JP2008121611A - 多翼送風機の羽根車 - Google Patents

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Abstract

【課題】多翼送風機の羽根車において、羽根車の内部から外周側に吹き出される際の通風抵抗の増加を極力抑え、かつ、樹脂一体成形が可能な形で、高速回転化を実現する。
【解決手段】多翼送風機の羽根車1は、回転軸方向から気体を吸入して回転軸に交差する方向に気体を吹き出す多翼送風機の羽根車であって、回転軸3を中心として回転する略円形のエンドプレート11と、複数の翼12と、1以上の中間リング14とを備えている。複数の翼12は、エンドプレート11の片面又は両面に回転軸3を中心として環状に配置されており、各一端がエンドプレート11の外周部に設けられている。中間リング14は、複数の翼12の反エンドプレート11側端以外の位置において、回転軸方向から見た際に複数の翼12に重ならないように、かつ、各翼12の外周縁を結ぶように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、多翼送風機の羽根車、特に、回転軸方向から気体を吸入して回転軸に交差する方向に気体を吹き出す多翼送風機の羽根車に関する。
空気清浄機やエアコン等においては、送風を行うために、回転軸方向から気体を吸入して回転軸に交差する方向に気体を吹き出す多翼送風機がよく用いられている。このような多翼送風機の羽根車は、主として、回転軸を中心として回転する略円形のエンドプレートと、エンドプレートに回転軸を中心として環状に配置されており各一端が主板の外周部に設けられる複数の翼と、複数の翼の他端を結ぶエンドリングとを備えている。
また、このような多翼送風機の羽根車において、エンドプレートとエンドリングと回転軸方向間に中間リングをさらに設けたものもある(特許文献1参照。)。
特開2000−320490号公報
上述の多翼送風機の羽根車において、羽根車の小型化や送風能力の向上等を実現するために、羽根車を高速回転させて使用することが望まれている。
しかし、上述の前者の多翼送風機の羽根車を高速回転させると、羽根車にかかる遠心力が大きくなり、羽根車の同心度が保つことができなくなり、また、偏バランス量が大きくなるため、羽根車が大きく変形し、破損するおそれがある。
これに対して、上述の後者の多翼送風機の羽根車においては、中間リングが設けられているため、上述の前者の多翼送風機の羽根車に比べて、遠心力による羽根車の変形量が小さくなり、高速回転化が可能となる。しかし、この羽根車において設けられている中間リングは、翼の外周縁から内周縁の位置にわたって設けられていることから、羽根車の内部から外周側に吹き出される際の通風抵抗が大きくなるという問題がある。また、この羽根車を樹脂製品として製造する場合においては、中間リングが翼の外周縁から内周縁の位置にわたって設けられていることから、樹脂一体成形することが困難であり、クロスフローファンの羽根車と同様に、羽根車を中間リングの位置で回転軸方向エンドリング側の部分と回転軸方向エンドプレート側の部分とに分割する等して樹脂成形し、これらの複数の部分を超音波溶着により接合する等によって製造する必要があるため、羽根車の製造に手間がかかるという問題がある。
本発明の課題は、多翼送風機の羽根車において、羽根車の内部から外周側に吹き出される際の通風抵抗の増加を極力抑え、かつ、樹脂一体成形が可能な形で、高速回転化を実現することにある。
第1の発明にかかる多翼送風機の羽根車は、回転軸方向から気体を吸入して回転軸に交差する方向に気体を吹き出す多翼送風機の羽根車であって、回転軸を中心として回転する略円形のエンドプレートと、複数の翼と、1以上の中間リングと、エンドリングとを備えている。複数の翼は、エンドプレートの片面又は両面に回転軸を中心として環状に配置されており、各一端がエンドプレートの外周部に設けられている。中間リングは、複数の翼の反エンドプレート側端以外の位置において、回転軸方向から見た際に複数の翼に重ならないように、かつ、各翼の外周縁を結ぶように形成されている。エンドリングは、複数の翼の反エンドプレート側端の位置において、回転軸方向から見た際に複数の翼に重ならないように、かつ、各翼の外周縁を結ぶように形成されている。
