JPH07296566A - ディスクシステム - Google Patents

ディスクシステム

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JPH07296566A
JPH07296566A JP11028494A JP11028494A JPH07296566A JP H07296566 A JPH07296566 A JP H07296566A JP 11028494 A JP11028494 A JP 11028494A JP 11028494 A JP11028494 A JP 11028494A JP H07296566 A JPH07296566 A JP H07296566A
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track
data
address
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semiconductor memory
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JP11028494A
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Inventor
Takeshi Yogi
剛 与儀
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Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクを再生するとき再生プログラムに従
い連続再生を可能にする。 【構成】 ディスクに記録された情報を再生プログラム
に従いRAMに読み出し一時記憶するとき、その読み出
したデータのUTOC情報をRAMから読み出す管理
(制御)パラメータに変更してセクタの圧縮データと共
にRAMに記憶し、RAMからこの管理パラメータに従
い圧縮され記憶されたデータを伸長してこれを連続して
読み出すことにより制御アルゴリズムが簡単なディスク
システムでもって、連続して再生プログラムに従い音声
を再生することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミニディスク等記録再
生装置に係り特に再生時に特徴を有するディスクシステ
ム関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号を記録・再生する情報記録
担体やその装置は、小型化や記録再生時間の拡大等を目
指して、新しいシステムの開発が行われている。例え
ば、カートリッジに収納された直径64mmのディスク
(以下ミニディスクと呼ぶ)でサイズの小型化を図り、音
声データの圧縮によりコンパクトディスク並みの記録再
生時間を得、半導体メモリをデータバッファとして挿入
して再生時の耐振動性向上させる等の技術を取り入れた
装置(以下ミニディスクシステム)がある。
【0003】近時、光ディスク媒体の記録膜の研究が進
み、記録可能な光ディスクが開発され、既に再生専用の
CDと同一のディスクフォーマットを記録する装置が実
用化されている。これらの記録可能な光ディスクには、
レーザ光の照射により発生した熱で、記録膜を変形させ
たり、あるいは、記録膜を焼き切ることで記録ピットを
形成することにより、1回だけ記録可能で消去の出来な
い追記型(Direct Read AfterWri
te:DRAW)光ディスクと呼ばれるものと、同様に
レーザ光を光源として用い、光磁気ディスクに対して光
源とは反対の位置より外部磁界をかけて、記録膜の垂直
磁化の方向を変えることにより情報記録を行い、記録消
去を繰り返し行なえる書換型(Erasable−DR
AW、光磁気型)光磁気ディスクと呼ばれるものとがあ
る。それらの中でも、既に実用化されたものとしては、
コンピュータの外部記憶メモリ装置があげられる。
【0004】これらの光磁気ディスクの消去は、記録膜
にレーザ光をあてて加熱しながら記録時とは逆の磁界を
加えて消去動作が行なわれる。一方、光磁気ディスクの
再生には、磁化の向きを読み出すために、カー効果と呼
ばれる磁気光学現象が利用される。直線偏光のレーザ光
を垂直磁化膜に入射させると、反射光の偏光面は磁化の
向きに従って、左または右にわずかに回転する。この回
転を検光子によって光量変化に変換して情報が再生され
る。
【0005】然し、上述の様な光磁気ディスク記録装置
及び光磁気ディスクの記録及び消去の際には、光磁気デ
ィスクを挟んでレーザ光と反対の位置から、N極、或い
は、S極の磁界を発生させ、他方からは、高出力のレー
ザを用いて、ビット形成時には、レーザパワーをハイパ
ワーに、ビット非形成時には、再生パワーと同様にロウ
パワーを出力し、発光レーザパワーを変調して記録、消
去を行なう光変調方式が知られているが、この時の磁界
は、記録時には補助的に機能をしている。又、この場
合、既に記録した部分をオーバーライトすることは、不
可能であった。
【0006】これに対し、動作原理は同様であるが、光
磁気ディスクを挟んだレーザ光を一定のパワーで発光さ
せ、光変調方式とは逆に、磁界のN極、S極を反転して
記録を行なうミニディスクシステムが実用化されつつあ
る。この方式は磁界を変調して記録することによって、
オーバーライトが可能となる磁界変調記録方式である。
この方式では既に記録してある部分を更に記録する際に
は、新しく記録する部分を一度消去した後で、記録する
というような時間を浪費すること無く、そのまま重ね記
録が可能である。
【0007】以上のような光磁気変調記録方式のディス
クシステムにおいて、最近、音声の圧縮伸長技術を利用
して、従来のCDと同様に、再生レベルにおいて、2チ
ャンネルでサンプリング周波数44.1KHz、16ビ
ット分解能を有する光磁気ディスクが提案されている。
