JPH0730795Y2 - 地下構造物用鉄筋コンクリート函体 - Google Patents

地下構造物用鉄筋コンクリート函体

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JPH0730795Y2
JPH0730795Y2 JP1991099715U JP9971591U JPH0730795Y2 JP H0730795 Y2 JPH0730795 Y2 JP H0730795Y2 JP 1991099715 U JP1991099715 U JP 1991099715U JP 9971591 U JP9971591 U JP 9971591U JP H0730795 Y2 JPH0730795 Y2 JP H0730795Y2
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JP1991099715U
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厚一 植村
誠 植村
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厚一 植村
誠 植村
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、市街地に上下水道、共
同溝、電信、電話等の布設地下道等の地下構造物を施工
するオープンシールド工法やその他の推進工法などで使
用する地下構造物用鉄筋コンクリート函体に関する。
【0002】
【従来の技術】オープンシールド工法は、開削工法(オ
ープンカット工法)とシールド工法の長所を生かした合
理性に富む工法である。図4〜図7にその概略を示す
と、図中1はオープンシールド機で、これは左右の側壁
板1aとこれら側壁板1aに連結する底板1bとからな
る前面、後面及び上面を開口したシールド機である。該
オープンシールド機1は前記側壁板1aと底板1bの先
端を刃口2として形成し、また側壁板1aの中央又は後
端近くに推進ジャッキ3を後方に向け上下に並べて配設
する。
【0003】図4に示すように、発進坑8内にこのオー
プンシールド機1を設置して、シールド機1の推進ジャ
ッキ3を伸長して発進坑内の反力壁9に反力をとってシ
ールド機1を前進させ、地下構造物を形成する第1番目
のコンクリート函体4を上方から吊り降し、シールド機
1のテール部内で縮めた推進ジャッキ3の後方にセット
する。図中10はストラットで、推進ジャッキ3と反力壁
9の間に適宜間隔調整のために配設する。また、発進坑
8は土留壁で構成し、オープンシールド機1を発進させ
るにはこの土留壁を一部鏡切りするが、必要に応じて薬
液注入等で発進坑8の前方部分に地盤改良11を施してお
くこともある。
【0004】次いで、ショベル等の掘削機6でオープン
シールド機1の前面又は上面から土砂を掘削しかつ排土
する。この排土工程と同時またはその後に推進ジャッキ
3を伸長してシールド機1を前進させる。この前進工程
の場合、コンクリート函体4の前にはボックス鋼材又は
型鋼を用いた枠体よりなる押角7を配設する。そして前
記第1番目のコンクリート函体4の前に第2番目のコン
クリート函体4をシールド機1のテール部内に吊り降
す。以下、同様の排土工程、前進工程、コンクリート函
体4のセット工程を適宜繰返して、順次コンクリート函
体4をオープンシールド機1の前進に伴い縦列に地中に
残置し、さらにこのコンクリート函体4の上面に埋戻し
5を施し、その表面に舗装12を施す。
【0005】このようにして、オープンシールド機1が
到達坑13まで達したならばこれを撤去して工事を完了す
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このようなオープンシ
ールド工法では、前記のごとくコンクリート函体4は、
シールド機1のテール部内に吊り降され、オープンシー
ルド機1の前進とともに該テール部から出て地中に残さ
れていくものである。そして、コンクリート函体4は図
3に示すように鉄筋14を配筋した鉄筋コンクリート製の
ものである。このコンクリート函体4はシールド機1を
前進させるため推進ジャッキ3を伸長させる際の反力受
けとなるが、前部に押角7を配置してあるとはいえ、そ
の前端にかなりの荷重を受け、この部分が割裂破壊し、
クラックを発生し易い。
【0007】特に、カーブ施工をする場合は、シールド
機1の内側で左右に配置した推進ジャッキ3のストロー
クを相違させてシールド機1を曲げて前進させることに
なり、コンクリート函体4も左右で不均等な荷重を受け
るので、一層クラックを生じ易いものとなる。
【0008】本考案の目的は前記従来例の不都合を解消
し、推進ジャッキによる押し出しのための荷重を受けて
もクラックの発生を防ぐことができ、信頼性の高い地下
構造物を施工できる地下構造物用鉄筋コンクリート函体
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、前後端面が開口面として開放し、左右側板と
上床板と下床板とからなる地下構造物用鉄筋コンクリー
ト函体において、開口面近傍の補強鉄筋を配設して、ま
たは、太径鉄筋を使用して、配筋量を増加させることに
より剛性を高めたことを要旨とするものである。
【0010】
【作用】本考案によれば、鉄筋コンクリート製函体は配
筋量を増加させて開口面近傍の剛性を高めてあり、この
開口面脇で推進ジャッキによる押し出しのための荷重を
