JP2016534823A - 低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するためのコーヒーマシン - Google Patents

低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するためのコーヒーマシン Download PDF

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Abstract

低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するためのコーヒーマシン1が開示される。コーヒーマシン1は、コーヒー挽き粉19とカフェイン低減添加剤20とを混合するための混合器8であって、前記コーヒー挽き粉19を受容するためのコーヒー入口14と、前記カフェイン低減添加剤20を受容するための添加剤入口18と、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物22を提供するための混合器出口21と、を持つ混合器8と、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物22を煎じるための煎出ユニット5であって、煎出ユニット入口23と、コーヒー煎出飲料を供給するための煎出ユニット出口24と、を持ち、前記煎出ユニット5の前記煎出ユニット入口23は、前記コーヒー挽き粉と添加剤との混合物22を受容するため、前記混合器8の前記混合器出口21に接続された、煎出ユニット5と、を有する。更に、対応する方法、及びカフェイン低減添加剤を含む交換可能なカートリッジが提示される。

Description

本発明は、コーヒーマシンに関し、特に低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するためのコーヒーマシン構成に関する。本発明はまた、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するための方法、及びカフェイン低減添加剤を含むカートリッジに関する。
コーヒーは、世界で最も人気のある飲料のひとつである。コーヒーは、カフェイン成分のため、人間に対する刺激効果を持ち得ることがよく知られている。しかしながら、例えば入眠前の場合や医療的な理由などにより、カフェインは常に望ましいというわけではない。
カフェイン抜き(decaffeinated)コーヒーが、産業的規模で製造されている。一般に、コーヒー種又は豆がまだ緑色であるときに、工業的工程においてカフェイン抜きされる。カフェイン抜きコーヒーは、煎った豆又はコーヒー挽き粉(grind)の形で、レギュラーコーヒーのように市販されており、低減されたカフェイン含有量でコーヒー煎出を提供するために、レギュラーコーヒーのように取り扱われることができる。
カフェイン抜きコーヒー豆又は挽き粉の欠点は、レギュラーコーヒーとカフェイン抜きコーヒー煎出飲料との両方が望まれる場合には、レギュラーコーヒー豆に加えて保存される必要がある点である。不運にも、コーヒーの品質は、パッケージがいちど開けられてしまうと、経時効果で劣化してしまう。多くの場合、カフェイン抜きコーヒーに対する要求は、レギュラーコーヒーに対する要求よりも低い。従って、カフェイン抜きコーヒーのスループットが低いと、濃さ及び香りが低減したカフェイン抜きコーヒー煎出飲料しか利用可能ではなくなり得る。
国際特許出願公開WO97/07686は、煎出されるコーヒーのカフェイン抜きのためベントナイトを有する室を持つフィルタを開示している。レギュラーコーヒー豆又は挽き粉を用いて準備された新鮮に煎出されたコーヒー煎出液は、煎出工程の完了の後に、当該フィルタを通過させられる。該フィルタにおけるベントナイト粘土が、該コーヒー煎出液におけるカフェインを吸着し、それによりカフェイン含有量を低減させる。該フィルタはまたベントナイト粘土を保持し、ベントナイト粘土がコーヒー煎出液に入ることを防ぐ。
国際特許出願公開WO2011/157759A1は、改善された粉供給システムを備えた飲料供給器の例を開示している。
米国特許出願公開US6,182,555B1は、好適には濃縮された形態で、コーヒー又は紅茶を煎出するための煎出器を有する煎出機械を開示している。続いて、煎出されたコーヒー又は紅茶は、熱水又は冷水及び/又は添加物としての香味料と混合されることができる。好適には、該混合はユーザのカップのなかで行われる。煎出されたコーヒーと添加物とは、独立して供給される。
本発明の目的は、上述した問題を解決することにある。本発明の別の目的は、コーヒーの品質が改善された、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するためのコーヒーマシンを提供することにある。本発明の更に別の目的は、レギュラーコーヒー豆又は挽き粉に基づいて、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料が提供されるようにすることである。
本発明の第1の態様においては、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するためのコーヒーマシンであって、
コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤とを混合するための混合器であって、前記コーヒー挽き粉を受容するためのコーヒー入口と、前記カフェイン低減添加剤を受容するための添加剤入口と、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を提供するための混合器出口と、を持つ混合器と、
前記コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を煎じるための煎出ユニットであって、煎出ユニット入口と、コーヒー煎出飲料を供給するための煎出ユニット出口と、を持ち、前記煎出ユニットの前記煎出ユニット入口は、前記コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を受容するため、前記混合器の前記混合器出口に接続された、煎出ユニットと、
を有するコーヒーマシンが提示される。
本発明の更なる態様においては、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するための方法であって、
コーヒーマシンの混合器においてコーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤とを混合するステップと、
前記コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を煎じるステップと、
を有する方法が提示される。
本発明の更なる態様においては、以上に説明されたコーヒーマシンのために構成され、更にカフェイン低減添加剤を添加剤出口において供給するための添加剤容器を受容するようこう構成されたカートリッジであって、前記添加剤容器の前記添加剤出口は、前記混合器の添加剤入口に接続可能であり、前記添加剤容器は交換可能なカートリッジであり、前記カートリッジはカフェイン低減添加剤を含む、カートリッジが提示される。
本発明の好適な実施例は、従属請求項において定義される。請求される方法は、従属請求項において定義された、請求されるコーヒーマシンのものと同様の及び/又は同一の好適な実施例を持ち、請求される交換可能なカートリッジは、従属請求項において定義された、請求されるコーヒーマシンのものと同様の及び/又は同一の好適な実施例を持つことは、理解されるべきである。
