JPH02248521A

JPH02248521A - オープンシールド工法

Info

Publication number: JPH02248521A
Application number: JP1070147A
Authority: JP
Inventors: Koichi Uemura; 植村　厚一; Makoto Uemura; 誠植村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-03-22
Filing date: 1989-03-22
Publication date: 1990-10-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、市街地に上下水道、共同溝、電信、電話等の
布設地下道等の地下構造物を施工するオープンシールド
工法に関する。

〔従来の技術〕

オープンシールド工法は、開削工法（オープン工法）と
シールド工法の長所を生かした合理性に冨む工法である
。

第７図にその概略を示すと、図中１はオープンシールド
機で、これは左右の側壁板１ａとその間を連結する底板
１ｂとからなる前面、後面及び上面を開口したＵ型シー
ルド機である。該オープンシールド機ｌは前記側壁１ａ
と底板１ｂの先端を断面三角匣状の刃口として形成し、
また側壁板１ａの中央又は後端近くに推進ジヤツキ３を
後方に向は上下に並べて配設する。

図中７は、推進ジヤツキ３の後端に設けた受圧部材で、
ボックス鋼材又は型鋼を用いた。

発進坑６内にこのシールド機１を設置して、シールド機
」の前面又は上面開口より発進坑６の前方の土砂を掘削
し、かつ排土する。そして、シールド機１の推進ジヤツ
キ３を伸長して発進坑６内の反力壁に反力をとってシー
ルド機１を前進させ、コンクリート函体等による第１番
目の地中構造物４を上方から吊り降し、シールド機１の
テール部ＩＣ内で縮めた推進ジヤツキ３の後方にセット
する。

次いで、同様にシールド機１の前面又は上面から土砂を
掘削しかつ排土してシールド機１を前進させ、前記第１
番目の地中構造物４の前に第２番目の地中構造物４をシ
ールド機１のテール部ＩＣ内に吊り降す。以下、同様の
掘進及び地中構造物４のセット工程を繰返して、順次地
中構造物４を縦列に地中に埋設し、後方の地中構造物４
上に埋戻し５を施し、オープンシールド機１が到達坑１
１まで達したならばこれを撤去して工事を完了する。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記のごときオープンシールド機１は底板１ｂを有する
全体がＵ型のもので、初めに地中にセットするには発進
坑６を施工し、この中に吊り下さなければならない。

しかし、縦坑による発進坑６はこれを施工するのに、土
留め用の杭を打設するなどわりと大掛かりな工事となる
。また、地盤が軟弱な場合などで、杭が打てないことも
あり、その場合はさらに地盤改良などの付帯工事も必要
となり、−層面例なものとなる。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、発進坑な
しにオープンシールド機を地中に設置でき、工程や工費
の削減及び工期の短縮を図ることができるオープンシー
ルド工法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するため、左右側壁板を梁部材
等で連結して前面、後面及び上面のみならず、下面も底
板なしの開口としたオープンシールド機を使用し、地上
に置いた該オープンシールド機の下面を掘り下げて、地
中にこのオープンシールド機を沈設し、次いでシールド
機の前面又は上面開口より発進坑の前方の土砂を掘削し
、かつ排土し、また、オープンシールド機の側板の内側
に推進ジヤツキを後方に向けて配設し、そして該推進ジ
ヤツキを伸長して地盤に反力をとってシールド機を前進
させ、コンクリート函体等による第１番目の地中構造物
を上方から吊り降し、シールド機のテール部内で縮めた
推進ジヤツキの後方にセットし、次いで、同様にシール
ド機の前面又は上面から土砂を掘削しかつ排土しこの第
１番目の地中構造物を反力としてシールド機を前進させ
、前記第１番目の地中構造物の前に第２番目の地中構造
物をシールド機のテール部内に吊り降し、以下、同様の
掘進及び地中構造物のセット工程を繰返して、順次地中
構造物を縦列に地中に埋設し、後方の地中構造物上に埋
戻しを施すことを要旨とするものである。

〔作用〕

請求項第１項記載の本発明によれば、オープンシールド
機はこれを地上に置いて、下面を掘り下げて地中に沈設
することで発進坑なしにセットできる。

さらに、請求項第２項の本発明によれば前記作用に加え
て、断面三角匣状の刃口により、オープンシールド機は
より沈設し易いものとなる。

〔実施例〕

以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図〜第３図は本発明のオーブンシールド工法の１実
施例を示すオープンシールド機をセットするまでの各工
程の正面図で、オープンシールド機ｌは、左右の側壁Ｖ
ｉ１　ａについては前記従来と同じでその先端を断面三
角匣状の刃口として形成した。

左右の側壁板１ａ、Ｊａは梁部材８で所定の間隔を存し
て相互に連結されるが、底板に該当するものはなく、前
面と上面のみならず、下面も開口するものとする。

このようなオープンシールド機ｌを地上に載置し、底板
なしの開口とした下面をパケットその他で梁部材８をさ
けながら掘削する。

このようにすると、オープンシールド機１はその掘削深
さに応じて自重で沈下していく。（第２図参照）所定位置までオープンシールド機１を沈めたならば、第
５図に示すように側壁板１ａの内側で前後の中間位置に
推進ジヤツキ３を後方に向は上下に並べて配設し、その
後端にはボックス鋼材又は型鋼を用いる支柱状の受圧部
材７を取付け、また必要に応じて隔壁（図示せず）や底
板１ｂを取付ける。

