的な香味
の発現のおそれがある時、刺激的な香味の発現を軽減す
るために、コーヒー抽出液に重曹を添加してPHを調整
するとしても、その添加量を軽減し、出来れば、全く、
添加しないようにすることが求められるが、コーヒー豆
に活性炭を添加して処理することにより、事実上、従来
から行なわれてきたコーヒー抽出液に重曹を添加してP
Hを調整することをしないで、PHの調整を可能とし、
さらに、従来の重曹の添加に起因する重曹の塩味とぼけ
たえぐい苦味の発生を防止することを本発明の第三の目
的とする。そして、また、コーヒー飲料の製造に際し
て、刺激的な香味の発現のおそれがある時、刺激的な香
味の発現を軽減するために、コーヒー抽出液に重曹を添
加してPHを調整するとしても、その添加量を軽減し、
出来れば、全く、添加しないようにすることが求められ
る。ところが、現実には、缶コーヒーなどで、コーヒー
抽出液を缶に充填して、レトルト殺菌を行うので、その
際、PH低下が大きい。そこで、仕方なしに、仕上り量
の0.8%乃至1.6%の範囲で、比較的多量の重曹を
コーヒー抽出液に添加して、PHを上げてから殺菌を行
う必要があり、従来は、そのようにしてきた。しかし、
重曹を多量に添加すると、コーヒーの苦味は、ぼけてえ
ぐくなる。また、レトルトによる酸度上昇時の酸味は、
未加熱状態の酸味と比較して、同じ、PHでも強く感じ
るため、さらに、重曹が必要であり、コーヒーの風味を
害する。そこで、缶コーヒーの製造に際して、出来るだ
け、重曹をコーヒー抽出液に添加しないで、或いは最小
限の重曹を添加するだけにして、コーヒーの苦味は残
し、PH低下を防ぎ、事実上、重曹を添加しないでも、
十分、PHを上げ得るようにすることを、本発明の第四
の目的とする。そして、本発明は、コーヒーの抽出時、
および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭
を適量混合または添加して、カフェインを低減化し得る
ようにしてカフェインを低減化したコーヒー抽出液を得
る方法であり、そして、さらに、本発明のカフェインを
低減化したコーヒー抽出液から、適切な処理をしてコー
ヒー飲料を得る方法を提供し、また、本発明のカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液から適切な処理をしてイ
ンスタント・コーヒーを得る方法を提供し、また、本発
明の風味を保持するとともにカフェインを低減化したコ
ーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法を
提供することを第五の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コーヒーの抽
出時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し
活性炭を適量混合または添加して、カフェインを低減化
し得るようにしたカフェインを低減化したコーヒー抽出
液を得る方法である。また、本発明は、コーヒーの抽出
時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活
性炭を適量混合または添加して処理後、濾過して活性炭
を除去し、そして、カフェインを低減化し、酸味の少な
い苦味の増強されたコーヒーエキスの希釈液に庶糖・乳
成分などを加えて飲み易いコーヒー飲料にしたことを特
徴とするカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコ
ーヒー飲料を得る方法である。また、本発明は、コーヒ
ーの抽出時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量
に対し活性炭を適量混合または添加して処理後、濾過し
て活性炭を除去し、そして、カフェインを低減化し、酸
味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの濃縮液を
つくり、それを乾燥してインスタント・コーヒーにした
ことを特徴とするカフェインを低減化したコーヒー抽出
液からインスタント・コーヒーを得る方法である。ま
た、本発明は、コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添
加して、カフェインを低減化し、そのカフェインを低減
化したコーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮
液を得るようにしたカフェインを低減化したコーヒー抽
出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法である。
出時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し
活性炭を適量混合または添加して、カフェインを低減化
し得るようにしたカフェインを低減化したコーヒー抽出
液を得る方法である。また、本発明は、コーヒーの抽出
時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活
性炭を適量混合または添加して処理後、濾過して活性炭
を除去し、そして、カフェインを低減化し、酸味の少な
い苦味の増強されたコーヒーエキスの希釈液に庶糖・乳
成分などを加えて飲み易いコーヒー飲料にしたことを特
徴とするカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコ
ーヒー飲料を得る方法である。また、本発明は、コーヒ
ーの抽出時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量
に対し活性炭を適量混合または添加して処理後、濾過し
て活性炭を除去し、そして、カフェインを低減化し、酸
味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの濃縮液を
つくり、それを乾燥してインスタント・コーヒーにした
ことを特徴とするカフェインを低減化したコーヒー抽出
液からインスタント・コーヒーを得る方法である。ま
た、本発明は、コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添
加して、カフェインを低減化し、そのカフェインを低減
化したコーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮
液を得るようにしたカフェインを低減化したコーヒー抽
出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法である。
【0005】
【作用】本発明は、コーヒーの抽出時、および/または
抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合また
は添加して、カフェインを低減化し得るようにした風味
のあるコーヒー抽出液を得る方法であるから、重曹を使
うことなく適量の活性炭を混合または添加することによ
り、劣化による酸味を感じさせない苦味の増強と重曹な
どのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混合ま
たは添加するだけで酸度低下によるカフェインを低減化
したコーヒー抽出液を容易に得ることができる。また、
本発明は、コーヒーの抽出時、および/または抽出後、
使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添加し
て処理後、濾過して活性炭を除去し、そして、カフェイ
ンを低減化し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒー
エキスの希釈液に庶糖・乳成分などを加えて飲み易いコ
ーヒー飲料にしたことを特徴とするカフェインを低減化
したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法である
から、重曹を使うことなく適量の活性炭を混合または添
加することにより、酸味を感じさせない苦味の増強と重
曹などのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混
合または添加するだけで酸度低下によるカフェインを低
減化したコーヒー抽出液を容易に得ることができるとと
もに、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの
希釈液でなるコーヒー抽出液から、庶糖・乳成分などを
加えて、容易に所望の飲み易いコーヒー飲料をつくるこ
とが出来る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、およ
び/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適
量混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、そして、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味
の増強されたコーヒーエキスの濃縮液をつくり、それを
乾燥してインスタント・コーヒーにしたことを特徴とす
るカフェインを低減化するコーヒー抽出液からインスタ
ント・コーヒーを得る方法であるから、カフェインを低
減化し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキス
の濃縮液を乾燥してインスタント・コーヒーにすること
により高品質のインスタント・コーヒーを得ることが出
来る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、および/ま
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合
または添加して、カフェインを低減化し、そのカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキ
スの濃縮液を得るようにしたカフェインを低減化したコ
ーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法で
あるから、そのカフェインを低減化したコーヒー抽出液
を適切な方法で濃縮して、コーヒーエキスの濃縮液を簡
単に得るようにして、カフェインを低減化したコーヒー
抽出液から良質のコーヒーエキスの濃縮液を簡単に、そ
して、確実に得ることが出来る。
抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合また
は添加して、カフェインを低減化し得るようにした風味
のあるコーヒー抽出液を得る方法であるから、重曹を使
うことなく適量の活性炭を混合または添加することによ
り、劣化による酸味を感じさせない苦味の増強と重曹な
どのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混合ま
たは添加するだけで酸度低下によるカフェインを低減化
したコーヒー抽出液を容易に得ることができる。また、
本発明は、コーヒーの抽出時、および/または抽出後、
使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添加し
て処理後、濾過して活性炭を除去し、そして、カフェイ
ンを低減化し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒー
エキスの希釈液に庶糖・乳成分などを加えて飲み易いコ
ーヒー飲料にしたことを特徴とするカフェインを低減化
したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法である
から、重曹を使うことなく適量の活性炭を混合または添
加することにより、酸味を感じさせない苦味の増強と重
曹などのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混
合または添加するだけで酸度低下によるカフェインを低
減化したコーヒー抽出液を容易に得ることができるとと
もに、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの
希釈液でなるコーヒー抽出液から、庶糖・乳成分などを
加えて、容易に所望の飲み易いコーヒー飲料をつくるこ
とが出来る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、およ
び/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適
量混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、そして、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味
の増強されたコーヒーエキスの濃縮液をつくり、それを
乾燥してインスタント・コーヒーにしたことを特徴とす
るカフェインを低減化するコーヒー抽出液からインスタ
ント・コーヒーを得る方法であるから、カフェインを低
減化し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキス
の濃縮液を乾燥してインスタント・コーヒーにすること
により高品質のインスタント・コーヒーを得ることが出
来る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、および/ま
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合
または添加して、カフェインを低減化し、そのカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキ
スの濃縮液を得るようにしたカフェインを低減化したコ
ーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法で
あるから、そのカフェインを低減化したコーヒー抽出液
を適切な方法で濃縮して、コーヒーエキスの濃縮液を簡
単に得るようにして、カフェインを低減化したコーヒー
抽出液から良質のコーヒーエキスの濃縮液を簡単に、そ
して、確実に得ることが出来る。
【0006】
【実施例1】モカの中挽き焙煎コーヒー豆は生豆換算で
60グラムであり、実際は、50グラムと活性炭を、3
5グラム混合して、90度の熱湯500グラムの中で1
0分間の間、浸漬して、400グラムのコーヒー抽出液
を抽出し、摂氏25度に冷却すると、その時のブリック
ス度は、2.9であり、PHは、6.3である。次に、
飲用に適した2倍に希釈して、仕上りを1000グラム
にして飲用にする。そこで、酸味が少なく、苦味が補強
された切れのあるコーヒーにし、ブリックス度は、1.
