JP3633678B2 - 搬送用吊下容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を収納して吊下げ状態で搬送する搬送用吊下容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小物などの物品を搬送する搬送装置においては、一般に、ローラコンベヤやベルトコンベヤなどの床面上に設置されたコンベヤが用いられている。このようなコンベヤで物品を搬送する場合には、物品を入れるコンテナなどの箱状容器が用いられている。
【0003】
そして、物品を搬送する場合には、物品を箱状容器に入れ、この箱状容器をコンベヤ上に載せることにより、コンベヤのローラやベルトの回転によって箱状容器が搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、床面上に設置されたローラコンベヤやベルトコンベヤなどのコンベヤ上に箱状容器を載せて搬送するため、コンベヤを設置するスペースが非常に広く必要とし、スペース効率が悪く、搬送装置全体が大形化する問題がある。
【0005】
そこで、物品を吊下げ状態で搬送することにより、床面スペースを有効に利用でき、スペース効率を向上させて小形化できる吊下形搬送装置を考えてみたが、従来の箱状容器などでは、吊下形搬送装置には対応できない。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、収納袋を用いることで吊下形搬送装置に対応できるようにしたうえで、収納袋の投入口に対する物品の投入を容易にできる搬送用吊下容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の搬送用吊下容器は、両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、前記ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔は、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されているものである。そして、物品が収納袋に収納され、この収納袋が索条を介してハンガーで吊り下げられた状態で、ハンガーの引掛部が吊下形搬送装置などに対して引っ掛けられて搬送される。さらに、ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔は、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されており、収納袋の上面の投入口が両側面方向に広げられる。
【0008】
請求項2記載の搬送用吊下容器は、両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、前記収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されているものである。そして、物品が収納袋に収納され、この収納袋が索条を介してハンガーで吊り下げられた状態で、ハンガーの引掛部が吊下形搬送装置などに対して引っ掛けられて搬送される。さらに、吊下げ状態で索条が引っ張られると、チューブが収納袋の側面部に接合し、その側面部が平行状に伸ばされて、投入口が大きく開口される。
【0009】
請求項3記載の搬送用吊下容器は、請求項1または2記載の搬送用吊下容器において、収納袋の前面部の上縁位置は収納袋の他の上縁位置よりも低く形成されているものである。そして、投入口が実質的に大きく開口される。
【0010】
求項記載の搬送用吊下容器は、請求項1ないしいずれか記載の搬送用吊下容器において、ハンガーにバーコードを表示したラベルを貼り付ける表示板を設けたものである。そして、吊下形搬送装置によるバーコード処理にも対応される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の搬送用吊下容器の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図2は搬送用吊下容器を適用するピッキング装置の構成図を示す。ピッキング装置は、トータルオーダピッキングを行なうものであり、物品保管部1、バッチ別待機部2、オーダ別仕分部3の各エリアを備え、物品の搬送用に後述する搬送用吊下容器としてのハンガー体4を用い、このハンガー体4の各エリア間の搬送を搬送手段5にて行なう。
