JPH07295409A - 加熱定着装置及びその製造方法 - Google Patents

加熱定着装置及びその製造方法

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JPH07295409A
JPH07295409A JP6086404A JP8640494A JPH07295409A JP H07295409 A JPH07295409 A JP H07295409A JP 6086404 A JP6086404 A JP 6086404A JP 8640494 A JP8640494 A JP 8640494A JP H07295409 A JPH07295409 A JP H07295409A
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film
heater
diamond
carbon
heat fixing
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Yasushi Taniguchi
靖 谷口
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Canon Inc
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
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    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間にわたって優れた耐摩耗性摺動特性を
有する加熱定着装置及びその製造方法を提供する。 【構成】 定着用ヒーターにおいて、フィルムと接触摺
動する前記ヒーターの絶縁保護膜上に、中間層を介して
水素化アモルファス炭素膜もしくはダイヤモンド状炭素
膜、ダイヤモンド膜または硬質炭素膜を、潤滑保護膜と
して形成したヒーターを用いた加熱定着装置及び界面に
おける遷移層、各層にかけての組成の傾斜、炭素膜中の
水素濃度などの特徴を有するヒーターを用いた加熱定着
装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザービー
ムプリンタ等の画像形成装置に用いられるヒーターに関
し、特に未定着画像の加熱定着に用いられるヒーターに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特開昭63−313182号公報
等で固定ヒーターと、このヒーターと褶動する薄膜フィ
ルムを用いた加熱装置が提案されている。
【0003】このようなヒーターの模式図を図1、図2
に示す。ヒーター1は、電気絶縁性・耐熱性・低熱容量
の細長い基板2と、この基板2の一方面側(表面側)の
基板幅方向中央部に基板長手に沿って直線細帯状に形成
した発熱抵抗体3と、この発熱抵抗体3の両端部にそれ
ぞれ導通させて基板面に形成した電極端子部(接続端
子)4・5と、基板2の発熱抵抗体形成面を被覆させた
ヒーター表面保護層としてのガラス等の電気絶縁性の絶
縁保護膜6と、基板2の他方面側(背面側)に設けたサ
ーミスター等の温度検出素子7を有する。基板2は、例
えば、幅10mm・厚さ1mm・長さ240mmのAl
23 、AlN、SiC等のセラミックス板等である。
発熱抵抗体3は、例えば、厚さ10μm・幅1mmの、
スクリーン印刷等で塗工したAg/Pd(銀パラジウム
合金)、RuO2 、Ta2 N等を大気焼成して形成した
パターン層である。電極端子部(接続端子)4・5は、
通常厚さ10μmのスクリーン印刷等で塗工したAgを
大気焼成して形成したパターン層であり、この電極端子
部4・5に通常は、コネクター(不図示)を介して電線
を接続し給電する。
【0004】ヒーター1は定着面の温度を管理・抑制す
るために装置の横断面において、発熱抵抗体3を定着ニ
ップ部15(合接ニップ部、加圧部)の幅領域を略中央
部に位置させる構造となっている。ヒーター1の絶縁保
護膜6側がフィルム接触褶動面側である。ヒーター1は
発熱抵抗体3の両端電極端子部4・5間に交流電源12
より電圧印加され、該発熱抵抗体3が発熱することで昇
温する。
【0005】ヒーター1の温度は、基板背面の温度検出
素子7で検出されて、その検出情報が制御回路へフィー
ドバックされて、交流電源12から発熱抵抗体3への通
電が制御されて、ヒーター1が所定の温度に温度制御さ
れる。ヒーター1の温度検出素子7は熱応答性の最も良
い定着面、つまりヒーター基板表面側の発熱抵抗体3の
形成位置に対応する基板背面側部分位置(熱抵抗体3の
直下に対応する基板背面側部分位置)に配設される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】未定着画像を定着する
ためには、ヒーター上の絶縁保護膜6並びにフィルム接
触褶動面を介してヒーターの熱を伝熱させて熱定着す
る。しかしながら、絶縁保護膜6とフィルムとの接触摺
動時の摩耗により、接触摺動距離が約60kmに達する
とフィルムの摩耗が激しくなってくる。この時生じる摩
耗粉が、フィルムを駆動するローラーに不均一に付着す
ることから、フィルムの駆動速度が不規則となり、結果
として未定着画像の定着が不均一になるという問題が発
生する。絶縁保護膜6に用いられるガラス質層は、低軟
化点ガラスを印刷、焼成することにより形成される。こ
のガラス質層とフィルムの表面形状差(摩擦係数)、硬
度差により、フィルムの摩耗が生じるものと考えられ
る。そこで、ポリイミド等の耐熱性フィルムの摩耗を防
