JPH07289067A - 脱穀機の送塵物処理装置 - Google Patents
脱穀機の送塵物処理装置Info
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- JPH07289067A JPH07289067A JP10597694A JP10597694A JPH07289067A JP H07289067 A JPH07289067 A JP H07289067A JP 10597694 A JP10597694 A JP 10597694A JP 10597694 A JP10597694 A JP 10597694A JP H07289067 A JPH07289067 A JP H07289067A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 穀稈の条件に応じて送塵口から処理室に送出
されようとするものを積極的に処理して作業能率をあげ
脱穀処理作用を一段と向上する。 【構成】 扱室(1)と処理室(3)とを送塵口(2)
により連通したものにおいて、送塵口(2)部の扱室
(1)がわに、扱胴(4)の回転する上手がわを支点
(P)にして揺動自在の送塵ガイド板(5)を設け、送
塵ガイド板(5)の板面(5a)を扱歯(6)の回転軌
跡(イ)に対して遠近調節可能にするとともに送塵口
(2)の開口面積を広狭に調節する。
されようとするものを積極的に処理して作業能率をあげ
脱穀処理作用を一段と向上する。 【構成】 扱室(1)と処理室(3)とを送塵口(2)
により連通したものにおいて、送塵口(2)部の扱室
(1)がわに、扱胴(4)の回転する上手がわを支点
(P)にして揺動自在の送塵ガイド板(5)を設け、送
塵ガイド板(5)の板面(5a)を扱歯(6)の回転軌
跡(イ)に対して遠近調節可能にするとともに送塵口
(2)の開口面積を広狭に調節する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室と処理室とを送塵
口により連通して処理室で送塵口からの送塵物を処理す
る脱穀機の送塵物処理装置に関するものである。
口により連通して処理室で送塵口からの送塵物を処理す
る脱穀機の送塵物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、扱室の送塵口からの送塵物を処理
室により処理するもので、その送塵口の開口面積を広狭
に調節し送塵物の量を大小に変更する脱穀機なるもの
は、実公昭64−5482号公報等によって既に知られ
ているところである。しかし、この同公報に記載された
技術は、送塵口の開口面積を広狭に調節するだけのもの
であって、処理室内に送出されようとするものを扱室内
で積極的に処理しようとするものではない。
室により処理するもので、その送塵口の開口面積を広狭
に調節し送塵物の量を大小に変更する脱穀機なるもの
は、実公昭64−5482号公報等によって既に知られ
ているところである。しかし、この同公報に記載された
技術は、送塵口の開口面積を広狭に調節するだけのもの
であって、処理室内に送出されようとするものを扱室内
で積極的に処理しようとするものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は扱室
からの送塵物を処理室で処理するものにおいて、倒伏・
湿材等の穀稈の場合は扱室内における滞留時間を短くし
て作業能率をあげるとともに動力の浪費を低減し、ま
た、枝梗付き粒の多い場合には扱室内から処理室に送出
されようとするものを積極的に処理しながら扱室での滞
留時間を長くして脱穀処理作用を一段と向上させるを目
的として創作されたものである。
からの送塵物を処理室で処理するものにおいて、倒伏・
湿材等の穀稈の場合は扱室内における滞留時間を短くし
て作業能率をあげるとともに動力の浪費を低減し、ま
た、枝梗付き粒の多い場合には扱室内から処理室に送出
されようとするものを積極的に処理しながら扱室での滞
留時間を長くして脱穀処理作用を一段と向上させるを目
的として創作されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前項に記載の
目的を遂行せんがために、扱室と処理室とを送塵口によ