【0013】
図1はハンガー体4の斜視図を示す。このハンガー体4は、ハンガー11、収納袋12、例えば紐やワイヤなどの一対の索条13を有する。
【0014】
ハンガー11は、ほぼ水平状の基部14を有し、この基部14の上側にパイプなどに引掛可能とする引掛部15が形成されているとともに、基部14の両端にアーム部16が形成されている。各アーム部16の先端側は基部14に対して下降する傾斜状に形成され、そのアーム部16の先端部に引掛溝部17が形成されている。なお、両アーム部16の先端間の距離は収納袋12の幅よりも広く形成されている。
【0015】
収納袋12は、底面部18、前面部19、後面部20および両側の側面部21を有する袋状に形成され、上面側に投入口22が開口形成されているとともに内部に収納空間23が形成されている。収納袋12の少なくとも前面部19は、透明な軟質合成樹脂製またはネット状で収容物を目視できるように構成されている。前面部19の上縁位置は後面部20および両側面部21の上縁位置よりも低く、投入口22が大きくあけられており、物品を容易に入れることができるようになっている。後面部20の上部両端近傍に通孔24が形成されているとともに、両側面部21の上部近傍に一対の通孔24が形成されている。
【0016】
各索条13は、一端が、後面部20の通孔24の外から内に通され、側面部21の後面部20側に近い一方の通孔24の内から外に通されるとともに他方の通孔24の外から内に通され、他端に結ばれており、ハンガー11の各引掛溝部17に引っ掛けられる。両側面部21の外側を通る索条13の部分はチューブ25に通されている。
【0017】
そして、ハンガー11によって収納袋12を吊り下げた状態とすると、ハンガー11の両アーム部16の先端間の距離が収納袋12の幅よりも広いので収納袋12が幅方向に引っ張られ、かつ、チューブ25が側面部21の外面に押し当てられて側面部21が平行に伸ばされるとともにチューブ25の端面部が後面部20側に対してほぼ垂直に押し当てられて側面部21が後面部20に対してほぼ垂直状に成形され、これらにより、収納袋12の投入口22が大きく開口され、物品を投入しやすいとともに物品の取り出しの際に手を入れやすい。
【0018】
また、ハンガー11の基部14の前面側には表示板26が取り付けられ、この表示板26には読取媒体としてのバーコード27を表示したラベル28が貼り付けられている。さらに、ハンガー11の基部14の後面側にはほぼL字状のフック29が突設され、図3に示すように、例えば洋服を吊り下げたハンガーなどの吊下げ物品を引っ掛けることができる。
【0019】
次に、図2に示すように、物品保管部1は、物品保管エリアaとして複数列の収納庫31を有するとともに複数列の自動倉庫32を有し、それらが並列に設置されている。
【0020】
各収納庫31は、商品や部品などの物品を種類別に収納された収納ブロック33を有し、ピッキング時において、作業員により収納ブロック33内から必要数の物品をピッキングする。したがって、この収納ブロック33のエリアがピッキング部としてのピッキングエリアbとして構成される。
【0021】
自動倉庫32は、物品を収納する複数のケース34が移動可能に設けられているとともに1箇所にピックステーション35が設けられ、ピッキング時において、コンピュータの端末機36にピッキングする物品名および個数が表示されるとともに、ピッキング順に対応する物品を収納したケース34がピックステーション35に自動的に移動され、そのケース34から必要数の物品を順次ピッキングする。したがって、ピックステーション35がピッキング部としてのピッキングエリアbとして構成される。
【0022】
また、収納庫31のエリアには、各収納庫31に補充する物品を搬送するための複数の補充ライン37が収納庫31に沿って設置されている。
【0023】
次に、搬送手段5は、各収納庫31および自動倉庫32に沿って設置された空ハンガー体搬送ライン41を備え、各空ハンガー体搬送ライン41の搬出側はバッチ別待機部2に連なる合流ライン42に接続され、合流ライン42にはバッチ別待機部2の複数列のバッチ別待機ライン43が接続され、複数列のバッチ別待機ライン43の搬出側がオーダ別仕分部3に連なる搬送ライン44に接続され、搬送ライン44にトロリー待機ライン45が接続され、トロリー待機ライン45に各空ハンガー体搬送ライン41の搬入側に連なる供給ライン46が接続されている。
【0024】
