JP2008184999A - 送風機羽根車 - Google Patents

送風機羽根車 Download PDF

Info

Publication number
JP2008184999A
JP2008184999A JP2007020842A JP2007020842A JP2008184999A JP 2008184999 A JP2008184999 A JP 2008184999A JP 2007020842 A JP2007020842 A JP 2007020842A JP 2007020842 A JP2007020842 A JP 2007020842A JP 2008184999 A JP2008184999 A JP 2008184999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
groove
blower impeller
hub
thick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007020842A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sakai
浩一 酒井
Tomoki Morikawa
智貴 森川
Yoshikimi Tazumi
欣公 田積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007020842A priority Critical patent/JP2008184999A/ja
Publication of JP2008184999A publication Critical patent/JP2008184999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/32Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
    • F04D29/38Blades
    • F04D29/384Blades characterised by form
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/68Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers
    • F04D29/681Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers especially adapted for elastic fluid pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】風量性能の向上、低騒音化、生産性向上および軽量化を実現する送風機羽根車を提供すること。
【解決手段】外部より回転力を受けて回転駆動されるハブ3と、ハブ3の周囲に放射状に延び出して形成された複数枚の樹脂で成形される厚肉の翼型羽根4とを備え、翼型羽根4に、回転したときに生じる空気の流れ方向に沿うように複数の溝部9を設け、溝部9の底部の厚みが1mm以上、5mm以下になることを特徴とする送風機羽根車であり、厚肉の定義は、羽根最大肉厚値t、羽根直径D とすると、0.003 < t/D < 0.166 で表されるものであり、これらによって、風量性能の向上、低騒音化、生産性向上および軽量化を実現する送風機羽根車が得られるものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、低騒音効果及び風量性能向上の効果のある翼型羽根を有する送風機羽根車において、性能を維持して軽量化と生産性を維持した送風機羽根車に関するものである。
従来のこの種の送風機羽根車は特許文献1に記載されている。図16は、特許文献1に記載された従来の送風機羽根車を示す斜視図であり、図17は同送風機羽根車の要部正面図、図18は図17のA−A断面図、図19は図17のB−B断面図である。
図16ないし図19において、羽根車2は、略円柱状のハブ部3に羽根4が備えられている。そして、羽根4の負圧面側に、所定のエグリ1が薄肉で設けてある。羽根車2のハブ部3にモーターシャフトを固定し、適切なケーシングに納め、モーターにより矢印の方向に回転させることで送風作用を生じる。この時、空気は羽根4の前縁5より侵入し後縁6より流出する。前記負圧面側のエグリ1には、3方にテーパー部7、8を設けている。
特開平7−189985号公報
しかしながら、上記従来の構成では、羽根車2のエグリ1は、軽量化には役立つことができるが、厚肉の翼型羽根車の低騒音効果及び風量性能向上の効果を減退することになる。すなわち、負圧面側にエグリ1を形成する場合、多少の剥離の助長を招き、それにより乱流が発生して風量性能の劣化に繋がる。
