JPH07309929A - エポキシ樹脂及びその製造方法 - Google Patents

エポキシ樹脂及びその製造方法

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JPH07309929A
JPH07309929A JP10094494A JP10094494A JPH07309929A JP H07309929 A JPH07309929 A JP H07309929A JP 10094494 A JP10094494 A JP 10094494A JP 10094494 A JP10094494 A JP 10094494A JP H07309929 A JPH07309929 A JP H07309929A
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epoxy resin
acid
molecule
epoxy
reacting
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JP10094494A
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Naoki Shibahara
直紀 柴原
Mitsuhiro Sakano
光弘 坂野
Shinzo Ihata
伸三 井幡
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】下記の構造式で表される分子量1500〜50
000のエポキシ樹脂及びその製造方法に関する。 【化1】 [式中、R1は炭素数2〜10の直鎖、分岐、または環
状のカルボン酸 を表す。また、R2はC64C(R3
264を示す。ここにR3はHまたはCH3を示す。] 【効果】本発明のエポキシ樹脂は、水性化が可能であ
り、この水溶液はポリアミドアミン系等の硬化剤と併用
することにより、特に耐水性が良好な塗膜を得ることが
でき、塗料、接着剤分野等で有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料分野、接着剤分野
などで利用される新規なエポキシ樹脂を提供するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂は、通常分子内に2個以上
のエポキシ基を有する化合物を含む樹脂であり、各種の
硬化剤と組み合わせて使用される。
【0003】この場合、エポキシ樹脂はエポキシ基と硬
化剤との架橋反応あるいはエポキシ基間の架橋反応によ
って、耐水性、密着性等の優れた硬化物を与える。この
ようなことから、エポキシ樹脂は塗料、接着剤分野にお
いて広く利用されている。一方、塗料及び接着剤の分野
において、作業環境面から、さらには塗工あるいは接着
技術の手軽さから水性化システムが注目されている。
【0004】塗料、接着剤の分野ではビスフェノ−ルA
とエピクロルヒドリンとの反応で得られるエポキシ樹脂
が主として使用されるが、このエポキシ樹脂は水に不溶
である。
【0005】従って、従来はエポキシ樹脂を水性化して
使用する水性化システムでは、エポキシ樹脂に界面活性
剤を添加して乳化分散させたエポキシ樹脂エマルジョン
を作成し、これに硬化剤としてポリアミドポリアミン、
芳香族アミンあるいはこれにエポキシアダクトを施した
変性アミンなどのアミン系硬化剤を使用するのが一般的
であった。
【0006】このように界面活性剤を使用してエポキシ
樹脂エマルジョンとする技術としては、特公昭49−3
4734号公報、特公昭51−33825号公報、特公
昭52−787号公報などに開示されている。
【0007】しかしながら、上記の公報に開示されたエ
ポキシ樹脂エマルジョンは、いずれも耐水性が悪く、使
用の用途が限定される。すなわち、ポリアミドアミンと
併用して塗工した場合、造膜後、塗膜上に水滴を落とす
と、その部分が白化し跡が残り、美装塗膜が得られな
い。これは親水性の界面活性剤が塗膜中に硬化せずに分
散した状態で存在するためと考えられる。
【0008】また、親水性成分をエポキシ樹脂に導入す
る技術としては、特公昭60−31853号公報に開示
されている。この技術は、平均分子量4000あるいは
6000のポリエチレングリコ−ルとエポキシ樹脂とを
水酸基/エポキシ基の1/1当量比でエ−テル化触媒の
存在下で反応させて得られるエポキシ樹脂反応生成物を
使用してエポキシ樹脂を乳化したものである。耐水性は
上述の界面活性剤を使用した場合に比べてかなり向上す
るが、いまだ充分ではない。
【0009】この理由は、得られるエポキシ樹脂反応生
成物のエポキシ当量が150000以上となり、硬化に
際して硬化剤との架橋が不十分であるためと推定され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水性化可能
で、耐水性に優れる新規なエポキシ樹脂及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、分子内にポリオ
