JPH07291056A - ウエザストリップの取付構造 - Google Patents
ウエザストリップの取付構造Info
- Publication number
- JPH07291056A JPH07291056A JP6114520A JP11452094A JPH07291056A JP H07291056 A JPH07291056 A JP H07291056A JP 6114520 A JP6114520 A JP 6114520A JP 11452094 A JP11452094 A JP 11452094A JP H07291056 A JPH07291056 A JP H07291056A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weather strip
- opening edge
- door opening
- molding member
- locking projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リテーナを用いずに、ウエザストリップを自
動車のドア開口縁に、位置ずれなく、かつ作業性良好に
取付けることである。 【構成】 ドア開口縁２に固定されるモール部材４の
取付基部４１の端末に係止突起４２を形成し、ウエザス
トリップ５の基底部５１には上記係止突起４２に対応す
る係合溝５３を形成し、係合溝５３を上記係止突起４２
に嵌合させてウエザストリップ５を位置決めし、基底部
５１の車外側および車内側をそれぞれ両面接着テープ７
Ａ，７Ｂを介してモール部材４の取付基部４１およびド
ア開口縁２に接合する構造とした。
動車のドア開口縁に、位置ずれなく、かつ作業性良好に
取付けることである。 【構成】 ドア開口縁２に固定されるモール部材４の
取付基部４１の端末に係止突起４２を形成し、ウエザス
トリップ５の基底部５１には上記係止突起４２に対応す
る係合溝５３を形成し、係合溝５３を上記係止突起４２
に嵌合させてウエザストリップ５を位置決めし、基底部
５１の車外側および車内側をそれぞれ両面接着テープ７
Ａ，７Ｂを介してモール部材４の取付基部４１およびド
ア開口縁２に接合する構造とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のウエザストリッ
プ、特に自動車のルーフサイドに沿うドア開口縁に取付
けられるウエザストリップの取付構造に関するものであ
る。
プ、特に自動車のルーフサイドに沿うドア開口縁に取付
けられるウエザストリップの取付構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】ウエザストリップをドア開口縁に取付け
る取付構造として、ウエザストリップの基底部をドア開
口縁に両面接着テープで接着する構造のものがある（実
開平１−１１２１１０号）。一方、ドア開口縁の構造と
して、ウエザストリップの車外側の側面をカバーするモ
ール部材をドア開口縁に付設したものがある。この場
合、モール部材の取付けは、これをドア開口縁のウエザ
ストリップ取付面に重ね合せて固定するのが最も簡単で
あり、モール部材の重ね合せ固定部をウエザストリップ
の基底部を受ける形状として、ウエザストリップ取付け
用リテーナを兼用せしめ、リテーナにウエザストリップ
の基底部を嵌込み、または接着する構造としたものがあ
る（特開平５−２１３１１９号）。
る取付構造として、ウエザストリップの基底部をドア開
口縁に両面接着テープで接着する構造のものがある（実
開平１−１１２１１０号）。一方、ドア開口縁の構造と
して、ウエザストリップの車外側の側面をカバーするモ
ール部材をドア開口縁に付設したものがある。この場
合、モール部材の取付けは、これをドア開口縁のウエザ
ストリップ取付面に重ね合せて固定するのが最も簡単で
あり、モール部材の重ね合せ固定部をウエザストリップ
の基底部を受ける形状として、ウエザストリップ取付け
用リテーナを兼用せしめ、リテーナにウエザストリップ
の基底部を嵌込み、または接着する構造としたものがあ
る（特開平５−２１３１１９号）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、両面接着テ
ープのみで取付ける取付構造はリテーナを用いる構造に
比べ、リテーナを不要とする点においてコスト的に有利
であり、かつ車両重量を軽くできる。しかしながら一方
において、リテーナを用いる場合には、ウエザストリッ
プを所定の位置に安定に取付けられるのに対し、接着テ
ープのみの場合には取付位置にずれが生じやすく、取付
作業性がよくない。また取付状態もリテーナに比べ安定
性に劣る。
ープのみで取付ける取付構造はリテーナを用いる構造に
比べ、リテーナを不要とする点においてコスト的に有利
であり、かつ車両重量を軽くできる。しかしながら一方
において、リテーナを用いる場合には、ウエザストリッ
