JPH07291620A - 高耐熱水性高シリカゼオライト及びその製造方法 - Google Patents

高耐熱水性高シリカゼオライト及びその製造方法

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JPH07291620A
JPH07291620A JP10768394A JP10768394A JPH07291620A JP H07291620 A JPH07291620 A JP H07291620A JP 10768394 A JP10768394 A JP 10768394A JP 10768394 A JP10768394 A JP 10768394A JP H07291620 A JPH07291620 A JP H07291620A
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silica zeolite
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一彦 鈴木
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博雄 井上
Hiroshi Ono
宏 小野
Masaichi Kikuchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SiO2 /Al2 3 のモル比が20乃至8
0の長六角板状の高耐熱水性の定形高シリカゼオライト
及びその製法を提供する。 【構成】 長軸/短軸の比が2乃至15、長軸/厚みの
比が4乃至50である長六角板状結晶粒子が75個数%
以上を含み且つ900℃で5時間のスチーミング処理し
たときの結晶保持率が85%以上である高シリカゼオラ
イトを、アルミナ分当り7.5モル倍以上の中性塩水溶
液中にシリカ成分とアルミナ成分を同時注加して得られ
るpH11乃至13のアルミノケイ酸ゲルを水熱処理し
て製造する。 【効果】 従来の高シリカゼオライトに比べ、イオン交
換率が高く、高耐熱水性に優れていることから、触媒と
して優れた高シリカゼオライトが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高耐熱水性高シリカゼ
オライト及びその製造方法に関するもので、より詳細に
は、結晶への成長が均一にしかも高度に行われており、
優れた耐熱水性を示す高シリカゼオライト及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、SiO2 /Al2 3 のモル比が
20以上であるような高シリカ含有量ゼオライトは、疎
水性を示すモレキュラーシーブ、吸着剤、触媒或いは触
媒担体としての広範な用途が期待されている。
【0003】高シリカ含有量ゼオライトを合成する方法
には、シリカ源、アルミナ源、アルカリ金属成分、水及
び塩基性有機窒素化化合物を水熱処理する方法(例えば
特公昭46−10064号及び56−49850号公
報)や、塩基性有機窒素化合物の非存在下に水性コロイ
ドシリカゾル、アルミン酸アルカリ及び水酸化アルカリ
を水熱処理する方法(例えば特公昭56−49851号
公報)等が知られている。
【0004】高耐熱水性の高シリカゼオライトを製造す
ることについても既に提案があり、特開平3−2930
31号及び特開平4−50115号公報には、ケイ酸ナ
トリウム等と硫酸アルミニウム等とを反応させて、アル
ミノケイ酸ゲルを製造し、このゲルを稀薄なカセイソー
ダ溶液中で水熱処理し、得られるゼオライトをカリウム
カチオン或いは遷移金属カチオンでイオン交換させるこ
とが記載されている。
【0005】また、本出願人の提案にかかる特開平1−
172206号公報には、アルミニウム分を塩基性硫酸
アルミニウムの形で含有するシリカ−アルミナのヒドロ
ゾル、ヒドロゲルまたはキセロゲルとアルカリ金属化合
