JPH07304399A - ドアトリム取付け構造 - Google Patents

ドアトリム取付け構造

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JPH07304399A
JPH07304399A JP9738394A JP9738394A JPH07304399A JP H07304399 A JPH07304399 A JP H07304399A JP 9738394 A JP9738394 A JP 9738394A JP 9738394 A JP9738394 A JP 9738394A JP H07304399 A JPH07304399 A JP H07304399A
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JP
Japan
Prior art keywords
door
door trim
width direction
reference portion
height direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP9738394A
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English (en)
Inventor
Yukihisa Matsuda
行央 松田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下方向基準部においてもドアトリムのドア
幅方向の移動を確実に規制し、こすれ音の発生を抑え
る。 【構成】 ドアトリムにはアッパベース14が取付けら
れており、アッパベース14にはドアインナパネル12
の切欠き32と対向する部位に位置決め部34が形成さ
れている。位置決め部34の前部と後部には幅方向外側
基準部36が形成されており、位置決め部34の前後方
向中間部には幅方向内側基準部38が形成されている。
アッパベース14の縦壁部14Bには、幅方向外側基準
部36と幅方向内側基準部38との連結部40を跨い
で、切欠き42が下方から形成されており、これらの切
欠き42内にドアインナパネル12のフランジ12Aが
挿入され、高さ方向基準部としての連結部40の下端部
40Aに、切欠き32の底部32Aが当接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両のドア
内側部へドアトリムを取付けるためのドアトリム取付け
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両のドア内側部には、主と
して樹脂材からなるドアトリムが取付けられており、こ
のドアトリム取付け構造の一例が実開昭55−3360
39号に示されている。
【0003】図7に示される如く、このドアトリム取付
け構造では、ドアトリム(ドアフィニッシャともいう)
70の芯材72における、ドアイナパネル74のウエス
トフランジ74Aに対向する上端内側面部72Aを、部
分的に切り起こして(図8参照)折り曲げることにより
引掛片76を形成し、ドアイナパネル74のウエストフ
ランジ74Aを、芯材72の上端内側面部72Aと引掛
片76とで挟持することにより、ドアトリム70のドア
幅方向の位置決めを行っている。
【0004】上記構成によれば、車体上方からの荷重
(図7の矢印F1)に対しては、ドアイナパネル74の
ウエストフランジ74Aと引掛片76の切起こし基部7
6Aとの当接によりドアトリム70の下方への移動を拘
束するとともに、ドア内側からの荷重(図7の矢印F
2)に対しては、引掛片76により芯材72の上端内側
面部72Aがドアイナパネル74のウエストフランジ7
4Aから離れるのを拘束し、ドアイナパネル74のウエ
ストフランジ74Aと引掛片76の切起こし基部76A
との摺動により発生する、所謂こすれ音を防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のドアトリム取付け構造では、引掛片76の切起こし
基部76Aが傾斜面となっており、この傾斜面にウエス
トフランジ74Aを下方から当接させてドアトリム70
の高さ方向の位置決めを行うことは難しい。このため、
引掛片76とは異なる部位、例えば、芯材72に、ドア
イナパネル74のウエストフランジ74Aに沿って所定
の間隔で、高さ方向の基準面を設け、この基準面にドア
イナパネル74のウエストフランジ74Aを当接するこ
とによりドアトリム70の高さ方向の位置決めを行う必
要があるが、この場合には、高さ方向の基準面を設けた
部位において、芯材72の上端内側面部72Aがドアイ
ナパネル74のウエストフランジ74Aから離れるのを
拘束する部位がなく、ドア内側からの荷重F2に対し
て、芯材72の上端内側面部72Aがドアイナパネル7
4のウエストフランジ74Aから離れ易く、ドアイナパ
ネル74のウエストフランジ74Aと芯材72との摺動
によるこすれ音が、発生し易くなるという不具合があ
る。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、高さ方向基準
部においてもドアトリムのドア幅方向の移動を確実に規
制でき、こすれ音の発生を抑えることができるドアトリ
ム取付け構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係るドアトリム取付け構造は、ドアトリムの上端部に固
定されるアッパベースに設けられドアトリムの幅方向の
位置決めを行う幅方向基準部と、この幅方向基準部の一
部に設けられドアトリムの高さ方向の位置決めを行う高
さ方向基準部と、を有することを特徴としている。
【0008】請求項2記載の本発明に係るドアトリム取
付け構造は、ドアトリムの上端部に固定されるアッパベ
ースに設けられドアインナパネルの上端部を挟持するこ
とによりドアトリムの幅方向の位置決めを行う幅方向基
準部と、この幅方向基準部のドア前後方向中間部に設け
られドアトリムの高さ方向の位置決めを行う高さ方向基
準部と、を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明に係るドアトリム取付け
構造では、ドアトリムの上端部に固定されるアッパベー
スに設けられた高さ方向基準部においても、この高さ方
向基準部が幅方向基準部の一部に設けられているため、
幅方向基準部によって、ドアトリムのドア幅方向の移動
を確実に規制できる。従って、高さ方向基準部において
もドアトリムのドア幅方向の移動を確実に規制でき、高
さ方向基準部と高さ方向基準部と接する部位の摺動が防
止され、こすれ音の発生を抑えることができる。
【0010】請求項2記載の本発明に係るドアトリム取
付け構造では、ドアトリムの上端部に固定されるアッパ
ベースに設けられた高さ方向基準部において、ドアトリ
ムの高さ方向の位置決めを行うことができるとともに、
高さ方向基準部においても、この高さ方向基準部が幅方
向基準部のドア前後方向中間部に設けられているため、
幅方向基準部がドアインナパネルの上端部を挟持するこ
