JPH0729380B2 - 長尺敷設物のライニング工法 - Google Patents

長尺敷設物のライニング工法

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JPH0729380B2
JPH0729380B2 JP63184042A JP18404288A JPH0729380B2 JP H0729380 B2 JPH0729380 B2 JP H0729380B2 JP 63184042 A JP63184042 A JP 63184042A JP 18404288 A JP18404288 A JP 18404288A JP H0729380 B2 JPH0729380 B2 JP H0729380B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,電力線ケーブル,電話線ケーブル,石油パイ
プライン等の長尺敷設物に合成樹脂管をライニングする
長尺敷設物のライニング工法に関する。
(従来の技術) 電力線ケーブル等は,アスベスト管等の保護管にて被覆
されて地中に敷設されている。このような電力線ケーブ
ルの保護管は,剛構造であって経時的に劣化するため,
地震等により破損するおそれが生じる。特に,緩い細砂
地盤,地下水位の高い細砂地盤に配設されたケーブルの
保護管は,振動によって地盤が流動するために沈下しや
すい。また質量の大きい人孔等に連結されたケーブルの
保護管は,地震により人孔自体が沈下することにより,
強制的に変位して破損するおそれがある。保護管の破損
は,ケーブル自体の破損,切断に繋がる。このために,
保護管の劣化に伴い,管路を柔構造にして耐震性をより
一層向上させるために,可撓性に優れたものに取り替え
ることが行われる。特に,人孔周辺部や細砂地盤等に敷
設されたケーブルは,強度,耐久性および可撓性に優れ
た保護管にて被覆することが好ましい。
電力線ケーブルの保護管の取り替えは,ケーブルを切断
することにより電力供給が中断されることなく行う必要
がある。従来,電力ケーブルの保護管の取り替えは,ケ
ーブルを被覆するアスベスト管等の保護管を地中から露
出させ,該保護管を除去してケーブルを露出させた後
に,第6図に示すように,該ケーブル10に2つ割管80を
装着することにより行われている。2つ割管は,断面半
円状であって,それぞれの側縁部に軸方向に延びるフラ
ンジ81aが設けられた一対の割管81および81を有し,露
出されたケーブル10が被覆されるように,各割管81のフ
ランジ81a同士を例えばパッキンを介して突き合わせ,
突き合わされたフランジ81a同士を,ボルトにより固定
している。
(発明が解決しようとする課題) このように,ケーブル10の保護管として2つ割管80を用
いる方法では,各割管81,フランジ81a同士をボルト止め
しなければならず,非常に面倒である。しかも,軸方向
に相互に隣り合う2つ割管80同士の継目部を,水密状に
シールすると共に,その継目部において可撓性を持たせ
る必要があり,ケーブルを長い距離にわたって,このよ
うな2つ割管にて被覆する場合には,施工性が極めて悪
いという問題がある。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり,その目
的は長尺敷設物を切断することなく、施工性に優れ,し
かも,水密性および可撓性に優れた保護管にてケーブル
等の長尺敷設物を保護するため,信頼性および保護性に
優れた長尺敷設物のライニング工法を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明の請求項1記載の長尺敷設物のライニング工法
は、合成樹脂製の帯状体を螺旋状に巻回して螺旋管を製
造する製管機は2つ以上に分割可能な製管ユニットを有
し、該製管ユニットを分割する工程と、長尺敷設物を該
製管ユニット内に挿通して、分割された該製管ユニット
を連結する工程と、該製管機に帯状体を供給して、長尺
敷設物の周囲に螺旋管を形成し、該螺旋管を長尺敷設物
に沿って推進させる工程と、を包含する。
本発明の請求項2記載の長尺敷設のライニング工法は、
請求項1記載の製管機が、半円筒状の上部製管ユニット
と、半円筒状の下部製管ユニットと、からなる。
本発明の請求項3記載の製管機は、合成樹脂製の帯状体
を螺旋状に巻回して螺旋管を製造する製管機であって、
該製管機は連結可能な上部製管ユニットと下部製管ユニ