また、乱流騒音により、若干の騒音増加となる。さらに、この技術のみでは羽根車のチップ部(外周部)の肉厚が大きいため、生産性(樹脂成形)の劣化となる。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、軽量化を維持すると共に風量性能の向上、低騒音化、および生産性向上を実現する送風機羽根車を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の送風機羽根車は、外部より回転力を受けて回転駆動されるハブと、前記ハブの周囲に放射状に延び出して形成された複数枚の樹脂で成形される厚肉の翼型羽根とを備え、前記翼型羽根に、回転したときに生じる空気の流れ方向に沿うように複数の溝部を設け、溝部の底部の厚みが1mm以上、5mm以下になることを特徴とする送風機羽根車である。
ここで、厚肉の定義は、羽根最大肉厚値t、羽根直径D とすると、
0.003 < t/D < 0.166
で表される。このような厚肉に、各溝部を設けることにより、薄肉の成形方法で生産可能となり、安定した生産が可能となり、羽根単体の軽量化を図ることもでき、さらには、風量性能に与える影響を小さくすることができるものである。よって、翼型の効果を維持することによって風量性能の向上が図れる。また、羽根の厚肉翼形状により、前縁の剥離を抑制して風量性能の向上、低騒音化を図ることができる。さらに、溝による径方向成分の乱れ成分により、特異音(NZ音など)が緩和され低騒音化に繋がる。
本発明によれば、軽量化、風量性能の向上、低騒音化、および生産性向上を実現する送風機羽根車を提供できる。
第1の発明は、外部より回転力を受けて回転駆動されるハブと、前記ハブの周囲に放射状に延び出して形成された複数枚の樹脂で成形される厚肉の翼型羽根とを備え、前記翼型羽根に、回転したときに生じる空気の流れ方向に沿うように複数の溝部を設け、溝部の底部の厚みが1mm以上、5mm以下になることを特徴とする送風機羽根車である。
ここで、厚肉の定義は、羽根最大肉厚値t、羽根直径D とすると、
0.003 < t/D < 0.166
で表される。羽根の厚肉翼型の形状により、前縁の剥離を抑制して風量性能の向上、低騒音化を図ることができる。また、複数の溝部を設けることにより、薄肉の成形方法で生産可能となり、安定した生産が可能となる。また、溝部を設けることにより羽根単体の軽量化を図ることもできる。
回転したときに生じる空気の流れ方向に沿う溝部を設けたため、空気が外周方向の成分を持ち、送風機羽根車の正面から抵抗が生じた時に有効に対応でき、風量性能の向上を図ることができる。
第2の発明は、外部より回転力を受けて回転駆動されるハブと、前記ハブの周囲に放射状に延び出して形成された複数枚の樹脂で成形される厚肉の翼型羽根とを備え、回転したとき、前記翼型羽根の外周端を結ぶ軌跡は略円周状をなすとともに、前記略円周状と略同心円方向に、前記翼型羽根に複数の溝部を設け、溝部の底部の厚みが1mm以上、5mm以下になることを特徴とする送風機羽根車である。
ここで、厚肉の定義は、羽根最大肉厚値t、羽根直径D とすると、
0.003 < t/D < 0.166
で表される。羽根の厚肉翼形状により、前縁の剥離を抑制して風量性能の向上、低騒音化を図ることができる。また、複数の溝部を設けることにより、薄肉の成形方法で生産可能となり、安定した生産が可能となる。また、溝部を設けることにより羽根単体の軽量化を図ることもできる。
溝部を送風機羽根車の外周と略同心円方向に設けることにより、旋回成分を助長することとなり、径方向の拡散の防止に繋がる。すなわち、吹出し部の周囲からの通風抵抗の増加に対応した送風機羽根車となる。
第3の発明は、溝部は、翼型羽根の負圧面側と圧力面側の両面に形成され、前記翼型羽根の圧力面側の前記溝部は負圧面側の溝部と対向しない位置に設けたことを特徴とするもので、溝部を圧力面と負圧面の交互に設けることにより、いずれの面においても溝部の数を減らすことができ、風量性能の劣化の影響を軽減させることができる。
第4の発明は、翼型羽根の前縁形状部には、溝部を設けないことを特徴とするもので、前縁先端の全体形状を概略構成するように成形されている。すなわち、風量性能に最も影響を及ぼす前縁及びその近傍の形状を確保するため、風量性能の劣化を抑制することができる。
第5の発明は、溝部を形成する3方の溝上部を略円弧形状とすることを特徴とするもので、溝部の先端部が略円弧形状であることにより、空気が溝部に衝突する際に発生するキャビティ音の発生を顕著に抑制する効果がある。
第6の発明は、溝部を形成する3方をテーパー形状としたことを特徴とするもので、溝部を形成する3方をテーパー形状とすることにより、空気が溝部に衝突する際に発生するキャビティ音の発生を抑制することができる。また、台形状の成形が容易であり、金型の
維持についても行い易い。
第7の発明は、隣接する溝部を連絡する稜線部の幅の長さが、2mmから6mmにすることを特徴とするもので、隣接する溝部を連絡する稜線部の幅の長さが、2mm以上6mm以下とすることにより、翼面に沿った流れ場が形成され風量性能が確保されることとなると共に、樹脂の成形を円滑に行うことが出来るものである。
