JP3633679B2 - ピッキング方法、ピッキング装置およびピッキング梱包システム - Google Patents

ピッキング方法、ピッキング装置およびピッキング梱包システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別にし、それらをオーダ別に仕分けるピッキング方法およびピッキング装置、このピッキング装置を備えたピッキング梱包システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ピッキング梱包システムにおいては、例えば、商品や部品などの複数の物品を一括して保管し、オーダのあった物品をオーダ先へ配送するようにした物流センターなどにおいて採用されている。
【0003】
そして、このようなピッキング梱包システムに用いられているピッキング方法としては、トータルピッキングと呼ばれる方法がある。このトータルピッキングについて順に説明すると、例えば、ピッキング部に複数の物品が種類別に収納されており、ある物品についてオーダのあった個数、例えば100オーダ分を、人手で、一度にピッキングしてコンテナなどにまとめて入れる。
【0004】
このコンテナを床面上に設置されたローラコンベヤやベルトコンベヤなどのコンベヤ上に載せ、このコンベヤでオーダ別仕分部へ搬送する。
【0005】
オーダ別仕分部では、コンベヤで搬送されてきたコンテナの中の物品を人手で1個ずつピッキングしてオーダ別の配送箱に入れたり、ソータなどを用いてオーダ別に仕分けしてオーダ別の配送箱に入れる。オーダされた全ての物品が入れられた配送箱は、配送を行なう配送部へ搬送する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、ピッキング部でオーダ分をピッキングした物品を、オーダ別仕分部でオーダ別にさらにピッキングしなければならず、ピッキング工程が2度繰り返され、作業効率が悪く、作業時間もかかる問題がある。
【0007】
また、ピッキング部でピッキングした物品をコンテナに入れ、このコンテナを床面上に設置されたローラコンベヤやベルトコンベヤなどのコンベヤに載せて搬送するため、コンベヤを設置するスペースを非常に広く必要とし、スペース効率が悪く、装置全体が大形化する問題がある。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、作業効率を向上させるとともに、空間を利用することによりスペース効率を向上させて、設備全体を小形化できるピッキング方法およびピッキング装置、このピッキング装置を備えたピッキング梱包システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のピッキング方法は、物品を収納して吊下げ状態で搬送可能な複数の搬送用吊下容器を用いたピッキング方法であって、物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングする工程と、バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納する工程と、バッチ毎に物品を収納したオーダ別の搬送用吊下容器を吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送する工程と、オーダ別仕分部にて、バッチ毎に物品を収納したオーダ別の搬送用吊下容器をオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させる工程とを具備しているものである。
【0010】
そして、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させることにより、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に仕分けることが可能となる。さらに、搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送することにより、床面スペースを有効に利用可能となる。
【0011】
請求項2記載のピッキング方法は、物品を収納して吊下げ状態で搬送可能な複数の搬送用吊下容器を用いたピッキング方法であって、物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングする工程と、バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納する工程と、バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送する工程と、バッチ毎の仕分開始時にオーダ別の伝票ハンガーをオーダ別仕分部にてオーダ別に仕分ける工程と、1つのバッチの仕分開始時にオーダ別の伝票ハンガーをオーダ別仕分部に搬送した後に、対応するバッチの物品を収納したオーダ別の搬送用吊下容器を吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送する工程と、オーダ別仕分部にて、1つのバッチの仕分開始時にオーダ別の伝票ハンガーをオーダ別に仕分けた後に、対応するバッチのオーダ別の搬送用吊下容器をオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させる工程とを具備しているものである。
【0012】
そして、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分けた後に、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させることにより、いわゆるトータルピッキングでありながらピッキングと同時にオーダ別に物品を仕分けることが可能となり、しかも、1つの仕分場所に複数のバッチ分の搬送用吊下容器を順次仕分けた場合でも、伝票ハンガーによってバッチ毎の搬送用吊下容器の区切りを判別でき、例えばバッチ毎に搬送用吊下容器を処理するような作業をしなくても次のバッチの仕分が可能であるように、効率的なバッチ運用ができる。さらに、搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送することにより、床面スペースを有効に利用可能となる。
【0013】
請求項記載のピッキング装置は、物品を収納して吊下げ状態で搬送可能な複数の搬送用吊下容器と、物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするピッキング部と、バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に前記各搬送用吊下容器に収納する収納部と、バッチ毎に物品を収納したオーダ別の搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送する搬送手段と、バッチ毎に搬送手段で搬送してくるオーダ別の搬送用吊下容器をオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させるオーダ別仕分部を具備しているものである。
【0014】
