JPH07304514A - 折り畳まれた布製品のホルダ並びに搬送、貯蔵及び出荷装置 - Google Patents
折り畳まれた布製品のホルダ並びに搬送、貯蔵及び出荷装置Info
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- JPH07304514A JPH07304514A JP6120710A JP12071094A JPH07304514A JP H07304514 A JPH07304514 A JP H07304514A JP 6120710 A JP6120710 A JP 6120710A JP 12071094 A JP12071094 A JP 12071094A JP H07304514 A JPH07304514 A JP H07304514A
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Abstract
で折り畳まれた後の布製品の搬送、貯蔵および出庫を省
スペースかつ少人数で行えるようにする。 【構成】 折り畳まれた布製品の両面をホルダ1に設け
た懸垂方向の対向部材11、12で縦方向に保持して搬
送、貯蔵または出庫を行う。ホルダ1は、搬送装置のレ
ール3及び貯蔵装置のストレージレール33に沿って走
行する車輪2に懸吊されている。対向部材11、12
は、布製品の面を車輪2の走行方向と直交する方向に保
持するように設け、ホルダ1は前記直交する方向のピン
22まわりに倒伏可能に懸吊する。ホルダ1の好ましい
構造は、対向部材11、12の上部両側相互を2個のリ
ンク15、16を備えた連結部材14で連結し、リンク
15、16の枢着点を懸吊する構造である。貯蔵装置の
複数のストレージレールにゲートを介して出庫レール3
8を接続し、制御装置で指令されたゲートを開く。
Description
れる業務用のシーツやタオルや浴衣などの布製品を洗浄
する自動クリーニングラインなどで使用される処理済み
の折り畳まれた後の布製品のホルダおよび当該ホルダを
用いた搬送、貯蔵および出荷装置に関するものである。
ル、浴衣などの業務用布製品の自動クリーニングライン
では、従来からバッグを用いた懸吊式の搬送装置が広く
利用されている。この種の装置では、通常、バッグを懸
吊する車輪が洗濯物の自重によってレール上を滑って走
行するようになっている。
布製品(洗濯物)を顧客別および布製品の種類別に区分
けして、区分けしたものを所定量ずつバッグに入れ、各
バッグ毎に顧客名や種別名や洗濯方法などの一組の情報
を対応させ、このバッグをクリーニング工場の上部空間
に配置したレールに沿って走行する車輪に連結されたハ
ンガに懸吊し、1バッグを1単位として順次洗濯機に送
り込むようにしている。バッグは底が開閉可能で、底を
開くことによって中の布製品が洗濯機に投入される。各
バッグに対応させた情報は、バッグの移動に伴ってその
移動位置に対応するメモリ(例えばコンピュータの記憶
装置の特定の領域)に移動し、最終的には洗濯機の制御
装置に引き渡される。
水機を経た後、スプレッダで拡げられ、アイロナーでア
イロン掛けされた後、フォルダで折り畳まれる。従来の
自動クリーニングラインでは、フォルダで折り畳まれた
布製品は、通常はベルトコンベアで搬送されながら作業
者によって同一顧客の同一種類の布製品毎に所定枚数ず
つ束ねられ、客先および種類毎に用意された手押し車に
搭載される。そして手押し車が一杯になると、当該手押
し車は出荷ヤードへ人手により搬送され、出荷待ち状態
となる。
ニングラインにおける布製品の入荷からフォルダを出る
までの作業は、前述したバッグ搬送システムの採用など
により、ある程度自動化されている。しかしながらフォ
ルダを出た後の処理の自動化は現在までのところあまり
進んでおらず、処理済みの布製品の仕分けを伴う搬送に
多数の人手を要しており、また手押し車による搬送や出
荷までの一時貯蔵に非常に広い工場スペースを必要とし
ていた。