ぐために、ポリイミド・フィルムにフィラーを混入した
り、テフロンコーティング等を施して絶縁保護膜6との
摩擦係数を小さくしているが、十分な効果が得られてい
ない。現状では、熱定着方式による定着のより高速化と
定着ボリュームの増大に対応することは困難で、ヒータ
ー寿命(接触摺動距離)をできるだけ長くすることが必
要とされている。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決したもの
で、長期間にわたって優れた耐摩耗性、摺動特性を有す
る加熱定着装置及びその製造方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヒーターの絶
縁保護膜上に中間層を介して水素化アモルファス炭素膜
(以下、a−C:H膜)もしくはダイヤモンド状炭素膜
(以下、DLC膜)、ダイヤモンド膜、または硬質炭素
膜を気相合成法で形成することにより、上述の問題を解
決したものである。
【0009】以下、本発明に関して詳細に説明する。本
発明に係るa−C:H膜もしくはDLC膜は、熱伝導率
が200〜600W/m・K、電気抵抗(体積抵抗率)
10 8〜1011Ωcm、硬度2000〜5000kg/
mm2 、摩擦係数が0.2より小さい等に代表される物
理的性質を有するものである。同様に、本発明に係わる
硬質炭素膜は、巨視的にはアモルファス構造でsp2
sp3 結合の炭素からなり、膜中に水素をほとんど含有
していない。含有する場合でもその量は1atom%よ
りも少ない。硬質炭素膜の密度は、グラファイトの密度
(2.26g/cm3 よりも大きく、ダイヤモンドの密
度(3.15g/cm3 )よりも小さい範囲にある。ま
た、硬度は2000〜5000kg/mm2 、摩擦係数
μ<0.2、電気抵抗(体積抵抗率)105 〜1011Ω
cm等に代表される物理的性質を有するものである。ダ
イヤモンド膜は、結晶性の良好な膜から膜中にアモルフ
ァス状カーボンやグラファイト結晶を少量含有するもの
で、硬度は2000〜10000kg/mm2 、摩擦係
数μ<0.2、電気抵抗(体積抵抗率)105 〜1013
Ωcm等に代表される物理的性質を有するものである。
【0010】本発明で用いるa−C:H膜もしくはDL
C膜は、マイクロ波プラズマCVD法、直流プラズマC
VD法、高周波プラズマCVD法、有磁場マイクロ波プ
ラズマCVD法、イオンビーム・スパッタ法、イオンビ
ーム蒸着法、イオンプレーティング法、反応性プラズマ
・スパッタ法、イオン注入法、レーザープラズマCVD
法等により形成される。このとき用いる原料ガスは、含
炭素ガスであるメタン、エタン、プロパン、エチレン、
ベンゼン、アセチレン等の炭化水素;塩化メチレン、四
塩化炭素、クロロホルム、トリクロルエタン等ハロゲン
化炭化水素;メチルアルコール、エチルアルコール等の
アルコール類;(CH32 CO、(C 652 CO
等のケトン類;CO、CO2 等のガス、及びこれらのガ
スにN2、H2 、O2 、H2 O、Ar等のガスを混合し
たのが挙げられる。固体炭素源としては、高純度のグラ
ファイトやガラス状炭素等を用いることができる。ま
た、硬質炭素膜は、プラズマ・スパッタ法、イオンビー
ム・スパッタ法、イオンビーム蒸着法、イオンビーム・
ミキシング法、イオンプレーティング法、クラスター・
イオンビーム法、イオン注入法、アーク放電法、レーザ
ー蒸着法等により形成される。原料としては前述の材料
の他にアシスト・イオンビームを用いる場合には、H
e、N2 、H2 、O2 、H2 O、Ar、Ne、Kr、X
e等のガスを用いる。同様にダイヤモンド膜は、マイク
ロ波プラズマCVD法、直流プラズマCVD法、高周波
プラズマCVD法、有磁場マイクロ波プラズマCVD
法、イオンビーム・スパッタ法、イオンビーム蒸着法、
反応性プラズマ・スパッタ法、レーザープラズマCVD
法、熱フィラメントCVD法、プラズマジェット法(D
C、RF)、燃焼炎法等により形成される。この時の原
料としては、前述の気体あるいは固体源が用いられる。
ダイヤモンド結晶グラファイト結晶及びアモルファス状
カーボンの混合物からなるダイヤモンド膜は、図3のラ
マンスペクトルや図4のX線回析により特定できる。す
なわち、1550cm-1付近に二重結合炭素によるラマ
ン線が、1360cm-1付近にランダムなグラファイト
微結晶に起因するラマン線が、1150cm-1付近にポ
リエン構造に起因するラマン線が特徴的にみられる。ま
た、1333cm-1付近に、わずかにダイヤモンドによ
るラマン線が認められる。一方、X線回析によれば、2
θ=44°にダイヤモンド微結晶による回析線が認めら
れる。この膜の表面粗さは、アモルファス状カーボンを
含むため、多結晶のダイヤモンド膜に比べ格段に良好
で、最大面粗さ50nm以下である。膜の密度は、グラ
ファイトの密度(2.26g/cm3 )よりも大きく、
ダイヤモンドの密度(3.51g/cm3 )よりも小さ
い範囲にあり、膜中水素濃度は最大でも10atom%
である。また、膜硬度2000〜10000kg/mm
2 、摩擦係数μ<0.2、電気抵抗(体積抵抗率)10
5 〜1011Ωcm等に代表される物理的性質を有してい
る。但し、膜中のグラファイト結晶及びアモルファイス
状カーボン成分が増えるに従い、膜硬度、電気抵抗、熱
伝導率等が低下する。従って、膜中のグラファイト結晶
及びアモルファス状カーボン成分は表面粗さを低下させ
ない範囲で可能な限り少ない方が良く、特にグラファイ
ト結晶成分は含まない方が好適である。
【0011】a−C:H膜あるいはDLC膜は、膜中に
水素を数十atom%含有しており、この水素の含有量