この多翼送風機の羽根車では、複数の翼の反エンドプレート側端以外の位置に設けられた中間リングが、回転軸方向から見た際に複数の翼に重ならないように、かつ、各翼の外周縁を結ぶように形成されているため、羽根車の内部から外周側に吹き出される際の通風抵抗の増加の抑制や中間リングを含めた羽根車全体の樹脂一体成形を可能にしつつ、高速回転化を実現することができる。
第2の発明にかかる多翼送風機の羽根車は、第1の発明にかかる多翼送風機の羽根車において、中間リングの少なくとも一部は、翼のエンドプレート側端を基準として、翼の反エンドプレート側端に向かって、翼のエンドプレート側端から反エンドプレート側端までの翼長さの1/4倍の長さに対応する位置から翼長さの3/4倍の長さに対応する位置までの範囲内に含まれるように形成されている。
この多翼送風機の羽根車では、中間リングの少なくとも一部が、翼のエンドプレート側端を基準として、翼の反エンドプレート側端に向かって、翼のエンドプレート側端から反エンドプレート側端までの翼長さの1/4倍の長さに対応する位置から翼長さの3/4倍の長さに対応する位置までの範囲内に含まれるように形成されているため、羽根車の変形を効果的に抑えることができる。
第3の発明にかかる多翼送風機の羽根車は、第の発明にかかる多翼送風機の羽根車において、中間リングは、翼のエンドプレート側端と反エンドプレート側端との間に2つ形成されており、中間リング間のピッチは、翼長さの1/4倍の長さから翼長さの3/4倍の長さの範囲内に設定されている。
この多翼送風機の羽根車では、翼のエンドプレート側端と反エンドプレート側端との間に中間リングが2つ設けられる場合において、中間リング間のピッチが、翼長さの1/4倍の長さから翼長さの3/4倍の長さの範囲内に設定されているため、羽根車の変形を効果的に抑えることができる。
第4の発明にかかる多翼送風機の羽根車は、第1〜第3の発明のいずれかにかかる多翼送風機の羽根車において、中間リングの断面形状は、回転軸方向の長さが翼の外周縁からの突出長さの1/2倍以上の略長方形状である。
この多翼送風機の羽根車では、中間リングの断面形状を、回転軸方向の長さが翼の外周縁からの突出長さの1/2倍以上の略長方形状としており、中間リングに十分な回転軸方向の厚みを持たしているため、羽根車の変形を効果的に抑えることができる。
第5の発明にかかる多翼送風機の羽根車は、第1〜第3の発明のいずれかにかかる多翼送風機の羽根車において、中間リングの断面形状は、略L字形状である。
この多翼送風機の羽根車では、中間リングの断面形状を略L形状としており、中間リングに十分な回転軸方向の厚みを持たしているため、羽根車の変形を効果的に抑えることができる。
第6の発明にかかる多翼送風機の羽根車は、第1〜第3の発明のいずれかにかかる多翼送風機の羽根車において、中間リングの断面形状は、略台形形状である。
この多翼送風機の羽根車では、中間リングの断面形状を略台形形状としており、中間リングに十分な回転軸方向の厚みを持たしているため、羽根車の変形を効果的に抑えることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、羽根車の内部から外周側に吹き出される際の通風抵抗の増加の抑制や中間リングを含めた羽根車全体の樹脂一体成形を可能にしつつ、高速回転化を実現することができる。
第2の発明では、羽根車の変形を効果的に抑えることができる。
第3の発明では、羽根車の変形を効果的に抑えることができる。
第4の発明では、羽根車の変形を効果的に抑えることができる。
第5の発明では、羽根車の変形を効果的に抑えることができる。
第6の発明では、羽根車の変形を効果的に抑えることができる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる多翼送風機の羽根車の実施形態について説明する。
(1)多翼送風機の羽根車の構成
図1に、本発明の一実施形態にかかる多翼送風機の羽根車1を示す。ここで、図1は、多翼送風機の羽根車1の径方向断面図である。
羽根車1は、回転軸方向両側から気体を吸入して回転軸に交差する方向に気体を吹き出す両吸込タイプの多翼送風機の羽根車であり、モータ2によって回転駆動されるようになっている。ここで、図中のO−Oは、羽根車1及びモータ2の回転軸線である。羽根車1は、後述のように、金型を用いて一体成形される樹脂製品であり、主として、エンドプレート11と、複数の翼12と、エンドリング13と、1以上の中間リング14とを備えている。