キシエチレン鎖を有する多価アルコ−ルと多価カルボン
酸またはその酸無水物とを反応させて得られる分子内に
2個以上のカルボキシル基を有するポリエステル樹脂の
カルボキシル基とエポキシ樹脂のエポキシ基とを反応さ
せることにより、耐水性に優れるエポキシ樹脂が得られ
ることを発見し、本発明を完成させるに至った。
【0012】すなわち、本発明は下記の構造式で表され
る分子量1500〜50000のエポキシ樹脂、及び分
子内にポリオキシエチレン鎖を有する多価アルコ−ルと
多価カルボン酸またはその酸無水物とを反応させて得ら
れる分子内に2個以上のカルボキシル基を有するポリエ
ステル樹脂と分子内に2個以上のエポキシ基を有するエ
ポキシ樹脂とを反応させること特徴とする分子量150
0〜50000のエポキシ樹脂の製造方法に関する。
【0013】
【化2】
【0014】[式中、R1は炭素数2〜10の直鎖、分
岐、または環状のカルボン酸を表す。また、R2はC6
4C(R3264を示す。ここにR3はHまたはCH3
を示す。] 本発明の構造式における繰り返し単位のオ
キシエチレン鎖(CH2CH2O)の繰り返し数nは、実
用上20〜500であることが好ましい。20より小さ
い場合には水に対する分散性が悪くなり、一方nが50
0より大きくなると耐水性が損なわれる傾向にあり、好
ましくない。
【0015】本発明の構造式におけるR1は炭素数2〜
10のカルボン酸の残基を示すが、直鎖、分岐、または
環状の如何を問わない。多価カルボン酸またはその酸無
水物としては、例えばこはく酸、マレイン酸、フマ−ル
酸、アジピン酸、セバチン酸、イソフタ−ル酸、テレフ
タ−ル酸、ヘキサヒドロフタ−ル酸、メチルヘキサヒド
ロフタ−ル酸、テトラヒドロフタ−ル酸、メチルテオラ
ヒドロフタ−ル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタ−
ル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロフタ−ル酸及
びその酸無水物などが挙げられる。
【0016】多価カルボン酸の炭素数が、10より大き
い場合には、水分散性が悪くなり好ましくない。本発明
の構造式におけるR2は、C64C(R3264また
はC64C(R3264OCH2CH(OH)CH2
64であり、R3はHまたはCH3を示す。これらはビス
フェノ−ルAまたはビスフェノ−ルFとエピクロルヒド
リンとの反応により得られるエポキシ樹脂の残基を示
す。
【0017】
【化3】
【0018】上記繰り返し単位の繰り返し数mは1また
は2が好ましい。mが2よりも大きい場合にはいたずら
に分子量が大きくなり、粘度が高くなり、取扱いが難し
くなるので、好ましくない。
【0019】本発明のエポキシ樹脂の分子量は1500
〜50000である。分子量が1500より小さい場合
は、繰り返し単位のオキシエチレン鎖のnの数を小さく
せざるを得ず、水分散性が劣ったものとなる。一方、分
子量が50000より大きい場合には、エポキシ基の架
橋密度を低下させることとなり、硬化後の耐水性などの
物性が悪くなる。
【0020】本発明のエポキシ樹脂は、例えば次の製造
方法により得ることができる。すなわち、本発明のエポ
キシ樹脂は、分子内にポリオキシエチレン鎖を有する多
価アルコ−ルと多価カルボン酸またはその酸無水物とを
反応(以下第一工程という)させて得られる分子内に2
個以上のカルボキシル基を有するポリエステル樹脂と分
子内に2個以上のエポキシ樹脂とを反応(以下第二工程
という)させることにより得ることができる。
【0021】分子内にポリオキシエチレン鎖を有する多
価アルコ−ルの代表的なものはポリエチレングリコ−ル
であって、繰り返し単位のオキシエチレン鎖の繰り返し
数nは20〜500のものが好ましい。
【0022】多価カルボン酸またはその酸無水物は、直
鎖、分岐、または環状の如何を問わない。多価カルボン
酸としては、例えばマレイン酸、ヘキサヒドロフタ−ル
酸、こはく酸、フマ−ル酸、アジピン酸、セバチン酸、
イソフタ−ル酸、テレフタ−ル酸、メチルヘキサヒドロ
フタ−ル酸、テトラヒドロフタ−ル酸、メチルテオラヒ
ドロフタ−ル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタ−ル
酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロフタ−ル酸及び
その酸無水物などが挙げられる。
【0023】分子内に2個以上のエポキシ基を有するエ
ポキシ樹脂とは、例えばビスフェノ−ルAまたはビスフ
ェノ−ルFとエピクロルヒドリンとを反応させて得られ
る従来より知られるエポキシ樹脂が挙げられる。
【0024】多価アルコ−ルと多価カルボン酸またはそ
の酸無水物よりポリエステル樹脂を得る第一工程の反応
で、酸成分として多価カルボン酸を使用する場合には、
多価アルコ−ルの水酸基の1当量に対して多価カルボン
酸のカルボキシル基を1.5〜2.2当量にするのが好