れたもので、折り畳まれた後の布製品の搬送、貯蔵およ
び出荷を省スペースでかつ少人数で行うことができる自
動化システムを構成することが可能な技術手段を得るこ
とを課題としている。
折り畳まれた布製品の両面をホルダ1、1a、1bに設
けた懸垂方向の対向部材11、12、11a、12a、
11b、12bで保持して搬送することを特徴とするも
ので、ホルダ1、1a、1bは、従来のバッグシステム
のバッグと同様に、レール3に沿って走行する車輪2に
懸吊されて自重又は適宜な駆動装置により走行する。
材11、12、11a、12a、11b、12bを折り
畳まれた布製品の面を上記車輪2の走行方向と直交する
方向に保持するように配置し、ホルダ1、1a、1bの
上部側を前記車輪2の走行方向と直角に交叉する水平方
向のピン22で揺動自在に懸吊する構造が好ましい。
たは排出ステーションには、ホルダ1、1a、1bの下
方部分に係合して当該ホルダをピン22まわりに倒伏さ
せる倒伏部材52と、倒伏したホルダの対向部材の一方
11、11a、11bに連接する傾斜台53とを設け、
折り畳まれた布製品が傾斜台53で案内されてホルダ
1、1a、1bに受入れられ、またはホルダ1、1a、
1bから排出されるようにする。
2a、11b、12bは、下端を所定間隔(保持しよう
とする布製品の折り畳み厚さに対応する間隔)を隔てて
相互揺動可能に連結し、上端相互が前記下端の間隔より
広い間隔で開くことができるように、懸垂方向に設けら
れる。
対向部材11、12、11a、12a、11b、12b
の上部両側相互を連結部材14、14a、14bで連結
し、この連結部材の中央を前記ピン22でハンガブラケ
ット21の両端に枢着し、このハンガブラケットの中央
上端に車輪2を軸支する構造である。
ぞれの側の対向部材11、12、11a、12a、11
b、12bに枢着し、先端相互を前記ピン22で連結し
た2個のリンク15、16で構成できる。リンク15、
16は、保持している折り畳まれた布製品の自重により
上凸方向に屈曲して、対向部材11、12、11b、1
2bを近接させ、布製品を挟持する。また2個のリンク
15、16が直線状に変位したとき、対向部材11、1
2、11b、12bの間隔が拡げられる。
21に連結部材14bの枢着点を越えて延びる延在部5
5を設けると共に、対向部材の少なくとも一方11bに
ホルダが倒伏したときに上記延在部55と当接するスト
ッパ56を設けらることにより、対向部材11b、12
bの開閉をより確実にできる。
て、折り畳まれた布製品のストッカおよび出庫装置を構
成できる。ストッカは、上下左右に平行に配置された水
平方向の多数のストレージレール33を備えている。各
ストレージレールは、その出口側がゲート35および合
流部36を経て出庫レール38に連結され、入口側が分
岐部34を経て入庫レール37に連結される。各ストレ
ージレールにはそれぞれのレール毎に予め定められた種
類の折り畳まれた布製品が割り当てられ、当該レール上
を走行する車輪2に懸吊されたホルダ1、1a、1bが
密着した状態で収容される。各ホルダ1、1a、1bに
は、折り畳まれた布製品が予め定められた単位ユニット
ずつ保持される。
設けることにより構成される。制御装置6は、カード読
取部62および/または暗証番号入力部63を備えたも
のとし、前記各ストレージレールのゲート35部分に通
過するホルダ1、1a、1bを検出するセンサ64を設
ける。更に制御装置6には、センサ64の検出信号をカ
ウントするカウンタ65とゲート35の開閉指令手段6
6と顧客のIDコードを含む出荷予定リストを記憶した
記憶部61とIDコードの照合手段67とを設ける。制
御装置6は、カード読取部62または暗証番号入力部6
3から入力された信号が前記出荷リストのIDコードの
いずれかと一致したときに、そのIDコードに対応する
ゲート35に開信号を出力してカウンタ65で計数され
る数のホルダ1、1a、1bを出庫レール38に送り出
す。