この方式では、記録再生する情報量を5分の1まで圧縮
して光ディスク又は、光磁気ディスク等のディスクに信
号を記録し、再生時に読みだした情報を伸長してCDと
同様なオーディオ性能にしている。
【0008】この方式の主な仕様はディスク直径は64
mmであり、トラックピッチは1.6μmでオーディオ
データを最大74分記録、再生可能で、ディスクの線速
度は1.2〜1.4m/秒である。又、オーディオ信号
の性能はチャンネル数はステレオ2チャンネル、周波数
帯域5〜20KHz、ダイナミックレンジ105dBで
記録方式は前記した様に磁界変調方式である。更に信号
フォーマットは標本化周波数44.1KHz、変調方式
はCDと同様のEFM(Eight to Fourt
een Modulation)であり誤り訂正方式も
ACIRC(Adaptive Cross Inte
rleave Reed−Solomon Code)
である。
【0009】又、高性能符号化方式はATRAC(Ad
aptive TransformAcoustic
Coding)と呼ばれるものであり、この方式はアナ
ログ−ディジタル変換したオーディオデータを最大1
1.6m/秒の時間の枠で区分し、MDCT(Modi
fyed Discrete Cosine Tran
sform:変形離散コサイン変換)演算で複数の周波
数帯域に分離し、MDCTで周波数軸に変換した後、人
間の聴覚特性を利用して間引きを行い、約5分の1デー
タ量まで圧縮する。従って、光磁気ディスク上の記録密
度はCDと同様でありながら、同一時間を記録再生する
のに必要なディスクの直径は、CDよりもはるかに小さ
い直径64mmとすることが出来る。
【0010】この様なディスクシステムの大きな特徴を
考察してみる。CDを再生する場合、CDは1.4Mビ
ット/秒の信号を休むことなくディジタル−アナログ変
換器(DAC)に送り込まなければならない。従って、
CDからの再生信号はリアルタイムで読みださなければ
ならないのでCDからの再生信号はリアルタイムで読み
だされなければならない。これに対し、圧縮伸長技術を
利用した光担体記録装置の場合、記録再生する情報量を
5分の1程度に圧縮するため、1.4Mビット/秒で読
み出された信号が圧縮信号であるので、それをデコード
するのに0.3Mビット/秒で充分である。従って、デ
ィスクの信号を途切れ途切れの間歇的に読み出せばよい
ことになる。
【0011】バッファメモリ等の記憶回路にディスクか
ら読み出した信号を格納しておけば、この記憶回路に蓄
えた分だけの音声信号を再生することができる。故に、
ディスクシステムに振動が加わって、光ピックアップの
トレースが本来の位置から外れてしまって、これをリカ
バリするまでの間、CDであれば、音飛びになってしま
うが、蓄えられた記憶回路により音切れが発生せずに済
む。この記憶回路から読みだして連続で再生している間
に、光担体上の元の位置に戻って、信号の読み出しを続
行すれば、音飛びは発生しないことになる。
【0012】前述の記憶回路と圧縮伸長技術を用いるこ
とによって、もう一つ大きな特徴を生ずる。CDは、一
つの曲、即ちトラックはディスク上で必ず、連続したエ
リアに一塊に形成されている。然し、上記ディスクシス
テムの場合は、ディスク上のランダムな領域に複数のブ
ロック記録データとして分割記録しても、一つの曲(ト
ラック)として形成することが出来る。これはディスク
からは、1.4Mビット/秒の転送レートで信号を読み
出すが、圧縮信号をデコードするのに必要な転送レート
は、0.3Mビット/秒であるから、時間的には、空き
時間がある。この時間を利用して、一旦、ディスクから
信号を読み出して記憶回路に蓄えてから、次にディスク
上の離れた領域(一つのトラックが複数の離れたブロッ
ク記録データで構成されているトラックの次のブロック
記録データ)まで、光ピックアップを移動させて、ディ
スクから信号を読み出し、記憶回路が空になる前に、記
憶回路に格納すれば、音声信号が途絶えることなく、出
力することができる。
【0013】同様に、同一曲(トラック)がディスク上
の離れたエリアに引き続く音声信号が記録してあって
も、途絶えることなく再生できる。これら一つのトラッ
クが複数の小ブロック記録データ(ディスク上では連続
した領域から成る記録ブロック記録データがディスク上
で複数個分散して存在する)から成っていることを示す
状態(曲の構成情報)は、目次情報としてディスクの所
定の位置に登録してある。従って例えば、曲の番号を変
更する場合、或いは、一つの曲を二つに分ける場合等の
編集をする場合には、変更すべき部分の実際の経過時間
の間、待つ時間が発生してしまうが、このディスクシス
テムでは、目次情報である領域の曲の構成情報(連結情
報)を書き換えれば、簡単に変更できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ミニデ
ィスクシステムと呼ばれる光記録再生装置等の場合、
(以下ミニディスクをMDと記す)一つのトラックが複
数の小ブロック記録データ(ディスク上で連続した領域
から成る小ブロック記録データがディスク上で複数個分
散して存在する)から成っているが、これらの曲の連続
情報は、各トラック毎に存在し、それらの情報は、目次
情報としてMDの所定の領域に記録登録する。以下、目
次情報を記録する所定の領域は、UTOC(User’
s Table of Contents)エリアと呼
ぶ。
【0015】このUTOCエリアには各トラックの構成
情報の他に、各トラックに記録した年及び日時情報や、
ディスクの名称やトラックの名称等の付加情報も記録登
録することが出来る。
【0016】ところが、UTOCエリアに記録するトラ
ックの目次情報(連結情報)を記録するタイミングは、
その記録しているトラックの記録が終了後でないと確定
しない。何故ならば、記録しているトラックが、どれ程
