JPH07289235A - シート状培養用容器 - Google Patents

シート状培養用容器

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JPH07289235A
JPH07289235A JP6083418A JP8341894A JPH07289235A JP H07289235 A JPH07289235 A JP H07289235A JP 6083418 A JP6083418 A JP 6083418A JP 8341894 A JP8341894 A JP 8341894A JP H07289235 A JPH07289235 A JP H07289235A
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water
film
container
sheet
medium
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JP6083418A
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Yasushi Yamada
泰 山田
Kiyoshi Oguchi
清 小口
Chizuko Oshina
千鶴子 大科
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 吸水部11a、11b、11cを有し、吸水部11
a、11b、11c以外の部分が撥水性となっている基材1
と、吸水部11a、11b、11cを密封するフィルム2とか
らなるシート状培養用容器。 【効果】 煩雑な工程を必要とすることなく、培地を容
易に、また場合によっては複数設置しうるシート状の培
養用容器が低コストで得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート状の培養用容器に
関し、特に培地を容易に設置しうるとともに、その培地
を密封することのできるシート状の培養用容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】試料中で微生物を培養する工程を含む微
生物学的試験で、特に多数の系における培養等を必要と
する試験において、培養容器として複数のウェルを設け
たプラスチック製マイクロプレートが通常使用されてい
る。例えば、ELISA等の免疫学的試験においては、
多数の小ウェルを設けたプラスチックプレートを使用す
るのが一般的である。このようなマイクロプレートを使
用する試験では、プレート上の各ウェルのそれぞれにお
いて微生物の培養等が行われる。
【0003】しかしながら、このマイクロプレートで
は、各ウェルに培地を設ける作業が非常に煩雑であり、
費やす時間と労力が多大であった。また、このマイクロ
プレートは非常に高価なため、ユーザーには低価格化の
強い要望があった。一方、ウェルとしては1つしかない
が、安価な培養容器として、従来より、ペトリ皿やシャ
ーレが使用されている。しかしながら、これらの容器は
嵩張るとともに、重量が大きいため、輸送や保管の面で
改善が望まれていた。
【0004】そこで、この問題を克服すべく、シート状
の培養容器が提案された。このシート状の培養容器は、
培地及び吸水性樹脂が塗布されたシート状の基材と、基
材側に吸水性樹脂が形成された透明なフィルムとからな
り、培地及び吸水性樹脂に微生物を接種し、その上にフ
ィルムを貼り付けることにより培養することができる。
従って、従来のペトリ皿やシャーレと比較して、軽く、
嵩張らないという利点があった。
【0005】しかしながら、このシート状の培養容器で
は、マイクロプレートのように複数の培地を必要とする
場合、接種操作はシート一枚一枚について行わなくては
ならず、操作が煩雑であった。仮に、この培養容器にお
いて複数の培地を設けたとしても、特に培地が液体の場
合、培地が流れ出し、各々の培地で独立した培養ができ
なくなるおそれがあった。
【0006】さらには、このシート状の培養容器は密封
性に欠けるため、他の微生物による汚染や、水分蒸発に
よる培地乾燥というおそれがあり、培養容器自体をさら
にバリア性を有する袋状の容器に入れ、密閉する必要が
あるという煩雑さがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、培地を確実に密封するのみならず、培地を容易に、
また場合によっては複数設置することのできる培養用容
器を低コストで提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、シート状の基材上に吸水部を設け
るとともに、吸水部以外の部分を撥水性にすれば、当該
培養用容器を液体培地に浸漬した後、取り出すのみで、
容易に培地を設置できることを見出し、本発明に想到し
た。
【0009】すなわち、本発明は、1個又は2個以上の
吸水部を有し、前記吸水部以外の部分が撥水性となって
いる基材と、前記吸水部を密封するフィルムとからなる
シート状培養用容器である。