貯蔵は、折り畳まれた布製品の面を水平にして行われる
のが普通であった。そのために搬送中の姿勢が安定せ
ず、ハンガで懸吊して搬送するものでは、ハンガをL字
形にして受台を設ける必要があるため、搬送や貯蔵に広
いスペースを必要とした。またベルトコンベア等とハン
ガの間で製品を受け渡す際には、製品を一旦持ち上げて
やらねばならず、そのため人手やロボット等を必要とし
た。
まれた布製品の面を鉛直方向にして対向部材11、12
で挟持ないし保持した状態で搬送および貯蔵を行うた
め、搬送中の製品の姿勢が安定し、ホルダも小型にでき
る。またホルダ1の上方部分を懸吊して搬送でき、特に
ホルダ内での折り畳まれた布製品の面をホルダを懸吊す
る車輪2の走行方向と直交する方向にしたものでは、ホ
ルダ1を密に並べて配置でき、収納スペースを非常に小
さくできる。またこのホルダを上記車輪2の走行方向と
直角に交叉する水平方向のピン22で揺動自在に懸吊す
る構造によれば、請求項8に記載した構造等により、ベ
ルトコンベア等とホルダ1との間での折り畳まれた布製
品の受け渡しを容易に自動化できる。
向部材11、12の間隔を拡縮自在としたものは、ホル
ダ1とコンベア等との間での製品の受け渡しを円滑にで
きるとともに、搬送や貯蔵中は対向部材11、12が折
り畳まれた布製品を挟持するので、より確実に製品を保
持できる。対向部材11、12の上部両側の連結部材1
4を2個のリンク15、16を含む構成としたものは、
製品の受け渡しのためにホルダ1を倒伏したときにリン
ク15、16が伸長して対向部材11、12相互の間隔
が開き、ホルダ1が垂直に懸吊されたときには自重によ
りリンク15、16が屈曲して対向部材11、12の間
隔が狭められるという合理的な構造にできる。
ぐ底部材13をステンレス板で一体に形成することによ
り、ホルダの寸法を小さくできるとともに、対向部材1
1、12と布製品との間の滑りが良く、ホルダ1への折
り畳まれた布製品の出し入れを円滑にできる。
ホルダ1が折り畳まれた布製品を安定に保持し、ホルダ
1はストレージレール33の長手方向の寸法が小さくか
つ複数のホルダ1をストレージレール33の長手方向に
密に配置できるため、小さな空間でより多くの折り畳ま
れた布製品を収容できる。
製品をその客先や製品の種類毎に区分して、1本のスト
レージレール33毎に貯蔵できるため、請求項11に記
載した手段等により、製品毎の出荷が容易に自動化でき
る。特に近時は労働時間の短縮と週休2日制の労働が要
望される反面、ホテル等のサービス業では無休営業が行
われる傾向にあり、このギャップを埋める手段として省
スペースで大量の洗濯済み布製品を貯蔵できかつその出
荷作業を自動化できる本発明の貯蔵および出荷装置が有
効である。
て説明する。図1はホルダと搬送レールの一部を示した
ものである。レール3は、断面が逆T形で、ホルダ1は
そのT形のフランジ部分の上面を転動する車輪2にハン
ガブラケット21を介して懸吊されている。車輪2はコ
字形のハンガブラケット21の中央上端に連結され、ホ
ルダ1はハンガブラケット21の両端に車輪2の走行方
向と交叉する水平方向のピン22で揺動自在に懸吊され
ている。
来のバッグ搬送システムでは、レール3を水平面に対し
て若干傾斜して装架し、車輪2が搬送する布製品の自重
によってレール3の高い方から低い方へと走行するよう
にしているのが普通である。この発明のホルダ1の搬送
ラインでも同様な構造が採用できる。
して底部材13と対向部材11、12とを形成してい
る。対向部材11、12は下端が連結された状態で鉛直
方向に延びて対向しており、洗濯等の処理が終了して折
り畳まれた布製品4がその折り畳み面を鉛直方向にして
この対向部材11、12の間に挟持された状態で収容さ
れる。対向部材11、12の上部両側は、2個のリンク
15、16を備えた連結部材14で連結されており、こ
の連結部材の中央部に前記ピン22によりハンガブラケ
ット21が連結されている。
された布製品の側方への脱落を防止する押え帯17がそ