2であり、PHは、6.4であり、カフェインを65%
除去して低減化する。それを、コーヒーエキスにして種
々の食品に、コーヒーのエキスの付加のために、また、
コーヒーの風味を付与するために使用される。次に、缶
コーヒーの缶へのコーヒーの充填のためには、摂氏80
度で飲用缶へ充填し、摂氏118度で、20分間の間、
加熱殺菌をし、PHは、6.6である。その際、重曹な
どのアルカリを、0.01グラムの添加をして、強過ぎ
の酸性を中和して、アルカリ側に戻し、比較的酸味が少
ない缶コーヒーにし、最終的には、PHは、5.7であ
り、そして、カフェインを65%除去したコーヒーにし
うる。そのコーヒーは、酸味が少なく、増強された苦味
とのバランスがよくて切れのあるコーヒーに仕上げたカ
フェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法であ
る。
60グラムであり、実際は、50グラムと活性炭を、3
5グラム混合して、90度の熱湯500グラムの中で1
0分間の間、浸漬して、400グラムのコーヒー抽出液
を抽出し、摂氏25度に冷却すると、その時のブリック
ス度は、2.9であり、PHは、6.3である。次に、
飲用に適した2倍に希釈して、仕上りを1000グラム
にして飲用にする。そこで、酸味が少なく、苦味が補強
された切れのあるコーヒーにし、ブリックス度は、1.
2であり、PHは、6.4であり、カフェインを65%
除去して低減化する。それを、コーヒーエキスにして種
々の食品に、コーヒーのエキスの付加のために、また、
コーヒーの風味を付与するために使用される。次に、缶
コーヒーの缶へのコーヒーの充填のためには、摂氏80
度で飲用缶へ充填し、摂氏118度で、20分間の間、
加熱殺菌をし、PHは、6.6である。その際、重曹な
どのアルカリを、0.01グラムの添加をして、強過ぎ
の酸性を中和して、アルカリ側に戻し、比較的酸味が少
ない缶コーヒーにし、最終的には、PHは、5.7であ
り、そして、カフェインを65%除去したコーヒーにし
うる。そのコーヒーは、酸味が少なく、増強された苦味
とのバランスがよくて切れのあるコーヒーに仕上げたカ
フェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法であ
る。
【0007】
【実施例2】本発明は、コーヒーの抽出時、および/ま
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭をほぼ2
倍、混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、そして、カフェインを事実上、除去し、酸味の少な
い苦味の増強されたコーヒーエキスの希釈液に庶糖.乳
成分などを加えて飲み易いコーヒー飲料にしたカフェイ
ンを事実上、除去したコーヒー抽出液からコーヒー飲料
を得る方法である。
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭をほぼ2
倍、混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、そして、カフェインを事実上、除去し、酸味の少な
い苦味の増強されたコーヒーエキスの希釈液に庶糖.乳
成分などを加えて飲み易いコーヒー飲料にしたカフェイ
ンを事実上、除去したコーヒー抽出液からコーヒー飲料
を得る方法である。
【0008】
【実施例3】本発明は、コーヒーの抽出時、および/ま
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を、ほぼ2
倍、混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、カフェインを事実上、除去し、酸味の少ない苦味の
増強されたコーヒーエキスの濃縮液をつくり、それを乾
燥してインスタント・コーヒーにしたカフェインを事実
上、除去したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒ
ーを得る方法である。
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を、ほぼ2
倍、混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、カフェインを事実上、除去し、酸味の少ない苦味の
増強されたコーヒーエキスの濃縮液をつくり、それを乾
燥してインスタント・コーヒーにしたカフェインを事実
上、除去したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒ
ーを得る方法である。
【0009】
【実施例4】本発明は、コーヒーの抽出時、および/ま
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭をほぼ2
倍、混合または添加して、そのカフェインを除去したコ
ーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮液を得る
ようにし、カフェインを98%除去したコーヒー抽出液
からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法である。
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭をほぼ2
倍、混合または添加して、そのカフェインを除去したコ
ーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮液を得る
ようにし、カフェインを98%除去したコーヒー抽出液
からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法である。
【0010】
【実施例5】ブラジルの中挽き焙煎コーヒー豆を生豆換
算で60グラムであり、実際は、50グラムに活性炭
を、35.0グラム添加して、摂氏90度の熱湯500
グラムの中で10分間の間、浸漬して、400グラムの
コーヒー抽出液を抽出し、摂氏25度に冷却すると、そ
の時のPHは、6.3であり、次に、2倍に希釈して、
その仕上りを1000グラムにし、飲用に適した状態に
する。そこで、カフェインを低減化したコーヒー抽出液
にし、酸味が少なく、苦味が増強された切れのあるコー
ヒーにし、ブリックス度は、1.2であり、PHは、
6.4である。缶コーヒーにするためには、重曹0.2
グラムを添加して、PHは、6.6である。次に、摂氏
80度で、飲料缶に充填し、摂氏118度で20分間の
間、殺菌して、PHは、5.7であり、カフェインを6
5%除去したコーヒーにし得るカフェインを低減化した
コーヒーにする方法である。
算で60グラムであり、実際は、50グラムに活性炭
を、35.0グラム添加して、摂氏90度の熱湯500
グラムの中で10分間の間、浸漬して、400グラムの
コーヒー抽出液を抽出し、摂氏25度に冷却すると、そ
の時のPHは、6.3であり、次に、2倍に希釈して、
その仕上りを1000グラムにし、飲用に適した状態に
する。そこで、カフェインを低減化したコーヒー抽出液
にし、酸味が少なく、苦味が増強された切れのあるコー
ヒーにし、ブリックス度は、1.2であり、PHは、
6.4である。缶コーヒーにするためには、重曹0.2
グラムを添加して、PHは、6.6である。次に、摂氏
80度で、飲料缶に充填し、摂氏118度で20分間の
間、殺菌して、PHは、5.7であり、カフェインを6
5%除去したコーヒーにし得るカフェインを低減化した
コーヒーにする方法である。
【0011】
【効果】本発明は、コーヒーの抽出時、および/または
抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合また
は添加して、カフェインを低減化し得るようにした風味
のあるコーヒー抽出液を得る方法であるから、重曹を使
うことなく適量の活性炭を混合または添加することによ
り、劣化による酸味を感じさせない苦味の増強と重曹な
どのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混合ま
たは添加するだけで酸度低下によるカフェインを低減化
したコーヒー抽出液を容易に得ることができる効果があ
る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、および/また
は抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合ま
たは添加して処理後、濾過して活性炭を除去し、そし
て、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味の増強さ
れたコーヒーエキスの希釈液に庶糖・乳成分などを加え
て飲み易いコーヒー飲料にしたことを特徴とするカフェ
インを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得
る方法であるから、重曹を使うことなく適量の活性炭を
混合または添加することにより、酸味を感じさせない苦
味の増強と重曹などのアルカリの添加によらないで、活
性炭を適量混合または添加するだけで酸度低下によるカ
フェインを低減化したコーヒー抽出液を容易に得ること
ができるとともに、酸味の少ない苦味の増強されたコー