物成分或いは更に追加量のシリカ成分とを水熱反応させ
て、SiO2 /Al2 3 のモル比が20以上のゼオラ
イトを晶出させる方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
テンプレートを用いる方法では、高価な塩基性有機窒素
化合物を反応原料として必要とするばかりではなく、水
熱反応に2乃至10日という著しく長い時間を必要とす
る問題がある。また後者のテンプレートを使用しない方
法でも、やはり水熱合成に2乃至10日という著しく長
い反応時間が必要であると共に、生成するゼオライトの
結晶性並びに収率においても未だ十分満足し得るもので
はない。また、テンプレートを使用した高シリカゼオラ
イト、触媒金属成分によるイオン交換率が例えば35%
程度と未だ低く、よりイオン交換率の高い、例えば90
%以上の高シリカゼオライトの出現が望まれている。更
に、脱硝触媒等の用途においては、触媒等が高温でしか
も水蒸気の存在する雰囲下におかれるが、公知の高シリ
カゼオライトでは、高温熱水蒸気の雰囲中では結晶が崩
壊しやすい傾向がある。
【0007】本発明者等は、比較的高濃度の中性塩を含
有する水性媒質中でシリカ源とアルミナ源とを反応さ
せ、生成ゲルを水熱処理するときには、結晶の成長が顕
著にしかも均一に行われ、この高シリカゼオライトは高
いイオン交換性と高い耐熱水性とを有することを見出し
た。
【0008】即ち、本発明の目的は、結晶への成長が高
度にしかも一様に行われており、しかも高いイオン交換
性と高い耐熱水性とを示す高シリカゼオライト及びその
製造方法を提供するにある。本発明の他の目的は、比較
的安価な原料を使用して、比較的短時間の内に少ない工
程数で上記高シリカゼオライトを製造し得る方法を提供
するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、水溶性
乃至水分散性シリカ原料と水溶性アルミナ原料とを、ア
ルミナ分当り7.5モル倍以上の中性塩を含む水溶液中
に注加終了時のpHが11乃至13になるように同時注
加して、アルミノケイ酸ゲルを調製し、このアルミノケ
イ酸ゲルを水熱処理することを特徴とする高耐熱水性高
シリカゼオライトの製造方法が提供される。
【0010】本発明によればまた、酸化物基準モル比で
表わして、一般式(1)、 kM2/m O・Al2 3 ・nSiO2 ・pH2 O ・・・(1) 式中、Mは金属カチオン、または水素イオンであり、k
は0.8乃至1.2の数であり、nは 20乃至 80
の数であり、pは 0乃至 30の数であり、mは金
属カチオンの価数である、 で表わされる組成を有する高シリカゼオライトであっ
て、長軸(a)が2μm以上、厚み(c)が0.3μm
以上で、長軸(a)/短軸(b)の比が2乃至15及び
長軸(a)/厚み(c)の比が4乃至50の粒子寸法範
囲にある明確な長六角板状晶粒子を75個数%以上の量
比で含み、且つ900℃で5時間スチーミング処理した
ときの結晶保持率が85%以上であることを特徴とする
高耐熱水性高シリカゼオライトが提供される。
【0011】
【作用】本発明の高シリカゼオライトの製造方法では、
水溶性乃至水分散性シリカ原料と水溶性アルミナ原料と
を、アルミナ分当り7.5モル倍以上、特に8乃至30
モル倍の中性塩を含む水溶液中に注加終了時のpHが1
1乃至13になるように同時注加して、アルミノケイ酸
ゲルを調製することが顕著な特徴である。即ち、シリカ
原料及びアルミナ原料を反応させる際、水性媒質中に存
在する中性塩の量乃至濃度が、生成するゼオライトのX
線結晶度及び結晶の粒成長の程度及び均一性に大きな影
響を及ぼすことがわかった。
【0012】例えば後述する例に示す通り、シリカ原料
及びアルミナ原料を注加する水性媒質中に中性塩を添加
しなかった場合(比較例1)、或いは中性塩を添加して
もAl2 3 分当り7.5モル倍よりも少なかった場合
(比較例2)には、X線回折法による結晶化度が相対値