そして、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させることにより、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に仕分けることが可能となる。さらに、搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送することにより、床面スペースを有効に利用可能となる。
【0015】
請求項4記載のピッキング装置は、物品を収納して吊下げ状態で搬送可能な複数の搬送用吊下容器と、物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするピッキング部と、バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に前記各搬送用吊下容器に収納する収納部と、バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態で搬送した後に、対応するバッチ の物品を収納した搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送する搬送手段と、バッチ毎の仕分開始時に搬送手段で搬送してくるオーダ別の伝票ハンガーをオーダ別に仕分けた後に、搬送手段で搬送してくる対応するバッチの物品を収納した搬送用吊下容器をオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させるオーダ別仕分部とを具備しているものである。
【0016】
そして、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分けた後に、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させることにより、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に仕分けることが可能となり、しかも、1つの仕分場所に複数のバッチ分の搬送用吊下容器を順次仕分けた場合でも、伝票ハンガーによってバッチ毎の搬送用吊下容器の区切りを判別でき、例えばバッチ毎に搬送用吊下容器を処理するような作業をしなくても次のバッチの仕分が可能であるように、効率的なバッチ運用ができる。さらに、搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送することにより、床面スペースを有効に利用可能となる。
【0017】
請求項5記載のピッキング装置は、請求項3または4記載のピッキング装置において、搬送用吊下容器は、両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、前記ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔は、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されているものである。
【0018】
そして、搬送用吊下容器では、物品を収納する収納袋を索条を介してハンガーで吊り下げた状態で搬送できるようにしたうえで、ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔が、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されているため、収納袋の上面の投入口を両側面方向に広げて、その投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【0019】
請求項6記載のピッキング装置は、請求項3または4記載のピッキング装置において、両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、前記収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されているものである。
【0020】
そして、搬送用吊下容器では、物品を収納する収納袋を索条を介してハンガーで吊り下げた状態で搬送できるようにしたうえで、収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されているため、吊下げ状態で索条が引っ張られると、チューブが収納袋の側面部に接合してその側面部を平行状に伸ばして、投入口を大きく開口させることができ、投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【0021】
請求項記載のピッキング梱包システムは、物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするピッキング部と、バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に搬送用吊下容器に収納するとともに、複数の搬送用吊下容器を吊下げ可能な搬送体にオーダ別の搬送用吊下容器をバッチ別に吊下げる収納部と、バッチ別にオーダ別の搬送用吊下容器を吊下げた搬送体を搬送する搬送手段と、この搬送手段で搬 送する搬送体に付された識別コードを読み取る第1の読取手段と、この第1の読取手段で読み取った識別コードに応じて搬送体をバッチ別に仕分けるライン切換手段と、このライン切換手段にてバッチ別に仕分けられた搬送体を一時的に待機させるとともに、1つのバッチ分の搬送体を集結させた後に1つのバッチ分の搬送体を搬出するバッチ別待機ラインと、このバッチ別待機ラインからバッチ別に搬出され搬送体から搬送用吊下容器を降ろす離脱手段と、搬送用吊下容器の離脱後の搬送体を並列的に待機させる搬送体待機ラインと、前記搬送体から降ろされた搬送用吊下容器に付された識別コードを読み取る第2の読取手段と、前記搬送体から降ろされて識別コードが読み取られた搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送するとともに、識別コードに応じて搬送用吊下容器をオーダ別の梱包作業部に仕分ける仕分手段を有し、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させるオーダ別仕分ラインと、前記梱包作業部で物品から取り出された空の搬送用吊下容器を搬送する空搬送用吊下容器搬送ラインと、この空搬送用吊下容器搬送ラインで搬送される空の搬送用吊下容器を前記搬送体待機ラインから搬出された搬送体に吊り下げる積載手段と、前記空の搬送用吊下容器を吊り下げた搬送体を前記ピッキング部に搬送する供給ラインと、前記梱包作業部に空の梱包箱を搬送する空箱搬送コンベヤと、前記梱包作業部で物品が収納された梱包箱を搬送する実箱搬送コンベヤとを具備しているものである。
【0022】
そして、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分ラインに搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させ、仕分けた搬送用吊下容器から物品を取り出してオーダ別に梱包することにより、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に仕分けることが可能となる。さらに、搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送することにより、床面スペースを有効に利用可能となる。