【0010】以下、添付図面を参照して本発明を詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例によるシート状培養
用容器を示す概略斜視図である。このシート状培養用容
器は、3つの円形の吸水部11a、11b、11c及び吸水部
の周りに形成された粘着部12を有し、吸水部11a、11
b、11c以外の部分が撥水性になっている基材1と、そ
の基材1の全体を覆い、吸水部11a、11b、11cを密封
するフィルム2とからなる。
【0011】以下、各部材について詳細に説明する。 (a) 基材 基材1は、撥水性のものであれば、いかなる材質からな
ってもよく、通常の樹脂に撥水性付与材料を添加したも
のを用いるのが好ましい。樹脂としては、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリスチ
レン、ポリアクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリビニル
アルコール、ポリビニルブチラール、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミ
ド、トリアセチルセルロース等のポリマーが挙げられ
る。
【0012】撥水性付与材料としては、シリコーン、ワ
ックス、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素系界
面活性剤、高分子表面改質剤(例えば日本油脂(株)製の
"モディパー" )が挙げられる。それらの添加量は、樹
脂に対して0.01〜15重量%が好ましく、特に0.05〜10重
量%が好ましい。添加量が多すぎると、吸水部との密着
性が不良になりやすい。
【0013】具体的に、シリコーンとしては、アミノ変
成シリコーン、エーテル変成シリコーン、メルカプト変
成シリコーン、OH基含有シリコーンなどがあり、ワッ
クスとしては、ポリエチレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコールなどがあり、また、シリコンパウダ
ー、ワックスパウダーなども使用することができる。フ
ッ素系界面改質剤としては、日本油脂(株)製のモディパ
ーFシリーズなどがあり、フッ素系界面活性剤として
は、(株)住友スリーエム製のフロラードシリーズなどが
ある。
【0014】なお、基材1は、紙等の素材の表面に上記
撥水性を有するポリマーをラミネートしたものを用いて
もよい。基材1の大きさ、厚さ、形状は特に限定される
ものではなく、形成される吸水部の大きさ、数、形状
や、行われる培養の手順に応じて、あるいは選択した材
料について適当な取扱性が得られるように設定すればよ
い。通常は、矩形平板状とするのが好ましく、例えば一
辺が0.5〜2cmの矩形や、長さが8〜15cmで幅が吸水部
と同様である短冊形等で、厚さが0.1〜2mm程度のもの
が一般的である。なお、培養における取扱いに応じて、
柔軟性を有しても有さなくてもよい。
【0015】基材1の色は、特に限定されず、培養する
微生物の種類や、培養の環境、あるいは観察のし易さ等
によって適宜選択すればよい。例えば、光を当てた状態
で微生物を培養する場合や、表のみならず裏からも微生
物を観察する場合などは、基材1を透明にするのが好ま
しく、一方、遮光した状態で微生物を培養する場合や、
白っぽくて見にくい微生物を観察する場合などは、基材
1を黒色等にするのが好ましい。
【0016】(b) 吸水部 吸水部11a、11b、11cを形成する材料としては、例え
ば、各種重合体等からなるスポンジ状の多孔体、澱粉、
寒天、プルラン等の多糖類、カゼイン、ゼラチン等のタ
ンパク質、結晶セルロース、メチルセルロース、エチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の
セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアクリ
ルアミド、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、ポリビニルピロリドン等の各種ポリマー、これらに
必要に応じて他のモノマーを共重合させたコポリマー、
主としてポリエチレングリコール及びポリプロピレング
リコールからなる第一工業製薬株式会社からパオゲンの
商品名で販売されている製品、あるいはこれらを部分架
橋したもの、アラビアゴム等の天然糊料等並びにこれら
の混合物を使用することができる。
【0017】上記材料中、ポリビニルピロリドン、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、
パオゲン等は、吸水部に液体培地を吸収させたときに、
培地を増粘させる効果が高いため、これらの材料を使用
すれば、強固に培地を保持することができ、取扱時に培
地が離脱しにくくなる。
【0018】また、上記のように培地をより強固に保持
するという目的のためには、吸水部の材料として、吸水
性ゲルを使用するのが特に好ましい。このような吸水性