として80%以下であり、また生成する結晶粒子も明確
な長六角板状粒子とならないか、或いは長六角板状粒子
が形成されたとしても、その長軸寸法は高々2μmのオ
ーダーである。上記比較例1の高シリカゼオライトのX
線回折像を図3及びその粒子構造を表わす電子顕微鏡写
真を図4に示し、上記比較例2の高シリカゼオライトの
X線回折像を図5及び電子顕微鏡写真を図6に示す。
【0013】これに対して、本発明に従い、シリカ原料
及びアルミナ原料を注加する水性媒質中にAl2 3
り7.5モル倍以上の中性塩を含有させて、高シリカゼ
オライトのX線回折像のピークも高くなり、生成する結
晶粒子も大きくてしかも明確な長六角板状粒子となる。
本発明による高シリカゼオライトのX線回折像を図1
に、またその電子顕微鏡写真を図2に示す。この図2と
図4及び図6との対比から、本発明による高シリカゼオ
ライトは、その結晶粒子の形状及び大きさが特異であ
り、個々の粒子が明確な長六角板状結晶であると共に、
その粒子サイズが大きく、しかも粒子サイズ及び形状が
均一であることが了解される。
【0014】即ち、本発明による高シリカゼオライトの
粒子寸法は、電子顕微鏡観察による長軸(a)、短軸
(b)及び厚み(c)の3方向寸法と、所定寸法内にあ
る粒子の個数%とで表現されるが、本発明によるもの
は、長軸(a) 2μm以上、特に3乃至15μm、厚
み(c) 0.3μm以上、特に0.5乃至3μm、a
/b 2乃至15、特に2乃至10、a/c 4乃
至50、特に4乃至30であり、しかも上記寸法のもの
の個数%が75%以上、特に85%以上である。
【0015】本発明による高シリカゼオライトの粒子形
状に近いものとして、前述した特開平1−172206
号公報記載のものがあり、そのX線回折像を図7及び電
子顕微鏡写真を図8に示すが、この高シリカゼオライト
では、上記寸法の長六角板状晶粒子の個数%が40%以
下程度であって、粒子形状及び寸法の均一性において本
発明によるものとは全く相違している。
【0016】本発明による高シリカゼオライトは、上記
粒子形状及び寸法とその均一性とを有することが、耐熱
水性に関して重要である。後述する表2を参照された
い。即ち、高シリカゼオライトであっても、明確な長六
角形板状晶でないもの(比較例1)、粒子サイズが本発
明の範囲よりも小さいもの(比較例2)、特定粒子の個
数%が本発明の範囲よりも小さいもの(比較例6)で
は、何れも900℃で5時間のスチーミングが処理後で
の結晶保持率が70%以下であるのに対して、本発明の
全ての条件を満足する場合にのみ、85%以上の結晶保
持率が得られる。
【0017】本発明による高シリカゼオライトは、Na
タイプの形で、種々の金属カチオンに対して高いイオン
交換率を示すことが顕著な特徴の一つである。例えば、
テンプレートを用いて合成された高シリカゼオライト
は、非常に高いX線結晶度を示すものでも、Cuに対す
るイオン交換率が20乃至40%のオーダーにすぎない
が、本発明による高シリカゼオライトでは、85%以
上、特に95%以上の高いイオン交換率を示す。
【0018】本発明によれば、シリカ原料及びアルミナ
原料を注加する水性媒質中に、予め一定量の中性塩を含
有させるという簡単な手段で、上記特性を有する高シリ
カゼオライトが得られるばかりでなく、その合成も比較
的短時間で行うことができ、更に粒子形状及びサイズも
一定でしかも大きいため、製造時の濾過性もよく、粉体
としての取扱い、例えば流動性もよいという利点を与え
る。
【0019】本発明において、水性媒体中に加えた中性
塩が生成する結晶を一定形状及び寸法の粒子に大きく成
長させる理由は、これに決して束縛されるものではない
が、水性媒体中に存在する中性塩がシリカ原料とアルミ
ナ原料との反応により生成するアルミノケイ酸ゲルを、
可溶化させることなく微細粒子に析出させるように作用
し、しかもゲル中に含有される中性塩が水熱処理時に高