【0023】
請求項8記載のピッキング梱包システムは、物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするピッキング部と、バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に搬送用吊下容器に収納するとともに、複数の搬送用吊下容器を吊下げ可能な搬送体にオーダ別の搬送用吊下容器をバッチ別に吊下げる収納部と、バッチ別にオーダ別の搬送用吊下容器を吊下げた搬送体を搬送する搬送手段と、この搬送手段で搬送する搬送体に付された識別コードを読み取る第1の読取手段と、この第1の読取手段で読み取った識別コードに応じて搬送体をバッチ別に仕分けるライン切換手段と、このライン切換手段にてバッチ別に仕分けられた搬送体を一時的に待機させるとともに、バッチ別に各バッチ分の搬送体を集結させた後に各バッチ分の搬送体をバッチ別に搬出するバッチ別待機ラインと、このバッチ別待機ラインからバッチ別に搬出される搬送体から搬送用吊下容器を降ろす離脱手段と、搬送用吊下容器の離脱後の搬送体を並列的に待機させる搬送体待機ラインと、前記搬送体から降ろされた搬送用吊下容器に付された識別コードを読み取る第2の読取手段と、バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態で搬送するとともにこれらオーダ別の伝票ハンガーをオーダ別の梱包作業部に仕分けた後に、対応するバッチの搬送体から降ろされて識別コードが読み取られた搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送するとともに識別コードに応じて搬送用吊下容器をオーダ別の梱包作業部に仕分ける仕分手段を有し、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させるオーダ別仕分ラインと、前記梱包作業部で物品から取り出された空の搬送用吊下容器を搬送する空搬送用吊下容器搬送ラインと、この空搬送用吊下容器搬送ラインで搬送される空の搬送用吊下容器を前記搬送体待機ラインから搬出された搬送体に吊り下げる積載手段と、前記空の搬送用吊下容器を吊り下げた搬送体を前記ピッキング部に搬送する供給ラインと、前記梱包作業部に空の梱包箱を搬送する空箱搬送コンベヤと、前記梱包作業部で物品が収納された梱包箱を搬送する実箱搬送コンベヤとを具備しているものである。
【0024】
そして、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分けた後に、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分ラインに搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させ、仕分けた搬送用吊下容器から物品を取り出してオーダ別に梱包することにより、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に仕分けることが可能となり、しかも、1つの仕分場所に複数のバッチ分の搬送用吊下容器を順次仕分けた場合でも、伝票ハンガーによってバッチ毎の搬送用吊下容器の区切りを判別でき、例えばバッチ毎に搬送用吊下容器を処理するような作業をしなくても次のバッチの仕分が可能であるように、効率的なバッチ運用ができる。さらに、搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送することにより、床面スペースを有効に利用可能となる。
【0025】
請求項9記載のピッキング梱包システムは、請求項7または8記載のピッキング梱包システムにおいて、搬送用吊下容器は、両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、前記ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔は、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されているものである。
【0026】
そして、搬送用吊下容器では、物品を収納する収納袋を索条を介してハンガーで吊り下げた状態で搬送できるようにしたうえで、ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔が、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されているため、収納袋の上面の投入口を両側面方向に広げて、その投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【0027】
請求項10記載のピッキング梱包システムは、請求項7または8記載のピッキング梱包システムにおいて、両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、前記収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されているものである。
【0028】
そして、搬送用吊下容器では、物品を収納する収納袋を索条を介してハンガーで吊り下げた状態で搬送できるようにしたうえで、収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されているため、吊下げ状態で索条が引っ張られると、チューブが収納袋の側面部に接合してその側面部を平行状に伸ばして、投入口を大きく開口させることができ、投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0030】
図1はピッキング梱包システムの構成図を示す。ピッキング梱包システムは、トータルオーダピッキングを行なうものであり、物品保管部1、バッチ別待機部2、オーダ別仕分部3の各エリアを備え、物品の搬送用に後述する搬送用吊下容器としてのハンガー体4を用い、このハンガー体4の各エリア間の搬送を搬送手段5にて行なう。
【0031】
図2はハンガー体4の斜視図を示す。このハンガー体4は、ハンガー11、収納袋12、例えば紐やワイヤなどの一対の索条13を有する。
【0032】
ハンガー11は、ほぼ水平状の基部14を有し、この基部14の上側にパイプなどに引掛可能とする引掛部15が形成されているとともに、基部14の両端にアーム部16が形成されている。各アーム部16の先端側は基部14に対して下降する傾斜状に形成され、そのアーム部16の先端部に引掛溝部17が形成されている。なお、両アーム部16の先端間の距離は収納袋12の幅よりも広く形成されている。
【0033】
収納袋12は、底面部18、前面部19、後面部20および両側に側面部21を有する袋状に形成され、上面側に投入口22が開口形成されているとともに内部に収納空間23が形成されている。収納袋12の少なくとも前面部19は、透明な軟質合成樹脂製またはネット状で収容物を目視できるように構成されている。前面部19の上縁位置は後面部20および両側面部21の上縁位置よりも低く、投入口22が大きくあけられており、物品を容易に入れることができるようになっている。後面部20の上部両端近傍に通孔24が形成されているとともに、両側面部21の上部近傍に一対の通孔24が形成されている。