なお、各収納庫31に空ハンガー体搬送ライン41に沿ったエリア、および自動倉庫32のピックステーション35の近傍のエリアが、ピッキングした物品をオーダ別にハンガー体4に収納する収納部としての収納エリアcとして構成される。
【0025】
搬送手段5の各ライン41〜46は、床面より上方に離れた天井面側に設置されるものであり、図3に示すように、各ライン41〜44,46では、複数のハンガー体4を引っ掛けた複数のトロリー47を吊下げ状態で搬送するように構成され、また、トロリー待機ライン45では、空のトロリー47を吊下げ状態で搬送するとともに並列的に待機させるように構成されている。
【0026】
トロリー47は、ハンガー体4を引っ掛けるパイプ部48およびこのパイプ部48の両端から上方に折曲された一対の支持部49を有し、各支持部49には各ライン41〜46に係合して走行される走行体50が設けられている。パイプ部48の上面には、パイプ部48に沿ってハンガー体4が移動するのを規制する仕切突部51が所定間隔ごとに突設されている。なお、トロリー47の搬送方向の正面には、トロリー47を識別するための識別コードを表す図示しない読取媒体としてのバーコードが表示されたパネルが取り付けられている。
【0027】
なお、図2に示すように、各ライン41〜46の接続部分にはライン自動切換機52がそれぞれ設置され、このライン自動切換機52によりライン間でのトロリー47の合流や分離がスムーズに行なわれる。
【0028】
また、合流ライン42のバッチ別待機ライン43が接続する直前位置には、トロリー47のバーコードを読み取る読取器としてのバーコードリーダ53が配設されている。
【0029】
また、搬送ライン44とトロリー待機ライン45との間には、トロリー47に吊り下げられた各ハンガー体4をトロリー47から降ろす離脱機構54が配設されている。さらに、トロリー待機ライン45と供給ライン46との間には、オーダ別仕分部3から送出される空のハンガー体4をトロリー47に積載する積載機構55が配設されている。
【0030】
また、トロリー待機ライン45はハンガー体4を降ろした複数のトロリー47を傾斜状態で並列に待機させる。これにより、トロリー47を直列に待機させる場合に比べて、少ないスペースで多数のトロリー47を待機させることができる。
【0031】
次に、オーダ別仕分部3は、ハンガー体4をオーダ別に仕分ける仕分手段61を有する。この仕分手段61は、ハンガー体4を吊下げ状態で搬送する環状のオーダ別仕分ライン62を備え、このオーダ別仕分ライン62には離脱機構54でトロリー47から降ろされたハンガー体4が搬入ライン63を通じて搬入される。オーダ別仕分ライン62の搬入ライン63の接続部分の直後には、ハンガー体4のバーコード27を読み取るバーコードリーダ64が配設されている。
【0032】
オーダ別仕分ライン62に沿って分離機65を介してオーダ別の複数のシュート66が2列に並列に配設されており、オーダ別仕分ライン62を搬送されるハンガー体4のうち対応するオーダのハンガー体4を分離機65を介してシュート66に分離するようになっている。
【0033】
図4に示すように、シュート66は、オーダ別仕分ライン62から斜めに下降するレールからなり、オーダ別仕分ライン62から分離されたハンガー体4を吊下げ状態のまま傾斜によって端部が臨む梱包作業部dに導く。
【0034】
複数のシュート66の端部に沿って作業台67が配設され、この作業台67上には物品を梱包箱68に詰めるための梱包テーブル69が配置され、この梱包テーブル69はキャスター70によって移動可能になっている。
【0035】
作業台67の側部には、下段側に、空の梱包箱68を搬送する空箱搬送コンベヤ71が配設され、また、上段側に、物品を詰めた梱包箱68を搬送する実箱搬送コンベヤ72が配設されている。図2に示すように、空箱搬送コンベヤ71は、シュート66の各列に沿って配設され、端部に配設された製函機73で製函された梱包箱68を各シュート66の端部位置に搬送する。実箱搬送コンベヤ72は、シュート66の各列に沿って配設され、物品が詰められた梱包箱68を空箱搬送コンベヤ71とは反対方向に搬送して封函機などに送る。
【0036】
また、図2および図4に示すように、実箱搬送コンベヤ72の上方には、空のハンガー体4を吊下げ状態で搬送する空ハンガー体搬送ライン74が配設され、この空ハンガー体搬送ライン74からは搬出ライン75を通じて積載機構55に空のハンガー体4を送り出す。
【0037】
