JP2007109311A - 上下基板の貼合わせ方法 - Google Patents

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亮子 北野
Tetsuya Koda
哲哉 幸田
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Abstract

【課題】本発明の目的は、真空チャンバー内を大気圧に戻すことなく順次効率良く上下基板の貼合わせを行うことができる上下基板の貼合わせ方法を提供すること。
【解決手段】本発明の上下基板の貼合わせ方法によれば、上基板Da及び/又は下基板Dbを真空チャンバー21内に搬入しても、密閉された小空間Sに存在する空気のみ真空チャンバー21内に侵入するだけなので、減圧雰囲気をほぼそのまま維持することができる。また、この密閉された小空間Sの空気を真空吸引するようにすれば、真空チャンバー21内に空気が侵入せず減圧雰囲気をそのまま保つことができる。
【選択図】図11

Description

本発明は、真空チャンバー内の減圧雰囲気下で上基板と下基板とを貼り合わせる上下基板の貼合わせ方法に関する。
より詳しくは、真空チャンバー内を大気圧に戻すことなく順次効率良く上下基板の貼合わせを行うことができる上下基板の貼合わせ方法に関する。
従来から、光ディスクの製造ラインにおける上下基板の貼合わせ方法として、両基板間に気泡が発生するのを防止するため、真空チャンバー内にて貼り合わせる方法が種々知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
この方法では、真空チャンバー内の空気を真空吸引して、真空の雰囲気下で上基板と下基板とを貼り合わせることが行われる。
尤も、気泡の発生防止の観点からは完全な真空状態で貼り合わせるのが理想であるが、真空チャンバー内の空気を吸引して完全な真空状態にするには相当の時間がかかる。
そのため、実際の製造ラインでは、極力、タクトタイム等を短くする意味で、完全な真空状態になるまえの状態、いわゆる減圧雰囲気で貼り合わせることで一定の効果を得ている。
特開2001−256680号公報 特願2004−267119号公報
しかしながら、上述したような従来の上下基板の貼合わせ方法では、上下基板の貼合わせる際、真空チャンバー内を真空吸引して真空に近い状態(減圧雰囲気)で、貼り合わせた後で、大気に開放して上下基板を次の工程に移動する手法が採用されている。
しかし、貼り合わせの都度、真空吸引して減圧雰囲気にするための一定の真空吸引時間が必要であり、これがタクトタイムを更に短縮する場合に支障となっていた。
本発明は、このような技術的な問題点を背景になされたものである。
すなわち本発明は、真空チャンバー内を大気圧に戻すことなく順次効率良く上下基板の貼合わせを行うことができる上下基板の貼合わせ方法を提供することを目的とする。
かくして、本発明者は、このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、極力一定の減圧雰囲気を維持する大きいチャンバーに基板搬入用の穴を設けて、この穴の両側に開閉自在な内壁側可動部材と外壁側可動部材とを設けることにより、上記の問題点を解決することができることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、(1)、真空チャンバー内の減圧雰囲気下で上基板と下基板とを貼り合わせる上下基板の貼合わせ方法であって、前記真空チャンバーのチャンバー壁に形成された基板搬入用貫通穴の一側を内壁側可動部材で閉蓋する工程と、前記基板搬入用貫通穴の他側を、前記上基板及び/又は前記下基板を保持する外壁側可動部材で前記上基板及び/又は前記下基板が前記基板搬入用貫通穴に挿入されるようにして閉蓋する工程と、前記基板搬入用貫通穴を前記内壁側可動部材と前記外壁側可動部材とで閉蓋することで形成された密閉された小空間において前記上基板及び/又は前記下基板を前記外壁側可動部材から前記内壁側可動部材へ受け渡す工程と、前記外壁側可動部材で前記基板搬入用貫通穴の他側を閉蓋した状態で、前記上基板及び/又は前記下基板を前記外壁側可動部材から受け取った前記内壁側可動部材を移動させ、同時に前記密閉された小空間を含む密閉された大空間を形成する工程と、該密閉された大空間で前記上基板と前記下基板とを貼り合わせる工程と、を有する上下基板の貼合わせ方法に存する。
また、本発明は、(2)、前記密閉された小空間の空気を真空吸引する工程を有する上記(1)に記載の上下基板の貼合わせ方法に存する。
また、本発明は、(3)、前記密閉された小空間の空気の真空吸引は、前記密閉された小空間の圧力が後続する工程で形成される前記密閉された大空間の圧力と等しくなるまで行う上記(2)に記載の上下基板の貼合わせ方法に存する。
また、本発明は、(4)、前記チャンバー壁には前記基板搬入用貫通穴が二箇所に形成され、一方の前記基板搬入用貫通穴は前記上基板及び上下貼合わせ基板を前記真空チャンバー内に搬入するために用いられ、他方の前記基板搬入用貫通穴は専ら前記下基板を前記真空チャンバー内に搬入するために用いられる上記(1)に記載の上下基板の貼合わせ方法に存する。
また、本発明は、(5)、前記基板搬送装置によって前記上基板及び/又は前記下基板が前記内壁側可動部材と共に上下基板貼合わせ位置に向けて搬送される工程を有する上記(1)に記載の上下基板の貼合わせ方法に存する。
また、本発明は、(6)、前記内壁側可動部材が前記真空チャンバーに設けられた基板搬送装置に前記上基板及び/又は前記下基板を引き渡す工程と、前記基板搬送装置によって前記上基板及び/又は前記下基板が上下基板貼合わせ位置に向けて搬送される工程と、を有する上記(1)に記載の上下基板の貼合わせ方法に存する。
また、本発明は、(7)、前記基板搬送装置は二機設けられ、一方の前記基板搬送装置は前記上基板を前記上下基板貼合わせ位置に向けて搬送するために用いられ、他方の前記基板搬送装置は前記下基板を前記上下基板貼合わせ位置に向けて搬送するために用いられる上記(5)又は(6)に記載の上下基板の貼合わせ方法に存する。
また、本発明は、(8)、前記上基板と前記下基板とを貼り合わせて形成された貼合わせディスクを前記基板搬入用貫通穴から取り出す工程を有する上記(1)に記載の上下基板の貼合わせ方法に存する。
また、本発明は、(9)、前記上基板と前記下基板とを貼り合わせて形成された貼合わせディスクを前記基板搬入用貫通穴から取り出す工程においては、密閉した小空間を大気圧に開放するものである上記(8)に記載の上下基板の貼合わせ方法に存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記発明を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明の上下基板の貼合わせ方法によれば、真空チャンバーのチャンバー壁に形成された基板搬入用貫通穴の一側を内壁側可動部材で閉蓋する工程と、基板搬入用貫通穴の他側を、上基板及び/又は下基板を保持する外壁側可動部材で上基板及び/又は下基板が基板搬入用貫通穴に挿入されるようにして閉蓋する工程と、基板搬入用貫通穴を内壁側可動部材と外壁側可動部材とで閉蓋することで形成された密閉された小空間において上基板及び/又は下基板を外壁側可動部材から内壁側可動部材へ受け渡す工程と、外壁側可動部材で基板搬入用貫通穴の他側を閉蓋した状態で、上基板及び/又は下基板を外壁側可動部材から受け取った内壁側可動部材を移動させ、同時に密閉された小空間を含む密閉された大空間を形成する工程と、を有する。
そのため、上基板及び/又は下基板を真空チャンバー内に搬入しても、密閉された小空間に存在する空気のみ真空チャンバー内に侵入するだけなので、減圧雰囲気をほぼそのまま維持することができる。
また、この密閉された小空間の空気を真空吸引するようにすれば、真空チャンバー内に空気が侵入せず減圧雰囲気をそのまま保つことができる。
