JPH0333575A - ポペット弁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、第１ボートと第２ポートとの間の圧油流れを
コントロールするポペット弁装置に関する。

〔従来の技術〕

第２図に示すように、ポペット弁１と制御弁２とを備え
たポペット弁装置が知られている。

前記ポペット弁１は弁本体３に第１主ポート４と第２主
ポート５を連通・遮断するポペット６を設け、このポペ
ット６をバネ７、スプール８でシート座９に押しつけ、
ポペット６のスリット溝１０によって第１主ポート４と
バネ室１１を連通してあり、制御弁２はバネ室１１と第
２主ポート５の連通回路１２を連通・遮断するもので、
常時遮断位置に保持され、ソレノイド２ａへの通電量に
比例して連通ずるようにしである。

〔発明が解決しようとする課題〕

かかるポペット弁装置であれば、第１主ポート４の圧力
が第２主ポート５の圧力より高い時に制御弁２への通電
量に比例して第１主ポート４から第２主ポート５に圧油
が流れて流量制御できるが、第２主ポート５の圧力が第
１主ポート４の圧力よりも高い場合には制御弁２の位置
に関係なくポペット６が第２主ポート５の圧力で押され
て第１主ポート４と第２主ポート５が連通し、第２主ポ
ート５の圧油は第１主ポート４に流れてしまうので、第
２主ポート５から第１主ポート４に流量制御して圧油を
流すことができない。

このために、２つのポンプの吐出路を合流する合流制御
弁として用いると、一方のポンプの吐出圧油を他方、の
ポンプの吐出側に合流できるが、他方のポンプの吐出圧
油を一方のポンプの吐出側に合流できず、２つのポンプ
の吐出路を合流させる場合には一対のポペット弁装置を
設けている。

そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにしたポ
ペット弁装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段及び作用〕ポペット弁のバ
ネ室と第２主ポートを連通・遮断する制御弁のスプール
に、チェック弁を備えた第１・第２油孔を形成し、その
スプールをバネ力で第２油孔が連通し、第１油孔が遮断
する第１位置に保持し、そのスプールを比例ソレノイド
によって第１油孔が連通し、かつ第２油孔が遮断する第
２位置に移動するようにして、スプールが第１位置の時
には第２油孔のチェック弁でバネ室から第２主ポート５
への圧油流れを阻止し、スプールを第２位置とした時に
は第１油孔のチェック弁で第２主ポートからバネ室へ９
圧油流れを阻止できるようにしたものである。

〔実　施　例〕

第１図に示すように、ポペット弁１は従来と略同−とな
り、弁本体３の孔３ａにスリーブ１３を嵌挿し、そのス
リーブ１３内にポペット６を嵌挿し、そのスリーブ１３
にシート座９が形成しである。

制御弁２はポペット弁１の弁本体３と一体に設けられ、
その軸孔１４に筒体１５を嵌合し、その筒体１５内にス
プール１６を嵌合してあり、筒体１５には第１ポート１
７、第２ポート１８、第３ポート１つが形成され、第１
ポート１７は弁本体３に形成した第１油路２０でバネ室
１１に連通し、第２ポート１８は弁本体３に形成した第
２油路２１で第２主ポート５に連通し、第３ポート１９
は弁本体３に形成した第３油路２２でタンク側に開口し
ている。

前記スプール１６には第１ポート１７と第２ポート１８
を連通・遮断する第１油孔２３と第２油孔２４が形成さ
れ、その第１油孔２３、第２油孔２４には第１・第２チ
ェック弁２５．２６がそれぞれ設けてあり、スプール１
６はバネ２７で第２油孔２４によって第１ポート１７と
第２ポート１８を連通ずる第１位置に保持され、比例ソ
レノイド２８によって第１油孔２３により第１ポート１
７と第２ポート１８を連通ずる第２位置に向けて移動さ
れる。

次に作動を説明する。

比例ソレノイド２８に電流が供給されずにスプール１６
がバネ２７で第１図に示す第１位置に保持されている状
態で、第１主ポート４の圧力Ｐ、が第２主ポート５の圧
力Ｐ２よりも高いと、第１主ポート４の圧力Ｐｌがバネ
室１１に流入し、第１油路２０より第２油孔２４を経て
第２油路２１に流れようとするが、第２油孔２４に設け
た第１チェック弁２６で流れが阻止され、ポペット６は
バネ７でシート座９に圧着されているから第１主ポート
４から第２主ポート５に圧油が流れない。