シリカゼオライトの結晶成長を促進させるための媒晶剤
としても作用するためと思われる。
【0020】本発明において、注加終了時におけるpH
が11乃至13となるように注加反応させることも重要
であり、上記範囲を外れると、所定の粒子形状及びサイ
ズの高シリカゼオライトが得られなくなる。
【0021】
【発明の好適態様】アルミノケイ酸混合ゲルの調製 本発明による高シリカゼオライトを合成するためには、
原料のシリカ成分とアルミナ成分とを中性塩水溶液中に
同時注加させて得られるアルミノケイ酸混合ゲルが、酸
化物基準のモル比で表わす下記式、 qNa2 O・Al2 3 ・rSiO2 ・xH2 O・yN
S 式中、NSは中性塩を表わし、qは 4乃至 1
5の数であり、rは 20乃至 100の数であり、
xは2000乃至4000の数であり、yは7.5以上
の数である、 で表わされる組成であって、pHが11乃至13の範囲
にあるアルミノケイ酸混合ゲルを調製することが、顕著
な特徴である。
【0022】原料のシリカ成分は、水溶性の市販のケイ
酸アルカリでも、又はこのケイ酸アルカリを硫酸等の鉱
酸中に撹拌下に徐々に注加し、その最終pHを0.5乃
至4.0特に1乃至3の範囲とすることにより容易に得
られる水分散性シリカ原料であるシリカゾルでもよい。
このpHが上記範囲より高いとヒドロゾルの安定性が乏
しく、一方上記範囲より低いと加熱によりゲル化する性
能が乏しくなる。シリカのヒドロゾルの固形分濃度は、
特に制限はないが、一般に5乃至20重量%、特に7乃
至15重量%の範囲にあるのがよい。これらのシリカ成
分の濃度は、特に限定されないがSiO2 基準で5乃至
12重量%の範囲にあればよい。
【0023】一方、本発明においては、アルミナ成分は
市販の水溶性のアルミナ原料であれば、例えば硫酸アル
ミニウム、塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩基
性硫酸アルミニウム、及びアルミン酸アルカリ等の水溶
液であれば特に限定されることなく使用できるが、好適
には市販の硫酸アルミニウム、アルミン酸ナトリウム溶
液が用いられる。これらのシリカ原料とアルミナ原料と
をSiO2 /Al2 3 のモル比で20乃至100、好
ましくは30乃至80となる割合いで、この両原料溶液
を硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ピロリン酸ナトリ
ウム、酢酸ナトリウム、蓚酸ナトリウム等の中性塩溶液
中に下記に示す条件下に同時注加させてアルミノケイ酸
混合ゲルを調製するものである。
【0024】この混合ゲルを調製するにあたっては、両
原料溶液をアルミナ分当りトータルとして7.5モル倍
以上、好ましくは8乃至30モル倍の上記の中性塩溶液
中に、且つ注加終了時のpHが11乃至13になるよう
に同時注加することが特に重要である。なお、上記pH
を保持するために、両原料溶液中に水酸化ナトリウム、
又は硫酸等の酸、アルカリを添加して前もってpHを調
整することができる。また、同時注加時は、特に加熱す
る必要はなく、常温で十分であるが、一般に60℃以
下、特に5乃至30℃の範囲にあることが望ましく、且
つ注加終了後は0.5乃至5時間ほど撹拌下に熟成する
ことが望ましい。
【0025】高シリカゼオライトの合成 本発明によれば、上記のアルミノケイ酸混合ゲルを用い
ることにより、従来法では高シリカゼオライトを製造す
るために不可欠であった高価なテンプレートを使用せず
に、合成されることが顕著な特徴である。本発明による
高シリカゼオライトは、既に指摘した通り、SiO2
Al2 3 比が20乃至80の数であって、長軸(a)
が2μm以上、厚み(c)が0.3μm以上で、長軸
(a)/短軸(b)の比が2乃至15及び長軸(a)/
厚み(c)の比が4乃至50の粒子寸法範囲にある明確
な長六角板状晶粒子である。
【0026】本発明によれば、上記で得られた中性塩を
