JPH07294701A - 光学素子用樹脂組成物 - Google Patents
光学素子用樹脂組成物Info
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Abstract
同様の剛性を有し、かつ透明性に優れ、屈折率の温度変
化が小さく、成形性にも優れたシリコーン系樹脂を提供
する。 【構成】 平均組成がRn SiO(4-n)/2(ここにRは1
価の炭化水素基、及び官能性基で置換された炭化水素基
誘導体からなる群から選ばれ、nは0<n<2の数値を
とる)で示される重合体、及び平均組成がR′m SiO
(4-m)/2(ここにR′は1価の炭化水素基、官能性基で置
換された炭化水素及び水素からなる群から選ばれ、mは
0<m<2の数値をとる)で示される重合体に、平均粒
径が1μm以下の酸化ケイ素微粒子を混合してなる光学
素子用樹脂組成物。
Description
トロオプテイクス用素子に用いられる樹脂組成物に関す
る。
ネート、非晶性ポリオレフィン系樹脂等の透明な熱可塑
性樹脂、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート
(CR−39)、ウレタン系樹脂等の透明熱硬化性樹脂
がレンズ、デイスク基板等の光学部品からガラス代替用
途に広く使用されている。ポリジメチルシロキサン等の
シリコーンも優れた光学的性質を有していて、コーテイ
ング、ポッテイング材料としてオプテイクス、エレクト
ロオプテイクスデバイスに応用されている。光学的性質
に加えて柔軟性が求められる眼内レンズ、可変焦点光学
素子等にはシリコーンゴムが、ハードコーテイングを始
めとするコーテイング材にはゾルゲル法によるゾルを塗
布後硬化させたゲルが広く用いられている。
的性質、環境安定性に優れているものの、ゾル化合物は
形あるものの成形には多大なる困難を伴い、コーテイン
グ材をそのまま光学部品等に用いることはできない。一
方、シリコーンゴムは透明性は優れているもののゴムで
あるが故に剛性がないという欠点を有している。
屈折率の温度依存性が小さいということがある。熱可塑
性樹脂の多くのものは約1×10-4℃-1、シリコーンゴ
ムに限らずゴム状態では約1×10-3℃-1の屈折率変化
を示す。屈折率が物質の密度と相関があることはよく知
られている事実であり、温度によって密度が変化する程
度が大きいことを示している。
の透明性に優れた非晶性の熱可塑性樹脂同様の剛性を有
し、且つ、透明性に優れ、屈折率の温度変化が小さく、
成形性にも優れたシリコーン系の樹脂を提供することに
ある。
成式が下記一般式(1)で示される重合体、平均組成式
が下記一般式(2)で示される重合体、及び平均粒径が
1μm以下の酸化珪素微粒子を含む光学素子用樹脂組成
物によって達成される。 Rn SiO(4-n)/2 (1) ここでRは以下の条件を満たすものである。 a)それぞれ独立に一価の炭化水素基及び官能性基で置
換された炭化水素基からなる群から選ばれる。 b)nは、0<n<2の範囲の数値である。 c)硬化用触媒の存在下又は不存在下において下記式
(2)で示される重合体と架橋可能な官能基を1分子中
に2個以上有する。 R′m SiO(4-m)/2 (2) ここでR′は以下の条件を満たすものである。 d)それぞれ独立に一価の炭化水素基、官能性基で置換
された炭化水素基及び水素原子からなる群から選ばれ
る。 e)mは、0<m<2の範囲の数値である。 f)硬化用触媒の存在下又は不存在下において式(1)
で示される重合体と架橋可能な官能基を1分子中に2個
以上有する。
(2)で示される重合体は熱可塑性を示すためこのまま
使用に供することができる。式(1)におけるRとして
は、メチル、エチル、プロピル等のアルキル基、ビニ
ル、アリル等のアルケニル基、フェニル、ナフチル等の
芳香族基が挙げられ、硫黄、酸素、窒素、ハロゲン等、
通常の有機置換基中の極性基を構成する原子が置換して
いても、重合体合成の妨げにならない限りその使用を禁
ずるものではない。上記Rの炭素原子数は、好ましくは
1〜18であり、一層好ましくは1〜10である。式
(2)におけるR′としては、Rについて挙げた例のう
ちアルケニル基を除くもの、及び水素を例示できる。
R′が炭化水素基又は官能基で置換された炭化水素であ
るときは、その炭素原子数は、好ましくは1〜18であ
り、一層好ましくは1〜10である。平均式(1)及び
(2)で示される重合体の製造方法は公知であり、伊藤
邦雄編“シリコーンハンドブック”(日刊工業新聞社、
1990年)第12章及び第13章(第466〜515
頁)或いは熊田誠、和田正編“最新シリコーン技術”
(シーエムシー、1986年)第3章(第80〜96
頁)に記載されている。分子量は200から500,0
00である。好ましくは粘度が融点以上分解点以下の温
度範囲で10〜100,000cP、好ましくは100〜
10,000cPの範囲にあるものを好適に用いることが
できる。成形は融体の状態で行われるため、高粘度では
成形時に型の中に樹脂が流入する際に生じる樹脂の流れ
(フローマーク)が成形体に残り、複屈折の最大の要因
となっているためである。粘度が低すぎるのは分子量が
小さすぎ、強度低下を招くため好ましくない。
体及び平均組成式が一般式(2)で示される重合体にお
いては、n及びmの値の範囲として好ましくは1<n<
1.8及び1<m<1.8、より好ましくは1.2<n
<1.7及び1.2<m<1.7が選択されるがこれら
に限定されるものではない。
体及び平均組成式が一般式(2)で示される重合体の混
合比については、光学素子用樹脂組成物が硬化できる範
囲であれば格別な制限はないが、通常は、0.5:1.