り連通して処理室で送塵口からの送塵物を処理するもの
において、送塵口部の扱室がわに、扱胴の回転する上手
がわを支点にして揺動自在の送塵ガイド板を設け、該送
塵ガイド板の板面を扱歯の回転軌跡に対して遠近調節可
能にするとともに、前記送塵口の開口面積を広狭に調節
する構成にしたことを特徴とする。
目的を遂行せんがために、扱室と処理室とを送塵口によ
り連通して処理室で送塵口からの送塵物を処理するもの
において、送塵口部の扱室がわに、扱胴の回転する上手
がわを支点にして揺動自在の送塵ガイド板を設け、該送
塵ガイド板の板面を扱歯の回転軌跡に対して遠近調節可
能にするとともに、前記送塵口の開口面積を広狭に調節
する構成にしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】これによって、穀稈が倒伏或は湿材の場合には
送塵ガイド板の板面を扱歯の回転軌跡から遠ざけて送塵
口の開口面積を広く調節すると、扱室内で受網から漏下
しないものは送塵口から処理室に送出され易くなり、ま
た、枝梗付き粒が多い場合には逆に送塵ガイド板の板面
を扱歯に近付けて送塵口の開口面積を狭く調節するので
ある。そうすると、扱室内から処理室に送出されようと
するものは板面が扱歯に接近した送塵ガイド板によって
積極的に処理されながら狭く調節された送塵口から送出
されるようになる。
送塵ガイド板の板面を扱歯の回転軌跡から遠ざけて送塵
口の開口面積を広く調節すると、扱室内で受網から漏下
しないものは送塵口から処理室に送出され易くなり、ま
た、枝梗付き粒が多い場合には逆に送塵ガイド板の板面
を扱歯に近付けて送塵口の開口面積を狭く調節するので
ある。そうすると、扱室内から処理室に送出されようと
するものは板面が扱歯に接近した送塵ガイド板によって
積極的に処理されながら狭く調節された送塵口から送出
されるようになる。
【0006】
【実施例】以下、この発明について実施例図を参照し説
明するのであるが、この装置はコンバインを構成する脱
穀機に施されているのであるから、そのコンバイン全体
の概略を「図6」により記載すると、(9)はクロ−ラ
を懸回してなる走行装置(10)上に載設する搭載台、
(A)はフィ−ドチエン(11)を左側に張設し扱扱室
(1)と処理室(3)および揺動選別体(8)等からな
り搭載台(9)の左側に載置する脱穀機であって、その
揺動選別体(8)はグレンパン(12)とチャフシ−ブ
(13)とストロ−ラック(14)およびグレンシ−ブ
(15)から構成されて前後方向に揺動し扱室(1)と
処理室(3)から落下するものを選別し、(B)は分草
体(16)と引起しケ−ス(17)と刈刃(18)およ
び掻込搬送機構(19)などからなり脱穀機(A)の前
方がわに設けられた刈取部、(C)はフィ−ドチエン
(11)の終端部から脱穀済の藁稈を後方に搬出する排
藁チエン(20)の終端部をのぞませる藁カッタ−、
(21)は操縦部、(22)は脱穀機(A)の1番物樋
(23)から揚穀筒(24)によって揚上される1番物
を貯留する穀粒タンクであって、操縦部(21)と穀粒
タンク(22)等は搭載台(9)の右側に位置し、その
穀粒タンク(22)は脱穀機(A)に隣設されていて、
連続的に植立穀稈を刈取りその刈取穀稈を脱穀機(A)
に搬送しフィ−ドチエン(11)により挟持して扱室
(1)内を横送させて脱穀処理し、1番物を穀粒タンク
(22)に貯留しながら脱穀済の排藁は排藁チエン(2
0)に受継がれ藁カッタ−(C)で細断されるようにな
っている。なお、2番物樋(25)に回収された2番物
はグレンパン(12)上に返されて再選別されるように
なり、穀粒タンク(22)に貯留された1番物は排出オ
−ガ(26)によって適所に取出されるようになってい
る。
明するのであるが、この装置はコンバインを構成する脱
穀機に施されているのであるから、そのコンバイン全体
の概略を「図6」により記載すると、(9)はクロ−ラ
を懸回してなる走行装置(10)上に載設する搭載台、
(A)はフィ−ドチエン(11)を左側に張設し扱扱室
(1)と処理室(3)および揺動選別体(8)等からな
り搭載台(9)の左側に載置する脱穀機であって、その
揺動選別体(8)はグレンパン(12)とチャフシ−ブ
(13)とストロ−ラック(14)およびグレンシ−ブ
(15)から構成されて前後方向に揺動し扱室(1)と
処理室(3)から落下するものを選別し、(B)は分草
体(16)と引起しケ−ス(17)と刈刃(18)およ
び掻込搬送機構(19)などからなり脱穀機(A)の前
方がわに設けられた刈取部、(C)はフィ−ドチエン
(11)の終端部から脱穀済の藁稈を後方に搬出する排
藁チエン(20)の終端部をのぞませる藁カッタ−、
(21)は操縦部、(22)は脱穀機(A)の1番物樋
(23)から揚穀筒(24)によって揚上される1番物
を貯留する穀粒タンクであって、操縦部(21)と穀粒
タンク(22)等は搭載台(9)の右側に位置し、その
穀粒タンク(22)は脱穀機(A)に隣設されていて、
連続的に植立穀稈を刈取りその刈取穀稈を脱穀機(A)
に搬送しフィ−ドチエン(11)により挟持して扱室
(1)内を横送させて脱穀処理し、1番物を穀粒タンク
(22)に貯留しながら脱穀済の排藁は排藁チエン(2
0)に受継がれ藁カッタ−(C)で細断されるようにな
っている。なお、2番物樋(25)に回収された2番物
はグレンパン(12)上に返されて再選別されるように
なり、穀粒タンク(22)に貯留された1番物は排出オ
−ガ(26)によって適所に取出されるようになってい
る。
【0007】そこで、前記脱穀機(A)の詳細について
「図1」と「図2」により記載すると、(1)は扱胴
(4)を内蔵する扱室で、扱胴(4)を矢印(ロ)方向
に回転させて下扱式に構成され、(8)は扱室(1)の
下方から後方に延出して前述のように構成され扱室
(1)の受網(27)からの落下物と後述する処理室
(3)内からの落下物とを受けて選別する揺動選別体で
あり、(28)はこの揺動選別体(8)の下側から選別
風が吹き上げる選別風路で、この選別風路(28)の底
部には前記の1番物樋(23)と2番物樋(25)が横
設され、また、(29)は吸引口を揺動選別体(8)の
側部上方に開口する吸引排塵ファンである。
「図1」と「図2」により記載すると、(1)は扱胴
(4)を内蔵する扱室で、扱胴(4)を矢印(ロ)方向
に回転させて下扱式に構成され、(8)は扱室(1)の
下方から後方に延出して前述のように構成され扱室
(1)の受網(27)からの落下物と後述する処理室
(3)内からの落下物とを受けて選別する揺動選別体で
あり、(28)はこの揺動選別体(8)の下側から選別
風が吹き上げる選別風路で、この選別風路(28)の底
部には前記の1番物樋(23)と2番物樋(25)が横
設され、また、(29)は吸引口を揺動選別体(8)の
側部上方に開口する吸引排塵ファンである。
【0008】また、処理室(3)はフィ−ドチエン(1
1)と反対側で扱室(1)の排稈側から後方に向け延設
されて扱室(1)に並設されているのであって、処理室
(3)内には処理胴(30)が矢印(ハ)方向に回転自
在に内蔵され、その前端部は送塵口(2)を介して扱室
(1)に連通し、後端部には排塵口(31)を開口して
いる。
1)と反対側で扱室(1)の排稈側から後方に向け延設
されて扱室(1)に並設されているのであって、処理室
(3)内には処理胴(30)が矢印(ハ)方向に回転自
在に内蔵され、その前端部は送塵口(2)を介して扱室
(1)に連通し、後端部には排塵口(31)を開口して
いる。
【0009】そして、前記扱室(1)の排稈側と処理室
(3)とを連通する送塵口(2)部の扱室(1)がわに
おける受網(27)の部分を切欠ぎ、この切欠いだ部分
に送塵ガイド板(5)が装着されている。この送塵ガイ
ド板(5)は扱胴(4)の矢印(ロ)方向に回転する上
手がわを軸(32)に軸着しその軸(32)を支点
(P)にして下手がわの送塵口(2)にのぞむがわを上
下に揺動自在にし送塵ガイド板(5)の板面(5a)が
扱歯(6)の回転軌跡(イ)に対して遠近調節可能にし
送塵口(2)の開口面積を広狭に調節するように構成し
ている。
(3)とを連通する送塵口(2)部の扱室(1)がわに
おける受網(27)の部分を切欠ぎ、この切欠いだ部分
に送塵ガイド板(5)が装着されている。この送塵ガイ
ド板(5)は扱胴(4)の矢印(ロ)方向に回転する上
手がわを軸(32)に軸着しその軸(32)を支点
(P)にして下手がわの送塵口(2)にのぞむがわを上
下に揺動自在にし送塵ガイド板(5)の板面(5a)が
扱歯(6)の回転軌跡(イ)に対して遠近調節可能にし
送塵口(2)の開口面積を広狭に調節するように構成し
