JP2015107062A - 培地液塗工方法およびメタルマスク版 - Google Patents

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【課題】メタルマスク版を用いたスクリーン印刷によって,突起状の培地枠を表面に形成した基材シート上に培地液を塗工する際,培地液がメタルマスク版の裏面に回り込むことなく培地液を塗工できる培地液塗工方法を提供する。【解決手段】本発明に係る培地液塗工方法では,突起状の培地枠20を表面に形成した基材シート2を被印刷物とするスクリーン印刷で使用するメタルマスク版1に,培地枠20が形成される位置に合わせて培地液を通過させる孔部11を形成し,更に,孔部11の裏面縁部に培地枠20の内側に嵌め合わせる突起状の嵌合部10を形成し,基材シート2の表面の培地枠20とメタルマスク版1の裏面の嵌合部10を嵌め合わせた状態で培地液をスクリーン印刷し,基材シート2の表面の培地枠20内に培地液を塗工する。【選択図】図4

Description

生菌数検査に用いる乾燥培地を形成するための培地液を塗工する技術に関する。
食品製造業では,製品の品質・衛生面を管理するため,寒天培地を用いる生菌数検査が行われている。図6は,寒天培地を用いる生菌数検査を説明する図である。図6に図示したように,寒天培地を用いる生菌数検査とは,ペトリ皿5a1(ガラス製のシャーレ)の中にゲル化した寒天培地を形成し,スポイト5a2などにより試料液を滴下後,一定時間後の生菌数を計測する検査である。寒天培地を用いる生菌数検査は古くから広く普及しているが,ペトリ皿5a1の中に寒天を敷き詰めた寒天培地が必要になるため,培地調整に時間がかかり多試料の検査には不向きであった。
近年,生菌数検査の効率化のため,寒天培地ではなく乾燥培地を用いる生菌数検査を導入する企業が増えている。乾燥培地とは培地成分をゲル化していない状態(ドライ状態)で樹脂シートや容器に予め塗工して置き,生菌数検査時に試料液を滴下した段階でゲル化が進行して寒天培地と同様の効果が得られる培地である。乾燥培地を用いる生菌数検査では,生菌数検査を行う現場で培地調整を行う手間がなくなる為,生菌数検査の大幅な効率化が可能となる。
このような乾燥培地で既に市販されている製品として有名なのが,スリーエム社製のペトリフィルム(登録商標)である。図7は,ペトリフィルム(登録商標)5bを説明する図である。図7に図示したように,ペトリフィルム(登録商標)5bは,防水性の平板5b1(プラスティック塗工紙)とこれに重なるカバーフィルム5b2とからなり,相対するそれぞれの内面には,粘着剤や指示約を塗工し,更にその上に冷水可溶性ゲル(ゲル化剤)や培地成分を塗工する事により,乾燥培地を形成したものであり,これを更に滅菌して製品としたものである。 この様なシート状の乾燥培地は,フィルム培地とも呼称されている。
図8は,ペトリフィルム(登録商標)5bの使用方法を説明する図である。ペトリフィルム(登録商標)5bを使用する際,先ず平板5b1に重ねられたカバーフィルム5b2を持ち上げ(図8(a)),平板上に接着剤層を介して形成された培地成分と冷水可溶性ゲルとからなる乾燥培地上に試料液を所定量滴下し(図8(b)),カバーフィルム5b2を降ろし(図8(c)),その上からプラスチック製のスプレッダー5b3で押さえ(図8(d)),試料液を円形且つ均等に広げて吸収させる(図8(e))。そして,冷水可溶性ゲルが凝固したらそのままの状態で孵卵器に収納し,所定の温度および時間で培養し,発生したコロニー数を計数する。
ペトリフィルム(登録商標)5bに代表されるフィルム培地を用いるメリットとして,培地を製作する手間を省ける,培地を廃棄する手間を省ける,培養中に孵卵器内で占めるスペースを節約できる等があり,フィルム培地を生菌数検査に用いることで,生菌数検査の時間や資材を大幅に節約できる。また,フィルム培地は薄いのでコロニーをルーペや顕微鏡で観察する際に焦点が合いやすいのも重要なメリットである。
一方で,フィルム培地を生菌数検査に用いた際の技術課題として,フィルム培地の取り扱いに不慣れな作業者が生菌数検査を行うと,カバーフィルム5b2の上からスプレッダー5b3で押さえた時,ゲル化部分が従来のペトリ皿5a1を用いた場合の様に綺麗な円形にならず,生菌数の測定誤差が発生する問題がある。また,スプレッダー5b3で押さえるゲル化部分の外側の培地成分は無駄に廃棄する事になり,コスト高に繋がっている。
ゲル化部分が綺麗な円形になり,かつ,培地成分の無駄がない乾燥培地として,培地部分が最初から円形であり,かつ,その培地部分を十分な高さを持つ枠で囲っている構造の乾燥培地が提案されている。