従って、従来のように真空チャンバー内を大気圧に戻すことなく、順次効率良く上下基板の貼合わせが可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の上下基板の貼合わせ方法を実施するための上下基板の貼合わせ装置を含む積層板の製造ラインの例を示している。
この製造ラインでは、先ず、基板供給装置1a,1bから上基板Daと下基板Dbとが供給される。
この上下基板Da,Dbは、アーム2a,2bにより回転テーブル3a,3b上に移載される。
上下基板Da,Dbが回転テーブル3a,3b上に移載されると、回転テーブル3a,3bは120度回転し、上下基板Da,Dbは、除電及びクリーニングを行う除電クリーニング装置4a,4bのある位置に移動する。
(除電クリーニング装置4a,4bを設けたのは、上下基板Da,Dbはポリカーボネート等の樹脂で形成され、摩擦が発生すると負電気が発生するからこれを防止するためである。
上下基板Da,Dbに負電気が発生すると、空気中の正電気を帯びた塵や埃が静電気力により上下基板Da,Dbに付着するという弊害がある。)
静電気等の除去が行われた後、回転テーブル3a,3bは更に120度回転し、上下基板Da,Dbは移載装置5の複数股のアーム5Aの旋回半径に入る。
そして、このアーム5Aに上下基板Da,Dbは吸着保持されながら搬送され、一対のスピンナー6a1,6b1上又はもう一対のスピンナー6a2,6b2上に移載される。
一対のスピンナー6a1,6b1上に上下基板Da,Dbが移載されたら、次の搬送ではもう一対のスピンナー6a2,6b2上に移載され、そして、この動作が繰り返される。
ここで、図中、スピンナー6a1,6a2上には上基板Daが、スピンナー6b1,6b2上には下基板Dbが移載される。
このスピンナー6a1,6a2,6b1,6b2によって上下基板Da,Dbは低速回転、例えば100rpmで回転させられ、この回転中に、接着剤塗布装置7a1,7a2,7b1,7b2によりドーナツ状に紫外線硬化型樹脂が塗布される。
その後、接着剤塗布装置7a1,7a2,7b1,7b2がスピンナー6a1,6a2,6b1,6b2上から後退した後、スピンナー6a1,6a2,6b1,6b2が高速回転する。
この高速回転による遠心力により、上下基板Da,Db上に塗布された紫外線硬化型樹脂は延展し、一定の膜厚の紫外線硬化型樹脂層が形成される。
このようにして紫外線硬化型樹脂層が形成されたスピンナー6a1,6a2,6b1,6b2上の上下基板Da,Dbは、その後、アーム5Aに吸着される。
それから、アーム5Aが60度旋回することにより、上下基板Da,Dbは受け台8a1,8a2,8b1,8b2上に載置される。
受け台8a1,8a2上に載置された上基板Daは、反転装置9により反転させられ、他の受け台10a1,10a2上に載置される。
更に、受け台10a1,10a2上に載置された上基板Daは、移載アーム11a1,11a2によって上下基板の貼合わせ装置12A,12Bに搬送される。
一方、受け台8b1,8b2上に載置された下基板Dbは、移載アーム11b1,11b2によって上下基板の貼合わせ装置12A,12Bに搬送される。
この上下基板の貼合わせ装置12A,12Bを用いて本発明の上下基板の貼合わせ方法が遂行される。
上下基板の貼合わせ装置12Aについては、図2を用いて後述する。
さて、上下基板の貼合わせ装置12A,12Bで形成された貼合わせ基板Dは、移載アーム11a1,11b2によって比較的大きな回転テーブル13上に搬送される。
この回転テーブル13上で紫外線照射装置14により貼合わせ基板Dに紫外線が照射される。
貼合わせ基板Dに紫外線が照射されると、貼合わせ基板Dの紫外線硬化型樹脂が硬化し、上基板Dbと下基板Daとは完全に一体化する。
このようにして一体化した貼合わせ基板Dは、その後アーム15によって回転テーブル16上に移載される。
この回転テーブル16上では、検査装置17により貼合わせ基板Dの傷等のチェックが行われ、良品と不良品との選別が行われる。
貼合わせ基板Dが不良品であった場合には、貼合わせ基板Dはアーム18によって不良品ストッカー19に搬送され、良品であった場合には、貼合わせ基板Dは同じくアーム18によって良品ストッカー20に搬送される。