なお、搬送対象としては、ハンガー体4以外に、オーダ伝票を入れた伝票ハンガー4a、衣類を吊り下げた衣類ハンガー4bなどがある。衣類ハンガー4bにはハンガー体4のバーコード27と同様に図示しないバーコードが付されている。
【0038】
次に、ハンガー体4を用いたトータルオーダピッキングの動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0039】
なお、一実施の形態として、複数の客先からのオーダを一括してホストコンピュータで管理し、このホストコンピュータの制御により1バッチごとに複数のオーダ分のトータルオーダピッキングを順次行なう場合、まず、物品保管部1にて、物品のピッキングを行なう。なお、物品保管部1の収納庫31および自動倉庫32のピックステーション35の近傍には、空のハンガー体4を複数吊り下げたトロリー47が供給されている。
【0040】
収納庫31においては、携帯型無線端末機などでバッチナンバーを入力すると(ステップ1)、ホストコンピュータからピッキングデータを受信する(ステップ2)。作業員は、携帯型無線端末機でピッキングデータを確認し、トロリー47のバーコードを入力し(ステップ3)、オーダ分の物品をピッキングするとともにオーダ別にハンガー体4の収納袋12に入れるか吊下げ物品の場合にはハンガー体4のフック29に引っ掛け(ステップ4)、ハンガー体4のバーコード27を入力する(ステップ5)。これにより、複数のオーダ分の物品が一括してピッキングされるとともに各ハンガー体4にオーダ別に仕分けされる。そして、バッチナンバーと、トロリー47のナンバーと、オーダ別に物品が収納されたハンガー体4のナンバーとが対応づけられて、ホストコンピュータに管理される。
【0041】
また、自動倉庫32においては、コンピュータの端末機36がホストコンピュータからバッチごとのピッキングデータを受信し、その端末機36にピッキングする物品名および個数を表示するとともに、ピッキング順に対応する物品を収納したケース34をピックステーション35に自動的に移動する。一方、トロリー47のバーコードおよびハンガー体4のバーコード27は自動的に読み取られ、ピックステーション35の近傍位置に自動的に供給する。そして、作業員は、端末機36に表示されたオーダ分の物品をケース34内からピッキングするとともにオーダ別にハンガー体4の収納袋12に入れる。これにより、複数のオーダ分の物品が一括してピッキングされるとともに各ハンガー体4にオーダ別に仕分けされる。そして、バッチナンバーと、トロリー47のナンバーと、オーダ別に物品が収納されたハンガー体4のナンバーとが対応づけられて、ホストコンピュータに管理される。
【0042】
また、オーダ物品が洋服などの場合には、その洋服を吊り下げた衣類ハンガー4bのバーコードを入力して、その衣類ハンガー4bをトロリー47に吊り下げる。
【0043】
なお、1つのトロリー47には1つのバッチに対応する物品が搭載され、別のバッチに対応する物品は別のトロリー47に搭載する。したがって、異なるバッチに対応する物品のピッキングが並行して行なわれても問題はない。
【0044】
次に、物品が搭載されたトロリー47を空ハンガー体搬送ライン41から合流ライン42に搬送し、バッチ別待機部2の手前でバーコードリーダ53によりトロリー47のバーコードを読み取り、そのトロリー47を対応するバッチのバッチ別待機ライン43に仕分けし(ステップ6)、各バッチ別待機ライン43でバッチ別にトロリー47を待機させる(ステップ7)。
【0045】
次に、1つのバッチ別待機ライン43にそのバッチのオーダ分の物品を搭載したトロリー47が全て集結された後(ステップ8)、そのバッチの物品のオーダ別の仕分動作が開始される(ステップ9)。
【0046】
まず、オーダ別の仕分にあたって、複数の伝票ハンガー4aをオーダ別仕分部3に対して投入(吊下げ)する(ステップ10)。この伝票ハンガー4aの投入は、伝票ハンガー4aを搭載したトロリー47を先に流しておいてバッチ別待機ライン43の先頭に待機させておいてもよいし、搬送ライン44の途中で投入してもよい。また、伝票ハンガー4aは、トロリー47の先頭から順に、仕分けされるシュート66の順に対応して吊り下げられている。
【0047】
そして、伝票ハンガー4aを搭載したトロリー47を搬送ライン44で搬送し、離脱機構54により伝票ハンガー4aをトロリー47から降ろし、その伝票ハンガー4aを搬入ライン63を通じてオーダ別仕分ライン62に搬入する。オーダ別仕分ライン62に搬入した伝票ハンガー4aは、先頭の伝票ハンガー4aから順にシュート66に順次分離され、図4に示すように、シュート66の先端側に導かれる。