の時間を記録するかは不明なために、トラックの終了ポ
イントを確定することが出来ないためである。
【0017】従って、従来では、MD等のディスクシス
テムに、記録を停止する指令キーを設け、キーが押圧さ
れた時に記録していた曲のトラックの目次情報をUTO
Cエリアへ記録していた。然し、トラックに記録中に、
ディスクシステムの電源が、停電等で落ちてしまった場
合には、記録していたトラックの目次情報をMDのUT
OCエリアにまだ記録していないために、このトラック
内の記録情報は、後で再生することは不可能となってし
まう。このようにトラックへの曲の記録信号の情報は、
ユーザ記録領域に記録されているが、それを管理するた
めの全ての制御用の管理情報はUTOCエリアに記録さ
れている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ミニディスクシステム
において、ディスクに記録された圧縮データのアドレス
情報としては、圧縮データと共にディスク上の各セクタ
に記録されているクラスター番号とセクター番号のみで
あり、トラック番号やパートやサウンドグループ等の再
生制御(管理)用データ(アドレス情報)は、ディスク
に記録されているUTOC上にしか存在しない。また、
圧縮データを記憶回路に記憶してから、それを伸長して
音声出力するまでに時間的な遅れがある。
【0019】その為に、トラックの順序やトラック内の
経過時間を管理し(制御し)なければならない場合、圧
縮データを記憶回路に記憶させる時と、伸長データを音
声出力する時の両時点でトラックやパートの切り替わり
をUTOC情報と比較して記憶し管理する事が必要とな
る。ディスクから読み出した圧縮データを記憶回路に記
憶させる時はセクター単位でUTOCよりの管理情報と
これに対応した圧縮データとを比較管理し、伸長データ
を音声出力する時はサウンドグループ単位でUTOCよ
りの管理情報と比較管理する事が必要となる為、複雑な
アルゴリズムになってしまうという欠点があった。
【0020】本発明の目的は、例えばミニディスク(M
D)における圧縮データと共にディスク上に記録されて
いるUTOCの目次情報(アドレス情報)の中のモード
バイト1バイトとサブヘッダーバイト4バイトが伸長デ
ータの音声出力時には不要となっている事を利用して、
記憶回路にディスクから再生される圧縮データと共にそ
の圧縮データのアドレス情報を記憶させる時に、モード
バイト1バイトとサブヘッダー4バイトを記憶させた記
憶回路(半導体メモリ)の記憶内容を、トラック番号,
パートの管理番号,スタートサウンドグループ情報,エ
ンドサウンドグループ情報等の再生管理用データに変更
する事により、圧縮データを記憶回路(半導体メモリ)
に記憶させる時のみトラックやパートの切り替わりをU
TOC情報と比較して制御(管理)し、伸長データを音
声出力する時は、トラックやパートの切り替わりをディ
スクのUTOC情報と比較して管理することをしなく
て、記憶回路に記憶したアドレス情報から読み出し、ト
ラックやパートの切り替わり時の比較制御(管理)のア
ルゴリズムを簡略化した記録再生用のディスクプレーヤ
を提供する事にある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明では、クラスター
番号とセクター番号を有し、圧縮された音声データが記
録再生されるディスクシステムにおいて、ディスクに記
録されたデータをサーチするサーチ手段と、ディスクに
記録されている圧縮された音声データとそのアドレスデ
ータを読み出す手段と、圧縮された音声データとアドレ
スデータを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された
音声データのアドレスデータを再生管理用のアドレスデ
ータに変更する変更手段と、圧縮された音声データを伸
長する伸長手段と、伸長手段で伸長された音声データを
再生する再生手段を具備し、ディスクに記録されている
圧縮された音声データとそのアドレスデータを読み出
し、これを記憶手段により記憶し、この記憶内容を再生
管理用のアドレスデータに変更して記憶し、記憶回路よ
り読み出した圧縮データを伸長手段により伸長して音声
データを再生する時に、再生管理用のアドレスデータを
使用して順次連続して音声を再生するようにしたもので
ある。
【0022】
【作用】記憶回路に圧縮データと共にその圧縮データの
アドレスデータを記憶させる時に、例えばモードバイト
1バイトとサブヘッダー4バイトを記憶させた記憶回路
の内容を、トラックやパートの管理番号,スタートサウ
ンドグループ情報,エンドサウンドグループ情報等に変
更したアドレス情報により、ディスクから読み出した圧
縮データを記憶回路に記憶させる時にはトラックやパー
トの切り替わりをUTOC情報と比較して管理するが、
記憶回路から圧縮データを読み出しこれを伸長して伸長
データを音声出力する時は、トラックやパートの切り替
わりをディスクに記録されたUTOC情報と比較して管
理する必要をなくし、記憶回路に変更手段で変更し記憶
された所定の再生用のアドレス情報を用いてトラックや
パートの切り替わり時の比較管理のアルゴリズムを簡略
化する事ができる為、既に記憶回路に圧縮データが記憶
されているトラック(曲)で、現在音声出力している後
のトラック(曲)の再生出力順序が変更指示された場
合、記憶回路に記憶されているトラック番号情報を検索
する事により、既に記憶回路に記憶されている圧縮デー
タのどの部分から変更すればよいのかを即座に判断する
事ができ制御システムが簡略に成り応答速度が速くな
る。
【0023】また、伸長データを音声出力する時に音声
出力データとして使用するデータの記憶回路からの転送
アドレスと転送バイト数の算出やトラック内の経過時間
の算出を容易に予測決定する事が可能となる。また、記
憶回路のアドレスを読み取る時に、トラック番号をも即
座に認識する事ができる為、ディスクのUTOC情報を
参照して現在出力中のアドレスがどのトラックに属して
いるかを調べる事なく直ちに記憶回路のアドレス情報か
らトラック番号の表示をする事ができる。
【0024】
【実施例】本発明に係るミニディスクシステムの一実施
例を図1乃至図6に基づき説明する。図1は本発明の一
実施例を示すハードウェアのブロック図、図2は本発明
の一実施例にて用いるディスクのUTOC情報、図3は
本発明の一実施例にて用いる複数の曲がそれぞれトラツ
クに記録されたミニディスクをトラックの番号順に記憶
回路(以下、半導体メモリ)に記憶させた時のメモリマ
ップの概念図、図4は本発明の一実施例にて用いるミニ
ディスクをトラックの番号順に順番に半導体メモリに記
憶させた後に、そのアドレス情報の一部をトラック番号
やサウンドグループ情報へ変更する時の変更例を示す
図、図5は半導体メモリへの書込み及び読み出しと、ピ
ックアップ動作とのタイミングチャート、図6はフロー
チャートである。
【0025】図1は本発明のミニディスクシステムにお
いて、1は光磁気ディスクとしてのミニディスク(M
D)を示し、MD1は図示せずもカートリッジ内で回動
自在と成され、該カートリッジを装置内にローティング
することでプレーヤのターンテーブル上に持ち来され、
カートリッジ内でMD1はターンテーブル上に中心部で
固着されてスピンドルモータ6によって回転自在と成さ
れる。カートリッジの下側には光ピックアップ2が配設
され、上側には磁気ヘッドの記録ヘツド17が配され、
カートリッジに設けたシャッタを開蓋することで光ピッ
クアップ2からのレーザ光はMD1の輻方向にスライド
モータ5によって摺動自在と成される。記録ヘッド17
は記録信号に対応したNS極の磁界をMD1に与えるた
めの磁界発生部である。
【0026】サーボ回路4はスピンドルモータ6のスピ
ンドル制御、スライドモータ5のスライド制御、光ピッ
クアップ2のフォーカス制御及びトラッキング制御、光
ピックアップ2内の半導体レーザのレーザ制御等を行な
うものでスピンドルモータ6はサーボ回路4内のスピン
ドル制御回路によってCLV(Constant Li
near Velocity)制御されて必要な回転数
が与えられる。
【0027】又、スライドモータ5はサーボ回路4内の
スライドモータ制御回路によって光ピックアップ2をM
D1の輻方向に摺動動作させる制御を行ない、更に、光
ピックアップ2もサーボ回路4内のフォーカス制御回
路、トラッキング制御回路並びにレーザ制御回路によっ
て、フォーカス、トラッキング並びに半導体レーザオン
/オフ等の制御が行なわれる。
【0028】先ず再生の系路を説明する。MD1の記録
情報は光ピックアップ2によって読み取られ、RFアン
プ3を通って、アドレスデコーダ7と、EFM/ACI
RCデコーダ8に加えられる。アドレスデコーダ7は、
MD1に予め成形されている案内溝をわずかな量だけ蛇
行させているCLV制御用正弦波信号に重畳されたアド
レス情報を検出しデコードする。この出力をEFM/A
CIRCデコーダ8に加える。EFM/ACIRCデコ
ーダ8では、EFMとACIRCの復調を行ない、その
出力は、耐振用の半導体メモリコトロール回路9へ入力
される。
【0029】半導体メモリコントロール回路9は、再生
のために入力したEFM/ACIRCデコーダ8からの
データをバッファメモリ等の半導体メモリ14へ蓄積す
る機能、及び、圧縮データを復調する為に、音声伸長デ
コーダ(ATRAC復調回路)10へ送り出す為の読み
出し機能をもっている。音声伸長デコーダ10では、圧
縮されたデータを復調し、復調したデータをD/Aコン
バータ11へ送り、音声出力を再生し出力する。
【0030】次に、記録信号の系路を説明する。音声等
の記録入力信号は入力され、A/Dコンバータ12でデ
ィジタルデータに変換される。ディジタルデータは、音
声圧縮エンコーダ(ATRAC変調回路)13で、前記
の圧縮データに変換し、耐振用の半導体メモリコントロ
ール回路9を介して、記憶回路である半導体メモリ14
へ記録し圧縮データを格納する。半導体メモリ14への
格納量が所定の量に達した時、記録データをMD1へ記
録する。即ち、半導体メモリ14に格納された圧縮デー
タを耐振用の半導体メモリコントロール回路9にて読み
出し、EFM/ACIRCエンコーダ15へ出力する。
【0031】EFM/ACIRCエンコーダ15では、
EFMとACIRCの変調を行ないその出力をヘッド駆
動回路16へ出力し、ヘッド駆動回路16では、記録E
FM信号に対応したN,S極の磁界を発生する記録ヘッ
ド17を介し、MD1に磁界を加える。一方、MD1に
対し反対側に配置した光ピックアップ2からは、システ
ムコントロールマイクロコンピュータ20からの指令で
サーボ回路4を介して出力された記録レーザパワー(ハ
イパワー)が、MD1に照射される。MD1を挟んだ記
録ヘッド17からの磁界と、光ピックアップ2からの熱
によりMD1に記録信号が記録される。
【0032】一方、光ピックアップ2を移動する為に、
システムコントロールマイクロコンピユータ20からの
スライド制御信号が、サーボ回路4を介しスライドモー
タ5に加えられ光ピックアップ2の移動を行なう。尚、
システムコントロールマイクロコンピユータ20は、記
録、再生、及び光ピックアップ2のサーチ動作等の全て
のコントロールをするための指令信号とMD1のアドレ
ス情報等の検出信号を、サーボ回路4、EFM/ACI
RCエンコーダ15、耐振用の半導体メモリコントロー
ル回路9の各部とバスを介し接続され制御(管理)デー
タの授受が行なわれる。又キー19はシステムコントロ
ールマイクロコンピユータ20の入力装置部で各種指令
信号やテンキー等を有する操作部であり、表示18はシ
ステムコントロールマイクロコンピユータ20からの各
種データを表示するための液晶等の表示装置である。
【0033】上述の構成に於けるミニディスクシステム
の動作を説明する。本実施例に用いられるMD1の記録
面のトラックに記録されるフォーマットは、MDの最内
周からリードイン、UTOCエリア、音響等を記録する
ためのユーザ記録領域、トラック番号(曲番)エリア、
リードアウトより成りMD1の最外周に到っている。ユ
ーザ記録領域には例えば曲番1〜6毎にアドレスA〜L
が設けられ、UTOCエリアにはユーザ記録領域に記録
されたトラック(曲)のアドレスである目次情報が記録
されている。
【0034】次に、本発明の一実施例として、図6に示
すフローチャートに基づきながら、図2に示すUTOC
内容を持つディスクに対し、図3と図4に示す様にトラ
ック番号の順番に再生する時、音声圧縮データとアドレ
ス情報を耐振用の半導体メモリコントロール回路9を介
して半導体メモリ14に記憶し、そのアドレス情報の一
部のモードをトラツク番号に、サブヘツダを曲間情報に
変更した後で、3曲目に再生するトラック(曲)がトラ
ック3からトラック1に変更するようにキー19から支
持がなされた時に、既に半導体メモリ14に記憶されて
いる圧縮データのどの部分から変更すればよいのかを即
座に判断する事が可能となる事を説明する。
【0035】S1 トラック1のサーチ 図1におけるサーボ回路4を動作させてMD1に記録さ
れたUTOC情報を読み出し各トラツクのスタートアド
レス、エンドアドレスのクラスタ,セクタ,サウンドグ
ループを読み、読み出したトラック1のスタートアドレ
スの位置へのサーチを開始する。スライドモータ5にて
光ピックアップ2を移動させてサーボ回路4で光ピツク
アツプ2をトラッキング制御してトラック1の再生開始
位置をサーチする。この動作は図5における時間軸=0
〜0.6までを示している。
【0036】S2 トラック1をメモリへ記憶 図1における光ピックアップ2を用いて、MD1のトラ
ック1の開始位置より記録されている圧縮データの読み
出しを開始する。この圧縮データは、RFアンプ3を介
し、EFM/ACIRCデコーダ8によりACIRCを
解き、半導体メモリコントロール回路9により半導体メ
モリ14に記憶される。トラック1のデータは、図3に
示す様に、半導体メモリ14のアドレスAからアドレス
A+xまでの領域に、アドレス情報としてヘッダー3バ
イト(クラスター2バイト+セクター1バイト)+モー
ドバイト1バイト+サブヘッダーバイト4バイトの計8
バイトと、そのセクターの圧縮音声データとして233
2バイトが、1セクター毎にリアルタイムで記憶され
る。
【0037】図3におけるセクター毎のアドレス情報の
部分の内容をどの様に変更するかの詳細を図4に示す。
図2に示すUTOC情報は、MDをセットした時に、図
1における半導体メモリ14の一部の領域にあらかじめ
記憶しておけば、半導体メモリコントロール回路9によ
りいつでも読み出す事ができる。UTOC情報を参照す
れば、トラック1のスタートアドレスは032クラスタ
ーの00セクターの1サウンドグループである事がわか
る。また、エンドアドレスは03Dクラスターの05セ
クターの6サウンドグループである事がわかる。
【0038】半導体メモリコントロール回路9に、キー
19より半導体メモリ14に書き込むデータと書き込み
アドレス等を指定して、システムコントロールマイクロ
コンピユータ20によりMD1から読み出し、半導体メ
モリ14へ書き込むように半導体メモリコントロール回
路9へ指令をあらかじめ与えて、半導体メモリ14の指
定したアドレスのデータを書き換えるようにしておく。
【0039】MD1のトラック1から圧縮データを読み
だし、半導体メモリ14へ書き込みを開始して1セクタ
ーの記憶が終了した時点で、図2に示すトラック1のス
タートアドレスのクラスター、セクターと半導体メモリ
14のアドレスAに記憶されたクラスター、セクターが
一致している事をシステムコントロールマイクロコンピ
ユータ20が認識した時に、半導体メモリコントロール
回路9を介し図4に示す様に半導体メモリ14に記憶さ
れたアドレスデータの中のモードバイト1バイト$02
をトラック番号$01に変更(1曲目であると)してそ
のバイトをトラック番号バイトとする。続けて、アドレ
ス情報の中のサブヘッダー4バイトの最初の1バイト目
をスタートサウンドグループ情報バイトとし、上位4ビ
ットをそのセクターにスタートサウンドグループが存在
する事を示す数字$A,下位4ビットをスタートサウン
ドグループ値$1に変更する。
【0040】その後、1セクター毎にMD1から読み出
し半導体メモリ14へ書き込み動作を継続し、1セクタ
ー記憶が終わる度に記憶されたクラスター、セクターと
図2に示すトラック1のエンドアドレスのクラスター、
セクターとが一致しているかどうかを比較し、一致して
いなければ、半導体メモリコントロール回路9に半導体
メモリ14のアドレスとデータを指定して半導体メモリ
14への書き込みを実行する。記憶したセクターのアド
レス情報の中のモードバイト1バイト$02をトラック
番号$01に書き換える事のみを行い、エンドアドレス
が一致していれば、同じく記憶したセクターのアドレス
情報の中のモードバイト1バイト$02をトラック番号
$01に書き換え付加してアドレス情報の中のサブヘッ
ダーバイト4バイトの最初から2バイト目をエンドサウ
ンドグループ情報とし、上位4ビットをそのセクターに
エンドサウンドグループが存在する事を示す数字$B、
下位4ビットをエンドサウンドグループ値$6に変更す
る。この動作は図5における時間軸=0.6〜1.3まで
を示している。
【0041】S3 トラック1の再生開始。 音声データは、半導体メモリ14に一時記憶されたデー
タを半導体メモリコントロール回路9で読み出し音声伸
長デコーダ10に入力する事により伸長が開始される。
伸長されたデータはD/Aコンバータ11を介してアナ
ログ信号に変換され音声出力を得る。ここで半導体メモ
リ14から圧縮データを読み出す時には、サウンドグル
ープ単位でセクター毎に区切って読み出される。
【0042】前記のS2においてトラック1の記憶開始
時に半導体メモリ14に記憶されたスタートサウンドグ
ループ情報$A1により、アドレスAに記憶されている
セクターの場合、トラック1はサウンドグループ1から
開始する為、サウンドグループ0のデータはトラック1
には含まれない事が即座に分かる為、アドレスAを先頭
とするセクターデータの中からヘッダーとサウンドグル
ープ0のデータ以外のデータを読み出せば良い事が即座
に分かる。
【0043】逆にスタートサウンドグループ情報$AX
が記録されていないセクターは、ヘッダー以外のデータ
全て読めば良い事が即座に分かる。また、S2において
半導体メモリ14に記憶したトラック番号を半導体メモ
リ14から読み出す毎に表示装置18へ読み出し表示を
する事により、MD1に記録されたUTOC情報確認の
ため参照する事なしに、読み取ったトラック番号そのも
ののトラック番号を表示装置18に表示する場合に表示
データとして用いる事ができる。
【0044】また、スタートサウンドグループ情報$A
Xが記録されているセクターの開始サウンドグループが
出力された時のサウンドグループアドレスをオフセット
アドレスとし、そのアドレスが出力されるタイミングを
曲内経過時間0にすれば、UTOC情報を参照する事な
しに曲内経過時間の算出が可能となる。この動作は図5
における時間軸=1.3の時点を開始点として用いる。
【0045】S4 トラック2のサーチ トラック1の再生動作をするため半導体メモリ14への
トラツク1の書き込み動作が終了後に、最初キー19に
よりシステムコントロールマイクロコンピユータ20へ
あらかじめ選曲指定された再生曲順に従って2曲目のト
ラック2の再生開始位置のサーチが開始され、MD1の
トラック2の読み出し開始位置をサーチする。この動作
は図5における時間軸=1.3〜2.0までを示してい
る。
【0046】S5 トラック2をメモリへ 前記S2と同様に光ピックアップ2をサーボ回路4によ
りスライドモータ5を介して制御しサーチされたMD1
のトラック2の開始位置より記録されている圧縮データ
の読み出しを開始し、半導体メモリ14の中のアドレス
BからアドレスB+y(図3参照)に光ピックアップ2か
らRFアンプ3及びEFM/ACIRCデコーダ8を介
し読み取ったデータを書き込む。この時もS2と同様
に、半導体メモリ14に書き込んだデータの内、アドレ
スデータの中のモードバイト1バイトを再生すべき曲順
を示すトラック番号$02に半導体メモリコントロール
回路9へシステムコントロールマイクロコンピュータ2
0から指示が出され変更して記憶される。
【0047】図2に示すUTOC情報を参照し、半導体
メモリ14に書き込みをスタートする時には、サブヘッ
ダ4バイトの中の1バイト目の上位4ビットを任意の数
字$A,下位4ビットをスタートサウンドグループ$4
に変更し、書き込みを終了する時には、サブヘッダ4バ
イトの中の2バイト目の上位4ビットを所定の数字$
B,下位4ビットをエンドサウンドグループ$Aに変更
しておく。この動作は図5における時間軸=2.0〜
2.7までを示している。
【0048】S6 トラック3をサーチ トラック2の後にトラック3をMD1から続けて読み出
させる為、トラック3の開始位置のサーチを開始、トラ
ック3の開始位置をサーチする。この動作は図5におけ
る時間軸=2.7〜3.4までを示している。
【0049】S7 トラック3をメモリへ S5と同様にMD1のトラック3の開始位置より記録さ
れている圧縮データの読み出しを開始し、半導体メモリ
14の中のアドレスC(図3参照)からリアルタイムで書
き込みを開始する。この時もS5と同様に、半導体メモ
リ14に書き込んだデータの内、アドレスデータの中の
モードバイト1バイトをトラック番号$03に変更す
る。また、図2に示すUTOC情報を参照し、書き込み
を開始する時には、サブヘッダ4バイトの中の1バイト
目の上位4ビットを所定の数字$A,下位4ビットをス
タートサウンドグループ$7にするように自動で変更で
きるようにシステムコントロールマイクロコンピユータ
20に指示をキー19から出す。この動作は図5におけ
る時間軸=3.4の時点を開始点としている。
【0050】 S8 トラック1の再生終了とトラック2の再生開始。 S3にてトラック1の再生を開始した後、トラック1の
音声を出力し続ける為にセクター毎にサウンドグループ
単位で半導体メモリ14からの読み出しを行ってきた。
ここで、トラック1の最終データであるアドレスA+x
のメモリセクターのデータを読み出す時に、上述のS2
においてトラック1のメモリエンド時に半導体メモリ1
4に書き込んだエンドサウンドグループ情報$B6によ
り、トラック1はサウンドグループ6にて終了となる事
が分かるので、サウンドグループ7以降のデータはトラ
ック1には含まれない事が即座にわかる。従って、アド
レスA+xを先頭とするセクターデータの中からヘッダ
とサウンドグループ7〜A以外のデータを読み出せば良
い事が即座に分かる。
【0051】次に、半導体メモリ14のアドレスBのセ
クターデータの読み出しに移行した時に、上述のS5に
おいてトラック2の書き込みスタート時に半導体メモリ
14に書き込んだスタートサウンドグループ情報$A4
によりアドレスBに記憶されているセクターの場合、ト
ラック2はサウンドグループ4からスタートする為、サ
ウンドグループ0〜3までのデータはトラック2には含
まれない事が即座に分かる為、アドレスBを先頭とする
セクターデータの中からヘッダとサウンドグループ0〜
3以外のデータを読めばよい事が即座に分かる。
【0052】またS5において半導体メモリ14にライ
トしたトラック番号$02を半導体メモリからリードす
る毎に読み出す事により、ミニディスク1に記録された
UTOC情報を参照する事なしに、読み取ったトラック
番号そのものをトラック番号表示に使用する事が可能と
なる。また、スタートサウンドグループ情報$AXが記
録されているセクターの開始サウンドグループが出力さ
れた時のサウンドグループアドレスをオフセットアドレ
スとし、そのアドレスが出力されるタイミングを曲内経
過時間0とすれば、UTOC情報を参照する事なしに曲
内経過時間の算出が可能となる。この動作は図5におけ
る時間軸=3.9の時点を開始点としている。
【0053】S9 トラック3のメモリを終了。 S7にてトラック3の書き込みを開始した後、図2に示
すUTOC情報を参照してエンドアドレスを含むセクタ
ーをメモリする判断をした時には、モードバイト1バイ
トをトラック番号$03に変更するのと同時に、サブヘ
ッダ4バイトの中の2バイト目の上位4ビットを任意の
数字$B,下位4ビットをエンドサウンドグループ$3
に変更しておく。この後は、トラック3の音声出力が終
了するまでは、メモリする必要はないので、図1におけ
る光学ピックアップ2は、その位置でポーズ動作を続け
る事になる。この動作は図5における時間軸=4.1の
時点を示している。
【0054】S10 3曲目のトラック変更指令とトラ
ック1のサーチ開始。 図1に示す19のキー入力にて、3曲目に再生するトラ
ックがトラック3からトラック1に変更された時、トラ
ック3のデータは音声出力はまだされていないが、半導
体メモリ14には既にライトされている事がS9の動作
より認識できる。しかし、音声出力する為の半導体メモ
リからの読み出しを、連続した半導体メモリアドレスの
順番で行っている為、既に書き込みがされているトラッ
ク3のデータをトラック1のデータに変更しなければな
らない。
【0055】S2,S5,S7にてそれぞれトラックの
開始時には、サブヘッダーバイト4バイトの中の1バイ
ト目をスタートサウンドグループ情報$AXに変更して
あるので、半導体メモリの中のサブヘッダーバイト4バ
イトの中の1バイト目を検索し、スタートサウンドグル
ープ情報$AXがライトされているアドレスを探す。
【0056】すると、アドレスA,アドレスB,アドレ
スCにそれぞれスタートサウンドグループ情報が書き込
まれている事が即座にわかる。そのアドレスの中で、ト
ラック3のメモリを開始しているアドレスを探す為に、
そのアドレスの中のモードバイト位置を検索し、$03
が書き込まれている箇所を探すとやはり即座にアドレス
Cである事がわかる。
【0057】この様に、モードバイト1バイトと、サブ
ヘッダーバイト4バイトをトラックやパートやサウンド
グループの制御用の管理番号に変更する事により、既に
記憶済のデータ領域を別のデータに記憶し直す時に半導
体メモリ14のどの部分から変更すれば良いのかを半導
体メモリコントロール回路9を介しシステムコントロー
ルマイクロコンピユータ20で即座に判断する事が出来
る。
【0058】ここで、トラック3の圧縮データをトラッ
ク1の圧縮データに変更する為にはもう一度トラック1
のデータをメモリし直す必要がある為、図1におけるサ
ーボ回路4を動作させてトラック1の開始位置のサーチ
を開始し、トラック1の開始位置をサーチする。この動
作は図5における時間軸=4.6〜5.3までを示してい
る。
【0059】S11 トラック1をメモリへ。 S10にてトラック1のデータを記憶し直すアドレスが
半導体メモリアドレスCである事が判断できたので、そ
のアドレスよりS2と同様にMD1のトラック1のデー
タを読み出し半導体メモリ14にリアルタイムで書き込
まれる。この動作は図5における時間軸=5.3〜6.0
までを示している。
【0060】 S12 トラック2再生終了とトラック1再生開始。 S8にてトラック2の再生を開始した後、トラック2の
音声を出力し続ける為にセクター毎にサウンドグループ
単位で半導体メモリ14から読み出しを行ってきた。こ
こで、トラック2の最終データであるアドレスB+yの
メモリセクターを出力する時に、S5においてトラック
2のメモリエンド時に半導体メモリ14に書き込まれた
エンドサウンドグループ情報$BAにより、トラック2
はサウンドグループAにて終了となる事がわかるので、
このアドレスのセクターデータ全てがトラック2に含ま
れる事が即座にわかる。
【0061】従って、アドレスB+yを先頭とするセク
ターデータの中からヘッダー以外のデータを読み出せば
良い事が即座に分かる。次に、半導体メモリ14のアド
レスCのセクターデータの読み出しに移行した時に、S
11においてトラック1のメモリスタート時に半導体メ
モリ14に書き込まれたスタートサウンドグループ情報
$A1によりアドレスCに記憶されているセクターの場
合、トラック1はサウンドグループ1からスタートする
為、サウンドグループ0のデータはトラック1には含ま
れない事が即座に分かる為、アドレスCを先頭とするセ
クターデータの中からヘッダーとサウンドグループ0以
外のデータを読み出せばよい事が即座に分かる。
【0062】またS11において半導体メモリ14に書
き込まれたトラック番号$01を半導体メモリ14から
読み出す毎に、UTOCを参照する事なしに、読み取っ
たトラック番号そのものを表示装置18で表示するよう
にしてトラック(曲)の番号の表示に使用する事が出来
る。
【0063】また、スタートサウンドグループ情報$A
Xが記録されているセクターの開始サウンドグループが
出力された時のサウンドグループアドレスをオフセット
アドレスとし、そのアドレスが出力されるタイミングを
曲内経過時間0とすれば、従来のようにUTOC情報を
参照する事をしなくても曲内経過時間の算出が可能とな
る。この動作は図5における時間軸=6.3の時点を開
始点としている。
【0064】この様に本発明の実施例においては、既に
半導体メモリ14に圧縮データが記憶されているトラッ
クで、現在音声出力している後のトラックの再生すべき
