JP2020008811A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑な形状のコネクタを用いずに、コネクタの装着方向において電極部の手前側に配置された給電線を保護することを目的とする。【解決手段】筒状の回転可能な定着ベルトと、電極部54と給電線63と発熱部とが同一面状に形成された面状ヒーター23と、発熱部が定着ベルトの内周面に対向するように面状ヒーター23を保持するヒーター保持部材25と、面状ヒーター23との間に定着ベルトを挟持する加圧ローラーと、電極部54に接触する接点部268を有するコネクタ26と、を備え、給電線63は、コネクタ26の装着方向において電極部54よりも手前側に配線されている部分を有し、ヒーター保持部材25は、給電線63の電極部54よりも手前側に配線されている部分を覆う保護部255を備える。【選択図】図7A
Description
本発明は、用紙にトナー像を定着させる定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
定着装置の定着ベルトを加熱する方式の一つとして、面状ヒーター方式が知られている。面状ヒーターは、用紙の搬送方向と直交する方向を長手方向とする発熱部を有し、発熱部が定着ベルトの内周面に対向するように配置される。定着ベルトは、面状ヒーターと加圧ローラーに挟持される。
発熱部の長手方向の長さは、最大サイズの用紙に対応する長さであるが、それよりも小さなサイズの用紙を使用する場合には、用紙が通過しない長手方向の両端部における熱の消費量が少なくなる。そこで、図8に示されるように、長手方向に複数の発熱部41乃至43を備え、用紙のサイズに応じた発熱部を発熱させる構成が発案された。
具体的には、発熱部41乃至43は、長手方向に一列に配置された複数の抵抗発熱体40を有し、発熱部41は、長手方向の中央部に配置され、その両隣りに発熱部42、43が配置され、発熱部42側の端部に電極部51乃至54が長手方向に一例に配置されている。給電線61、62、63は、それぞれ、発熱部41、42、43の図中右側の端部に接続されている。給電線64は、発熱部41乃至43の図中左側の端部に接続されている。給電線61、62、63、64は、それぞれ電極部51、52、53、54に接続されている。そして、コネクタが、電極部51乃至54の左側から右方向に位置をずらすようにして装着される。
これに対して、図9に示されるように、給電線62と給電線63を電極部52に接続して電極部53を省略することで、面状ヒーターの長手方向の長さを短縮する構成が考えられる。ところが、この場合、コネクタの装着方向において電極部52、54の手前側に給電線63が配線されているため、コネクタの装着時にコネクタの接点部との摩擦により給電線63が削り取られ、導通不良が起こるおそれがある。
そこで、従来、コネクタの装着時に接点部が面状ヒーターと接触することによる導通不良を抑止するための技術が検討されている。例えば、特許文献1には、開口部を有するハウジングと、支持面部、接点部及び係合面部、を有し、開口部に対して突出動作をして開口部に挿入される電極部と電気的に接続されるコンタクト端子と、を備え、規制部材が、コンタクト端子を押圧して接点部を開口部から退避させて接点部が開口部の内部に挿入される部材と接触するのを規制し、コンタクト端子から離間して接点部を開口部へと突出させるコネクタが記載されている。
しかし、特許文献1に記載された構成では、コネクタの形状が複雑になってしまう。また、コネクタのサイズが大きくなってしまう。
本発明は、上記事情を考慮し、複雑な形状のコネクタを用いずに、コネクタの装着方向において電極部の手前側に配置された給電線を保護することのできる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、筒状の回転可能な定着ベルトと、電極部と給電線と発熱部とが同一面状に形成された面状ヒーターと、前記発熱部が前記定着ベルトの内周面に対向するように前記面状ヒーターを保持するヒーター保持部材と、前記面状ヒーターとの間に前記定着ベルトを挟持する加圧ローラーと、前記電極部に接触する接点部を有するコネクタと、を備え、前記給電線は、前記コネクタの装着方向において前記電極部よりも手前側に配線されている部分を有し、前記ヒーター保持部材は、前記給電線の前記電極部よりも手前側に配線されている部分を覆う保護部を備えることを特徴とする。
本発明に係る定着装置において、前記保護部は、前記ヒーター保持部材と一体に形成されていてもよい。
本発明に係る定着装置において、前記保護部は、前記ヒーター保持部材とは別の部材であってもよい。。