図9は,特許文献1で開示されている無菌培養包装体を説明する図で,図10は,特許文献2で開示されている台座付フィルム培地を説明する図である。
例えば,上述した構造の乾燥培地として,特許文献1では,図9に図示したように,シリアル瓶の底部に乾燥培地を設け,注射針で試料液を乾燥培地に滴下する構造の無菌培養包装体5cが開示されている。特許文献1で開示されている無菌培養包装体5cを用いることで,ペトリ皿5a1を用いた寒天培地と同様に綺麗な円形の培養部が得られるが,一方でシリアル瓶を使用する事でコスト高になる。また,シリアル瓶の形状が原因し,コロニー数を目視で計数し難い問題もある。
また,上述した構造の乾燥培地として,特許文献2では,図10に図示したように,フィルム培地と同様の形態で,培養面となる予定の円形領域を凸状の円形台座5d1で囲んだ構造の台座付フィルム培地5dが開示されている。特許文献2で開示されている台座付フィルム培地5dによれば,台座付フィルム培地5dの円形台座5d1内に試料液を滴下することで,綺麗な円形状のゲル化部分を形成することが可能となる。但し,培地成分は台座付フィルム培地5dの基材全面に塗工されている為,円形台座5d1の外側の培地成分は無駄になりコスト高となる問題は残っている。
台座付フィルム培地5dにおける培地成分の無駄という課題を解消すべく,本出願人は,特許文献3において,培地液(特許文献3ではディスペンス液)を塗工したシートである培地液塗工シートの製造方法を,特許文献4において,特許文献3で開示されている製造方法で必要な多孔ノズルをそれぞれ開示している。
特許文献3で開示している培地液塗工シートの製造方法は,孔径が0.9mm〜1.6mmのノズルで構成される多孔ノズルの吐出面と基材面との離間距離を0.3mm〜1.0mmとして、固形分が20%〜50%のディスペンス液を、多孔ノズルを構成するノズルからの塗工量が250g/m2〜1050g/m2となるように吐出させ、基材面に転写塗工する方法である。
図11は,特許文献4で開示している多孔ノズルを説明する図である。特許文献4で開示している多孔ノズル5eは,特許文献3で開示している培地液塗工シートの製造方法で必要となるノズルで,この多孔ノズル5eは,図11に図示したように,径の細いノズルを束にした吐出面を有する
特開2001−114339号公報 特表2004−515236号公報 特開2013−55899号公報 特開2013−51931号公報
しかしながら,特許文献4で開示している多孔ノズル5eを用いる培地液塗工シートの製造方法には以下に述べる問題点が残っており、培地液を塗工したシートの大量生産化および製造コストの削減が困難な状況である。
(1)特許文献4の多孔ノズル5eは径の細いノズルを束にしている為,培地液の溶媒が揮発して培地液の粘度が変化すると目詰まりが発生してしまう。よって,チョコ停,調整,休憩等でディスペンサーが停止すると目詰まりが発生し,多孔ノズル5eを完全に洗浄しないと作業が再開できない。
(2)多孔ノズル5eは精密加工品の為,比較的高価であり,目詰りが発生した多孔ノズル5eを交換して使い捨てるという運用方式が取れない。
これらの問題は,ノズルを用いたディスペンス方式により培地液を塗工することに起因するため,ノズルを用いたディスペンス方式に替わる方式として,インキを厚膜印刷できるスクリーン印刷(シルク印刷)を検討してきた。
スクリーン印刷に用いる版は、インキを塗工しない個所を乳剤で目止めして使用するメッシュクロス版と,インキを塗工する個所に孔を開けるメタルマスク版の2種類に大きく分類されるが、メッシュクロス版は目止めに使用する乳剤が培地液を希釈するアルコールに溶解するという問題があり、培地液の塗工に利用できない。一方でメタルマスク版では,メッシュクロス版と同じ問題は発生しないが,スクリーン印刷時に培地液が版の裏面に回り込んでしまう問題があった。
そこで,本発明は,メタルマスク版を用いたスクリーン印刷によって,内側に培地液を塗工する突起状の培地枠を表面に形成した基材シート上に培地液を塗工する際,培地液がメタルマスク版の裏面に回り込むことなく,基材シート上に形成された培地枠内に培地液を塗工できる培地液塗工方法およびスクリーン印刷に用いるメタルマスク版を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は,突起状の培地枠を表面に形成した基材シートを被印刷物とするスクリーン印刷で使用するメタルマスク版に,前記培地枠が形成される位置に合わせて培地液を通過させる孔部を形成し,更に,前記孔部の裏面縁部に前記培地枠の内側に嵌め合わせる突起状の嵌合部を形成し,前記基材シートの表面の前記培地枠と前記メタルマスク版の裏面の前記嵌合部を嵌め合わせた状態で培地液をスクリーン印刷し,前記基材シートの表面の前記培地枠内に培地液を塗工すること特徴とする培地液塗工方法である。