の両端を対向部材11、12に接着して設けられてい
る。この押え帯17は伸縮性のあるたとえばバイヤス織
りの織布等によって形成される。
11、12はその上端の間隔が開く方向のバネ性を備え
ている。対向部材11、12の上部両端を繋ぐ連結部材
14は、2個のリンク15、16を備え、このリンク1
5、16はピン22で相互に連結され、かつ他端はそれ
ぞれピン22と平行な方向のピン18、19で対向部材
11、12に枢着されている。そしてハンガブラケット
21はピン22まわりに回動自在に連結されてホルダ1
を懸吊している。
ルダ1が垂直に懸吊されたときは、連結部材14の中央
部が上方に引き上げられ、リンク15、16が上凸方向
に屈曲して、対向部材11、12の間隔を狭めるように
絞る(図2(a)参照)。この作用により対向部材1
1、12の間に挿入された折り畳まれた布製品4は、そ
の両面を対向部材11、12で挟持された状態で保持さ
れる。一方後述するように、ホルダ1を倒伏する等して
リンク15、16の長手直角方向にかかる力を解放した
ときは、図2(b)に示すように、対向部材11、12
を形成するステンレス板のスプリング力でリンク15、
16が直線状に伸ばされた状態となり、対向部材11、
12の上部相互の間隔が拡げられる。
て、図1の搬送装置のホルダ1に折り畳まれた布製品4
を送り込む部分のライン構成の一例を示したものであ
る。フォルダ47から折り畳まれた状態でベルトコンベ
ア41上に送出された布製品は、ベルトコンベア41で
送られた結束機42で所定枚数を束ねて結束され、ベル
トコンベア41の端部に送出されてくる。ベルトコンベ
アの端部には搬送装置のレール上を走行してきたホルダ
を垂直に昇降させるエレベータ43が設けられている。
空であり、連結部材14に係る自重が小さいため、リン
ク15、16は伸ばされた状態となっており、対向部材
11、12の上端の間隔は開いている。エレベータ43
の下方には揺動する腕44が設けられており、この腕4
4が揺動してエレベータ43の下端に達したホルダ1を
図4に示すように傾斜させる。
たホルダの対向部材の一方11と連接するように傾斜台
45が設けてあり、ベルトコンベア41で送られてきた
折り畳まれた布製品4は、ベルトコンベア41の先端に
達した後、傾斜台45を滑り下り、傾斜状態で保持され
たホルダ1の中に落としこまれる。次に腕44が元の位
置に復帰して、ホルダ1は鉛直状態となり、収容された
布製品の自重によって対向部材11、12が図2(a)
に示すように絞られて、収容された布製品の面を両側か
ら挟持する。
グライン全体を制御するコンピュータの表示装置で、ベ
ルトコンベア41からホルダ1へと引き渡された布製品
の客先や種類などの情報を表示する。作業者は受け渡さ
れた実際の製品とこの表示とを確認し、必要があればデ
ータの変更や製品の受け渡し中止などの処理を行う。
搬送してきた布製品を引き渡す際の構造の一例を示した
ものである。この構造ではレールに下降部31と上昇部
32とを設けてあり、V形になった底の位置で折り畳ま
れた布製品4がホルダ1から送出コンベア51へと引き
渡される。レールの下降部31や上昇部32には、ホル
ダ1を牽引する索条(図示されていない)が設けてあ
り、ホルダ1はこの索条に係止されて一定間隔かつ一定
速度でレールの下降部31を下降し上昇部32を上昇し
ていく。
当接してこれを転動させる倒伏部材52が定位置に固定
して設けられている。下降してきたホルダはこの倒伏部
材に衝突することにより、図5に示すように逆さ向きに
なるまで傾斜させられ、このとき連結部材のリンク1
5、16にかかる長手直角方向の力が解放されてホルダ
の対向部材11、12の間隔が拡がり、収容されていた
布製品4はその挟持力を解放されて、傾斜台53に沿っ
て送出コンベア51上へと滑り落ちる。その後ホッパは
倒伏部材52から外れて鉛直状態となり、レールの上昇
部32に沿って上昇していく。このようにしてホルダ1
に収容された折り畳まれた布製品4を、ホルダ1の搬送