第8の発明は、隣接する溝部9を連絡する稜線部12の幅の長さをU、隣接する溝部9を連絡する底部13の幅の長さをBとすると、
0.2 < U/B < 1
の関係を有することを特徴とすることにより、隣接する溝部を連絡する底部の肉厚が適切となり、樹脂が充分に流動されることとなり、樹脂の成形を円滑に行うことが出来るものである。
第9の発明は、翼型羽根の前縁から溝部の開始までの最大長さを3.5mm以上にすることを特徴とするもので、これは、前縁の形状は性能を風量性能を決定する重要な要素であり、この前縁の形状を確保することにより、前縁剥離を抑制して風量性能の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における送風機羽根車を示す斜視図であり、図2は、同送風機羽根車を示す平面図、図3は、図2のA−A断面図、図4は、図2のB−B断面図である。
羽根車2は、略円柱または円錐台状のハブ部3に厚肉の翼型の羽根4が設けられている。ハブ部3は外部より回転力を受けて回転駆動されるものであり、羽根4はハブ部3の周囲に放射状に伸び出して形成された複数枚の樹脂で成形されている。そして、羽根車2の負圧面側に所定の溝部9が複数個、設けられている。羽根車2は、回転したとき、複数の羽根4の外周端を結ぶ軌跡は略円周状をなす。また、羽根4の前縁から流入された空気に沿うように溝部9が形成される。溝部9の方向は羽根の前縁から後縁に向い、外周方向に向かっている。これらより、溝部9のエッジ先端に空気の流れが衝突して発生するキャビティ音を軽減することができるとともに、円滑な流れ場を形成して風量性能向上させることができる。
溝部9の底部の厚さdを、1mm以上、5mm以下とする。厚さdが、1mm未満であれば、羽根4の充分な強度が得られず、また5mmより大きければ成形における、樹脂の流動が充分に図れず、成形内に空洞が発生し易い。従って、溝部9の底部の厚さdを、1mm以上、5mm以下とすることにより、羽根4の充分な強度が得られ、樹脂による成形を円滑に行うことが出来るものである。
ここで、厚肉の羽根の定義は、樹脂で成形される羽根最大肉厚値t、羽根直径D とすると、
0.003 < t/D < 0.166
で表される。t/Dが0.003以下では羽根4の剛性が保つことができず、送風時にかかる抗力、揚力によって容易に破損する。また、t/Dが0.166以上では羽根4の肉
厚が大きく樹脂の充分な流動が困難となり、安定な生産が難しくなる。従って、前述で規定する厚肉の羽根4とすることにより、羽根4の充分な強度が得られ、樹脂による成形を円滑に行うことが出来るものである。
回転したときに生じる空気の流れ方向に沿う溝部9を設けたため、空気が外周方向の成分を持ち、送風機羽根車の正面から抵抗が生じた時に有効に対応でき、風量性能の向上を図ることができる。
羽根4の厚肉翼形状により、前縁の剥離を抑制して風量性能の向上が図れると共に、前縁剥離により発生する乱流騒音の低減ができる。また、各溝部9を設けることにより、薄肉の成形方法で生産可能となり、安定した生産が可能となる。また、溝部9を設けることにより羽根単体の軽量化を図ることもできる。
以上の実施の形態1においては、羽根4の厚肉翼型の形状により、前縁の剥離を抑制して風量性能の向上、低騒音化を図ることができる。また、複数の溝部9を設けることにより、薄肉の成形方法で生産可能となり、安定した生産が可能となる。また、溝部9を設けることにより羽根単体の軽量化を図ることもできる。
特に、回転したときに生じる空気の流れ方向に沿う溝部9を設けたため、空気が外周方向の成分を持ち、送風機羽根車の正面から抵抗が生じた時に有効に対応でき、風量性能の向上を図ることができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態における送風機羽根車を示す平面図である。図5に示すように羽根車2は、回転したとき、複数の厚肉の羽根4の外周端を結ぶ軌跡は略円周状をなすとともに、前記略円周状と略同心円方向に、厚肉の羽根4の前縁近傍から後縁にかけて、前記羽根4に複数の溝部9を設けている。溝部9を羽根車2の外周と同心円にすることにより、旋回成分を助長することにより、径方向の空気の拡散の防止に繋がる。すなわち、吹出し部の周囲からの通風抵抗の増加に対応した送風機羽根車となる。
本実施の形態2は羽根4に対する溝部9の形成形態が実施の形態1と異なる構成である点を除けば、その他は実施の形態1と同じである。
溝部9の底部の厚さdを、1mm以上、5mm以下とする。厚さdが、1mm未満であれば、羽根4の充分な強度が得られず、また5mmより大きければ成形における、樹脂の流動が充分に図れず、成形内に空洞が発生し易い。従って、溝部9の底部の厚さdを、1mm以上、5mm以下とすることにより、羽根4の充分な強度が得られ、樹脂による成形を円滑に行うことが出来るものである。
ここで、厚肉の羽根の定義は、樹脂で成形される羽根最大肉厚値t、羽根直径D とすると、
0.003 < t/D < 0.166