【0034】
各索条13は、一端が、後面部20の通孔24の外から内に通され、側面部21の後面部20側に近い一方の通孔24の内から外に通されるとともに他方の通孔24の外から内に通され、他端に結ばれており、ハンガー11の各引掛溝部17に引っ掛けられる。両側面部21の外側を通る索条13の部分はチューブ25に通されている。
【0035】
そして、ハンガー11によって収納袋12を吊り下げた状態とすると、ハンガー11の両アーム部16の先端間の距離が収納袋12の幅よりも広いので収納袋12が幅方向に引っ張られ、かつ、チューブ25が側面部21の外面に押し当てられて側面部21が平行に伸ばされるとともにチューブ25の端面部が後面部20側に対してほぼ垂直に押し当てられて側面部21が後面部20に対してほぼ垂直状に成形され、これらにより、収納袋12の投入口22が大きく開口され、物品を収納しやすい。
【0036】
また、ハンガー11の基部14の前面側には表示板26が取り付けられ、この表示板26には識別コードを表す読取媒体としてのバーコード27を表示したラベル28が貼り付けられている。さらに、ハンガー11の基部14の後面側にはほぼL字状のフック29が突設され、図3に示すように、例えば洋服を吊り下げたハンガーなどの吊下げ物品を引っ掛けることができる。
【0037】
次に、図1に示すように、物品保管部1は、物品保管エリアaとして複数列の収納庫31を有するとともに複数列の自動倉庫32を有し、それらが並列に設置されている。
【0038】
各収納庫31は、商品や部品などの物品を種類別に収納された収納ブロック33を有し、ピッキング時において、作業員により収納ブロック33内から必要数の物品をピッキングする。したがって、この収納ブロック33のエリアがピッキング部としてのピッキングエリアbとして構成される。
【0039】
自動倉庫32は、物品を収納する複数のケース34が移動可能に設けられているとともに1箇所にピックステーション35が設けられ、ピッキング時において、コンピュータの端末機36にピッキングする物品名および個数が表示されるとともに、ピッキング順に対応する物品を収納したケース34がピックステーション35に自動的に移動され、そのケース34から必要数の物品を順次ピッキングする。したがって、ピックステーション35がピッキング部としてのピッキングエリアbとして構成される。
【0040】
また、収納庫31のエリアには、各収納庫31に補充する物品を搬送するための複数の補充ライン37が収納庫31に沿って設置されている。
【0041】
次に、搬送手段5は、各収納庫31および自動倉庫32に沿って設置された空ハンガー体搬送ライン41を備え、各空ハンガー体搬送ライン41の搬出側はバッチ別待機部2に連なる合流ライン42に接続され、合流ライン42にはバッチ別待機部2の複数列のバッチ別待機ライン43が接続され、複数列のバッチ別待機ライン43の搬出側がオーダ別仕分部3に連なる搬送ライン44に接続され、搬送ライン44に搬送体待機ラインとしてのトロリー待機ライン45が接続され、トロリー待機ライン45に各空ハンガー体搬送ライン41の搬入側に連なる供給ライン46が接続されている。
【0042】
なお、各収納庫31に空ハンガー体搬送ライン41に沿ったエリア、および自動倉庫32のピックステーション35の近傍のエリアが、ピッキングした物品をオーダ別にハンガー体4に収納する収納部としての収納エリアcとして構成される。
【0043】
搬送手段5の各ライン41〜46は、床面より上方に離れた天井面側に設置されるものであり、図3に示すように、各ライン41〜44,46では、複数のハンガー体4を引っ掛けた複数の搬送体としてのトロリー47を吊下げ状態で搬送するように構成され、また、トロリー待機ライン45では、空のトロリー47を吊下げ状態で搬送するとともに並列的に待機させるように構成されている。
【0044】
トロリー47は、ハンガー体4を引っ掛けるパイプ部48およびこのパイプ部48の両端から上方に折曲された一対の支持部49を有し、各支持部49には各ライン41〜46に係合して走行される走行部50が設けられている。パイプ部48の上面には、パイプ部48に沿ってハンガー体4が移動するのを規制する仕切突部51が所定間隔ごとに突設されている。なお、トロリー47の搬送方向の正面には、トロリー47を識別するための識別コードを表す図示しない読取媒体としてのバーコードが表示されたパネルが取り付けられている。
【0045】
なお、図1に示すように、各ライン41〜46の接続部分にはライン切換手段としてのライン自動切換機52がそれぞれ設置され、このライン自動切換機52によりライン間でのトロリー47の合流や分離がスムーズに行なわれる。
【0046】
また、合流ライン42のバッチ別待機ライン43が接続する直前位置には、トロリー47のバーコードを読み取る第1の読取手段としてのバーコードリーダ53が配設されている。
【0047】
また、搬送ライン44とトロリー待機ライン45との間には、トロリー47に吊り下げられた各ハンガー体4をトロリー47から降ろす離脱手段としての離脱機構54が配設されている。さらに、トロリー待機ライン45と供給ライン46との間には、オーダ別仕分部3から送出される空のハンガー体4をトロリー47に積載する積載手段としての積載機構55が配設されている。
【0048】
また、トロリー待機ライン45はハンガー体4を降ろした複数のトロリー47を傾斜状態で並列に待機させる。これにより、トロリー47を直列に待機させる場合に比べて、少ないスペースで多数のトロリー47を待機させることができる。
【0049】
次に、オーダ別仕分部3は、ハンガー体4をオーダ別に仕分ける仕分手段61を有する。この仕分手段61は、ハンガー体4を吊下げ状態で搬送する環状のオーダ別仕分ライン62を備え、このオーダ別仕分ライン62には離脱機構54でトロリー47から降ろされたハンガー体4が搬入ライン63を通じて搬入される。オーダ別仕分ライン62の搬入ライン63の接続部分の直後には、ハンガー体4のバーコード27を読み取る第2の読取手段としてのバーコードリーダ64が配設されている。
【0050】
オーダ別仕分ライン62に沿って分離機65を介してオーダ別の複数のシュート66が2列に並列に配設されており、オーダ別仕分ライン62を搬送されるハンガー体4のうち対応するオーダのハンガー体4を分離機65を介してシュート66に分離するようになっている。
【0051】
図4に示すように、シュート66は、オーダ別仕分ライン62から斜めに下降するレールからなり、オーダ別仕分ライン62から分離されたハンガー体4を吊下げ状態のまま傾斜によって端部が臨む梱包作業部dに導く。
【0052】
複数のシュート66の端部に沿って作業台67が配設され、この作業台67上には物品を梱包箱68に詰めるための梱包テーブル69が配置され、この梱包テーブル69はキャスター70によって移動可能になっている。
【0053】