0〜1.0:0.5の範囲で混合される。
される重合体はR及びR′中に含ませた架橋反応性を有
する官能基を介して重合体同志を架橋させることができ
る。一般に熱硬化性樹脂といわれる架橋樹脂は架橋構造
により分子運動が制約されそのために熱可塑性樹脂と言
われる非架橋樹脂に比べて熱膨張係数が小さい。即ち、
屈折率の温度依存性が小さいことを意味する。本発明に
供することのできる架橋反応としては、付加、縮合、過
酸化物等を触媒とする或いは、光等の電磁波によるラジ
カル反応であっても、光学特性を損なわない限りいづれ
の方法であっても良く、その用途、成形方法に応じて上
述の方法から適宜選択される。好ましい架橋反応として
は、ヒドロシリル化、脱アルコール縮合、脱水縮合、ラ
ジカル連鎖が例示される。光学用としては、縮合生成物
として低分子化合物が発生しない付加型が硬化物中に泡
等のボイドが生成しない点からより好ましい。特に好ま
しい架橋反応としては、前述のことから白金或いは白金
錯体、過酸化物等を触媒とするヒドロシリル化反応が挙
げられる。本樹脂の架橋度は樹脂の用途、特に必要とさ
れる剛性率、強度、柔軟性のバランスをとるように決め
られるべきものであり、一様に規定できないが、未架橋
樹脂の良溶媒に浸漬したときに溶解成分が1%以下であ
る程度に架橋するのが好適である。本樹脂の架橋の際、
2種以上の異なる種類の官能基を有する樹脂同志を混合
してもよいし、架橋性官能基を有する樹脂と、その官能
基と反応しうる官能基を2個以上有する低分子を混合し
て架橋させても構わない。また、連鎖反応による架橋な
どの場合には、単一成分の樹脂単独で架橋させることも
できる。
きる触媒としては、白金系触媒が好ましい。この白金系
触媒としては、通常のヒドロシリル化反応や付加型シリ
コーンゴムの硬化反応に使用されるものであれば格別限
定されるものではない。具体的には、塩化白金、塩化白
金酸、白金−オレフィン錯体、白金−ホスフィン錯体、
白金−ビニルシロキサン錯体及びこれらの溶液が例示で
きる。触媒配合量については、充分な硬化性が得られる
量であれば格別に制限されるものではない。具体的には
架橋して硬化する成分の全重量に対して0.01重量%
〜3.0重量%等が選択されるがこれに限定されるもの
ではない。
される重合体を架橋して得られる樹脂は、特に剛性が必
要とされるので、一般の樹脂同様に酸化硅素微粒子を添
加する。添加しうる酸化硅素微粒子は、粒子による光散
乱を極力少なくするためにも平均粒径1ミクロン以下が
好ましく、さらに高透明性の為には0.1ミクロン以下
の平均粒径を有するものがより好ましい。一般の樹脂に
おいて充填材の添加量に樹脂の剛性が依存することは周
知の事実であり、前記樹脂においてもこの関係は成立し
ているが、透明性と剛性の兼ね合いで決まるため一概に
規定できないが樹脂100重量部に対して0.5重量部
から100重量部の範囲で添加するのが好ましい。特に
透明性が求められる場合には、0.5重量部から50重
量部であるのが好ましい。酸化硅素微粒子は、2次凝集
を抑制するために粒子表面を有機化合物による修飾を施
すことは、粒子添加の際には広く採用されている方法で
あり、本発明にはなんらの支障もない。酸化硅素微粒子
の添加方法としては、通常の樹脂に添加する方法が適用
できるほか、未架橋の樹脂は有機溶媒に可溶であるため
樹脂を有機溶媒に溶解した後微粒子を添加してもよい。
このようにして作製した樹脂は、系中に微粒子を分散し
ているにもかかわらず、透明性、屈折率の均一性にも優
れている。
850nmの領域での透過率で定義し、市販の可視紫外分
光計で測定される。上記波長域の透過率が空気を参照媒
体とした時に70%以上であるのが好ましく、75%以
上であるのがより好ましい。この領域に特異な吸収帯を
有しないものであることは言うまでもない。
温度変化が小さいことが挙げられる。光学系の環境温度
によって屈折率が変わらないということは焦点距離の変
動が小さくより精度の高い光学系を形成できることを意
味している。屈折率の温度変動を光学系の補正により除
くことは極めて困難であり、屈折率の温度依存性を低減