で表される。t/Dが0.003以下では羽根4の剛性が保つことができず、送風時にかかる抗力、揚力によって容易に破損する。また、t/Dが0.166以上では羽根4の肉厚が大きく樹脂の充分な流動が困難となり、安定な生産が難しくなる。従って、前述で規定する厚肉の羽根4とすることにより、羽根4の充分な強度が得られ、樹脂による成形を円滑に行うことが出来るものである。
溝部9を送風機羽根車の外周と略同心円方向に設けることにより、旋回成分を助長することとなり、径方向の拡散の防止に繋がる。すなわち、吹出し部の周囲からの通風抵抗の
増加に対応した送風機羽根車となる。
羽根4の厚肉翼形状により、前縁の剥離を抑制して風量性能の向上が図れると共に、前縁剥離により発生する乱流騒音の低減ができる。また、各溝部9を設けることにより、薄肉の成形方法で生産可能となり、安定した生産が可能となる。また、溝部9を設けることにより羽根単体の軽量化を図ることもできる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態を有した送風機羽根車の平面図である。図7は、図6のC−C断面図である。
本実施の形態3において、前述の実施の形態1と実施の形態2と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
図6と図7において、溝部9は、翼型の羽根4の負圧面側と圧力面側の両面にそれぞれ溝部9A、溝部9Bとして形成され、翼型の羽根4の圧力面側の溝部9Bは負圧面側の溝部9Aと対向しない位置に設けられている。
本実施の形態3は羽根4に対する溝部9の形成形態が実施の形態1および実施の形態2と異なる構成である点を除けば、その他は前述の実施の形態1,2と同じである。
以上のように本実施の形態3によれば、溝部9を圧力面と負圧面の交互に設けることにより、いずれの面においても溝部9の数を減らすことができ、風量性能の劣化の影響を軽減させることができる。
(実施の形態4)
図8は、本発明の第4の実施の形態を有した送風機羽根車の要部断面図である。
本実施の形態4において、前述の実施の形態1と実施の形態2と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
本実施の形態4は羽根4に対する溝部9の形成形態が実施の形態1および実施の形態2と異なる構成である点を除けば、その他は前述の実施の形態1,2と同じである。
図8において、溝部9は、翼型の羽根4の負圧面側に形成され、羽根4の前縁形状部5には溝部9は形成されていない。つまり、前縁先端形状を概略確保するように成形する。すなわち、風量性能に最も影響を及ぼす、前縁及びその近傍の形状を確保するため、風量性能の劣化を抑制することができる。また、肉厚の厚さについても、数ミリ程度の均一性を保持するため、安定した生産が可能となる。
(実施の形態5)
図9、図10は、本発明の第5の実施の形態を有した送風機羽根車の要部断面図である。
本実施の形態5において、前述の実施の形態1と実施の形態2と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
本実施の形態5は羽根4に対する溝部9の形成形態が実施の形態1および実施の形態2と異なる構成である点を除けば、その他は前述の実施の形態1,2と同じである。
図9、図10において、溝部9は、翼型の羽根4の負圧面側に形成され、溝部9を形成する3方の溝上部は略円弧形状10となっている。
溝部9を形成する3方の溝上部を略円弧形状10とすることにより、空気が溝部9に衝突する際に発生するキャビティ音の発生を抑制には、顕著な効果を表す。
(実施の形態6)
図11、図12は、本発明の第6の実施の形態を有した送風機羽根車の要部断面図である。
本実施の形態6において、前述の実施の形態1と実施の形態2と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
本実施の形態6は羽根4に対する溝部9の形成形態が実施の形態1および実施の形態2と異なる構成である点を除けば、その他は前述の実施の形態1,2と同じである。
図11、図12において、溝部9は、翼型の羽根4の負圧面側に形成され、溝部9を形成する3方はテーパー形状11となっている。
溝部9を形成する3方をテーパー形状11とすることにより、前述の実施の形態5の効果を助長させるものであり、空気が溝部9に衝突する際に発生するキャビティ音の発生を抑制することができる。また、エッジ形状と比較して、テーパー形状の成形が容易であり、金型の維持についても行い易い。
(実施の形態7)
図13は、本発明の第7の実施の形態を有した送風機羽根車の要部断面図である。
本実施の形態7において、前述の実施の形態1と実施の形態2と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
本実施の形態7は羽根4に対する溝部9の形成形態が実施の形態1および実施の形態2と異なる構成である点を除けば、その他は前述の実施の形態1,2と同じである。
