JPH09126189A - 送風ファン - Google Patents
送風ファンInfo
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- JPH09126189A JPH09126189A JP30497595A JP30497595A JPH09126189A JP H09126189 A JPH09126189 A JP H09126189A JP 30497595 A JP30497595 A JP 30497595A JP 30497595 A JP30497595 A JP 30497595A JP H09126189 A JPH09126189 A JP H09126189A
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- Japan
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- blade
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上下に型抜きすることによって成形され、ブ
レードの外周下端付近を薄肉化した構成を有すると共
に、上型と下型の型割面に対応する部分に段差が生じな
い構成のブレードを有する送風ファンを提供する。 【解決手段】 上型と下型との型割面に対応する分離線
を、上端における外側ブレードとの接合線から下端にお
ける内側ブレードとの接合線にかけて傾斜するように形
成したことから、連設部の分離線の下側に位置する部分
と、第1の幅の上側部とこの第1の幅の上側部よりも狭
い第2の幅の下側部を有する外側ブレードとを下型によ
って成形し、連設部の分離線の上側に位置する部分と、
第3の幅の下側部と第4の幅に上側部を有する内側ブレ
ードとを上型によって成形するために、上型と下側の型
割面が抜き方向に対して傾斜させる。
レードの外周下端付近を薄肉化した構成を有すると共
に、上型と下型の型割面に対応する部分に段差が生じな
い構成のブレードを有する送風ファンを提供する。 【解決手段】 上型と下型との型割面に対応する分離線
を、上端における外側ブレードとの接合線から下端にお
ける内側ブレードとの接合線にかけて傾斜するように形
成したことから、連設部の分離線の下側に位置する部分
と、第1の幅の上側部とこの第1の幅の上側部よりも狭
い第2の幅の下側部を有する外側ブレードとを下型によ
って成形し、連設部の分離線の上側に位置する部分と、
第3の幅の下側部と第4の幅に上側部を有する内側ブレ
ードとを上型によって成形するために、上型と下側の型
割面が抜き方向に対して傾斜させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両用空
調装置の送風機に使用される多翼式の送風ファンに関す
る。
調装置の送風機に使用される多翼式の送風ファンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の送風ファンとしては、先ず実公昭
57−30469号公報に開示されているものがある。
この引用例1で開示されるファンは、樹脂材料により一
体に成形される遠心ファンで、羽根部と羽根部の間の空
間に抜き型の下型と上型を交互を配置して成形するよう
にしたものである。これにより、羽根部の表側と裏側に
おいて逆方向に抜くことができるために、羽根部の断面
を底板部から補強部側に到るまで均一にできる。
57−30469号公報に開示されているものがある。
この引用例1で開示されるファンは、樹脂材料により一
体に成形される遠心ファンで、羽根部と羽根部の間の空
間に抜き型の下型と上型を交互を配置して成形するよう
にしたものである。これにより、羽根部の表側と裏側に
おいて逆方向に抜くことができるために、羽根部の断面
を底板部から補強部側に到るまで均一にできる。
【0003】また、多翼式の送風ファンを樹脂の型成形
によって製造する際、ブレードの径方向の中間が型割面
となる構成から、内側の上抜き方向と外側の下抜き方向
とで型の抜き勾配が逆になるために、型割面に対応する
部分で段差ができ、騒音が増大するという不具合が生じ
ていた。このために、特開平5−231384号公報に
開示される多翼式送風ファンは、成形型の上下型抜きに
より成形されるブレードを有し、ブレード間のブレード
径内側部位とブレード径外側部位とを区別する境界域に
型割面を持ち、このブレードの型割面付近の抜き勾配を
他の部位の抜き勾配より小さく設定したものである。こ
れによって型抜きされたファンは、段差のないブレード
を持つ送風ファンとなり、騒音の大幅な低減を図ること
ができる。
によって製造する際、ブレードの径方向の中間が型割面
となる構成から、内側の上抜き方向と外側の下抜き方向
とで型の抜き勾配が逆になるために、型割面に対応する
部分で段差ができ、騒音が増大するという不具合が生じ
ていた。このために、特開平5−231384号公報に
開示される多翼式送風ファンは、成形型の上下型抜きに
より成形されるブレードを有し、ブレード間のブレード
径内側部位とブレード径外側部位とを区別する境界域に
型割面を持ち、このブレードの型割面付近の抜き勾配を
