JPH073038Y2 - 斜流形送風機用羽根車 - Google Patents

斜流形送風機用羽根車

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JPH073038Y2
JPH073038Y2 JP1986046408U JP4640886U JPH073038Y2 JP H073038 Y2 JPH073038 Y2 JP H073038Y2 JP 1986046408 U JP1986046408 U JP 1986046408U JP 4640886 U JP4640886 U JP 4640886U JP H073038 Y2 JPH073038 Y2 JP H073038Y2
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JP
Japan
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impeller
boss
blades
boss plate
rib
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986046408U
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JPS62158196U (ja
Inventor
知史 樋口
壮祐 藤牧
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、軸方向から吸込む空気流を斜め後方に送風す
る斜流形送風機用羽根車に係り、特にボスプレート構造
の改良に関する。
(従来の技術) 斜流形送風機用羽根車としては、例えば特開昭55−1538
94号公報に示されるものが知られている。これは第9図
に示すようになっており、円錐台形状をしたボス1の円
錐周面を構成するボスプレート2に、複数の羽根3〜8
を有する。各羽根3〜8は互いに隣接する羽根に対して
重ならない形状をなす。また、ボス1は第10図に示すよ
うに、ボスプレート2の傾斜面に対して投影された上記
各羽根3〜8の投影部分9〜11を切除した形状となって
いて、複数個の放射方向の脚部2A〜2Fを形成する。な
お、15は羽根車の回転軸である。
このようにして構成される羽根車を合成樹脂材等により
一体に成型するには、雄型と雌型の2個の金型を使用
し、これらをボス1及び各羽根3〜8の厚さを保持する
ように合わせて合成樹脂材を射出し、よって所定の羽根
車を成形する。
しかしながら、このようにして形成された羽根車は以下
のような欠点があった。
すなわち、ボスプレート2は断面が一様な厚さで構成さ
れると共に投影部分9〜14の切除により強度が低い。よ
って、羽根車としての成型時にボスプレート2が変形し
易く、成型性が悪くなると共に、羽根車回転中に羽根3
〜8が受ける圧力によりボスプレート2がアンバランス
振動して、流体性能の顕著な低下が見られる。
また、各羽根3〜8の特に基端部側においては、ボスプ
レート2の一部を切欠除去しているので、図中矢印16で
示す方向への羽根車の回転にともない、各羽根3〜8の
Xで示した圧力側の正圧面からYで示したの負圧側Y
(X面の裏側)の負圧面へ、正圧面Xの切欠部からボス
1内を介してショートサーキット状に風が逃げやすい。
そのため、上記切欠部に沿う各羽根3〜8の基端部にお
いては、ショートサーキットする分だけ有効な送風仕事
を行うことができない。
このような場合、一定風量を得るには、羽根車の回転数
を上げる必要があり、入力が増大する不具合がある。
なお、同公報には第11図のごとく、ボス1の各脚部2A〜
2Fの各下端に補強用のリング17を連設して材料強度の増
大化を図った例が示されている。上記リング17の取付
は、ボス1の射出成形後接着などによりなす。
しかるにこの種の構造であっても、リング17の接合工程
を要することから作業性が悪く、かつ材料費の増大化を
招く。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上述したようなボスプレート構造の不具合を
解消するためになされたものであり、比較的簡単な構造
にて、回転時における羽根の正圧面から負圧面への風の
ショートサーキットをある程度阻止して送風効率を向上
させると共に、軽量で強度のある金型成形に優れた斜流
型送風機用羽根車を提供することを目的とするものであ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、円錐台形状をしたボスの円錐周面を構成する
ボスプレートに複数の羽根を設け、軸方向から吸込む空
気流を斜め後方に送風するものにおいて、隣接する各羽
根は互いに重ならない形状とし、ボスはそのボスプレー
トに投影された羽根の投影部分を除去してなり、このボ
スプレートの羽根取付面裏面の切欠部の端縁に沿って放
射方向にリブを一体的に設けたことを特徴とする斜流形
送風機用羽根車である。
(作用) このようにして構成することにより、成型性が良く、ボ
スプレートの強度を上げることがで回転中の圧力で羽根
が変形することがなくなると共に、送風効率を向上する
ことができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図は斜流型送風機用羽根車の構成を示す平面図であ
る。すなわち、円錐台形状をしたボス1の円錐周面を構
成するボスプレート2に、複数の羽根3〜8を有する。
各羽根3〜8は互いに隣接する羽根に対して重ならない
形状をなす。
また、ボス1は、ボスプレート2の傾斜面に対して投影
された上記各羽根3〜8の投影部分を切除した形状とな
っている。すなわち、第2図に示すように、各羽根3〜
8の図に置ける下側には、ボスプレート2は存在しな
い。
第3図に、羽根車を裏面側から見た平面図を示す。すな
わち、ボスプレート2の切欠部の端縁に沿ってリブ20が
一体に突設される。このリブ20は、切欠面の放射方面の
リブと、羽根取付部裏面とのリブとがつながった形状を
なす。その断面は第4図に示すようになっていて、上記
リブ20の内側はボス1の端面の裏面側まで位置してい
る。
このようにして構成される羽根車を合成樹脂材等により
一体に成形するには、雄型と雌型の2個の金型を使用
し、これらをボスプレート2と各羽根3〜8及びリブ20
の厚さを保持するように合せて合成樹脂材を射出する。
なお、上記リブ20には型抜きテーパを設けてあり、よっ
て所定の羽根車を形成するのに都合がよい。