エンドプレート11は、モータ2の回転軸3を中心として回転する略円形の部分であり、回転軸3が連結される中心孔11aが形成されている。
複数の翼12は、エンドプレート11の両面に回転軸3を中心として環状に配置されており、各一端がエンドプレート11の外周部に配置され、そこから回転軸方向両側に向かってねじれなく延びている。
エンドリング13は、翼の他端(すなわち、反エンドプレート11側端)の位置において、各翼12の反エンドプレート11側端の外周縁を結ぶ環状の部分であり、本実施形態において、エンドプレート11の回転軸方向両側に配置されている。エンドリング13は、回転軸方向から見た際に、複数の翼12に重ならないように形成されている。
中間リング14は、複数の翼12の反エンドプレート11側端以外の位置において、回転軸方向から見た際に複数の翼12に重ならないように、かつ、各翼12の外周縁を結ぶように形成された環状の部分であり、本実施形態において、エンドプレート11の回転軸方向両側に配置されている。また、各中間リング14の少なくとも一部は、翼12のエンドプレート11側端を基準として、翼12の反エンドプレート11側端に向かって、翼12のエンドプレート11側端から反エンドプレート11側端までの翼長さ(以下、この長さを翼長さL1とする)の1/4倍の長さに対応する位置から翼長さL1の3/4倍の長さに対応する位置までの範囲内に含まれるように形成されている。さらに、各中間リング14の断面形状は、回転軸方向の長さL2が翼12の外周縁からの突出長さWの1/2倍以上の略長方形状である。尚、本実施形態において、各中間リング14は、翼12のエンドプレート11側端を基準として、翼12の反エンドプレート11側端に向かって、翼長さL1のほぼ1/2倍の長さに対応する位置に形成されており、回転軸方向の長さL2が突出長さWとほぼ同じの長さの略長方形状(すなわち、略正方形状)の断面形状を有している。
(2)多翼送風機の羽根車の成形
次に、本実施形態の多翼送風機の羽根車1の成形について、図2及び図3を用いて説明する。ここで、図2は、多翼送風機の羽根車1の径方向断面図と、この断面図に対応する部分の金型4、5、6、7の形状を示す図である。図3は、多翼送風機の羽根車1の平面図と、この平面図に対応する部分の金型4、6、7の形状を示す図である。
羽根車1は、2対の金型4、5及び金型6、7を用いて樹脂一体成形して形作るものである。
金型4、5は、回転軸方向に合わさった際に、金型4のエンドプレート形成部4a及び金型5のエンドプレート形成部5aが中心孔11aを含むエンドプレート11(但し、径方向外周縁を除く)を形作り、金型4、5の翼形成部4b、5bが翼12(但し、径方向外周縁を除く)を形作り、金型4、5の外周縁形成部4c、5c(但し、外周縁形成部5cの図示は省略)がエンドリング13の径方向内周縁及び中間リング14の径方向内周縁を形作る。
また、金型6、7は、回転軸線O−Oに直交する方向(すなわち、径方向)に合わさった際に、外周縁形成部6a、7aがエンドプレート11の径方向外周縁及び翼12の径方向外周縁を形作り、エンドリング形成部6b、7bがエンドリング13(但し、エンドリング13の径方向内周縁を除く)を形作り、中間リング形成部6c、7cが中間リング14(但し、中間リング14の径方向内周縁を除く)を形作る。
このように、本実施形態の多翼送風機の羽根車1は、回転軸方向に金型4、5を抜き、径方向に金型6、7を抜くことによって樹脂一体成形することが可能である。
(3)本実施形態の多翼送風機の羽根車の特徴
本実施形態の多翼送風機の羽根車1には、以下のような特徴がある。
(A)
本実施形態の多翼送風機の羽根車1では、複数の翼12の反エンドプレート11側端以外の位置に設けられた中間リング14が、回転軸方向から見た際に複数の翼12に重ならないように、かつ、各翼12の外周縁を結ぶように形成されている。このため、羽根車1の軸方向反エンドプレート11側から羽根車1の内部に流入する気流F(図1参照)が羽根車1の内部から外周側に吹き出される際において、従来の中間リングと比べて、中間リング14によって通風抵抗が増加するのを抑えることができる。しかも、中間リング14を含めた羽根車1全体の樹脂一体成形が可能である。