順序が変更された場合、半導体メモリ14に記憶されて
いるトラック番号情報を検索する事により、既に半導体
メモリ14に記憶されている圧縮データのどの部分から
変更すればよいのかを即座に判断する事が可能となる。
【0065】また、伸長データを音声出力する時に音声
出力データとして使用するデータの半導体メモリ14内
の転送アドレスと転送バイト数の算出やトラック内の経
過時間の算出を容易にする事が可能となる。また、半導
体メモリ14のアドレスを読み出す時に、トラック番号
も即座にシステムコントロールマイクロコンピユータ2
0で認識する事ができる為、UTOC情報を参照して現
在出力中のアドレスがどのトラックに属しているかを調
べる事なくトラック番号を表示する事が出来る。
【0066】
【発明の効果】半導体メモリに圧縮データと共にその圧
縮データのアドレス情報を記憶させるディスク再生時
に、ディスク記録時のモードバイトとサブヘッダーの記
憶内容をトラックやパートの管理番号,スタートサウン
ドグループ情報,エンドサウンドグループ情報等の再生
管理用データに変更し記憶する事により、圧縮データを
半導体メモリに記憶させる時のみトラックやパートの切
り替わりをUTOC情報と比較して管理し制御され、伸
長データを音声出力する時は、トラックやパートの切り
替わりをUTOC情報と比較して管理制御する必要をな
くし、トラックやパートの切り替わり時の比較管理のア
ルゴリズムを簡略化する事ができる為、既に半導体メモ
リに圧縮データが記憶されているトラックで、現在音声
出力している後のトラックの再生順序が変更された場
合、半導体メモリに記憶されているトラック番号情報を
検索する事により、既に半導体メモリに記憶されている
圧縮データのどの部分から変更すればよいのかを即座に
判断する事ができる。
【0067】また、伸長データを音声出力する時に音声
出力データとして使用するデータの半導体メモリ内の転
送アドレスと転送バイト数の算出やトラック内の経過時
間の算出を容易にする事が可能となる。半導体メモリに
圧縮データが記憶されているトラックで、現在音声出力
している後のトラックの順序が変更された場合、本発明
により半導体メモリに記憶されているトラック番号情報
を検索する事により、既に半導体メモリに記憶されてい
る圧縮データのどの部分から変更すればよいのかを即座
に判断する事ができる。
【0068】また、伸長データを音声出力する時に音声
出力データとして使用するデータの半導体メモリ内の転
送アドレスと転送バイト数の算出やトラック内の経過時
間の算出し伸長された音声出力を連続して再生すること
を容易に制御する事が出来る。また、半導体メモリアド
レスを読む時に、トラック番号も即座に認識する事がで
きる為、UTOC情報を参照して現在出力中のアドレス
がどのトラックに属しているかを調べる事なくトラック
番号を表示する事が出来る。
【0069】また、モードバイト及びサブヘッダーバイ
トのメモリ位置の内容をシステム制御に関する管理パラ
メータに変更したので特に再生時におけるシステム制御
のアルゴリズムを簡略化する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すハードウェアのブロッ
ク図。
【図2】本発明の一実施例を示すディスクのUTOC内
容を示す図。
【図3】本発明の一実施例を示すディスクをトラックの
若い順番に半導体メモリに記憶させた時のメモリマップ
の概念図。
【図4】本発明の一実施例を示すディスクをトラックの
若い順番に半導体メモリに記憶させた後に、そのアドレ
ス情報の一部をトラックやサウンドグループ情報への変
更例。
【図5】本発明の一実施例を示す半導体メモリへの書き
込み及び読み出しとピックアップ動作とのタイミングチ
ャートを示す図。
【図6】本発明の一実施例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 MD 2 光ピックアップ 3 RFアンプ 4 サーボ回路 5 スライドモータ 6 スピンドルモータ 7 アドレスデコーダ 8 EFM/ACIRCデコーダ 9 半導体メモリコントロール回路 10 音声伸長デコーダ 11 D/Aコンバータ 12 A/Dコンバータ 13 音声圧縮エンコーダ 14 半導体メモリ 15 EFM/ACIRCエンコーダ 16 ヘッド駆動回路 17 記録ヘッド 18 表示装置 19 キー 20 システムコントロールマイクロコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラスター番号とセクター番号を有し、
    圧縮された音声データが記録再生されるディスクシステ
    ムにおいて、ディスクに記録されたデータをサーチする
    サーチ手段と、上記ディスクに記録されている圧縮され
    た音声データとそのアドレスデータを読み出す手段と、
    上記圧縮された音声データとそのアドレスデータを記憶
    する記憶手段と、上記記憶手段メモリに記憶された音声
    データのアドレスデータを再生制御用データに変更する
    変更手段と、上記圧縮された音声データを伸長する伸長
    手段と、上記伸長手段で伸長された音声データを再生す
    る再生手段を具備し、再生時に上記変更手段により変更
    したアドレスデータの制御用データを使用して順次音声
    データを再生する事を特徴とするディスクシステム。
  2. 【請求項2】 再生曲順の番号を制御用データに有し再
    生中の音声出力が何曲目であるかを数値表示する請求項
    1記載のディスクシステム。
JP11028494A 1994-04-26 1994-04-26 ディスクシステム Pending JPH07296566A (ja)

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Effective date: 20021224