によって膜の性質は大きく異なる。例えば、水素を50
atom%以上含む膜は、光学バンドギャップが大きく
透明で電気抵抗が高いものの、膜硬度が低く熱伝導率の
低いポリマーライクな膜である。一方、水素を10〜4
5atom%含む膜は、ピッカース硬度で2000〜5
000kg/mm2 と非常に硬く、電気抵抗が108 Ω
cmより大きく、熱伝導率が200W/m・Kより大き
く、摩擦係数が0.2より小さい、高熱伝導率と高絶縁
性、高硬度を兼ね備えた膜である。これらの性質は、膜
中に40〜70%存在するsp3 結合に由来しているも
のと考えられる。従って、本発明の潤滑保護膜として用
いられるのは、水素含有量が10〜45atom%であ
るa−C:H膜やDLC膜である。a−C:H膜とDL
C膜を明確に区別することは難しい。いずれの膜も巨視
的にはアモルファスで、膜中に水素を含有し、sp2
合とsp3 結合炭素からなり、その物理的性質も前述の
通り類似している。本発明で言うDLC膜は、微視的に
見たときダイヤモンドの結晶構造、例えば電子線回析に
よりダイヤモンドと特定される回析パターンを有してい
るものである。
【0012】ヒーターの絶縁保護膜上に高硬度、低摩擦
係数のa−C:H膜もしくはDLC膜、ダイヤモンド
膜、硬質炭素膜を形成することにより、従来問題であっ
たトライポロジー的問題を解決することができる。しか
しながら、これらの炭素膜は高硬度である一方、膜の内
部応力(圧縮応力)が大きく、下地との密着性が必ずし
も良好ではない。特に、絶縁保護膜を構成するガラス上
にこれらの炭素膜を形成した場合には、膜の応力により
十分な密着性が得られず、耐摩耗性も劣る結果となる。
これは、ガラス中のアルカリ金属酸化物やその他の添加
物が、ガラス中のSiO2 と炭素膜中の炭素原子との結
合を制限するためと考えられる。このため、フィルムと
の摺動に際し、膜剥離を生じることがある。特に、膜厚
を厚くするとこの傾向が強く、耐摩耗性を向上させるた
めに膜厚を厚くすることが困難であった。
【0013】この問題を解決するため鋭意検討した結
果、以下の手段により炭素膜の密着性を向上させ、厚膜
化に対応できることを見いだした。まず、第一の方法と
して、いずれの炭素膜においても下地と炭素膜の間にそ
の物質を中間層として形成するものである。 Si、B 、Al、周期律表4A族(Ti、Zr、H
f)、5A族(V、Nb、Ta)、および6A族(C
r、Mo、W)からなる群より選択された元素、 前記群より選択された元素の酸化物、炭化物、窒化
物、炭窒化物、炭酸化物または炭酸窒化物、 前記群より選択されたBを除く元素の硼化物または硼
窒化物、 前記群より選択された元素のうち少なくとも複数の元
素による化合物、(例.Si、Alの酸化物とか窒化物
等.) またはこれまで〜にあげた物質のうち複数の物質
による混合物 これらは、炭素原子と結合し易い(密着性の良い)材料
であり、このうち下地材料の主要構成元素と結合し易い
(密着性が良好な)物質を選択すれば良い。中間層の膜
厚は必要最小限の厚さでよく、数オングストロームから
数1000オングストロームの範囲が好適である。ま
た、炭素膜の内部応力が圧縮応力であるため、中間層は
内部応力が引っ張り応力である物質が理想的である。中
間層の形成は、EB蒸着法、スパッタ法、イオンプレー
ティング法等により炭素膜の形成と独立して(別個に)
行っても良いし、炭素膜の形成装置にEB蒸着等を組み
込んだ装置により中間層、炭素膜の形成を連続して行っ
ても良い。
【0014】第2の方法は、下地材料の界面において炭
素膜と下地材料との遷移層(又は混合層ともいう)を形
成するものである。遷移層は、炭素原子濃度が炭素膜側
で高く、下地側で低いのに対し、下地構成元素の濃度が
下地側で高く、炭素膜側で低い濃度勾配を有するもので
ある。この遷移層の厚さは、1nm以上100nm以下
であれば良い。1nmに満たない薄い場合には、十分な
遷移層が形成されず膜の密着力が低下する。一方、10
0nmを越えて厚い場合には膜応力が大きくなり、膜剥
離を生じ易くなる。
【0015】また、下地上に中間層を形成する場合も中
間層と炭素膜の界面において遷移層を形成することによ
り同様の効果を得ることができる。遷移層は、イオンビ
ーム蒸着法、イオンプレーティング法、イオンビームミ
キシング法、イオン注入法等により形成する。
【0016】第3の方法は、下地材料、中間層、炭素膜
の界面において組成を連続的に傾斜させるものである。
例えば、下地材料が絶縁保護膜であるガラスの場合、ガ
ラスの主要構成物質であるSiO2 膜を形成しながら徐
々に酸素濃度を減少させ、逆に炭素濃度を増加させるこ
とによりSiO2 膜からSiC膜に組成を変化させる。
更にSi濃度を減少させて最終的に炭素膜となるよう組
成を制御するものである。すなわち、下地、中間層、炭
素膜間を連続的な傾斜組成とすることにより、各層間の
結合を強固な状態にすることができる。
【0017】第4の方法は、a−C:H膜及びDLC膜
に係わるもので、下地上に水素濃度の高いa−C:H膜
もしくはDLC膜を形成した後、水素濃度の低いa−
C:H膜もしくはDLC膜を形成するものである。この
時、水素濃度の異なる二層の膜であっても良いし、膜中
の水素濃度が連続的に高い状態から低い状態に変化して
いても良い。前述したように、a−C:H膜、DLC膜
は膜中の水素濃度により、膜質が大きく異なる。特に、
水素濃度が高い膜は膜硬度は比較的低いものの内部応力
が小さく、水素濃度の小さい膜は高硬度であるが内部応
力が大きいという特徴がある。従って、下地と高硬度な
a−C:H膜、DLC膜との間に内部応力の小さい比較
的柔らかい膜を形成することにより、内部応力の大きい
膜の応力を吸収、調整することができる。水素濃度の高
い膜における水素含有率は45〜60atom%であ
り、水素濃度の低い膜の水素含有率は5〜45atom
%である。以上の方法により炭素膜と下地との密着性を
改善することができる。
【0018】a−C:H膜あるいはDLC膜の摩擦係数
は、真空中や乾燥窒素雰囲気中ではμ〜0.02と非常
に低摩擦係数であるが、相対湿度が高くなるに従い摩擦
係数は大きくなる傾向にある。通常状態における摩擦係
数はμ<0.2であるが、相対湿度の高い状態や接触摺
動距離が長くなるに従い、摩擦係数の劣化を生じる。こ
れに対し、a−C:H膜、DLC膜中にTa、W、M
o、Nb、Ti、Cr、Fe、B、Siあるいはフッ素
を含有させることにより、湿度や接触摺動距離に影響さ
れない摩擦係数を有するa−C:H膜やDLC膜を得る
ことができる。これらの元素の膜中濃度は、30ato
m%以下であれば良い。濃度が30atom%を越える
とa−C:H膜あるいはDLC膜本来の有する性質が低
下する。特に膜硬度の低下が顕著であり、基板との密着
性も低下するため適さない。これらの元素を含有するa
−C:H膜あるいはDLC膜の摩擦係数が、環境(特に
湿度)や使用状況(接触摺動距離)に因らず一定である
理由は不明であるが、a−C:H膜やDLC膜に存在す
るダングリング・ボンドがこれらの元素でターミネート
されることにより、ダングリング・ボンドが減少して環
境や使用状況に対して安定な膜になっているものと推測
される。
【0019】a−C:H膜、DLC膜、硬質炭素膜、ダ
イヤモンド膜はヒーターの絶縁保護膜上だけに形成する
のではなく、発熱抵抗体上、フィルム上、あるいはヒー
ターホルダー上に前述の形成方法により形成しても良
い。a−C:H膜、DLC膜、硬質炭素膜、ダイヤモン
ド膜の厚さは、絶縁保護膜あるいは発熱抵抗体上に設け
る場合には、数nm〜数10μmの範囲であれば良く、
特に数10nm〜数μmが好適である。これは、膜厚が
数nmに満たず薄いときには、十分な潤滑性能や絶縁性
能が得られず、数10μmを越えて厚い時には膜応力に
より膜が基板から剥離し易いからである。なお、発熱抵
抗体上に直接形成する場合には、十分な絶縁性が確保で
きるよう(所望の電気抵抗となるよう)にする必要があ
る。一方、フィルム上に形成する場合には、数nm〜数
100nmの膜厚が好適である。膜厚が数nmに満たず
薄い場合には十分な潤滑性能が得られず、数100nm
を越えて厚い場合には、膜応力により膜がフィルムから
剥離したリフィルムがカールしてしまうためである。な
お、前述の好適な膜厚範囲で膜を形成した場合でも、フ
ィルムがカールする時にはフィルムの両面に膜を形成す
れば良い。
【0020】なお、本発明の潤滑保護膜をフィルムと接
触摺動するヒーターやヒーターホルダー部に形成すると
共に、ヒーターと接触摺動するフィルムに形成すること
により、ヒーター、フィルム間の接触摺動特性をより向
上させることができる。
【0021】本発明は、フィルムと接触摺動するヒータ
ーの絶縁保護膜上に、密着性の良好なa−C:H膜、D
LC膜、硬質炭素膜、ダイヤモンド膜を潤滑保護層とし
て形成することにより、ヒーターとフィルム間の耐摩耗
性と摺動性を改善し、長寿命のヒーターを実現するもの
である。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
【0023】(実施例1)図5は、本発明の実施例のヒ
ーターを用いた加熱定着装置の部分拡大断面図である。
ヒーター1は、断熱性のヒーターホルダー8を介してヒ
ーター支持部9に固定支持されている。10は、例えば
厚さ40μm程度のポリイミド等のエンドレスベルト
状、あるいは長尺ウェブ状の耐熱性フィルム、11はこ
のフィルムをヒーター1に対し押圧する加圧部材として
の回転加圧ローラーである。フィルム10は、不図示の
駆動部材により或は加圧ローラー11の回転力により、
所定の速度で矢印の方向にヒーターホルダー8のエッジ
部に接触しながら、ヒーター1面に密着した状態でヒー
ター1面を褶動しながら回転あるいは走行移動する。ヒ
ーター1の発熱抵抗体3に対する通電によりヒーター1
を所定温度に昇温させ、またフィルム10を移動駆動さ
せた状態である定着ニップ部15に被加熱材として記録
材16を未定着トナー画像面をフィルム10面側にして
導入することで、記録材16がフィルム10面に密着し
てフィルム10と共に定着ニップ部15を移動通過し、
その移動通過過程でヒーター1からフィルム10を介し
て記録材16に熱エネルギーが付与されて記録材16上
に未定着トナー画像17が加熱溶融定着される。
【0024】図6は、実施例1を示すヒーターの部分断
面模式図である。図中1はヒーター、2はセラミックス
基板、3はAg/Pdからなる発熱抵抗体、4、5はC
uからなる電極端子部、6はガラス質の絶縁保護層、1
8はDLC膜、8はヒーターホルダー、12は電極タ
ブ、13はAuSiからなるロウ材、14はワイヤー、
19は中間層である。
【0025】本実施例におけるヒーターは、まずA12
3 基板2上にAg/Pdからなるペーストを発熱抵抗
体3となるようにスクリーン印刷により塗工し、大気焼
成した。抵抗値を測定した後、所望の抵抗値となるよう
トリミングした。次に、Cuペーストをスクリーン印刷
により塗工し、電極端子部4、5を酸素分圧に注意しな
がら焼成、形成した。この後、絶縁性保護膜6としてケ
イ酸鉛系の低軟化点ガラスをスクリーン印刷により塗工
し、大気焼成して形成した。この後、a−Si膜19を