動力以外の何らの動力も用いることなく、送出コンベア
51等に次々と受け渡していくことができる。
の他の実施例を示した図である。図6の第2実施例のホ
ルダ1aは、側面形状を細いL形としたステンレス板製
の枠11a、12aの下辺先端相互を蝶番23で開閉自
在に連結し、対向する枠11a、12aの間に側部にひ
だ25を設けて枠11a、12aの開閉方向に伸縮自在
とした箱形の袋26を嵌め込んだ構造としている。
結部材14aは上下を逆にした1個のL形リンク24で
構成されている。L形リンク24は、その下端27を一
方の枠11aに枢着し、他端28を他方の枠12aに設
けた上下方向のスリット29に摺動かつ揺動可能に係止
してある。ハンガブラケット21は、L形リンク24の
上辺の中央部にピン22で枢着されている。
態ではL形リンクの他端28がスリット29の上端に達
した状態で両枠11a、12aが閉じられる。一方、ホ
ルダ1aの下部に矢印F方向の力が加わって矢印M方向
に倒れたときには、ハンガブラケット21がL形リンク
24の上辺を上方(図6の右方)に引くこととなるの
で、L形リンク24が図6で右回動して枠11aと12
aとを離隔させ、ホルダ1aの上部を開く。
1bは、ホルダ本体を第2実施例と同様な蝶番23を備
えた枠構造とし、連結部材11bとして第1実施例と同
様な2個のリンク15、16を備えた構造とすると共
に、両枠11b、12bを閉方向に付勢するバネ54を
設け、かつハンガブラケット21がリンク15、16を
連結するピン22回りに回動したとき(ホルダが傾斜し
たとき)に枠11b、12b相互がハンガブラケット2
1のテコ作用で強制的に開かれるようにしたものであ
る。
ガブラケット21は、連結部材14bとの枢着位置を越
える延在部55を有しており、枠の一方11bにはホル
ダ1bが倒伏したときにハンガブラケットの延在部55
の先端と当接するストッパ56が設けられている。ホル
ダ1bが図7(a)に示す懸吊状態にあるときには、第
1実施例で説明したリンク15、16の作用およびバネ
54の力で枠11b、12bは閉状態(折り畳まれた布
製品を挟持して保持する状態)になっている。一方、ホ
ルダ1bの下端に外力Fが加わってホルダ1bがハンガ
ブラケット21に対して相対倒伏すると、その倒伏途中
においてはバネ54の力により枠11b、12bは閉状
態を保ち、ハンガブラケットの延在部55がストッパ5
6に当接したあと更に倒伏したとき、今度はストッパ5
6回りに相対倒伏するハンガブラケット21がへ字形に
屈曲しているリンク15、16の連接部をテコ作用によ
り下方に押し下げるように働き、枠11b、12bを開
く。
部材)11b、12bの開閉動作を第1実施例や第2実
施例のものより確実に制御できるという長所がある。
たような搬送装置で搬送される折り畳まれた布製品は、
図8、9に示すような装置で貯蔵し出荷することができ
る。図8、9に示すストッカは、上下左右方向に配置さ
れた平行な水平方向のストレージレール33・・・の多
数を備えており、そのストレージレールの1本1本に貯
蔵される布製品の客先と種類とが予め定められている。
各ストレージレール33の入口側には分岐部34が設け
られており、入庫レール37を移動してきたホルダは、
その中に収容されている布製品の種類に応じてコンピュ
ータ制御で各分岐部34を動作させることにより、自動
的に仕分けられて対応するストレージレールに送りこま
れる。
5が設けられており、このゲート35は通常は閉鎖され
た状態にあるため、各ストレージレール33に送りこま
れたホルダ1は先に送りこまれているホルダと当接し
て、次々と重ね合わされたような状態で貯蔵空間内に貯
蔵される。ストッカの各ストレージレール毎の客先や種
別は、制御装置6の記憶部61に記録されている。
品は、たとえば集荷用のトラックが回送されてきてその
運転手が出荷カードを制御装置6のカード読取部62に
差し込み、あるいは予め定められた暗証番号を制御装置