ヒーエキスの希釈液でなるコーヒー抽出液から、庶糖・
乳成分などを加えて容易に所望の飲み易いコーヒー飲料
をつくることが出来る効果がある。また、本発明は、コ
ーヒーの抽出時、および/または抽出後、使用コーヒー
豆量に対し活性炭を適量混合または添加して処理後、濾
過して活性炭を除去し、そして、カフェインを低減化
し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの濃
縮液をつくり、それを乾燥してインスタント・コーヒー
にしたことを特徴とするカフェインを低減化するコーヒ
ー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法である
から、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味の増強
されたコーヒーエキスの濃縮液を乾燥してインスタント
・コーヒーにすることにより高品質のインスタント・コ
ーヒーを得ることが出来る効果がある。また、本発明
は、コーヒーの抽出時、および/または抽出後、使用コ
ーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添加して、カ
フェインを低減化し、そのカフェインを低減化したコー
ヒー抽出液を濃縮してコーヒ,エキスの濃縮液を得るよ
うにしたカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコ
ーヒーエキスの濃縮液を得る方法であるから、そのカフ
ェインを低減化したコーヒー抽出液を適切な方法で濃縮
して、コーヒーエキスの濃縮液を簡単に得るようにし
て、カフェインを低減化したコーヒー抽出液から良質の
コーヒーエキスの濃縮液を簡単に、そして、確実に得る
ことが出来る効果がある。また、コーヒー抽出液に活性
炭を作用させると、特に、アルカロイドであるカフェイ
ン・トリゴネリンの吸着量が多い効果がある。また、溶
媒による抽出法と比較して風味がよく簡便で安価に処理
が可能である。また、本発明のカフェインを低減化した
コーヒー抽出液を得る方法は、使用コーヒー豆量に対し
活性炭を混合または添加する量を加減調整して、所望の
量のカフェインを低減化させうるものであり、使用コー
ヒー豆量に対し活性炭を混合または添加する量を二倍に
すると、事実上、カフェインを除去し得る効果がある。
また、カフェインの含量が多い種類のコーヒー豆に対し
ては、特に、活性炭の量を増して、カフェインの含量の
調整をなし得るものであり、比較的簡単に使用コーヒー
豆量に対する活性炭の量を混合または添加する量を加減
調整し得る効果がある。
抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合また
は添加して、カフェインを低減化し得るようにした風味
のあるコーヒー抽出液を得る方法であるから、重曹を使
うことなく適量の活性炭を混合または添加することによ
り、劣化による酸味を感じさせない苦味の増強と重曹な
どのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混合ま
たは添加するだけで酸度低下によるカフェインを低減化
したコーヒー抽出液を容易に得ることができる効果があ
る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、および/また
は抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合ま
たは添加して処理後、濾過して活性炭を除去し、そし
て、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味の増強さ
れたコーヒーエキスの希釈液に庶糖・乳成分などを加え
て飲み易いコーヒー飲料にしたことを特徴とするカフェ
インを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得
る方法であるから、重曹を使うことなく適量の活性炭を
混合または添加することにより、酸味を感じさせない苦
味の増強と重曹などのアルカリの添加によらないで、活
性炭を適量混合または添加するだけで酸度低下によるカ
フェインを低減化したコーヒー抽出液を容易に得ること
ができるとともに、酸味の少ない苦味の増強されたコー
ヒーエキスの希釈液でなるコーヒー抽出液から、庶糖・
乳成分などを加えて容易に所望の飲み易いコーヒー飲料
をつくることが出来る効果がある。また、本発明は、コ
ーヒーの抽出時、および/または抽出後、使用コーヒー
豆量に対し活性炭を適量混合または添加して処理後、濾
過して活性炭を除去し、そして、カフェインを低減化
し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの濃
縮液をつくり、それを乾燥してインスタント・コーヒー
にしたことを特徴とするカフェインを低減化するコーヒ
ー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法である
から、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味の増強
されたコーヒーエキスの濃縮液を乾燥してインスタント
・コーヒーにすることにより高品質のインスタント・コ
ーヒーを得ることが出来る効果がある。また、本発明
は、コーヒーの抽出時、および/または抽出後、使用コ
ーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添加して、カ
フェインを低減化し、そのカフェインを低減化したコー
ヒー抽出液を濃縮してコーヒ,エキスの濃縮液を得るよ
うにしたカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコ
ーヒーエキスの濃縮液を得る方法であるから、そのカフ
ェインを低減化したコーヒー抽出液を適切な方法で濃縮
して、コーヒーエキスの濃縮液を簡単に得るようにし
て、カフェインを低減化したコーヒー抽出液から良質の
コーヒーエキスの濃縮液を簡単に、そして、確実に得る
ことが出来る効果がある。また、コーヒー抽出液に活性
炭を作用させると、特に、アルカロイドであるカフェイ
ン・トリゴネリンの吸着量が多い効果がある。また、溶
媒による抽出法と比較して風味がよく簡便で安価に処理
が可能である。また、本発明のカフェインを低減化した
コーヒー抽出液を得る方法は、使用コーヒー豆量に対し
活性炭を混合または添加する量を加減調整して、所望の
量のカフェインを低減化させうるものであり、使用コー
ヒー豆量に対し活性炭を混合または添加する量を二倍に
すると、事実上、カフェインを除去し得る効果がある。
また、カフェインの含量が多い種類のコーヒー豆に対し
ては、特に、活性炭の量を増して、カフェインの含量の
調整をなし得るものであり、比較的簡単に使用コーヒー
豆量に対する活性炭の量を混合または添加する量を加減
調整し得る効果がある。
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】カフェインを低減化したコーヒー抽出液
を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液か
らコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化したコ
ーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法と
カフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒーエ
キスの濃縮液を得る方法
を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液か
らコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化したコ
ーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法と
カフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒーエ
キスの濃縮液を得る方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カフェインを低減化し
たコーヒー抽出液を得る方法とカフェインを低減化した
コーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法とカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コー
ヒーを得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出
液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法に関し、特
に、本発明は、コーヒー抽出液を用いた飲料、冷菓、菓
子、ゼリーやプリンなどのデザート類、インスタントコ
ーヒーなどの製造に用いられるカフェインを低減化した
コーヒー抽出液を得る方法に関し、そして、従来のよう
に、加熱殺菌処理して酸度が上昇したコーヒー抽出液
を、その中和のために多量の重曹を添加して酸度を調整
すると、刺激的な香味の発現の軽減をさせえても、重曹
の塩味の強いぼけたえぐい苦味が発生し、そして、その
重曹の添加による塩味の強いぼけたえぐい苦味を取り除
くことは不可能であったが、重曹を使うことなく適量の
活性炭を使用することにより、劣化による酸味を感じさ
せない苦味の増強と重曹などのアルカリの添加によらな
い酸度低下によるカフェインを低減化したコーヒー抽出
液を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液
からコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化した
コーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法
とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー
エキスの濃縮液を得る方法に関する。
たコーヒー抽出液を得る方法とカフェインを低減化した
コーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法とカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コー
ヒーを得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出
液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法に関し、特
に、本発明は、コーヒー抽出液を用いた飲料、冷菓、菓
子、ゼリーやプリンなどのデザート類、インスタントコ
ーヒーなどの製造に用いられるカフェインを低減化した
コーヒー抽出液を得る方法に関し、そして、従来のよう
に、加熱殺菌処理して酸度が上昇したコーヒー抽出液
を、その中和のために多量の重曹を添加して酸度を調整
すると、刺激的な香味の発現の軽減をさせえても、重曹
の塩味の強いぼけたえぐい苦味が発生し、そして、その
重曹の添加による塩味の強いぼけたえぐい苦味を取り除
くことは不可能であったが、重曹を使うことなく適量の
活性炭を使用することにより、劣化による酸味を感じさ
せない苦味の増強と重曹などのアルカリの添加によらな
い酸度低下によるカフェインを低減化したコーヒー抽出
液を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液
からコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化した
コーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法
とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー
エキスの濃縮液を得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、コーヒー抽出液は、コーヒー
飲料はじめ、その他の食品例えば冷菓、菓子、ゼリーや
プリンなどのデザート類、インスタントコーヒーなどの
食品に風味を改善したコーヒーの風味を付加することに
使用されてきた。ところが、コーヒー抽出液は、加熱す
ると、その熱の影響で劣化し易く、また、時間が経過す
るに従い、経時的変化を受け易い。劣化の内容を、調べ
てみると、PHの低下が顕著であって、刺激的な香味と
なり、著しく嗜好性を害するので、飲料や食品として適
しない。そのために、このような状態を取り除くため
に、適切な処置をして、飲料や食品が強い酸性にならな
いように心掛けてきた。例えば、缶コーヒーを製造する
場合、ブリックス度が1.3で、PHが5.2のコーヒ
ー抽出液を缶に充填後、摂氏118度で20分間の間、
レトルト殺菌をすると、PHは4.6に低下し、刺激的
な香味となる。それ故に、従来は、重曹を添加してPH
を調整し、レトルト殺菌を行なっていた。例えば、重量
比で0.1%の重曹を添加することにより、PHを6.
6に調整し、その後に、摂氏118度で20分間の間、
レトルト殺菌を行ない、PHを6.1のコーヒー飲料を
得ていたが、このような製法にすると、刺激的な香味の
発現を軽減することにはなっても、重曹の塩味の強いぼ
けたえぐい苦味が発生して、その重曹の添加による塩味
の強いぼけたえぐい苦味を取り除くことは不可能なこと
であった。また、コーヒーには、カフェインが含まれて
いて、そのカフェインが、安眠を阻害するという理由
で、夜には、コーヒーを飲まない人がいる。そこで、そ
のような人のためにカフェインを除去するか、或いはコ
ーヒーのカフェインの含量を低減化して、夜でも、コー
ヒーを飲めるようにすることが望まれる。しかし、今迄
は、コーヒーからカフェインを除去したり、或いはコー
ヒーのカフェインの含量を低減化する適切な処理技術は
開発されていなかった。
飲料はじめ、その他の食品例えば冷菓、菓子、ゼリーや
プリンなどのデザート類、インスタントコーヒーなどの
食品に風味を改善したコーヒーの風味を付加することに
使用されてきた。ところが、コーヒー抽出液は、加熱す
ると、その熱の影響で劣化し易く、また、時間が経過す
るに従い、経時的変化を受け易い。劣化の内容を、調べ
てみると、PHの低下が顕著であって、刺激的な香味と
なり、著しく嗜好性を害するので、飲料や食品として適
しない。そのために、このような状態を取り除くため
に、適切な処置をして、飲料や食品が強い酸性にならな
いように心掛けてきた。例えば、缶コーヒーを製造する
場合、ブリックス度が1.3で、PHが5.2のコーヒ
ー抽出液を缶に充填後、摂氏118度で20分間の間、
レトルト殺菌をすると、PHは4.6に低下し、刺激的
な香味となる。それ故に、従来は、重曹を添加してPH
を調整し、レトルト殺菌を行なっていた。例えば、重量
比で0.1%の重曹を添加することにより、PHを6.
6に調整し、その後に、摂氏118度で20分間の間、
レトルト殺菌を行ない、PHを6.1のコーヒー飲料を
得ていたが、このような製法にすると、刺激的な香味の
発現を軽減することにはなっても、重曹の塩味の強いぼ
けたえぐい苦味が発生して、その重曹の添加による塩味
の強いぼけたえぐい苦味を取り除くことは不可能なこと
であった。また、コーヒーには、カフェインが含まれて
いて、そのカフェインが、安眠を阻害するという理由
で、夜には、コーヒーを飲まない人がいる。そこで、そ
のような人のためにカフェインを除去するか、或いはコ
ーヒーのカフェインの含量を低減化して、夜でも、コー
ヒーを飲めるようにすることが望まれる。しかし、今迄
は、コーヒーからカフェインを除去したり、或いはコー
ヒーのカフェインの含量を低減化する適切な処理技術は
開発されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に着目して、その問題を解決することを目的とする。そ
して、コーヒーのカフェインを除去したり、低減化して
も、コーヒーの風味を無くさないようにすることを他の
目的とする。それ故に、従来から行なわれてきたコーヒ
ー抽出液に重曹を添加してPHを調整することによる弊
害を排除するために、コーヒーの抽出時、または、抽出
後に、コーヒー豆に活性炭を添加して処理することによ
り、十分風味を有していて、かつ、それぞれのコーヒー
豆が有する固有の風味を生かして失わないようにすると
ともにコーヒーのカフェインの含量を低減化したコーヒ
ー抽出液を得る方法を提供することを本発明の第一の目
的とする。そして、また、コーヒー豆に活性炭を添加し
て処理することにより、酸化劣化臭などの厭味な臭気が
活性炭に吸着されて、すっきりした香味となるとともに
PH低下物質が除去されて、PHが上昇し、刺激的な香
味を排除することを本発明の第二の目的とする。そし
て、また、コーヒー飲料の製造に際して、刺激的な香味
の発現のおそれがある時、刺激的な香味の発現を軽減す
るために、コーヒー抽出液に重曹を添加してPHを調整
するとしても、その添加量を軽減し、出来れば、全く、
添加しないようにすることが求められるが、コーヒー豆
に活性炭を添加して処理することにより、事実上、従来
から行なわれてきたコーヒー抽出液に重曹を添加してP
Hを調整することをしないで、PHの調整を可能とし、
さらに、従来の重曹の添加に起因する重曹の塩味とぼけ
たえぐい苦味の発生を防止することを本発明の第三の目
的とする。そして、また、コーヒー飲料の製造に際し
て、刺激的な香味の発現のおそれがある時、刺激的な香
味の発現を軽減するために、コーヒー抽出液に重曹を添
加してPHを調整するとしても、その添加量を軽減し、
出来れば、全く、添加しないようにすることが求められ
る。ところが、現実には、缶コーヒーなどで、コーヒー
抽出液を缶に充填して、レトルト殺菌を行うので、その
際、PH低下が大きい。そこで、仕方なしに、仕上り量
の0.08%乃至0.16%の範囲で、比較的多量の重
曹をコーヒー抽出液に添加して、PHを上げてから殺菌
を行う必要があり、従来は、そのようにしてきた。しか
し、重曹を多量に添加すると、コーヒーの苦味は、ぼけ
てえぐくなる。また、レトルトによる酸度上昇時の酸味
は、未加熱状態の酸味と比較して、同じ、PHでも強く
感じるため、さらに、重曹が必要であり、コーヒーの風
味を害する。そこで、缶コーヒーの製造に際して、出来
るだけ、重曹をコーヒー抽出液に添加しないで、或いは
最小限の重曹を添加するだけにして、コーヒーの苦味は
残し、PH低下を防ぎ、事実上、重曹を添加しないで
も、十分、PHを上げ得るようにすることを、本発明の
第四の目的とする。そして、本発明は、コーヒーの抽出
時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活
性炭を適量混合または添加して、カフェインを低減化し
得るようにしてカフェインを低減化したコーヒー抽出液
を得る方法であり、そして、さらに、本発明のカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液から、適切な処理をして
コーヒー飲料を得る方法を提供し、また、本発明のカフ
ェインを低減化したコーヒー抽出液から適切な処理をし
てインスタント・コーヒーを得る方法を提供し、また、
本発明の風味を保持するとともにカフェインを低減化し
たコーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方
法を提供することを第五の目的とする。
に着目して、その問題を解決することを目的とする。そ
して、コーヒーのカフェインを除去したり、低減化して
も、コーヒーの風味を無くさないようにすることを他の
目的とする。それ故に、従来から行なわれてきたコーヒ
ー抽出液に重曹を添加してPHを調整することによる弊
害を排除するために、コーヒーの抽出時、または、抽出
後に、コーヒー豆に活性炭を添加して処理することによ
り、十分風味を有していて、かつ、それぞれのコーヒー
豆が有する固有の風味を生かして失わないようにすると
ともにコーヒーのカフェインの含量を低減化したコーヒ
ー抽出液を得る方法を提供することを本発明の第一の目
的とする。そして、また、コーヒー豆に活性炭を添加し
て処理することにより、酸化劣化臭などの厭味な臭気が
活性炭に吸着されて、すっきりした香味となるとともに
PH低下物質が除去されて、PHが上昇し、刺激的な香
味を排除することを本発明の第二の目的とする。そし
て、また、コーヒー飲料の製造に際して、刺激的な香味
の発現のおそれがある時、刺激的な香味の発現を軽減す
るために、コーヒー抽出液に重曹を添加してPHを調整
するとしても、その添加量を軽減し、出来れば、全く、
添加しないようにすることが求められるが、コーヒー豆
に活性炭を添加して処理することにより、事実上、従来
から行なわれてきたコーヒー抽出液に重曹を添加してP
Hを調整することをしないで、PHの調整を可能とし、
さらに、従来の重曹の添加に起因する重曹の塩味とぼけ
たえぐい苦味の発生を防止することを本発明の第三の目
的とする。そして、また、コーヒー飲料の製造に際し
て、刺激的な香味の発現のおそれがある時、刺激的な香
味の発現を軽減するために、コーヒー抽出液に重曹を添
加してPHを調整するとしても、その添加量を軽減し、
出来れば、全く、添加しないようにすることが求められ
る。ところが、現実には、缶コーヒーなどで、コーヒー
抽出液を缶に充填して、レトルト殺菌を行うので、その
際、PH低下が大きい。そこで、仕方なしに、仕上り量
の0.08%乃至0.16%の範囲で、比較的多量の重
曹をコーヒー抽出液に添加して、PHを上げてから殺菌
を行う必要があり、従来は、そのようにしてきた。しか
し、重曹を多量に添加すると、コーヒーの苦味は、ぼけ
てえぐくなる。また、レトルトによる酸度上昇時の酸味
は、未加熱状態の酸味と比較して、同じ、PHでも強く
感じるため、さらに、重曹が必要であり、コーヒーの風
味を害する。そこで、缶コーヒーの製造に際して、出来
るだけ、重曹をコーヒー抽出液に添加しないで、或いは
最小限の重曹を添加するだけにして、コーヒーの苦味は
残し、PH低下を防ぎ、事実上、重曹を添加しないで
も、十分、PHを上げ得るようにすることを、本発明の
第四の目的とする。そして、本発明は、コーヒーの抽出
時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活
性炭を適量混合または添加して、カフェインを低減化し
得るようにしてカフェインを低減化したコーヒー抽出液
を得る方法であり、そして、さらに、本発明のカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液から、適切な処理をして
コーヒー飲料を得る方法を提供し、また、本発明のカフ
ェインを低減化したコーヒー抽出液から適切な処理をし
てインスタント・コーヒーを得る方法を提供し、また、
本発明の風味を保持するとともにカフェインを低減化し
たコーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方
法を提供することを第五の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コーヒーの抽
出時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し
活性炭を適量混合または添加して、カフェインを低減化
し得るようにしたカフェインを低減化したコーヒー抽出
液を得る方法である。また、本発明は、コーヒーの抽出
時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活
性炭を適量混合または添加して処理後、濾過して活性炭
を除去し、そして、カフェインを低減化し、酸味の少な
い苦味の増強されたコーヒーエキスの希釈液に庶糖・乳
成分などを加えて飲み易いコーヒー飲料にしたことを特
徴とするカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコ
ーヒー飲料を得る方法である。また、本発明は、コーヒ
ーの抽出時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量
に対し活性炭を適量混合または添加して処理後、濾過し
て活性炭を除去し、そして、カフェインを低減化し、酸
味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの濃縮液を
つくり、それを乾燥してインスタント・コーヒーにした
ことを特徴とするカフェインを低減化したコーヒー抽出
液からインスタント・コーヒーを得る方法である。ま
た、本発明は、コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添
加して、カフェインを低減化し、そのカフェインを低減
化したコーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮
液を得るようにしたカフェインを低減化したコーヒー抽
出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法である。
出時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し
活性炭を適量混合または添加して、カフェインを低減化
し得るようにしたカフェインを低減化したコーヒー抽出
液を得る方法である。また、本発明は、コーヒーの抽出
時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活
性炭を適量混合または添加して処理後、濾過して活性炭
を除去し、そして、カフェインを低減化し、酸味の少な
い苦味の増強されたコーヒーエキスの希釈液に庶糖・乳
成分などを加えて飲み易いコーヒー飲料にしたことを特
徴とするカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコ
ーヒー飲料を得る方法である。また、本発明は、コーヒ
ーの抽出時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量
に対し活性炭を適量混合または添加して処理後、濾過し
て活性炭を除去し、そして、カフェインを低減化し、酸
味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの濃縮液を
つくり、それを乾燥してインスタント・コーヒーにした
ことを特徴とするカフェインを低減化したコーヒー抽出
液からインスタント・コーヒーを得る方法である。ま
た、本発明は、コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添
加して、カフェインを低減化し、そのカフェインを低減
化したコーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮
液を得るようにしたカフェインを低減化したコーヒー抽
出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法である。
【0005】
【作用】本発明は、コーヒーの抽出時、および/または
抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合また
は添加して、カフェインを低減化し得るようにした風味
のあるコーヒー抽出液を得る方法であるから、重曹を使
うことなく適量の活性炭を混合または添加することによ
り、劣化による酸味を感じさせない苦味の増強と重曹な
どのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混合ま