ECR−PCVD法により15nm形成した。引き続き
DLC膜18をECR−プラズマCVD法により500
nm形成した。図7は、a−Si膜、DLC膜を形成す
るために用いたECRプラズマCVD装置の模式図であ
る。図中20は空洞共振器タイプのプラズマ室、21は
ガス導入系、22はマイクロ波導入窓、23はマイクロ
波導波管、24は電磁石、25はマイクロ波発振器、2
6は基板、27は真空槽、28は排気系である。真空槽
を1×10-7Torrまで排気した後、ガス導入系より
SiH4 :200ccm、H2 :40ccmを導入し、
ガス圧を6.0×10-3Torrとした後、2.45G
Hzのマイクロ波を700W投入してプラズマ室内にプ
ラズマを生成した。この時、電磁石により導入窓で12
00Gauss,空洞共振器出口で875Gaussの
ECR条件とし、基板26位置で6000Gaussと
なるよう外部磁場を形成してa−Si膜を15nm形成
した。基板26温度は、350℃とした。引き続き、原
料ガスとしてCH4 :15ccm、H2 :35ccmを
導入し、ガス圧を3.0×10 -3Torrとした後、マ
イクロ波を1200W投入し、不図示のDC電源により
基板に−500Vの電圧を印加して、図6中18のDL
C膜を500nm形成した。同一条件で作製したDLC
膜をHFS(Hydrogen Forwardsca
ttering Spectoroscopy)法によ
り水素濃度を分析した結果、水素含有量は25atom
%であった。また、この膜の硬度を薄膜硬度計で測定し
た結果ピッカース硬度換算で3000Kg/mm2 であ
った。ピン・オン・ディスク法により摩擦特性を評価し
た。測定は相対湿度50%の空気中で行い、ピンとして
軸受け鋼(SUJ2)の球(直径5mm)を用い加重
1.0N、摺動速度0.04m/sで行った結果、摩擦
係数は0.11であった。また、同一条件で20000
回摺動をさせたが膜の剥離や傷等の顕著な損傷は見られ
なかった。
【0026】次にAuSiからなるロウ材13を用いて
銅合金からなる電極タブ12と、セラミックス基板2と
ロウ付けした。引き続き、電極タブ12にワイヤー14
を圧接し、ヒーター1をヒーターホルダー8に接着し
た。なお、ヒーター1の製作時に電極端子部4、5の表
面にAuをフラッシュメッキすることにより、ロウ付け
時のロウ材の濡れ性を向上させ、安定した接続信頼性を
得ることができた。電極タブ材料としては、銅合金のほ
かにコバール、42アロイ、リン青銅等の金属が使用で
きる。ロウ材は、融点250℃以上のものが好ましく、
AuSiのほかにAuGe、AuSu等を用いることが
できる。また、Cu電極端子部の表面にロウ付けまでの
表面酸化防止や汚染を防ぐ目的から、Au、Ni、Au
/Niをフラッシュメッキ等で形成することにより、よ
り安定したロウ付けが実現できた。この時、Ni層を形
成する目的は、ロウ材中にCuが過度に拡散することを
防ぐためである。
【0027】以上のようにして得られた加熱定着装置
は、ヒーターとフィルム間の摩擦、摺動に対してもフィ
ルムの摩耗粉、の発生がなく、安定した摺動性能を長期
間保持することができた。
【0028】なお、中間層としては、Si、B、AI、
周期律表の4A族(Ti、Zγ、Hf)、5A族(V、
Nb、Ta)および6A族(Cr、Mo、W)の金属か
らなる群より選択された元素、前記元素の酸化物、炭化
物、窒化物、炭窒化物、炭酸化物、炭酸窒化物、Bを除
く前記元素の硼化物または硼窒化物、前記元素のうち少
なくとも複数の元素による化合物またはこれまでにあげ
た物質のうち複数の物質の混合物を中間層として形成し
た場合も、Siと同様の結果が得られた。
【0029】(実施例2)実施例1と同様にして、絶縁
保護膜上にa−C:H膜を形成した。実施例1と同様に
図7に示すECRプラズマCVD装置を用い、真空槽2
7を1x10-7Torrまで排気した後、ガス導入系2
1よりAr:30ccmを導入してガス圧を3.0x1
-4Torrした後、2.45GHzのマイクロ波を5
00W投入してプラズマ室20内にArプラズマを生成
した。この時、電磁石により導入窓22で1500Ga
uss、空洞共振器出口で875GaussのECR条
件とし、基板26位置で650Gaussとなるよう外
部磁場を形成した。更に、空洞共振器出口に設けた不図
示の引き出し電極(グリッド)に−500Vの電圧を印
可してイオン電流密度0.5mA/cm2 のArイオン
ビームを基板に1分間照射して基板表面のクリーニング
を行った。次に、C22 :25ccm.Hz:50c
cmを導入し、ガス圧を4.0×10-4Torrとした
後、2.45GHzのマイクロ波を1.2kW投入して
プラズマ室20内にプラズマを生成した。このとき、電
磁石により導入窓22で1500Gauss、空洞共振
器出口で875GaussのECR条件とし、基板26
位置で650Gaussとなるよう外部磁場を形成し
た。更に、空洞共振器出口に設けた不図示の引き出し電
極(グリッド)に−7kVの電圧を印可して、イオンビ
ームを引き出すと同時に、引き出し電極と基板間に配設
したニュートラライザーにより中性化した粒子線を基板
に照射した。この状態を3分間続けた後、引き出し電極
の電圧を−700Vまで変化させ、ニュートラライザー
をオフにしてa−C:H膜を400nm形成した。同様
にして石英基板上に形成したa−C:HについAES
(Auger Electron Spectrosc
opy)でデプスプロファイルを分析した結果を図8に
示した。図より明らかなように遷移層の厚さは50nm
で、遷移層におけるC濃度は膜表面側で高く基板側で低