含有するSiO2 /Al2 3 のモル比が20乃至10
0の範囲にあるアルミノケイ酸混合ゲルの水性スラリー
を原料として使用することによって120乃至220℃
の温度で、且つ3乃至100時間の条件で、水熱処理す
ることによって、長六角板状晶粒子の高シリカゼオライ
トが高収率で得られるのが本発明の利点である。また水
熱処理前の混合ゲルのスラリー濃度は特に限定されない
が、一般的にSiO2 基準で4乃至12重量%の範囲に
あればよい。
【0027】本発明によって得られた高シリカゼオライ
トは、後述する実施例から明らかなように、結晶が高度
に成長していることにより、高シリカゼオライトとして
は高いイオン交換性を有していることから、Ag,Z
n,Cu,Ni,Co,Fe,Sn更にはPt,Pd,
Rh,Ir等の各種の活性金属種をイオン交換させて担
持させてたものは触媒、吸着剤、抗菌剤、消臭剤として
の用途に有用であり、特に高いイオン交換性と高い耐熱
水性を示す高シリカゼオライトであることから、高温で
しかも水蒸気の存在下におかれる脱硝触媒等の用途には
特に有望である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、アルミナ分当り7.5
モル倍以上の塩化ナトリウム、酢酸ナトリウム、硫酸ナ
トリウム等の中性塩水溶液中にシリカ成分とアルミナ成
分を同時注加させて得られたpH11乃至13のアルミ
ノケイ酸混合ゲルを水熱処理して得られる高シリカゼオ
ライトは、SiO2 /Al2 3 のモル比が20乃至8
0の範囲にあり、且つ長軸/短軸の比が2乃至15、長
軸/厚みの比が4乃至50である単結晶に近い長六角板
状の定形高シリカゼオライトが高収率で得られた。
【0029】更に本発明で得られた定形高シリカゼオラ
イトは、従来の高シリカゼオライトに比較すると、イオ
ン交換率に優れ、しかも高温の水蒸気に曝露させても、
ゼオライトの結晶度及び交換金属種の担持率がほとんど
低下しないことから、高耐熱水性に優れた、触媒として
期待される。
【0030】
【実施例】本発明における各項目の測定は下記の方法に
よった。 1.結晶化度 各粉末サンプルを関係湿度90%のデシケーター中で2
4時間吸湿後、理学電機(株)製、ゴニオメーターPM
G−2レートメーターECP−D2・X線回折装置を用
いて測定し、d=3.85±0.05(2θ=23°)
のピーク高さから結晶化度を求めた。ここでは実施例1
のサンプルを100%として比較した。 2.化学組成 強熱減量(=水分)、二酸化ケイ素(SiO2 )、酸化
アルミニウム(Al23 )、酸化ナトリウム(Na2
O)の分析はJIS M 8852に準拠して行った。
尚Cu,Ni,Coは原子吸光法を用いた。 3.長六角板状粒子の個数 常法により走査型電子顕微鏡(日立製S−570)で視
野を変えて数枚の電子顕微鏡写真を得る。視野中の長六
角板状粒子とその他の粒子の個数を数え全体中の六角板
状粒子の個数%を求めた。 4.長軸・短軸、厚みの測定 測定法3.で得られた電子顕微鏡写真から代表的な長六
角板状粒子50個について、メジャーを用いて長軸、短
軸、厚みについて各々測定し、その平均値で示した。 5.比表面積 カエロエルバ社製Sorptomatic Serie
s1900を使用し、BET法により測定した。
【0031】実施例1 2Lポリエチレン製容器に純水669.4gを秤取り、
ハイスターラーで撹拌下に酢酸ナトリウム(CH3 CO
ONa・3H2 O和光純薬製試薬1級)47.6gを溶
解する。次に下記のように調製したA液、B液をマイク
ロチューブポンプを用いて30分かけて注加し混合ゲル
を得た。この混合ゲルの組成は4.0Na2 O・Al2
3 ・50SiO2 ・2550H2 O・15CH3 CO
ONaである。 A液:シリカゾル液(日産化学工業(株)製スノーテッ
クス30)233.3g。 B液:純水180gに市販アルミン酸ナトリウム溶液
(Al2 3 22.3%、Na2 O17.6%)10.