ットとからなり、各製管ユニットは、所定の間隔をあけ
て配設される半円フレームと、配設された各半円フレー
ムの対向する側縁部同士に架設する連結枠と、からなる
枠体と、該枠体に、半円筒状に配設される複数のローラ
ーと、を有する。
ローラーは、各半円フレーム間に架設される回転可能な
製管ローラー又は、連結枠間に架設されるチェーンロー
ラー等が好ましい。
各製管ユニット同士はボルト止め、又は、一方の側縁部
をヒンジ結合等とすることが好ましい。
製管機のユニットは、複数個の製管ユニットからなる。
上部製管ユニットと下部製管ユニットと、二個のユニッ
トとすることが、作業上好ましい。また、製管機のユニ
ットを、上部半体と下部半体として、連結してマンドレ
ルとし、該マンドレルの周面に帯状体を巻回しても良
い。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明の長尺敷設物のライニング工法,例えば,人孔の
近傍に敷設された電力ケーブルの保護管を合成樹脂管に
て更生する際に実施される。
本発明方法は,第1図に示すように,まず,人孔30近傍
の地中に敷設されたケーブル10を被覆するアスベスト管
等の保護管20が露出するように,その敷設域を開削す
る。次いで,露出した保護管20を除去して,内部のケー
ブル10を露出させておく。
このような状態で,人孔30内に合成樹脂製の帯状体50を
螺旋状に巻回して螺旋管50′を製造する製管機40を設置
する。この場合,該製管機40は,人孔30内を挿通するケ
ーブル10が,製造される螺旋管内に位置し得るように,
人孔30内に設置される。このような状態で,該製管機40
により螺旋管50′を製造すれば,製造される螺旋管50′
は,ケーブル10の周囲を螺旋状に推進して該ケーブル10
を被覆する。製管機40は,場合によっては,人孔30の外
側においてケーブル10を外包するように設置されること
もある。
本発明方法の実施に使用される製管機40は,第2図に示
すように,別体となった半円筒状の一対の上部製管ユニ
ット41および下部製管ユニット42を有し,両製管ユニッ
ト41および42同士が連結されて使用される。上部製管ユ
ニット41は,下方に開口する半円状の一対の半円フレー
ム41aおよび41aを有する。各半円フレーム41aおよび41a
は適当な間隔をあけて平行に配設されている。各半円フ
レーム41aの各側縁部にはフランジが形成されており,
両半円フレーム41aおよび41aのそれぞれのフランジ間に
は連結枠41bおよび41bが架設されており,これらにて枠
体が形成されている。相対向する半円フレーム41aおよ
び41a間には,例えば5本の製管ローラ41cおよび41c
が,各半円フレーム41aの周方向に等しい間隔をあけて
回転可能に配設されている。各製管ローラ41cの各端面
の中心位置は,所定径の円周上に位置されており,各製
管ローラ41cの軸心は,各半円フレーム41aの中心を結ぶ
線分に対してそれぞれ所定の螺旋角とされて回転可能に
固定されている。螺旋角は,帯状体の幅,製造される螺
旋管の径,製管ローラの長さにより一意的に決定され
る。各製管ローラ41cには,後述のように,帯状体50が
転接されて,該帯状体50を螺旋状に巻回し,相隣する帯
状体50の側縁部同士を係合して螺旋管とする。
最下側に位置する一方の製管ローラ41cには,導入ロー
ラ41dが対向して配設されている。該製管ローラ41cと該
導入ローラ41dとの対向部には,上下方向に延びる搬入
ガイド板41eの下端が対向している。該搬送ガイド板41e
は導入ローラ41dの軸心に対して直交するように配設さ
れている。該搬送ガイド板41eの上端部には一対の搬入
駆動ローラ41fおよび搬入従動ローラ41gが取付けられて
いる。一方の搬入駆動ローラ41fは,搬送ガイド板41eの
一面に対して若干の間隙をあけて,該搬送ガイド板41e
の長手方向とは直交するように配設されており,他方の
搬入従動ローラ41gは,該搬送ガイド板41eの上記搬入駆
動ローラ41fと対向する部分に形成された透孔内に,該
搬入駆動ローラ41fとは平行で回転可能に配設されてい
る。
搬入駆動ローラ41fは,その側方に配設された油圧モー
タ41hにて回転駆動されており,該油圧モーター41hの回
転はチェーン41kを介して前述の導入ローラ41dに伝達さ
れている。
搬入駆動ローラ41fと搬入従動ローラ41gの間には,所定
の断面形状を有する帯状体50が導入されて,該帯状体50