他の部位の抜き勾配より小さく設定したものである。こ
れによって型抜きされたファンは、段差のないブレード
を持つ送風ファンとなり、騒音の大幅な低減を図ること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公昭
57−30469号公報に開示されたファンは、羽根部
と羽根部の間に形成される各々の空間に上型と下型を交
互に配し、それぞれ上方向、下方向に抜くようにしたた
めに、上型と下型の構造が複雑になるという問題点があ
った。
57−30469号公報に開示されたファンは、羽根部
と羽根部の間に形成される各々の空間に上型と下型を交
互に配し、それぞれ上方向、下方向に抜くようにしたた
めに、上型と下型の構造が複雑になるという問題点があ
った。
【0005】また、特開平5−231384号公報に開
示されたファンは、その型割面付近の抜き勾配が他の部
位の抜き勾配よりも小さく設定されているが、この型割
面に対応する部分の抜き勾配を零としないかぎり段差を
無くすことができず、また抜き勾配を零としても、この
型割面付近における上型と下型の当接面は上下の抜き方
向であるために、型の抜き作業が難しいという問題点を
有する。
示されたファンは、その型割面付近の抜き勾配が他の部
位の抜き勾配よりも小さく設定されているが、この型割
面に対応する部分の抜き勾配を零としないかぎり段差を
無くすことができず、また抜き勾配を零としても、この
型割面付近における上型と下型の当接面は上下の抜き方
向であるために、型の抜き作業が難しいという問題点を
有する。
【0006】このために、この発明は、上下に型抜きす
ることによって成形され、ブレードの外周下端付近を薄
肉化した構成を有すると共に、上型と下型の型割面に対
応する部分に段差が生じない構成のブレードを有する送
風ファンを提供することにある。
ることによって成形され、ブレードの外周下端付近を薄
肉化した構成を有すると共に、上型と下型の型割面に対
応する部分に段差が生じない構成のブレードを有する送
風ファンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】したがって、この発明
は、回転軸に固装されるボス部と、このボス部から連設
されるコーンと、このコーンの外周縁に円周方向に沿っ
て前記回転軸の軸方向に立設される複数のブレードとに
よって構成され、成形型の上下型抜きによって成形され
る送風ファンにおいて、前記ブレードは、第1の幅の上
側部及びこの第1の幅よりも狭い第2の幅の下側部を有
する外側部位と、第3の幅の下側部及びこの第3の幅よ
りも狭い第4の幅の上側部を有する内側部位と、前記外
側部位と前記内側部位との間に位置し、前記外側部位と
接する第1の幅の上側部端部と前記内側部位と接する第
3の幅の下側部端部とを連通して形成される分離線と、
第4の幅の内側部位の上端部と第1の幅の外側部位の上
側部との間を接続する上側部と、前記第3の幅の内側部
位の下側部と前記第2の幅の外側部位の下側部とを接続
する下側部とを有する中間部位とによって構成されるこ
とにある。
は、回転軸に固装されるボス部と、このボス部から連設
されるコーンと、このコーンの外周縁に円周方向に沿っ
て前記回転軸の軸方向に立設される複数のブレードとに
よって構成され、成形型の上下型抜きによって成形され
る送風ファンにおいて、前記ブレードは、第1の幅の上
側部及びこの第1の幅よりも狭い第2の幅の下側部を有
する外側部位と、第3の幅の下側部及びこの第3の幅よ
りも狭い第4の幅の上側部を有する内側部位と、前記外
側部位と前記内側部位との間に位置し、前記外側部位と
接する第1の幅の上側部端部と前記内側部位と接する第
3の幅の下側部端部とを連通して形成される分離線と、
第4の幅の内側部位の上端部と第1の幅の外側部位の上
側部との間を接続する上側部と、前記第3の幅の内側部
位の下側部と前記第2の幅の外側部位の下側部とを接続
する下側部とを有する中間部位とによって構成されるこ
とにある。
【0008】したがって、この発明においては、上型と
下型との型割面に対応する分離線を、上端における外側
部位との接合線から下端における内側部位との接合線に
かけて傾斜するように形成したことから、中間部位の分
離線の下側に位置する部分と、第1の幅の上側部とこの
第1の幅の上側部よりも狭い第2の幅の下側部を有する
外側部位とを下型によって成形し、中間部位の分離線の
上側に位置する部分と、第3の幅の下側部と第4の幅に
上側部を有する内側部位とを上型によって成形するため
に、上型と下側の型割面が抜き方向に対して傾斜させる
ことができるために、上記課題を達成できるものであ
る。
下型との型割面に対応する分離線を、上端における外側
部位との接合線から下端における内側部位との接合線に
かけて傾斜するように形成したことから、中間部位の分
離線の下側に位置する部分と、第1の幅の上側部とこの
第1の幅の上側部よりも狭い第2の幅の下側部を有する
外側部位とを下型によって成形し、中間部位の分離線の
上側に位置する部分と、第3の幅の下側部と第4の幅に
上側部を有する内側部位とを上型によって成形するため
に、上型と下側の型割面が抜き方向に対して傾斜させる
ことができるために、上記課題を達成できるものであ