前述の状態で第２主ポート５の圧力Ｐ２が第１主ポート
４の圧力Ｐ、より高いと、第２主ポート５の圧油が第２
油路２１、第２ポート２３、第２油孔２６、第１ポート
１７、第１油路２０を経てバネ室１１に流入し、ポペッ
ト６をシート座９に圧着するから第２主ポート５の圧力
でポペット６がシート座９により離れる方向に押されず
に、第２主ポート５より第１主ポート４に圧油が流れな
い。

第１主ポート４の圧力Ｐ、が第２主ポート５の圧力Ｐ２
より高い状態で比例ソレノイド２８に通電してスプール
１６をバネ２７に抗して第２位置に向けて押すと、第１
ポート１７と第２ボート１８が第１油孔２３で連通して
バネ室１１内の圧油が第１油路２０、第１ポート１７、
第１油孔２３、第１チェック弁２５、第２ボート１８、
第２油路２１より第２主ポート５に流れ、ポペット６の
前後に圧力差が生じ、その圧力差は第１ポート１７と第
１油孔２３の開口面積によって決定されるので、比例ソ
レノイド２８への通電量に比例した流量が第１主ポート
４から第２主ポート５に流れる。

第２主ポート５の圧力Ｐ２が第１主ポート４の圧力Ｐ、
より高い状態で比例ソレノイド２８に電流を供給すると
、スプール１６がバネ２７に抗して第２位置に向けて押
され、第２ボート１８と第２油孔２４の開口面積が減少
してバネ室１１に供給される圧力が低下し、その圧力低
下は開口面積の減少に比例するから、ポペット６は比例
ソレノイド２８への通電量に比例してシート座９より離
れる方向に移動し、第２主ポート５から第１主ポート４
に比例ソレノイド２８への通電量に比例した流量が流れ
る。

〔発・明の効果〕

制御弁２のスプール１６を第１位置とした時に、第２油
孔２４の第２チェック弁２６でバネ室１１から第２主ポ
ート５への流れを阻止でき、第２主ポート５の圧油を第
２油孔２４でバネ室１１に供給できるから、第１主ポー
ト４の圧力Ｐｌが第２主ポート５の圧力Ｐ２より高い場
合でも、第２主ポート５の圧力Ｐ２が第１主ポート４の
圧力Ｐ、より高い場合でも第１主ポート４と第２主ポー
ト５との間に圧油が流れることを防止できる。

また、比例ソレノイド２８に通電してスプール１６を第
２位置に向けて移動すると、その移動量に比例してバネ
室１１と第２主ポート５が第１油孔２３で連通し、第２
主ポート５とバネ室１１が第２油孔２４で遮断されるの
で、第１主ポート４の圧力Ｐｌが第２ポート５の圧力Ｐ
２より高い場合にはバネ室１１内の圧油が第１油孔２３
を通って第２主ポート５に流れてポペット６が連通作動
し、第２主ポート５の圧力Ｐ２が第１主ポート４の圧力
Ｐｌより高い時には第２主ポート５内の圧油がバネ室１
１に順次供給されなくなってポペット６は第２主ポート
５の圧油で連通作動し、第１主ポート４と第２主ポート
５との間に比例ソレノイド２８への通電量に比例した流
量が流れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す断面図、第２図は従来例
の断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 第１主ポート４と第２主ポート５を連通・遮断するポペ
   ット６をバネ力で遮断方向に押し、かつ第２主ポート５
   の圧力で連通方向に押すと共に、そのバネ室１１と第１
   主ポート４を絞りを介して連通したポペット弁１及び 前記バネ室１１と第２主ポート５を連通・遮断する第１
   油孔２３と第２油孔２４を有するスプール１６を備え、
   その第１油孔２３には第２主ポート５からバネ室１１へ
   の流れを阻止する第１チェック弁２５を設け、第２油孔
   ２４にはバネ室１１から第２主ポート５への流れを阻止
   する第２チェック弁２６を設け、前記スプール１６をバ
   ネ２７で第１油孔２３が遮断され第２油孔２４が連通す
   る第１位置に保持し、比例ソレノイド２８で第１油孔２
   ３が連通し、かつ第２油孔２４が遮断する第２位置に向
   けて移動するようにした制御弁２より構成したことを特
   徴とするポペット弁装置。