ましい。酸成分として酸無水物を使用する場合には、1
個の酸無水物基は2個のカルボキシル基に相当する。
【0025】カルボキシル基が1.5当量よりも小さい
場合には、得られるエポキシ樹脂が必要以上に高分子化
して系の粘度が上昇するので好ましくない。また2.2
当量より大きい場合には、第二工程において末端エポキ
シ基の割合が少なくなるので好ましくない。
【0026】第一工程の反応条件は通常のエステル化反
応の場合に準じる。反応温度は250℃以下であり、酸
成分として多価カルボン酸を使用する場合には、反応触
媒は必要に応じて酸性触媒またはアルカリ性触媒を使用
するのが好ましい。酸成分として酸無水物を使用すれ
ば、100℃前後の低温で、無触媒または微量の触媒の
使用で反応させることが可能であり、さらに、この場合
高分子量化も防止することができる。
【0027】分子内にカルボキシル基を有するポリエス
テル樹脂と分子内に2個以上のエポキシ基を有するエポ
キシ樹脂との第二工程の反応は、ポリエステル樹脂のカ
ルボキシル基の1当量に対してエポキシ樹脂のエポキシ
基の1当量以上を反応させる必要がある。本発明のエポ
キシ樹脂の高分子量化を防ぐためには、上記分子内に2
個以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂のエポキシ基
を1.5当量以上とするのが好ましい。
【0028】第二工程の反応温度は100℃〜150℃
が好ましく、反応に際し、アルカリ触媒を使用すること
が好ましい。アルカリ触媒としては、例えば水酸化ナト
リウム、および水酸化カリウムなどの水酸化物、トリエ
チルアミン、2−エチル4−メチルイミダゾ−ルおよび
ベンジルジメチルアミンなどのアミン化合物、あるいは
トリフェニルホスフィンなどを挙げることができる。
【0029】本発明のエポキシ樹脂は、水溶性であり、
硬化剤と併用して硬化して得られる硬化塗膜は耐水性に
優れるため、各種塗料、接着剤等の被覆用組成物に利用
することができる。
【0030】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明の説明をする
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中の「部」は重量部を示す。
【0031】実施例1 温度計、コンデンサ−、攪拌機を備えた1Lの4ツ口フ
ラスコに平均分子量3000のポリエチレングリコ−ル
43.1部、平均分子量8000のポリエチレングリコ
ール56.1部及び無水マレイン酸4.2部を加え、1
20℃に加熱し3時間反応を継続し、分子中に2個以上
のカルボキシル基を有するポリエステル樹脂を得た。次
いでエポキシ当量190を持つビスフェノ−ルA型エポ
キシ樹脂20.9部、及び触媒としてトリフェニルホス
フィン0.2部を加え、120℃で4時間反応を行い、
反応生成物を取り出した。
【0032】ポリエチレングリコ−ル/無水マレイン酸
/エポキシ樹脂の当量比は1/2/2.6である。生成
物の赤外線吸収スペクトル及び13C−NMR分析を行い
構造解析を行った。赤外線吸収スペクトルでは、172
0cm-1に特性吸収があることによりエステルの存在が
確認出来た。NMRでは、64ppmおよび68ppm
の吸収により、ポリエチレングリコ−ルとマレイン酸の
エステルの存在が確認出来た。73ppmと74ppm
の吸収によりエポキシ樹脂とマレイン酸のエステルの存
在が確認できた。又、GPC分析により数平均分子量は
約2600であった。以上のことにより請求項1記載の
構造式で表わされる物質が得られたと推定される。
【0033】実施例2 温度計、コンデンサ−、攪拌機を備えた1Lの4ツ口フ
ラスコに平均分子量8000のポリエチレングリコ−ル
100部及び無水メチルヘキサヒドロフタル酸4.1部
を加え、120℃に加熱し3時間反応を継続させて分子
中に2個以上のカルボキシル基を有するポリエステル樹
脂を得た。次いでエポキシ当量190を持つビスフェノ
−ル型エポキシ樹脂12.3部及び触媒としてトリフェ
ニルホスフィン0.2部を加え120℃で4時間反応を
行い、反応生成物を取り出した。
【0034】ポリエチレングリコ−ル/無水メチルヘキ
サヒドロフタル酸/エポキシ樹脂の当量比は1/2/
2.6である。実施例1と同様に生成物の構造解析を行
った。赤外線吸収スペクトルでは、1720cm-1に特
性吸収があることによりエステルの存在が確認できた。
NMRでは、64ppmおよび68ppmの吸収によ
り、ポリエチレングリコールとヘキサヒドロフタル酸の
エステルの存在が確認できた。73ppmと74ppm
の吸収によりエポキシ樹脂とマレイン酸のエステルの存
在が確認できた。又、GPC分析により数平均分子量は
約4000であった。以上のことにより請求項1記載の
構造式で表わされる物質が得られたと推定される。
【0035】実施例3 温度計、コンデンサ−、攪拌機を備えた1Lの4ツ口フ
ラスコに平均分子量3000のポリエチレングリコ−ル