る。
【0009】また、前記第3の幅は前記第1の幅と同一
であることが好ましい。これによって、前記中間部位の
両側に形成される一対の分離線が平行となるために、上
型及び下型の型抜きを容易にすることができる。
であることが好ましい。これによって、前記中間部位の
両側に形成される一対の分離線が平行となるために、上
型及び下型の型抜きを容易にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面により説明する。
いて図面により説明する。
【0011】図1及び図2に示すファン1は、例えば図
示しない車両用空調装置の送風ユニットに使用される多
翼式のファンで、上下型抜きによる樹脂一体成形で製造
されるもので、送風ユニットに装着されるモータから延
出する回転軸に固装されるボス部2と、このボス部2か
ら径方向に延出するコーン3と、このコーン3の外周縁
に円周方向に沿って前記回転軸の軸方向に立設される複
数のブレード4と、この複数のブレード4の外側上端を
連設する環状保持部5とによって構成される。
示しない車両用空調装置の送風ユニットに使用される多
翼式のファンで、上下型抜きによる樹脂一体成形で製造
されるもので、送風ユニットに装着されるモータから延
出する回転軸に固装されるボス部2と、このボス部2か
ら径方向に延出するコーン3と、このコーン3の外周縁
に円周方向に沿って前記回転軸の軸方向に立設される複
数のブレード4と、この複数のブレード4の外側上端を
連設する環状保持部5とによって構成される。
【0012】コーン3は、ボス部2から径方向に水平に
延出する第1の円板部3aと、この第1の円板部3aか
ら下方へ径を広げながら延出する円錐部3bと、この円
錐部から径方向に水平に延出する第2の円板部3cとに
よって構成され、ファン1の回転によって軸方向上方か
ら流れ込む空気は、このコーン3に沿って図2のAで示
す矢印のように径方向外方へ放出されるものである。
延出する第1の円板部3aと、この第1の円板部3aか
ら下方へ径を広げながら延出する円錐部3bと、この円
錐部から径方向に水平に延出する第2の円板部3cとに
よって構成され、ファン1の回転によって軸方向上方か
ら流れ込む空気は、このコーン3に沿って図2のAで示
す矢印のように径方向外方へ放出されるものである。
【0013】また、前記ブレード4は、図3に示すよう
に、第1の幅D1 の上側部41及びこの第1の幅D1 よ
りも狭い第2の幅D2 の下側部42を有する外側部位4
3と、第3の幅D3 の下側部45及び第4の幅D4 の上
側部44を有する内側部位46と、前記外側部位43と
前記内側部位46との間に位置し、前記外側部位43と
接する第1の幅D1 の上側部端部47と前記内側部位4
6と接する第3の幅D3 の下側部端部48とを連通して
形成される分離線49と、前記内側部位46の上側部4
4と接する第4の幅D4 から前記外側部位43の上側部
41と接する第1の幅D1 へ漸次幅が広がる上側部50
と、前記内側部位46の下側部45と接する第3の幅D
3 から前記外側部位43の下側部42と接する第2の幅
D2 へ漸次幅が狭まる下側部51とを有する中間部位5
2とによって構成される。また、中間部位の上側部50
と下側部51の両辺は曲線によって形成され、外側部位
43から分離線49にかけて、また内側部位46から分
離線49にかけて滑らかに変化する曲面によって形成さ
れるものである。
に、第1の幅D1 の上側部41及びこの第1の幅D1 よ
りも狭い第2の幅D2 の下側部42を有する外側部位4
3と、第3の幅D3 の下側部45及び第4の幅D4 の上
側部44を有する内側部位46と、前記外側部位43と
前記内側部位46との間に位置し、前記外側部位43と
接する第1の幅D1 の上側部端部47と前記内側部位4
6と接する第3の幅D3 の下側部端部48とを連通して
形成される分離線49と、前記内側部位46の上側部4
4と接する第4の幅D4 から前記外側部位43の上側部
41と接する第1の幅D1 へ漸次幅が広がる上側部50
と、前記内側部位46の下側部45と接する第3の幅D
3 から前記外側部位43の下側部42と接する第2の幅
D2 へ漸次幅が狭まる下側部51とを有する中間部位5
2とによって構成される。また、中間部位の上側部50
と下側部51の両辺は曲線によって形成され、外側部位
43から分離線49にかけて、また内側部位46から分
離線49にかけて滑らかに変化する曲面によって形成さ
れるものである。
【0014】これによって、前記矢印Aで示す空気の流
れに対して、ブレード4の径方向内側上端61及び径方
向外側下端62を薄く形成したために、空気の流れが円
滑に流れると共に、上型と下型の型割面を前記分離線4
9に沿って形成できるために、型抜きが容易となるもの
である。
れに対して、ブレード4の径方向内側上端61及び径方
向外側下端62を薄く形成したために、空気の流れが円
滑に流れると共に、上型と下型の型割面を前記分離線4
9に沿って形成できるために、型抜きが容易となるもの
である。
【0015】つまり、中間部位52の分離線49の上方
に位置する部分52aと内側部位46とは上型によって
型抜きされ、中間部位52の分離線49の下方に位置す