〔第一実施形態〕
さて図2は、本発明の上下基板の貼合わせ方法の第一実施形態を実施するための上下基板の貼合わせ装置12Aを示している。
図に示す上下基板の貼合わせ装置12Aは、真空チャンバー21と、真空チャンバー21のチャンバー壁22にそれぞれ形成された円形の基板搬入用貫通穴22a,22bと、該基板搬入用貫通穴22a,22bの一側を閉蓋するための円形の内壁側可動部材23a,23bと、この内壁側可動部材23a,23bを昇降させるためのシリンダ部28a,28bとを有している。
また、上下基板の貼合わせ装置12Aは、上基板Da又は下基板Dbを保持する円形の外壁側可動部材24a,24bを有している。
この外壁側可動部材24a,24bは、基板搬入用貫通穴22a,22bの他側(すなわち外側)を、上基板Da及び下基板Dbが基板搬入用貫通穴22a,22bに挿入された状態にて閉蓋する。
更に、上下基板の貼合わせ装置12Aは、基板搬送装置27a,27bを有し、該基板搬送装置27a,27bは、サーボモータ25a,25bにより旋回される回動板26a,26bと、を備えている。
真空チャンバー21には、前述したように、そのチャンバー壁22に基板搬入用貫通穴が隔てた位置の二箇所に形成されている。
一方の基板搬入用貫通穴22aは、専ら上基板Daを真空チャンバー21内に搬入するために用いられる。
他方の基板搬入用貫通穴22bは、下基板Dbを真空チャンバー21の内に搬入するため、及び貼り合わせが終了した後の、貼り合わせ基板Dを真空チャンバー21の外に搬出するために用いられる。
このように基板搬入用貫通穴を二箇所に形成しておくことで、上基板Daと下基板Dbとを同時に搬送させることが可能でありタクトタイム等の時間の短縮となる。
また上基板Daと下基板Dbとを異なる位置で各々別々に受け取り且つ、同じ位置で貼り合わせするために基板搬送装置27a,27bの回動板26a,26bが一部上下に重なるように配置されている。
図12は、この真空チャンバー21において、回動板26a,26bが貼り合わせ位置で交差していることを説明する図である。
一方の基板搬送装置27aの回動板26aは上基板Daを上下基板貼合わせ位置Pに向けて搬送するために用いられ、他方の基板搬送装置27bの回動板26bは、下基板Dbを上下基板貼合わせ位置Pに向けて搬送するために用いられる。
図3は、本発明の上下基板の貼合わせ方法の流れを示す説明図である。
以下、図2、及び模式的に上下基板の貼合わせの流れを示した図3を用いながら上下基板の貼合わせ方法について説明する。
先ず、ステップS1において、移載アーム11a1,11b1によって上下基板Da,Dbを外壁側可動部材24a,24b上に受渡し、外壁側可動部材24a,24b上で上下基板Da,Dbが保持される〔図4(a)参照〕。
なお、図4は、上基板Daに関して説明したものである。
この受渡しや保持は、図示しない通常の開閉チャックを使って行われる。
図4(a)の状態では、基板搬入用貫通穴22aの一側は内壁側可動部材23aで閉鎖されている。
この時、真空チャンバー21内は、既に図示しない真空吸引装置によって減圧雰囲気にされている。
次いで、ステップS2において、上基板Da又は下基板Dbを保持する外壁側可動部材24a,24bが上昇又は下降する。
外壁側可動部材24a,24bによって基板搬入用貫通穴22a,22bの他側を、上基板Da及び下基板Dbが該基板搬入用貫通穴22a,22bに挿入された状態となるように閉蓋する〔図4(b)参照〕。
なお外壁側可動部材24a,24bと内壁側可動部材23a,23aとチャンバー壁22で密封形成された小空間Sは大気と同じように気体が存在する。
次いで、ステップS3において、この密封形成された小空間Sにて上基板Da及び下基板Dbを外壁側可動部材24a,24bから内壁側可動部材23a,23bへ受け渡す〔図4(c)参照〕。