更に,第2の発明は,突起状の培地枠を表面に形成した基材シートを被印刷物とするスクリーン印刷で使用するスクリーン版であって,前記培地枠が形成される位置に合わせ,前記培地枠の内側に嵌め合わせる突起状の嵌合部を裏面縁部に設けた孔部を形成したことを特徴とするメタルマスク版である。
本発明によれば,スクリーン印刷を行う際,メタルマスク版の裏面に形成された嵌合部と基材シートの表面に形成された培地枠と嵌め合わせるため,メタルマスク版の孔部の裏面縁部に形成された嵌合部が,孔部から押し出された培地液がメタルマスク版の裏面に回り込むのをせき止める役割を果たし,培地液がメタルマスク版の裏面に回り込むことはなくなる。
本実施形態に係る培地液塗工方法を説明する図。 本実施形態に係る基材シートを説明する図。 本実施形態に係るメタルマスク版を説明する図。 本実施形態に係る培地液塗工方法の工程を説明する図。 実施例における基材シートとメタルマスク版を説明する図。 寒天培地を用いる生菌数検査を説明する図。 ペトリフィルム(登録商標)を説明する図。 ペトリフィルム(登録商標)の使用方法を説明する図。 特許文献1で開示されている無菌培養包装体を説明する図。 特許文献2で開示されている台座付フィルム培地を説明する図。 特許文献4で開示している多孔ノズルを説明する図。
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の範囲を束縛するものでなく,理解を助けるために記述するものである。
図1は,本実施形態に係る培地液塗工方法を説明する図である。本実施形態に係る培地液塗工方法は,メタルマスク版1を使用するスクリーン印刷によって,生菌数検査に用いる乾燥培地を形成する基材シート2に培地液3を塗工する方法で,スクリーン印刷で使用するメタルマスク版1に特徴を持たせている。
図2は,本実施形態に係る基材シート2を説明する図である。基材シート2とは,スクリーン印刷の被印刷物となる矩形状のシートである。基材シート2には耐水性が要求され,基材シート2として利用できる材料としては,例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニルなどのプラスチックシートや,耐水加工を施した紙(例えば,プラスチップフィルムをラミネートした紙)が使用可能である。なお,基材シート2の厚みに限定はないが、一般的に、基材シート2の厚みは50〜500μm程度である。
図2に図示したように,本実施形態に係る基材シート2の表面には,ホットメルト樹脂を用いてリング状の培地枠20が多面付(ここでは,6面付け)されている。この培地枠20内にはスクリーン印刷により培地液3が塗工され,培地枠20は,スクリーン印刷によって塗工された培地液3をせき止める堰の役割を果たす
図3は,本実施形態に係るメタルマスク版1を説明する図である。本実施形態のメタルマスク版1は,AL製の枠に張られて使用されるスクリーン版で,メタルマスク版1の母材としてはスクリーン印刷で使用する通常の金属版を使用できる。なお,スクリーン印刷で使用する通常の金属版の材質はSUSやNiで,厚みは0.03〜0.2mmが一般的である。
図3に図示したように,本実施形態に係るメタルマスク版1には,基材シート2上に形成された培地枠20の位置に合わせて,培地液3の画線部となる円形状の孔部11が製版され,孔部11のサイズは,基材シート2上に形成された培地枠20のサイズよりやや小さく設定される。なお,図3のA−B間の断面をみればわかるように,メタルマスク版1に製版された孔部11は,培地液が通過するために加工されたメタルマスク版を貫通する孔である。
またメタルマスク版1に製版された孔部11の裏面縁部には、メタルマスク版1の裏への培地液3の回り込みを防止するリング状の嵌合部10がホットメルト樹脂を用いて形成されている。メタルマスク版1に製版された孔部11の裏面縁部に形成する嵌合部10は,スクリーン印刷を行う際,基材シート2の表面に形成された培地枠20の内側と嵌め合せることで,メタルマスク版1の裏への培地液3の回り込みを防止するための部材となる。基材シート2の表面に形成された培地枠20の内側と嵌め合せるため,メタルマスク版1の裏面に形成された嵌合部10の外径は,基材シート2の表面に形成された培地枠20の内径よりも短く,また,メタルマスク版1の裏面に形成された嵌合部10の高さは,基材シート2に形成された培地枠20の高さよりやや小さくなる。