【0048】
なお、各シュート66はオーダ別に予め割り振られて設定されており、そのシュート66順にオーダ別の伝票ハンガー4aを投入するとともに、その先頭の伝票ハンガー4aから各シュート66に順次仕分けることにより、オーダ別のシュート66と伝票ハンガー4aとの対応がとれるようになっている。
【0049】
続いて、対応するバッチ別待機ライン43に待機されていた全てのトロリー47を搬送ライン44に搬送し、離脱機構54によりハンガー体4および衣類ハンガー4bをトロリー47から降ろし、そのハンガー体4および衣類ハンガー4bを搬入ライン63を通じてオーダ別仕分ライン62に搬入する(ステップ11)。オーダ別仕分ライン62に搬入されるハンガー体4および衣類ハンガー4bのバーコードをバーコードリーダ64で読み取り、読み取ったハンガー体4および衣類ハンガー4bを仕分けるシュート66を確認する。
【0050】
そして、各シュート66の位置において、対応する仕分対象のハンガー体4または衣類ハンガー4bが搬送されてきたら、分離機65によってそのハンガー体4または衣類ハンガー4bをシュート66に分離する(ステップ12)。分離されたハンガー体4または衣類ハンガー4bは、図4に示すように、伝票ハンガー4aに続いてシュート66の先端側に順次導かれる(ステップ13)。
【0051】
また、オーダ別仕分部3において1つのバッチ分の仕分動作が完了したら、次のバッチの仕分動作が開始される。
【0052】
このようにして、オーダ別仕分部3において1つのバッチ分の仕分動作が完了するごとに次のバッチの仕分動作が開始され、例えば、図4に示すように、シュート66には複数バッチ分のオーダA,B,Cのように区分けされる。
【0053】
次に、作業台67上では、作業員により、検品および梱包動作が行なわれる(ステップ14)。すなわち、作業員により、梱包テーブル69を任意のシュート66の端部に移動させ、空箱搬送コンベヤ71から梱包箱68を取り出して梱包テーブル69上に置き、シュート66に掛けられている伝票ハンガー4aからは伝票を取り出し、ハンガー体4からは物品を取り出し、衣類ハンガー4bを外し、伝票と照らし合わせて検品しながら、物品を梱包箱68に詰める。
【0054】
物品を詰め終わった梱包箱68は、実箱搬送コンベヤ72に載せることにより、この実箱搬送コンベヤ72によって次の封函工程へ搬送する(ステップ15)。また、物品を取り出して空となったハンガー体4は、空ハンガー体搬送ライン74に引っ掛けることにより、この空ハンガー体搬送ライン74から搬出ライン75を通じて積載機構55へ送り、物品保管部1へ戻るトロリー47に積載する。
【0055】
以上のように、ハンガー体4は、物品を収納袋12に収納し、この収納袋12を索条13を介してハンガー11で吊り下げた状態で、ハンガー11の引掛部15を各ラインに対して引っ掛けて搬送させることができ、吊下形搬送装置に対応できる。
【0056】
また、ハンガー11の両端に係合される索条13の係合部分の間隔が、収納袋12の両側面部の間隔よりも広く形成されているため、収納袋12の上面の投入口22を両側面方向に広げて、その投入口22に対する物品の投入を容易にできる。
【0057】
また、収納袋12の前面部19の上縁位置は収納袋12の他の上縁位置よりも低く形成されているため、投入口22を実質的に大きく開口させることができ、投入口22に対する物品の投入を容易にできる。
【0058】
また、収納袋12の両側面部21にはその側面部21の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔24が形成され、索条13にはチューブ25が挿通され、この索条13のチューブ25から突出する両端が各通孔24にそれぞれ挿通されているため、吊下げ状態で索条13が引っ張られると、チューブ25が収納袋12の側面部21に接合してその側面部21を平行状に伸ばして、投入口22を大きく開口させることができ、投入口22に対する物品の投入を容易にできる。
【0059】
また、ハンガー11にバーコード27を表示したラベル28を貼り付ける表示板26を設けたので、バーコード処理にも対応できる。
【0060】
【発明の効果】