のキー入力部63から入力することにより、制御装置6
に入力された信号と制御装置の記憶部61に記録された
出荷リストの客先IDコードとを照合し、両者の照合が
確認されたら当該IDコードに基いてこれに対応するゲ
ート35を開けることによって、対応するストレージレ
ール33から合流部36を経て出庫レール38へと送り
出されてくる。
き、ゲート部分を通過するホルダ1の数をこのセンサの
信号に基づいて制御機のカウンタ65でカウントするこ
とにより、出荷個数を管理できる。出庫レールに送りこ
まれたホルダからは、たとえば図5に示すような手段に
より、収容された布製品が排出されるから、運転手はこ
れをトラックに積込み、あるいは排出装置をトラックの
荷台内に挿入されるように構成して自動的に積込み、空
になったホルダを再び前述した搬送ラインへと送り戻す
ようにする。このようにすることにより、多数の客先に
対する多種の布製品の貯蔵および出荷管理を大幅に自動
化することが可能となるとともに、出荷待ちの布製品の
貯蔵スペースを最小にできる。
難であった折り畳まれた後の布製品の搬送や貯蔵を小さ
なスペースでかつ少ない人数で行うことが可能となり、
自動クリーニング工場等における処理ラインの設置スペ
ースの削減や作業者の削減を図ることができ、また従来
重作業であった処理済布製品の仕分けや搬送作業を軽作
業にできる。
貯蔵量の増大とその出荷作業の自動化により、労働時間
の短縮を図ることも可能である。また1個のホルダに一
定量の布製品が収容された状態で貯蔵および出荷が行わ
れるため、数量管理を正確に行うことができ、処理ライ
ン中で生じた損傷品や欠品の管理も正確に行うことがで
きるという効果がある。
図
を模式的に示す斜視図
式的に示す側面図
模式的に示す側面図
平面図
Claims (11)
- 【請求項1】 三次元空間に装架された1本または分岐
された複数本のレール(3) に沿って走行する車輪(2) に
懸吊される折り畳まれた布製品のためのホルダにおい
て、折り畳まれた布製品の両面のそれぞれに押接される
懸垂方向の対向部材(11,12,11a,12a,11b,12b) がその下
端側を相互に連結して設けられ、この対向部材が折り畳
まれた布製品(4) の前記面を鉛直方向にして挟持するこ
とを特徴とする、折り畳まれた布製品の搬送用ホルダ。 - 【請求項2】 前記対向部材(11,12,11a,12a,11b,12b)
は折り畳まれた布製品の前記面を前記車輪の走行方向と
直交する方向にして挟持することを特徴とする、請求項
1記載のホルダ。 - 【請求項3】 前記対向部材(11,12,11a,12a,11b,12b)
の下端が所定間隔を隔てて連結され、当該対向部材は、
その上端が前記下端の間隔より広い間隔で開くことがで
きるように、その下端まわりに揺動可能であることを特
徴とする、請求項1記載の折り畳まれた布製品のための
ホルダ。 - 【請求項4】 前記対向部材(11,12,11a,12a,11b,12b)
の上部両側が連結部材(14,14a,14b)で連結されており、
前記車輪(2) の走行方向と直角に交差する方向の水平方
向のピン(22)で前記連結部材の中央がコ字形のハンガブ
ラケット(21)の両端に枢着され、前記ハンガブラケット
(21)の中央上端が前記車輪(2) に連結されている、請求
項2、3記載の折り畳まれた布製品のためのホルダ。 - 【請求項5】 前記連結部材(14,14b)が前記ピン(22)で
一端相互を連結された2個のリンク(15,16) を含んで構
成され、保持している折り畳まれた布製品の自重により
前記リンク(15,16) が上凸方向に屈曲することにより、
対向部材(11,12,11b,12b) が絞られて折り畳まれた布製
品を挟持し、2個のリンク(15,16) が直線状に変位する
ことにより、対向部材(11,12,11b,12b) の間隔が拡げら
れることを特徴とする、請求項4記載の折り畳まれた布
製品のためのホルダ。 - 【請求項6】 ハンガブラケット(21)が連結部材(14b)