本発明に係る定着装置において、前記保護部は、絶縁性と高熱伝導性を有していてもよい。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記用紙にトナー像を形成する画像形成部と、前記トナー像を前記用紙に定着する上記のいずれかに記載の定着装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複雑な形状のコネクタを用いずに、コネクタの装着方向において電極部の手前側に配置された給電線を保護することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の画像形成装置及び定着装置について説明する。
まず、図1を参照して、画像形成装置としてのプリンター1の全体の構成について説明する。図1はプリンター1の内部構成を模式的に示す正面図である。以下、図1における紙面手前側をプリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きはプリンター1を正面から見た方向を基準として説明する。各図において、U、Lo、L、R、Fr、Rrは、それぞれ上、下、左、右、前、後を示す。
プリンター1の装置本体2には、用紙Sが収容される給紙カセット3と、給紙カセット3から用紙Sを送り出す給紙装置5と、用紙Sにトナー像を形成する画像形成部7と、トナー像を用紙Sに定着する定着装置9と、用紙Sを排紙する排紙装置11と、排紙された用紙Sが受け止められる排紙トレイ13と、が備えられている。さらに、装置本体2には、給紙装置5から、画像形成部7、定着装置9を経て排紙装置11に向かう用紙Sの搬送経路15が形成されている。
給紙装置5によって給紙カセット3から給紙された用紙Sは、搬送経路15に沿って画像形成部7に搬送され、用紙Sにトナー像が形成される。用紙Sは搬送経路15に沿って定着装置9に送られ、トナー像が用紙Sに定着される。トナー像が定着された用紙Sは、排紙装置11から排紙トレイ13に排出される。
次に、図2を参照して、定着装置9の構成について説明する。図2は定着装置9の断面図である。図3は、ヒーター保持部材25の周辺部の分解図である。図4は、ヒーター保持部材25の周辺部の斜視図である。図5は、面状ヒーター23の下面図である。図6Aは、図5のI−I断面におけるヒーター保持部材25と面状ヒーター23の断面図である。図6Bは、コネクタ26の断面図である。
定着装置9は、筒状の回転可能な定着ベルト21と、電極部51、52、54と給電線61乃至64と発熱部41乃至43とが同一面状に形成された面状ヒーター23と、発熱部41乃至43が定着ベルト21の内周面に対向するように面状ヒーター23を保持するヒーター保持部材25と、面状ヒーター23との間に定着ベルト21を挟持する加圧ローラー27と、電極部51、52、54に接触する接点部267、268を有するコネクタ26と、を備え、給電線63は、コネクタ26の装着方向において電極部52、54よりも手前側に配線されている部分を有し、ヒーター保持部材25は、給電線63の電極部52、54よりも手前側に配線されている部分を覆う保護部255を備える。以下の説明において、軸方向Xとは、加圧ローラー27の軸方向(前後方向)を指す。本実施形態では、定着ベルト21の下側に加圧ローラー27が位置する姿勢で定着装置9が配置された例を示すが、定着装置9はいかなる姿勢で配置されてもよい。
図2に示されるように、定着ベルト21は、軸方向Xを長手方向とする、可撓性を有する筒状のベルトであり、所定の内径を有し、長手方向の長さは用紙Sの幅よりも長い。定着ベルト21は、基材層と、基材層の外周面に設けられる弾性層と、弾性層の外周面に設けられる離型層と、を有する。基材層は、ステンレス鋼やニッケル合金等の金属で形成される。弾性層は、シリコンゴム等で形成される。離型層は、PFAチューブ等で形成される。基材層の内周面に摺動層が形成される場合もある。摺動層は、ポリイミドアミドやPTFE等で形成される。
図5、6Aに示されるように、面状ヒーター23は、軸方向Xを長手方向とする概ね矩形の板状に形成されている。面状ヒーター23は、基材と、断熱層31と、コート層と、を有する。なお、基材とコード層は、図示を省略している。
基材は、例えば、セラミックス等の電気絶縁性を有する材料により、軸方向Xを長手方向とする概ね矩形の板状に形成されている。断熱層31は、例えば、セラミックス、ガラス等の、電気絶縁性を有すると共に熱伝導率の低い材料により、基材の下面に積層されている。断熱層31は、発熱部41乃至43が発生した熱が基材側に伝達することを抑制する。
発熱部41乃至43は、給電線61乃至64よりも抵抗値の高い金属等の導電性を有する材料により、断熱層31の下面に形成されている。発熱部41乃至43は、軸方向Xに一列に配置されている。発熱部41乃至43の各々は、軸方向Xに一列に配置された複数の抵抗発熱体40を有する。