するのは光学用樹脂としては極めて重要である。本発明
でいう屈折率の温度依存性は、d線の屈折率を樹脂の温
度を変えながら測定するものであり、熱膨張率から周知
の関係式を用いて算出されたものではない。本発明の樹
脂は約1×10 -3℃-1以下、高剛性のものでは約1×1
0-4℃-1程度に温度依存性が小さくなる。透明な非晶性
ポリマーにおいて屈折率の温度依存性を小さくするため
には、高分子鎖の分子運動を束縛して運動の自由度を減
少させねばならず、光学的性質を保持しつつ行う効果的
な方法は、分子鎖に架橋構造をもたらすことによって束
縛することである。また、樹脂と相互作用を有する充填
材を用いることも分子運動を束縛し、屈折率の温度依存
性を低減させる効果を有する。
水・吸湿性が0.1%以下と極めて低いことが挙げら
れ、シリコーンゴムでみられるように、水蒸気として吸
蔵した水分が温度変化と共に内部で凝縮して光の散乱体
となるようなことも無いという特徴も有している。
組成物が推奨される。 (推奨例1)(以下の式において、Viはビニル基、M
eはメチル基を表わす。以下同じ。) 一般式(1)で示される重合体: (ViMe2 SiO
1/2)a (SiO2)b (但し、0.2<a/b<2.0) 一般式(2)で示される重合体: (HMe2 SiO1/2)
c (SiO2)d (但し、0.2<c/d<2.0) 酸化珪素微粒子:表面をトリメチルシリル処理した煙霧
質シリカ。
1/2)a (Me3 SiO1/ 2)b (SiO2)c (但し、0.
2<(a+b)/c<2.0) 一般式(2)で示される重合体: (HMe2 SiO1/2)
c (Me3 SiO1/2) d (SiO2)e (但し、0.2<
(c+d)/e<2.0) 酸化珪素微粒子:コロイダルシリカ。
1/2)a (PhSiO3/2) b (但し、0.1<a/b<
1.0) 一般式(2)で示される重合体: (HMe2 SiO1/2)
c (PhSiO3/2)d(但し、0.1<c/d<1.
0) 酸化珪素微粒子:表面をジメチルフェニルシリル処理し
た沈降法シリカ。
た透明性を有し、また光学材料の実用範囲において、屈
折率の温度変化が、現在実用に供されている光学用途の
シリコーン樹脂に比較して1桁近く小さい。従って、従
来のシリコーン樹脂を用いた光学系より精度の高い光学
系が実現される。
Et)4 (ここに、Etはエチルを表わす。以下同
じ。)を反応容器に入れて−10℃に冷却し、77mLの
35%濃塩酸に32mLの水で希釈した後、これを反応容
器に滴下した。滴下終了後、反応液を室温に暖めさらに
攪拌した。反応液にNH4 Cl飽和水溶液を加えて中和
した後、800mLのエチルエーテルで抽出してNa2 S
O4 を加えて乾燥した。これに32.5mLのHMe2 S
iCl、26mL(HMe2 Si)2 NHを加えて反応さ
せた後、減圧蒸留して−OSiMe2 H基を有する無色
の粘稠な重合体を得た。生成物はR1 s SiO(4-s)/2
と表記した場合、s≒1.3であり、R1 としては水素
原子とメチル基があり、1分子中にHMe2 SiO1/2
単位が2個以上あるものである。また、この生成物の粘
度は、70℃において、3,300cPであった。
のエタノール、18mLの35%濃塩酸をフラスコに入れ
40〜50℃に加温し攪拌した。これに、144gのS
i(OEt)4 を滴下して反応後、ヘキサン抽出し、抽
出液をNa2 SO4 で乾燥した。減圧蒸留し無色の粘稠
な重合体を得た。生成物はR2 t SiO (4-t)/2 と表記
した場合、t≒1.5であり、R2 としてはビニル基と
メチル基があり、1分子中にViMe2 SiO1/2 単位
が2個以上あるものである。また、この生成物の粘度
は、70℃において3,800cPであった。
重量部と参考例2で得た重合体140重量部とを混合
し、白金触媒を重合体重量に対して0.05重量%加え
た後、一辺が1cmのVブロックプリズム型に流し入れて
60℃に3時間、さらに150℃で10時間加熱して硬
化させた。プリズムはKPR−2型精密屈折計(カルニ
ュー光学工業(株))を用い、光学接触をとり587.