とによりドアトリムのドア幅方向の移動を確実に規制で
きる。このため、高さ方向基準部においてもドアトリム
のドア幅方向の移動を確実に規制でき、こすれ音の発生
を抑えることができる。
【0011】
【実施例】本発明のドアトリム取付け構造の一実施例を
図1〜図5に従って説明する。
【0012】なお、図中矢印FRはドア前方を示し、矢
印UPはドア上方を示し、矢印INはドア内方(ドアの
車室内方)を示す。
【0013】図5に示される如く、自動車用ドアは、ド
ア外側(ドアの車室外側)に配置される図示しないドア
アウタパネルとドア内側(ドアの車室内側)に配置され
るドアインナパネル12とから成る内部中空のドア本体
を備えている。このドア本体におけるドアインナパネル
12の車室内側に、本実施例に係るドアトリム10が取
り付けられている。
【0014】ドアトリム10の上端縁部10Aには、ド
ア前後方向に伸びるアッパベース14が取付けられてお
り、このアッパベース14がウインド開口16の下部と
なるドアインナパネル12の上端部としてのフランジ1
2Aに取付けられている。
【0015】図6に示される如く、ドアトリム10は、
ドアインナパネル12のドア内側の面に図示しないクリ
ップ若しくはビスにより固定されている芯材20と、芯
材20のドア内側の面に積層され表面に表皮材を備えた
発泡層22とで構成されている。
【0016】芯材20の上端縁部下面、つまりドアイン
ナパネル12のフランジ12Aと対向する位置の下面2
0Aには、アッパベース14が固定されている。アッパ
ベース14は、ドア前後方向から見た断面形状が、L字
状とされており、上壁部14Aのドア外側端部が略下方
へ向けて屈曲され縦壁部14Bとされている。また、縦
壁部14Bの下端縁部には、斜め下方外側へ向けてフラ
ンジ14Cが形成されている。なお、アッパベース14
の縦壁部14Bには、ドアガラス26との隙間を塞ぐウ
エザストリップ30が固定されている。
【0017】図5に示される如く、ドアインナパネル1
2のフランジ12Aには、前部と後部に、それぞれ前後
方向に沿った矩形状の切欠き32が形成されている。
【0018】図1に示される如く、アッパベース14に
は、ドアインナパネル12の切欠き32と対向する部位
に位置決め部34が形成されている。位置決め部34の
前部と後部には、縦壁部14Bをドア内側へ台形状に突
出した幅方向外側基準部36が形成されており、位置決
め部34の前後方向中間部には、幅方向外側基準部36
からさらにドア内側へ台形状に突出した幅方向内側基準
部38が形成されている。幅方向内側基準部38の下端
部には、ドア内側下方へ向けて伸びるフランジ38Aが
形成されている。
【0019】アッパベース14の縦壁部14Bには、幅
方向外側基準部36と幅方向内側基準部38との連結部
40を跨いで、矩形状の切欠き42が下方から形成され
ており、図1の想像線に示される如く、これらの切欠き
42内にドアインナパネル12のフランジ12Aが挿入
され、高さ方向基準部としての連結部40の下端部40
Aに、切欠き32の底部32Aが当接するようになって
いる。
【0020】以下に、本実施例の作用を説明する。本実
施例のドアトリム取付け構造では、図1の3−3断面図
である図3に示される如く、ドアトリム10の高さ方向
の位置決めは、アッパベース14に設けられた切欠き4
2内にドアインナパネル12のフランジ12Aを挿入
し、高さ方向基準部としての連結部40の下端部40A
に、切欠き32の底部32Aを当接させることにより行
われる。
【0021】また、図1の2−2断面図である図2及び
図1の4−4断面図である図4に示される如く、ドアト
リム10の幅方向の位置決めは、位置決め部34の幅方
向外側基準部36と幅方向内側基準部38とがドアイン
ナパネル12のフランジ12Aを挟持することにより行
われ、ドアトリム10のドア幅方向の移動を確実に規制
できる。
【0022】従って、高さ方向基準部が幅方向外側基準
部36と幅方向内側基準部38とに挟まれる位置に配設
されるので、高さ方向基準部の幅方向の移動が、幅方向
外側基準部36と幅方向内側基準部38とで規制され、
高さ方向基準部としての連結部40の下端部40Aと、
切欠き32の底部32Aとの摺動によるこすれ音の発生
を抑えることができる。このため、従来こすれ音を防止
するために使用していた、フェルト等の防音材を必要と
しないため、コストダウンが可能になる。
【0023】また、本実施例では、高さ方向基準部とし
ての連結部40の下端部40Aと、切欠き32の底部3
2Aとの接触が、端面同士の接触となるため、接触面積
が小さくなり、こすれ音を効果的に防止できる。また、
接触面積が小さくなるため、接触面の寸法管理が容易と
なり、生産性が向上する。
【0024】さらに、本実施例では、アッパベース14
のフランジ14Cとフランジ38Aとがガイドとして作
用するため、ドアインナパネル12のフランジ12Aへ
のアッパベース14の取付けが容易となり、組付作業性
が向上する。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、ドアトリムの
上端部に固定されるアッパベースに設けられドアトリム
の幅方向の位置決めを行う幅方向基準部と、この幅方向
基準部の一部に設けられドアトリムの高さ方向の位置決
めを行う高さ方向基準部と、を有する構成としたので、
高さ方向基準部においてもドアトリムのドア幅方向の移
動を確実に規制でき、こすれ音の発生を抑えることがで
きるという優れた効果を有する。
【0026】請求項2記載の本発明は、ドアトリムの上
端部に固定されるアッパベースに設けられドアインナパ
ネルの上端部を挟持することによりドアトリムの幅方向
の位置決めを行う幅方向基準部と、この幅方向基準部の
ドア前後方向中間部に設けられドアトリムの高さ方向の
位置決めを行う高さ方向基準部と、を有する構成とした
ので、高さ方向基準部においてもドアトリムのドア幅方
向の移動を確実に規制でき、こすれ音の発生を抑えるこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るドアトリム取付け構造
を示すドア斜め外側前方から見た分解斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係るドアトリム取付け構造
が適用されたフロントドアを示すドア斜め内側前方から
見た分解斜視図である。
【図6】本発明の一実施例に係るドアトリム取付け構造
が適用されたフロントドアの一部を示すドア前方から見
た断面図である。
【図7】従来例に係るドアトリム取付け構造を示すドア
前方から見た断面図である。
【図8】従来例に係るドアトリム取付け構造の一部を示
すドア斜め外側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 ドアトリム 12 ドアインナパネル 12A フランジ(上端部) 14 アッパベース 14A 上壁部 14B 縦壁部 32 切欠き 32A 底部(高さ方向基準部) 34 位置決め部 36 幅方向外側基準部 38 幅方向内側基準部 40 連結部 40A 下端部(高さ方向基準部) 42 切欠き

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリムの上端部に固定されるアッパ
    ベースに設けられドアトリムの幅方向の位置決めを行う
    幅方向基準部と、この幅方向基準部の一部に設けられド
    アトリムの高さ方向の位置決めを行う高さ方向基準部
    と、を有することを特徴とするドアトリム取付け構造。
  2. 【請求項2】 ドアトリムの上端部に固定されるアッパ
    ベースに設けられドアインナパネルの上端部を挟持する
    ことによりドアトリムの幅方向の位置決めを行う幅方向
    基準部と、この幅方向基準部のドア前後方向中間部に設
    けられドアトリムの高さ方向の位置決めを行う高さ方向
    基準部と、を有することを特徴とするドアトリム取付け
    構造。
JP9738394A 1994-05-11 1994-05-11 ドアトリム取付け構造 Pending JPH07304399A (ja)

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JP9738394A JPH07304399A (ja) 1994-05-11 1994-05-11 ドアトリム取付け構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327417A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Koei:Kk 自動車の窓部における内装用表皮材の端末の取付構造、これに用いられる表皮材取付枠および自動車の窓部における内装用表皮材の末端の取付方法。

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327417A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Koei:Kk 自動車の窓部における内装用表皮材の端末の取付構造、これに用いられる表皮材取付枠および自動車の窓部における内装用表皮材の末端の取付方法。

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