本発明は、煎出に先立ってコーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤とを混合するよう構成されたコーヒーマシンを提供することにより、上述の目的を達成する。本発明者は、特に小さな粒子状の吸着剤として、カフェイン低減添加剤が、煎出の前にコーヒー挽き粉に既に存在していると、選択的なカフェイン低減が効果的に実現できることを見出した。更に、コーヒー挽き粉は、効果的に該添加剤を保持する。実験は、煎出工程の後のコーヒー煎出飲料における添加剤の量は、非常に低いことを示している。斯くして、国際特許出願公開WO97/07686によれば生じるような、コーヒーが経時劣化し冷えてしまう、後フィルタリング工程の必要がない。更に、コーヒー煎出飲料が、煎出ユニットの出口において直接に供給されることができ、エスプレッソコーヒーの基本的な感覚的特質であるクレマ(crema)層が、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料についても保持される。とりわけ、エスプレッソコーヒーに適用されたときに、国際特許出願公開WO97/07686による煎出工程の完了後のフィルタとの物理的な接触は、クレマ層を破壊することとなる。
市販されている予めカフェイン抜きされたコーヒーに比べた利点は、予めカフェイン抜きされたコーヒーの限られた選択物のうちからではなく、多様なレギュラーコーヒーのなかから、所望のコーヒータイプが選択されることができる点である。
更に、請求されるコーヒーマシンは、コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤とを混合するための混合器において、混合比(例えばコーヒー挽き粉の量に対するカフェイン低減添加剤の量)が、所望のカフェイン低減の度合いに応じて選択されることができることを特徴としている。換言すれば、本発明の一態様によるコーヒーマシンは、ユーザが、レギュラーコーヒー煎出飲料から略カフェイン抜きされたコーヒー煎出飲料までに亘り、いずれの所望のカフェイン含有量をも選択することを可能とする。換言すれば、カフェイン含有量が例えば20%、50%又はその他のユーザに望まれる割合だけ低減された、コーヒー煎出飲料が提供されることができる。選択肢の一例は、約99%のカフェインが除去された完全カフェイン抜きコーヒーであり得る。更なる選択肢の例は、50%の低減されたカフェイン含有量を持つ、ディナーの後のエスプレッソであり得る。
本発明の一態様によるコーヒーマシンの更なる利点は、レギュラーコーヒー、例えばカフェイン抜きされていないコーヒーが、レギュラーコーヒー煎出飲料を供給するためにも、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を供給するためにも、用いられる点である。とりわけ、カフェイン抜きコーヒーのスループットが低い状況においては、高いスループットのレギュラーコーヒーが美味で新鮮な味及び改善された香りを確実にするため、このことは特に有利である。
実際の煎出工程は、レギュラーコーヒーのものと同一又は同様であっても良い。一般に、煎出ユニットにおいて、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物に熱水が供給される。コーヒーは幾つかの異なる態様で煎出されても良く、煎出工程は1つの特定のタイプに限定されるものではない点は、留意されるべきである。煎出工程の例は、煮出し(decoction)、浸出(infusion)及び濾過(percolation)を含む。好適な選択肢は、エスプレッソコーヒーを提供するための加圧濾過である。
カフェイン低減添加剤が粒子の形で供給される場合には、煎出ユニット出口において供給されるコーヒー煎出飲料への添加剤粒子の流入は、湿潤コーヒー床の本質的なフィルタリング効果により、非常に低いレベルまで有効に低減される。本文脈においてコーヒー床とは、煎出ユニットに存するコーヒー挽き粉と添加剤との混合物を指す。
好適な実施例においては、カフェイン低減添加剤はカフェイン吸着物であり、とりわけアルミノシリケート、スメクタイトアルミノシリケート、又はベントナイトである。カフェイン抜きのために用いられるアルミノシリケート吸着剤は好適には、対イオンとしてCa2+又はMg2+イオンのような2価イオンを持つ。コーヒー煎出飲料のpHは、添加剤との接触の後に大きく影響を受けるべきではなく、コーヒー煎出飲料の味にも影響を及ぼしてしまうため、斯かる添加剤の利用は有利である。斯くして有利にも、カフェイン低減添加剤は、コーヒー煎出飲料のカフェイン含有量を低減させるのみならず、可能な限りコーヒー煎出飲料の味を保つように構成される。実験は、予めカフェイン抜きされたコーヒーに比べて、味の保持が改善され得ることを示している。カフェイン抜きされたコーヒー豆が受ける化学的処置のため、豆が同じ種類のものであって同じ起源を持つものである場合であっても、レギュラーコーヒーと工業的な予めカフェイン抜きされたコーヒーとの間には、味の違いが存在する。斯くして一実施例においては、ここで請求されるコーヒーマシンは、特定のタイプのコーヒーの独特な香りを維持することができる。このことは、カフェイン含有量が所望の割合だけ低減された場合にも可能である。代替のカフェイン低減添加剤は、限定するものではないが、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、バーミキュライトのような、他のタイプの粘土鉱物、イライト、ゼオライト、セピオライト、活性炭、活性アルミナ又は活性シリカである。更なる代替物は、アンバーライト(登録商標)XAD4及びアンバーライト(登録商標)XAD761である。カフェイン低減添加剤とコーヒー挽き粉との混合比は、0.01と1との間、好適には0.01と0.5との間であり、ここで該混合比は、該添加剤の重量とコーヒーの重量との比を定義する。
更なる実施例においては、前記コーヒーマシンは更に、コーヒー豆及び/又は前記添加剤を挽くための挽き器を有する。コーヒー豆を挽くための挽き器は、コーヒー豆を受容するためのコーヒー入口と、コーヒー挽き粉を供給するためのコーヒー出口と、を持ち、該挽き器の該コーヒー出口は、前記混合器の前記コーヒー入口に接続される。前記添加剤を挽くための挽き器は、とりわけ固体の形で該添加剤を受容するための添加剤入口と、添加剤挽き粉を供給するための添加剤出口と、を持ち、該挽き器の該添加剤出口は、前記混合器の前記添加剤入口に接続される。コーヒー豆を挽くための挽き器は、既存のハイエンド自動コーヒーマシンから既に知られている。挽き器を利用する利点は、コーヒーが豆の形で該コーヒーマシンに保持されることができる点である。これら豆は、煎出工程の直前に壊され、コーヒー挽き粉として供給される。これにより、コーヒー豆が完全な風味及び香りを放出する。斯くして、コーヒーマシンに保持されるコーヒーの経時効果が低減される。これに応じて、添加剤のための挽き器は、挽き工程により添加剤の粒子サイズが低減され、カフェインの吸着のために利用可能な添加剤の表面積を増大させる効果を持つ。
更なる改善例においては、前記挽き器は更に、コーヒー挽き粉と添加剤とを混合するための混合器として構成される。斯くして、コーヒー挽き粉と添加剤との混合は、該挽き器、特にコーヒー豆を挽くために自動コーヒーマシンに既に存在する挽き器を用いて、効果的に実現されることができる。挽き器のタイプは、限定するものではないが、バー(burr)挽き器、ミル器又は刃型挽き器を含む。当該改善例の利点は、単一の挽き器又は既存の挽き器さえもが用いられることができ、付加的な別個の混合器が必要とされない点である。
更なる実施例においては、前記挽き器は、挽きサイクル時間を低減し、混合物中の添加剤の量を増大させるよう構成される。ベントナイトのような添加剤を添加することは、挽き器の効率を変化させることが見出されている。ベントナイトは、半分ほど挽かれたコーヒー豆粒子を、あまり粘着性のないものとし、豆のスループットを増大させ改善させる。いずれの調節もなしに、より多くのコーヒー挽き粉が煎出室に輸送され、より濃いコーヒー煎出飲料が得られる。ユーザが低減されたカフェイン含有量を持つ製品を選択した場合、コーヒー供出あたりの挽き時間は、少なくとも5%、好適には少なくとも10%だけ低減される。