7g、苛性ソーダ(和光純薬製試薬1級)5.4gを溶
解した溶液。 同時注加終了後混合ゲルを30分間撹拌熟成し(熟成後
のpHは12.9であった)、その後内容積約1.2L
の撹拌機付きオートクレーブに1kg入れ、室温から1
70℃まで3時間かけて昇温し、その温度で48時間か
けて結晶化を行った。結晶化終了後、反応液をオートク
レーブから取り出し、吸引濾過法で母液と固形分を分離
後、純水で十分水洗し、110℃の恒温乾燥機で16時
間乾燥して高耐熱水性ハイシリカゼオライト粉末を得
た。この粉末のX線回折図を図1に、電子顕微鏡写真
(SEM像)を図2に示し、粉末性状を表1に示した。
【0032】実施例2〜5 実施例1で酢酸ナトリウムのかわりに塩化ナトリウム
(和光純薬製試薬1級)をAl2 3 に対して30モル
倍添加する(実施例2)、硫酸ナトリウム(和光純薬製
試薬1級)をAl2 3 に対して8モル倍添加する(実
施例3)、ピロリン酸ナトリウム(和光純薬製試薬1
級)をAl2 3 に対して8モル倍添加する(実施例
4)、シュウ酸ナトリウム(和光純薬製試薬1級)をA
2 3 に対して8モル倍添加する(実施例5)以外は
実施例1と同様に調製して高耐熱水性ハイシリカゼオラ
イト粉末を得た。この粉末の性状を表1に示した。
【0033】実施例6 実施例1で結晶化温度を200℃、処理時間を12時間
とした以外は実施例1と同様に調製し、高耐熱水性ハイ
シリカゼオライト粉末を得た。この粉末の性状を表1に
示した。
【0034】実施例7 2Lのポリエチレン製容器に純水392gを秤取り、ハ
イスターラーで撹拌下無水硫酸ナトリウム13.2g
(Na2 SO4 和光純薬製試薬特級)を溶解する。次に
下記に調製したA液、B液をマイクロチューブポンプを
用いて30分かけて同時に注加し混合ゲルを得た。この
混合ゲルの組成は10.9Na2 O・Al2 3 ・65
SiO2 ・2770H2 O・12Na2 SO4 である。 A液:珪酸ナトリウム溶液375.8g(SiO2
4.1%、Na2 O7.23%)を純水162.8gで
希釈した溶液。 B液:純水220gに市販硫酸アルミニウム溶液(Al
2 3 8.2%、SO3 18.2%)29.gと硫酸
(和光純薬製試薬1級)12.1gを加えた溶液。 同時注加終了後混合ゲルを30分間撹拌熟成し(熟成後
のpHは11.1であった)、その後内容積約1.2L
の撹拌機付きオートクレーブに1kg入れ、室温から1
70℃まで3時間かけて昇温し、その温度で24時間か
けて結晶化を行った。以後実施例1と同様に調製し高耐
熱水性ハイシリカゼオライト粉末を得た。この粉末のX
線回折図を図9に、電子顕微鏡写真(SEM像)を図1
0に示し、粉末性状を表1に示した。
【0035】実施例8〜9 実施例7で硫酸ナトリウムのかわりに酢酸ナトリウム
(CH3 COONa・3H2 O和光純薬製試薬1級)を
Al2 3 に対して2モル倍添加する(実施例8)、シ
ュウ酸ナトリウム(和光純薬製試薬1級)をAl2 3
に対して4モル倍添加する(実施例9)以外は実施例7
と同様に調製して高耐熱水性ハイシリカゼオライト粉末
を得た。この粉末の性状を表1に示した。
【0036】実施例10 実施例7で結晶化温度を200℃、処理時間を8時間と
した以外は実施例7と同様に調製し、高耐熱水性ハイシ
リカゼオライト粉末を得た。この粉末の性状を表1に示
した。
【0037】
【表1】
【0038】比較例1 実施例1で酢酸ナトリウムのかわりに水を加え、全体量
を同量にして80時間結晶化した(中性塩末添加)。結
晶化度は71%と低かった。この粉末のX線回折図を図
3に、電子顕微鏡写真(SEM像)を図4に示し、粉末
性状について表2に示した。
【0039】比較例2 実施例2で塩化ナトリウム(和光純薬製試薬1級)をA
2 3 に対して4モル倍にした以外は実施例4と同様
に調製した。この粉末のX線回折図を図5に、電子顕微
鏡写真(SEM像)を図6に示したが、長六角板状粒子
とはならなかった。粉末性状について表2に示した。
【0040】比較例3 実施例1で500mlの純水中でA液、B液を同時注加
後、酢酸ナトリウム(和光純薬製試薬1級)47.6g
を純水169.4gに溶解した溶液を加え、以後実施例
1と同様に調製した。この粉末はケニヤアイトが生成
し、長六角板状粒子とはならなかった。粉末性状につい
て表2に示した。
【0041】比較例4 特開平4−50115の実施例1に準じてZSM−5類
似ゼオライトを調製したが、ケニヤアイトが生成し長六
角板状粒子とはならなかった。粉末性状について表2に
示した。
【0042】比較例5 テンプレートを用いたZSM−5の合成法として特公昭
62−4326の実施例1を参考に以下の仕込みモル比
で調製した。 0.5Na2 O・5TPA−Br・Al2 3 ・50S
iO2 ・3500H2 O この粉末は微小粒子の凝集体で長六角板状粒子とはなら
なかった。粉末性状について表2に示した。
【0043】比較例6 特開平1−172206の実施例1によりZSM−5型
ゼオライトを調製したが、一部長六角板状粒子も認めら
れるが、全体的に粒度のバラツキが大きく不定形状粒子
が多く含まれていた。この粉末のX線回折図を図7に、
電子顕微鏡写真(SEM像)を図8に示した。粉末性状
について表2に示した。
【0044】
【表2】
【0045】実施例11(イオン交換試験) 500mlのビーカーに純水500ml秤取り、マグネ
チックスターラーで撹拌下硝酸銅3水和物(和光純薬製
試薬1級)1.933gを溶解する。次に表3に示した
各実施例で得られたハイシリカゼオライト15gを各々
調製した硝酸銅溶液中に添加し撹拌下、室温で5時間イ
オン交換を行った。イオン交換終了後吸引濾過により母
液と固形分を分離し、純水1Lで十分水洗する。この操
作を3回繰り返した後110℃の恒温乾燥機で16時間
乾燥して銅イオン交換した耐熱水性ハイシリカゼオライ
トを得た。次にコバルト、ニッケルイオン交換ゼオライ
トは以下のように調製した。各実施例で得られたハイシ
リカゼオライト15gをゼオライト中のAl原子数に対
し10倍モルのアンモニウム原子数になるように調製し
た塩化アンモニウム水溶液に投入し、60℃で2時間撹
拌しイオン交換を行った。以後固液分離後、十分水洗し
た後、続けてゼオライト中のAl原子数に対して10倍
モルのコバルト、ニッケルの原子数になるように0.2
モル/Lの酢酸コバルト(II)4水和物((和光純薬製
試薬1級)水溶液、または0.2モル/Lの酢酸ニッケ
ル(II)4水和物((和光純薬製試薬1級)水溶液に投
入後、60℃で16時間撹拌した。イオン交換終了後吸
引濾過により母液と固形分を分離し、純水1Lで十分水
洗する。この操作を2回繰り返した後110℃の恒温乾
燥機で16時間乾燥してコバルト、ニッケルイオン交換
した耐熱水性ハイシリカゼオライトを得た。イオン交換
した粉末のイオン交換率を表3にまとめて示した。
【0046】実施例12(耐熱水性試験) 固定床反応管に表3に示した各実施例、比較例のサンプ
ル2gを充填し、水蒸気濃度で10%になるように水を
添加した空気を100ml/min流量で流し、10℃
/minのスピードで900℃まで昇温し、その温度で
5時間保持した。以後電源を切りそのまま室温で放冷
し、結晶の崩壊度をX線回折により求めた。結果につい
て表3にまとめて示した。
【0047】
【表3】
【0048】ここで耐熱水性(%)は以下の式で求め
た。 耐熱水性(%)=(熱水処理後のピーク高さ/熱水処理前
のピーク高さ)×100
【0049】実施例13(NOガス分解試験) 表4に示した各実施例、比較例の粉末状サンプルを加圧
成型し、さらに砕いて16〜20メッシュに調製したサ
ンプル1gを常圧固定床反応管に充填し、0.1%C
