JPH0729316Y2 - 一方クラッチ - Google Patents

一方クラッチ

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JPH0729316Y2
JPH0729316Y2 JP7490990U JP7490990U JPH0729316Y2 JP H0729316 Y2 JPH0729316 Y2 JP H0729316Y2 JP 7490990 U JP7490990 U JP 7490990U JP 7490990 U JP7490990 U JP 7490990U JP H0729316 Y2 JPH0729316 Y2 JP H0729316Y2
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JP
Japan
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shell
cam groove
roller
rollers
retainer
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JP7490990U
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JPH0432334U (ja
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一生 伊賀
仁 伊藤
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/064Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls
    • F16D41/066Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical
    • F16D41/067Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical and the members being distributed by a separate cage encircling the axis of rotation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、シェルタイプの一方クラッチに関する。
〈従来の技術〉 従来のこの種の一方クラッチとして例えば、第6図ない
し第8図に示すようなものがある。
この一方クラッチは、図示するように、複数のローラ30
と、ローラ30と同数のローラポケット31を有する保持器
32と、ローラ30と同数のカム溝33を有するシェル34と、
ローラ30をカム溝33に向かって付勢するばね(図示省
略)とを備えている。ところで、この一方クラッチは、
筒状体の一方開口端を径方向内方に屈曲することで径方
向内向きのフランジ34Aを形成した未完成のシェル34を
用意し、このシェル34にその開放端からローラ30、ばね
および保持器32を組み込んだ後、シェル34の開放端を径
方向内方に屈曲して完成させられるので、シェル34から
保持器32など他構成部品が脱落しないような構造となっ
ている。
そして、カム溝33はシェル34の軸方向ほぼ全長に形成さ
れていて、このカム溝33の内周面と保持器32の軸方向両
端の環状部外周面との間には第7図および第8図に示す
ように隙間Dが存在しているために、ローラ存在空間の
グリースが前記隙間Dから外部へ漏洩しえるようになっ
ている。そこで、従来では、シェル34の両端を径方向内
方に屈曲させて、この屈曲した部分で前記隙間Dを閉塞
することにより、グリース流出を阻止するようにしてい
る。
また、上記一方クラッチの他に、第9図に示すようなも
のもある。この一方クラッチにおいて上述したものと異
なる点は、シェル334の一端を屈曲させずに軸方向に真
直に開放させており、装着相手のハウジング35の収納空
間奥端に備える径方向内向きのフランジ35Aでもってシ
ェル34の開放端を閉塞するようにしたことである。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、先に説明した一方クラッチでは、組み込み時
に未完成のシェル34の一方開放端を径方向内向きに屈曲
する曲げ加工を必要とし、しかも、シェル34が熱処理に
よって硬化されている場合にあっては前記曲げ加工を行
いにくいなど、組込み作業性が悪く、製作コストが高く
つく不都合がある。
また、後に説明した一方クラッチでは、ハウジング35に
組込むまではシェル34の内部に収納している各構成部品
が離脱しえるために、ハウジング35に組込むまでの取り
扱いが不便な点が指摘される。
本考案はこのような事情に鑑みて創案されたもので、密
封性を高めた上で、組込み作業を容易化し、製作コスト
を安くすることを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、このような目的を達成するために、複数のロ
ーラと、ローラと同数のローラポケットを有する保持器
と、ローラと同数のカム溝を有する円筒形のシェルと、
ローラをカム溝に向かって付勢するばねとを備えた構成
の一方クラッチにおいて、次のような構成をとる。