作業台67の側部には、下段側に、空の梱包箱68を搬送する空箱搬送コンベヤ71が配設され、また、上段側に、物品を詰めた梱包箱68を搬送する実箱搬送コンベヤ72が配設されている。図1に示すように、空箱搬送コンベヤ71は、シュート66の各列に沿って配設され、端部に配設された製函機73で製函された梱包箱68を各シュート66の端部位置に搬送する。実箱搬送コンベヤ72は、シュート66の各列に沿って配設され、物品が詰められた梱包箱68を空箱搬送コンベヤ71とは反対方向に搬送して封函機などに送る。
【0054】
また、図1および図4に示すように、実箱搬送コンベヤ72の上方には、空のハンガー体4を吊下げ状態で搬送する空搬送用吊下容器搬送ラインとしての空ハンガー体搬送ライン74が配設され、この空ハンガー体搬送ライン74からは搬出ライン75を通じて積載機構55に空のハンガー体4を送り出す。
【0055】
なお、搬送対象としては、ハンガー体4以外に、オーダ伝票を入れた伝票ハンガー4a、衣類を吊り下げた衣類ハンガー4bなどがある。衣類ハンガー4bにはハンガー体4のバーコード27と同様に図示しないバーコードが付されている。
【0056】
次に、ハンガー体4を用いたトータルオーダピッキングの動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0057】
なお、一実施の形態として、複数の客先からのオーダを一括してホストコンピュータで管理し、このホストコンピュータの制御により1バッチごとに複数のオーダ分のトータルオーダピッキングを順次行なう場合、まず、物品保管部1にて、物品のピッキングを行なう。なお、物品保管部1の収納庫31および自動倉庫32のピックステーション35の近傍には、空のハンガー体4を複数吊り下げたトロリー47が供給されている。
【0058】
収納庫31においては、携帯型無線端末機などでバッチナンバーを入力すると(ステップ1)、ホストコンピュータからピッキングデータを受信する(ステップ2)。作業員は、携帯型無線端末機でピッキングデータを確認し、トロリー47のバーコードを入力し(ステップ3)、オーダ分の物品をピッキングするとともにオーダ別にハンガー体4の収納袋12に入れるか吊下げ物品の場合にはハンガー体4のフック29に引っ掛け(ステップ4)、ハンガー体4のバーコード27を入力する(ステップ5)。これにより、複数のオーダ分の物品が一括してピッキングされるとともに各ハンガー体4にオーダ別に仕分けされる。そして、バッチナンバーと、トロリー47のナンバーと、オーダ別に物品が収納されたハンガー体4のナンバーとが対応づけられて、ホストコンピュータに管理される。
【0059】
また、自動倉庫32においては、コンピュータの端末機36がホストコンピュータからバッチごとのピッキングデータを受信し、その端末機36にピッキングする物品名および個数を表示するとともに、ピッキング順に対応する物品を収納したケース34をピックステーション35に自動的に移動する。一方、トロリー47のバーコードおよびハンガー体4のバーコード27は自動的に読み取られ、ピックステーション35の近傍位置に自動的に供給する。そして、作業員は、端末機36に表示されたオーダ数の物品をケース34内からピッキングするとともにオーダ別にハンガー体4の収納袋12に入れる。これにより、複数のオーダ分の物品が一括してピッキングされるとともに各ハンガー体4にオーダ別に仕分けされる。そして、バッチナンバーと、トロリー47のナンバーと、オーダ別に物品が収納されたハンガー体4のナンバーとが対応づけられて、ホストコンピュータに管理される。
【0060】
また、オーダ物品が洋服などの場合には、その洋服を吊り下げた衣類ハンガー4bのバーコードを入力して、その衣類ハンガー4bをトロリー47に吊り下げる。
【0061】
なお、1つのトロリー47には1つのバッチに対応する物品が搭載され、別のバッチに対応する物品は別のトロリー47に搭載する。したがって、異なるバッチに対応する物品のピッキングが並行して行なわれても問題はない。
【0062】
次に、物品が搭載されたトロリー47を空ハンガー体搬送ライン41から合流ライン42に搬送し、バッチ別待機部2の手前でバーコードリーダ53によりトロリー47のバーコードを読み取り、そのトロリー47を対応するバッチのバッチ別待機ライン43に仕分けし(ステップ6)、各バッチ別待機ライン43でバッチ別にトロリー47を待機させる(ステップ7)。
【0063】
次に、1つのバッチ別待機ライン43にそのバッチのオーダ分の物品を搭載したトロリー47が全て集結された後(ステップ8)、そのバッチの物品のオーダ別の仕分動作が開始される(ステップ9)。
【0064】
まず、オーダ別の仕分にあたって、複数の伝票ハンガー4aをオーダ別仕分部3に対して投入(吊下げ)する(ステップ10)。この伝票ハンガー4aの投入は、伝票ハンガー4aを搭載したトロリー47を先に流しておいてバッチ別待機ライン43の先頭に待機させておいてもよいし、搬送ライン44の途中で投入してもよい。また、伝票ハンガー4aは、トロリー47の先頭から順に、仕分けされるシュート66の順に対応して吊り下げられている。
【0065】
そして、伝票ハンガー4aを搭載したトロリー47を搬送ライン44で搬送し、離脱機構54により伝票ハンガー4aをトロリー47から降ろし、その伝票ハンガー4aを搬入ライン63を通じてオーダ別仕分ライン62に搬入する。オーダ別仕分ライン62に搬入した伝票ハンガー4aは、先頭の伝票ハンガー4aから順にシュート66に順次分離され、図4に示すように、シュート66の先端側に導かれる。
【0066】
なお、各シュート66はオーダ別に予め割り振られて設定されており、そのシュート66順にオーダ別の伝票ハンガー4aを投入するとともに、その先頭の伝票ハンガー4aから各シュート66に順次仕分けることにより、オーダ別のシュート66と伝票ハンガー4aとの対応がとれるようになっている。
【0067】
続いて、対応するバッチ別待機ライン43に待機されていた全てのトロリー47を搬送ライン44に搬送し、離脱機構54によりハンガー体4および衣類ハンガー4bをトロリー47から降ろし、そのハンガー体4および衣類ハンガー4bを搬入ライン63を通じてオーダ別仕分ライン62に搬入する(ステップ11)。オーダ別仕分ライン62に搬入されるハンガー体4および衣類ハンガー4bのバーコードをバーコードリーダ64で読み取り、読み取ったハンガー体4および衣類ハンガー4bを仕分けるシュート66を確認する。
【0068】
そして、各シュート66の位置において、対応する仕分対象のハンガー体4または衣類ハンガー4bが搬送されてきたら、分離機65によってそのハンガー体4または衣類ハンガー4bをシュート66に分離する(ステップ12)。分離されたハンガー体4または衣類ハンガー4bは、図4に示すように、伝票ハンガー4aに続いてシュート66の先端側に順次導かれる(ステップ13)。
【0069】
また、オーダ別仕分部3において1つのバッチ分の仕分動作が完了したら、次のバッチの仕分動作が開始される。
【0070】
このようにして、オーダ別仕分部3において1つのバッチ分の仕分動作が完了するごとに次のバッチの仕分動作が開始され、例えば、図4に示すように、シュート66には複数バッチ分のオーダA,B,Cのように区分けされる。
【0071】
次に、作業台67上では、作業員により、検品および梱包動作が行なわれる(ステップ14)。すなわち、作業員により、梱包テーブル69を任意のシュート66の端部に移動させ、空箱搬送コンベヤ71から梱包箱68を取り出して梱包テーブル69上に置き、シュート66に掛けられている伝票ハンガー4aからは伝票を取り出し、ハンガー体4からは物品を取り出し、衣類ハンガー4bを外し、伝票と照らし合わせて検品しながら、物品を梱包箱68に詰める。
【0072】
物品を詰め終わった梱包箱68は、実箱搬送コンベヤ72に載せることにより、この実箱搬送コンベヤ72によって次の封函工程へ搬送する(ステップ15)。また、物品を取り出して空となったハンガー体4は、空ハンガー体搬送ライン74に引っ掛けることにより、この空ハンガー体搬送ライン74から搬出ライン75を通じて積載機構55へ送り、物品保管部1へ戻るトロリー47に積載する。
【0073】
以上のように、物品をピッキングするとともにその物品をオーダ別に各ハンガー体4に収納し、その各ハンガー体4をオーダ別仕分部3に搬送してオーダ別に仕分けるため、ピッキングと同時にオーダ別に仕分けることができ、作業効率を向上させることができる。
【0074】
しかも、ハンガー体4を吊下げ状態で搬送するため、床面スペースを有効に利用でき、上方空間を利用することによりスペース効率を向上させて、設備全体を小形化できる。
【0075】
また、小物などの物品と衣類などとを同一のラインで処理できる。
【0076】
【発明の効果】
請求項1記載のピッキング方法によれば、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させるため、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に仕分けることができ、作業効率を向上させることができる
【0077】
請求項2記載のピッキング方法によれば、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分けた後に、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させるため、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に仕分けることができて、作業効率を向上させることができ、しかも、1つの仕分場所に複数のバッチ分の搬送用吊下容器を順次仕分けた場合でも、伝票ハンガーによってバッチ毎の搬送用吊下容器の区切りを判別でき、例えばバッチ毎に搬送用吊下容器を処理するような作業をしなくても次のバッチの仕分が可能であるように、効率的なバッチ運用ができる。
【0078】
請求項記載のピッキング装置によれば、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させるため、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に仕分けることができ、作業効率を向上させることができる
【0079】
請求項4記載のピッキング装置によれば、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分けた後に、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させるため、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に物品を仕分けることができて、作業効率を向上させることができ、しかも、1つの仕分場所に複数のバッチ分の搬送用吊下容器を順次仕分けた場合でも、伝票ハンガーによってバッチ毎の搬送用吊下容器の区切りを判別でき、例えばバッチ毎に搬送用吊下容器を処理するような作業をしなくても次のバッチの仕分が可能であるように、効率的なバッチ運用ができる。
【0080】
請求項5記載のピッキング装置によれば、請求項3または4記載のピッキング装置において、搬送用吊下容器では、物品を収納する収納袋を索条を介してハンガーで吊り下げた状態で搬送できるようにしたうえで、ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔が、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されているため、収納袋の上面の投入口を両側面方向に広げて、その投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【0081】
請求項6記載のピッキング装置によれば、請求項3または4記載のピッキング装置において、搬送用吊下容器では、物品を収納する収納袋を索条を介してハンガーで吊り下げた状態で搬送できるようにしたうえで、収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されているため、吊下げ状態で索条が引っ張られると、チューブが収納袋の側面部に接合してその側面部を平行状に伸ばして、投入口を大きく開口させることができ、投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【0082】
請求項記載のピッキング梱包システムによれば、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分ラインに搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を順に集結させ、仕分けた搬送用吊下容器から物品を取り出してオーダ別に梱包できるため、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に仕分けることができ、物品のピッキングから梱包までの作業効率を向上させることができる。
【0083】
請求項8記載のピッキング梱包システムによれば、バッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするとともにその物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納し、バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送してオーダ別に仕分けた後に、バッチ毎に各搬送用吊下容器をオーダ別仕分ラインに搬送してオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させ、仕分けた搬送用吊下容器から物品を取り出してオーダ別に梱包できるため、いわゆるトータルピッキングでありながら物品のピッキングと同時にオーダ別に仕分けることができ、物品のピッキングから梱包までの作業効率を向上させることができ、しかも、1つの仕分場所に複数のバッチ分の搬送用吊下容器を順次 仕分けた場合でも、伝票ハンガーによってバッチ毎の搬送用吊下容器の区切りを判別でき、例えばバッチ毎に搬送用吊下容器を処理するような作業をしなくても次のバッチの仕分が可能であるように、効率的なバッチ運用ができる。
【0084】
請求項9記載のピッキング梱包システムによれば、請求項7または8記載のピッキング装置において、搬送用吊下容器では、物品を収納する収納袋を索条を介してハンガーで吊り下げた状態で搬送できるようにしたうえで、ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔が、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されているため、収納袋の上面の投入口を両側面方向に広げて、その投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【0085】
請求項10記載のピッキング梱包システムによれば、請求項7または8記載のピッキング装置において、搬送用吊下容器では、物品を収納する収納袋を索条を介してハンガーで吊り下げた状態で搬送できるようにしたうえで、収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されているため、吊下げ状態で索条が引っ張られると、チューブが収納袋の側面部に接合してその側面部を平行状に伸ばして、投入口を大きく開口させることができ、投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す構成図である。
【図2】同上実施の形態の搬送用吊下容器の斜視図である。
【図3】同上実施の形態の搬送手段の一部を示す説明図ある。
【図4】同上実施の形態のオーダ別仕分部の一部の側面図である。
【図5】同上実施の形態のピッキング動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
3 オーダ別仕分部
4 搬送用吊下容器としてのハンガー体
4a 伝票ハンガー
5 搬送手段
11 ハンガー
12 収納袋
13 索条
15 引掛部
16 アーム部
21 側面部
22 投入口
23 収納空間
24 通孔
25 チューブ
43 バッチ別待機ライン
45 搬送体待機ラインとしてのトロリー待機ライン
46 供給ライン
47 搬送体としてのトロリー
52 ライン切換手段としてのライン自動切換機
53 第1の読取手段としてのバーコードリーダ
54 離脱手段としての離脱機構
55 積載手段としての積載機構
61 仕分手段
62 オーダ別仕分ライン
64 第2の読取手段としてのバーコードリーダ
68 梱包箱
71 空箱搬送コンベヤ
72 実箱搬送コンベヤ
74 空搬送用吊下容器搬送ラインとしての空ハンガー体搬送ライン
a 物品保管エリア
b ピッキング部としてのピッキングエリア
c 収納部としての収納エリア
d 梱包作業部

Claims (10)

  1. 物品を収納して吊下げ状態で搬送可能な複数の搬送用吊下容器を用いたピッキング方法であって、
    物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングする工程と、
    バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納する工程と、
    バッチ毎に物品を収納したオーダ別の搬送用吊下容器を吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送する工程と、
    オーダ別仕分部にて、バッチ毎に物品を収納したオーダ別の搬送用吊下容器をオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させる工程と
    を具備していることを特徴とするピッキング方法。
  2. 物品を収納して吊下げ状態で搬送可能な複数の搬送用吊下容器を用いたピッキング方法であって、
    物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングする工程と、
    バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に各搬送用吊下容器に収納する工程と、
    バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送する工程と、
    バッチ毎の仕分開始時にオーダ別の伝票ハンガーをオーダ別仕分部にてオーダ別に仕分ける工程と、
    1つのバッチの仕分開始時にオーダ別の伝票ハンガーをオーダ別仕分部に搬送した後に、対応するバッチの物品を収納したオーダ別の搬送用吊下容器を吊下げ状態でオーダ別仕分部に搬送する工程と、
    オーダ別仕分部にて、1つのバッチの仕分開始時にオーダ別の伝票ハンガーをオーダ別に仕分けた後に、対応するバッチのオーダ別の搬送用吊下容器をオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させる工程と
    を具備していることを特徴とするピッキング方法。
  3. 物品を収納して吊下げ状態で搬送可能な複数の搬送用吊下容器と、
    物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするピッキング部と、
    バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に前記各搬送用吊下容器に収納する収納部と、
    バッチ毎に物品を収納したオーダ別の搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送する搬送手段と、
    バッチ毎に搬送手段で搬送してくるオーダ別の搬送用吊下容器をオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させるオーダ別仕分部
    を具備していることを特徴とするピッキング装置。
  4. 物品を収納して吊下げ状態で搬送可能な複数の搬送用吊下容器と、
    物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするピッキング部と、
    バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に前記各搬送用吊下容器に収納する収納部と、
    バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態で搬送した後に、対応するバッチの物品を収納した搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送する搬送手段と、
    バッチ毎の仕分開始時に搬送手段で搬送してくるオーダ別の伝票ハンガーをオーダ別に仕分けた後に、搬送手段で搬送してくる対応するバッチの物品を収納した搬送用吊下容器をオーダ別に仕分け、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集 結させるオーダ別仕分部と
    を具備していることを特徴とするピッキング装置。
  5. 搬送用吊下容器は、
    両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、
    内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、
    この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、
    前記ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔は、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されている
    ことを特徴とする請求項3または4記載のピッキング装置。
  6. 両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、
    内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、
    この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、
    前記収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されている
    ことを特徴とする請求項3または4記載のピッキング装置。
  7. 物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキングするピッキング部と、
    バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に搬送用吊下容器に収納するとともに、複数の搬送用吊下容器を吊下げ可能な搬送体にオーダ別の搬送用吊下容器をバッチ別に吊下げる収納部と、
    バッチ別にオーダ別の搬送用吊下容器を吊下げた搬送体を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段で搬送する搬送体に付された識別コードを読み取る第1の読取手段と、
    この第1の読取手段で読み取った識別コードに応じて搬送体をバッチ別に仕分けるライン切換手段と、
    このライン切換手段にてバッチ別に仕分けられた搬送体を一時的に待機させるとともに、1つのバッチ分の搬送体を集結させた後に1つのバッチ分の搬送体を搬出するバッチ別待機ラインと、
    このバッチ別待機ラインからバッチ別に搬出され搬送体から搬送用吊下容器を降ろす離脱手段と、
    搬送用吊下容器の離脱後の搬送体を並列的に待機させる搬送体待機ラインと、
    前記搬送体から降ろされた搬送用吊下容器に付された識別コードを読み取る第2の読取手段と、
    前記搬送体から降ろされて識別コードが読み取られた搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送するとともに、識別コードに応じて搬送用吊下容器をオーダ別の梱包作業部に仕分ける仕分手段を有し、バッチ毎にオーダ別の搬送用吊下容器を集結させるオーダ別仕分ラインと、
    前記梱包作業部で物品から取り出された空の搬送用吊下容器を搬送する空搬送用吊下容器搬送ラインと、
    この空搬送用吊下容器搬送ラインで搬送される空の搬送用吊下容器を前記搬送体待機ラインから搬出された搬送体に吊り下げる積載手段と、
    前記空の搬送用吊下容器を吊り下げた搬送体を前記ピッキング部に搬送する供給ラインと、
    前記梱包作業部に空の梱包箱を搬送する空箱搬送コンベヤと、
    前記梱包作業部で物品が収納された梱包箱を搬送する実箱搬送コンベヤと
    を具備していることを特徴とするピッキング梱包システム。
  8. 物品保管エリアからバッチ毎にオーダ分の物品を一括してピッキング するピッキング部と、
    バッチ毎に一括してピッキングしたオーダ分の物品をオーダ別に搬送用吊下容器に収納するとともに、複数の搬送用吊下容器を吊下げ可能な搬送体にオーダ別の搬送用吊下容器をバッチ別に吊下げる収納部と、
    バッチ別にオーダ別の搬送用吊下容器を吊下げた搬送体を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段で搬送する搬送体に付された識別コードを読み取る第1の読取手段と、
    この第1の読取手段で読み取った識別コードに応じて搬送体をバッチ別に仕分けるライン切換手段と、
    このライン切換手段にてバッチ別に仕分けられた搬送体を一時的に待機させるとともに、バッチ別に各バッチ分の搬送体を集結させた後に各バッチ分の搬送体をバッチ別に搬出するバッチ別待機ラインと、
    このバッチ別待機ラインからバッチ別に搬出される搬送体から搬送用吊下容器を降ろす離脱手段と、
    搬送用吊下容器の離脱後の搬送体を並列的に待機させる搬送体待機ラインと、
    前記搬送体から降ろされた搬送用吊下容器に付された識別コードを読み取る第2の読取手段と、
    バッチ毎の仕分開始時に各バッチで処理するオーダ別の伝票を入れたオーダ別の伝票ハンガーを吊下げ状態で搬送するとともにこれらオーダ別の伝票ハンガーをオーダ別の梱包作業部に仕分けた後に、対応するバッチの搬送体から降ろされて識別コードが読み取られた搬送用吊下容器を吊下げ状態で搬送するとともに識別コードに応じて搬送用吊下容器をオーダ別の梱包作業部に仕分ける仕分手段を有し、バッチ毎にオーダ別の伝票ハンガーおよび搬送用吊下容器を順に集結させるオーダ別仕分ラインと、
    前記梱包作業部で物品から取り出された空の搬送用吊下容器を搬送する空搬送用吊下容器搬送ラインと、
    この空搬送用吊下容器搬送ラインで搬送される空の搬送用吊下容器を前記搬送体待機ラインから搬出された搬送体に吊り下げる積載手段と、
    前記空の搬送用吊下容器を吊り下げた搬送体を前記ピッキング部に搬送する供給ラインと、
    前記梱包作業部に空の梱包箱を搬送する空箱搬送コンベヤと、
    前記梱包作業部で物品が収納された梱包箱を搬送する実箱搬送コンベヤと
    を具備していることを特徴とするピッキング梱包システム。
  9. 搬送用吊下容器は、
    両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、
    内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、
    この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、
    前記ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔は、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されている
    ことを特徴とする請求項7または8記載のピッキング梱包システム。
  10. 両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、
    内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、
    この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、
    前記収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されている
    ことを特徴とする請求項7または8記載のピッキング梱包システム。
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