図13において、溝部9は、翼型の羽根4の負圧面側に形成され、隣接する溝部9を連絡する稜線部12の幅の長さSは、2mmから6mmに形成されている。稜線部12が厚肉の翼型羽根の機能を有すためには2mm以上の幅が必要である。2mm未満であれば、翼面に沿った流れ場が形成されず、風量性能が確保され難い。6mmより大きくすれば、樹脂の成形を円滑に行うことは困難となる。
隣接する溝部9を連絡する稜線部12の幅の長さが、2mm以上6mm以下とすることにより、翼面に沿った流れ場が形成され風量性能が確保されることとなると共に、樹脂の成形を円滑に行うことが出来るものである。
(実施の形態8)
図14は、本発明の第8の実施の形態を有した送風機羽根車の要部断面図である。
本実施の形態8において、前述の実施の形態1と実施の形態2と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
本実施の形態8は羽根4に対する溝部9の形成形態が実施の形態1および実施の形態2
と異なる構成である点を除けば、その他は前述の実施の形態1,2と同じである。
図14において、溝部9は、翼型の羽根4の負圧面側に形成され、隣接する溝部9を連絡する稜線部12の幅の長さをU、隣接する溝部9を連絡する底部13の幅の長さをBとすると、
0.2 < U/B < 1
の関係が成り立つ。U/Bが0.2未満になると、隣接する溝部9を連絡する底部13の肉厚が大きく樹脂の充分な流動が困難になる。また、隣接する溝部9を連絡する稜線部12の表面では、エッジ形状になる傾向にあり、形状の精度の確保が困難となる。また、U/Bが1以上になると金型の引き離し(抜き)が困難となり、精度の高い成形できなくなる。
以上の構成とすることにより、隣接する溝部を連絡する底部の肉厚が適切となり、樹脂が充分に流動されることとなり、樹脂の成形を円滑に行うことが出来るものである。
(実施の形態9)
図15は、本発明の第9の実施の形態を有した送風機羽根車の要部断面図である。
本実施の形態9において、前述の実施の形態1と実施の形態2と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
本実施の形態9は羽根4に対する溝部9の形成形態が実施の形態1および実施の形態2と異なる構成である点を除けば、その他は前述の実施の形態1,2と同じである。
図15において、溝部9は、翼型の羽根4の負圧面側に形成され、羽根4の前縁5から溝部9の開始までの最大長さLは3.5mm以上にする。
これは、前縁5の形状は性能を風量性能を決定する重要な要素であり、この部分の機能を確保するために前縁5からの最大長さLを3.5mm以上確保して溝部を形成する。この前縁5の形状を確保することにより、前縁剥離を抑制して風量性能の向上を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる送風機羽根車は、風量性能の向上、低騒音化、および軽量化を実現することより、特に空気調和機等に有用である。
本発明の実施の形態1における送風機羽根車を示す斜視図 同送風機羽根車を示す平面図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 本発明の実施の形態2における送風機羽根車を示す平面図 本発明の実施の形態3における送風機羽根車を示す平面図 図6のC−C断面図 本発明の実施の形態4における送風機羽根車を示す要部断面図 本発明の実施の形態5における送風機羽根車を示す要部断面図 本発明の実施の形態5における送風機羽根車を示す要部断面図 本発明の実施の形態6における送風機羽根車を示す要部断面図 本発明の実施の形態6における送風機羽根車を示す要部断面図 本発明の実施の形態7における送風機羽根車を示す要部断面図 本発明の実施の形態8における送風機羽根車を示す要部断面図 本発明の実施の形態9における送風機羽根車を示す要部断面図 従来の送風機羽根車を示す斜視図 従来の送風機羽根車を示す要部正面図 図17のA−A断面図 図17のB−B断面図
符号の説明
2 羽根車
3 ハブ部
4 羽根
5 前縁
9、9A、9B 溝部
10 略円弧形状
11 テーパー形状
12 稜線部
13 底部

Claims (9)

  1. 外部より回転力を受けて回転駆動されるハブと、前記ハブの周囲に放射状に延び出して形成された複数枚の樹脂で成形される厚肉の翼型羽根とを備え、前記翼型羽根に、回転したときに生じる空気の流れ方向に沿うように複数の溝部を設け、溝部の底部の厚みが1mm以上、5mm以下になることを特徴とする送風機羽根車。
    ここで、厚肉の定義は、羽根最大肉厚値t、羽根直径D とすると、
    0.003 < t/D < 0.166
    で表される。
  2. 外部より回転力を受けて回転駆動されるハブと、前記ハブの周囲に放射状に延び出して形成された複数枚の樹脂で成形される厚肉の翼型羽根とを備え、回転したとき、前記翼型羽根の外周端を結ぶ軌跡は略円周状をなすとともに、前記略円周状と略同心円方向に、前記翼型羽根に複数の溝部を設け、溝部の底部の厚みが1mm以上、5mm以下になることを特徴とする送風機羽根車。
    ここで、厚肉の定義は、羽根最大肉厚値t、羽根直径D とすると、
    0.003 < t/D < 0.166
    で表される。
  3. 溝部は、翼型羽根の負圧面側と圧力面側の両面に形成され、前記翼型羽根の圧力面側の前記溝部は負圧面側の溝部と対向しない位置に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の送風機羽根車。
  4. 翼型羽根の前縁形状部には、溝部を設けないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の送風機羽根車。
  5. 溝部を形成する3方の溝上部を略円弧形状とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の送風機羽根車。
  6. 溝部を形成する3方をテーパー形状としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の送風機羽根車。
  7. 隣接する溝部を連絡する稜線部の幅の長さが、2mmから6mmにすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の送風機羽根車。
  8. 隣接する溝部を連絡する稜線部の幅の長さをU、隣接する溝部を連絡する底部の幅の長さをBとすると、
    0.2 < U/B < 1
    の関係を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の送風機羽根車。
  9. 翼型羽根の前縁から溝部の開始までの最大長さを3.5mm以上にすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の送風機羽根車。
JP2007020842A 2007-01-31 2007-01-31 送風機羽根車 Pending JP2008184999A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007020842A JP2008184999A (ja) 2007-01-31 2007-01-31 送風機羽根車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007020842A JP2008184999A (ja) 2007-01-31 2007-01-31 送風機羽根車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008184999A true JP2008184999A (ja) 2008-08-14

Family

ID=39728211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007020842A Pending JP2008184999A (ja) 2007-01-31 2007-01-31 送風機羽根車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008184999A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102146934A (zh) * 2010-02-10 2011-08-10 建准电机工业股份有限公司 扇轮
CN102400954A (zh) * 2010-09-16 2012-04-04 乐金电子(天津)电器有限公司 空调器的轴流风扇结构
CN102562625A (zh) * 2010-12-24 2012-07-11 伟训科技股份有限公司 风扇
JP2013252146A (ja) * 2013-08-05 2013-12-19 Tsugumitsu Matsui 施設園芸空調機用プロペラファン
EP3034886A1 (de) * 2014-12-17 2016-06-22 ebm-papst Mulfingen GmbH & Co. KG Schaufel und lüfterlaufrad damit
KR101784867B1 (ko) * 2011-09-05 2017-10-13 한온시스템 주식회사 축류팬
CN108167223A (zh) * 2017-12-27 2018-06-15 泛仕达机电股份有限公司 一种波纹降噪叶片及包括该叶片的风扇
EP3354904A1 (en) * 2015-04-08 2018-08-01 Horton, Inc. Fan blade surface features
CN109469643A (zh) * 2018-10-31 2019-03-15 广东美的制冷设备有限公司 轴流风轮、轴流风机、空调室内机和空调室外机

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322378A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機羽根車

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322378A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機羽根車

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102146934A (zh) * 2010-02-10 2011-08-10 建准电机工业股份有限公司 扇轮
CN102400954A (zh) * 2010-09-16 2012-04-04 乐金电子(天津)电器有限公司 空调器的轴流风扇结构
CN102400954B (zh) * 2010-09-16 2016-01-20 乐金电子(天津)电器有限公司 空调器的轴流风扇结构
CN102562625A (zh) * 2010-12-24 2012-07-11 伟训科技股份有限公司 风扇
KR101784867B1 (ko) * 2011-09-05 2017-10-13 한온시스템 주식회사 축류팬
JP2013252146A (ja) * 2013-08-05 2013-12-19 Tsugumitsu Matsui 施設園芸空調機用プロペラファン
US20160177968A1 (en) * 2014-12-17 2016-06-23 Ebm-Papst Mulfingen Gmbh & Co. Kg Blade
EP3034886A1 (de) * 2014-12-17 2016-06-22 ebm-papst Mulfingen GmbH & Co. KG Schaufel und lüfterlaufrad damit
US10393138B2 (en) * 2014-12-17 2019-08-27 Emb-Papst Mulfingen Gmbh & Co Kg Blade
EP3354904A1 (en) * 2015-04-08 2018-08-01 Horton, Inc. Fan blade surface features
US10539157B2 (en) 2015-04-08 2020-01-21 Horton, Inc. Fan blade surface features
US10662975B2 (en) 2015-04-08 2020-05-26 Horton, Inc. Fan blade surface features
CN108167223A (zh) * 2017-12-27 2018-06-15 泛仕达机电股份有限公司 一种波纹降噪叶片及包括该叶片的风扇
CN109469643A (zh) * 2018-10-31 2019-03-15 广东美的制冷设备有限公司 轴流风轮、轴流风机、空调室内机和空调室外机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008184999A (ja) 送風機羽根車
JP5905985B1 (ja) 軸流送風機及び直列型軸流送風機
JP4035237B2 (ja) 軸流送風機
JP6071394B2 (ja) 遠心式ファン
JP5705945B1 (ja) 遠心式ファン
US9714659B2 (en) Axial flow fan
WO2015146013A1 (ja) 扇風機用のプロペラファン、扇風機
JP2012241684A (ja) 軸流ファン
JPWO2015092924A1 (ja) 軸流送風機
JP2006322378A (ja) 送風機羽根車
JP2011074817A (ja) 軸流ファン
JPWO2019069374A1 (ja) プロペラファンおよび軸流送風機
JP4910534B2 (ja) 送風機羽根車
JP2011226410A (ja) 多翼ファン
JP6222804B2 (ja) プロペラファン
JP5114845B2 (ja) 送風機羽根車
JP4519734B2 (ja) 回転翼車及びプロペラファン
JP2012107538A (ja) 軸流ファンまたは斜流ファンおよびこれを有する室外ユニットを搭載した空気調和機
JP2003065293A (ja) 軸流ファン用羽根車
JP6282720B2 (ja) 遠心式ファン
JP6414197B2 (ja) 軸流ファンおよび送風ユニット
JP5310404B2 (ja) 多翼送風機
JP4962079B2 (ja) 送風機羽根車
JP2008121611A (ja) 多翼送風機の羽根車
JP2015102002A (ja) ターボファン及びこれを用いた空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091002

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111122