この受渡しの方法としては、例えば、外壁側可動部材24a,24bや内壁側可動部材23a,23bに組み込まれた図示しない開閉チャックを上下させることにより、外壁側可動部材24a,24bと内壁側可動部材23a,23bとの間で上下基板Da,Dbを渡すことができる。
次いで、ステップS4において、外壁側可動部材24a,24bで基板搬入用貫通穴22a,22bの他側を閉蓋した状態のまま、今度は上基板Da又は下基板Dbを受け取った内壁側可動部材23a,23bを移動させ開蓋する〔図4(d)参照〕。
そして内壁側可動部材23a,23bが回動板26a,26bに引き寄せられる〔図5(a)→図5(b)参照〕。
これにより同時に密閉された小空間Sが開放されて大空間Lを形成する。
小空間Sの体積は小さいために真空チャンバー21内(大空間L)の減圧雰囲気をほぼ維持したまま、上基板Da及び下基板Dbを真空チャンバー21内に搬入可能である。
因みに、外壁側可動部材24a,24bに吸引通路を設けて小空間Sの空気を排除することも可能である。
次いで、ステップS5において基板搬送装置27a,27bによって回動板26a,26bを旋回させ上基板Da及び下基板Dbが内壁側可動部材23a,23bと共に上下基板貼合わせ位置Pに向けて搬送される。
貼り合わせ位置Pに上下基板Da,Dbが搬送されると、図6(a)に示すように、上基板Daと下基板Dbとは互いに対向するように配置される。
図12は、真空チャンバー21において、回動板26a,26bが貼り合わせ位置Pで交差していることを平面的に説明する図である。
次いで、ステップS6において、図6(b)に示すように、密閉された大空間Lで上基板Daと下基板Dbとが貼り合わされ、貼合わせ基板Dが形成される。
この場合、内壁側可動部材23aから上基板Daが落下され,落下された上基板Daが内壁側可動部材23bに保持された下基板Dbの上に載置されて貼り合わされるが、この貼り合わせ方法には他に種々の方法が採用可能である。
このようにして貼り合わされた貼合わせ基板Dは、回動板26a,26bが回動することにより元の位置に戻る。
そして今度は、内壁側可動部材23bによって保持されている貼合わせ基板Dは、図7に示すように、基板搬入用貫通穴22aから取り出されることになる。
ここで貼り合わせ基板の取り出し工程を更に詳しく説明する。
図7(a)のように基板搬入用貫通穴22bの一側は外壁側可動部材24bで閉鎖されている。
この時、当然、真空チャンバー21内は、図示しない真空吸引装置によって減圧雰囲気となっている。
まず、ステップS7において、図7(b)のように、基板搬入用貫通穴22bの内側は、貼合わせ基板Dを保持する内壁側可動部材23bで閉蓋される。
なお外壁側可動部材24bと内壁側可動部材23bとチャンバー壁で密封形成された小空間Sは真空チャンバー内と同じように減圧雰囲気の状態である。
次いで、ステップS8において、この密封形成された小空間Sにて貼り合わせDを内壁側可動部材23bから外壁側可動部材24bへ受け渡す〔図7(c)参照〕。
次いで、ステップS9において、内壁側可動部材23bで基板搬入用貫通穴22bの内側を閉蓋した状態で、今度は貼り合わせ基板Dを受け取った外壁側可動部材24bを上方へ移動させて開蓋する〔図7(d)参照〕。
この時、同時に密閉された小空間Sが大気に開放される。
このステップにおいては、小空間Sは真空チャンバー内と同じ減圧雰囲気の状態であるために外壁側可動部材24bには大気圧が加わることとなり(すなわち大気圧と真空チャンバー内の負圧との差の分が圧力として加わる)開蓋するには極めて大きな力を要する。
そのため、外壁側可動部材24bを開蓋する前に小空間Sを、前もって例えば大気に開放することが好ましい〔図8(a)→図8(b)〕。
因みに、図9は、外壁側可動部材24bに形成されている吸引通路Kを介して大気に開放することを説明する図である。
大気に開放することで外壁側可動部材24bを開蓋する際何ら負荷が生じなく、容易に開蓋でき搬出できる。
一方、本発明では、上基板Da又は下基板Dを真空チャンバー内に搬入する場合には、図10に示すように小空間Sは大気と同じ状態であるために内壁側可動部材23aを開蓋することが容易である。