は両ローラ41fおよび41gに挟持される。該帯状体50は該
搬入駆動ローラ41fの回転により,導入ローラ41d方向に
搬送ガイド板41eに沿って搬送される。そして,該帯状
体50は,導入ローラ41dと該導入ローラ41dに対向配設さ
れた製管ローラ41c間に導入され,該導入ローラ41dの回
転により,該上部製管ユニット41に連結された下部製管
ユニット42内へ搬送される。導入ローラ41dと,これに
対向配設された製管ローラ41cとをその端部のスプロケ
ットを介して連結し,該導入ローラ41dの回転を該製管
ローラ41に伝達する構成とすれば,帯状体50の搬送力を
より一層大きくすることもできる。
他方,該上部製管ユニット41の下方に配設されて該上部
製管ユニット42と連結される下部製管ユニット42は,上
部製管ユニット41の半円フレーム41aおよび41bと同形状
の半円フレーム42aおよび連結枠42bを有し,そして,両
半円フレーム42a間に,例えば5本の製管ローラ42c,42
c,…が周方向に等しい間隙をあけて,帯状体50の幅,製
造される螺旋管50′の径および製管ローラ41c,42cの長
さにより一意的に決定される螺旋角を持って,それぞれ
回転可能に取付けられている。該下部製管ユニット42の
半円フレーム42aは,ケーブル10が内部を挿通するよう
に配置された上部製管ユニット41の半円フレーム42aと
は対向するように配置され,各半円フレーム42aおよび4
2aのフランジ同士および連結枠bおよび42b同士が突き
合わされて,ボルト止めされる。これによりケーブル10
は製管機40内を挿通する。そして,このようにボルト止
めされた場合には,下部製管ユニット42の各製管ローラ
42c端面の中心位置は,上部製管ユニット41の各製管ロ
ーラ41c端面の中心が位置する円周上に位置し,しか
も,製管ローラ42cは上部製管ユニット41の各製管ロー
ラ41cとは同様の螺旋角を有している。
前述したように,上部製管ユニット41cの導入ローラ41d
と該導入ローラ41dに対向する製管ローラ41cとの間に導
入された帯状体50は,下部製管ユニット42の各製管ロー
ラ42cに転接されて螺旋状に巻回される。従って,帯状
体50は,ケーブル10の周囲にて螺旋状に巻回される。
本発明方法に使用される帯状体50は,例えば第3図に示
す断面形状を有する。該帯状体50は,幅方向一側縁部に
平板部51が長手方向に連続して設けられており,該平板
部51の一側縁寄りの位置には直立状に係合リブ52が立設
されている。該係合リブ52は,先端に断面円形状の係止
部52aを有する。該係止部52aは断面においてその一部が
切欠された形状になっている。
該平板部51は係合リブ52の立設方向と同方向に屈曲して
突出する第1伸縮リブ53に連設されている。該第1伸縮
リブ53は,基端部側に開口部を有し,先端部が平板部51
とは平行な平坦部になっており,しかも基端部側の開口
部幅が狭くなった倒立U字状に屈曲されている。先端の
平坦部には,該平坦部と平行に係合リブ52配設側に突出
した係止突起53aが配設されている。
該第1伸縮リブ53の基端部は,平板部51とは同面上に位
置する平板状の第1連結部54に連設されており,該第1
連結部54は前記第1伸縮リブ53と同方向へ突出するよう
に屈曲された第2伸縮リブ55に連設されている。該第2
伸縮リブ55は,前記第1伸縮リブ53とは係合突起53aが
ないこと以外は同様の構造になっている。
該第2伸縮リブ55は,前記連結部54とは同面上に位置す
る平板上の第2連結部56を介して,ソケット57に連設し
ている。該ソケット57は,前記平板部51の側縁部および
該平板部51上に立設された係合リブ52が嵌合し得る形状
の空間部を有する。該ソケット51の上部には,平坦なフ
ランジ57aが設けられている。
該ソケット57の基端部からは,斜め上方へ延出した傾斜
リブ58が連設している。該傾斜リブ58の先端部は,該帯
状体50を螺旋状に巻回して,ソケット57内に係合リブ57
を嵌合させた場合に,第1伸縮リブ53の係合突起53aに
係止される。
このような構成の帯状体50は,人孔30内に配設された前
述の製管機40に送給され,該製管機40により螺旋管とさ
れる。製管機40は,上記製管ユニット41と下部製管ユニ
ット42とが分離された状態で人孔30内に搬入され,上部
製管ユニット41の各製管ローラ41cにて形成される半円
筒状空間の軸心位置に,該入孔30内を挿通するケーブル