ている。
【0010】これによって、刈取穀稈はフィ−ドチエン
(11)によって穂先側が扱室(1)内を横送されて脱
穀処理され、受網(27)を落下しないものは排稈側の
送塵口(2)から処理室(3)に送出されて処理され
て、脱穀済みの排藁は排藁チエン(20)に受継がれ機
体後方に搬出されるとともに、扱室(1)の受網(2
7)から落下するものと処理室(3)から落下するもの
は揺動選別体(8)の揺動運動と選別風路(28)を吹
き上げる風によって選別されて、1番物は1番物樋(2
3)に集合ののち穀粒タンク(22)に貯留され、2番
物は2番物樋(25)からグレンパン(12)上に返さ
れて再選別され、処理室(3)から落下しないものは排
塵口(31)から放出されて、揺動選別体(8)上に吹
き上げられた塵埃は吸引排塵ファン(29)の吸引力に
より機体外に排塵される。
(11)によって穂先側が扱室(1)内を横送されて脱
穀処理され、受網(27)を落下しないものは排稈側の
送塵口(2)から処理室(3)に送出されて処理され
て、脱穀済みの排藁は排藁チエン(20)に受継がれ機
体後方に搬出されるとともに、扱室(1)の受網(2
7)から落下するものと処理室(3)から落下するもの
は揺動選別体(8)の揺動運動と選別風路(28)を吹
き上げる風によって選別されて、1番物は1番物樋(2
3)に集合ののち穀粒タンク(22)に貯留され、2番
物は2番物樋(25)からグレンパン(12)上に返さ
れて再選別され、処理室(3)から落下しないものは排
塵口(31)から放出されて、揺動選別体(8)上に吹
き上げられた塵埃は吸引排塵ファン(29)の吸引力に
より機体外に排塵される。
【0011】この場合、穀稈が倒伏或は湿材の場合には
送塵ガイド板(5)を軸を支点にして矢印(ニ)のよう
に下動させ板面(5a)を扱歯(6)の回転軌跡(イ)
から遠ざけて送塵口(2)の開口面積を広く調節する
と、扱室(1)内で受網(27)から漏下しないものが
送塵口(2)から処理室(3)に送出され易くなって扱
室(1)内における滞留時間が短くなり、また、枝梗付
き粒が多い場合には逆に送塵ガイド板(5)を上動させ
て仮想線(ホ)のように板面(5a)を扱歯(6)に近
付け送塵口(2)の開口面積を狭く調節すると、扱室
(1)内から処理室(3)に送出されようとするものが
扱歯(6)に接近した送塵ガイド板(5)によって積極
的に処理されながら狭く調節された送塵口(2)から送
出されるようになって滞留時間がながくなり、扱室
(1)内での処理が十分に行われる。
送塵ガイド板(5)を軸を支点にして矢印(ニ)のよう
に下動させ板面(5a)を扱歯(6)の回転軌跡(イ)
から遠ざけて送塵口(2)の開口面積を広く調節する
と、扱室(1)内で受網(27)から漏下しないものが
送塵口(2)から処理室(3)に送出され易くなって扱
室(1)内における滞留時間が短くなり、また、枝梗付
き粒が多い場合には逆に送塵ガイド板(5)を上動させ
て仮想線(ホ)のように板面(5a)を扱歯(6)に近
付け送塵口(2)の開口面積を狭く調節すると、扱室
(1)内から処理室(3)に送出されようとするものが
扱歯(6)に接近した送塵ガイド板(5)によって積極
的に処理されながら狭く調節された送塵口(2)から送
出されるようになって滞留時間がながくなり、扱室
(1)内での処理が十分に行われる。
【0012】また、この扱室(1)を形成する天板(3
2)の裏面側には扱胴(4)の軸と交叉する送塵弁
(7)が軸方向に間隔をおいて複数個設けられていて扱
室(1)内をもち回りするものを排稈側に誘導してい
る。この数個の送塵弁(7)は連動杆(33)によって
連結され各軸(34)を支点にして揺動自在にするとと
もに、作動レバ−(35)の操作によって傾斜角度が変
更調節されるようになり、この作動レバ−(35)と前
記送塵ガイド板(5)の軸(32)の端部から突設する
ア−ム(36)とをワイヤ−(37)で連繋し作動レバ
−(35)の操作によって送塵弁(7)の傾斜角度の変
更と送塵ガイド板(5)の上下動が連動するようになっ
ている。
2)の裏面側には扱胴(4)の軸と交叉する送塵弁
(7)が軸方向に間隔をおいて複数個設けられていて扱
室(1)内をもち回りするものを排稈側に誘導してい
る。この数個の送塵弁(7)は連動杆(33)によって