受けてもクラックの発生を防ぐことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面について本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は本考案の地下構造物用鉄筋コンクリー
ト函体の第1実施例を示す説明図である。このコンクリ
ート函体4は前記図3に示す従来例と同じく鉄筋14を配
筋した鉄筋コンクリート製のものである。そして、左側
板4a,右側板4bと上床板4cと下床板4dとからな
る前後面が開口15となる。
【0012】本考案は、かかる鉄筋コンクリート函体
で、前後端面である開口15の面の近傍に適宜間隔で補強
鉄筋16を配設して、前後端面から中に向けて一定幅に剛
性を高めた高強度部17を形成した。この補強鉄筋16の配
設位置や、配設長さは特に限定されたものではなく、開
口15の面側から荷重を受けた時にクラックを発生しにく
いことを考慮して決定する。
【0013】図2は本考案の第2実施例を示すもので、
前記第1実施例のように前後端面から中に向けて一定幅
に剛性を高めた高強度部17を形成するのに、鉄筋14に太
径鉄筋を使用した。この太径鉄筋の使用個所も特に限定
されるものではないが、前記図3に示す従来例が鉄筋14
がD13やD16であるとすれば、これらを1ランク上げ、
D13→D16、D16→D22とする。
【0014】また、他の実施例として図示は省略する
が、前記第1実施例での補強鉄筋16の配設と第2実施例
での太径鉄筋の使用を組合わせて高強度部17を形成する
ようにしてもよい。
【0015】さらに、開口面近傍の高強度部17を形成
は、コンクリート函体4の前後端両方に行うようにして
もよいが、前端側のみでもよい。
【0016】かかる本考案のコンクリート函体4を使用
するオープンシールド工法の全体の概要としては、前記
図4〜図7に示す通りで詳細説明は省略するが、オープ
ンシールド機1での掘進及びコンクリート函体4のセッ
ト工程を繰返して、順次コンクリート函体4をオープン
シールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、さらに
このコンクリート函体4の上面に埋戻し5を施す。
【0017】その場合に、コンクリート函体4はシール
ド機1を前進させるため推進ジャッキ3を伸長させる際
の反力受けとなるが、その前端にかなりの荷重を受けて
もこの部分が高強度部17となっているので、割裂破壊し
てクラックを発生するようなことはない。これは、カー
ブ施工をする場合においても同様で、シールド機1の内
側で左右に配置した推進ジャッキ3のストロークを相違
させてシールド機1を曲げて前進させることになり、コ
ンクリート函体4も左右で不均等な荷重を受けるが、ク
ラックの発生を防止できるものである。
【0018】また、オープンシールド工法以外の推進工
法で、同じように推進ジャッキの荷重を受けるような工
法で使用する場合でも、同様にクラックの発生を防止で
きるものである。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように本考案の地下構造物用
鉄筋コンクリート製函体は、推進ジャッキによる押し出
しのための荷重を受けてもクラックの発生を防ぐことが
でき、信頼性の高い地下構造物を施工できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の地下構造物用鉄筋コンクリート製函体
の第1実施例を示す説明図である。
【図2】本考案の地下構造物用鉄筋コンクリート製函体
の第2実施例を示す説明図である。
【図3】従来例を示す説明図である。
【図4】オープンシールド工法の概要を示す第1工程の
縦断側面図である。
【図5】オープンシールド工法の概要を示す第2工程の
縦断側面図である。
【図6】オープンシールド工法の概要を示す第3工程の
縦断側面図である。
【図7】オープンシールド工法の概要を示す第4工程の
縦断側面図である。
【符号の説明】
1…オープンシールド機 1a…側壁板 1b…底板 2…刃口 2a…スライド土留板 3…推進ジャッキ 4…コンクリート函体 4a…左側板 4b…右側板 4c…上床板 4d…下床板 5…埋戻し 6…掘削機 7…押角 8…発進坑 9…反力壁 10…ストラット 11…地盤改良 12…舗装 13…到達坑 14…鉄筋 15…開口 16…補強鉄筋 17…高強度部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後端面が開口面として開放し、左右側
    板と上床板と下床板とからなる地下構造物用鉄筋コンク
    リート函体において、開口面近傍の配筋量を増加させて
    剛性を高めたことを特徴とする地下構造物用鉄筋コンク
    リート函体。
  2. 【請求項2】 前後端面が開口面として開放し、左右側
    板と上床板と下床板とからなる地下構造物用鉄筋コンク
    リート函体において、前端側開口面近傍の配筋量を増加
    させて剛性を高めたことを特徴とする地下構造物用鉄筋
    コンクリート函体。
  3. 【請求項3】 配筋量の増加は、補強鉄筋を配設して行
    う請求項1または請求項2記載の地下構造物用鉄筋コン
    クリート函体。
  4. 【請求項4】 配筋量の増加は、太径鉄筋を使用して行
    う請求項1または請求項2記載の地下構造物用鉄筋コン
    クリート函体。
JP1991099715U 1991-11-06 1991-11-06 地下構造物用鉄筋コンクリート函体 Expired - Lifetime JPH0730795Y2 (ja)

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