100部及び無水マレイン酸4.9部を加え、120℃
に加熱し3期間反応を継続させて分子中に2個以上のカ
ルボキシル基を有するポリエステル樹脂を得た。次いで
エポキシ当量190を持つビスフェノ−ルA型エポキシ
樹脂14.6部及び触媒としてトリエチルアミン0.5
部を加え、120℃で4時間反応を行い、反応生成物を
取り出した。
【0036】ポリエチレングリコ−ル/無水マレイン酸
/エポキシ樹脂の当量比は1/1.5/1.2である。
実施例1と同様に生成物の構造解析を行った。赤外線吸
収スペクトルでは、1720cm-1に特性吸収があるこ
とによりエステルの存在が確認できた。NMRでは、6
4ppmおよび68ppmの吸収により、ポリエチレン
グリコールとヘキサヒドロフタル酸のエステルの存在が
確認できた。73ppmと74ppmの吸収によりエポ
キシ樹脂とマレイン酸のエステルの存在が確認できた。
又、GPC分析により数平均分子量は約4000であっ
た。以上のことにより請求項1記載の構造式で表わされ
る物質が得られたと推定される。
【0037】実施例4 温度計、コンデンサ−、攪拌機を備えた1Lの4ツ口フ
ラスコに平均分子量8000のポリエチレングリコ−ル
100部、アジピン酸19.1部及び触媒として、カセ
イソ−ダ1部を加え200℃で2時間反応を継続させ、
ポリエステル樹脂を得た。次いで120℃に温度を下げ
て、エポキシ当量190を持つビスフェノ−ルA型エポ
キシ樹脂25.1部を加えて120℃で4時間反応を行
い、反応生成物を取り出した。
【0038】ポリエチレングリコ−ル/アジピン酸/エ
ポキシ樹脂の当量比は1/2./2.6である。実施例
1と同様に生成物の構造解析を行った。赤外線吸収スペ
クトルでは、1720cm-1に特性吸収があることによ
りエステルの存在が確認できた。NMRでは、64pp
mおよび68ppmの吸収により、ポリエチレングリコ
ールとヘキサヒドロフタル酸のエステルの存在が確認で
きた。73ppmと74ppmの吸収によりエポキシ樹
脂とマレイン酸のエステルの存在が確認できた。又、G
PC分析により数平均分子量は約4400であった。以
上のことにより請求項1記載の構造式で表わされる物質
が得られたと推定される。
【0039】応用例1 実施例1で得られたエポキシ樹脂の50%水溶液100
部と市販のポリアミドアミン系硬化剤100部の混合物
を3ミルのアプリケ−タ−にて、ガラス板に塗布した。
4〜5時間後、硬く、靱性のある、耐薬品性、特に耐水
性に優れた塗膜が得られた。
【0040】応用例2 実施例2で得られたエポキシ樹脂の50%水溶液100
部と市販のポリアミドアミン系硬化剤100部の混合物
を3ミルのアプリケ−タ−にて、ガラス板に塗布した。
4〜5時間後、硬く、靱性のある、耐薬品性、特に耐水
性に富んだ塗膜が得られた。
【0041】応用例3 実施例4で得られたエポキシ樹脂の50%水溶液100
部と市販のポリアミドアミン系硬化剤100部の混合物
を3ミルのププリケ−タ−にて、ガラス板に塗布した。
4〜5時間後、硬く、靱性のある、耐薬品性、特に耐水
性に富んだ塗膜が得られた。
【0042】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂は、水性化が可能
であり、この水溶液はポリアミドアミン系等の硬化剤と
併用することにより、特に耐水性が良好な塗膜を得るこ
とが出来き、塗料、接着剤分野等で利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたエポキシ樹脂の13C-核磁
気共鳴スペクトルである。
【図2】実施例1で得られた赤外線吸収スペクトルであ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の構造式で表される分子量1500〜
    50000のエポキシ樹脂。 【化1】 [式中、R1は炭素数2〜10の直鎖、分岐、または環
    状のカルボン酸を表す。また、R2はC64C(R32
    64を示す。ここにR3はHまたはCH3を示す。]
  2. 【請求項2】nが20〜500であることを特徴とする
    請求項1記載のエポキシ樹脂。
  3. 【請求項3】mが1または2であることを特徴とする請
    求項1または2記載のエポキシ樹脂。
  4. 【請求項4】分子内にポリオキシエチレン鎖を有する多
    価アルコ−ルと多価カルボン酸またはその酸無水物とを
    反応させて得られる分子内に2個以上のカルボキシル基
    を有するポリエステル樹脂と分子内に2個以上のエポキ
    シ基を有するエポキシ樹脂とを反応させること特徴とす
    る分子量1500〜50000のエポキシ樹脂の製造方
    法。
  5. 【請求項5】多価カルボン酸を、多価アルコ−ルの水酸
    基1当量に対して1.5〜2.2当量使用することを特
    徴とする請求項4記載の製造方法。
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