ゲルとしては、ポリビニルアルコール/ポリアクリレー
ト系ゲル、架橋ポリアクリレート系ゲル、架橋ポリビニ
ルアルコール系ゲル、架橋ポリエチレンオキサイド系ゲ
ル、架橋ポリジエチルアクリルアミドゲル及び架橋ポリ
イソプロピルアクリルアミドゲル等の架橋ポリアクリル
アミド系ゲル、架橋ポリビニルピロリドン系ゲル、架橋
パオゲンゲル等がある。これらの吸水性ゲルは、単独で
又は混合して使用することができる。
【0019】上記のような吸水性ゲルを吸水部として用
いる場合、通常は適当なバインダーと混合して使用す
る。このようなバインダーとしては、例えば、ポリビニ
ルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース等の両溶
性(水溶性であると同時に有機溶媒に可溶)の樹脂等が
挙げられる。これらのバインダーも、単独で又は混合し
て使用することができる。
【0020】吸水部11a、11b、11cは、いかなる方法
によって形成してもよいが、例えば印刷等によって基材
1の表面に形成することができる。吸水部を印刷する場
合、通常の印刷物の印刷に用いられる技術によって行え
ばよく、例えば、スクリーン印刷法やグラビア印刷法を
用いることができる。このような印刷法によれば、大量
生産ができ、容器の単価を低く抑えることができるう
え、一定の大きさの吸水部を正確に、しかも多数形成す
ることができる。また、吸水部の配置、形状、厚さ等は
印刷版の形状によって容易に調整することができる。
【0021】なお、吸水部の形成は、このような印刷法
に限られず、ディスペンサー等によっても行うことがで
きることは、いうまでもない。本実施例においては、吸
水部11a、11b、11cの形状は円形としたが、吸水部の
大きさ、形状、配置等は特に限定されず、所望の培養が
行うことができるように適宜設定すればよい。通常は、
直径3〜20mm程度の円形、又は一辺が3〜20mm程度の矩
形で、厚さ(高さ)が0.1〜500μm程度の吸水部とする
のが好ましい。この場合、吸水部に吸収させることので
きる培地(液体)の量は、0.005〜0.1ml程度である。
【0022】(c) 粘着部 粘着部12は、フィルム2が吸水部11a、11b、11cを密
封できれば、いかなる位置・形状で設けてもよく、例え
ば本実施例のように、基材1の面上であって吸水部11
a、11b、11cの周りに、帯状に設けることができる
が、それ以外にも、例えばフィルム2に粘着部を設けて
もよいし、各吸水部11a、11b、11cの周囲に設けても
よい。なお、本明細書における「密封」とは、他の微生
物による汚染を防止することができる程度の密封をい
い、好ましくはさらに水又は水蒸気の出入が実質的にな
い程度、すなわち培地中の水分が蒸発しない程度以上の
気密性をもった密封をいう。
【0023】粘着部12を形成する粘着剤としては、フィ
ルム2が吸水部11a、11b、11cを密封できれば、いか
なる種類のものを用いてもよく、例えば、ブチルアクリ
レートや2−エチルヘキシルアクリレート等の炭素数が
2〜12のアクリレート100重量部に対し、カルボキシル
基や水酸基、アミノ基等の官能基を含有するモノマーを
2〜15重量部共重合したポリマーに、粘着付与剤として
ロジン、キシレン樹脂、フェノール樹脂などを加え、メ
ラミン類、イソシアネート類、エポキシなどで架橋した
ものなどが挙げられる。
【0024】このような粘着部12は、吸水部と同様に、
印刷法によって形成することができ、工程の簡略化のた
めにも、上記吸水部と同時に印刷によって形成するのが
好ましい。また、後述するように、シート状培養用容器
を液体培地に浸漬する場合には、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン等の水溶性樹脂によって接着
してもよい。
【0025】なお、本実施例では、粘着部を設けること
により、フィルムと吸水部とを密着させているが、フィ
ルムで吸水部を密封できれば、いかなる方法を用いても
よい。例えば、把持部材を用いてもよいし、フィルムと
基材とを巻き締めたり、熱融着させてもよい。
【0026】(d) フィルム フィルム2は、吸水部11a、11b、11cを密封できれ
ば、いかなる材質であってもよいが、培地を乾燥させな
いためにも、好ましくは水又は水蒸気非透過性を有する
透明なものを使用する。また、フィルム2の材質は、培
養する微生物の種類によって適宜選択することができ
る。例えば、好気性菌を培養する場合は、未延伸ポリプ
ロピレンフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、低密
度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィル
ム、普通セロハン等の酸素透過性フィルムを使用するこ
とができ、一方、嫌気性菌を培養する場合は、ポリ塩化
ビニリデンフィルム、ポリエステルフィルム、エチレン
ビニルアルコール共重合体フィルム等のガスバリヤ性フ
ィルムを使用することができる。
【0027】また、フィルム2の形状や厚さは、吸水部