そして、推進ジヤツキ３の後方に反力受は部材９をセッ
トして、シールド機１の推進ジヤツキ３を伸長してこの
反力受は部材９を介して地盤に反力をとってシールド機
１を前進させ、反力受は部材９を撤去してから、コンク
リート函体等による第１番目の地中構造物４を上方から
吊り降し、シールド機１のテール部ｌｃ内で縮めた推進
ジヤツキ３の後方にセットする。

次いで、同様にシールド機１の前面又は上面から土砂を
掘削しかつ排土してシールド機１を前進させ、前記第１
番目の地中構造物４の前に第２番目の地中構造物４をシ
ールド機１のテール部ＩＣ内に吊り降す。以下、同様の
掘進及び地中構造物４のセット工程を繰返して、順次地
中構造物４を縦列に地中に埋設し、後方の地中構造物４
上に埋戻し５を施し、オープンシールド機１が到達坑８
まで達したならばこれを撤去して工事を完了する。

また、前記オープンシールド機１は側壁板１ａの下端に
沿って、断面三角匣状の刃口１０を下向きに設けておく
とよい。この刃口１０の形状としては、図示のごとく断
面二等辺三角形状の他に、直角三角形状のものでもよい
。

前記第１図〜第３図に示すオープンシールド機をセット
するまでの過程で、最も重要なことは、鉛直に所定の深
度までオープンシールド機１を確実に沈設することであ
るが、この刃口ｌＯはこれを設けることにより地盤への
食い込みを良好にし、沈設効果を促進することができる
。

該刃口１０は側壁板１ａと一体のものとして形成しても
よいが、ボルト等で側壁板１ａに着脱できるようにして
もよい。

オープンシールド機１を所定深度まで沈設したならば、
この刃口１０を側壁板１ａから切り離し、刃口１０を残
置してオープンシールド機１を前進させることも可能で
ある。

ところで、オープンシールド機１は硬質地盤等地盤の状
態が良いところでは、底板１ｂに該当するもΦはないま
まで前進させることもできる。

むしろ、底板１ｂがないことにより、地上から新たな地
中構造物４をシールド機１のテール部ＩＣ内に吊り降ろ
し、これを既設の地中構造物４の前端に接続するように
セットする時にテール部内の地盤上の土砂を均すことに
より吊り降ろす地中構造物４を適正位置に節単に設置で
きることになる。

さらに、吊り降ろした地中構造物４はシールド機のロー
リングの影響も受けにくく、一方、シールド機は地中構
造物を載置してこれを残しながら底板を抜き取るように
前進することもないので、前進時の抵抗が少なく、スム
ーズに移動できるものとなる。

〔発明の効果〕

以上述べたような本発明のオープンシールド工法は、オ
ープンシールド機を地中に設置するのに、発進坑なしに
行うことができ、工程や工費の削減及び工期の短縮を図
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明のオープンシールド工法の１実
施例を示すもので、各工程の正面図、第４図は第１図の
工程の縦断側面図、第５図は第３図の工程の縦断側面図
、第６図はその後の工程の縦断側面図、第７図は従来例
を示す縦断側面図である。ｌ・・・オープンシールド機１ａ・・・側壁板　　１ｂ・・・底板１ｃ・・・テール部３・・・推進ジヤツキ４・・・地中構造物６・・・発進坑８・・・梁部材１０・・・刃口５・・・埋戻し７・・・受圧部材９・・・反力受は部材１１・・・到達坑

Claims

【特許請求の範囲】

（１）左右側壁板を梁部材等で連結して前面、後面及び
上面のみならず、下面も底板なしの開口としたオープン
シールド機を使用し、地上に置いた該オープンシールド
機の下面を掘り下げて、地中にこのオープンシールド機
を沈設し、次いでシールド機の前面又は上面開口より発
進坑の前方の土砂を掘削し、かつ排土し、また、オープ
ンシールド機の側板の内側に推進ジャッキを後方に向け
て配設し、そして該推進ジャッキを伸長して地盤に反力
をとってシールド機を前進させ、コンクリート函体等に
よる第１番目の地中構造物を上方から吊り降し、シール
ド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方にセット
し、次いで、同様にシールド機の前面又は上面から土砂
を掘削しかつ排土しこの第１番目の地中構造物を反力と
してシールド機を前進させ、前記第１番目の地中構造物
の前に第２番目の地中構造物をシールド機のテール部内
に吊り降し、以下、同様の掘進及び地中構造物のセット
工程を繰返して、順次地中構造物を縦列に地中に埋設し
、後方の地中構造物上に埋戻しを施すことを特徴とする
オープンシールド工法。
（２）オープンシールド機の側壁下端に沿って、断面三
角匣状の刃口を下向きに設けた請求項第１項記載のオー
プンシールド工法。