一実施例においては、前記コーヒーマシンは更に、粉、薄片、懸濁液、粒、ペレット及び固体の棒の形をとるカフェイン低減添加剤を受容するように構成される。有利にも、添加剤の形状は、望ましい混合器のタイプに応じて適合される。例えば、挽き器がコーヒー挽き粉と添加剤とを混合するための混合器として構成される場合には、該添加剤は薄片、粒又はペレット、とりわけコーヒー豆のサイズ及び形状を持つペレットの形で提供されても良い。挽き器が、固体の棒を徐々にミリングし添加剤をコーヒー挽き粉と混合するミル器である場合には、固体の棒が特に有利である。挽き器が無い場合には、粉の形で添加剤を提供することが好適な選択肢である。代替としては、粉の形をとる添加剤が、コーヒー豆のみを挽くための挽き器からの下流に配置されたコーヒー挽き粉と混合されても良い。
固体の棒の利点は、添加剤が棒の形に圧縮され、コンパクトであることである。粉を用いる利点は、添加剤が既に所望の粒子サイズで提供され、コーヒー挽き粉との混合の前の準備を必須としない点である。更なる代替例は、液体、懸濁液又はペーストの形で添加剤を提供することを含む。
更なる実施例においては、前記添加剤は、100μmよりも小さい直径、特に10μmよりも小さい直径の粒子を有する。該直径は、体積加重平均を示しても良い。小さな粒子を用いる利点は、カフェイン低減のための大きな有効面積を提供することである。
一実施例においては、該コーヒーマシンは更に、添加剤出口においてカフェイン低減添加剤を供給するための添加剤容器を有し、前記添加剤容器の前記添加剤出口は、前記混合器の添加剤入口と接続される。これに応じて、一実施例においては、前記コーヒーマシンは更に、コーヒー出口においてコーヒーを供給するためのコーヒー容器を有し、前記コーヒー容器の前記コーヒー出口は、前記混合器のコーヒー入口と接続される。挽き器を更に有するコーヒーマシンについては、該コーヒー容器の前記コーヒー出口は、前記混合器の代わりに前記挽き器のコーヒー入口と接続されても良い。これに応じて、前記添加剤容器の前記添加剤出口は、前記混合器の添加剤入口と直接に接続される代わりに、前記挽き器の添加剤入口と接続されても良い。該容器は、湿気が該容器に入ることを防ぐよう構成されても良い。
代替の実施例においては、前記コーヒーマシンは更に、添加剤出口においてカフェイン低減添加剤を供給するための添加剤容器を受容するように構成され、前記混合器の添加剤入口が、前記添加剤容器の添加剤出口と接続可能である。有利にも、該添加剤容器は、交換可能なカートリッジである。またこの場合には、前記添加剤容器の添加剤出口は、前記混合器の添加剤入口の代わりに、挽き器の添加剤入口に接続されても良い。本実施例の利点は、添加剤の簡略化された取り扱いである。例えば粉又は粒の形で添加剤を取り扱う代わりに、ユーザは単に、添加剤を含む交換可能なカートリッジを交換することができる。カートリッジの交換は、水フィルタの交換に類似すると考えられる。フィルタの交換は、コーヒーマシンのユーザが既に慣れている作業である。
更なる実施例においては、前記コーヒーマシンは更に、前記混合器の添加剤入口において前記添加剤を供給するための添加剤供給手段を有する。換言すれば、前記添加剤は、前記添加剤容器から前記混合器の添加剤入口に輸送される必要がある。例えば、該添加剤容器は、該混合器において又は該混合器の上に配置されても良く、前記添加剤供給手段は、該容器から該混合器まで管又は穴のような接続部であっても良い。代替としては、該添加剤供給手段は、スピンドル又はコンベヤベルトのような輸送手段を有する。代替としては、該供給手段はポンプを有し、このことは、添加剤が液体の形で供給される場合、又は粉の形の添加剤のために利用されることができる場合に、特に有利となる。該添加剤供給手段は、添加剤が運動量を持ってコーヒー挽き粉に供給される、コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤との混合をサポートすることもできることは、留意されるべきである。例えば、粉の形をとる添加剤は、煎出ユニットへの経路において、コーヒー容器又はコーヒー挽き器から出て落ちるコーヒー挽き粉の流れへと噴射されても良い。
更なる実施例においては、前記混合器の添加剤入口は、前記混合器のコーヒー挽き粉入口よりも下に配置される。例えば、該添加剤入口は、該混合器に入るコーヒー挽き粉が、該添加剤と共に通過するときに混合するように配置される。例えば、コーヒー挽き粉は、重力によって該混合器に入り、添加剤入口を通過し、それにより、落ちる間にコーヒー挽き粉の流れに添加剤が加えられることで混合する。本実施例の利点は、更なる輸送手段が必要とされない点、及びコーヒー挽き粉の流れと添加剤の流れとの組み合わせにより混合が行なわれる点である。このことは、コーヒー挽き粉と粉の形をとる添加剤との組み合わせに対して、特に好適に動作する。
一実施例においては、前記コーヒーマシンは更に、コーヒー排出ユニット及び/又は添加剤排出ユニットを有する。排出ユニットの機能は、正しい量のコーヒー及び/又は添加剤が供給されるようにすることである。排出ユニットの例は、限定するものではないが、開放時間及び/又は開口が量を略決定するフラップ又はシャッタ、輸送能力が量を決定するスピンドル、及び添加剤の個々の一部が供給されるばね又はフック機構を含む。添加剤がペレットの形で利用可能であり、個々のペレットが低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料の一部を生成するための混合器として構成された挽き器に供給される場合には、ばね又はフック機構が特に有利である。勿論、コーヒー及び/又は添加剤のための排出ユニットとして機能するよう、上述した供給手段が構成されても良い。
更なる実施例においては、前記混合器は、コーヒー挽き粉と添加剤との可変の混合比を持つ、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を提供するよう構成される。これにより、カフェイン低減のレベルがユーザの好みに応じて選択されることができる、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供することが可能となる。一実施例においては、コーヒー排出ユニット及び/又は添加剤排出ユニットは、混合器の一部である。コーヒー挽き粉と添加剤との総量及び比を制御することに加え、可変のコーヒー挽き粉と添加剤との混合物を煎出ユニットに供給することも可能である。例えば、煎出ユニットに供給される添加剤の量が、徐々に増加する。これにより、煎出ユニットにより受容されるコーヒー挽き粉と添加剤との混合物は、濃度勾配を持つこととなる。
更なる改善例においては、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物における添加剤の濃度は、煎出ユニット出口に向けて増大する。本発明者は、コーヒーのパック(puck、コーヒー煎出飲料の一部を煎じるための煎出ユニットに供給されるコーヒー挽き粉の一部)の上流部分に存在するいずれの添加剤もが、該コーヒーのパックの下流部分に存在する同量の添加剤に比べると、存在するカフェイン全体のうちの小さな割合としか接触しないため、カフェイン低減にあまり有効ではないことを見出した。本実施例の利点は、より効率の良いカフェイン低減が実現されることができる点である。斯くして、所望のカフェインの低減を達成するために、コーヒーのパックに亘って均一な添加剤の分布が存在する状況に比べて、より少ない総量の添加剤しか必要とされない。代替としては、コーヒーのパックの下流部分に位置する或る量の添加剤が、コーヒーのパックに亘って均一な添加剤の分布が存在する状況に比べて、カフェイン含有量を更に低減させ得る。例えば、コーヒーのパックの底側半分に、又はより極端にはコーヒーのパックの底側四分の一の部分に、総量の半分よりも多い添加剤が存在しても良い。このタイプの分布は、同じ総量の添加剤によって、より効率的なカフェイン低減を可能とする。