しかし真空チャンバー内を極力同じ減圧雰囲気に維持するために、内壁側可動部材23aを開蓋する前に小空間Sを吸引通路Kを通じて吸引し、極力、負圧化した後に開蓋することが好ましい〔図10(a)→図10(b)〕。
以上説明したように、密閉された真空チャンバー内の大空間Lで上基板Daと下基板Dbとを貼り合わせるようにすることで、上下基板の搬入及び貼り合わせが終了した後の、貼り合わせ基板の搬出が、真空チャンバー21内の全体を大気圧に戻すことなく順次効率良く行われる。
また基板搬入用貫通穴22bから上下基板Da,Dbの搬入、及び貼り合わせ基板Dの搬出が交互に行われるために、搬出経路と搬入経路を共通化できて装置全体のコンパクト化が図られる。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば図11に示すように、一枚の回動板26a,26bの両側に二個の内壁側可動部材23a,23a,23b,23bを設けると、上下基板Da,Dbの搬入と、貼合わせ基板Dの搬出とが併行して行うことができ、時間的に効率的な作業を行うことができる。 タクトタイムの大幅な短縮化となる。
また、回転板は、先述した図12に示すような長方形の他に円盤状とすることも当然可能である。
図1は、本発明の上下基板の貼合わせ方法を実施するための上下基板の貼合わせ装置を含む積層板の製造ラインの一実施形態を示す説明図である。 図2は、本発明の上下基板の貼合わせ方法の第一実施形態を実施するための上下基板の貼合わせ装置を示す説明図である。 図3は、本発明の上下基板の貼合わせ方法の第一実施形態の流れを示す説明図である。 図4は、本発明の上下基板の貼合わせ方法の第一実施形態の流れを模式的に示す説明図であり、(a)基板搬入用貫通穴の他側を外壁側可動部材で閉蓋した状態、(b)は基板搬入用貫通穴の内側を内壁側可動部材で閉蓋した状態、(c)外壁側可動部材から内壁側可動部材に上基板を受け渡した状態、(d)内壁側可動部材を閉蓋した状態を示す。 図5は、本発明の上下基板の貼合わせ方法の第一実施形態の流れを模式的に示す説明図であり、(a)は内壁側可動部材を上昇させ密閉された大空間が形成された状態、(b)は内壁側可動部材が上方に移動した状態を示す。 図6は、本発明の上下基板の貼合わせ方法の第一実施形態の流れを模式的に示す説明図であり、(a)は上下基板が上下基板貼合わせ位置に搬送され、上下基板が相互に平行に向かい合った状態、(b)は上基板が下基板の上へ落下した状態を示す。 図7は、それぞれ貼り合わせ基板を取り出す工程を説明する図である。 図8は、小空間Sを、大気に開放することを説明する図である。 図9は、外壁側可動部材に形成されている吸引通路を介して大気に開放することを説明する図である。 図10は、小空間Sを極力、負圧化することを説明する図である。 図11は、一枚の回動板の両側に二個の内壁側可動部材を設けた例を示す図である。 図12は、真空チャンバーにおいて、回動板が貼り合わせ位置で交差していることを説明する図である。
符号の説明
1a,1b 基板供給装置
2a,2b アーム
3a,3b 回転テーブル
4a,4b 除電クリーニング装置
5 移載装置
5A アーム
6a1,6a2,6b1,6b2 スピンナー
7a1,7a2,7b1,7b2 接着剤塗布装置
8a1,8a2,8b1,8b2 受け台
9 反転装置
10a1,10a2 受け台
11a1,11a2,11b1,11b2 移載アーム
12A,12B 上下基板の貼合わせ装置
13 回転テーブル
14 紫外線照射装置
15 アーム
16 回転テーブル
17 検査装置
18 アーム
19 不良品ストッカー
20 良品ストッカー
21 真空チャンバー
22 チャンバー壁
22a,22b 基板搬入用貫通穴
23a,23b 内壁側可動部材
24a,24b 外壁側可動部材
25a,25b サーボモータ
26a,26b 回動板
27a,27b 基板搬送装置
28a,28b シリンダ
D 貼合わせ基板
Da 上基板
Db 下基板
K 吸引通路
P 上下基板貼合わせ位置