O、4.0%O2 、4.0%H2 O、0.03%H2
0.05%C3 6 、0.1%NO、N2 バランスの組
成のモデルガスを700ml/minの量で流通し、5
00℃×30min前処理後、250℃に戻し一定速度
で800℃まで昇温し50℃毎にNO分解率を測定し
た。(その結果を新品として表4に示した) 次に800℃まで昇温した時点から5時間その温度で処
理し、再度250℃に戻した後新品と同様にNO分解率
を求めた。(その結果を耐熱処理後として表4に示し
た) なおNOの分解率(%)は以下の式で求めた。 NO分解率(%)=(入口NO濃度−出口NO濃度)/入口
NO濃度×100
【0050】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で得られた高シリカゼオライ
トのX線回折図である。
【図2】実施例1で得られた高シリカゼオライトの粒子
構造を表わす走査型電子顕微鏡写真である。
【図3】比較例1のゼオライトのX線回折図である。
【図4】比較例1のゼオライトの粒子構造を表わす走査
型電子顕微鏡写真である。
【図5】比較例2のゼオライトのX線回折図である。
【図6】比較例2のゼオライトの粒子構造を表わす走査
型電子顕微鏡写真である。
【図7】比較例6のゼオライトのX線回折図である。
【図8】比較例6のゼオライトの粒子構造を表わす走査
型電子顕微鏡写真である。
【図9】本発明の実施例7で得られた高シリカゼオライ
トのX線回折図である。
【図10】実施例7で得られた高シリカゼオライトの粒
子構造を表わす走査型電子顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 政一 東京都中央区日本橋室町四丁目1番21号 水澤化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性乃至水分散性シリカ原料と水溶性
    アルミナ原料とを、アルミナ分当り7.5モル倍以上の
    中性塩を含む水溶液中に注加終了時のpHが11乃至1
    3になるように同時注加して、アルミノケイ酸ゲルを調
    製し、このアルミノケイ酸ゲルを水熱処理することを特
    徴とする高耐熱水性高シリカゼオライトの製造方法。
  2. 【請求項2】 水熱処理を120乃至220℃の温度で
    3乃至100時間行う請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 シリカ原料とアルミナ原料とをSiO2
    /Al2 3 のモル比で20乃至100となる割合いで
    注加する請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 中性塩が無機酸または有機酸のナトリウ
    ム塩である請求項1記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 酸化物基準モル比で表わして、一般式、 kM2/m O・Al2 3 ・nSiO2 ・pH2 O 式中、Mは金属カチオン、または水素イオンであり、 kは0.8乃至1.2の数であり、 nは 20乃至 80の数であり、 pは 0乃至 30の数であり、 mは金属カチオンの価数である、 で表わされる組成を有する高シリカゼオライトであっ
    て、長軸(a)が2μm以上、厚み(c)が0.3μm
    以上で、長軸(a)/短軸(b)の比が2乃至15及び
    長軸(a)/厚み(c)の比が4乃至50の粒子寸法範
    囲にある明確な長六角板状晶粒子を75個数%以上の量
    比で含み、且つ900℃で5時間スチーミング処理した
    ときの結晶保持率が85%以上であることを特徴とする
    高耐熱水性高シリカゼオライト。
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