JPH0730962Y2 - アクチュエータの離隔位置制御装置 - Google Patents

アクチュエータの離隔位置制御装置

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JPH0730962Y2
JPH0730962Y2 JP1988001828U JP182888U JPH0730962Y2 JP H0730962 Y2 JPH0730962 Y2 JP H0730962Y2 JP 1988001828 U JP1988001828 U JP 1988001828U JP 182888 U JP182888 U JP 182888U JP H0730962 Y2 JPH0730962 Y2 JP H0730962Y2
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port
switching valve
switching
pump
tank
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政好 石井
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、小型漁船など、その時々に応じて船首と船
尾との2個所で操舵用アクチュエータを制御するのに最
適なアクチュエータの離隔位置制御装置に関する。
第3図(a)は切換弁V2、V3を離隔して配置し、何れか
一方を操作することによりシリンダCを制御する回路で
ある。
しかし、一般には切換弁のタンク流路は低圧に設定され
るのが普通であるから、この回路には使用出来ない。即
ち切換弁V3の操作時には切換弁V2のタンクを介し油圧が
導入されるために切換弁V2のタンク流路は高圧に耐える
強度を持ったものにより、どうしても厚肉で特殊なもの
となる不具合がある。
第3図(b)は、第3図(a)の不具合を解消した従来
の制御装置で、その第1の切換弁V1のポンプポート1に
ポンプPを接続するとともに、そのタンクポート2にタ
ンクTを接続している。そして、上記第1切換弁V1の下
流側ポート3、4のうち一方の下流側ポート3を第2切
換弁V2の供給ポート5に接続し、他方の下流側ポート4
を第3切換弁V3の供給ポート6に接続している。このよ
うにした第1切換弁V1は、操作レバー7を操作して手動
で切り換えるものである。
また、上記第2、3切換弁V2、V3のそれぞれは、その戻
りポート8、9をタンクTに連通させるとともに、その
アクチュエータポート10、11及び12、13をシリンダCの
ロッド側室14とボトム側室15とに接続している。
いま、第1切換弁V1を図示の右側位置に保持している
と、ポンプPの吐出流体が、第1切換弁V1のポンプポー
ト1→下流側ポート4→第3切換弁V3の供給ポート6に
供給される。したがって、この場合には、当該第3切換
弁V3を切り換えることによってシリンダCを制御するこ
とができる。
また、第1切換弁V1を図面左側位置に切り換えると、ポ
ンプPの吐出流体が、第1切換弁V1のポンプポート1→
下流側ポート3→第2切換弁V2の供給ポート5に供給さ
れる。したがって、この場合には、当該第2切換弁V2
切り換えることによってシリンダCを制御することがで
きる。
そして、この装置を小型漁船の操舵装置に用いるときに
は、シリンダCを当該操舵装置に連係するとともに、第
2切換弁V2を船首に設け、第3切換弁V3を船尾に設ける
ようにする、このようにすれば、第1切換弁V1の切り換
え位置に応じて、船首で操舵したり、船尾で操舵したり
することができる。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来の装置で、例えば、小型漁船にお
ける操舵位置を船首から船尾に変えるときに、いちいち
第1切換弁V1を切り換えなければならないので、オペレ
ータはそれだけ無駄な動きをしなければならないという
問題があった。
この考案の目的は、第2、3切換弁を切り換えれば、そ
れに対応して第1切換弁が自動的に切り換わるようにし
た装置を提供することである。
(問題点を解決する手段) この考案は、一つのアクチュエータを制御する第2、3
切換弁と、これら一対の切換弁の上流側にあっていずれ
かいっぽうの切換弁側に圧力流体を振り分ける第1切換
弁とを備えたアクチュエータの離隔位置制御装置を前提
とするものである。
上記の装置を前提としつつ、この考案は、上記第2、3
切換弁は、ノーマル位置にあるときその供給ポートと戻
りポートとを短絡させる構成にする一方、上記第2切換
弁の上流側に第1切換弁を接続するとともに、この第1
切換弁は、ポンプに直接接続したポンプポートと、タン
クに直接接続したタンクポートと、上記第2切換弁の供
給ポートに接続した流出ポートと、第2切換弁の戻りポ
ートに接続した流入ポートと、第3切換弁の供給ポート
に接続した中継ポートとを形成し、しかも、この中継ポ
ートの下流側を、当該第1切換弁のパイロット室に連通
し、当該第1切換弁がノーマル位置にあるとき、タンク
ポートは閉じているとともに、上記ポンプポートと流出
ポートとを連通し、かつ、上記注入ポートと中継ポート
とを連通する一方、上記パイロット室の圧力作用で第1
切換弁が切り換え位置にあるとき、流出ポートは閉じて
いるとともに、ポンプポートと中継ポートとを短絡し、
かつ、流入ポートとタンクポートを連通する構成した点
に特徴を有する。
(本考案の作用) この考案の第1切換弁がノーマル位置にあるときは、第
2切換弁の供給ポートにポンプからの圧力流体が供給さ
れているので、当該第2切換弁を切り換えることによっ
てアクチュエータを制御することができる。
また、上記の状態で第3切換弁を切り換えると、第1切
換弁の中継ポート側の圧力が上昇するが、この圧力が第
1切換弁のパイロット室にも作用するので、当該第1切
換弁がノーマル位置から切り換え位置に切り換わる。こ
のように第1切換弁が切り換え位置に切り換われば、ポ
ンプからの吐出流体は、第1切換弁のポンプポートから
中継ポートを経由して第3切換弁の供給ポートに供給さ
れる。したがって、この場合には、第3切換弁を切り換
えることによってアクチュエータを制御することができ
るものである。
(本考案の実施例) 第1、2図に示したこの考案の実施例は、アクチュエー
タとしてのシリンダCの上流側に第2、3切換弁V2とV3
とを接続しているもので、この点は従来と全く同様であ
る。
そして、この実施例の最大の特徴は、第1切換弁V1の構
成にある。すなわち、この第1切換弁V1は、そのバルブ
本体16にスプール孔17を形成し、このスプール孔17にス
プール13を挿入して、当該孔17の両端をプラグ19、20で
ふさいでいる。そして、このスプール18の一端とプラグ
19との間にスプリング21を介在させ、通常はスプール18
の他端がプラグ20に圧接するようにしている。
上記のようにしたスプール孔17には、ポンプポート22、
中継ポート23、タンクポート24及びこのタンクポート24
を第3切換弁V3の戻りポート9に連通させる通孔25を開
口させている。さらに、第2切換弁V2の供給ポート5に
連通した流出ポート26と、同じく第2切換弁の戻りポー
ト8に連通した流入ポート27とを、上記スプール孔17に
開口させている。
そして、上記プラグ20とスプール18との間にパイロット
室28を形成しているが、このパイロット室28は、バルブ
本体16に形成した通油孔29を介して中継ポート23に連通
させている。
いま、第1切換弁V1のスプール18が、スプリング21の作
用で図示のノーマル位置にあれば、ポンプポート22と流
出ポート26とが連通するとともに、その流入ポート27と
中継ポート23とが連通する。
したがって、この場合には、ポンプPからの吐出流体
は、ポンプポート22→流出ポート26を経由して第2切換
弁V2の供給ポート5に供給される。このとき当該第2切
換弁が図示の中立位置にあれば、供給ポート5に供給さ
れた上記圧力流体は、戻りポート8→第1切換弁V1の流
入ポート27→中継ポート23→第3切換弁V3の供給ポート
6及びその戻りポート9→通孔25を経由してタンクTに
戻される。
そして、この状態で第2切換弁V2を切り換えれば、その
切り換え位置に応じて、シリンダCのロッド側室14ある
いはボトム側室15に圧力流体が供給されるとともに、そ
のいずれか他方の室15あるいは14内の作動流体がタンク
Tに戻されることになる。
さらに、第2切換弁V2を図示の中立位置に保持したま
ま、第3切換弁V3を切り換えると、中継ポート23から、
この第3切換弁の供給ポート6に供給された圧力流体
が、ロッド側室14あるいはボトム側室15のいずれかに供
給される。したがって、このときには中継ポート23に負
荷圧が作用するが、この圧力は通油孔29を介してパイロ
ット室28にも作用する。このようにパイロット室28に圧
力が作用すれば、スプール18がスプリング21に抗して移
動し、ポンプポート22と中継ポート23とを短絡させる。
そのために、ポンプPの吐出流体がポンプポート22→中
継ポート23を経由して第3切換弁V3の供給ポート6に供
給されることになる。このときの戻りポート9からの戻
り流体は、通孔25を経由してタンクTに戻されるもので
ある。
したがって、この実施例によれば、第2、3切換弁のう
ちのいずれかを切り換えれば、それに応じて第1切換弁
が自動的に必要位置を保持するものである。
【図面の簡単な説明】
図面第1、2図はこの考案の実施例を示すもので、第1
図は回路図、第2図は第1切換弁の断面図、第3図
(a)は従来の回路図、第3図(b)は別の従来例を示
す回路図である。 P…ポンプ、T…タンク、V1…第1切換弁、22…ポンプ
ポート、23…中継ポート、26…流出ポート、27…流入ポ
ート、28…パイロット室、V2、V3…第2、3切換弁、
5、6…供給ポート、8、9…戻りポート、C…アクチ
ュエータとしてのシリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つのアクチュエータを制御する第2、3
    切換弁と、これら一対の切換弁の上流側にあっていずれ
    かいっぽうの切換弁側に圧力流体を振り分ける第1切換
    弁とを備えたアクチュエータの離隔位置制御装置におい
    て、上記第2、3切換弁は、ノーマル位置にあるときそ
    の供給ポートと戻りポートとを短絡させる構成にする一
    方、上記第2切換弁の上流側に第1切換弁を接続すると
    ともに、この第1切換弁は、ポンプに直接接続したポン
    プポートと、タンクに直接接続したタンクポートと、上
    記第2切換弁の供給ポートに接続した流出ポートと、第
    2切換弁の戻りポートに接続した流入ポートと、第3切
    換弁の供給ポートに接続した中継ポートとを形成し、し
    かも、この中継ポートの下流側を、当該第1切換弁のパ
    イロット室に連通し、当該第1切換弁がノーマル位置に
    あるとき、タンクポートは閉じているとともに、上記ポ
    ンプポートと流出ポートとを連通し、かつ、上記流入ポ
    ートと中継ポートとを連通する一方、上記パイロット室
    の圧力作用で第1切換弁が切り換え位置にあるとき、流
    出ポートは閉じているとともに、ポンプポートと中継ポ
    ートとを短絡し、かつ、流入ポートとタンクポートを連
    通する構成にしたことを特徴とするアクチュエータの離
    隔位置制御装置。
JP1988001828U 1988-01-11 1988-01-11 アクチュエータの離隔位置制御装置 Expired - Lifetime JPH0730962Y2 (ja)

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JP1988001828U JPH0730962Y2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 アクチュエータの離隔位置制御装置

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JP1988001828U JPH0730962Y2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 アクチュエータの離隔位置制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH01106604U JPH01106604U (ja) 1989-07-18
JPH0730962Y2 true JPH0730962Y2 (ja) 1995-07-19

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JP1988001828U Expired - Lifetime JPH0730962Y2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 アクチュエータの離隔位置制御装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608162Y2 (ja) * 1975-11-15 1985-03-22 カヤバ工業株式会社 油圧制御装置
JPS5940562Y2 (ja) * 1981-02-28 1984-11-19 住友精密工業株式会社 油圧遠隔制御装置の動作優先回路

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JPH01106604U (ja) 1989-07-18

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