S 密閉された小空間
L 密閉された大空間

Claims (9)

  1. 真空チャンバー内の減圧雰囲気下で上基板と下基板とを貼り合わせる上下基板の貼合わせ方法であって、
    前記真空チャンバーのチャンバー壁に形成された基板搬入用貫通穴の一側を内壁側可動部材で閉蓋する工程と、
    前記基板搬入用貫通穴の他側を、前記上基板及び/又は前記下基板を保持する外壁側可動部材で前記上基板及び/又は前記下基板が前記基板搬入用貫通穴に挿入されるようにして閉蓋する工程と、
    前記基板搬入用貫通穴を前記内壁側可動部材と前記外壁側可動部材とで閉蓋することで形成された密閉された小空間において前記上基板及び/又は前記下基板を前記外壁側可動部材から前記内壁側可動部材へ受け渡す工程と、
    前記外壁側可動部材で前記基板搬入用貫通穴の他側を閉蓋した状態で、前記上基板及び/又は前記下基板を前記外壁側可動部材から受け取った前記内壁側可動部材を移動させ、同時に前記密閉された小空間を含む密閉された大空間を形成する工程と、
    該密閉された大空間で前記上基板と前記下基板とを貼り合わせる工程と、
    を有することを特徴とする上下基板の貼合わせ方法。
  2. 前記密閉された小空間の空気を真空吸引する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の上下基板の貼合わせ方法。
  3. 前記密閉された小空間の空気の真空吸引は、前記密閉された小空間の圧力が後続する工程で形成される前記密閉された大空間の圧力と等しくなるまで行うことを特徴とする請求項2に記載の上下基板の貼合わせ方法。
  4. 前記チャンバー壁には前記基板搬入用貫通穴が二箇所に形成され、
    一方の前記基板搬入用貫通穴は前記上基板及び上下貼合わせ基板を前記真空チャンバー内に搬入するために用いられ、
    他方の前記基板搬入用貫通穴は専ら前記下基板を前記真空チャンバー内に搬入するために用いられることを特徴とする請求項1に記載の上下基板の貼合わせ方法。
  5. 前記基板搬送装置によって前記上基板及び/又は前記下基板が前記内壁側可動部材と共に上下基板貼合わせ位置に向けて搬送される工程を有することを特徴とする請求項1に記載の上下基板の貼合わせ方法。
  6. 前記内壁側可動部材が前記真空チャンバーに設けられた基板搬送装置に前記上基板及び/又は前記下基板を引き渡す工程と、
    前記基板搬送装置によって前記上基板及び/又は前記下基板が上下基板貼合わせ位置に向けて搬送される工程と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の上下基板の貼合わせ方法。
  7. 前記基板搬送装置は二機設けられ、
    一方の前記基板搬送装置は前記上基板を前記上下基板貼合わせ位置に向けて搬送するために用いられ、
    他方の前記基板搬送装置は前記下基板を前記上下基板貼合わせ位置に向けて搬送するために用いられることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の上下基板の貼合わせ方法。
  8. 前記上基板と前記下基板とを貼り合わせて形成された貼合わせディスクを前記基板搬入用貫通穴から取り出す工程を有することを特徴とする請求項1に記載の上下基板の貼合わせ方法。
  9. 前記上基板と前記下基板とを貼り合わせて形成された貼合わせディスクを前記基板搬入用貫通穴から取り出す工程においては、密閉した小空間を大気圧に開放するものであることを特徴とする請求項8に記載の上下基板の貼合わせ方法。
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JP2013110150A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Lintec Corp 光照射装置および光照射方法

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