る部分52bと外側部位43とは下型によって型抜きさ
れるが、上型の型抜き方向(B)及び下型の型抜き方向
(C)の各々の方向に向かって、漸次幅が狭くなるよう
に抜き勾配が形成されると共に、上型と下型の型割面
(分離線49に対応する)がお互いに傾斜することとな
ることから、型抜きが容易となるものである。
に位置する部分52aと内側部位46とは上型によって
型抜きされ、中間部位52の分離線49の下方に位置す
る部分52bと外側部位43とは下型によって型抜きさ
れるが、上型の型抜き方向(B)及び下型の型抜き方向
(C)の各々の方向に向かって、漸次幅が狭くなるよう
に抜き勾配が形成されると共に、上型と下型の型割面
(分離線49に対応する)がお互いに傾斜することとな
ることから、型抜きが容易となるものである。
【0016】さらに、前記第1の幅D1 と前記第3の幅
D3 を同じ幅とすることによって前記中間部位52の両
側面に形成される一対の分離線49が、抜き方向に対し
て平行となることから、上型と下型の型抜きをさらに容
易にできるものである。
D3 を同じ幅とすることによって前記中間部位52の両
側面に形成される一対の分離線49が、抜き方向に対し
て平行となることから、上型と下型の型抜きをさらに容
易にできるものである。
【0017】また、分離線49を頂線として、外側部位
43側及び内側部位46側へ向かってゆるやかな曲面が
形成されるために、上型と下型の型割面に対応する位置
の分離線49において段差が生じないために、段差によ
って生じる騒音を防止することができる。
43側及び内側部位46側へ向かってゆるやかな曲面が
形成されるために、上型と下型の型割面に対応する位置
の分離線49において段差が生じないために、段差によ
って生じる騒音を防止することができる。
【0018】また、図4に示すブレード4は、図3に示
すブレードと同様に、第1の幅D1の上側部41及びこ
の第1の幅D1 よりも狭い第2の幅D2 の下側部42を
有する外側部位43と、第4の幅D4 の上側部44及び
第3の幅D3 の下側部45を有する内側部位46と、前
記外側部位43と前記内側部位46との間に位置し、前
記外側部位43と接する第1の幅D1 の上側部端部47
と前記内側部位46と接する第3の幅D3 (第1の幅D
1 )の下側部端部48とを連通して形成される分離線4
9と、前記内側部位46の上側部44と接する第4の幅
D4 (第2の幅D2 )から前記外側部位43の上側部4
1と接する第1の幅D1 へ漸次幅が広がる上側部50
と、前記内側部位46の下側部45と接する第3の幅D
3 (第1の幅D1 )から前記外側部位43の下側部42
と接する第2の幅D2 へ漸次幅が狭まる下側部51とを
有する中間部位52とによって構成されるが、上型及び
下型の形成を容易にするために、中間部位52の上側部
50及び下側部51の両辺を直線としたものである。こ
れによって、外側部位43から中間部位52への移行部
分及び内側部位46から中間部位52への移行部分には
屈曲線ができるが、その屈曲線での角度が大きいため
に、特にこれを原因として騒音が発生するということは
ないものである。
すブレードと同様に、第1の幅D1の上側部41及びこ
の第1の幅D1 よりも狭い第2の幅D2 の下側部42を
有する外側部位43と、第4の幅D4 の上側部44及び
第3の幅D3 の下側部45を有する内側部位46と、前
記外側部位43と前記内側部位46との間に位置し、前
記外側部位43と接する第1の幅D1 の上側部端部47
と前記内側部位46と接する第3の幅D3 (第1の幅D
1 )の下側部端部48とを連通して形成される分離線4
9と、前記内側部位46の上側部44と接する第4の幅
D4 (第2の幅D2 )から前記外側部位43の上側部4
1と接する第1の幅D1 へ漸次幅が広がる上側部50
と、前記内側部位46の下側部45と接する第3の幅D
3 (第1の幅D1 )から前記外側部位43の下側部42
と接する第2の幅D2 へ漸次幅が狭まる下側部51とを
有する中間部位52とによって構成されるが、上型及び
下型の形成を容易にするために、中間部位52の上側部
50及び下側部51の両辺を直線としたものである。こ
れによって、外側部位43から中間部位52への移行部
分及び内側部位46から中間部位52への移行部分には
屈曲線ができるが、その屈曲線での角度が大きいため
に、特にこれを原因として騒音が発生するということは
ないものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ブレードに、上型の型抜き方向及び下型の型抜き方
向の各々の方向に向かって、漸次幅が狭くなるように抜
き勾配が形成され、また上型と下型の型割面(分離線4
9に対応する)がお互いに傾斜するように分離線を形成
したことから、上型と下型の型抜きが容易となるため
に、成形サイクルの短縮化及び型の寿命を延ばすことが
できるものである。
ば、ブレードに、上型の型抜き方向及び下型の型抜き方
向の各々の方向に向かって、漸次幅が狭くなるように抜
き勾配が形成され、また上型と下型の型割面(分離線4
9に対応する)がお互いに傾斜するように分離線を形成
したことから、上型と下型の型抜きが容易となるため
に、成形サイクルの短縮化及び型の寿命を延ばすことが