このように、本実施形態の多翼送風機の羽根車1では、羽根車1の内部から外周側に吹き出される際の通風抵抗の増加の抑制や中間リング14を含めた羽根車1全体の樹脂一体成形を可能にしつつ、高速回転化を実現することができる。
(B)
本実施形態の多翼送風機の羽根車1では、中間リング14の少なくとも一部が、翼12のエンドプレート11側端を基準として、翼12の反エンドプレート11側端に向かって、翼12のエンドプレート11側端から反エンドプレート11側端までの翼長さL1の1/4倍の長さに対応する位置から翼長さL1の3/4倍の長さに対応する位置までの範囲内に含まれるように形成されているため、羽根車1の変形を効果的に抑えることができる。
(C)
本実施形態の多翼送風機の羽根車1では、中間リング14の断面形状を、回転軸方向の長さL2が翼12の外周縁からの突出長さWの1/2倍以上の略長方形状としており、中間リング14に十分な回転軸方向の厚みを持たしているため、羽根車1の変形を効果的に抑えることができる。
(4)変形例1
上述の実施形態においては、中間リング14を、翼12のエンドプレート11側端から翼12の反エンドプレート11側端までの間に1つ形成しているが、中間リングを複数形成して、さらに、遠心力による羽根車の変形量を小さくするようにしてもよい。
例えば、図4に示されるように、中間リング15を、翼12のエンドプレート11側端から翼12の反エンドプレート11側端までの間に2つ形成することができる。また、この場合において、各中間リング15については、上述の実施形態と同様、羽根車1の変形を効果的に抑えることができるように、各中間リング15の少なくとも一部が、翼12のエンドプレート11側端を基準として、翼12の反エンドプレート11側端に向かって、翼12のエンドプレート11側端から反エンドプレート11側端までの翼長さL1の1/4倍の長さに対応する位置から翼長さL1の3/4倍の長さに対応する位置までの範囲内に含まれるように形成することが望ましい。また、翼12のエンドプレート11側端から翼12の反エンドプレート11側端までの間に形成された2つの中間リング15間のピッチPを、翼長さL1の1/4倍の長さから翼長さの3/4倍の長さの範囲内に設定することで、羽根車1の変形をさらに効果的に抑えることができる。
また、本変形例の多翼送風機の羽根車1においても、径方向に抜く金型(図2及び図3に示される金型6、7)に中間リング15の形成位置に対応するように中間リング形成部を設けることで、上述の実施形態と同様に、羽根車1全体の樹脂一体成形が可能である。
(5)変形例2
上述の実施形態及び変形例1においては、中間リング14、15の断面形状が略長方形状であるが、羽根車を樹脂一体成形する際に、金型(図2及び図3に示される金型6、7)を径方向に抜くことが困難な断面形状でなければ、種々の断面形状を有する中間リングを用いることが可能である。
例えば、図5に示されるように、中間リング14、15の断面形状を略L字形状として、十分な回転軸方向の厚みを持たせるようにしてもよい。また、この場合において、中間リング14、15は、回転軸方向に延びる部分14a、15aと、部分14a、15aよりも径方向外周側に向かって突出する部分14b、15bとを有しているが、羽根車1を通過する気流Fをスムーズに流すことができるように、部分14b、15bがエンドプレート11側に配置されるように形成することが望ましい。
また、図6に示されるように、中間リング14、15の断面形状を略台形形状として、十分な回転軸方向の厚みを持たせるようにしてもよい。また、この場合において、中間リング14、15は、図6に示されるように、翼12の径方向外周側に向かうにつれて回転軸方向の厚みが小さくなるように形成されているが、羽根車1を通過する気流Fをスムーズに流すことができるように、翼12の径方向外周側に向かうにつれて、反エンドプレート11側の面がエンドプレート11側に傾斜するように形成することが望ましい。
(6)他の実施形態
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
上述の実施形態及びその変形例においては、両吸込タイプの多翼送風機の羽根車に本発明を適用した例を説明したが、片吸込タイプの多翼送風機の羽根車に本発明を適用してもよい。