請求項1記載の搬送用吊下容器によれば、物品を収納袋に収納し、この収納袋を索条を介してハンガーで吊り下げた状態で、ハンガーの引掛部を吊下形搬送装置などに対して引っ掛けて搬送可能として、吊下形搬送装置に対応できるようにしたうえで、ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔が、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されているため、収納袋の上面の投入口を両側面方向に広げて、その投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【0061】
請求項2記載の搬送用吊下容器によれば、物品を収納袋に収納し、この収納袋を索条を介してハンガーで吊り下げた状態で、ハンガーの引掛部を吊下形搬送装置などに対して引っ掛けて搬送可能として、吊下形搬送装置に対応できるようにしたうえで、収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されているため、吊下げ状態で索条が引っ張られると、チューブが収納袋の側面部に接合してその側面部を平行状に伸ばして、投入口を大きく開口させることができ、投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【0062】
請求項3記載の搬送用吊下容器によれば、請求項1または2記載の搬送用吊下容器の効果に加えて、収納袋の前面部の上縁位置は収納袋の他の上縁位置よりも低く形成されているため、投入口を実質的に大きく開口させることができ、投入口に対する物品の投入を容易にできる。
【0063】
求項記載の搬送用吊下容器によれば、請求項1ないしいずれか記載の搬送用吊下容器の効果に加えて、ハンガーにバーコードを表示したラベルを貼り付ける表示板を設けたので、吊下形搬送装置によるバーコード処理にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送用吊下容器の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同上実施の形態の搬送用吊下容器を適用するピッキング装置の構成図である。
【図3】同上実施の形態のピッキング装置の搬送手段の一部を示す説明図である。
【図4】同上実施の形態のピッキング装置のオーダ別仕分部の一部の側面図である。
【図5】同上実施の形態のピッキング装置のピッキング動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
4 搬送用吊下容器としてのハンガー体
11 ハンガー
12 収納袋
13 索条
15 引掛部
16 アーム部
21 側面部
22 投入口
23 収納空間
24 通孔
25 チューブ
26 表示板
27 バーコード
28 ラベル

Claims (4)

  1. 両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、
    内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、
    この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、
    前記ハンガーの両端に係合される索条の係合部分の間隔は、収納袋の両側面部の間隔よりも広く形成されている
    ことを特徴とする搬送用吊下容器。
  2. 両端に突出するアーム部を有するとともに中央に引掛部を有するハンガーと、
    内側に収納空間を有するとともに上面に収納空間に連通する投入口を有する収納袋と、
    この収納袋の両側面部を前記ハンガーの両端にそれぞれ吊り下げ支持する索条とを具備し、
    前記収納袋の両側面部にはその側面部の上縁部に沿った2箇所に一対の通孔が形成され、索条にはチューブが挿通され、この索条のチューブから突出する両端が各通孔にそれぞれ挿通されている
    ことを特徴とする搬送用吊下容器。
  3. 収納袋の前面部の上縁位置は収納袋の他の上縁位置よりも低く形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の搬送用吊下容器。
  4. ハンガーにバーコードを表示したラベルを貼り付ける表示板を設けたことを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の搬送用吊下容器。
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