できるものである。
【0020】また、前記分離線を頂線として、外側部位
側及び内側部位側へ向かってゆるやかな曲面が形成され
るために、上型と下型の型割面に対応する位置の分離線
において段差が生じないために、段差によって生じる騒
音を防止することができる。
側及び内側部位側へ向かってゆるやかな曲面が形成され
るために、上型と下型の型割面に対応する位置の分離線
において段差が生じないために、段差によって生じる騒
音を防止することができる。
【図1】本発明の実施の形態にかかるファンを示した平
面図である。
面図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるファンを示した断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかるブレードを示した
一部拡大図である。
一部拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるブレードの別の実
施の形態を示した一部拡大図である。
施の形態を示した一部拡大図である。
1 ファン 2 ボス部 3 コーン 4 ブレード 5 環状保持部 43 外側ブレード 46 内側ブレード 52 中間部位
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸に固装されるボス部と、このボス
部から連設されるコーンと、このコーンの外周縁に円周
方向に沿って前記回転軸の軸方向に立設される複数のブ
レードとによって構成され、成形型の上下型抜きによっ
て成形される送風ファンにおいて、 前記ブレードは、 第1の幅の上側部及びこの第1の幅よりも狭い第2の幅
の下側部を有する外側部位と、 第3の幅の下側部及びこの第3の幅よりも狭い第4の幅
の上側部を有する内側部位と、 前記外側部位と前記内側部位との間に位置し、前記外側
部位と接する第1の幅の上側部端部と前記内側部位と接
する第3の幅の下側部端部とを連通して形成される分離
線と、第4の幅の内側部位の上端部と第1の幅の外側部
位の上側部との間を接続する上側部と、前記第3の幅の
内側部位の下側部と前記第2の幅の外側部位の下側部と
を接続する下側部とを有する中間部位とによって構成さ
れることを特徴とする送風ファン。 - 【請求項2】 前記第3の幅は前記第1の幅と同一であ
ることを特徴とする請求項1記載の送風ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30497595A JPH09126189A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 送風ファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30497595A JPH09126189A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 送風ファン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126189A true JPH09126189A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17939573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30497595A Pending JPH09126189A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 送風ファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09126189A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6468038B1 (en) | 1999-03-03 | 2002-10-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Fan, method for producing the fan by molding molten metal, and device for producing the fan by molding molten metal |
JP2003035294A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-07 | Daikin Ind Ltd | 多翼送風機の羽根車及びそれを備えた多翼送風機 |
JP2005127241A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 多翼遠心ファン |
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1995
- 1995-10-30 JP JP30497595A patent/JPH09126189A/ja active Pending
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