本考案の一方クラッチでは、前記シェルは、軸方向中間
部にカム溝が設けられ、このカム溝の一側に径方向内向
きのフランジが設けられているとともに前記カム溝の他
側に該カム溝が形成されていない円筒ボス部が設けられ
ており、 前記保持器は、軸方向中間部にローラポケットが設けら
れ、かつ、ローラポケットの両側に設けられる環状部の
うち、組込方向後端側の環状部が前記円筒ボス部に圧入
嵌合しうる形状寸法に形成されていることに特徴を有す
る。
〈作用〉 上記構成において、シェルにおける軸方向全長にカム溝
が設けられておらず、このカム溝の側方に円筒ボス部を
設けて、この円筒ボス部に保持器の組込方向後端側の環
状部を圧入嵌合させることによって、シェルの一側を密
封している。すなわち、シェルと保持器との間の隙間を
無くしているので、そこの密封性が十分になり、内部グ
リースの流出や外部の塵埃の侵入を確実に阻止できるよ
うになる。
しかも、シェルに対して保持器を装着するだけの簡単な
作業で済み、従来のようにシェルを加工したり、他の部
材を利用したりするといった無駄が省ける。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図ないし第5図に本考案の一実施例を示している。
図中、1はシェル、2は保持器、3はローラ、4は回転
軸を示す。
シェル1は、第3図に示すように、軸方向一端に径方向
内向きに屈曲するフランジ11を有するとともに軸方向他
端側が軸方向に真直に開放された筒状体よりなり、軸方
向中間部にはローラ3と同数のカム溝12が設けられてい
る。
そして、シェル1の開放端には、カム溝12それぞれの外
接円径とほぼ等しい内径寸法に設定されたカム溝12が形
成されていない真円状の円筒ボス部13が設けられてい
る。
保持器2は、合成樹脂によって成形されたもので、第4
図に示すように、保持器2における軸方向両端部に互い
に対向して設けられた二つの環状部21、22と、これら両
環状部を円周方向等間隔で橋絡させる複数の柱部23とで
構成されている。隣り合う柱部23の間の空間が、ローラ
収納用のローラポケット24となる。
柱部23の前壁には、対向する柱部23の後壁側に向かって
拡開延出する平面ほぼ『ハ』の字形の二叉状弾性片から
なるばね25が一体に設けられているとともに、このばね
25の付け根の両側には受け部26、26が設けられている。
この受け部26、26は、ばね25の自由端の背面側に配置さ
れていて、当該ばね25が後方側に撓むときの撓み量を制
限するためのものである。
さらに、保持器2の組込方向先端側の環状部21の外周に
は円周等間隔に三つの突部27が形成され、また、組込方
向後端側の環状部22の外径寸法は、柱部23の外接円径よ
りも大きく設定されている。前記突部27は断面ほぼ半円
弧状に形成されており、シェル1のカム溝12の一つおき
に係合し、組込方向後端側の環状部22はシェル1の円筒
ボス部13に圧入嵌合されるようになっている。
次に、一方クラッチの組立手順を説明する。
保持器2のローラポケット25にその径方向外方からロー
ラ3を入れる。ローラ3を入れると、第5図に示すよう
に、ばね25が後方側に弾性的に若干撓むとともに、この
撓みによる弾性反発力によりローラ3が柱部23の後壁側
へ押圧付勢されて、ローラ3がローラポケット24から径
方向内方または外方へ抜け出すのが阻止される。
この後、保持器2の組込方向先端側の環状部21の突部27
それぞれをシェル1のカム溝12の一つおきに対応させて
おいて、保持器2をシェル1に対してその開放端側から
押し込むと、シェル1のカム溝12の一つおきに保持器2
の組込方向先端側の環状部21に備える突部27が係合する
ので、シェル1に対して保持器2が相対回転不能に保持
されることになる。同時に、シェル1の円筒ボス部13に
保持器2の組込方向後端側の環状部22が圧入嵌合される
ので、シェル1に対して保持器2が軸方向非分離に保持
される。
こうして完成した一方クラッチは、回転軸4に対してそ
の外周面に複数のローラ3が接触するように装着され
る。
このような一方クラッチでは、シェル1の円筒ボス部13
に保持器2の組込方向後端側の環状部22を圧入嵌合させ
ているので、シェル1と保持器2との間に従来のような
隙間が形成されずに済む。但し、保持器2の組込方向先
端側の環状部21においては突部27を形成していない部分
とシェル1のカム溝12との間に隙間が形成されるけれど
も、この隙間については従来と同様にシェル1のフラン
ジ11でもって閉塞されている。
次に、上述したように回転軸4に一方クラッチを装着し
た状態での動作を説明する。
回転軸4を第2図の白抜き矢印方向に回転させると、ば
ね25の弾性復帰力も加わりローラ3がカム溝12の緩斜面
側へ転動させられてカム溝12と回転軸4との間に楔作用
でかみこむので、ローラ3が回転不能となって回転軸4
およびシェル1が一体的に回転することになる。一方、
回転軸4を前記とは逆に第2図の黒塗り矢印方向に回転
させると、ローラ3がばね24を後方へ撓ませつつカム溝
12の急斜面側へ転動させられて、当該ローラ3がカム溝
12と回転軸4との間でフリー回転可能となるので、シェ
ル1は回転しないまま回転軸4のみが回転することにな
る。
なお、上記実施例では、ばね25を保持器2と一体に形成
した構造を例に挙げているが、それらを別体とした従来
からの一般的な構造としたものにも本考案を適用でき
る。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案では、シェルの一端開放端
に保持器の一方環状部を圧入嵌合するだけの簡単な作業
でもって、圧入嵌合の部位が確実に密封されるようにな
っている。つまり、シェルの一端を曲げ加工することで
密封を行った従来例に対しては、後加工を省略できると
ともに組込み作業を簡略化できる点で優れている。ま
た、一方クラッチの装着相手部材を利用して密封を行っ
た従来例に対しては、一方クラッチの搬送時の取り扱い
が簡単化できる点で優れている。
このように、本考案によれば、密封性および組立性に優
れた製作コストの安い構成簡素な一方クラッチを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例にかかり、第1
図は一方クラッチの使用状態を示す縦断側面図、第2図
は第1図のII−II断面拡大図、第3図はシェルの上半部
断面の側面図、第4図は保持器の一部を示す斜視図、第
5図は保持器に対するローラの保持状態を示す部分断面
図である。 また、第6図ないし第8図は第1の従来例に係り、第6
図は一方クラッチの使用状態を示す縦断側面図、第7図
は第6図のVII−VII断面拡大図、第8図は第6図のVIII
−VIII断面拡大図、第9図は第2の従来例に係る一方ク
ラッチの使用状態を示す縦断側面図である。 1……シェル、11……フランジ 12……カム溝、13……円筒ボス部 2……保持器、21……組込方向先端側の環状部 22……組込方向後端側の環状部 23……柱部、24……ローラポケット 25……ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のローラと、ローラと同数のローラポ
    ケットを有する保持器と、ローラと同数のカム溝を有す
    る円筒形のシェルと、ローラをカム溝に向かって付勢す
    るばねとを備えた構成の一方クラッチであって、 前記シェルは、軸方向中間部にカム溝が設けられ、この
    カム溝の一側に径方向内向きのフランジが設けられてい
    るとともに前記カム溝の他側に該カム溝が形成されてい
    ない円筒ボス部が設けられており、 前記保持器は、軸方向中間部にローラポケットが設けら
    れ、かつ、ローラポケットの両側に設けられる環状部の
    うち、組込方向後端側の環状部が前記円筒ボス部に圧入
    嵌合しうる形状寸法に形成されていることを特徴とする
    一方クラッチ。
JP7490990U 1990-07-13 1990-07-13 一方クラッチ Expired - Lifetime JPH0729316Y2 (ja)

Priority Applications (3)

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JP7490990U JPH0729316Y2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 一方クラッチ
FR9105065A FR2664666B1 (fr) 1990-07-13 1991-04-24 Embrayage unidirectionnel a rouleaux.
US07/873,606 US5156246A (en) 1990-07-13 1992-04-22 One-way clutch

Applications Claiming Priority (1)

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JP7490990U JPH0729316Y2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 一方クラッチ

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Publication Number Publication Date
JPH0432334U JPH0432334U (ja) 1992-03-16
JPH0729316Y2 true JPH0729316Y2 (ja) 1995-07-05

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ID=13560987

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FR (1) FR2664666B1 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Family Cites Families (5)

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Also Published As

Publication number Publication date
FR2664666B1 (fr) 1997-10-10
FR2664666A1 (fr) 1992-01-17
JPH0432334U (ja) 1992-03-16

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