発熱部41は、小サイズ(例えばJIS A5サイズ)の用紙Sの長辺の長さに対応する範囲に配置されている。発熱部42、43は、大サイズ(例えばJIS A4サイズ)の用紙Sの長辺の長さに対応する範囲のうち、発熱部41が設けられていない範囲に配置されている。発熱部42、43は、それぞれ、発熱部41よりも前側、後側に配置されている。
給電線61乃至64は、抵抗発熱体40よりも抵抗値の低い金属等の導電性を有する材料により、断熱層31の下面に形成されている。給電線61は、発熱部41に含まれる複数の抵抗発熱体40の右端部(搬送方向Y上流側の端部)に接続されている。給電線62は、発熱部42に含まれる複数の抵抗発熱体40の右端部に接続されている。給電線63は、発熱部43に含まれる複数の抵抗発熱体40の右端部に接続されている。一方、給電線64は、発熱部41乃至43に含まれる複数の抵抗発熱体40の左端部(搬送方向Y下流側の端部)に接続されている。電極部51、52、54は、断熱層31の下面における発熱部42よりも前側の部分に、前から電極部51、52、54の順に配置されている。
給電線61、62、63は、それぞれ電極部51、52、53に接続されている。ただし、給電線61、62が発熱部41、42よりも右側(搬送方向Y上流側)の部分に配線されているのに対し、給電線63は、発熱部43の右端部から、発熱部43よりも後方の部分、発熱部43、41、42、電極部54及び52よりも左側(搬送方向Y下流側)の部分を経由して、電極部52に接続されている。なお、弾性層31の下面のうち、発熱部41乃至43、給電線61乃至64及び電極部51乃至54が形成されない部分には、発熱部41乃至43、給電線61乃至64及び電極部51乃至54とともに平滑な面をなすように断熱層31が積層されている。
コート層は、断熱層31の長手方向における発熱部41乃至43が形成されている範囲を被覆している。コート層は、例えば、セラミックス等の電気絶縁性を有すると共に定着ベルト21に対する滑り摩擦力の小さな材料で形成されている。コート層の下面が、定着ベルト21の内面に接触する。
図2、3、6Aに示されるように、ヒーター保持部材25は、軸方向Xを長手方向とする本体部251を有する。本体部251の長手方向の長さは、定着ベルト21の長手方向の長さよりも長い。本体部251の下部には、軸方向Xを長手方向とする凹部252が形成されている。面状ヒーター23は、発熱部41乃至43が下側に位置する姿勢で凹部252に嵌め込まれている。ヒーター保持部材25の左右には、定着ベルト21の曲率よりもやや大きい曲率の湾曲部253が形成されており、湾曲部253と面状ヒーター23とにより、定着ベルト21の内周面に接触する滑らかな面が形成される。本体部252の前側の端部の上面には、左右方向に延びる凸部254が形成されている。ヒーター保持部材25は、例えば、液晶ポリマー等の耐熱性の樹脂で形成されている。
図3、6Aに示されるように、ヒーター保持部材25は、保護部255を備える。保護部255は、前後方向に貫通する凹部を有し、凹部の上下方向の高さは、ヒーター保持部材25の厚みと概ね等しい。保護部255の凹部の左右方向の深さDは、ヒーター保持部材25の左端から給電線63の右端までの距離以上、且つ、ヒーター保持部材25の左端から電極部54の左端までの距離以下である。つまり、保護部255の凹部は、ヒーター保持部材25の左端から少なくとも給電線63までの範囲を覆う深さを有する。保護部255は、例えば、グラファイトシート等の絶縁性と高熱伝導性を有する材料で形成されている。ここで、高熱伝導性とは、面状ヒーター23の基材、断熱層31、コート層の材料よりも熱伝導性が高いことを意味する。例えば、面状ヒーター23の基材、断熱層31、コート層がセラミックス(アルミナ)で形成されている場合、熱伝導率が35W/mk以上であることを目安とする。保護部255は、例えば、シリコーン接着剤、耐熱性テープ等を用いてヒーター保持部材25に貼り付けられる。
図2に示されるように、加圧ローラー27は、芯金と、芯金の外周面に設けられる弾性層と、弾性層の外周面に設けられる離型層と、を有している。弾性層は、シリコンゴム等で形成される。離型層は、PFAチューブ等で形成される。加圧ローラー27は、面状ヒーター23との間に定着ベルト21を挟持し、定着ベルト21との間に加圧領域Nを形成する。加圧ローラー27は、モーター28により駆動され、定着ベルト21を従動回転させ、用紙Sを挟持搬送する。
図2、3に示されるように、押圧部材24は、軸方向Xを長手方向とする本体部241と、本体部241の長手方向の前後両端部に形成された、長手方向に突出した一対の突出部242を有し、定着ベルト21の中空部を貫通するように配置される。押圧部材24は、ステンレス鋼やアルミニウム合金等の金属で形成されている。定着ベルト21は、押圧部材24に支持された円弧状のベルトガイド(図示省略)に支持され、ベルトガイドに沿って回転可能である。
図3に示されるように、ベルト保持部材22は、概ね箱形の部材であり、押圧部材24の長手方向の前後両端部に配置される。ベルト保持部材22の本体部221の中央には、押圧部材24の一対の突出部242間の距離に対応する幅を有する中核部222が形成されている。本体部221の定着ベルト21側には、定着ベルト21の内周面に対応する円弧部223が形成されており、円弧部223が定着ベルト21の長手方向の端部に嵌め込まれる。本体部211の左側の壁部の前側には、下部が切り欠かれた切欠部224が形成されている。ベルト保持部材22は、定着装置9の筐体(図示省略)に固定される。ベルト保持部材22は、例えば、液晶ポリマー等の耐熱性の樹脂で形成されている。
図3、6Bに示されるように、コネクタ26は、直方体状の本体部261を有し、本体部261の右側面には、前後方向に貫通する凹部262が形成されている。凹部262の上側の面には、ヒーター保持部材25の凸部254に対応する形状の凹部263が形成されている。レバー264は、本体部261の上部の右端部から上方に突出し、突出した部分の上端部からさらに左方向に延びるように形成されており、可撓性を有する。レバー264の左方向に延びる部分の上部には、突起部265が形成されている。突起部265には、左から右に向かって下り勾配となる傾斜部が形成されている。本体部261及びレバー264は、例えば、液晶ポリマー等の耐熱性の樹脂で形成されている。
凹部262には、端子部266が設けられている。端子部266は、前後方向に貫通する凹部269を有する溝形の端子であり、凹部269の上下方向の厚みは、ヒーター保持部材25の本体部251の厚みよりも大きい。凹部269の上側の面には、下方に突出した接点部267を有し、凹部269の下側の面には、上方に突出した接点部268を有する。接点部267、268は、可撓性を有する板バネ状の接点であり、それぞれ上方、下方に押し込むことが可能である。
次に、図3、6A、7A乃至7Cを参照して、上記構成要素の組立の手順について説明する。図7A乃至7Cは、コネクタ26がヒーター保持部材25に装着される様子を示す断面図である。
まず、図3、6Aに示されるように、ヒーター保持部材25の凹部252に面状ヒーター23が嵌め込まれ、面状ヒーター23が嵌め込まれたヒーター保持部材25に保護部255が取り付けられる。
次に、図4に示されるように、ヒーター保持部材25の上部に押圧部材24が配置され、押圧部材24の一対の突出部242にベルト保持部材22の中核部222が挟持される。
次に、図3に示されるように、ヒーター保持部材25の凸部254にコネクタ26の凹部263を合わせ、図7Aに示されるように、ヒーター保持部材25の左側から右方向にコネクタ26を移動させる。
コネクタ26をさらに押し込むと、図7Bに示されるように、保護部255により接点部267、268がそれぞれ上方、下方に押し込まれる。給電線63は、コネクタの装着方向において電極部52、54よりも手前側に配線されている部分を有するが、当該部分が保護部255に覆われているため、接点部268との摩擦によって当該部分が削り取られるおそれはない。このとき、ベルト保持部材22の切欠部224にレバー264の突起部265の傾斜部が接触し、レバー264が下方に撓む。
コネクタ26をさらに押し込むと、図7Cに示されるように、保護部255が接点部267、268を乗り越えて、保護部255の左端が端子部266の凹部269の最奥部に到達する。このとき、押し込まれていた接点部267、268がそれぞれ下方、上方に突き出た状態となり、接点部268が電極部51、52、54に接触する。このとき、レバー264の突起部265がベルト保持部材22の切欠部224を越えて切欠部224の右側に移動することにより、レバー64の撓みが解消する。切欠部224により突起部265の左方向への移動が切欠部224により規制されることにより、コネクタ26が固定される。なお、コネクタ26をヒーター保持部材25から取り外すには、レバー264を押し下げながらコネクタ26を左方向に移動させればよい。
上記構成を有する定着装置9の定着動作を説明する。加圧ローラー27が駆動されて所定の回転方向Zに回転すると、定着ベルト21が加圧ローラー27の回転方向と反対の回転方向Yに従動回転し、定着ベルト21の内周面が面状ヒーター23に対して摺動する。面状ヒーター23の発熱部41乃至43に電力が供給されると、発熱部41乃至43が発熱して定着ベルト21が加熱される。定着ベルト21が所定の温度に達した後、トナーが転写された用紙Sが加圧領域Nに搬送される。加圧領域Nにおいて、用紙Sは定着ベルト21と加圧ローラー27とに挟持されて搬送される。このとき、定着ベルト21によってトナーが加熱及び加圧され、トナーが用紙Sに定着される。トナーが定着された用紙Sは、定着ベルト21から分離されて、搬送経路15に沿って搬送される。
以上、説明したとおり、本実施形態では、コネクタの装着方向において電極部よりも手前側に配線されている給電線が保護部で覆われている。よって、本実施形態によれば、複雑な形状のコネクタを用いずに、コネクタの装着方向において電極部の手前側に配置された給電線を保護することができる。また、本実施形態によれば、保護部が高熱伝導性を有する材料で形成されているから、保護部に覆われている部分の温度上昇を抑えることができる。
<変形例>
上記実施形態では、図6Aに示される形状に形成された保護部255をヒーター保持部材25に取り付ける例を示したが、保護部255がこの形状に形成されていることは必須ではない。例えば、シート状に形成された折り曲げ可能な保護部255を図6Aに示されるようにヒーター保持部材25に貼り付けてもよい。
上記実施形態では、図6Aに示される形状に形成された保護部255をヒーター保持部材25に取り付ける例を示したが、保護部255がこの形状に形成されていることは必須ではない。例えば、シート状に形成された折り曲げ可能な保護部255を図6Aに示されるようにヒーター保持部材25に貼り付けてもよい。
上記実施形態では、保護部255がヒーター保持部材25と別の部材である例を示したが、保護部255は、ヒーター保持部材25と一体に形成されていてもよい。例えば、断熱層31に給電線53を形成した後、その下面に絶縁性と高熱伝導性を有する材料を積層して保護部255を形成してもよい。この場合、保護部255は、少なくとも給電線63を覆うだけの面積を有していればよい。
上記実施形態では、面状ヒーターが3つの発熱部を有する例を示したが、面状ヒーターが有する発熱部の数がいくつであっても、給電線がコネクタの装着方向において電極部よりも手前側に配線されている部分を有する場合には、本発明が適用され得る。
上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る定着装置及び画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
7 画像形成部
9 定着装置
21 定着ベルト
23 面状ヒーター
25 ヒーター保持部材
255 保護部
26 コネクタ
268 接点部
27 加圧ローラー
41 発熱部
42 発熱部
43 発熱部
51 電極部
52 電極部
54 電極部
61 給電線
62 給電線
63 給電線
64 給電線
7 画像形成部
9 定着装置
21 定着ベルト
23 面状ヒーター
25 ヒーター保持部材
255 保護部
26 コネクタ
268 接点部
27 加圧ローラー
41 発熱部
42 発熱部
43 発熱部
51 電極部
52 電極部
54 電極部
61 給電線
62 給電線
63 給電線
64 給電線
Claims (5)
- 筒状の回転可能な定着ベルトと、
電極部と給電線と発熱部とが同一面状に形成された面状ヒーターと、
前記発熱部が前記定着ベルトの内周面に対向するように前記面状ヒーターを保持するヒーター保持部材と、
前記面状ヒーターとの間に前記定着ベルトを挟持する加圧ローラーと、
前記電極部に接触する接点部を有するコネクタと、を備え、
前記給電線は、前記コネクタの装着方向において前記電極部よりも手前側に配線されている部分を有し、
前記ヒーター保持部材は、前記給電線の前記電極部よりも手前側に配線されている部分を覆う保護部を備えることを特徴とする定着装置。 - 前記保護部は、前記ヒーター保持部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記保護部は、前記ヒーター保持部材とは別の部材であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記保護部は、絶縁性と高熱伝導性を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
前記トナー像を前記用紙に定着する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の定着装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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