くなっており、Si濃度は膜表面側で低く基板側で高く
なっている。なお、遷移層の厚さは、基板界面の前後に
おいてC濃度が極大から極小となる変化量の50%の深
さからC濃度が極大となるまでの厚さとした。この後、
実施例1と同様にして電極端子部に、電極タブ、ワイヤ
ーを接続した後、ヒーターホルダー部に接着してヒータ
ー・サンプル1を完成した。
【0030】以上のようにして得られたヒーターを装着
した加熱定着装置を用い、実施例1と同様に記録材の熱
定着を行った結果、実施例1と同様の安定した定着と耐
久性が得られた。
【0031】(実施例3)図9は、本実施例を示すヒー
ターの部分断面模式図である。図中1はヒーター、2は
セラミックス基板、3はAg/Pdからなる発熱抵抗
体、4、5はCuからなる電極端子部、6はガラス質の
絶縁保護層、18はダイヤモンド結晶、グラファイト結
晶及びアモルファス状カーボンの混合物からなる炭素
膜、8はヒーターホルダー、12は電極タブ、13はA
uSiからなるロウ材、14はワイヤー、19は中間層
である。本実施例におけるヒーターは、まずAl23
基板上にAg/Pdからなるペーストを発熱対抗体3と
なるようにスクリーン印刷により塗工し、大気焼成し
た。抵抗値を測定した後、所望の抵抗値となるようトリ
ミングした。次に、Cuペーストをスクリーン印刷によ
り塗工し、電極端子部4、5を酸素分圧に注意しながら
焼成、形成した。
【0032】次に、絶縁性保護膜としてケイ酸鉛系の低
軟化点ガラスをスクリーン印刷により塗工し、大気焼成
して形成した。この後、SiCからなる中間層19とダ
イヤモンド結晶、グラファイト結晶及びアモルファス状
カーボンの混合物からなるDLC膜18を実施例1と同
様のECRマイクロ波プラズマCVD法によりそれぞれ
100nm、1μm形成した。絶縁保護膜を形成した基
板を、有磁場マイクロ波プラズマCVD装置に設置し、
真空槽を1×10-7Torrまで排気した後、ガス導入
系よりSiH4 :20ccm、CH4 :20ccm、H
z:40ccmを導入し、ガス圧を8.0×10-3To
rrとした後、2.45GHzのマイクロ波を700W
投入してプラズマ室内にプラズマを生成した。この時、
電磁石により導入窓で1200Gauss、空洞共振器
出口で875GaussのECR条件とし、基板位置で
600Gaussとなるよう外部磁場を形成してSiC
膜を基板温度500℃で100nm形成した。引き続
き、粒径1〜10μmのダイヤモンド砥粒を分散させた
アルコール溶液中で超音波を印可することにより傷つけ
処理を行った。(核発生密度109 〜1010 /cm
2 )この基板を再び装置に設置し、真空槽を1×10-7
Torrまで排気した後、ガス導入系よりCH4とH2
ガスを全ガス流量で150ccm、{CH4 /(H2
CH4 )}:2vol%になるよう調節して導入し、真
空槽の全圧(ガス圧)を50Torrとした後、2.4
5GHzのマイクロ波を2.0kW投入してプラズマ室
内にプラズマを生成した。このとき、電磁石により導入
窓で2000Gauss、空洞共振器出口で875Ga
ussのECR条件となるよう外部磁場を形成した。更
に、不図示のRF電源により基板に1kWの電力を供給
して、図9中18の炭素膜を形成した。このとき、基板
は空洞共振器の出口付近に配置し、基板は500℃に加
熱した。同一条件で作製した膜の表面粗さを評価したと
ころ、最大面粗さ50nmであった。また、この膜の硬
度を薄膜硬度計で測定した結果、ビッカース硬度換算で
8000kg/mm2 であった。ピン・オン・ディスク
法により相対湿度45%の空気中で、ピンとして軸受け
鋼(SUJ2)の球(直径5mm)を用い加重2N、摺
動速度0.04m/sで摩擦特性を評価した結果、摩擦
係数は0.06であった。更に、ラマン分光分析法、X
線回析法で分析した結果、図3、図4と同様なスペクト
ル並びに回析図が得られた。HFS(Hydrogen
Forwardscattering Spectom
etry)法により膜中の水素濃度を分析したところ、
水素濃度は4atom%以下であった。
【0033】この後、実施例1と同様にして電極端子部
に、電極タブ、ワイヤーを接続した後、ヒーターホルダ
ー部に接着してヒーターを完成した。以上のようにして
得られたヒーターを装着した加熱定着装置を用い、実施
例1と同様に記録材の熱定着を行った結果、実施例1と
同様の安定した定着と耐久性が得られた。
【0034】(実施例4)本実施例におけるヒーター
は、まずAl23 基板上にAg/Pdからなるペース
トを発熱抵抗体3となるようにスクリーン印刷により塗
工し、大気焼成した。抵抗値を測定した後、所望の抵抗
値となるようトリミングした。次に、Cuペーストをス
クリーン印刷により塗工し、電極端子部4、5を酸素分
圧に注意しながら焼成、形成した。この後、絶縁性保護
膜としてケイ酸鉛系の低軟化点ガラスをスクリーン印刷
により塗工し、大気焼成して形成した。この後、中間層
19と硬質炭素膜18をDCスパッタリング法によりそ
れぞれ50nm、500nm形成した。図10は、DL
C膜を形成するために用いたDCマグネトロン・スパッ
タリング装置の模式図である。図中40は真空槽、41
は基板、42は純度99.99%のSiO2 ターゲット
とグラファイト・ターゲット、43はガス導入系、44
はDC電源、45は排気系である。真空槽40を1×1
-7Torrまで排気した後、ガス導入系43よりAr
を導入しガス圧を0.9Paとした。この時、基板41
温度を室温、放電パワー50W、基板ターゲット間距離
を40mmとした。なお、成膜に先立ち、300Wで2
0min.間ターゲットのプレスパッタリングを行っ
