JPH07296424A - 光ディスク搬送装置 - Google Patents

光ディスク搬送装置

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Publication number
JPH07296424A
JPH07296424A JP9216294A JP9216294A JPH07296424A JP H07296424 A JPH07296424 A JP H07296424A JP 9216294 A JP9216294 A JP 9216294A JP 9216294 A JP9216294 A JP 9216294A JP H07296424 A JPH07296424 A JP H07296424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
head
pad
optical disk
centering pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP9216294A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Ikeda
稔 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP9216294A priority Critical patent/JPH07296424A/ja
Publication of JPH07296424A publication Critical patent/JPH07296424A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク搬送用アーム及びヘッドの調整が容
易であり、長期間の使用によって位置ずれ等が発生して
も、精度よくディスク中央部を吸着し、搬送させること
のできる光ディスク搬送装置を提供すること。 【構成】 光ディスクを負圧吸着するパッド94を有す
るヘッドと、光ディスクを支持するテーブル3とを備
え、該ヘッドは凹状または凸状のパッド中心出しピン9
3を有し、該ヘッドと対向するテーブル3は上記パッド
中心出しピン93とはめ合わされる凸状または凹状ディ
スク中心出しピン96を有し、かつ、該ヘッドが柔軟な
連結具90で装置本体に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスクの製造装置に
用いられる光ディスク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光などの光ビームを用いて情報を
記録する円盤状記録媒体(以下、光ディスクという。)
の記録膜は、一般に、酸化、腐食等を受け易い材料から
なるため、光ディスクの表面に紫外線硬化樹脂などが塗
布されて保護コートがされることが多い。この保護コー
トは、通常、スピンコート法、ディップ法、シャワー法
等によって未硬化樹脂を塗布した後、紫外線照射によっ
て硬化させるという方式が一般的であり、この間の光デ
ィスクの搬送には真空吸着パッドによる吸着搬送が多く
用いられている。このような搬送においては未硬化樹脂
面にパッドが接触しないよう、搬送用ヘッドが精度よく
ディスク中央部を吸着することが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、保護コート
工程における従来の真空吸着パッドによる吸着搬送で
は、ディスクが正常に搬送されるようディスク搬送用ア
ーム及びヘッドをディスク中央部で正確に吸着できるよ
うに調整する必要があった。また、調整後も、長期間の
運転の結果、ディスク搬送用アームとディスク搬送用ヘ
ッドとの間で、ねじのゆるみ、構成部品間の遊び等のた
めに位置のずれが発生し、ディスク中央部を正確に吸着
できなくなり、搬送に異常をきたしたり、搬送ワークや
製造装置を破損するおそれがあった。また、未硬化レジ
ンにより真空吸着パッドや搬送ワークを汚染するおそれ
があった。
【0004】本発明は、上述した問題を解決するもの
で、ディスク搬送用アーム及びヘッドの調整が容易であ
り、長期間の使用によって位置ずれ等が発生しても、精
度よくディスク中央部を吸着し搬送させることのできる
光ディスク搬送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、請求項1の光ディスク搬送
装置の発明は、光ディスクを負圧吸着するパッドを有す
るヘッドと、光ディスクを保持するテーブルとを備え、
該ヘッドは凹状または凸状のパッド中心出し用ピンを有
し、該ヘッドと対向するテーブルは上記パッド中心出し
用ピンとはめ合わされる凸状または凹状のディスク中心
出し用ピンを有し、かつ該ヘッドが柔軟な連結具で装置
本体に取り付けられていることを特徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は上記の光ディスク
搬送装置において、パッド中心出し用ピンが負圧吸着用
のパッドの内側に配置されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、光ディスクを負圧吸着パ
ッドに吸着する際、搬送用アームのヘッドと光ディスク
の中心部との間で位置ずれがあっても中心出し用ピンと
柔軟な連結具との作用により吸着パッドはディスク中央
部へ導かれる。このことにより、搬送に異常をきたした
り、搬送装置等を破損したりすることがなく、また未硬
化の樹脂により真空吸着パッド、搬送装置等を汚染する
おそれがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により具体的
に説明する。光ディスクの表面にスピンコート法によっ
て紫外線硬化樹脂からなる保護コートを形成する工程で
用いられる装置のステージの平面図を図1に示す。ま
ず、本装置におけるディスクDの流れを説明する。記録
膜製膜後のディスクDは、ディスク取入れアクチュエー
タ1により除電・除塵ブース2およびディスク取入れテ
ーブル3を経てステージ5に搬入される(図中、矢印A
1で示す。)。本ステージにおいては、まず、ディスク
Dは、左右に交互に90°毎に回転するディスク搬送用
十字アーム6の隣り合う2つの先端に設けられた搬送ヘ
ッド9a,9bによって取入れアクチュエータ1から樹
脂塗布用のスピンコーターステージ7,8に逐次移され
る(図中、矢印A2,A3で示す。)。ディスクDは搬
送ヘッド9a,9bで真空吸着されて搬送される。な
お、スピンコーターステージ7,8は、ディスクが載せ
られるテーブル11,12と、樹脂塗布ポンプ13,1
5と、塗布ノズル14,16と、スピンコート時に流れ
落ちる樹脂を受ける容器17,18とからなる。
【0009】樹脂コートを終えたディスクDは、ディス
ク搬送用十字アーム6の隣り合う2つの先端に設けられ
た搬送ヘッド10a,10b(上記の搬送ヘッド9a,
9bとは別のものである。)によって、スピンコーター
ステージ7,8から紫外線照射テーブル19に搬送され
る(図中、矢印A4,A5で示す。)。次いで、ディス
クDは、紫外線照射テーブル19の回転により紫外線照
射室20内に送られ(図中、矢印A6で示す。)、ここ
で紫外線照射を受けて樹脂が硬化された後、ディスク取
出しテーブル4から回転搬出アーム21により取り出さ
れ(図中、矢印A7で示す。)、搬出コンベア22に送