たは添加するだけで酸度低下によるカフェインを低減化
したコーヒー抽出液を容易に得ることができる。また、
本発明は、コーヒーの抽出時、および/または抽出後、
使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添加し
て処理後、濾過して活性炭を除去し、そして、カフェイ
ンを低減化し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒー
エキスの希釈液に庶糖・乳成分などを加えて飲み易いコ
ーヒー飲料にしたことを特徴とするカフェインを低減化
したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法である
から、重曹を使うことなく適量の活性炭を混合または添
加することにより、酸味を感じさせない苦味の増強と重
曹などのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混
合または添加するだけで酸度低下によるカフェインを低
減化したコーヒー抽出液を容易に得ることができるとと
もに、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの
希釈液でなるコーヒー抽出液から、庶糖・乳成分などを
加えて、容易に所望の飲み易いコーヒー飲料をつくるこ
とが出来る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、およ
び/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適
量混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、そして、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味
の増強されたコーヒーエキスの濃縮液をつくり、それを
乾燥してインスタント・コーヒーにしたことを特徴とす
るカフェインを低減化するコーヒー抽出液からインスタ
ント・コーヒーを得る方法であるから、カフェインを低
減化し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキス
の濃縮液を乾燥してインスタント・コーヒーにすること
により高品質のインスタント・コーヒーを得ることが出
来る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、および/ま
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合
または添加して、カフェインを低減化し、そのカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキ
スの濃縮液を得るようにしたカフェインを低減化したコ
ーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法で
あるから、そのカフェインを低減化したコーヒー抽出液
を適切な方法で濃縮して、コーヒーエキスの濃縮液を簡
単に得るようにして、カフェインを低減化したコーヒー
抽出液から良質のコーヒーエキスの濃縮液を簡単に、そ
して、確実に得ることが出来る。
抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合また
は添加して、カフェインを低減化し得るようにした風味
のあるコーヒー抽出液を得る方法であるから、重曹を使
うことなく適量の活性炭を混合または添加することによ
り、劣化による酸味を感じさせない苦味の増強と重曹な
どのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混合ま
たは添加するだけで酸度低下によるカフェインを低減化
したコーヒー抽出液を容易に得ることができる。また、
本発明は、コーヒーの抽出時、および/または抽出後、
使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添加し
て処理後、濾過して活性炭を除去し、そして、カフェイ
ンを低減化し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒー
エキスの希釈液に庶糖・乳成分などを加えて飲み易いコ
ーヒー飲料にしたことを特徴とするカフェインを低減化
したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法である
から、重曹を使うことなく適量の活性炭を混合または添
加することにより、酸味を感じさせない苦味の増強と重
曹などのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混
合または添加するだけで酸度低下によるカフェインを低
減化したコーヒー抽出液を容易に得ることができるとと
もに、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの
希釈液でなるコーヒー抽出液から、庶糖・乳成分などを
加えて、容易に所望の飲み易いコーヒー飲料をつくるこ
とが出来る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、およ
び/または抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適
量混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、そして、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味
の増強されたコーヒーエキスの濃縮液をつくり、それを
乾燥してインスタント・コーヒーにしたことを特徴とす
るカフェインを低減化するコーヒー抽出液からインスタ
ント・コーヒーを得る方法であるから、カフェインを低
減化し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキス
の濃縮液を乾燥してインスタント・コーヒーにすること
により高品質のインスタント・コーヒーを得ることが出
来る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、および/ま
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合
または添加して、カフェインを低減化し、そのカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキ
スの濃縮液を得るようにしたカフェインを低減化したコ
ーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法で
あるから、そのカフェインを低減化したコーヒー抽出液
を適切な方法で濃縮して、コーヒーエキスの濃縮液を簡
単に得るようにして、カフェインを低減化したコーヒー
抽出液から良質のコーヒーエキスの濃縮液を簡単に、そ
して、確実に得ることが出来る。
【0006】
【実施例1】モカの中挽き焙煎コーヒー豆は生豆換算で
60グラムであり、実際は、50グラムと活性炭を、3
5グラム混合して、90度の熱湯500グラムの中で1
0分間の間、浸漬して、400グラムのコーヒー抽出液
を抽出し、摂氏25度に冷却すると、その時のブリック
ス度は、2.9であり、PHは、6.3である。次に、
飲用に適した2倍に希釈して、仕上りを1000グラム
にして飲用にする。そこで、酸味が少なく、苦味が補強
された切れのあるコーヒーにし、ブリックス度は、1.
2であり、PHは、6.4であり、カフェインを65%
除去して低減化する。それを、コーヒーエキスにして種
々の食品に、コーヒーのエキスの付加のために、また、
コーヒーの風味を付与するために使用される。次に、缶
コーヒーの缶へのコーヒーの充填のためには、摂氏80
度で飲用缶へ充填し、摂氏118度で、20分間の間、
加熱殺菌をする。その際、重曹などのアルカリを、0.
01グラムの添加をして、強過ぎの酸性を中和して、ア
ルカリ側に戻し、比較的酸味が少ない缶コーヒーにし、
最終的には、PHは、5.7であり、そして、カフェイ
ンを65%除去したコーヒーにしうる。そのコーヒー
は、酸味が少なく、増強された苦味とのバランスがよく
て切れのあるコーヒーに仕上げたカフェインを低減化し
たコーヒー抽出液を得る方法である。
60グラムであり、実際は、50グラムと活性炭を、3
5グラム混合して、90度の熱湯500グラムの中で1
0分間の間、浸漬して、400グラムのコーヒー抽出液
を抽出し、摂氏25度に冷却すると、その時のブリック
ス度は、2.9であり、PHは、6.3である。次に、
飲用に適した2倍に希釈して、仕上りを1000グラム
にして飲用にする。そこで、酸味が少なく、苦味が補強
された切れのあるコーヒーにし、ブリックス度は、1.
2であり、PHは、6.4であり、カフェインを65%
除去して低減化する。それを、コーヒーエキスにして種
々の食品に、コーヒーのエキスの付加のために、また、
コーヒーの風味を付与するために使用される。次に、缶
コーヒーの缶へのコーヒーの充填のためには、摂氏80
度で飲用缶へ充填し、摂氏118度で、20分間の間、
加熱殺菌をする。その際、重曹などのアルカリを、0.
01グラムの添加をして、強過ぎの酸性を中和して、ア
ルカリ側に戻し、比較的酸味が少ない缶コーヒーにし、
最終的には、PHは、5.7であり、そして、カフェイ
ンを65%除去したコーヒーにしうる。そのコーヒー
は、酸味が少なく、増強された苦味とのバランスがよく
て切れのあるコーヒーに仕上げたカフェインを低減化し
たコーヒー抽出液を得る方法である。
【0007】
【実施例2】本発明は、コーヒーの抽出時、および/ま
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭をほぼ2
倍、混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、そして、カフェインを事実上、除去し、酸味の少な
い苦味の増強されたコーヒーエキスの希釈液に庶糖・乳
成分などを加えて飲み易いコーヒー飲料にしたカフェイ
ンを事実上、除去したコーヒー抽出液からコーヒー飲料
を得る方法である。
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭をほぼ2
倍、混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、そして、カフェインを事実上、除去し、酸味の少な
い苦味の増強されたコーヒーエキスの希釈液に庶糖・乳
成分などを加えて飲み易いコーヒー飲料にしたカフェイ
ンを事実上、除去したコーヒー抽出液からコーヒー飲料
を得る方法である。
【0008】
【実施例3】本発明は、コーヒーの抽出時、および/ま
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を、ほぼ2
倍、混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、カフェインを事実上、除去し、酸味の少ない苦味の
増強されたコーヒーエキスの濃縮液をつくり、それを乾
燥してインスタント・コーヒーにしたカフェインを事実
上、除去したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒ
ーを得る方法である。
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を、ほぼ2
倍、混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、カフェインを事実上、除去し、酸味の少ない苦味の
増強されたコーヒーエキスの濃縮液をつくり、それを乾
燥してインスタント・コーヒーにしたカフェインを事実
上、除去したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒ
ーを得る方法である。
【0009】
【実施例4】本発明は、コーヒーの抽出時、および/ま
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭をほぼ2
倍、混合または添加して、そのカフェインを除去したコ
ーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮液を得る
ようにし、カフェインを98%除去したコーヒー抽出液
からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法である。
たは抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭をほぼ2
倍、混合または添加して、そのカフェインを除去したコ
ーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮液を得る
ようにし、カフェインを98%除去したコーヒー抽出液
からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法である。
【0010】
【実施例5】ブラジルの中挽き焙煎コーヒー豆を生豆換
算で60グラムであり、実際は、50グラムに活性炭
を、35.0グラム添加して、摂氏90度の熱湯500
グラムの中で10分間の間、浸漬して、400グラムの
コーヒー抽出液を抽出し、摂氏25度に冷却すると、そ
の時のPHは、6.3であり、次に、2倍に希釈して、
その仕上りを1000グラムにし、飲用に適した状態に
する。そこで、カフェインを低減化したコーヒー抽出液
にし、酸味が少なく、苦味が増強された切れのあるコー
ヒーにし、ブリックス度は、1.2であり、PHは、
6.4である。缶コーヒーにするためには、重曹0.2
グラムを添加して、PHは、6.6である。次に、摂氏
80度で、飲料缶に充填し、摂氏118度で20分間の
間、殺菌して、PHは、5.7であり、カフェインを6
5%除去したコーヒーにし得るカフェインを低減化した
コーヒーにする方法である。
算で60グラムであり、実際は、50グラムに活性炭
を、35.0グラム添加して、摂氏90度の熱湯500
グラムの中で10分間の間、浸漬して、400グラムの
コーヒー抽出液を抽出し、摂氏25度に冷却すると、そ
の時のPHは、6.3であり、次に、2倍に希釈して、
その仕上りを1000グラムにし、飲用に適した状態に
する。そこで、カフェインを低減化したコーヒー抽出液
にし、酸味が少なく、苦味が増強された切れのあるコー
ヒーにし、ブリックス度は、1.2であり、PHは、
6.4である。缶コーヒーにするためには、重曹0.2
グラムを添加して、PHは、6.6である。次に、摂氏
80度で、飲料缶に充填し、摂氏118度で20分間の
間、殺菌して、PHは、5.7であり、カフェインを6
5%除去したコーヒーにし得るカフェインを低減化した
コーヒーにする方法である。
【0011】
【効果】本発明は、コーヒーの抽出時、および/または
抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合また
は添加して、カフェインを低減化し得るようにした風味
のあるコーヒー抽出液を得る方法であるから、重曹を使
うことなく適量の活性炭を混合または添加することによ
り、劣化による酸味を感じさせない苦味の増強と重曹な
どのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混合ま
たは添加するだけで酸度低下によるカフェインを低減化
したコーヒー抽出液を容易に得ることができる効果があ
る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、および/また
は抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合ま
たは添加して処理後、濾過して活性炭を除去し、そし
て、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味の増強さ
れたコーヒーエキスの希釈液に庶糖・乳成分などを加え
て飲み易いコーヒー飲料にしたことを特徴とするカフェ
インを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得
る方法であるから、重曹を使うことなく適量の活性炭を
混合または添加することにより、酸味を感じさせない苦
味の増強と重曹などのアルカリの添加によらないで、活
性炭を適量混合または添加するだけで酸度低下によるカ
フェインを低減化したコーヒー抽出液を容易に得ること
ができるとともに、酸味の少ない苦味の増強されたコー
ヒーエキスの希釈液でなるコーヒー抽出液から、庶糖・
乳成分などを加えて容易に所望の飲み易いコーヒー飲料
をつくることが出来る効果がある。また、本発明は、コ
ーヒーの抽出時、および/または抽出後、使用コーヒー
豆量に対し活性炭を適量混合または添加して処理後、濾
過して活性炭を除去し、そして、カフェインを低減化
し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの濃
縮液をつくり、それを乾燥してインスタント・コーヒー
にしたことを特徴とするカフェインを低減化するコーヒ
ー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法である
から、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味の増強
されたコーヒーエキスの濃縮液を乾燥してインスタント
・コーヒーにすることにより高品質のインスタント・コ
ーヒーを得ることが出来る効果がある。また、本発明
は、コーヒーの抽出時、および/または抽出後、使用コ
ーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添加して、カ
フェインを低減化し、そのカフェインを低減化したコー
ヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮液を得るよ
うにしたカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコ
ーヒーエキスの濃縮液を得る方法であるから、そのカフ
ェインを低減化したコーヒー抽出液を適切な方法で濃縮
して、コーヒーエキスの濃縮液を簡単に得るようにし
て、カフェインを低減化したコーヒー抽出液から良質の
コーヒーエキスの濃縮液を簡単に、そして、確実に得る
ことが出来る効果がある。また、コーヒー抽出液に活性
炭を作用させると、特に、アルカロイドであるカフェイ
ン・トリゴネリンの吸着量が多い効果がある。また、溶
媒による抽出法と比較して風味がよく簡便で安価に処理
が可能である。また、本発明のカフェインを低減化した
コーヒー抽出液を得る方法は、使用コーヒー豆量に対し
活性炭を混合または添加する量を加減調整して、所望の
量のカフェインを低減化させうるものであり、使用コー
ヒー豆量に対し活性炭を混合または添加する量を二倍に
すると、事実上、カフェインを除去し得る効果がある。
また、カフェインの含量が多い種類のコーヒー豆に対し
ては、特に、活性炭の量を増して、カフェインの含量の
調整をなし得るものであり、比較的簡単に使用コーヒー
豆量に対する活性炭の量を混合または添加する量を加減
調整し得る効果がある。
抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合また
は添加して、カフェインを低減化し得るようにした風味
のあるコーヒー抽出液を得る方法であるから、重曹を使
うことなく適量の活性炭を混合または添加することによ
り、劣化による酸味を感じさせない苦味の増強と重曹な
どのアルカリの添加によらないで、活性炭を適量混合ま
たは添加するだけで酸度低下によるカフェインを低減化
したコーヒー抽出液を容易に得ることができる効果があ
る。また、本発明は、コーヒーの抽出時、および/また
は抽出後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合ま
たは添加して処理後、濾過して活性炭を除去し、そし
て、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味の増強さ
れたコーヒーエキスの希釈液に庶糖・乳成分などを加え
て飲み易いコーヒー飲料にしたことを特徴とするカフェ
インを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得
る方法であるから、重曹を使うことなく適量の活性炭を
混合または添加することにより、酸味を感じさせない苦
味の増強と重曹などのアルカリの添加によらないで、活
性炭を適量混合または添加するだけで酸度低下によるカ
フェインを低減化したコーヒー抽出液を容易に得ること
ができるとともに、酸味の少ない苦味の増強されたコー
ヒーエキスの希釈液でなるコーヒー抽出液から、庶糖・
乳成分などを加えて容易に所望の飲み易いコーヒー飲料
をつくることが出来る効果がある。また、本発明は、コ
ーヒーの抽出時、および/または抽出後、使用コーヒー
豆量に対し活性炭を適量混合または添加して処理後、濾
過して活性炭を除去し、そして、カフェインを低減化
し、酸味の少ない苦味の増強されたコーヒーエキスの濃
縮液をつくり、それを乾燥してインスタント・コーヒー
にしたことを特徴とするカフェインを低減化するコーヒ
ー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法である
から、カフェインを低減化し、酸味の少ない苦味の増強
されたコーヒーエキスの濃縮液を乾燥してインスタント
・コーヒーにすることにより高品質のインスタント・コ
ーヒーを得ることが出来る効果がある。また、本発明
は、コーヒーの抽出時、および/または抽出後、使用コ
ーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添加して、カ
フェインを低減化し、そのカフェインを低減化したコー
ヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮液を得るよ
うにしたカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコ
ーヒーエキスの濃縮液を得る方法であるから、そのカフ
ェインを低減化したコーヒー抽出液を適切な方法で濃縮
して、コーヒーエキスの濃縮液を簡単に得るようにし
て、カフェインを低減化したコーヒー抽出液から良質の
コーヒーエキスの濃縮液を簡単に、そして、確実に得る
ことが出来る効果がある。また、コーヒー抽出液に活性
炭を作用させると、特に、アルカロイドであるカフェイ
ン・トリゴネリンの吸着量が多い効果がある。また、溶
媒による抽出法と比較して風味がよく簡便で安価に処理
が可能である。また、本発明のカフェインを低減化した
コーヒー抽出液を得る方法は、使用コーヒー豆量に対し
活性炭を混合または添加する量を加減調整して、所望の
量のカフェインを低減化させうるものであり、使用コー
ヒー豆量に対し活性炭を混合または添加する量を二倍に
すると、事実上、カフェインを除去し得る効果がある。
また、カフェインの含量が多い種類のコーヒー豆に対し
ては、特に、活性炭の量を増して、カフェインの含量の
調整をなし得るものであり、比較的簡単に使用コーヒー
豆量に対する活性炭の量を混合または添加する量を加減
調整し得る効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 カフェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液か らコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒ ーを得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法
Claims (12)
- 【請求項1】コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添
加して、カフェインを低減化し得るようにしたカフェイ
ンを低減化したコーヒー抽出液を得る方法。 - 【請求項2】コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添
加して処理後、濾過して活性炭を除去し、そして、カフ
ェインを低減化し得るようにした請求項1記載のカフェ
インを低減化したコーヒー抽出液を得る方法。 - 【請求項3】コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、生豆換算の使用コーヒー豆量に対し活性炭を重量比
30%乃至200%混合または添加して、カフェインを
低減化し得るようにした請求項1記載のカフェインを低
減化したコーヒー抽出液を得る方法。 - 【請求項4】コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、生豆換算の使用コーヒー豆量に対し活性炭を重量比
40%乃至150%混合または添加して処理後、濾過し
て活性炭を除去し、そして、カフェインを低減化し得る
ようにした請求項1記載のカフェインを低減化したコー
ヒー抽出液を得る方法。 - 【請求項5】コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、生豆換算の使用コーヒー豆量に対し活性炭を重量比
8%乃至35%混合または添加して、カフェインを低減
化した請求項1記載のカフェインを低減化したコーヒー
抽出液を得る方法。 - 【請求項6】コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、生豆換算の使用コーヒー豆量に対し活性炭を重量比
8%乃至35%混合または添加して処理後、濾過して活
性炭を除去し、そして、カフェインを低減化し得るよう
にした請求項1記載のカフェインを低減化したコーヒー
抽出液を得る方法。 - 【請求項7】コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を重量比8%乃至3
5%混合または添加して処理後、濾過して活性炭を除去
し、そして、カフェインを低減化し得るようにし、その
コーヒー抽出液を缶に充填して缶コーヒーとして利用し
た請求項1記載のカフェインを低減化したコーヒー抽出
液を得る方法。 - 【請求項8】コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添
加して処理後、濾過して活性炭を除去し、そして、カフ
ェインを低減化し、酸味の少ない苦味の増強されたコー
ヒーエキスの希釈液に庶糖・乳成分などを加えて飲み易
いコーヒー飲料にしたことを特徴とする請求項1記載の
カフェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法。 - 【請求項9】コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添
加して処理後、濾過して活性炭を除去し、そして、カフ
ェインを低減化した酸味の少ない苦味の増強されたコー
ヒーエキスの濃縮液をつくり、それを乾燥してインスタ
ント・コーヒーにした請求項1記載のカフェインを低減
化したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得
る方法。 - 【請求項10】カフェイン含量の多い種類のコーヒーの
抽出時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に対
し活性炭を適量混合または添加してカフェインを低減化
した請求項1記載のカフェインを低減化したコーヒー抽
出液を得る方法。 - 【請求項11】焙煎の浅いコーヒー豆を挽いたコーヒー
の抽出時、および/または抽出後、使用コーヒー豆量に
対し活性炭を適量混合または添加しカフェインを低減化
した請求項1記載のカフェインを低減化したコーヒー抽
出液を得る方法。 - 【請求項12】コーヒーの抽出時、および/または抽出
後、使用コーヒー豆量に対し活性炭を適量混合または添
加して、カフェインを低減化し、そのカフェインを低減
化したコーヒー抽出液を濃縮してコーヒーエキスの濃縮
液を得るようにした請求項1記載のカフェインを低減化
したコーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14211894A JPH07313062A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | カフェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14211894A JPH07313062A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | カフェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07313062A true JPH07313062A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=15307828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14211894A Pending JPH07313062A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | カフェインを低減化したコーヒー抽出液を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒー飲料を得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からインスタント・コーヒーを得る方法とカフェインを低減化したコーヒー抽出液からコーヒーエキスの濃縮液を得る方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07313062A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10215793A (ja) | 1997-02-12 | 1998-08-18 | Sanei Gen F F I Inc | 酸味のマスキング方法 |
JP2004180535A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Kao Corp | カフェイン含有カテキン類組成物の脱カフェイン方法 |
US7883734B2 (en) | 2002-10-28 | 2011-02-08 | Kao Corporation | Method of removing caffeine from caffeine-containing catechin compound composition |
US8263149B2 (en) | 2005-07-29 | 2012-09-11 | Kao Corporation | Container-packed milk coffee beverage |
US8282973B2 (en) | 2005-07-29 | 2012-10-09 | Kao Corporation | Container-packed milk coffee beverage |
JP2013055916A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Ogawa & Co Ltd | コーヒーエキス組成物 |
US9055753B2 (en) | 2005-07-29 | 2015-06-16 | Kao Corporation | Container-packed black coffee beverage |
JP2016534823A (ja) * | 2013-08-13 | 2016-11-10 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するためのコーヒーマシン |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP14211894A patent/JPH07313062A/ja active Pending
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