しかして、このようにして構成される羽根車を第1図に
矢印に示す方向に回転駆動することにより、空気は流入
部b側より各羽根3〜8の翼面に流入する。第2図に示
すa面側が空気流の流れ面となり、再び第1図に示す流
出部cより正圧及び動圧上昇した空気流が流出する。こ
の時、ボスプレート2の裏面の切欠部の端縁に沿うと共
にボス1の端面にまで設けられるリブ20が、ボスプレー
ト2を補強してこの変形を確実に阻止し、低振動で、か
つ流体性能がよい。
しかも、リブ20は回転時における羽根の正圧面から負圧
面への風のショートサーキットをある程度阻止するだけ
の高さで成形されているため、リブ20が回転時の抵抗と
なることもない。
なお、第5図及び第6図に示すようなリブ20Aであって
も良い。すなわち、第5図は羽根車を裏面側から見た平
面図であり、ボス1の端面周面に沿って円筒状のリブ20
aが一体に突設され、かつボスプレート2の傾斜面には
放射方向に直線状のリブ20bが一体に突設される。これ
ら円筒状のリブ20aと直線状のリブ20bとは、互いに一体
に連設される。第6図は羽根車の断面形状を示し、上記
リブ20bはボス1の端面周縁からボスプレート2の傾斜
面端縁に向かって漸次突出量が小さくなる。
このようにして構成される羽根車においては、特に、羽
根3〜8の送風効率向上と、ボスプレート2の強度増大
の点において効果があり、その他上記実施例と全く同様
の作用効果を有する。
さらにまた、第7図及び第8図に示すようなリブ20Bで
あっても良い。すなわち、第7図は羽根車を裏面側から
見た平面図であり、ボス1の円錐台の中央に沿って円筒
状のリブ20cが一体に突設され、かつボスプレート2の
傾斜面上部には放射方向に直線状のリブ20dが一体に突
設される。これら円筒状のリブ20cと直線状のリブ20dと
は、互いに一体に連設される。第8図は羽根車の断面形
状を示し、上記リブ20dはボス1の端面周縁からボスプ
レート2の傾斜面の中腹部に向かって漸次突出量が小さ
くなる。
このようにして構成される羽根車においては、特に、羽
根3〜8の送風効率の向上と、ボスプレート2の強度増
大の点において効果があり、また第8図の断面形状を有
する羽根車は、第6図に示した断面形状を有する上記羽
根車よりも流体抵抗が少なくなり、風量増加ができる効
果がある。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、成形時においてボ
スプレートの変形がなく、型抜きが容易で成形性の向上
を図れると共に、ボスプレートの強度が向上し、ボスプ
レートの変形がなく、回転中に羽根が受ける圧力の影響
を受けずにすむ。
また、ボスプレートの羽根取付面裏面の切欠部の端縁に
沿って放射方向にリブを設けたことから、回転時に羽根
の正圧面からボス内へ逃げる風の流れを阻止して、羽根
の有効な送風作用を行なわせ、送風効率の向上が図れ
る。
従って、所定の強度を備え成型性が良いと共に、低振動
で、かつ流体性能に優れた斜流型羽根車が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は斜
流型送風機用羽根車の平面図、第2図は第1図のII−II
線に沿う縦断面図、第3図は斜流型送風機用羽根車の裏
面側平面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う縦断面
図、第5図及び第6図は本考案の他の実施例を示し、第
5図は斜流型送風機用羽根車の裏面側平面図、第6図は
第5図のVI−VI線に沿う縦断面図、第7図及び第8図は
さらに異なる他の実施例を示し、第7図は斜流型送風機
用羽根車の裏面側平面図、第8図は第7図のVIII−VIII
線に沿う縦断面図、第9図及び第10図は本考案の従来例
を示し、第9図は斜流型送風機用羽根車の裏面側平面
図、第10図はその羽根を除去した平面図、第11図はさら
に異なる従来例の羽根を除去した斜流型送風機用羽根車
の平面図である。 1…ボス、2…ボスプレート、3〜8…羽根、9〜14…
羽根の投影部分、20…リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円錐台形状をしたボスの円錐周面を構成す
    るボスプレートに複数の羽根を設け、軸方向から吸込む
    空気流を斜め後方に送風するものにおいて、隣接する各
    羽根は互いに重ならない形状とし、ボスはそのボスプレ
    ートに投影された羽根の投影部分を除去してなり、この
    ボスプレートの羽根取付面裏面の切欠部の端縁に沿って
    放射方向にリブを一体的に設けたことを特徴とする斜流
    形送風機用羽根車。
JP1986046408U 1986-03-29 1986-03-29 斜流形送風機用羽根車 Expired - Lifetime JPH073038Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986046408U JPH073038Y2 (ja) 1986-03-29 1986-03-29 斜流形送風機用羽根車

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Publication Number Publication Date
JPS62158196U JPS62158196U (ja) 1987-10-07
JPH073038Y2 true JPH073038Y2 (ja) 1995-01-30

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ID=30866043

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6051414B2 (ja) * 1978-09-15 1985-11-13 松下電工株式会社 フアンの製造方法
JPS55153894A (en) * 1979-05-18 1980-12-01 Toshiba Corp Impeller for mixed flow blower

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Publication number Publication date
JPS62158196U (ja) 1987-10-07

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