10が位置するように該上部製管ユニット41が設置され
る。そして,下部製管ユニット42を上部製管ユニット41
に突き合わせて連結する。
このような状態で,該製管機40に帯状体50を送給する。
帯状体50は,例えば第1図に示すように,地表に設置さ
れ帯状体をリールに巻回してなる帯状体リール5から順
次繰り出される。帯状体50は,製管機40の搬送ガイド板
41eに沿って,搬入駆動ローラ41fと搬入従動ローラ41g
との間に導入され,両ローラ41fおよび41gにより挟持さ
れる。そして,搬入駆動ローラ41fの回転により帯状体5
0は搬送ガイド板41eに沿って搬送され,導入ローラ41d
と製管ローラ41cとの間に導入される。このとき,帯状
体50は,搬送ガイド板41eに各伸縮リブ53および55の平
坦な先端部およびソケット57のフランジ57aが摺接する
ように搬送される。そして,該導入ローラ41dと回転に
より帯状体50は,下部製管ユニット42内へ導入され,該
下部製管ユニット42の各製管ローラ42cに転接される。
各製管ローラ42cは,所定の螺旋角となるように配設さ
れているため,各製管ローラ42cを転接する帯状体50は
螺旋状に湾曲される。そして,帯状体50は上部製管ユニ
ット41内に導入されてその各製管ローラ41cを転接し,
ケーブル10の周囲にて螺旋状に巻回される。
帯状体50は,1周にわたって螺旋状に巻回されると,搬送
ガイド板41eに沿って導入される帯状体50とは隣り合っ
た状態になる。このような状態になると,螺旋状に巻回
された帯状体50の側縁部のソケット57内に,新たに導入
される帯状体50の側縁部の係合リブ53が嵌合されると共
に,螺旋状に巻回された帯状体50の係合リブ58が新たに
導入される帯状体50の第1伸縮リブ53に設けられた係合
突起53aに係止される。このような状態で,さらに帯状
体50が順次製管機50内に導入されると,帯状体50は,螺
旋状に巻回され,しかも相隣する帯状体同士が強固に係
合された状態となって,螺旋管50′とされる。該螺旋管
50は,回転しつつ製管機40から導出される。製管機40か
ら導出される螺旋管50′はケーブル10の周囲にて回転し
つつ該ケーブル10に沿って推進される。
このようにして,ケーブル10は合成樹脂製の螺旋管50′
にて被覆される。そして,所定長さにわたってケーブル
10が螺旋管にて被覆されると,開削された部分が埋め戻
される。
なお,開削された部分が埋め戻される前に,保護管20の
管端部20′と螺旋管50′の先端部とが例えば2つ割継手
等の適当な手段を用いて水密に接続される。また,螺旋
管50′の後端部と人孔30の周壁部とはモルタル等の止水
材により水密に接続される。
ケーブルを被覆する螺旋管50′は第3図に示す形状の帯
状体にて構成されている。該帯状体50は第1および第2
伸縮リブ53および55が帯状体50の幅方向に伸縮し得るた
め,形成された螺旋管50′は,これらの伸縮部材53およ
び55により軸方向に伸縮し得る。その結果,地震等によ
り人孔30が沈下しても,該螺旋管50′は破損するおそれ
がなく,内部のケーブル10を確実に保護し得る。
なお上記実施例では,製管機40として,上部製管ユニッ
ト41と下部製管ユニット42とは別体であって,しかも完
全に分離されており,それぞれの枠体同士をボルト止め
する構成としたが,いずれか一方の側部の枠体同士をヒ
ンジ結合とし,他方の側部の枠体同士をボルト止めする
構成としてもよい。
また,製管機40としては,第4図に示すように,下部製
管ユニット42に替えて,複数のチェーンローラ44,…
を,上部製管ユニット41の各製管ローラ41cが形成する
半円筒状空間に対向する半円筒状空間の周面に沿った螺
旋状となるように,上部製管ユニット41の枠体に着脱可
能に架設する構成としてもよい。このような構成であれ
ば,各チェーンローラ44の一端部を着脱することによ
り,ケーブル10を該製管機内に容易に挿通させ得る。そ
して,各ローラチェーン44に帯状体50が転接することに
より該帯状体50は螺旋状に巻回される。また,このよう
なローラチェーン44に替えて,表面が円滑なシートを,
上部製管ユニット41の枠体に,各ローラチェーン44と同
様の螺旋状に着脱可能に架設してもよい。この場合は,
該シートに帯状体50を摺接させることにより,螺旋管50
が製造される。
さらに,上記各実施例では形成される螺旋管の外周面に
相当する帯状体50の一面を規制して螺旋管50′を製造す