6nmの波長における屈折率を23℃で測定した。中心屈
折率が1.41282、アッベ数は53.3であり、屈
折率分布の幅(最大値の半分の時のピークの幅)は1×
10-4であった。また、測定温度を20℃から50℃ま
で変化させ屈折率を測定したところ、屈折率の温度依存
性は、5×10-4℃-1であった。また、同様にして作っ
た厚さ0.5cmの板状サンプルのを用いて透過率を測定
したところ、380nmで86%、400〜850nmの範
囲で91%の透過率を示した。
珪素微粒子として平均粒径50nmのアエロジルOX−5
0(日本アエロジル(株))を10重量部加えた他は比
較例1と同様の方法で硬化させた。硬化物を比較例1と
同様の方法で測定したところ、屈折率1.43011、
アッベ数は55.7であった。屈折率分布の幅(最大値
の半分の時のピークの幅)は1×10-4であり、屈折率
を測定したところ、屈折率の温度依存性は、2×10-4
℃-1であった。透過率は光の波長400〜850nmの範
囲で90%であった。
Claims (6)
- 【請求項1】 平均組成式が下記一般式(1)で示され
る重合体、平均組成式が下記一般式(2)で示される重
合体、及び平均粒径が1μm以下の酸化珪素微粒子を含
む光学素子用樹脂組成物。 Rn SiO(4-n)/2 (1) ここでRは以下の条件を満たすものである。 a)それぞれ独立に一価の炭化水素基及び官能性基で置
換された炭化水素基からなる群から選ばれる。 b)nは、0<n<2の範囲の数値である。 c)硬化用触媒の存在下又は不存在下において下記式
(2)で示される重合体と架橋可能な官能基を1分子中
に2個以上有する。 R′m SiO(4-m)/2 (2) ここでR′は以下の条件を満たすものである。 d)それぞれ独立に一価の炭化水素基、官能性基で置換
された炭化水素基及び水素原子からなる群から選ばれ
る。 e)mは、0<m<2の範囲の数値である。 f)硬化用触媒の存在下又は不存在下において式(1)
で示される重合体と架橋可能な官能基を1分子中に2個
以上有する。 - 【請求項2】 前記一般式(1)及び(2)で示される
重合体において、n,mの値が1<n<1.8及び1<
m<1.8の範囲にある請求項1に記載の光学素子用樹
脂組成物。 - 【請求項3】 前記式(1)で示される重合体がSi原
子に結合したアルケニル基を1分子中に2個以上有する
ものであり、前記式(2)で示される重合体がSi原子
に結合した水素原子を1分子中に2個以上有するもので
ある請求項1又は2記載の光学素子用樹脂組成物。 - 【請求項4】 前記光学素子用樹脂組成物が硬化後にお
いて400nm以上850nm以下の波長範囲において70
%以上の透過率を有するものである請求項1,2又は3
記載の光学素子用樹脂組成物。 - 【請求項5】 前記光学素子用樹脂組成物が硬化後にお
いて屈折率の温度変化が10-3℃-1以下である請求項
1,2,3又は4記載の光学素子用樹脂組成物。 - 【請求項6】 前記一般式(1)及び(2)で示される
重合体の粘度が、それぞれ、各重合体の融点以上、かつ
分解点以下の温度範囲において、10〜100,000
cPの範囲にあるものである請求項1,2,3,4又は5
記載の光学素子用樹脂組成物。
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JPH07294701A true JPH07294701A (ja) | 1995-11-10 |
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ID=13792781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP08310094A Expired - Fee Related JP3615784B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 光学素子用樹脂組成物及び光学素子 |
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JP (1) | JP3615784B2 (ja) |
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