連結され各軸(34)を支点にして揺動自在にするとと
もに、作動レバ−(35)の操作によって傾斜角度が変
更調節されるようになり、この作動レバ−(35)と前
記送塵ガイド板(5)の軸(32)の端部から突設する
ア−ム(36)とをワイヤ−(37)で連繋し作動レバ
−(35)の操作によって送塵弁(7)の傾斜角度の変
更と送塵ガイド板(5)の上下動が連動するようになっ
ている。
【0013】このようにすると、作動レバ−(35)を
操作してワイヤ−(37)を矢印(ヘ)方向に引くと各
送塵弁(7)は(ト)のように揺動して傾斜角度を大に
するとともに送塵ガイド板(5)は下動して送塵口
(2)の開口面積を広くするから、穀稈が倒伏或は湿材
の場合に扱室(1)内における滞留時間が短くなり送塵
口(2)からの送出効果が一層上がるのである、また、
作動レバ−(35)を逆に操作すると送塵弁(7)の傾
斜角度は小になると同時に送塵ガイド板(5)は上動し
て板面(5a)が扱歯(6)に接近し送塵口(2)の開
口面積は狭くなって枝梗付き粒の多い場合における扱室
(1)内での滞留時間が長くなり扱歯(6)に接近した
送塵ガイド板(5)によるところの積極的な処理作用が
効率よく行われる。
操作してワイヤ−(37)を矢印(ヘ)方向に引くと各
送塵弁(7)は(ト)のように揺動して傾斜角度を大に
するとともに送塵ガイド板(5)は下動して送塵口
(2)の開口面積を広くするから、穀稈が倒伏或は湿材
の場合に扱室(1)内における滞留時間が短くなり送塵
口(2)からの送出効果が一層上がるのである、また、
作動レバ−(35)を逆に操作すると送塵弁(7)の傾
斜角度は小になると同時に送塵ガイド板(5)は上動し
て板面(5a)が扱歯(6)に接近し送塵口(2)の開
口面積は狭くなって枝梗付き粒の多い場合における扱室
(1)内での滞留時間が長くなり扱歯(6)に接近した
送塵ガイド板(5)によるところの積極的な処理作用が
効率よく行われる。
【0014】また、この送塵ガイド板(5)の上下動を
「図3」に示すように揺動選別体(8)のフィン(8
a)の傾斜角度の変更と連動させるようにするのであ
る。即ち、フィン(8a)の傾斜角度を調節する操作レ
バ−(38)に前記送塵ガイド板(5)を上下動させる
ワイヤ−(37)を連繋して操作レバ−(38)を矢印
(チ)のように操作すると、ワイヤ−(37)は弛み送
塵ガイド板(5)は上動して前記の仮想線(ホ)の状態
になり、これと共に揺動選別体(8)がわのワイヤ−
(39)は(リ)のように牽引されてフィン(8a)の
傾斜角度を緩くしてフィン(8a)の間隙を小にし、ま
た、操作レバ−(38)を逆に操作してワイヤ−(3
7)を牽引し送塵ガイド板(5)を前記(ニ)のように
下動させるとこれに連動してフィン(8a)の傾斜角度
は急になりフィン(8a)の間隙は大に調節されるよう
になって、揺動選別体(8)上に供給されるものの量に
応じてフィン(8a)間の間隙が大小に調節され選別が
よくなるのである。
「図3」に示すように揺動選別体(8)のフィン(8
a)の傾斜角度の変更と連動させるようにするのであ
る。即ち、フィン(8a)の傾斜角度を調節する操作レ
バ−(38)に前記送塵ガイド板(5)を上下動させる
ワイヤ−(37)を連繋して操作レバ−(38)を矢印
(チ)のように操作すると、ワイヤ−(37)は弛み送
塵ガイド板(5)は上動して前記の仮想線(ホ)の状態
になり、これと共に揺動選別体(8)がわのワイヤ−
(39)は(リ)のように牽引されてフィン(8a)の
傾斜角度を緩くしてフィン(8a)の間隙を小にし、ま
た、操作レバ−(38)を逆に操作してワイヤ−(3
7)を牽引し送塵ガイド板(5)を前記(ニ)のように
下動させるとこれに連動してフィン(8a)の傾斜角度
は急になりフィン(8a)の間隙は大に調節されるよう
になって、揺動選別体(8)上に供給されるものの量に
応じてフィン(8a)間の間隙が大小に調節され選別が
よくなるのである。
【0015】なお、付言しておくと、「図4」と「図
5」に示したものは脱穀機(A)の扱胴(4)の他の例
図を示したものであって、扱歯(6)を有する扱胴
(4)は同図に示した如く、輪切りして分割しその分割
扱胴(4a)を連結して構成してあって、このようにす
る所以は扱胴長が簡単に変更できて小形のものから大形
の脱穀機に共用でき、また、分割扱胴(4a)の連結に
際して取付角度を変えることによって扱歯(6)の配列
が変更できるものとなり、摩耗した部分のみの交換も可
能になるという利点があるからである。
5」に示したものは脱穀機(A)の扱胴(4)の他の例
図を示したものであって、扱歯(6)を有する扱胴
(4)は同図に示した如く、輪切りして分割しその分割
扱胴(4a)を連結して構成してあって、このようにす
る所以は扱胴長が簡単に変更できて小形のものから大形
の脱穀機に共用でき、また、分割扱胴(4a)の連結に
際して取付角度を変えることによって扱歯(6)の配列
が変更できるものとなり、摩耗した部分のみの交換も可
能になるという利点があるからである。
【0016】
【発明の効果】本発明による装置は、以上説明したよう
に、扱室(1)と処理室(3)とを送塵口(2)により
連通して処理室(3)で送塵口(2)からの送塵物を処
理するものにおいて、送塵口(2)部の扱室(1)がわ
に、扱胴(4)の回転する上手がわを支点(P)にして
揺動自在の送塵ガイド板(5)を設け、該送塵ガイド板
(5)の板面(5a)を扱歯(6)の回転軌跡(イ)に
対して遠近調節可能にするとともに、前記送塵口(2)
の開口面積を広狭に調節する構成にしたことを特徴とす
るものであるから、倒伏・湿材等の穀稈の場合は扱室
(1)内における滞留時間を短くして作業能率をあげる
とともに動力の浪費を低減し、また、枝梗付き粒の多い
場合には扱室(1)内から処理室(3)に送出されよう
とするものを積極的に処理しながら扱室(1)での滞留
時間を長くして脱穀処理作用を一段と向上させることが
できるものとなったのである。
に、扱室(1)と処理室(3)とを送塵口(2)により
連通して処理室(3)で送塵口(2)からの送塵物を処
理するものにおいて、送塵口(2)部の扱室(1)がわ
に、扱胴(4)の回転する上手がわを支点(P)にして
揺動自在の送塵ガイド板(5)を設け、該送塵ガイド板
(5)の板面(5a)を扱歯(6)の回転軌跡(イ)に
対して遠近調節可能にするとともに、前記送塵口(2)
の開口面積を広狭に調節する構成にしたことを特徴とす
るものであるから、倒伏・湿材等の穀稈の場合は扱室
(1)内における滞留時間を短くして作業能率をあげる
とともに動力の浪費を低減し、また、枝梗付き粒の多い
場合には扱室(1)内から処理室(3)に送出されよう
とするものを積極的に処理しながら扱室(1)での滞留
時間を長くして脱穀処理作用を一段と向上させることが
できるものとなったのである。
【図1】脱穀機の縦断後方視図である。
【図2】同脱穀機の横断平面図である。
【図3】揺動選別体との関連説明図である。
【図4】扱胴の他の例図を示した側面図である。
【図5】分割扱胴の斜視図である。
【図6】コンバイン全体の概略側面図である。
1 扱室 2 送塵口 3 処理室 4 扱胴 5 送塵ガイド板 6 扱歯 P 支点 5a 板面 イ 回転軌跡 7 送塵弁 8 揺動選別体 8a フィン
Claims (2)
- 【請求項1】 扱室(1)と処理室(3)とを送塵口
(2)により連通して処理室(3)で送塵口(2)から
の送塵物を処理するものにおいて、送塵口(2)部の扱
室(1)がわに、扱胴(4)の回転する上手がわを支点
(P)にして揺動自在の送塵ガイド板(5)を設け、該
送塵ガイド板(5)の板面(5a)を扱歯(6)の回転
軌跡(イ)に対して遠近調節可能にするとともに、前記
送塵口(2)の開口面積を広狭に調節する構成にしたこ
とを特徴とする脱穀機の送塵物処理装置。 - 【請求項2】 前記の送塵ガイド板(5)の揺動調節
を、扱室(1)内の送塵弁(7)の調節作動または揺動
選別体(8)のフィン(8a)の傾斜角度の変更調節に
連動させる構成にしたことを特徴とする請求項1に記載
する脱穀機の送塵物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10597694A JPH07289067A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 脱穀機の送塵物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10597694A JPH07289067A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 脱穀機の送塵物処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07289067A true JPH07289067A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14421796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10597694A Pending JPH07289067A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 脱穀機の送塵物処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07289067A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002345303A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-03 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 部分深耕機 |
JP2004024049A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 部分深耕機 |
CN102138390A (zh) * | 2011-01-11 | 2011-08-03 | 李洪太 | 玉米脱粒剥皮梳选机 |
KR101499385B1 (ko) * | 2007-09-21 | 2015-03-05 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 탈곡 장치 |
CN108055911A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-05-22 | 新疆新研牧神科技有限公司 | 导流罩及收获机 |
CN109832017A (zh) * | 2017-11-28 | 2019-06-04 | 株式会社久保田 | 联合收割机 |
JP2019097398A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-24 | 株式会社クボタ | コンバイン |
JP2019097399A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-24 | 株式会社クボタ | コンバイン |
JP2021171008A (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-01 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
JP2023080779A (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-09 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
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-
1994
- 1994-04-20 JP JP10597694A patent/JPH07289067A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2023080779A (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-09 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
JP2023080780A (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-09 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
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