られる(図中、矢印A8で示す。)。なお、搬送ヘッド
10a,10bによりスピンコーターステージ7、8か
らディスクDが搬出される時には塗布ノズル14,16
は退避位置に移動する。
【0010】搬送ヘッド9a,9b,10a,10bお
よびテーブル3,4,11,12の詳細構造図を図2お
よび図3に示し、その動作を説明する。搬送ヘッド9a
は、十字アーム連結用フレキシブルカプラー(柔軟な連
結具)90と、ヘッドプレート91と、ヘッドロッド9
2と、パッド中心出しピン93と、この中心出し用ピン
の回りに配置された吸着パッド94とからなり、吸着パ
ッド94のワーク吸着エアー開口95は真空ポンプ(図
示しない)に連結されている。一方、テーブル3は中心
部にディスクの保持と搬送ヘッド中心出し用のピンを兼
ねたディスク中心出しピン96を有している。図3
(a)は、搬送ヘッド9がディスクDを吸着搬送する前
の位置を示している。発明の効果をわかりやすくするた
めにディスク搬送ヘッド9aとテーブル3とは中心がず
れているものとする。図3(b)は搬送ヘッド9aがデ
ィスクDを吸着した状態を示す。ディスク搬送ヘッドと
ディスクテーブルのずれは両中心出し用ピンとフレキシ
ブルカプラー90によって是正され吸着パッドはディス
ク中心部を吸着することができる。他の搬送ヘッドおよ
び他のテーブルも同様の構造であり、この動作が図1に
おいてA2〜A7で行われる。なお、図2および図3で
は、パッド中心出しピン93が凹状であり、ディスク中
心出しピンが凸状であるが、その凹凸は逆であっても良
い。
【0011】上記の構成の装置によるディスクの製造試
験結果を以下に示す。射出成形法によって成形された、
厚さ1.2mm、内径11mm、外径65mmのポリカ
ーボネート製光ディスク基板上に光磁気記録膜を製膜
し、スピンコート法によって紫外線硬化型樹脂を塗布し
た。この光ディスク基板をディスク取入れテーブル3か
らスピンテーブル11,12へ搬送する際、スピンテー
ブル11,12からディスク取出しテーブル4に搬送す
る際、ディスク取出しテーブル4から搬出する際にフレ
キシブルカプラー90および中心出し用ピン付き搬送ヘ
ッド9a、9b、10a、10bおよびディスク中心出
し用ピン付きテーブル3,4,11,12を使用した。
その結果、上記の搬送ヘッドにより5万枚のディスクを
搬送しても、搬送異常は発生しなかった。それに対し
て、フレキシブルカプラーおよび中心出し用ピンを備え
ていない装置を用いて同様にして光ディスクを製造する
と、約2万枚のディスクを搬送した時点で、搬送ヘッド
の位置ずれのため調整が必要となった。
【0012】なお、上記のフレキシブルカプラーは、軽
量、加工が容易、安価等の理由でラバー製のものが好ま
しく、耐久性の点から、フッ素含有ラバー、シリコンラ
バー製のものがさらに好ましい。また、中心出し用ピン
は、光ディスクに傷を付けないように樹脂製が好まし
く、未硬化樹脂やベイパーに侵されない用、テフロン、
ジュラコン、ポリプロピレン製がさらに好ましい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、吸着パッドが正確にデ
ィスクの中央部へ導かれるので、搬送異常が発生し難い
光ディスク搬送装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク製造装置における保護コート形成工
程で用いられる装置の一例の平面図である。
【図2】搬送ヘッドの一例を示す詳細構造図である。
【図3】搬送ヘッドの一例の動作を示す図である。
【符号の説明】
3、4、11、12 テーブル 7、8 スピンコーターステージ 9a、9b、10a、10b 搬送ヘッド 20 紫外線照射室 90 フレキシブルカプラー 93 パッド中心出しピン 94 吸着パッド 96 ディスク中心出しピン D ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを負圧吸着するパッドを有す
    るヘッドと、光ディスクを保持するテーブルとを備え、
    該ヘッドは凹状または凸状のパッド中心出し用ピンを有
    し、該ヘッドと対向するテーブルは上記パッド中心出し
    用ピンとはめ合わされる凸状または凹状のディスク中心
    出し用ピンを有し、かつ、該ヘッドが柔軟な連結具で装
    置本体に取り付けられていることを特徴とする光ディス
    ク搬送装置。
  2. 【請求項2】 パッド中心出し用ピンが負圧吸着用のパ
    ッドの内側に配置されていることを特徴とする請求項1
    記載の光ディスク搬送装置。
JP9216294A 1994-04-28 1994-04-28 光ディスク搬送装置 Pending JPH07296424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9216294A JPH07296424A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 光ディスク搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9216294A JPH07296424A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 光ディスク搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07296424A true JPH07296424A (ja) 1995-11-10

Family

ID=14046737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9216294A Pending JPH07296424A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 光ディスク搬送装置

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JP (1) JPH07296424A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999024336A1 (en) * 1997-11-12 1999-05-20 First Light Technology, Inc. System and method for maintaining concentricity of a combination of a top and bottom substrate during the assembly of a bonded storage disk
US6098272A (en) * 1998-05-19 2000-08-08 First Light Technology, Inc. System for maintaining concentricity of a combination of a top and bottom substrate during the assembly of a bonded storage disk
WO2011106957A1 (zh) * 2010-03-01 2011-09-09 东莞宏威数码机械有限公司 精准定位光盘生产线组件和定位方法

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