例えば、図7に示されるように、エンドプレート11と、複数の翼12と、エンドリング13とを備えており、モータ2によって回転駆動される多翼送風機の羽根車101において、エンドプレート11とエンドリング13との回転軸方向間に、上述の実施形態と同様の中間リング14を1つ形成することで、上述の実施形態と同様に、翼12のエンドプレート11側端から翼12の反エンドプレート11側端までの間に1つ中間リング14が形成された構成とすることができる。
また、本実施形態の羽根車101においては、中間リング14を1つ形成する構成だけでなく、上述の変形例1と同様に、翼12のエンドプレート11側端から翼12の反エンドプレート11側端までの間に2つの中間リング15が形成された構成としたり、上述の変形例2と同様に、翼12のエンドプレート11側端から翼12の反エンドプレート11側端までの間にL字形状や台形形状の中間リング14、15が形成された構成とすることができる。
さらに、エンドプレート11の片面のみに複数の翼12の一端が設けられていることから、金型の具体的な形状が上述の実施形態及びその変形例とは異なることになるが、本実施形態の多翼送風機の羽根車101においても、上述の実施形態及びその変形例と同様に、回転軸方向に抜く金型や径方向に抜く金型を用いて、中間リングを含めた羽根車101全体の樹脂一体成形が可能である
本発明を利用すれば、多翼送風機の羽根車において、羽根車の内部から外周側に吹き出される際の通風抵抗の増加を極力抑え、かつ、樹脂一体成形が可能な形で、高速回転化を実現することができる。
本発明の一実施形態にかかる多翼送風機の羽根車の径方向断面図である。 多翼送風機の羽根車の径方向断面図と、この断面図に対応する部分の金型の形状を示す図である。 多翼送風機の羽根車の平面図と、この平面図に対応する部分の金型の形状を示す図である。 変形例1にかかる多翼送風機の羽根車の径方向断面図である。 変形例2にかかる多翼送風機の羽根車の径方向断面図であって、中間リング付近を示す図である。 変形例2にかかる多翼送風機の羽根車の径方向断面図であって、中間リング付近を示す図である。 他の実施形態にかかる多翼送風機の羽根車の径方向断面図である。
符号の説明
1、101 多翼送風機の羽根車
11 エンドプレート
12 翼
14、15 中間リング

Claims (6)

  1. 回転軸方向から気体を吸入して前記回転軸に交差する方向に気体を吹き出す多翼送風機の羽根車であって、
    前記回転軸を中心として回転する略円形のエンドプレート(11)と、
    前記エンドプレートの片面又は両面に前記回転軸を中心として環状に配置されており、各一端が前記エンドプレートの外周部に設けられる複数の翼(12)と、
    前記複数の翼の前記反エンドプレート側端以外の位置において、前記回転軸方向から見た際に前記複数の翼に重ならないように、かつ、前記各翼の外周縁を結ぶように形成された1以上の中間リング(14、15)と、
    を備えた多翼送風機の羽根車(1、101)。
  2. 前記中間リング(14、15)の少なくとも一部は、前記翼(12)の前記エンドプレート側端を基準として、前記翼(12)の前記反エンドプレート側端に向かって、前記翼の前記エンドプレート側端から前記反エンドプレート側端までの翼長さ(L1)の1/4倍の長さに対応する位置から前記翼長さの3/4倍の長さに対応する位置までの範囲内に含まれるように形成されている、請求項1に記載の多翼送風機の羽根車(1、101)。
  3. 前記中間リング(14、15)は、前記翼(12)の前記エンドプレート側端と前記反エンドプレート側端との間に2つ形成されており、
    前記中間リング間のピッチ(P)は、前記翼長さ(L1)の1/4倍の長さから前記翼長さの3/4倍の長さの範囲内に設定されている、
    請求項2に記載の多翼送風機の羽根車(1、101)。
  4. 前記中間リング(14、15)の断面形状は、前記回転軸方向の長さ(L2)が前記翼(12)の外周縁からの突出長さ(W)の1/2倍以上の略長方形状である、請求項1〜3のいずれかに記載の多翼送風機の羽根車(1、101)。
  5. 前記中間リング(14、15)の断面形状は、略L字形状である、請求項1〜3のいずれかに記載の多翼送風機の羽根車(1、101)。
  6. 前記中間リング(14、15)の断面形状は、略台形形状である、請求項1〜3のいずれかに記載の多翼送風機の羽根車(1、101)。
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