の枢着点を越えて延びる延在部(55)を備え、対向部材の
少なくとも一方(11b) にホルダが倒伏したときに上記延
在部(55)と当接するストッパ(56)が設けられているるこ
とを特徴とする、請求項5記載の折り畳まれた布製品の
ためのホルダ。 - 【請求項7】 三次元空間に架設された1本または分岐
した複数本のレール(3) に沿って自重によりまたは索条
により牽引されて走行する車輪(2) にハンガブラケット
(21)を介して懸吊したホルダ(1,1a,1b) に折り畳まれた
布製品を搭載して搬送する折り畳まれた布製品の搬送装
置において、ホルダ(1,1a,1b) が懸垂方向の対向部材(1
1,12,11a,12a,11b,12b) を備え、折り畳まれた布製品は
前記対向部材でその両面を鉛直方向にした姿勢を保持さ
れて搬送されることを特徴とする、折り畳まれた布製品
のための搬送装置。 - 【請求項8】 ホルダ(1,1a,1b) の対向部材(11,12,11
a,12a,11b,12b) は折り畳まれた布製品の面を上記車輪
(2) の走行方向と直交する方向に保持する位置関係で配
置されており、このホルダ(1,1a,1b) と上記車輪(2) と
の間にハンガブラケット(21)が介在しており、ホルダ
(1,1a,1b) はその上部側を前記車輪(2) の走行方向と直
角に交叉する水平方向のピン(22)まわりに揺動自在にし
てハンガブラケット(21)に懸吊されており、ホルダ(1)
への折り畳まれた布製品の受入または排出ステーション
には、ホルダ(1,1a,1b) の下方部分に係合して当該ホル
ダを前記ピン(22)まわりに揺動して倒伏させる倒伏部材
(52)と、倒伏したホルダの上記対向部材(11,12,11a,12
a,11b,12b) の一方に連接して折り畳まれた布製品を案
内する傾斜台(53)とが備えられていることを特徴とす
る、請求項7記載の折り畳まれた布製品のための搬送装
置。 - 【請求項9】 ホルダが請求項5または6記載のホルダ
である、請求項7記載の搬送装置。 - 【請求項10】 上下左右に平行に配置された水平方向
の多数のストレージレール(33)を備え、各ストレージレ
ールはその出口側にゲート(35)を備えるとともに入口側
が分岐部(34)を介して入庫レール(37)に連結され、出口
側がゲート(35)の後流側の合流部(36)を介して出庫レー
ル(38)に連結されており、各ストレージレールにはそれ
ぞれのレール毎に予め定められた種類の折り畳まれた布
製品が割り当てられており、各ストレージレールにはこ
れに沿って走行する車輪(2) に懸吊されたホルダ(1,1a,
1b) が収容され、各ホルダ(1,1a,1b) には折り畳まれた
布製品がその両面を前記車輪の走行方向と直交する鉛直
方向にして予め定められた単位ユニットずつ保持される
ことを特徴とする、折り畳まれた布製品のためのストッ
カ。 - 【請求項11】 請求項10記載のストッカと制御装置
(6) とを備え、制御装置(6) はカード読取部(62)および
/または暗証番号入力部(63)を備え、前記各ストレージ
レールのゲート(35)部分には通過するホルダ(1,1a,1b)
を検出するセンサ(64)が設けられ、制御装置(6) は前記
センサの検出信号をカウントするカウンタ(65)と前記ゲ
ートの開閉指令手段(66)と顧客のIDコードを含む出荷
予定リストを記憶した記憶部(61)とIDコードの照合手
段(67)とを備えており、カード読取部(62)または暗証番
号入力部(63)から入力された信号が前記出荷リストのI
Dコードのいずれかと一致したときに、そのIDコード
に対応するゲート(35)に開信号を出力してカウンタ(65)
で計数される数のホルダ(1,1a,1b) を出庫レール(38)に
送り出すことを特徴とする、折り畳まれた布製品のため
の出庫装置。
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