プを所定の位置に安定に取付けられるのに対し、接着テ
ープのみの場合には取付位置にずれが生じやすく、取付
作業性がよくない。また取付状態もリテーナに比べ安定
性に劣る。
【０００４】そこで本発明は、モール部材を付設したド
ア開口縁に、位置ずれなく、かつ作業性良好にウエザス
トリップを取付けることができ、また取付状態も安定な
ウエザストリップの取付構造を提供することを課題とし
てなされたものである。
ア開口縁に、位置ずれなく、かつ作業性良好にウエザス
トリップを取付けることができ、また取付状態も安定な
ウエザストリップの取付構造を提供することを課題とし
てなされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は図２に例示する
ように、モール部材４の取付基部４１の端末に係止突起
４２を形成し、取付基部４１をドア開口縁２に重ねるよ
うに固定し、ウエザストリップ５の基底部５１には上記
係止突起４２に対応する係合溝５３を形成し、係合溝５
３を上記係止突起４２に係合せしめてウエザストリップ
５を位置決めし、ウエザストリップ５の基底部５１の車
外側をモール部材４の取付基部４１に、車内側をドア開
口縁２に、それぞれ別体の両面接着テープ７Ａ，７Ｂに
より接合するものである。
ように、モール部材４の取付基部４１の端末に係止突起
４２を形成し、取付基部４１をドア開口縁２に重ねるよ
うに固定し、ウエザストリップ５の基底部５１には上記
係止突起４２に対応する係合溝５３を形成し、係合溝５
３を上記係止突起４２に係合せしめてウエザストリップ
５を位置決めし、ウエザストリップ５の基底部５１の車
外側をモール部材４の取付基部４１に、車内側をドア開
口縁２に、それぞれ別体の両面接着テープ７Ａ，７Ｂに
より接合するものである。
【０００６】
【作用】ウエザストリップ取付け時、ウエザストリップ
５はモール部材４の係止突起４２により位置決めされる
から、作業性によく、かつ位置ずれなく取付けられる。
またウエザストリップ５は、リテーナを用いず両面接着
テープ７Ａ，７Ｂにより固定されるから、低コストであ
る。またウエザストリップ５は、両面接着テープ７Ａ、
７Ｂとともに係止突起４２によっても係止されているか
ら安定である。
５はモール部材４の係止突起４２により位置決めされる
から、作業性によく、かつ位置ずれなく取付けられる。
またウエザストリップ５は、リテーナを用いず両面接着
テープ７Ａ，７Ｂにより固定されるから、低コストであ
る。またウエザストリップ５は、両面接着テープ７Ａ、
７Ｂとともに係止突起４２によっても係止されているか
ら安定である。
【０００７】
【実施例】図１に示すように、自動車のルーフサイド１
に沿うドア開口縁２には、ウエザストリップ５が一連に
取付けられ、ドア閉時、ドア開口縁２とドアガラス３と
の間をシールする。
に沿うドア開口縁２には、ウエザストリップ５が一連に
取付けられ、ドア閉時、ドア開口縁２とドアガラス３と
の間をシールする。
【０００８】ウエザストリップ５はゴムの押出成形体
で、図２に示すように、ソリッドゴムで厚肉の基底部５
１と、ドアガラス３が押付けられる中空状で、スポンジ
ゴムからなるシール部５２を備えている。シール部５２
内にはブリッジ５４が形成してある。
で、図２に示すように、ソリッドゴムで厚肉の基底部５
１と、ドアガラス３が押付けられる中空状で、スポンジ
ゴムからなるシール部５２を備えている。シール部５２
内にはブリッジ５４が形成してある。
【０００９】ドア開口縁２は平らなウエザストリップ取
付面を形成している。モール部材４は、ステンレススチ
ールの板材で、ウエザストリップ５の車外側の側面を覆
っている。モール部材４の取付基部４１は平板状で、幅
はドア開口縁２の幅よりも狭く、端末が折曲げられて係
止突起４２を形成している。モール部材４はその取付基
部４１をドア開口縁２の中央よりやや車外側部分に対向
せしめ、グロメット８０を介してビス８によりドア開口
縁２に締付け固定せしめられる。この状態で係止突起４
２は下方へ突出している。係止突起４２の先端は円弧状
に折返されて幅が厚くしてある。
付面を形成している。モール部材４は、ステンレススチ
ールの板材で、ウエザストリップ５の車外側の側面を覆
っている。モール部材４の取付基部４１は平板状で、幅
はドア開口縁２の幅よりも狭く、端末が折曲げられて係
止突起４２を形成している。モール部材４はその取付基
部４１をドア開口縁２の中央よりやや車外側部分に対向
せしめ、グロメット８０を介してビス８によりドア開口
縁２に締付け固定せしめられる。この状態で係止突起４
２は下方へ突出している。係止突起４２の先端は円弧状
に折返されて幅が厚くしてある。
【００１０】ウエザストリップ５の基底部５１には幅方
向のほぼ中央に、上記係止突起４２に対応する係合溝５
３が形成してある。その底端は上記係止突起４２の先端
形状に対応して広くしてある。
向のほぼ中央に、上記係止突起４２に対応する係合溝５