る製管機40について説明したが,例えば,第5図に示す
ように,形成される螺旋管の内周面に相当する帯状体50
の一面を規制して螺旋管を製造する製管機70を用いても
よい。該製管機70は,円筒状の2つ割り可能のマンドレ
ル71を有する。該マンドレル71の半円筒状の上部半体71
aは,該上部半体71aを覆う枠体72に取付けられており,
該マンドレル71の下部半体71bは,上部半体71aに対し
て,整合状態でボルト等により着脱される。マンドレル
71の各側方には,それぞれ駆動ローラ73および74が対向
して配設されている。各駆動ローラ73および74は枠体72
に取付けられている。各駆動ローラ73および74はマンド
レル71の周面に帯状体50を押付けて,該帯状体50をマン
ドレル71の周面に沿って螺旋状に搬送する。一方の駆動
ローラ73の上方には,一対のブレーキローラ75および76
が配設されている。各ブレーキローラ75および76は枠体
72に取付けられており,各ブレーキローラ75および76に
て帯状体50が挟持される。各ブレーキローラ75および76
は,マンドレル71に巻回される帯状体50を,その搬送方
向とは反対方向に牽引するように,該帯状体50にブレー
キをかけている。これにより,マンドレル71に巻回され
る帯状体50は確実に所定径の螺旋管とされる。
(発明の効果) 本発明方法は,このように,敷設されたケーブル等の長
尺物を切断することなく,合成樹脂製の螺旋管にてライ
ニングすることができる。しかも,本発明方法では,長
尺敷設物の周囲に製管機を一旦設置すれば,該長尺敷設
物を長い距離にわたって容易に螺旋管にて被覆すること
ができ,作業性に優れている。螺旋管は可撓性を有して
おり,しかも水密性に優れているため,ケーブル等の長
尺敷設物の保護性に優れている。製管機を半円筒状の上
部製管ユニットと、半円筒状の下部製管ユニットと、か
らなる。2個の製管ユニットからなることによって、連
結個所を少なくできて作業性に優れる。
また、連結後の製管機は半円筒状の製管ユニットを連結
させて円筒状になることによって、ローラーを円筒状に
配置させやすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を説明する概略図,第2図は本発明
方法に使用される製管機の一例を示す斜視図,第3図は
本発明方法に使用される帯状体の一例を示す断面図,第
4図および第5図はそれぞれ製管機の他の例を示す斜視
図および正面図,第6図は従来の保護管の説明図であ
る。 10……ケーブル,30……人孔,40,70……製管機,41……上
部製管機ユニット,42……下部製管ユニット,41a……半
円フレーム,41b……連結枠,41c……製管ローラ,41d……
導入ローラ,41e……搬送ガイド板,42a……半円フレー
ム,42b……連結枠,42……製管ローラ,50……帯状体,53,
55……伸縮リブ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の帯状体を螺旋状に巻回して螺
    旋管を製造する製管機は2つ以上に分割可能な製管ユニ
    ットを有し、該製管ユニットを分割する工程と、長尺敷
    設物を該製管ユニット内に挿通して、分割された該製管
    ユニットを連結する工程と、該製管機に帯状体を供給し
    て、長尺敷設物の周囲に螺旋管を形成し、該螺旋管を長
    尺敷設物に沿って推進させる工程と、を包含することを
    特徴とする長尺敷設物のライニング工法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製管機が、半円筒状の上部
    製管ユニットと、半円筒状の下部製管ユニットと、から
    なることを特徴とする長尺敷設物のライニング工法。
  3. 【請求項3】合成樹脂製の帯状体を螺旋状に巻回して螺
    旋管を製造する製管機であって、該製管機は連結可能な
    上部製管ユニットと下部製管ユニットとからなり、各製
    管ユニットは、所定の間隔をあけて配設される半円フレ
    ームと、配設された各半円フレームの対向する側縁部同
    士に架設する連結枠と、からなる枠体と、該枠体に、半
    円筒状に配設される複数のローラーと、を有することを
    特徴とする製管機。
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