更なる改善例においては、カフェイン含有量は、コーヒーのパックにおけるコーヒー挽き粉及び添加剤の分布により制御される。例えば、添加剤は、ペレットの形をとり供給される。各ペレットは、定義された量の添加剤を含む。コーヒー挽き粉と添加剤との均一な混合物については、コーヒー煎出飲料におけるカフェイン含有量の一定の低減が実現され得る。コーヒーのパックの下流方向において添加剤の濃度が上昇する場合、カフェイン低減はより効果的となり、コーヒー煎出飲料におけるカフェイン含有量は更に低減される。代替として、上流方向において添加剤の濃度が上昇する場合、カフェイン低減はあまり効果的ではなくなり、コーヒー挽き粉と添加剤との均一な混合物を用いたカフェイン含有量の低減に比べて、コーヒー煎出飲料におけるカフェイン含有量は増大する。
更なる実施例においては、前記コーヒーマシンは更に、添加剤の量に依存して煎出時間を適合させるよう構成される。コーヒー挽き粉と添加剤との組み合わせの全体の質量が増大するため、当該増大した質量を考慮するために煎出時間は増大させられ得る。コーヒー挽き粉と添加剤との可変の混合比を持つことについて、抽出時間は、主に下流部部分における添加剤の濃度に依存することは、留意されるべきである。それ故、当該領域における添加剤の濃度は、過度に高くならないようにするべきである。
更なる実施例においては、前記コーヒーマシンは更に、コーヒー煎出飲料の最初の部分を破棄するための、煎出ユニット出口に接続された遮断器を有する。換言すれば、該遮断器は、コーヒー煎出飲料の最初の部分が、ユーザに提供されることを防止する。本発明者は、コーヒー煎出飲料の最初の部分が、比較的高いカフェイン含有量を持つことを見出した。本実施例の利点は、カフェイン含有量が更に低減させられることができる点である。更に、コーヒー煎出飲料の最初の部分を廃棄容器へと排出することにより、コーヒー煎出飲料に入る添加剤の量が、更に低減させられることができる。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に説明される実施例を参照しながら説明され明らかとなるであろう。
本発明の一態様によるコーヒーマシンの構成の実施例のブロック図を示す。 コーヒーマシン及び対応するカフェイン低減添加剤のための交換可能なカートリッジの斜視図を示す。 交換可能なカートリッジの実施例を示す。 コーヒーマシンの制御パネルの例を示す。 混合器として構成された挽き器の第1の実施例を示す。 混合器として構成された挽き器の第2の実施例を示す。 混合器として構成された挽き器の更なる実施例を示す。 排出ユニットの例を示す。 挽き器、排出ユニット及び容器を備えた混合器の更なる実施例を示す。 混合器の更なる実施例を示す。 混合器の更なる実施例を示す。 排出ユニットの実施例を示す。 排出ユニットの実施例を示す。 排出ユニットを備えたコーヒーマシンの実施例を示す。 混合器の更なる実施例を示す。 混合器の更なる実施例を示す。 コーヒー挽き粉と添加剤との可変の混合比を持つコーヒーのパックの例を示す。 コーヒー挽き粉と添加剤との可変の混合比を持つコーヒーのパックの例を示す。 コーヒー挽き粉と添加剤との可変の混合比を持つコーヒーのパッドの例を示す。 コーヒー挽き粉と添加剤との可変の混合比を持つコーヒーのパッドの例を示す。 コーヒー挽き粉と添加剤との可変の混合比を持つコーヒーのカプセルの例を示す。 コーヒー挽き粉と添加剤との可変の混合比を持つコーヒーのカプセルの例を示す。 ベントナイトの量に対するカフェイン低減のレベルのグラフを示す。 レギュラーコーヒーと、本発明の一態様によるコーヒーマシンを用いて調製された低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料と、を比較するスペクトログラムのグラフの例を示す。
図1は、本発明の一態様による、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するための、コーヒーマシン1の構成の実施例のブロック図を示す。従来のコーヒーマシンに見出され得る構成ブロックは実線により特定され、カフェイン低減に専用の新たなマシン機能を表す構成ブロックは破線により特定される。
従来のコーヒーマシンの例は、コーヒー豆のためのコーヒー容器2、コーヒー排出ユニット3、挽き器4、煎出ユニット5及び給水器70を有する。本例において示されたコーヒーマシン1の特定の実施例は、例えば添加剤のための添加剤容器6、添加剤排出ユニット7、及びコーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤とを混合するための混合ユニット8のような、カフェイン低減専用の要素を更に有する。
代替の実施例においては、コーヒー容器2は、コーヒー排出ユニット3を既に有していても良い。それに応じて、添加剤容器6は、添加剤排出ユニット7を有していても良い。代替としては、挽き器4が、コーヒー排出ユニット3を有する。更に代替としては、コーヒー排出ユニット3は、挽き器4と混合器8との間に配置される。更に代替としては、混合器8が、コーヒー排出ユニット3を有する。
コーヒー排出ユニット3は、挽き器から上流に配置された場合に、コーヒー豆排出ユニットであっても良いし、代替としては、挽き器から下流に配置された場合に、コーヒー挽き粉排出ユニットであっても良い。排出ユニット3が挽き器に含まれる場合には、コーヒー豆排出ユニットであっても良いし又はコーヒー挽き粉排出ユニットであっても良い。
本実施例の更なる変形においては、コーヒー容器2は、コーヒー豆の代わりにコーヒー豆を供給するよう構成され、それ故、挽き器4は省略されても良い。しかしながら、更なる実施例においては、添加剤を挽くための挽き器が、添加剤排出ユニット7と混合器8との間に配置されても良いし、又は代替としては、添加剤容器6と添加剤排出ユニット7との間に配置されても良い。更に、該添加剤が例えば粒、薄片若しくはペレットの形で又は固体の棒として提供される場合には、添加剤のための分岐において挽き器が必要とされる。しかしながら、該添加剤は粉の形で提供されても良く、これによれば、図1におけるブロック図に示されるように、添加剤の分岐に挽き器は必要とされない。
更なる実施例においては、添加剤容器6は、コーヒーマシン1の一体部分ではなく、例えば交換可能なカートリッジである。任意に、該交換可能なカートリッジは、添加剤排出ユニット7を有する。それに応じて、例えばコーヒー挽き粉を収容するためのコーヒーのための容器もまた、コーヒーマシン1の一体部分ではない交換可能な要素であっても良い。斯くして、本発明の一態様によれば、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するためのコーヒーマシン1は単に、コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤とを混合するための混合器8と、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を煎じるための煎出ユニット5と、を有する。換言すれば、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するために付加的な構成要素が必要とされるが、斯かる構成要素はコーヒーマシン1の一体部分である必要はない。
再び図1のブロック図に示されたコーヒーマシン1に戻ると、コーヒー容器2は、コーヒー豆をコーヒー排出ユニット3へと供給するための、コーヒー排出ユニット3のコーヒー入口10に接続されたコーヒー出口9を有する。コーヒー排出ユニット3は、挽き器4のコーヒー入口12に接続されたコーヒー出口11を有する。該排出ユニットのコーヒー出口11は例えば、コーヒー排出ユニット3のコーヒー出口11の開口及び/又は開放時間を制御することにより、挽き器4に供給されるコーヒー豆の量を排出するための、機械的又は電気機械的なシャッタであっても良い。代替としては、コーヒー排出ユニット3は省略されても良く、コーヒーの排出は挽き器4の開放時間により実行されても良い。斯くして、挽き器4のコーヒー出口13において供給されるコーヒー挽き粉の量は、該挽き器がどれだけ長く開いているかにより決定される。更に、挽き器4は、コーヒー挽き粉の望ましい粗さのために調節されても良い。このことは、挽き器4のコーヒー出口13において供給されるコーヒーの量に更に影響を与える。或る構成要素が省略される場合、それに応じて接続が適合される。例えば、コーヒー排出ユニット3が専用の構成要素として実装されない場合には、コーヒー容器2のコーヒー出口9は、挽き器4のコーヒー入口12に直接に接続されても良い。挽き器4は更に、混合器8にコーヒー挽き粉を供給するための、混合器8のコーヒー入口14に接続されたコーヒー出口13を有する。