図4,本実施形態に係る培地液塗工方法の工程を説明する図である。上述したようにメタルマスク版1と基材シート2を用いてスクリーン印刷を行う際,メタルマスク版1の裏面に形成されている嵌合部10と基材シート2の表面に形成されている培地枠20の位置を合わせ,メタルマスク版1が上側になるようにして,メタルマスク版1と基材シート2を重ね合わせることで,メタルマスク版1の裏面に形成された嵌合部10と基材シート2の表面に形成された培地枠20と嵌め合わせる(図4(a))。
次に,メタルマスク版1の上に培地液3を載せ,スキージー4aを摺動させることで,培地液3をメタルマスク版1の孔部11から押し出し,基材シート2の表面に形成された円形状の培地枠20内に培地液3を転写する(図4(b))。
図4(b)に図示したように,スクリーン印刷を行う際,メタルマスク版1の裏面に形成された嵌合部10と基材シート2の表面に形成された培地枠20と嵌め合わせるため,メタルマスク版1の孔部11の裏面縁部に形成されたリング状の嵌合部10が,孔部11から押し出された培地液3がメタルマスク版1の裏面に回り込むのをせき止める役割を果たし,培地液3がメタルマスク版1の裏面に回り込むことはなくなる。
基材シート2の表面に形成された円形状の培地枠20の内側に培地液3を塗工した後,メタルマスク版1を基材シート2から版離れさせると,培地液3の表面張力効果によって,基材シート2の表面に形成された培地枠20内に転写された培地液3が横方向に拡散し(図4(c)),基材シート2の表面に形成された円形状の培地枠20で培地液3がせき止められることで,培地液3は,レベリングして平滑化する(図4(d))。
なお,本実施形態に係る培地液塗工方法により培地液3を塗工した基材シート2は、図示しない乾燥装置に入れられ,培地液塗工方法により基材シート2に塗工した培地液3は乾燥させられる。そして,培地液3を乾燥した基材シート2は,二軸延伸ポリプロピレンフィルム等のカバーフィルムが積層・接着された後、図示しない裁断装置で個別に裁断されて製品化される。
ここから,本実施形態に係る培地液塗工方法の実施例について説明する。図5は,実施例における基材シート2aとメタルマスク版1aを説明する図である。図5において,基材シート2aの表面に形成された円形状の培地枠20aの内径はφ50mmで,培地枠20aの高さは0.7mmである。
本実施例では,材質がSUSで,厚みが0.14mmのメタルマスク版1aを使用した。図5に図示したように,本実施例において,メタルマスク版1aの裏面に形成されたリング状の嵌合部10aの外径は,基材シート2aに形成された培地枠20aの内径よりもやや短いφ49mmで,リング状の嵌合部10aの内径はφ46mmで,嵌合部10aの高さは0.6mmである。更に,本実施例において,メタルマスク版1aに形成された円形状の孔部11aの径は,メタルマスク版1aの裏面に形成された円形状の嵌合部10aの内径よりも小さいφ45mmである。
図5で図示した基材シート2a,メタルマスク版1aおよび特開2013−55898号公報で本出願人が開示している培地液3(ディスペンス液)を使用し,スキージー4aを100mm/Sの速度で摺動させてスクリーン印刷したところ,メタルマスク版1aの裏面に培地液3が回り込むことなく,培地液3の表面張力効果によって, 基材シート2aの表面に形成された培地枠20a内全体に培地液3が塗工可能であることを確認できた。なお,特開2013−55898号公報で本出願人が開示している培地液3は,20質量%〜40質量%の固形分を粒子として分散含有し、粒子の平均粒子径が90μm以下、好ましくは65μm以下で,粘度が100〜1200cpの培地液3である。
1 メタルマスク版
10 嵌合部
11 孔部
2 基材シート
20 培地枠
3 培地液
4a スキージー
4b アルミ製の枠

Claims (2)

  1. 突起状の培地枠を表面に形成した基材シートを被印刷物とするスクリーン印刷で使用するメタルマスク版に,前記培地枠が形成される位置に合わせて培地液を通過させる孔部を形成し,更に,前記孔部の裏面縁部に前記培地枠の内側に嵌め合わせる突起状の嵌合部を形成し,前記基材シートの表面の前記培地枠と前記メタルマスク版の裏面の前記嵌合部を嵌め合わせた状態で培地液をスクリーン印刷し,前記基材シートの表面の前記培地枠内に培地液を塗工すること特徴とする培地液塗工方法。
  2. 突起状の培地枠を表面に形成した基材シートを被印刷物とするスクリーン印刷で使用するスクリーン版であって,前記培地枠が形成される位置に合わせ,前記培地枠の内側に嵌め合わせる突起状の嵌合部を裏面縁部に設けた孔部を形成したことを特徴とするメタルマスク版。
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