11a、11b、11cを密封できれば、特に限定されるもの
ではない。通常は、基材と同様の形状とすればよく、厚
さは5〜500μm程度とすればよい。
【0028】以上説明した本発明のシート状培養用容器
を使用する一例としては、まず、フィルム2を粘着部12
から剥がし、すべての吸水部11a、11b、11cが漬かる
ように、容器そのものを液体培地に浸漬する。その後、
容器を液体培地から引き上げれば、吸水部11a、11b、
11cのみに液体培地が吸収され、吸水部以外の撥水性部
分には液体培地が付着しないため、独立した培地が容易
にかつ確実に得られ、マイクロピペットによる滴下等の
煩雑な作業は一切必要としない。もちろん、マイクロピ
ペット等による培地の滴下を行っても、一向に差し支え
ない。
【0029】本発明のシート状培養用容器を用いて実際
に培養するには、フィルム2を剥がし、所望の微生物を
培地に接種した後、再度フィルム2で吸水部11a、11
b、11cを密封し、この状態で微生物の培養を観察すれ
ばよい。なお、あらかじめ微生物を培養している培地
に、当該シート状培養用容器を浸漬してもよいことはい
うまでもない。
【0030】
【実施例】本発明を以下の具体的実施例によりさらに詳
細に説明する。 (実施例1)縦15cm、横15cm、厚さ200μmのポリエチ
レンテレフタレートシート上に、ポリアクリル酸ナトリ
ウム溶液をインキとし、スクリーン印刷法を用いて、乾
燥後厚さが50μmとなるように、円形に8個×8個塗布
した。乾燥後、電子線照射装置(キュアトロン、日新ハ
イボルテージ(株)製)を用いて、10Mrad の電子放射線
を照射することにより、ポリアクリル酸ナトリウムを部
分架橋させ、吸水性ゲル層を作製した。
【0031】また、上記吸水性ゲル層の周りに、粘着剤
(ユニダイン、綜研化学(株)製)を幅2mm、厚さ50μm
となるように、スクリーン印刷法により塗布し、厚さ50
μmのポリプロピレンフィルム(トレファン、東レ(株)
製)をラミネートした。被検菌としてBscherichia coli
ATCC 25922 を選択し、寒天培地上で一夜培養した当該
被検菌体を滅菌生理食塩水で約108CUF/mlに懸濁し、こ
れをミューラー・ヒントンブロスを用いて1000倍に希釈
した(約105CUF/ml)。
【0032】上記シート状培養用容器のフィルムを剥が
し、得られた被検菌体接種済みブロスに当該容器を数秒
間浸漬した。ブロスから取り出した容器では、吸水部の
みにブロスが吸水され、他の部分にはブロスの残存はな
かった。次いで、再度フィルムをラミネートして、35±
1℃で20時間培養した。
【0033】(実施例2)縦15cm、横15cm、厚さ200μ
mのポリエチレンテレフタレートシート上に、アクアコ
ーク(住友精化(株)製)10gをシクロヘキサノン90に溶
解して得られた溶液をインキとし、ディスペンサー(M
L−808i、武蔵エンジニアリング(株)製)を用い
て、乾燥後厚さが25μmとなるように、円形に8個×8
個塗布した。
【0034】また、上記吸水性ゲル層の周りに、粘着剤
(ユニダイン、綜研化学(株)製)を幅2mm、厚さ25μm
となるように、スクリーン印刷法により塗布し、厚さ50
μmのポリプロピレンフィルム(トレファン、東レ(株)
製)をラミネートした。被検菌としてBscherichia coli
ATCC 25922 を選択し、寒天培地上で一夜培養した当該
被検菌体を滅菌生理食塩水で約108CUF/mlに懸濁し、こ
れをミューラー・ヒントンブロスを用いて1000倍に希釈
した(約105CUF/ml)。
【0035】上記シート状培養用容器のフィルムを剥が
し、得られた被検菌体接種済みブロスに当該容器を数秒
間浸漬した。ブロスから取り出した容器では、吸水部の
みにブロスが吸水され、他の部分にはブロスの残存はな
かった。次いで、再度フィルムをラミネートして、35±
1℃で20時間培養した。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、煩雑な工程を必要とす
ることなく、培地を容易に、また場合によっては複数設
置しうるシート状の培養用容器が低コストで得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるシート状培養用容器
を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1・・・基材 11a、11b、11c・・・吸水部 12・・・粘着部 2・・・フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個又は2個以上の吸水部を有し、前記
    吸水部以外の部分が撥水性となっている基材と、前記吸
    水部を密封するフィルムとからなるシート状培養用容
    器。
JP6083418A 1994-04-21 1994-04-21 シート状培養用容器 Pending JPH07289235A (ja)

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