コーヒーマシン1の添加剤の分岐において、添加剤容器6は、排出ユニット7の添加剤入口16に接続された添加剤出口15を有する。排出ユニット7は、混合器8の添加剤入口18に接続された添加剤出口17を有する。斯くして、コーヒー挽き粉19とカフェイン低減添加剤20とを混合するための混合器8は、コーヒー挽き粉19を受容するためのコーヒー入口14と、カフェイン低減添加剤20を受容するための添加剤入口18と、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物22を煎出ユニット5に供給するための混合器出口21と、を有する。コーヒー挽き粉と添加剤との混合物22を煎じるための煎出ユニットは、煎出ユニット入口23と、コーヒー煎出飲料を供給するための煎出出口24と、を有する。煎出ユニット5の煎出ユニット入口23は、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物22を受容するため、混合器8の混合器出口21に接続される。
コーヒーマシン1は更に、水出口71において熱水及び/又はストリームを供給するための給水器70を有する。水出口71は、煎出手順のため熱水及び/又はストリームを受容するための、煎出ユニット5の水入口72に接続される。給水器はそれ自体知られている。給水器の例は、水容器、ポンプ及び加熱器を有する。
図2Aは、本発明の一態様によるコーヒーマシン1の斜視図を示す。コーヒーマシン1は、コーヒーマシン1の上に配置されたコーヒー豆のためのコーヒー容器2を有する。本実施例においては、コーヒーマシン1は更に、コーヒーマシン1の側面26において添加剤容器6を受容するよう構成される。代替としては、該添加剤容器は、例えば状部からのように、別の位置において備えられても良い。添加剤容器6は、カフェイン低減添加剤を供給するための添加剤出口15を有する。当該特定の、限定するものではない実施例においては、添加剤容器6は、略円筒形の形状を持ち、30杯分の低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を調製するのに適した量のカフェイン低減添加剤を含む。勿論、他の形状及びカフェイン抜き能力も可能である。好適には、1杯分よりも多い飲料に十分なカフェイン低減添加剤が備えられる。該コーヒー容器は、例えば粉、粒、薄片、ペレット又は固体の棒の形のような、いずれの適切な形態のカフェイン低減添加剤を含んでも良い。添加剤容器6は、図2Bに示されるように、交換可能なカートリッジである。
図1Aに戻ると、コーヒーマシン1の本体25は、扉27を開けることによって側面26において開けられることができ、煎出ユニット5へのアクセスを提供する。本例におけるコーヒーマシン1は更に、交換可能なカートリッジの形をとる添加剤容器6を受容するよう構成された開口28を有する。
動作時においては、煎出ユニット出口24においてコーヒー煎出飲料が提供され、例えば該出口は、出口24の下に置かれたカップ29にコーヒー煎出飲料を供給する。煎出ユニット出口24は、管又はホースによって煎出ユニット5に接続される。
本発明の一態様によるコーヒーマシン1の利点は、通常のカフェイン含有量を持つレギュラーコーヒーと、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料と、の両方が、コーヒー容器2のなかの同じ通常の、カフェイン抜きされていないコーヒー豆から供給されることができる点である。
図2Cは、コーヒーマシン1の制御パネル30の接近図を示す。ユーザは、例えば単にボタン31を押すことにより、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を欲しい旨を選択することができる。当該選択は、該コーヒーマシンに、混合器を用いてコーヒー挽き粉にカフェイン低減添加剤を添加させる。この他には、好適な設定及び煎出工程全般に関して、変更は必要とされない。特にユーザは、不便で使用の容易性を損なう、煎出ユニット5におけるカフェイン吸着フィルタを置く作業の必要がない。代替の実施例においては、例えばダイアル32を用いて、カフェイン低減の度合いが選択されることができる。煎出の後も、ユーザにとっての取り扱いは、従来のコーヒーマシンに比べて変わらない。低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料の場合にも、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物、即ち挽かれたコーヒーは、従来の自動コーヒーマシンと同様に、煎出ユニット5から排出される。
以上に概説された一般的な概念に基づいて、以下の図は、より詳細な実施例を説明し、特定の態様を強調する。
図3は、挽き器4がコーヒー挽き粉と添加剤とを混合するための混合器8として更に構成された実施例を示す。図示されたエンティティは、コーヒー豆のための容器2と、添加剤容器6とを有する。この場合、添加剤は固体のベントナイトの棒33の形で備えられる。本例における挽き器4は、コーヒー容器2の底部に配置される。コーヒー豆は、重力によって挽き器4に供給される。ベントナイトの棒33も、重力によって挽き器4に供給されても良い。代替としては、該添加剤は、例えば積層のなかの錠剤として提供されても良い。有利にも、アクチュエータ、とりわけ機械的又は電気機械的なアクチュエータは、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料が所望される場合には、ベントナイトの棒を挽き器の方へと押すよう構成され、又は代替として、レギュラーコーヒーの煎出飲料が所望される場合には、ベントナイトの棒33が挽き器4と接触することを防止するよう構成される。
図3に示された例においては、添加剤容器6は、コーヒー容器2の内部に配置される。しかしながら、例えば図2Aに示されるような、側面から挽き器4へとベントナイトの棒33を供給するような代替の構成も、本発明の当該態様の範囲内である。
本実施例における挽き器4は、挽き器本体34及び凹部35を有し、該凹部に回転スクレーパ36が配置される。回転スクレーパ36は、駆動シャフト37によってモータに接続されている。回転スクレーパ36は、コーヒー豆を徐々にミリングし、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒーが所望されている場合には、ベントナイトの棒33をもミリングする。このタイプの挽き器4は、ミル器とも呼ばれる。
換言すれば、図3に示された概念は、固体のベントナイトの棒を用いる。コーヒー煎出飲料のカフェイン含有量を所望のレベルにまで低減するのに必要とされるベントナイトの量に応じて、ミル器において望ましい量のベントナイトがミリングされる。該棒は、コーヒー豆と共にミリングされ、該工程の間にベントナイトが既にコーヒー挽き粉と混合されるという効果を持つ。排出機構は、該挽き器に押し入れられるベントナイトの量を定義し得る。換言すれば、該コーヒーマシンは、ベントナイトの棒の特定の部分をミリングするよう、該挽き器に該ベントナイトの棒接触させるよう構成された排出機構を有する。
図1のブロック図を参照すると、排出ユニット3と混合ユニット8とは、別個の専用の構成要素としてではなく、1つのユニットとして実装される。コーヒー容器2から挽き器4へのコーヒー豆は、重力により供給される。コーヒー挽き粉の量は、挽き器4が動作している時間により制御される。斯くして、図3に示される例においては、コーヒー容器2のコーヒー出口9は、混合ユニット8のコーヒー入口14に直接に接続され、挽き器4は混合器8として構成される。更に、添加剤排出ユニット7は、挽き器4に押し入れられるベントナイトの量を定義する排出機構として実装される。斯くして、挽き器4は更に、混合器8の添加剤入口18を有する。混合器8としての挽き器4は、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を煎出ユニット5に供給するための、混合ユニット出口21を有する。該コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を供給するための出口21は、挽き器4の底側に配置されるため、図3の斜視図においては見えない。
図4は、図3に示されたエンティティの代替実施例を示す。図4の実施例は、バー(burr)挽き器4を有する。本実施例においても、挽き器4は、コーヒー挽き粉と添加剤とを混合するための混合器8として構成される。コーヒー豆のためのコーヒー容器2は、該バー挽き器の上に配置され、更なる輸送手段の必要なく、コーヒー豆は重力によって該バー挽き器へと供給される。これに応じて、吸着剤のための添加剤容器6もまた、挽き器4の上に配置される。本実施例においては、カフェイン低減添加剤はここでもまたベントナイトであり、薄片又は粒の形で提供される。該バー挽き器はコーヒー豆を挽くために構成されているため、任意にサイズ及び形状はコーヒー豆のものに対応する。添加剤容器6は、該コーヒーマシンの一体化部分であっても良いし、又は代替としては、交換可能なカートリッジとして備えられても良い。コーヒー豆を供給するための開口38とカフェイン低減添加剤を供給するための開口39とをユーザが混同することを防止するため、交換可能なカートリッジとしての使用が好適な選択肢である。代替としては、任意のメッシュ構造が開口39に備えられ、該メッシュ構造の開口が、コーヒー豆を保持しつつ、コーヒー豆より小さなサイズを持つカフェイン低減添加剤の粒を通過させるようなサイズとされても良い。開口38及び39の適切なタグ付けも、どちらの開口がどちらのためのものであるかについての混同を避けることを支援する。
本実施例においては、コーヒー豆のための排出ユニット及びベントナイト粒のための排出ユニットは、それぞれフラップ40及び41として実装される。第1の選択肢として、挽き器4に向かうコーヒー豆とベントナイト粒との同時の流れを提供するため、これらフラップは同時に制御される。該挽き器は斯くして、コーヒー挽き粉と添加剤との一様な混合物を生成する。コーヒー挽き粉と添加剤との混合物は、該コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を煎出ユニットへと通過させる混合器出口において供給される。代替としては、コーヒー豆のための排出ユニット40と、カフェイン低減添加剤のための排出ユニット41とは、独立して制御される。これにより、コーヒー挽き粉と添加剤との不均一な混合物が提供されることができる。斯かる混合物の利点は、以下に更に詳細に説明される。任意に、最初にコーヒー挽き粉層が、次いでコーヒー挽き粉を有する混合層が、提供される。
代替としては、該コーヒーマシンは更にスピンドル(図示されていない)を有し、該スピンドルを回転させることにより添加剤を挽き器に輸送する。好適には、該挽き器と該スピンドルとは、単一の共通のモータにより動作させられる。
図5は、図3のエンティティの更なる実施例を示す。本実施例は、従来のコーヒー容器2、及びコーヒーを排出するための排出ユニット3を用いる。添加剤容器6は、カフェイン低減添加剤を含むペレット又は錠剤の積層として実装される。本概念によれば、どれだけの添加剤が望ましいかに依存して、ベントナイトの錠剤が一片毎に挽き器4へと供給されることができる。該錠剤又はペレット及びコーヒー豆は、均一な混合が生成されるよう共に挽き器に追加される。
図6は、カフェイン低減添加剤の錠剤42のための排出機構の拡大図を示す。本実施例においては、錠剤42は、管43のなかに積層されている。該管43は、該コーヒーマシンの一体部分であっても良いし、又は代替としては、交換可能なカートリッジであっても良い。該管の末端における錠剤42は、例えば「ハンマ」又はレバー44によって、積層43から押し出されても良い。該レバーは手動で動作させられても良く、付加的な電気機械的な構成要素を必要としないため、本実施例は低コストな実装に適している。
一実施例においては、カフェイン低減添加剤を有する個々のペレット又は錠剤42は、例えばコーヒー一杯分をカフェイン抜きするためのような、特定のサイズ及び組成を持つよう構成される。代替としては、各ペレット内にはより少ない量のカフェイン低減添加剤が含まれ、ペレットの数が、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料のカフェイン含有量を決定するようにしても良い。
図3のそれぞれのエンティティの更に別の実施例が、図7に示されている。本実施例は、コーヒー容器2、添加剤容器6、フラップの形をとるコーヒー排出ユニット3、フラップの形をとる添加剤排出ユニット7、並びに刃挽き器の形をとる混合ユニット8及び挽き器4を有する。コーヒーは、コーヒー豆の形で供給される。コーヒー排出ユニット3のフラップが開かれると、コーヒー豆は重力によって刃挽き器4へと落ちる。これに応じて、添加剤容器6のなかの添加剤は、粒又は粉の形で供給される。排出ユニット7のフラップが開かれると、添加剤は重力によって刃挽き器4へと落ちる。本実施例においては、混合は挽き器によって実行されるのみならず、通過するコーヒーと添加剤との混合物の2本のストリームにおいても実行される。なぜなら、これらストリームは、隣接する開口を通ってそれぞれの容器から出るからである。それにもかかわらず、刃挽き器は更に、コーヒー挽き粉と添加剤との混合を支持する。刃挽き器4は更に、挽き器4の刃46の下に篩45を有する。斯くして、篩46の開口よりも小さなサイズを持つ粒子のみが、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物22を供給するための混合ユニット出口21へと通過することができる。
換言すれば、本概念は、コーヒー豆を挽くために刃挽き器4を用いつつ、同時にコーヒーを添加剤と混合する。添加剤及びコーヒー豆は最初に、コーヒー排出ユニット3及び添加剤排出ユニット7により制御される正しい量だけ、挽き器に追加される。双方の成分は次いで挽かれ、その後に混合物全体が煎出ユニットへと供給される。当該最後のステップは任意に、特定の期間の挽きの後に該混合物を通過させる弁を用いて実現されても良いし、小さな挽き粉のみを通す篩を用いて実現されても良いし、又は容器を反転させる回転機構を用いて実現されても良い。
図8は、図7に示された実施例の変形例を示す。本実施例においては、混合器8の付加的な入口18が、混合器8のコーヒー挽き粉入口14に配置される。添加剤容器6からの添加剤、及びコーヒー容器2からのコーヒー挽き粉は、更なる供給手段の必要なく、重力によって混合器8へと供給される。フラップ3、7は同時に開き、コーヒー挽き粉のストリーム及び添加剤粉のストリームを放出する。添加剤とコーヒー挽き粉とは、混合器出口21に向かって落ちるときに混合する。
コーヒー挽き粉19とカフェイン低減添加剤20とを混合するための混合器の更に他の実施例が、図9に示される。本実施例においては、混合器8は、混合室47の側面に配置されたコーヒー入口14と、混合室47の上に配置された添加剤入口18と、を持つ、混合室47を有する。代替としては、これらの位置は交換されても良い。本実施例は、図1に示されたブロック図に対応する。コーヒーはコーヒー豆48の形で供給され、コーヒー豆48は挽き器4により挽かれ、コーヒー挽き粉19として混合室47に供給される。同時に、カフェイン低減添加剤20が、上から混合室47に入る。コーヒーの排出は、挽き器4により実行されても良い。斯くして、コーヒー挽き粉19は、挽き器4が動作しているときにのみ供給される。添加剤排出ユニット7の例は、図10A及び10Bに示される。
図10A及び10Bは、シャッタ機構として実装された排出ユニット7を示し、シャッタ49は、開口50を開閉するよう滑動することができる。図10Aは、閉じた状態のシャッタを示し、図10Bは、開いた状態のシャッタを示す。低減された開口のための中間状態も可能である。排出ユニット7の同様の概念は、例えばベントナイトの固体の棒のような固体形状で利用可能なベントナイトにも用いられることができることは、留意されるべきである。固体の棒の場合には、シャッタ49はナイフとして実装されても良く、ナイフ49と開口50との組み合わせが、葉巻カッタのように固体の棒から特定の量のベントナイトを切り落とすために用いられても良い。ユーザが低減されたカフェイン含有量を持つコーヒーを選択するとすぐに、該シャッタが開き、ベントナイトの棒の定義された一部を通す。該カッタは再び閉じ、それによりベントナイトの断片を切断する。同時にシャッタ49が、挽き工程からのベントナイトの棒の残りを遮断する。本実施例においては、切断された断片は、コーヒー豆とともにミリングされる。明らかに、ベントナイトの棒と、カッタ機構としての図10A及び10Bの機構との使用は、挽き器と組み合わせてのみ利用可能である。任意に、該カッタは、ベントナイトの棒から、1つの大きな塊ではなく複数のより小さな薄片を切断することにより、挽き工程をサポートし、挽き工程がより小さなベントナイトの断片を処理するだけで良いようにする。
図11は、スピンドル11を用いた、一定量のカフェイン低減添加剤を排出するための更なる手法を示す。任意に、該スピンドルは、添加剤容器6としての交換可能なカートリッジの一部である。カフェイン低減添加剤の量は、カートリッジ内のスピンドル51の回転運動によって制御されることができる。代替としては、スピンドル51は、コーヒーマシン1の添加剤容器の一体部分であっても良い。
換言すれば、本概念は、特定の量のカフェイン低減添加剤を、該添加剤をコーヒー挽き粉と混合する混合器へと輸送するために、スピンドル51を用いる。本実施例においては、添加剤粒子のサイズは、スピンドルの動作原理及びカフェイン抜き原理に影響を与える。大きな粒子が用いられる場合には、添加剤もまた挽き器を通過する必要がある。
添加剤容器6において交換可能なカートリッジを持つという提案された方法は、ユーザがシリンダ又はカートリッジ全体を交換するだけで良いため、ユーザにとって非常に便利である。斯くして、スピンドル51の別途の洗浄工程は必要とされない。代替の実施例においては、コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤とを混合するための混合器8としてスピンドルが用いられても良い。
図12は、混合工程のための更なる代替例を示す。本実施例においては、カフェイン低減添加剤20は、混合器8の混合室47におけるコーヒー豆又はコーヒー挽き粉のストリームへと噴射される。噴射52は、カフェイン低減添加剤の粉状噴射であっても良いし、又は代替としては、カフェイン低減添加剤が液体の形で供給される液体噴射であっても良い。
ここでもまた、該噴射は、煎出ユニットの前に提供されても良いし、又は代替としては、挽き器の前に提供されても良い。換言すれば、本概念は、カフェイン低減添加剤とコーヒーとを混合するために噴射を利用する。任意に、該添加剤が水に溶解させられ、添加剤の噴射を形成するためにポンピングされる。当該噴射は、挽き器の前に配置されて豆に噴射されても良いし、又は代替としては、挽き器の後に配置されてコーヒー挽き粉に噴射されても良い。挽き器が利用されない場合にも後者は成り立つ。
図13は、コーヒー挽き粉19とカフェイン低減添加剤20とを混合するための混合器8の代替実施例を示す。本実施例の利点は、コーヒー挽き粉19とカフェイン低減添加剤20とが、煎出ユニット5において直接に混合されることができる点である。実施例においては、注入器53が、コーヒー挽き粉と添加剤との混合を実現する。注入器は従来のコーヒーマシンから既に知られており、従来のコーヒーマシンにおいては注入器は、コーヒー挽き粉を圧縮してコーヒーのパック、即ち圧縮されたコーヒー挽き粉のブリケットを形成して、該ブリケットが次いで煎出のために用いられる。実用的な観点から、コーヒーのパックは、最終的にはコーヒーマシンの廃棄容器に見出され得る圧縮されたコーヒーの一部である。先行技術とは異なり、ここで示される注入器53は、コーヒー挽き粉19とカフェイン低減添加剤20とを混合するための回転運動54を実行するよう構成される。任意に、該注入器は更に、コーヒー挽き粉及び添加剤と係合するための1つ以上のリブ55を有する。
コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤との均一な混合物は、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するために用いられることができる。しかしながら、本発明者は、有利にもコーヒー挽き粉と添加剤との可変の混合比が利用されることを見出した。
図14Aは、コーヒーのパックの断面を示し、該コーヒーのパック内のカフェイン低減添加剤の濃度は、底部から上部へと増大する。斯くして、層56A、56B、56C、56Dは、増大する濃度のカフェイン低減添加剤を示す。矢印57は、コーヒー煎出の流れの方向を示す。
図14Bは代替の実施例を示し、ここでは添加剤とコーヒー挽き粉との混合比が、コーヒーのパック56内において、コーヒー煎出の方向57において底部から上部へと徐々に増大する。代替としては、不均一な濃度勾配が用いられても良い。
本発明の更なる態様によれば、コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤との不均一な混合物を有するコーヒーのパッド58(図15A、15B)が開示される。代替としては、本発明の更に他の態様によれば、コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤との不均一な混合物を有するコーヒーのカプセル59(図16A、16B)が開示される。本発明の一態様は、コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤との混合物を有するコーヒー容器に関する。有利にも、該混合物は、コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤との不均一な混合物である。
予めカフェイン抜きされたコーヒー粉を有するコーヒーのパッド及び/又はコーヒーのカプセルの使用は、本分野において知られている。レギュラーコーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤との混合は、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するための代替の方法を提供する。とりわけ、予めカフェイン抜きされたコーヒーは、限られたセットのコーヒーの風味についてしか利用可能ではない。本発明の当該態様による、コーヒーのパッド又はコーヒーのカプセルにおけるカフェイン低減添加剤の使用は、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するために、いずれの所望のタイプのレギュラーコーヒーの使用をも可能とする。カフェイン低減添加剤とレギュラーコーヒーとの組み合わせは、味及び/又は保存期間に正の効果を及ぼし得る。有利にも、添加剤粉とコーヒー挽き粉との混合比は、0.01と1との間、好適には0.01と0.5との間であり、ここで該混合比は、添加剤の重量とコーヒーの重量との比を定義する。
図15Bは、コーヒーのパッド58の断面図を示す。図16Bは、コーヒーのカプセル59の断面図を示す。図示された実施例においては、コーヒーのパッド及びコーヒーのカプセルは濃度勾配を持ち、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物における添加剤の濃度は方向57に増大し、ここで該方向はコーヒー煎出飲料を供給するための出口に向けた下流方向を示す。
1杯分のエスプレッソ用のコーヒーのパッド58の例は、3乃至14グラムの挽かれた炒りコーヒー粉と、0.1乃至14グラムの添加剤粉との混合物を含む。
図17及び18は、カフェイン低減添加剤の例としてベントナイトを用いた、コーヒーのカフェイン抜きに関する実験結果を示す。
図17は、横軸にベントナイトの量を、縦軸にカフェイン低減の割合を示し、ここで0%はカフェイン低減がないこと、100%は完全なカフェイン抜きを示す。本発明によるコーヒーマシン1は、広範に亘ってコーヒー煎出飲料のカフェイン含有量を低減することが可能であることが示されている。有利にも、同じコーヒーマシンを、異なる量のカフェイン低減添加剤を提供するよう構成することにより、カフェイン低減の中間的な値もが実現されることができる。斯くして、カフェイン低減のレベルが、ユーザが望むとおりに調節されることができる。
図18は、レギュラーコーヒー煎出飲料60と、コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤との混合物を用いて調製されたコーヒー煎出飲料61と、のスペクトルを示す。これらの曲線は、1H−NMR分光法を用いて得られる。曲線61は、曲線60に比べて、カフェインに対応するスペクトルのピークの著しい低下を示す。曲線60は、差異を明確に示すために、左上方向に僅かに移動されている。該解析は更に、カフェイン以外の共通のコーヒー成分の殆どは、ベントナイト処理によって影響を受けていないことを示している。
理想的には、コーヒー豆の既知のミリング特性と、添加剤/ベントナイトの存在とを組み合わせて、自身のパーソナルなコーヒーをつくりたいと望まれ得る。好適には、スマートフォンのようなハンドヘルド型装置が、コーヒー豆のパッケージのコードを読み取るために用いられる。次いで、該コードが、データベース中の豆のタイプの既知の挽き特性と相関付けられる。最後に当該情報が、Wi−Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)のようなリモート接続を介して、ハンドヘルド型装置によりコーヒーマシンに送信され、カフェインが低減されたコーヒーの煎出が開始される。カフェイン低減のレベルは、ハンドヘルド型装置により設定されても良いし、コーヒーマシンのUIにおいて選択されても良い。好適な設定又は調製法が、インターネットにおいて他者と共有されても良い。
要約すると、コーヒーの品質が改善された、低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するためのコーヒーマシンが提示された。更に、該低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料は、レギュラーコーヒー豆に基づいて提供されることができ、従って付加的なカフェイン抜きされたコーヒー豆の必要を取り除く。
本発明は図面及び以上の記述において説明され記載されたが、斯かる説明及び記載は説明するもの又は例示的なものであって限定するものではないとみなされるべきであり、本発明は開示された実施例に限定されるものではない。図面、説明及び添付される請求項を読むことにより、請求される本発明を実施化する当業者によって、開示された実施例に対する他の変形が理解され実行され得る。
請求項において、「有する(comprising)」なる語は他の要素又はステップを除外するものではなく、「1つの(a又はan)」なる不定冠詞は複数を除外するものではない。単一のプロセッサ又はその他のユニットが、請求項に列記された幾つかのアイテムの機能を実行しても良い。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。
請求項におけるいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (17)

  1. 低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するためのコーヒーマシンであって、
    コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤とを混合するための混合器であって、前記コーヒー挽き粉を受容するためのコーヒー入口と、前記カフェイン低減添加剤を受容するための添加剤入口と、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を提供するための混合器出口と、を持つ混合器と、
    前記コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を煎じるための煎出ユニットであって、煎出ユニット入口と、コーヒー煎出飲料を供給するための煎出ユニット出口と、を持ち、前記煎出ユニットの前記煎出ユニット入口は、前記コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を受容するため、前記混合器の前記混合器出口に接続された、煎出ユニットと、
    を有するコーヒーマシン。
  2. 前記カフェイン低減添加剤はカフェイン吸着剤であり、特にアルミノシリケート、スメクタイトアルミノシリケート、又はベントナイトである、請求項1に記載のコーヒーマシン。
  3. コーヒー豆及び/又は前記添加剤を挽くための挽き器を更に有する、請求項1に記載のコーヒーマシン。
  4. 前記挽き器は更に、前記コーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤とを混合するための混合器として構成された、請求項3に記載のコーヒーマシン。
  5. 前記挽き器は、挽きサイクル時間を低減させて、前記混合物における前記添加剤の含有量を増大させるよう構成された、請求項4に記載のコーヒーマシン。
  6. 前記挽き器に前記添加剤を輸送するためのスピンドルを更に有し、前記挽き器と前記スピンドルとが共通のモータにより駆動される、請求項5に記載のコーヒーマシン。
  7. 粉、薄片、懸濁液、粒、ペレット及び固体の棒の形をとる前記カフェイン低減添加剤を受容するように更に構成された、請求項1に記載のコーヒーマシン。
  8. 前記添加剤は、100μmよりも小さい直径、特に10μmよりも小さい直径の粒子を有する、請求項1に記載のコーヒーマシン。
  9. 添加剤出口において前記カフェイン低減添加剤を供給するための添加剤容器を更に有し、
    前記添加剤容器の前記添加剤出口は、前記混合器の添加剤入口と接続された、請求項1に記載のコーヒーマシン。
  10. 添加剤出口において前記カフェイン低減添加剤を供給するための添加剤容器を受容するように更に構成され、
    前記混合器の添加剤入口が、前記添加剤容器の前記添加剤出口と接続可能である、請求項1に記載のコーヒーマシン。
  11. 前記混合器の添加剤入口において前記添加剤容器からの前記添加剤を供給するための添加剤供給手段を更に有する、請求項9又は10に記載のコーヒーマシン。
  12. 前記混合器の添加剤入口は、前記混合器のコーヒー挽き粉入口において又は該コーヒー挽き粉入口よりも下に配置される、請求項1に記載のコーヒーマシン。
  13. コーヒー排出ユニット及び/又は添加剤排出ユニットを更に有する、請求項1に記載のコーヒーマシン。
  14. 前記混合器は、コーヒー挽き粉と添加剤との可変の混合比を持つ、コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を提供するよう構成された、請求項1に記載のコーヒーマシン。
  15. コーヒー挽き粉と添加剤との前記混合物における前記添加剤の濃度は、前記煎出ユニット出口に向けて増大する、請求項14記載のコーヒーマシン。
  16. 低減されたカフェイン含有量を持つコーヒー煎出飲料を提供するための方法であって、
    コーヒーマシンの混合器においてコーヒー挽き粉とカフェイン低減添加剤とを混合するステップと、
    前記コーヒー挽き粉と添加剤との混合物を煎じるステップと、
    を有する方法。
  17. 請求項10に記載のコーヒーマシンのために構成されたカートリッジであって、カフェイン低減添加剤を含むカートリッジ。
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