た。まず最初に、SiO2 ターゲットを用い絶縁保護膜
上ににSiO2 膜を50nm形成した後、ターゲットを
反転させてグラファイト・ターゲットを用い硬質炭素膜
を500nm形成した。同一条件で作製した膜をHFS
(Hydrogen Forwardscatteri
ng Spectometry)法により水素濃度を分
析したところ水素含有量は0atom%であった。膜硬
度を薄膜硬度計測定した結果、ピッカース硬度換算で2
000kg/mm 2 であった。ピン・オン・ディスク法
により摩擦特性を評価した。特定は相対湿度45%の空
気中で行い、ピンとして軸受け鋼(SUJ2)の球(直
径5mm)を用い加重1.2N、摺動速度0.04m/
sで行った結果、摩擦係数は0.15であった。なお、
RBS(Rutherford Backscatte
ring Spectrometry)で 評価した密
度は、2.8g/cm3 であった。
【0035】この後、実施例1と同様にして電極端子部
に、電極タブ、ワイヤーを接続した後、ヒーターホルダ
ー部に接着してヒーターを完成した。以上のようにして
得られたヒーターを装着した加熱定着装置を用い、実施
例1と同様に記録材の熱定着を行った結果、実施例1と
同様の安定した定着と耐久性が得られた。
【0036】(実施例5)実施例1と同様にして、絶縁
保護膜上にDLC膜を形成した。実施例1と同様に図7
に示すECRプラズマCVD装置を用い、真空槽を1×
10-7Torrまで排気した後、ガス導入系よりAr:
30ccmを導入してガス圧を3.0×10-4Torr
した後、2.45GHzのマイクロ波を500W投入し
てプラズマ室内にArプラズマを生成した。この時、電
磁石により導入窓で1500Gauss、空洞共振器出
口で875GaussのECR条件ととし、基板位置で
650Gaussとなるよう外部磁場を形成した。更
に、空洞共振器出口に設けた不図示の引き出し電極(グ
リッド)に−500Vの電圧を印可してイオン電流密度
0.5mA/cm2 のArイオンビームを基板に1分間
照射して基板表面のクリーニングを行った。次に、Si
4 :20ccm.O2 :40ccmを導入し、ガス圧
を4.0×10-4Torrとした後、2.45GHzの
マイクロ波を1kW投入してSiO2 膜を20nm(3
分間)形成した後、O2流量を徐々に減少させる一方、
CH4 とH2 を徐々に増加させてCH4 :20ccmと
2 :40ccmとしてSiC膜を100nm(10分
間)形成した後、SiH4 流量を徐々に減少させて最終
的には0ccmとした。この状態で実施例1と同様にし
てDLD膜を700nm形成した。石英基板上に同様に
作製したDLC膜をESCAにより化学結合状態を深さ
方向に分析した結果、基板側からSiO2 、SiC、C
(DLC)膜と組成が傾斜していることを確認した。ま
た、DLC膜をHFS(Hydrogen Forwa
rdscattering Spectoroscop
y)法により水素濃度を分析した結果、水素含有量は3
0atom%であった。また、この膜の硬度を薄膜硬度
計で測定した結果、ピッカース硬度換算で2500kg
/mmであった。ピン・オン・ディスク法により摩擦特
性を評価した。測定は相対湿度50%の空気中で行い、
ピンとして軸受け鋼(SUJ2)の球(直径5mm)を
用い加重1.0N、摺動速度0.04m/sで行った結
果、摩擦係数は0.11であった。また同一条件で20
000回摺動をさせたが膜の剥離や傷等の顕著な損傷は
みられなかった。
【0037】この後、実施例1と同様にして電極端子部
に、電極タブ、ワイヤーを接続した後、ヒーターホルダ
ー部に接着してヒーターを完成した。以上のようにして
得られたヒーターを装着した加熱定着装置を用い、実施
例1と同様に記録材の熱定着を行った結果、実施例1と
同様の安定した定着と耐久性が得られた。
【0038】(実施例6)絶縁保護膜上に潤滑保護膜と
してa−C:H膜を形成した。図11は、a−C:H膜
を形成した。イオンビーム蒸着(IBD)装置の模式図
である。図中30は真空層、31はイオンビーム源、3
2はイオン化室、33はガス導入系、34はイオンビー
ム引き出し電極、35は基板、36は排気系である。真
空槽30を1×10-7Torrまで排気した後、ガス導
入系33よりAr:30ccmを導入しガス圧を3.0
×10-4Torrした後、引き出し電極34に500V
の電圧を印加して、イオン電流密度0.5mA/cm2
のArイオンビームを1分間照射して表面をクリーニン
グした。次に、ガス供給系33からCH4 :5ccm、
2 :40ccmを導入し、ガス圧を2.0×10-4
orrとしてプラズマ室内にプラズマを生成した。引き
出し電極34に0.6kVの電圧を印加して、イオンビ
ームを引き出し基板に照射してa−C:H膜を100n
m形成した後、CH4 流量を徐々に増加させて20cc
mとして、更にa−C:H膜を450nm形成した。こ
の時、基板を300℃に加熱した。石英基板上に同様に
形成したa−C:H膜をHFS(Hydrogen F
orwardscattering Spectoro
scopy)法により水素濃度を分析した結果、水素含
有量は基板側で50atom%、表面側で30atom
%であった。また、この膜の硬度を薄膜硬度計で測定し
た結果、ピッカース硬度換算で2000kg/mm 2
あった。ピン・オン・ディスク法により摩擦特性を評価
した。測定は相対湿度50%の空気中で行い、ピンとし
て軸受け鋼(SUJ2)の球(直径5mm)を用い加重
1.0N、摺動速度0.04m/sで行った結果、摩擦
係数は0.11であった。また、同一条件で20000
回摺動をさせたが膜の剥離や傷等の顕著な損傷は見られ
なかった。
【0039】この後、実施例1と同様にして電極端子部
に、電極タブ、ワイヤーを接続した後、ヒーターホルダ
ー部に接着してヒーターを完成した。以上のようにして
得られたヒーターを装着した加熱定着装置を用い、実施
例1と同様に記録材の熱定着を行った結果、実施例1と
同様の安定した定着と耐久性が得られた。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、熱定着
による画像形成装置で使用される熱定着用ヒーターにお
いて、フィルムと接触摺動するヒーターの絶縁保護層上
に高硬度、低摩擦係数であるa−C:H膜、DLC膜、
ダイヤモンド膜、または硬質炭素膜を潤滑保護膜として
形成する時、絶縁保護層上に中間層を設けたり、絶縁保
護層とと炭素膜の界面に還移層を設けたり、絶縁保護層
から中間層、炭素膜にかけて組成を連続的に傾斜させた
り、水素濃度の異なるa−C:H膜、DLC膜を積層す
るとすることにより、密着性の良好な潤滑保護膜を実現
することができる。この結果、優れた耐摩耗性、摺動特
性を有する加熱定着装置を長期間にわたって提供するこ
とができる。本発明により、定着スピードの高速化、定
着サイズの大型化が可能となり、ランニング・コストの
低減も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒーターの平面図である。
【図2】本発明に係るヒーターの模式図である。
【図3】本発明に係わる炭素膜のラマン・スペクトル図
である。
【図4】本発明に係わる炭素膜のX線回析図である。
【図5】本発明の実施例におけるヒーターを用いた加熱
定着装置の部分断面図である。
【図6】本発明の実施例におけるヒーターの部分断面図
である。
【図7】本発明の実施例でDLC膜形成に用いたECR
プラズマCVD装置の模式図である。
【図8】本発明の実施例でa−C:H膜をAESにより
深さ方向分析した図を示す。
【図9】本発明の実施例におけるヒーターの部分断面図
である。
【図10】本発明の実施例でDLC膜形成に用いたDC
マグネトロン・スパッタリング装置の模式図である。
【図11】本発明の実施例でa−C:H膜形成に用いた
イオンビーム蒸着装置の模式図である。
【符号の説明】
1 ヒーター 2 基板 3 発熱抵抗体 4 電極端子部 5 電極端子部 6 絶縁保護膜 7 温度検出素子 8 ヒーターホルダー 9 ヒーター支持部 10 耐熱性フィルム 11 加圧ローラー 12 電極タブ 13 ロウ材 14 ワイヤー 15 定着ニップ部 16 記録材 17 未定着トナー 18 DLC膜又は炭素膜 19 中間層 20 プラズマ室 21 ガス導入系 22 マイクロ波導入窓 23 マイクロ波導波管 24 電磁石 25 マイクロ波発振器 26 基板 27 真空槽 28 排気系 30 真空槽 31 イオンビーム源 32 イオン化室 33 ガス導入系 34 イオンビーム引き出し電極 35 基板 36 排気系 40 真空槽 41 基板 42 ターゲット 43 ガス導入系 44 DC電源 45 排気系

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱定着による画像形成装置で使用される
    熱定着用のヒーターにおいて、フィルムと接触摺動する
    前記ヒーターの絶縁保護膜上にSi、B、周期律表の4
    A族(Ti、Zr、Hf)、5A族(V、Nb、Ta)
    および6A族(Cr、Mo、W)の金属からなる群より
    選択された元素、前記元素の酸化物、炭化物、窒化物、
    炭窒化物、炭酸化物または炭酸窒化物、Bを除く前記元
    素の硼化物または硼窒化物、前記元素のうち、少なくと
    も複数の元素による化合物またはこれまでにあげた物質
    のうち複数の物質の混合物を中間層として形成した後、
    水素化アモルファス炭素膜もしくはダイヤモンド状炭素
    膜、ダイヤモンド膜、または硬質炭素膜を、潤滑保護膜
    として形成したヒーターを用いたことを特徴とする加熱
    定着装置。
  2. 【請求項2】 熱定着による画像形成装置で使用される
    熱定着用のヒーターにおいて、フィルムと接触摺動する
    ヒーターの絶縁保護膜上に中間層を介して潤滑保護膜と
    して形成される水素化アモルファス炭素膜もしくはダイ
    ヤモンド状炭素膜、ダイヤモンド膜、または硬質炭素膜
    において、絶縁保護膜から中間層、中間層から潤滑保護
    膜にかけて組成が傾斜しているヒーターを用いたことを
    特徴とする加熱定着装置。
  3. 【請求項3】 熱定着による画像形成装置で使用される
    熱定着用のヒーターにおいて、フィルムと接触摺動する
    ヒーターの絶縁保護膜上に潤滑保護膜として形成される
    水素化アモルファス炭素膜もしくはダイヤモンド状炭素
    膜の膜中水素濃度が、絶縁保護膜側で高く、表面側で低
    いことを特徴とする加熱定着装置。
  4. 【請求項4】 前記、ダイヤモンド膜がダイヤモンドの
    多結晶膜あるいはダイヤモンド結晶とグラファイト結晶
    並びにアモルファス状カーボンからなる混合膜であるこ
    とを特徴とする請求項1、又は2記載の加熱定着装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3、又は4記載の加熱定
    着装置の製造方法。
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