３が形成してある。その底端は上記係止突起４２の先端
形状に対応して広くしてある。
【００１１】ウエザストリップ５を取付けるには、先ず
その係合溝５３をモール部材４の係止突起４２に嵌合係
止させて位置決めする。そして、基底部５１の車外側を
ビス８よりも車外位置で帯状の両面接着テープ７Ａを介
してモール部材４の取付基部４１に接合するとともに、
車内側をドア開口縁２の取付面に、別の帯状の両面接着
テープ７Ｂを介して接合する。
その係合溝５３をモール部材４の係止突起４２に嵌合係
止させて位置決めする。そして、基底部５１の車外側を
ビス８よりも車外位置で帯状の両面接着テープ７Ａを介
してモール部材４の取付基部４１に接合するとともに、
車内側をドア開口縁２の取付面に、別の帯状の両面接着
テープ７Ｂを介して接合する。
【００１２】なお、ドア開口縁の内奥にはフランジ１１
が突出しており、これに断面Ｕ字形のオープニングトリ
ム６が取付けてある。該トリム６の車内側には車体の天
井を覆う天井トリム９の側縁が接している。
が突出しており、これに断面Ｕ字形のオープニングトリ
ム６が取付けてある。該トリム６の車内側には車体の天
井を覆う天井トリム９の側縁が接している。
【００１３】しかして、上記のウエザストリップ取付構
造では、モール部材４を利用して形成した係止突起４２
に係合溝５３を嵌合させることにより、ウエザストリッ
プ５を作業性よく、かつ位置ずれなくドア開口縁２に位
置決めすることができる。また両面接着テープ７Ａはウ
エザストリップ５とモール部材４との間をシールし、両
面接着テープ７Ｂはウエザストリップ５とドア開口縁２
との間をシールするから、ウエザストリップ５と車体側
とのシール性が良好である。またウエザストリップ係止
用のリテーナを用いないから、軽量かつ低コストであ
る。
造では、モール部材４を利用して形成した係止突起４２
に係合溝５３を嵌合させることにより、ウエザストリッ
プ５を作業性よく、かつ位置ずれなくドア開口縁２に位
置決めすることができる。また両面接着テープ７Ａはウ
エザストリップ５とモール部材４との間をシールし、両
面接着テープ７Ｂはウエザストリップ５とドア開口縁２
との間をシールするから、ウエザストリップ５と車体側
とのシール性が良好である。またウエザストリップ係止
用のリテーナを用いないから、軽量かつ低コストであ
る。
【００１４】上記実施例のように、モール部材４の車内
側面がウエザストリップ５の外側面に密着せしめてある
場合、モール部材４の取付基部４１にビス８の頭部が突
出していると、両面接着テープ７Ａの幅が制約される。
側面がウエザストリップ５の外側面に密着せしめてある
場合、モール部材４の取付基部４１にビス８の頭部が突
出していると、両面接着テープ７Ａの幅が制約される。
【００１５】図３に示す実施例は、この問題を解決する
もので、モール部材４の係止突起４２を形成する端末部
には、図３（Ｂ）に示すように所定の間隔で切起し部４
３を形成して端縁の折り返し部を切除し、この切起し部
４３にてビス８でドア開口縁２に締付ける構造としてあ
る。これにより図３（Ａ）に示すように、ウエザストリ
ップ５の基底部５１の車外側部分とモール部材４の取付
基部４１との間に幅の広い両面接着テープ７Ａを設ける
スペースが確保される。他の構造は図２に示す実施例と
同じである。
もので、モール部材４の係止突起４２を形成する端末部
には、図３（Ｂ）に示すように所定の間隔で切起し部４
３を形成して端縁の折り返し部を切除し、この切起し部
４３にてビス８でドア開口縁２に締付ける構造としてあ
る。これにより図３（Ａ）に示すように、ウエザストリ
ップ５の基底部５１の車外側部分とモール部材４の取付
基部４１との間に幅の広い両面接着テープ７Ａを設ける
スペースが確保される。他の構造は図２に示す実施例と
同じである。
【００１６】
【発明の効果】本発明はウエザストリップを、リテーナ
を設けずに両面接着テープによりドア開口縁に取付ける
構造において、ドア開口縁に付設されるモール部材を利
用してウエザストリップを位置決めするようにしたか
ら、位置ずれなく、かつ作業性良好にウエザストリップ
を取付けることができる。
を設けずに両面接着テープによりドア開口縁に取付ける
構造において、ドア開口縁に付設されるモール部材を利
用してウエザストリップを位置決めするようにしたか
ら、位置ずれなく、かつ作業性良好にウエザストリップ
を取付けることができる。
【図１】本発明のウエザストリップの取付構造が適用さ
れる自動車の側面図である。
れる自動車の側面図である。
【図２】本発明の第１の実施例の図１のＡ−Ａ線に沿う
断面図である。
断面図である。
【図３】図３（Ａ）は本発明の第２の実施例の図１のＡ
−Ａ線に沿う断面図、図３（Ｂ）は第２の実施例に用い
るモール部材の斜視図である。
−Ａ線に沿う断面図、図３（Ｂ）は第２の実施例に用い
るモール部材の斜視図である。
