JPH068493U - 地下構造物用鉄筋コンクリート函体 - Google Patents

地下構造物用鉄筋コンクリート函体

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JPH068493U
JPH068493U JP099715U JP9971591U JPH068493U JP H068493 U JPH068493 U JP H068493U JP 099715 U JP099715 U JP 099715U JP 9971591 U JP9971591 U JP 9971591U JP H068493 U JPH068493 U JP H068493U
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 推進ジャッキによる押し出しのための荷重を
受けてもクラックの発生を防ぐことができ、信頼性の高
い地下構造物を施工できる。 【構成】 前後端面が開口15の面として開放し、左右側
板4a,4bと上床板4cと下床板4dとからなる地下
構造物用鉄筋コンクリート函体4において、例えば、補
強鉄筋16を配設することで、開口15の面近傍の配筋量を
増加させて剛性を高めたことを特徴とする地下構造物用
鉄筋コンクリート函体。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、市街地に上下水道、共同溝、電信、電話等の布設地下道等の地下構 造物を施工するオープンシールド工法やその他の推進工法などで使用する地下構 造物用鉄筋コンクリート函体に関する。
【0002】
【従来の技術】
オープンシールド工法は、開削工法(オープンカット工法)とシールド工法の 長所を生かした合理性に富む工法である。図4〜図7にその概略を示すと、図中 1はオープンシールド機で、これは左右の側壁板1aとこれら側壁板1aに連結 する底板1bとからなる前面、後面及び上面を開口したシールド機である。該オ ープンシールド機1は前記側壁板1aと底板1bの先端を刃口2として形成し、 また側壁板1aの中央又は後端近くに推進ジャッキ3を後方に向け上下に並べて 配設する。
【0003】 図4に示すように、発進坑8内にこのオープンシールド機1を設置して、シー ルド機1の推進ジャッキ3を伸長して発進坑内の反力壁9に反力をとってシール ド機1を前進させ、地下構造物を形成する第1番目のコンクリート函体4を上方 から吊り降し、シールド機1のテール部内で縮めた推進ジャッキ3の後方にセッ トする。図中10はストラットで、推進ジャッキ3と反力壁9の間に適宜間隔調整 のために配設する。また、発進坑8は土留壁で構成し、オープンシールド機1を 発進させるにはこの土留壁を一部鏡切りするが、必要に応じて薬液注入等で発進 坑8の前方部分に地盤改良11を施しておくこともある。
【0004】 次いで、ショベル等の掘削機6でオープンシールド機1の前面又は上面から土 砂を掘削しかつ排土する。この排土工程と同時またはその後に推進ジャッキ3を 伸長してシールド機1を前進させる。この前進工程の場合、コンクリート函体4 の前にはボックス鋼材又は型鋼を用いた枠体よりなる押角7を配設する。そして 前記第1番目のコンクリート函体4の前に第2番目のコンクリート函体4をシー ルド機1のテール部内に吊り降す。以下、同様の排土工程、前進工程、コンクリ ート函体4のセット工程を適宜繰返して、順次コンクリート函体4をオープンシ ールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、さらにこのコンクリート函体4の 上面に埋戻し5を施し、その表面に舗装12を施す。
【0005】 このようにして、オープンシールド機1が到達坑13まで達したならばこれを撤 去して工事を完了する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このようなオープンシールド工法では、前記のごとくコンクリート函体4は、 シールド機1のテール部内に吊り降され、オープンシールド機1の前進とともに 該テール部から出て地中に残されていくものである。そして、コンクリート函体 4は図3に示すように鉄筋14を配筋した鉄筋コンクリート製のものである。この コンクリート函体4はシールド機1を前進させるため推進ジャッキ3を伸長させ る際の反力受けとなるが、前部に押角7を配置してあるとはいえ、その前端にか なりの荷重を受け、この部分が割裂破壊し、クラックを発生し易い。
【0007】 特に、カーブ施工をする場合は、シールド機1の内側で左右に配置した推進ジ ャッキ3のストロークを相違させてシールド機1を曲げて前進させることになり 、コンクリート函体4も左右で不均等な荷重を受けるので、一層クラックを生じ 易いものとなる。
【0008】 本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、推進ジャッキによる押し出しの ための荷重を受けてもクラックの発生を防ぐことができ、信頼性の高い地下構造 物を施工できる地下構造物用鉄筋コンクリート函体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、前後端面が開口面として開放し、左右側板 と上床板と下床板とからなる地下構造物用鉄筋コンクリート函体において、開口 面近傍の補強鉄筋を配設して、または、太径鉄筋を使用して、配筋量を増加させ ることにより剛性を高めたことを要旨とするものである。
【0010】
【作用】
本考案によれば、鉄筋コンクリート製函体は配筋量を増加させて開口面近傍の 剛性を高めてあり、この開口面脇で推進ジャッキによる押し出しのための荷重を 受けてもクラックの発生を防ぐことができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。図1は本考案の地下構 造物用鉄筋コンクリート函体の第1実施例を示す説明図である。このコンクリー ト函体4は前記図3に示す従来例と同じく鉄筋14を配筋した鉄筋コンクリート製 のものである。そして、左側板4a,右側板4bと上床板4cと下床板4dとか らなる前後面が開口15となる。
【0012】 本考案は、かかる鉄筋コンクリート函体で、前後端面である開口15の面の近傍 に適宜間隔で補強鉄筋16を配設して、前後端面から中に向けて一定幅に剛性を高 めた高強度部17を形成した。この補強鉄筋16の配設位置や、配設長さは特に限定 されたものではなく、開口15の面側から荷重を受けた時にクラックを発生しにく いことを考慮して決定する。
【0013】 図2は本考案の第2実施例を示すもので、前記第1実施例のように前後端面か ら中に向けて一定幅に剛性を高めた高強度部17を形成するのに、鉄筋14に太径鉄 筋を使用した。この太径鉄筋の使用個所も特に限定されるものではないが、前記 図3に示す従来例が鉄筋14がD13やD16であるとすれば、これらを1ランク上げ 、D13→D16、D16→D22とする。
【0014】 また、他の実施例として図示は省略するが、前記第1実施例での補強鉄筋16の 配設と第2実施例での太径鉄筋の使用を組合わせて高強度部17を形成するように してもよい。
【0015】 さらに、開口面近傍の高強度部17を形成は、コンクリート函体4の前後端両方 に行うようにしてもよいが、前端側のみでもよい。
【0016】 かかる本考案のコンクリート函体4を使用するオープンシールド工法の全体の 概要としては、前記図4〜図7に示す通りで詳細説明は省略するが、オープンシ ールド機1での掘進及びコンクリート函体4のセット工程を繰返して、順次コン クリート函体4をオープンシールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、さら にこのコンクリート函体4の上面に埋戻し5を施す。
【0017】 その場合に、コンクリート函体4はシールド機1を前進させるため推進ジャッ キ3を伸長させる際の反力受けとなるが、その前端にかなりの荷重を受けてもこ の部分が高強度部17となっているので、割裂破壊してクラックを発生するような ことはない。これは、カーブ施工をする場合においても同様で、シールド機1の 内側で左右に配置した推進ジャッキ3のストロークを相違させてシールド機1を 曲げて前進させることになり、コンクリート函体4も左右で不均等な荷重を受け るが、クラックの発生を防止できるものである。
【0018】 また、オープンシールド工法以外の推進工法で、同じように推進ジャッキの荷 重を受けるような工法で使用する場合でも、同様にクラックの発生を防止できる ものである。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように本考案の地下構造物用鉄筋コンクリート製函体は、推進ジャ ッキによる押し出しのための荷重を受けてもクラックの発生を防ぐことができ、 信頼性の高い地下構造物を施工できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の地下構造物用鉄筋コンクリート製函体
の第1実施例を示す説明図である。
【図2】本考案の地下構造物用鉄筋コンクリート製函体
の第2実施例を示す説明図である。
【図3】従来例を示す説明図である。
【図4】オープンシールド工法の概要を示す第1工程の
縦断側面図である。
【図5】オープンシールド工法の概要を示す第2工程の
縦断側面図である。
【図6】オープンシールド工法の概要を示す第3工程の
縦断側面図である。
【図7】オープンシールド工法の概要を示す第4工程の
縦断側面図である。
【符号の説明】
1…オープンシールド機 1a…側壁板 1b…底板 2…刃口 2a…スライド土留板 3…推進ジャッキ 4…コンクリート函体 4a…左側板 4b…右側板 4c…上床板 4d…下床板 5…埋戻し 6…掘削機 7…押角 8…発進坑 9…反力壁 10…ストラット 11…地盤改良 12…舗装 13…到達坑 14…鉄筋 15…開口 16…補強鉄筋 17…高強度部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後端面が開口面として開放し、左右側
    板と上床板と下床板とからなる地下構造物用鉄筋コンク
    リート函体において、開口面近傍の配筋量を増加させて
    剛性を高めたことを特徴とする地下構造物用鉄筋コンク
    リート函体。
  2. 【請求項2】 前後端面が開口面として開放し、左右側
    板と上床板と下床板とからなる地下構造物用鉄筋コンク
    リート函体において、前端側開口面近傍の配筋量を増加
    させて剛性を高めたことを特徴とする地下構造物用鉄筋
    コンクリート函体。
  3. 【請求項3】 配筋量の増加は、補強鉄筋を配設して行
    う請求項1および請求項2記載の地下構造物用鉄筋コン
    クリート函体。
  4. 【請求項4】 配筋量の増加は、太径鉄筋を使用して行
    う請求項1および請求項2記載の地下構造物用鉄筋コン
    クリート函体。
JP1991099715U 1991-11-06 1991-11-06 地下構造物用鉄筋コンクリート函体 Expired - Lifetime JPH0730795Y2 (ja)

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