１ ルーフサイド ２ ドア開口縁 ３ ドアガラス ４ モール部材 ４１ 取付基部 ４２ 係止突起 ５ ウエザストリップ ５１ 基底部 ５３ 係合溝 ７Ａ，７Ｂ 両面接着テープ
Claims (1)
- 【請求項１】 自動車のルーフサイドに沿うドア開口縁
に取付けられるウエザストリップの取付構造において、
ウエザストリップの車外面を覆うモール部材の取付基部
端末に係止突起を形成して、取付基部を上記ドア開口縁
の車外側部分に沿って重ねて固定し、ウエザストリップ
の基底部には上記係止突起に対応する係合溝を形成し、
該係合溝を上記係止突起に係合せしめてウエザストリッ
プを位置決めし、ウエザストリップの基底部の車外側を
両面接着テープを介して上記モール部材の取付基部に接
合するとともに、ウエザストリップの基底部の車内側を
上記両面接着テープとは別体の両面接着テープを介して
ドア開口縁に接合したことを特徴とするウエザストリッ
プの取付構造。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11452094A JP3166480B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | ウエザストリップの取付構造 |
| EP94119778A EP0658455B1 (en) | 1993-12-16 | 1994-12-14 | Structure for attachment of weather strip |
| DE69410413T DE69410413T2 (de) | 1993-12-16 | 1994-12-14 | Befestigungsstruktur einer Dichtung |
| US08/357,925 US5527583A (en) | 1993-12-16 | 1994-12-16 | Structure for attachment of weather strip |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11452094A JP3166480B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | ウエザストリップの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07291056A true JPH07291056A (ja) | 1995-11-07 |
| JP3166480B2 JP3166480B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=14639813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11452094A Expired - Fee Related JP3166480B2 (ja) | 1993-12-16 | 1994-04-28 | ウエザストリップの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3166480B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6644718B2 (en) | 2001-08-09 | 2003-11-11 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Structure of roof-side portion of motor vehicle |
| US6938378B2 (en) | 2002-01-15 | 2005-09-06 | Toyoda Gosei, Co., Ltd. | Weather strip for motor vehicle |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP11452094A patent/JP3166480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6644718B2 (en) | 2001-08-09 | 2003-11-11 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Structure of roof-side portion of motor vehicle |
| US6938378B2 (en) | 2002-01-15 | 2005-09-06 | Toyoda Gosei, Co., Ltd. | Weather strip for motor vehicle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3166480B2 (ja) | 2001-05-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |