JPH07288848A - 映像信号の時間軸補正装置 - Google Patents

映像信号の時間軸補正装置

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JPH07288848A
JPH07288848A JP7007665A JP766595A JPH07288848A JP H07288848 A JPH07288848 A JP H07288848A JP 7007665 A JP7007665 A JP 7007665A JP 766595 A JP766595 A JP 766595A JP H07288848 A JPH07288848 A JP H07288848A
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adder
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JP7007665A
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Soon-Young Oh
淳 永 呉
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LG Electronics Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/93Regeneration of the television signal or of selected parts thereof
    • H04N5/95Time-base error compensation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • H04N9/89Time-base error compensation
    • H04N9/896Time-base error compensation using a digital memory with independent write-in and read-out clock generators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 映像信号の色副搬送波信号に位相同期ループ
を構成するための技術的難しさとハードウェーア上の複
雑度を解決する。 【構成】 入力映像信号を色副搬送波信号の周波数の所
定倍数のサンプリングクロックでディジタル変換するA
/D変換部21の出力映像信号のドロップ・アウトを補
正するドロップ・アウト補正部22と、出力映像信号の
水平同期位相誤差に応じて色副搬送波誤差をフィルター
リングし、書き込みクロックを発生してサンプリングク
ロックを出力する書き込みタイミング発生部32と、ド
ロップ・アウト補正部の出力信号を書き込みタイミング
発生部の出力書き込みクロックによって貯蔵し、読み出
しクロックによって出力するFIFOメモリ23の読み
出し、書き込みタイミングを除去するFIFOコントロ
ーラ24と、FIFOメモリの出力信号をアナログ映像
信号に変換するD/A変換部25で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号に含まれた時
間軸の変動を補正する映像信号の時間軸補正装置に係
り、特に色副搬送波に位相同期ループを形成してメモリ
に書き込み、連続する2ライン間の色副搬送波位相誤差
の差異分で読み込みクロックを変調して速度誤差まで補
償できるようにする映像信号の時間軸補正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の時間軸補正装置の構成図で
ある。従来の時間軸補正装置は、図1に示すように、入
力されるアナログ映像信号の同期信号を検出する複合同
期信号検出部1と、入力されるアナログ映像信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換部2と、A/D変換部
2から出力されるディジタル映像信号を外部から入力さ
れるドロップ・アウト検出信号DODに従ってタイミン
グを合せて出力するドロップ・アウト補正部3と、ドロ
ップ・アウト補正部3の出力を記憶するFIFOメモリ
4と、FIFOメモリ4の出力をアナログ映像信号に変
換して出力するD/A変換部5と、A/D変換部2から
出力された信号の水平同期位相誤差を検出する水平同期
位相誤差検出部7と、水平同期位相誤差検出部7から出
力される信号を利用してA/D変換部2から出力された
信号の色副搬送波位相誤差を検出する色副搬送波位相誤
差検出部6と、色副搬送波位相誤差検出部6から出力さ
れる信号と水平同期位相誤差検出部7から出力される信
号の中で一つを選択する位相検出部8と、位相検出部8
から出力された信号をフィルター処理する2個のループ
フィルター9,10と、ループフィルター10から出力
された信号のタイミングを一致させるタイミング発振部
11と、タイミング発振部11から出力される信号に基
づいてA/D変換部2のサンプリングクロック及びFI
FOメモリ4の書き込みクロックを生成する書き込みク
ロック生成部12と、FIFOメモリ4から出力される
信号より同期信号を分離して垂直同期信号Vを位相検出
部8に供給する同期分離部13と、同期分離部13から
出力される水平同期信号Hと位相検出部8から出力され
る信号の線形補間を実行する線形補間部14と、線形補
間部14から出力される信号を1/455に演算処理す
る演算器15と、演算器15から出力される信号を積分
して線形補間部14に出力する積分部16と、線形補間
部14から出力される信号を位相変調させる位相変調部
17と、位相変調部17から出力される信号を用いてF
IFOメモリ4の読み出しクロック及びD/A変換部5
のサンプリングクロックを生成する読み出しクロック生
成部18と、で構成される。
【0003】このように構成される従来の映像信号の時
間軸補正装置の動作を説明する。入力されるアナログ映
像信号は読み出しクロック生成部18から供給されるク
ロックをサンプリングクロックとして、A/D変換部2
で8ビットのディジタル映像信号に変換される。A/D
変換部2でディジタル変換された映像信号は、ドロップ
・アウト補正部3で外部から入力されるドロップ・アウ
ト検出信号DODに基づいて1H以前の値がラッチされ
るが、ライン毎に色副搬送波の位相が反転される現象を
考慮してタイミングが合せられて出力される。この時、
複合同期信号検出部1は入力されるアナログ映像信号の
複合同期信号を分離してドロップ・アウト補正部3に供
給する。FIFOメモリ4ではドロップ・アウト補正部
3から出力される信号を書き込みクロック生成部12か
ら出力される書き込みクロックに合せて記憶し、読み出
しクロック生成部18から出力される読み出しクロック
に合せて読み出してD/A変換部5に供給する。FIF
Oメモリ4から出力されるディジタル映像信号はD/A
変換部5で読み出しクロック生成部18から出力される
クロックに応じてアナログ映像信号に変換されて出力さ
れる。この時入力される映像信号にジッタ(JITTER)が
含まれた場合、このジッタ(JITTER)によって可変され
る書き込みクロックを生成する方法としては、水平同期
信号に固定する方法と色副搬送波に固定する方法が用い
られるが、従来の映像信号の時間軸補正装置ではこの両
方法を選択的に使用する。即ち、A/D変換部2から出
力される映像信号が色副搬送波位相誤差検出部6と水平
同期位相誤差検出部7に入力されて色副搬送波位相誤差
と水平同期位相誤差が検出され、検出された色副搬送波
位相誤差と水平同期位相誤差は位相検出部8に供給され
て選択的に出力される。位相検出部8の選択は、外部か
ら強制的に映像信号に時間軸ずれが大きいことを知らせ
るために入力される信号JMPと同期分離部13から出
力される分離された垂直同期信号Vによってなされる
が、垂直同期区間では色副搬送波の無いことを考慮し、
外部から強制的に映像信号に時間軸ずれが大きいことを
知らせる場合を考慮してなされる。即ち、位相検出部8
では垂直同期区間と外部から強制的に映像信号に時間軸
ずれが大きいことを知らせる場合には、水平同期位相誤
差検出部7から出力される水平同期位相誤差を選択し、
その他の場合には色副搬送波位相誤差検出部6から出力
される色副搬送波位相誤差を選択して出力する。この
際、同期分離部12ではFIFOメモリ4から出力され
る信号のうち、時間軸補正された複合同期信号から水平
同期信号H及び垂直同期信号Vを分離して、垂直同期信
号Vは位相検出部8に供給し水平同期信号Hは線形補間
部14に供給する。位相検出部8から出力される信号
は、ループフィルター9で低周波成分が利得調節された
後、後段のループフィルター10に入力されて位相補正
及び利得調節が行われる。この際、水平同期位相誤差検
出部7で検出された水平同期位相誤差が大きくて正常的
でないから、水平同期位相誤差検出部7から出力される
信号を選択するように与えられる優先信号HIをループ
フィルター10が受けて前段のループフィルター9から
出力される信号と水平同期位相誤差検出部7から出力さ
れる信号の中から一つを選択して出力する。ループフィ
ルター10から出力される信号はディジタルタイミング
発振部11に入力され、ディジタルタイミング発振部1
1では位相誤差による周波数信号を発振させてクロック
生成部12に供給する。書き込みクロック生成部12で
はディジタルタイミング発振部11から入力された信号
に従って4fscクロックを生成し、A/D変換部2及
びFIFOメモリ4に供給してサンプリングクロック及
び書き込みクロックとして使用できるようにする。この
ように、位相同期ループにより求めた可変4fscクロ
ックで映像信号をサンプリングしても1H期間内に存在
する速度誤差は残存するので、現在位相誤差検出部8か
ら出力される信号と1H以前に位相誤差検出部8から出
力される信号の間を線形補間部14で補間する。即ち、
位相検出部8から出力される信号は同期分離部13から
出力される水平同期信号Hに基づいて線形補間部14で
ライン別にラッチされ、2ライン間の位相差をメモリで
構成された1/455演算器15に送り出してライン間
の位相差の1/455の値を得、これを積分部16で積
分して4fscクロックで2クロック毎に累積された値
を線形補間部14にフィードバックする。線形補間部1
4では1H以前の位相誤差に積分部16から出力される
信号を加算して出力することにより、1H期間に達する
と過去の誤差値が現在の誤差値に達するようにする。こ
のような線形補間部14の出力は位相変調部17に入力
されて一つの水平ライン以内に存在する速度誤差に比例
して位相変調された信号を得、これを読み出しクロック
生成部12で読み出しクロックに変換及び増幅してFI
FOメモリ4の読み出しクロックとD/A変換部5のサ
ンプリング処理クロックとして供給することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の映像信号の時間軸補正装置は、次の問題点
があった。第1は、色副搬送波位相誤差検出部6の出力
と水平同期位相誤差検出部7の出力間を切り換える問題
点がある。即ち、大抵の映像信号は群遅延が固定である
線形位相処理がなされない場合が多く、よって水平同期
信号と色副搬送波の間の位相差が0度を外れることにな
り、このような場合に色副搬送波位相誤差検出部6と水
平同期位相誤差検出部7の基準位相が互いに異なるの
で、垂直同期毎に切り換えると垂直同期で残留ジッタ
(JITTAR)が大きくなり、これを解決するためには垂直
同期区間で水平同期による位相同期ループを形成した
後、色副搬送波位相誤差に切り換えるとき、水平同期信
号と色副搬送波との位相差を考慮して位相を補正する
か、或いは色副搬送波位相誤差検出部6の出力を基準す
とるサンプリング基準を移す回路が必要になる。
【0005】第2は、速度補償のために読み出しクロッ
クに対して線形位相補間した値に位相変調することに問
題点がある。即ち、速度補償のために読み出しクロック
に対して線形位相補間した値に位相変調する回路を構成
するに当たり、読み出しクロックを作るためのディジタ
ルタイミング発振部と異なる構造のディジタル位相変調
器は1/455除算計算器、ROM及び4fscクロッ
クで2クロックずつ累積する積分器などが必要になる。
【0006】上記問題点を改善するための本発明の目的
は、映像信号の色副搬送波信号に位相同期ループを構成
することであり、従来の技術が色副搬送波の無い垂直同
期区間で水平同期信号を使用する方式より現われる水平
同期信号から色副搬送波に釣り合う正確度で位相誤差を
検出しなければならないという難しさと、水平同期信号
と色副搬送波間の位相差を考慮しなければならないハー
ドウェーア上の複雑度を高利得フィルターへの切換及び
クリア動作により解決するための映像信号の時間軸補正
装置を提供することにある。
【0007】なお、本発明の他の目的は、読み出しクロ
ック変調を実行するに当たって、一つのライン内に発生
した速度誤差をFIFOメモリで遅延した時間だけの正
確な時間に読み出しクロックの変調を行ってディジタル
タイミング発振部の周波数変換特性で周波数変動が一つ
のライン内に位相積分に該当する性質をそのまま用いる
ことにより、読み出しクロック位相変調部を簡素化する
ための映像信号の時間軸補正装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入力されるアナログ映像信号を色副搬送波
信号の周波数fscの所定の倍数のサンプリングクロッ
クでディジタル変換するA/D変換部と、前記A/D変
換部から出力されるディジタル映像信号のドロップ・ア
ウトを補正するドロップ・アウト補正部と、前記A/D
変換部から出力されるディジタル映像信号の水平同期位
相誤差に応じて色副搬送波誤差をフィルター処理して、
書き込みクロックを発生して前記A/D変換部のサンプ
リングクロックとして出力する書き込みタイミング発生
部と、前記ドロップ・アウト補正部から出力されるディ
ジタル映像信号を前記書き込みタイミング発生部から出
力される書き込みクロックによって記憶し、読み出しク
ロックによって出力するFIFOメモリと、前記FIF
Oメモリの読み出し及び書き込みタイミングを除去する
FIFOコントローラと、前記FIFOメモリから出力
される映像信号をアナログ映像信号に変換するD/A変
換部と、で構成されることを特徴とする。
【0009】
【実施例】本発明による映像信号の時間軸補正装置の一
実施例は、図2に示すように、A/D変換部21、ドロ
ップ・アウト補正部22、FIFOメモリ23、FIF
Oコントローラ24、D/A変換部25、及び書き込み
タイミング発生部39で構成され、FIFOメモリ23
の読み出しクロックRCKを固定された周波数に設定
し、映像信号の時間軸変動成分を補正することになる。
A/D変換部21は入力されるアナログ映像信号を書き
込みクロック生成部39から出力される色副搬送波信号
周波数fscの所定の倍数のサンプリングクロックでデ
ィジタル変換する。ドロップ・アウト補正部22は、外
部から入力されるドロップ・アウト検出信号DODに基
づいてA/D変換部21から出力されるディジタル映像
信号のドロップ・アウトを補正する。
【0010】書き込みタイミング発生部39はA/D変
換部21から出力されるディジタル映像信号の水平同期
位相誤差を検出して、連続する水平ライン間の誤差が一
定の範囲内にあることを指示する制御信号HEGOOD
を出力する水平同期位相誤差検出部27と、A/D変換
部21から出力されるディジタル映像信号の水平同期信
号H及び垂直同期信号Vを分離し、色副搬送波が始まる
ことを知らせるタイミング信号SCPTを発生する同期
分離部28と、同期分離部28から出力されるタイミン
グ信号SCPTを用いてA/D変換部21から出力され
るディジタル映像信号の色副搬送波とサンプリングクロ
ックとの間の位相誤差を検出する色副搬送波位相誤差検
出部26と、同期分離部28から出力される垂直同期信
号Vに基づいて垂直同期区間では‘0’を出力し、垂直
同期以外の区間には色副搬送波位相誤差検出部26から
出力される信号を選択して出力する位相誤差検出部29
と、水平同期位相誤差検出部27から出力される制御信
号HEGOODに基づいてクリアされ、位相誤差検出部
29から出力される信号をフイルター処理するループフ
ィルター30と、水平同期位相誤差検出部26から出力
される信号のうちで一つを選択して出力するスイッチン
グ部31と、スイッチング部31から出力される信号に
基づいて周波数変換を実行して書き込みクロックタイミ
ングを提供するタイミング発振部32と、タイミング発
振部32から出力される信号の制御により書き込みクロ
ックWCKを発生して、A/D変換部21のサンプリン
グクロックとして出力し且つFIFOメモリ23の書き
込みクロックとして出力する書き込みクロック生成部3
3とで構成され、A/D変換部21から出力されるディ
ジタル映像信号の水平同期位相誤差に応じて色副搬送波
位相誤差をフイルター処理し、書き込みクロックWCK
を発生して、A/D変換部21のサンプリングクロック
及びFIFOメモリ23の書き込みクロックWCKとし
て出力する。ここで、ループフイルター30は無限イン
パルス応答フイルター(Infinite ImpulseResponse Fil
ter)で構成される。
【0011】FIFOメモリ23は、ドロップ・アウト
補正部22から出力されるディジタル映像信号を書き込
みタイミング発生部39の書き込みクロック生成部33
から出力される書き込みクロックWCKによって記憶
し、固定された読み出しクロックRCKによってD/A
変換部25に出力する。FIFOコントローラ24はF
IFOメモリ23の読み出し及び書き込みタイミングを
制御する。D/A変換部25はFIFOメモリ23から
出力される映像信号をアナログ映像信号に変換する。こ
こで、読み出しクロックRCKは4fsc周波数と固定
され、書き込みクロックWCKは4fsc周波数でなさ
れる場合であって、映像信号の時間軸の変動成分を補正
することになる。
【0012】このように構成された映像信号の時間軸補
正装置の一実施例の動作を説明する。ジッタ(JITTER)
を含むアナログ映像信号はA/D変換部21で書き込み
クロック生成部33から出力されるサンプリングクロッ
クWCKに合わせてディジタル映像信号に変換された
後、外部から検出されたドロップ・アウト検出部信号D
ODに基づいてドロップ・アウト補正部22でドロップ
・アウト補正される。ドロップ・アウト補正部22では
A/D変換部21から出力されるディジタル映像信号を
ドロップ・アウト補正するとともに約1H遅延させた
後、書き込みクロック生成部33から出力される書き込
みクロックWCKに同期してFIFOコントローラ24
の制御によってFIFOメモリ23に記憶する。FIF
Oメモリ23に記憶されたディジタル映像信号は、固定
された読み出しクロックRCKによりFIFOコントロ
ーラ24の制御を受けて読み出された後、D/A変換部
25で読み出しクロックRCKにより時間軸補正された
アナログ映像信号に変換される。
【0013】一方、A/D変換部21から出力されるデ
ィジタル映像信号は、水平同期位相誤差検出部27に入
力されて水平同期とサンプリングクロックWCKとの位
相誤差が検出され、同時に1H間の差異が求められて水
平同期区間の時間が一定の範囲以内にあることを判定す
る制御信号HEGOODを出力し、この制御信号HEG
OODはスイッチング部31の選択制御信号として供給
され、ループフィルター30のクリア信号として供給さ
れる。なお、A/D変換部21から出力されたディジタ
ル映像信号は同期分離部28に供給されて垂直同期信号
Vと水平同期信号Hに分離され、分離された垂直同期信
号Vは位相誤差検出部29の選択制御信号として供給さ
れる。なお、同期分離部28では水平同期信号の下降エ
ッジから一定の時間後に色副搬送波が始まることを知ら
せるタイミング信号SCPTを出力し、このタイミング
信号SCPTを色副搬送波位相誤差検出部26に供給す
る。
【0014】さらに、色副搬送波位相誤差検出部26で
はA/D変換部21から出力されるディジタル映像信号
と同期分離部28から出力されるタイミング信号SCP
Tを用いて映像信号とサンプリングクロックWCKとの
位相誤差を検出する。即ち、同期分離部28からタイミ
ング信号SCPTを受けて4fscのサンプリングクロ
ックWCKを4分周したクロックで映像信号の色副搬送
波とサンプリングクロックWCKとの位相差θのサイン
成分sinθを色副搬送波区間で6周期分を平均して求
め、この4分周されたクロックと90度の位相差を有す
るクロック、即ち4fscのサンプリングクロックWC
Kを4分周したクロックと90度位相差を有するクロッ
クで映像信号の色副搬送波とサンプリングクロックとの
位相差θのコサイン成分cosθを色副搬送波区間で6
周期分を平均して求めた後、位相差θを計算して位相誤
差検出部29に提供する。
【0015】図3ではサンプリングクロックと色副搬送
波との位相関係を示すが、図3(a)ではサンプリング
クロックWCKの位相が遅れる時のサインサンプルSと
コサインサンプルCの位相関係を示し、図3(b)では
サンプリングクロックWCKの位相が速い時のサインサ
ンプルSとコサインサンプルCとの位相関係を示す。
【0016】位相誤差検出部29の一方の入力は色副搬
送波位相誤差検出部26から出力される値、他方の入力
は‘0’であり、同期分離部28で分離された垂直同期
信号Vを2入力の選択制御信号として使用する。従っ
て、位相誤差検出部29では垂直同期信号Vが入力され
る間には、色副搬送波が存在しないから色副搬送波によ
る位相誤差検出が不可能なので、‘0’入力を選択して
位相誤差を‘0’値と出力する。なお、位相誤差の検出
部29では垂直同期信号Vが入力されない区間では色副
搬送波位相誤差検出部26から出力される誤差値を選択
して出力する。
【0017】位相誤差検出部29から出力された信号
は、ループフィルター30とスイッチング部31の一方
入力となり、ループフィルター30では位相誤差検出部
29から入力された位相誤差の低周波成分を充分な利得
で増幅してスイッチング部31の他方入力とし、スイッ
チング部31では水平同期位相誤差検出部27から出力
される制御信号HRGOODに基づいてスイッチングす
る。即ち、水平同期位相誤差検出部27では連続したラ
イン間の位相誤差が一定値以上に大きくなって色副搬送
波による位相誤差検出範囲、即ち±180゜外れた場合
を指示する制御信号HEGOODを出力し、この制御信
号HEGOODが色副搬送波による位相誤差検出範囲、
即ち±180゜外れた場合を指示する信号として入力さ
れる時、スイッチング部31は利得が小さくなるよう
に、ループフィルター30を通っていない位相誤差検出
部29から出力される信号を選択してそのまま出力し、
同時に制御信号HEGOODに基づいてループフィルタ
ー30をクリアさせる。しかしながら、制御信号HEG
OODが連続したライン間の位相誤差が一定の値以下に
色副搬送波による位相誤差の検出が可能であることを指
示する信号として入力される時、スイッチング部31は
位相誤差の低周波成分を充分な利得で増加させたループ
フィルター30から出力される信号を選択して出力す
る。このように水平同期位相誤差検出部27から出力さ
れる制御信号HEGOODによりスイッチング部31で
選択されて出力される誤差検出信号は、タイミング発振
部32に入力されることにより完全な位相同期ループが
形成されるようにする。
【0018】タイミング発振部32ではスイッチング部
31から出力された位相誤差検出信号値に該当する周波
数の変換を実行して書き込みクロック生成部33に出力
し、書き込みクロック生成部33ではタイミング発振部
32のタイミング制御により4fscの書き込みクロッ
クWCKを発生させてA/D変換部21及びFIFOメ
モリ23に供給する。このように、書き込みクロックW
CKを生成して使用し、読み出しクロックRCKを4f
scと固定させて使用する本発明による映像信号の時間
軸補正装置では、入力アナログ映像信号に含まれたジッ
タ(JITTER)が抑圧される。
【0019】なお、一つのライン内に存在する速度誤差
を無くするための本発明による映像信号の時間軸補正装
置の他の実施例は、本発明による時間軸補正装置の一実
施例にFIFOコントローラ24の制御によって同期分
離部28から出力される水平同期信号Hと位相誤差検出
部29から出力される信号に基づいて速度誤差を補償
し、読み出しクロックRCKを変調してFIFOメモリ
に出力する読み出しタイミング発生部40をさらに含ん
で構成され、映像信号の速度誤差を補償できるようにし
たものである。
【0020】即ち、本発明による映像信号の時間軸補正
装置の他の実施例は、図2に示すように、A/D変換部
21、ドロップ・アウト補正部22、FIFOメモリ2
3、FIFOコントローラ24、D/A変換部25、書
き込みタイミング発生部39、及び読み出しタイミング
発生部40で構成され、各構成要素は本発明による映像
信号の時間軸補正装置の一実施例と同一に構成され、速
度誤差を補償できるようにするものであり、残留ジッタ
(JITTER)を除去する方法として読み出しクロックRC
Kも変調させる方法を使用する。
【0021】ここで、読み出しタイミング発生部40は
同期分離部28から出力される水平同期信号Hに基づい
て位相誤差検出部29から出力される1H以前の位相誤
差を記憶するラッチ部34と、ラッチ34部より出力さ
れる1H以前の位相誤差から位相誤差検出部29より出
力される現在の位相誤差を減算する減算器35と、FI
FOコントローラ24の制御によって減算器35から出
力される信号をラッチしてライン間位相誤差を記憶する
ラッチ部36と、ラッチ部36から出力される信号に基
づいて周波数変換を実行して読み出しクロックタイミン
グを提供するディジタルタイミング発振部37と、ディ
ジタルタイミング発振部37から出力される信号の制御
により読み出しクロックRCKを発生して、FIFOメ
モリ23の読み出しクロックとして出力し且つD/A変
換部25のサンプリングクロックとして出力する読み出
しクロック生成部38とで構成される。
【0022】このように構成される映像信号の時間軸補
正装置の他の実施例の動作を読み出しタイミング発生部
40を中心として説明する。位相誤差検出部29の出力
が残留ジッタ(JITTER)を示しているので、1H間隔で
残留ジッタ(JITTER)を求めると、一つのライン内に存
在するジッタ(JITTER)変化が分かる。即ち、ラッチ部
34が同期分離部28から出力される水平同期信号Hを
入力として1H前の位相誤差検出部29の出力をラッチ
し、このラッチされた1H前の位相誤差から現在の位相
誤差出力を減算器35で減算した後、減算の結果をラッ
チ部36に記憶する。ラッチ部36ではFIFOコント
ローラ24から出力されるタイミング制御信号RMLを
入力として減算器35から出力される信号をラッチす
る。タイミング制御信号RMLはFIFOメモリ23の
深さに関わるが、FIFOメモリ23に映像信号が入力
されて出力されるまでの遅延時間を考慮して発生される
信号である。ラッチ部36から出力される信号はディジ
タルタイミング発振部37に入力され、ディジタルタイ
ミング発振部37ではラッチ部36から入力された信号
値に該当する周波数変換を実行して読み出しクロック生
成部38に出力し、読み出しクロック生成部38ではデ
ィジタルタイミング発振部37のタイミング制御により
読み出しクロックRCKを発生させてFIFOメモリ2
3とD/A変換部25に供給する。
【0023】このように読み出しクロックRCKを変調
するに当たり、1H以前の位相誤差値から現在の位相誤
差値を減算してディジタルタイミング発振部37を駆動
させる理由は、読み出しクロックRCKの場合に書き込
みクロックWCKの場合とは反対に時間を考慮しなけれ
ばならないためである。即ち、図3(a)のように、色
副搬送波がサンプリングされた場合はサンプリングクロ
ックが映像信号の色副搬送波位相より遅れ、図3(b)
のように、色副搬送波がサンプリングされた場合はサン
プリングクロックが映像信号の色副搬送波位相より進む
場合に該当する。従って、位相誤差を書き込みクロック
WCKの立場で正さなければならないので、図3(a)
のように正(+)の位相検出時、サンプリングクロック
周波数が速くなるようにして位相を合わせるべきであ
り、図3(b)のように負(−)の位相検出時、サンプ
リングクロック周波数が遅れるようにして位相を合わせ
るべきである。しかし、既に図3(a)、(b)のよう
にサンプリングされてFIFOメモリ23に記憶された
映像信号を固定クロックで読み出せば、残留ジッタ(JI
TTER)はそのまま存在する。従って、図3(a)の場合
には、読み出しクロックRCKを遅らせようにしてD/
A変換部25に出力してこそ残留ジッタ(JITTER)を除
去する方向になり、図3(b)の場合には読み出しクロ
ックRCKを速くなるようにしてD/A変換部25に出
力してこそ残留ジッタ(JITTER)を除去める方向にな
る。
【0024】本発明による映像信号の時間軸補正装置の
一実施例と他の実施例を構成する要素の細部構成及び動
作を図面とともに説明する。図2の色副搬送波位相誤差
検出部26は図4に示すように、同期分離部28から出
力されるタイミング信号SCPTとA/D変換部21の
サンプリングクロックから順次遅延した第1及び第2サ
イン及びコサインサンプルパルス信号(TSINP、T
SINM、TCOSP、TCOSM)を発生するパルス
検出部41と、パルス検出部41から出力される第1及
び第2サイン及びコサインサンプルパルス信号(TSI
NP、TSINM、TCOSP、TCOSM)を演算し
てサイン及びコサインの位相差を求め、A/D変換部2
1から出力されるディジタル色副搬送波とサンプリング
クロック間の位相誤差θを発生する位相誤差検出部42
とで構成される。
【0025】ここで、パルス検出部41はA/D変換部
21のサンプリングクロックWCKを4分周して基準色
副搬送波信号TSPULを発生する基準パルス発生器4
11と、基準パルス発生器411から出力される基準色
副搬送波信号TSPULを6周期毎にカウントするカウ
ンタ412と、カウンタ412から出力される信号と同
期分離部28から出力されるタイミング信号SCPTを
入力にして誤差を検出する区間を示す区間パルス信号T
SWINを出力するフリップフロップ413と、フリッ
プフロップ413から出力される区間パルス信号TSW
INと基準パルス発生器411から出力される基準色副
搬送波信号TSPULを論理積をとって、第1サインサ
ンプルパルス信号TSINPを出力するANDゲート4
14と、ANDゲート414から出力される第1サイン
サンプルパルス信号TSINPを1クロック遅延させて
第1コサインサンプルパルス信号TCOSPを出力する
フリップフロップ415と、フリップフロップ415か
ら出力される第1コサインサンプルパルス信号TCOS
Pを1クロック遅延させて第2サインサンプルパルス信
号TSINMを出力するフリップフロップ416と、フ
リップフロップ416から出力される第2サインサンプ
ルパルス信号TSINMを1クロック遅延させて第2コ
サインサンプルパルス信号TCOSMを出力するフリッ
プフロップ417とで構成される。
【0026】なお、位相誤差検出部42はパルス検出部
41から出力される第1サインサンプルパルス信号TS
INPに基づいてA/D変換部21から出力されるディ
ジタル色副搬送波サインサンプルを記憶するレジスタ4
21と、パルス検出部41から出力される第1コサイン
サンプルパルス信号TCOSPに基づいてA/D変換部
21から出力されるディジタル色副搬送波コサインサン
プルを記憶するレジスタ422と、パルス検出部41か
ら出力される第2コサインサンプルパルス信号TSIN
Mに基づいてA/D変換部21から出力されるディジタ
ル色副搬送波サインサンプルを記憶するレジスタ423
と、パルス検出部41から出力される第2コサインサン
プルパルス信号TCOSMに基づいてA/D変換部21
から出力されるディジタル色副搬送波コサインサンプル
を記憶するレジスタ424と、レジスタ421の出力か
らレジスタ423の出力を減算する減算器425と、レ
ジスタ422の出力からレジスタ424の出力を減算す
る減算器426と、減算器425の出力を一方入力とし
て加算する加算器427と、減算器426の出力を一方
入力として加算する加算器428と、加算器427の出
力を記憶し、加算器428の他方入力として加えるサイ
ンレジスタ429と、加算器428の出力を記憶し、加
算器428の他方入力として加えるコサインレジスタ4
30と、サインレジスタ429の出力とコサインレジス
タ430の出力を除算してタンジェント値に変換する演
算部431と、演算部431の出力を用いて最終誤差値
θを計算して記憶する誤差値メモリ432とで構成され
る。
【0027】このように構成される色副搬送波位相誤差
検出部26の動作を図5を参照して説明する。図5
(a)は、A/D変換部21から出力されて入力される
ディジタル映像信号の色副搬送波区間で図5(b)のよ
うなサンプリングクロックWCKでサンプリングされた
サンプル点C1‐C12、S1‐S12を示し、図5
(b)はサンプルクロックWCKを示し、図5(c)は
同期分離部28から入力されるタイミング信号SCPT
を示す。
【0028】このようなサンプリングクロック(図5
(b))とタイミング信号(図5(c))は、パルス検
出部41に入力されて4個のサンプルパルス、即ち第1
及び第2サイン及びコサインサンプルパルス信号(TS
INP、TSINM、TCOSP、TCOSM)を発生
させる。先ず、サンプリングクロックWCK(図5
(b))は、基準パルス発生器411に入力されてサン
プリングクロック(WCK:4fsc)を4分周した形
態の基準色副搬送波信号TSPULを図5(d)に示す
ように作る。この基準色副搬送波信号TSPUL(図5
(d))はANDゲート414に供給される一方、カウ
ンタ412に供給されて6個のカウント毎に1パルスが
出力され、このカウンタ412のカウントの結果はフリ
ップフロップ413のK入力端に供給される。
【0029】フリップフロップ413のJ入力端には図
5(c)のように水平同期信号の下降エッジから一定の
クロック数をカウントして色副搬送波が始まることを知
らせるタイミング信号SCPTが入力されるので、この
タイミング信号SCPT(図5(c))が入力されると
き、フリップフロップ413の出力TSWINは図5
(e)のようにハイ状態となり、以後には基準色副搬送
波信号TSPUL(図5(d))のパルスが6個入力さ
れる瞬間、カウンタ412の出力によりロー状態にな
る。フリップフロップ413の出力がハイになる間、基
準色副搬送波TSPUL(図5(d))が入力される
と、この基準色副搬送波信号TSPUL(図5(d))
はANDゲート414で第1サインサンプルパルス信号
TSINPとして図5(f)のように出力される。即
ち、色副搬送波位相誤差検出区間のパルス、即ちフリッ
プフロップ413の出力TSWINがハイである間の6
個の基準色副搬送波信号TSPULのパルスが第1サイ
ンサンプルパルス信号TSINPとして出力されるもの
である。
【0030】この第1サインサンプルパルス信号(TS
INP)(図5(f))はフリップフロップ415に入
力されてサンプリングクロックWCKの1クロックだけ
遅延されて図5(g)のような第1コサインサンプルパ
ルス信号TSCOPとして出力される。フリップフロッ
プから出力される第1コサインサンプルパルス信号は再
びフリップフロップ416に入力されて、サンプリング
クロックWCKの1クロックだけ遅延されて第2サイン
サンプルパルス信号TSINMとして出力される。フリ
ップフロップ416から出力される第2サインサンプル
パルス信号TSINMはフリップフロップ417に入力
されてサンプリングクロックWCKの1クロックだけ遅
延されて第2コサインサンプルパルス信号TCOSMと
して出力される。
【0031】このようにパルス検出部41から出力され
る4個のサンプルパルス、即ち第1及び第2サイン及び
コサインサンプルパルス信号(TSINP、TSIN
M、TCOSP、TCOSM)は位相誤差検出部42の
レジスタ421、422、423、424に各々記憶制
御信号として入力される。即ち、レジスタ421は図5
(f)のような第1サインサンプルパルス信号(TSI
NP)が入力されるタイミングで入力される図5(a)
のディジタル色副搬送波サインサンプルS1を記憶する
ことになり、レジスタ422は図5(g)のような第1
コサインサンプルパルス信号TCOSPが入力されるタ
イミングで入力される第5(a)のディジタル色副搬送
波コサインサンプルC1を記憶することになり、レジス
タ423は第2サインサンプルパルス信号TSINMが
入力されるタイミングで入力される図5(a)のディジ
タル色副搬送波サインサンプルS2を記憶することにな
り、レジスタ424は第2コサインサンプルパルス信号
TCOSMが入力されるタイミングで入力される第5
(a)のディジタル色副搬送波コサインサンプルC2を
記憶することになる。
【0032】このような動作はサンプルパルスが入力さ
れる毎に繰り返し行われて、その後のサンプル値S3‐
S12、C3‐C12も順次記憶される。このようにレ
ジスタ421に記憶されたサインサンプルS1とレジス
タ423に記憶されたサインサンプルS2は減算器42
5で減算され(S1‐S2)、減算の結果は加算器42
7で初期値が‘0’であるサインレジスタ429の出力
と加算されてsinθ、サインレジスタ429に記憶さ
れる。その後から入力されるサインサンプルS3、S4
に対しても減算器425による減算S3‐S4が行わ
れ、この減算結果は加算器427でサインレジスタ42
9の出力sinθ=Si‐S2と加算され、加算された
結果(S1‐S2)+(S3‐S4)は再びサインレジ
スタ429に記憶される。こうした動作が残りのサイン
サンプル(S5‐S12)に対しても同一に行われるの
で、サインレジスタ429から最終出力される値sin
θは、 sinθ=(S1‐S2)+(S3‐S4)+(S5‐
S6)+(S7‐S8)+(S9‐S10)+(S11
‐S12) となる。
【0033】なお、レジスタ422に記憶されたコサイ
ンサンプルC1とレジスタ424に記憶されたコサイン
サンプルC2は減算器426で減算され(C1‐C
2)、その減算結果は加算器428で初期値が‘0’で
あるコサインレジスタ430の出力と加算されてcos
θ、コサインレジスタ430に記憶される。その後から
入力されるコサインサンプルC3、C4に対しても減算
器426によって減算C3‐C4が行われ、この減算結
果は加算器428でコサインレジスタ430の出力co
sθ=C1‐C2と加算され、加算された結果(C1‐
C2)+(C3‐C4)は再びコサインレジスタ430
に記憶される。こうした動作が残りのコサインサンプル
C5‐C12に対しても同様にして行われるので、コサ
インレジスタ430から最終的に出力される値cosθ
は、 cosθ=(C1‐C2)+(C3‐C4)+(C5‐
C6)+(C7‐C8)+(C9‐C10)+(C11
‐C12) となる。
【0034】このようにしてサインレジスタ429とコ
サインレジスタ430から出力されるサイン誤差値si
nθとコサイン誤差値cosθは、演算部431で除算
されてタンジェント値tanθ=sinθ/cosθに
変換され、変換されたタンジェント値は誤差値メモリ4
32に入力される。誤差値メモリ432は演算部431
から出力されるタンジェント値tanθに与える入力に
対してアークタンジェント計算された値を記憶するRO
Mである。誤差メモリは、入力される値に該当する最終
誤差値θを出力することになる。このように色副搬送波
位相誤差検出部26から出力される誤差値は、位相誤差
検出部29に入力される。
【0035】図2の水平同期位相誤差検出部27は図6
に示すように、A/D変換部21から出力されるディジ
タル映像信号に対して水平同期信号の低域フィルター処
理を行う水平同期低域フィルター61と、水平同期低域
フィルター61から出力される信号を入力として受けて
水平同期位相誤差を検出し、その誤差が許容範囲内であ
るかどうかを判断して制御信号HEGOODを出力する
誤差判断部62とで構成される。ここで、水平同期低域
フィルター61は5次有限インパルス応答フィルターで
構成される。
【0036】即ち、水平同期低域フィルター61はA/
D変換部21から出力されるディジタル映像信号の水平
同期信号を記憶して遅延させるレジスタ610と、レジ
スタ610から出力される水平同期信号を記憶して遅延
させるレジスタ611と、レジスタ611から出力され
る水平同期信号を記憶して遅延させるレジスタ612
と、レジスタ612から出力される水平同期信号を記憶
して遅延させるレジスタ613と、A/D変換部21か
ら出力されるディジタル映像信号の水平同期信号に所定
の定数K1をかけるタップ係数部614と、レジスタ6
10から出力される水平同期信号に所定の定数K2をか
けるタップ係数部615と、レジスタ611から出力さ
れる水平同期信号に所定の定数K3をかけるタップ係数
部616と、レジスタ612から出力される水平同期信
号に所定の定数K4をかけるタップ係数部617と、レ
ジスタ613から出力される水平同期信号に所定の定数
K4をかけるタップ係数部618と、タップ係数部61
4、615、616、617、618から出力される信
号を加算して誤差判断部62に出力する加算器619と
で構成される。
【0037】なお、誤差判断部62は水平同期低域フィ
ルター61から出力される信号を基準サンプル値と比較
する入力比較器621と、入力比較器621から出力さ
れる信号を許可信号として、水平同期低域フィルター6
1から出力される信号を記憶するレジスタ622と、入
力比較器621から出力される信号を許可信号にして、
レジスタ622から出力される信号を記憶するレジスタ
623と、レジスタ623の出力からレジスタ622の
出力を減算する減算器624と、減算器624の出力に
所定の定数Kをかける乗算器625と、入力比較器62
1から出力される信号をカウントして水平同期位相定数
を検出する水平同期位相整数検出部627と、乗算器6
25の出力と水平同期位相整数検出部627の出力を加
算して水平誤差を出力する加算器626と、加算器62
6の出力を許容誤差の基準値と比較して出力される制御
信号HEGOODをスイッチング部31とループフィル
ター30に加える出力比較器628とで構成される。
【0038】このように構成される水平同期位相誤差検
出部27の動作を図7を参照して説明する。正常的な
4.2MHz帯域の映像信号は、水平同期信号の下降エ
ッジを時間幅からみたとき、140nsec±20nsecとな
っているが、これをサンプリングクロック(WCK:4
fsc)でサンプリングすると、そのサンプリング点は
図7(a)及び(b)のようになる。図7(a)及び
(b)は、水平同期低域フィルター61を通過させない
1H以前の下降エッジの波形と現在の下降エッジの波形
であり、この波形は4fscでサンプリングされたサン
プリング点を示している。
【0039】ここで、32D(Decimal )は水平同期信
号を検出するための基準値であって、この32D値以下
の一番目のサンプルが1H以前に図7(a)でH1にサ
ンプリングされ、現在のサンプル値が図7(b)のH2
にサンプリングされると、(H1‐H2)×K(K:整
数)と70nsec以下の解像度により位相誤差を検出する
ことが出来る。しかしながら、水平同期信号の下降エッ
ジはサンプル数が少なく、雑音による影響を考慮して5
次有限インパルス応答フィルターで構成された低域通過
フィルター61を通過させて、図7(b)、(c)に示
すように、水平同期信号の下降エッジでサンプル数を増
やした後、前記方法により基準レベル‘32D’以下に
サンプリングされる一番目のサンプル値HL1、HL2
を使用して水平同期の少数誤差(70nsec以下)を検出
する。
【0040】図7(c)は水平同期低域フィルター61
を通過させた1H以前の下降エッジの波形であり、図7
(d)は水平同期低域フィルター61を通過させた後の
現在の下降エッジの波形である。即ち、A/D変換部2
1から出力されるディジタル映像信号をレジスタ61
0、611、612、613を順次通過させてサンプル
単位で遅延処理し、入力されるディジタル映像信号と各
レジスタ610、611、612、613で遅延したサ
ンプルをタップ係数部614、615、616、61
7、618で各々のタップ係数K1、K2、K3、K
4、K5をかけた後、加算器619で最終的に加算処理
した低域通過フィルター処理する。
【0041】低域通過フィルター61で低域通過フィル
ター処理された水平同期信号サンプル値HLPFは誤差
判断部62の入力比較器621の一方の入力端Aとレジ
スタ622とに入力される。入力比較器621では基準
値である32D(B)と低域通過フィルター61の加算
器619から出力されるサンプル値HLPE(A)を互
いに比較して比較結果A<Bを出力し、その比較結果は
レジスタ622とレジスタ623の許可(enable)端子
に入力されると共に水平同期位相整数検出部627に入
力されてカウントアップさせる。
【0042】即ち、入力比較器621では基準値である
32D以下にサンプリングされる瞬間、これをレジスタ
622とレジスタ623に1H単位で記憶し、レジスタ
623より出力される信号H1からレジスタ622より
出力される信号H2を減算器624で減算し、乗算器6
25で定数Kをかけた後、この値を水平同期位相誤差の
小数分HFRで加算器626に供給する。なお水平同期
位相整数検出部627では入力比較器621から出力さ
れる信号をカウントして70nsec解像度を検出した整数
誤差HIを加算器626に供給する。
【0043】加算器626では乗算器625から出力さ
れる水平同期位相誤差小数分HFRに水平同期位相整数
検出部627から出力される定数誤差HIを加算して水
平同期位相誤差HERRを求め、これを出力比較器62
8の一方の入力端子(A)に入力させる。出力比較器6
28では加算器626から出力される水平同期位相誤差
HERR(A)と基準値である140nsec(B)とを比
較して水平同期位相誤差HERRが基準値140nsec以
下であれば、色副搬送波の位相誤差検出が可能であるこ
とを指示する制御信号HEGOODを出力する。出力比
較器628から出力される制御信号HEGOODはルー
プフィルター30をクリアさせ、スイッチング部31の
スイッチングを制御する。
【0044】図2のループフィルター30は図8に示す
ように、位相誤差検出部29から出力される信号に所定
の定数K6をかける乗算器81と、位相誤差検出部29
から出力される信号を一方入力として加算する加算器8
2と、水平同期位相誤差検出部27から出力される制御
信号HEGOODに基づいてクリアされ、加算器82の
出力を記憶して所定の時間遅延させ、加算器の他入力と
して出力するレジスタ83と、乗算器81の出力と加算
器82の出力を加算する加算器84と、加算器84の出
力に所定の定数K7をかける乗算器85と、加算器84
の出力を一方入力として加算する加算器86と、水平同
期位相誤差検出部27から出力される制御信号HEGO
ODに基づいてクリアされ、加算器86の出力を記憶し
て所定の時間遅延させ、加算器86の他方入力として加
えるレジスタ87と、乗算器85の出力と加算器86の
出力を加算する加算器88と、加算器88の出力に所定
の定数K8をかけてスイッチング部31に出力する乗算
器89とで構成される。
【0045】このように構成されるループフィルター3
0の動作を図9とともに説明する。ループフィルター3
0の特性は図9に示すように、位相誤差伝達特性を有
し、入力位相誤差検出信号の低周波成分利得を高めて出
力する。即ち、加算器82とレジスタ83は入力信号の
遅延とフィードバックを実行し、この遅延及びフィード
バック加算された結果は、加算器8で乗算器81の出力
と再び加算処理されてフィルター処理され、前段でフィ
ルター処理された結果は再び後段の加算器86とレジス
タ87とにより遅延とフィードバックがなされ、フィー
ドバックされた信号の加算結果は加算器88で乗算器8
5の出力と再び加算処理されて出力端の乗算器89で定
数K8とかけられ、かけられた結果を図9のような伝達
関数特性でフィルター処理された処理結果として出力す
ることになる。このように出力された位相誤差検出信号
はスイッチング部31に入力され、水平同期位相誤差検
出部27より出力される制御信号HEGOODによりス
イッチング部31から出力された誤差検出信号がタイミ
ング発振部32に入力されることにより、完全な位相同
期ループが形成されるようにして、垂直同期区間で色副
搬送波による位相誤差検出が正確になされない時にも同
期範囲を大きく外れないようにするものである。
【0046】図2のFIFOメモリ23は図10に示す
ように、書き込みクロック生成部33から出力される書
き込みクロックWCKとFIFOコントローラ24から
出力される書き込みアドレスホールド信号WHに基づい
て書き込みアドレスを発生させる書き込みアドレス発生
器100と、書き込みアドレス発生器100より出力さ
れる書き込みアドレスから書き込みアドレスの終了アド
レスを検出して書き込み終了検出信号WDをFIFOコ
ントローラ24に出力する書き込み終了検出部101
と、読み出し検出クロックRCKとFIFOコントロー
ラ24から出力される読み出しアドレスホールド信号R
Hに基づいて読み出しアドレスを発生させる読み出しア
ドレス発生器103と、読み出しアドレス発生器103
より出力される読み出しアドレスから読み出しアドレス
の終了アドレスを検出して読み出し終了検出信号RDを
FIFOコントローラ24に出力する読み出し終了検出
部104と、及び書き込みアドレス発生器100から出
力される書き込みアドレスに応じてドロップ・アウト補
正部22から出力されるディジタル映像信号を書き込
み、読み出しアドレス発生器103から出力される読み
出しアドレスに応じて読み出す1HRAM102とで構
成される。ここで、読み出しクロックRCKは本発明に
よる映像信号の時間軸補正装置の一実施例の場合には固
定された読み出しクロックになり、本発明による映像信
号の時間軸補正装置の他の実施例の場合には読み出しタ
イミング発生部40の読み出しクロック生成部38から
出力される読み出しクロックになる。
【0047】このように構成されるFIFOメモリ23
の動作を説明する。書き込みアドレス発生器100でF
IFOコントローラ24から出力される書き込みリセッ
ト信号WSにより書き込みアドレスが‘0’に初期化さ
れ、以後には書き込みクロックWCK毎に書き込みアド
レスを1ずつ増加させて1HRAM102に入力される
ディジタル映像データの該当の書き込みアドレスを供給
することにより、1HRAM102に映像データが記憶
されることが出来るようにする。なお、書き込みアドレ
ス発生器100ではFIFOコントローラ24から書き
込みアドレスホールド信号WHが入力されると、書き込
みクロックWCKが入力されてもアドレスの増加を中止
する。この際、書き込み終了検出部101では書き込み
アドレス発生器100の出力より1HRAM102の書
き込みアドレスの終了アドレス(Write End of Addres
s)が検出されると、書き込み終了検出信号WDをFI
FOコントローラ24に出力する。このように、書き込
み終了アドレス以後には、書き込みアドレス発生部10
0は再び‘0’となり、書き込みクロックWCK毎に書
き込みアドレスの増加を繰り返す。
【0048】一方、読み出しアドレス発生器103で
は、FIFOコントローラ24から出力される読み出し
リセット信号RSにより読み出しアドレスが‘0’に初
期化され、以後には読み出しクロックRCKが入力され
るとき毎に読み出しアドレスを1ずつ増加させて1HR
AM102に出力データの該当の読み出しアドレスを供
給することにより、1HRAM102に記憶された映像
データが出力されるようにする。なお、読み出しアドレ
ス発生器103でFIFOコントローラ24から読み出
しアドレスホールド信号RHが入力されると、読み出し
クロックRCKが入力されても読み出しアドレスの増加
を中止する。この時、読み出し終了検出部104では読
み出しアドレス発生器103の出力から1HRMA10
2の読み出しアドレスの終了アドレス(Read End of Ad
ress)が検出されると、読み出し終了検出信号RDをF
IFOコントローラ24に出力する。このように読み出
し終了アドレス以後には、読み出しアドレス発生部10
3は再び‘0’となり、読み出しクロックRCK毎に読
み出しアドレスの増加を繰り返す。
【0049】FIFOメモリ23の動作を制御する本発
明による映像信号の時間軸補正装置の一実施例のFIF
Oコントローラ24は図11に示すように、書き込み終
了検出部101から出力される書き込み終了検出信号W
Dを入力にしてアップカウントをするアップカウンタ1
11と、読み出し終了検出部104から出力される読み
出し終了検出信号RDを許可信号にしてアップカウンタ
111から出力される信号を記憶するレジスタ112
と、レジスタ112から出力される信号が‘0’になる
とき、書き込みリセット信号WSをFIFOメモリ23
に出力するオーバーフロー検出部114と、オーバーフ
ロー検出部114から出力される書き込みリセット信号
WSを0.5H遅延させた読み出しリセット信号RSを
FIFOメモリ23に出力する遅延部115と、レジス
タ112から出力される信号を該当の基準値と比較する
比較器116と、レジスタ112から出力される信号を
該当の基準値と比較する比較器117と、比較器116
の出力信号と垂直同期信号の論理積をとって書き込みア
ドレスホールド信号WHをFIFOメモリ23に出力す
るANDゲート118と、比較器117の出力信号と垂
直同期信号との論理積をとって読み出しアドレスホール
ド信号RHをFIFOメモリ23に出力するANDゲー
ト119とで構成される。FIFOメモリ23の動作を
制御する本発明による映像信号の時間軸補正装置の他の
実施例のFIFOコントローラ24は、図11に示すよ
うに、本発明による映像信号の時間軸補正装置の一実施
例のFIFOコントローラ24にダウンカウンタ113
を含んで構成される。
【0050】即ち、FIFOメモリ23の動作を制御す
る本発明による映像信号の時間軸補正装置の他の実施例
のFIFOコントローラ24は、書き込み終了検出部1
01から出力される書き込み終了検出信号WDを入力と
してアップカウントするアップカウンタ111と、読み
出し終了検出部104から出力される読み出し終了検出
信号RDを許可信号にして、アップカウンタ111から
出力される信号を記憶するレジスタ112と、レジスタ
112から出力される信号をタウンカウントしてタイミ
ング制御信号RMLを読み出しタイミング発生部40に
出力するタウンカウンタ113と、レジスタ112から
出力される信号が‘0’となるとき、書き込みリセット
信号WSをFIFOメモリ23に出力するオーバーフロ
ー検出部114と、オーバーフロー検出部114から出
力される書き込みリセット信号WSを0.5H遅延させ
た読み出しリセット信号RSをFIFOメモリ23に出
力する遅延部115と、レジスタ112から出力される
信号を該当の基準値と比較する比較器116と、レジス
タ112から出力される信号を該当の基準値と比較する
比較器117と、比較器116の出力信号と垂直同期信
号を論理積して書き込みアドレスホールド信号WHをF
IFOメモリ23に出力するANDゲート118と、及
び比較器117の出力信号と垂直同期信号との論理積を
とって読み出しアドレスホールド信号RHをFIFOメ
モリ23に出力するANDゲート119とで構成され
る。
【0051】このように構成されるFIFOコントロー
ラ24の動作を説明する。アップカウンタ111では書
き込み終了検出部101から書き込み終了検出信号WD
が入力されるとき、‘0’にロードされてアップカウン
トを始め、カウント値は読み出し終了検出部104から
出力される読み出し終了検出信号RDが入力されるにつ
れてレジスタ112にラッチされる。本発明による映像
信号の時間軸補正装置の他の実施例によるFIFOコン
トローラ24の場合、レジスタ112にラッチされた値
はダウンカウンタ113に入力されてダウンカウントさ
れ、ダウンカウント値が‘0’になるとき、読み出しク
ロック変調のためのタイミング制御信号RML、即ち変
調ラッチ信号を読み出しタイミング発生部40のラッチ
部36に出力することにより、読み出しクロックの変調
タイミングを合わせることができるようにする。
【0052】なお、オーバーフロー検出部114ではレ
ジスタ112の出力値が‘0’に近いか1Hに近くなっ
てオーバーフローのおそれがある場合、書き込みアドレ
スリセット信号WSをFIFOメモリ23に出力する。
さらに書き込みアドレスリセット信号WSを遅延部11
5で0.5H遅延させて読み出しアドレスリセット信号
RSを作ってFIFOメモリ23に出力する。これによ
り、書き込み終了検出信号WDと読み出し終了検出信号
RDも0.5H間隔を保持する。
【0053】なお、比較器116ではレジスタ112の
出力値を基準値3H/4と比較して書き込み終了検出信
号WDと読み出し終了検出信号RDの間隔が3H/4に
至ると、書き込みアドレスホールド信号WHを出力し、
比較器116から出力される書き込みアドレスホールド
信号WHは垂直同期信号が入力されるときANDゲート
118から出力されることにより、垂直同期区間のうち
はFIFOメモリ23に出力される。
【0054】なお、比較器117ではレジスタ112の
出力値を基準値1H/4と比較して書き込み終了検出信
号WDと読み出し終了検出信号RDの間隔が1H/4に
至ると、読み出しアドレスホールド信号RHを出力し、
比較器117から出力される読み出しアドレスホールド
信号RHは垂直同期信号が入力されるときANDゲート
119から出力されることにより、垂直同期区間のうち
はFIFOメモリ23に出力される。
【0055】書き込みアドレスホールド信号WHもしく
は読み出しアドレスホールド信号RHは図10のFIF
Oメモリ23の書き込みアドレス発生器100と読み出
しアドレス発生器103に供給されて、書き込み終了検
出信号WDと読み出し終了検出信号RHの間隔が一定の
範囲、即ち、1H/4〜3H/4を保持できないとき
は、オーバーフロー検出部114から書き込みリセット
信号WSと読み出しリセット信号RSをFIFOメモリ
23へ出力して初期化し、再びFIFOメモリ23の制
御動作をすることとなる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は映像信号
の色副搬送波に位相同期ループを構成して、色副搬送波
のない垂直同期区間に水平同期信号を用いる従来の装置
で水平同期信号から色副搬送波に釣り合う正確度で位相
誤差を検出しなければならないという難しさと、水平同
期と色副搬送波との位相差を考慮しなければならないと
いうハードウェーア上の複雑度を高利得ループフィルタ
ーへの切換及びクリア動作により改善し、読み出しクロ
ック変調を行って一つのライン内に発生した速度の誤差
をFIFOメモリで遅延した時間だけ正確な時間に読み
出しクロックの変調をすることにより、ディジタルタイ
ミング発振部の周波数変換特性で周波数変動が一つのラ
イン内に位相積分に当たる性質をそのまま用いて読み出
しクロック位相変調部を簡単にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の映像信号の時間軸補正装置の構成図。
【図2】本発明による映像信号の時間軸補正装置の構成
図。
【図3】サンプリングクロックと色副搬送波との位相関
係を示すタイミング図。
【図4】図2の色副搬送波位相誤差検出部の細部構成
図。
【図5】図4の各部分の信号波形図。
【図6】図2の水平同期位相誤差検出部の細部構成図。
【図7】図6の各部分の信号波形図。
【図8】図2のループフィルターの細部構成図。
【図9】図8のループフィルターによる位相誤差伝達の
特性を示す図。
【図10】図2のFIFOメモリの細部構成図。
【図11】図2のFIFOコントローラの細部構成図。
【符号の説明】
21 A/D変換部 22 ドロップ・アウト補正部 23 FIFOメモリ 24 FIFOコントローラ 25 D/A変換部 26 色副搬送波位相誤差検出部 27 水平同期位相誤差検出部 28 同期分離部 29 位相誤差検出部 30 ループフィルター 31 スイッチング部 32 タイミング発振部 33 書き込みクロック生成部 34、36 ラッチ部 35 減算部 37 ディジタルタイミング発振部 38 読み出しクロック生成部 39 書き込みタイミング発生部 40 読み出しタイミング発生部 41 パルス検出部 42 位相誤差検出部 61 水平同期低域フィルター 62 誤差判断部

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるアナログ映像信号を色副搬送波
    信号周波数の所定倍数のサンプリングクロックでディジ
    タル変換するA/D変換部と、 前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号の
    ドロップ・アウトを補正するドロップ・アウト補正部
    と、 前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号の
    水平同期位相誤差に応じて色副搬送波位相誤差をフィル
    ター処理し、書き込みクロックを発生して前記A/D変
    換部のサンプリングクロックとして出力する書き込みタ
    イミング発生部と、 前記ドロップ・アウト補正部から出力されるディジタル
    映像信号を前記書き込みタイミング発生部から出力され
    る書き込みクロックによって記憶し、読み出しクロック
    によって出力するFIFOメモリと、 前記FIFOメモリの読み出し及び書き込みタイミング
    を制御するFIFOコントローラと、 前記FIFOメモリから出力される映像信号をアナログ
    映像信号に変換するA/D変換部と、 を備えたことを特徴とする映像信号の時間軸補正装置。
  2. 【請求項2】前記読み出しクロックは4fsc周波数に
    固定されることを特徴とする請求項1記載の時間軸補正
    装置。
  3. 【請求項3】前記書き込みクロックは4fsc周波数で
    なされることを特徴とする請求項1記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  4. 【請求項4】前記書き込みタイミング発生部は、 前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号の
    水平同期位相誤差を検出して連続する水平ライン間の誤
    差が一定の範囲内にあることを指示する制御信号を出力
    する水平同期位相誤差検出部と、 前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号の
    水平同期信号及び垂直同期信号を分離し、色副搬送波が
    始まることを知らせるタイミング信号を発生する同期分
    離部と、 前記同期分離部から出力されるタイミング信号を利用し
    て前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号
    の色副搬送波とサンプリングクロックとの位相誤差を検
    出する色副搬送波位相誤差検出部と、 前記同期分離部から出力される垂直同期信号に基づいて
    垂直同期区間には‘0’を出力し、垂直同期以外の区間
    には前記色副搬送波位相誤差検出部から出力される信号
    を選択して出力する位相誤差検出部と、 前記水平同期位相誤差検出部から出力される制御信号に
    基づいてクリアされ且つ前記位相誤差検出部から出力さ
    れる信号をフィルター処理するループフィルターと、 前記水平同期位相誤差検出部から出力される制御信号に
    基づいて前記位相誤差検出部とループフィルターから出
    力される信号の中から一つを選択して出力するスイッチ
    ング部と、 前記スイッチング部から出力される信号に基づいて周波
    数の変換を行って書き込みクロックタイミングを提供す
    るタイミング発振部と、 前記タイミング発振部から出力される信号の制御により
    書き込みクロックを発生して、前記A/D変換部のサン
    プリングクロックとして出力し前記FIFOメモリの書
    き込みクロックとして出力する書き込みクロック生成部
    と、 を備えたことを特徴とする請求項3記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  5. 【請求項5】前記FIFOコントローラの制御によっ
    て、前記同期分離部から出力される水平同期信号と前記
    位相誤差検出部から出力される信号に基づいて、速度誤
    差を補償し読み出しクロックを変調して前記FIFOメ
    モリとD/A変換部に出力する読み出しタイミング発生
    部をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項4
    記載の映像信号の時間軸補正装置。
  6. 【請求項6】前記読み出しタイミング発生部は、 前記同期分離部から出力される水平同期信号に基づいて
    前記位相誤差検出部から出力される1H以前の位相誤差
    を記憶する第1ラッチ部と、 前記第1ラッチ部より出力される1H以前の位相誤差か
    ら前記位相誤差検出部より出力される現在の位相誤差を
    減算する減算器と、 前記FIFOコントローラの制御によって前記減算器か
    ら出力される信号をラッチしてライン間の位相誤差を記
    憶する第2ラッチ部と、 前記第2ラッチ部から出力される信号に基づいて周波数
    の変換を実行して読み出しクロックタイミングを提供す
    るディジタルタイミング発振部と、 前記ディジタルタイミング発振部から出力される信号の
    制御により読み出しクロックを発生して、前記FIFO
    メモリの読み出しクロックとして出力し且つ前記D/A
    変換部のサンプリングクロックとして出力する読み出し
    クロック生成部と、 を備えたことを特徴とする請求項5記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  7. 【請求項7】前記ループフィルターは、無限インパルス
    応答フィルター(infinite ImpulseResponse Filter)
    で構成されることを特徴とする請求項4記載の映像信号
    の時間軸補正装置。
  8. 【請求項8】前記ループフィルターは、無限インパルス
    応答フィルターで構成されることを特徴とする請求項5
    記載の映像信号の時間軸補正装置。
  9. 【請求項9】前記色副搬送波位相誤差検出部は、 前記同期分離部から出力されるタイミング信号と前記A
    /D変換部のサンプリングクロックから出力されるタイ
    ミング信号と前記A/D変換部のサンプリングクロック
    から順次遅延した第1及び第2サイン及びコサインサン
    プルパルス信号を発生するパルス検出部と、 前記パルス検出部から出力される第1及び第2サイン及
    びコサインサンプルパルス信号を演算してサイン及びコ
    サイン位相差を求め、前記A/D変換部から出力される
    ディジタル色副搬送波とサンプリングクロック間の最終
    位相誤差を発生する位相誤差検出部と、 を備えたことを特徴とする請求項4記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  10. 【請求項10】前記パルス検出部は、 前記A/D変換部のサンプリングクロックを4分周して
    基準色副搬送波信号を発生する基準パルス発生器と、 前記基準パルス発生器から出力される基準色副搬送波信
    号を6周期毎にカウントするカウンタと、 前記カウンタから出力される信号と前記同期分離部から
    出力されるタイミング信号を入力として誤差を検出する
    区間を示す区間パルス信号を出力する第1フリップフロ
    ップと、 前記第1フリップフロップから出力される区間パルス信
    号と前記基準パルス発生器から出力される基準色副搬送
    波信号の論理積をとって第1サインサンプルパルス信号
    を出力するANDゲートと、 前記ANDゲートから出力される第1サインサンプルパ
    ルス信号を1クロック遅延させて第1コサインサンプル
    パルス信号を出力する第2フリップフロップと、 前記第2フリップフロップから出力される第1コサイン
    サンプルパルス信号を1クロック遅延させて第2サイン
    サンプルパルス信号を出力する第3フリップフロップ
    と、 前記第3フリップフロップから出力される第2サインサ
    ンプルパルス信号を1クロック遅延させて第2コサイン
    サンプルパルス信号を出力する第4フリップフロップ
    と、 を備えたことを特徴とする請求項9記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  11. 【請求項11】前記位相誤差検出部は、 前記パルス検出部から出力される第1サインサンプルパ
    ルス信号に基づいて前記A/D変換部から出力されるデ
    ィジタル色副搬送波サインサンプルを記憶する第1レジ
    スタと、 前記パルス検出部から出力される第1コサインサンプル
    パルス信号に基づいて前記A/D変換部から出力される
    ディジタル色副搬送波コサインサンプルを記憶する第2
    レジスタと、 前記パルス検出部から出力される第2サインサンプルパ
    ルス信号に基づいて前記A/D変換部から出力されるデ
    ィジタル色副搬送波サインサンプルを記憶する第3レジ
    スタと、 前記パルス検出部から出力される第2コサインサンプル
    パルス信号に基づいて前記A/D変換部から出力される
    ディジタル色副搬送波コサインサンプルを記憶する第4
    レジスタと、 前記第1レジスタの出力から前記第3レジスタの出力を
    減算する第1減算器と、 前記第2レジスタの出力から前記第4レジスタの出力を
    減算する第2減算器と、 前記第1減算器の出力を一方入力として加算する第1加
    算器と、 前記第2減算器の出力を一方入力として加算する第2加
    算器と、 前記第1加算器の出力を記憶し、前記第1加算器の他方
    入力として加えるサインレジスタと、 前記第2加算器の出力を記憶し、前記第2加算器の他方
    入力として加えるコサインレジスタと、 前記サインレジスタの出力をコサインレジスタの出力で
    除算してタンジェント値に変換する演算部と、 前記演算部の出力を用いて最終誤差値を計算し記憶する
    誤差値メモリと、 を備えたことを特徴とする請求項9記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  12. 【請求項12】前記色副搬送波位相誤差検出部は、 前記同期分離部から出力されるタイミング信号と前記A
    /D変換部のサンプリングクロックから順次遅延した第
    1及び第2サイン及びコサインサンプルパルス信号を発
    生するパルス検出部と、 前記パルス検出部から出力される第1及び第2サイン及
    びコサインサンプルパルス信号を演算してサイン及びコ
    サイン位相差を求め、前記A/D変換部から出力される
    ディジタル色副搬送波とサンプリングクロック間の最終
    位相誤差を発生する位相誤差検出部と、 を備えたことを特徴とする請求項5記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  13. 【請求項13】前記パルス検出部は、 前記A/D変換部のサンプリングクロックを4分周して
    基準色副搬送波信号を発生する基準パルス発生器と、 前記基準パルス発生器から出力される基準色副搬送波信
    号を6周期毎にカウントするカウンタと、 前記カウンタから出力される信号と前記同期分離部から
    出力されるタイミング信号を入力として誤差を検出する
    区間を示す区間パルス信号を出力する第1フリップフロ
    ップと、 前記第1フリップフロップから出力される区間パルス信
    号と前記基準パルス発生器から出力される基準色副搬送
    波信号の論理積をとって第1サインサンプルパルス信号
    を出力するANDゲートと、 前記ANDゲートから出力される第1サインサンプルパ
    ルス信号を1クロック遅延させて第1コサインサンプル
    パルス信号を出力する第2フリップフロップと、 前記第2フリップフロップから出力される第1サインサ
    ンプルパルス信号を1クロック遅延させて第2サインサ
    ンプルパルス信号を出力する第3フリップフロップと、 前記第3フリップフロップから出力される第2サインサ
    ンプルパルス信号を1クロック遅延させて第2コサイン
    サンプルパルス信号を出力する第4フリップフロップ
    と、 を備えたことを特徴とする請求項12記載の映像信号の
    時間軸補正装置。
  14. 【請求項14】前記位相誤差検出部は、 前記パルス検出部から出力される第1サインサンプルパ
    ルス信号に基づいて前記A/D変換部から出力されるデ
    ィジタル色副搬送波サインサンプルを記憶する第1レジ
    スタと、 前記パルス検出部から出力される第1コサインサンプル
    パルス信号に基づいて前記A/D変換部から出力される
    ディジタル色副搬送波コサインサンプルを記憶する第2
    レジスタと、 前記パルス検出部から出力される第2サインサンプルパ
    ルス信号に基づいて前記A/D変換部から出力されるデ
    ィジタル色副搬送波サインサンプルを記憶する第3レジ
    スタと、 前記パルス検出部から出力される第2コサインサンプル
    パルス信号に基づいて前記A/D変換部から出力される
    ディジタル色副搬送波コサインサンプルを記憶する第4
    レジスタと、 前記第1レジスタの出力から前記第3レジスタの出力を
    減算する第1減算器と、 前記第2レジスタの出力から前記第4レジスタの出力を
    減算する第2減算器と、 前記第1減算器の出力を一方入力として加算する第1加
    算器と、 前記第2減算器の出力を一方入力として加算する第2加
    算器と、 前記第1加算器の出力を記憶し、前記第1加算器の他方
    入力として加えるサインレジスタと、 前記第2加算器の出力を記憶し、前記第2加算器の他方
    入力として加えるコサインレジスタと、 前記サインレジスタの出力をコサインレジスタの出力で
    除算してタンジェント値に変換する演算部と、 前記演算部の出力を用いて最終誤差値を計算し記憶する
    誤差値メモリと、 を備えたことを特徴とする請求項12記載の映像信号の
    時間軸補正装置。
  15. 【請求項15】前記水平同期位相誤差検出部は、 前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号に
    対して水平同期信号の低域フィルター処理を行う水平同
    期低域フィルターと、 前記水平同期低域フィルターから出力される信号を入力
    として受けて水平同期位相誤差を検出し、その誤差が許
    容範囲内であるか否かを判断して制御信号を出力する誤
    差判断部と、 を備えたことを特徴とする請求項4記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  16. 【請求項16】前記水平同期低域フィルターは、5次有
    限インパルス応答フィルターで構成されることを特徴と
    する請求項15記載の映像信号の時間軸補正装置。
  17. 【請求項17】前記水平同期低域フィルターは、 前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号の
    水平同期信号を記憶して遅延させる第1レジスタと、 前記第1レジスタから出力される水平同期信号を記憶し
    て遅延させる第2レジスタと、 前記第2レジスタから出力される水平同期信号を記憶し
    て遅延させる第3レジスタと、 前記第3レジスタから出力される水平同期信号を記憶し
    て遅延させる第4レジスタと、 前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号の
    水平同期信号に所定の定数をかける第1タップ係数部
    と、 前記第1レジスタから出力される水平同期信号に所定の
    定数をかける第2タップ係数部と、 前記第2レジスタから出力される水平同期信号に所定の
    定数をかける第3タップ係数部と、 前記第3レジスタから出力される水平同期信号に所定の
    定数をかける第4タップ係数部と、 前記第4レジスタから出力される水平同期信号に所定の
    定数をかける第5タップ係数部と、 前記第1、第2、第3、第4、第5タップ係数部から出
    力される信号を加算して前記誤差判断部に加える加算器
    と、 を備えたことを特徴とする請求項16記載の映像信号の
    時間軸補正装置。
  18. 【請求項18】前記誤差判断部は、 前記水平同期低域フィルターから出力される信号を基準
    サンプル値と比較する入力比較器と、 前記入力比較器から出力される信号を許可信号として前
    記水平同期低域フィルターから出力される信号を記憶す
    る第1レジスタと、 前記入力比較器から出力される信号を許可(enable)信
    号として前記第1レジスタから出力される信号を記憶す
    る第2レジスタと、 前記第2レジスタの出力から前記第1レジスタの出力を
    減算する減算器と、 前記減算器の出力に所定の定数をかける乗算器と、 前記入力比較器から出力される信号をカウントして水平
    同期位相整数を検出する水平同期位相整数検出部と、 前記乗算器の出力と前記水平同期位相整数検出部の出力
    を加算して水平誤差を出力する加算器と、 前記加算器の出力を許容誤差の基準値と比較して、出力
    される制御信号を前記スイッチング部とループフィルタ
    ーに加える出力比較器と、 を備えたことを特徴とする請求項15記載の映像信号の
    時間軸補正装置。
  19. 【請求項19】前記水平同期位相誤差検出部は、 前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号に
    対して水平同期信号の低域フィルター処理を行う水平同
    期低域フィルターと、及び前記水平同期低域フィルター
    から出力される信号を入力として受けて水平同期位相誤
    差を検出し、その誤差が許容範囲以内であるか否かを判
    断して制御信号を出力する誤差判断部と、 を備えたことを特徴とする請求項5記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  20. 【請求項20】前記水平同期低域フィルターは、5次有
    限インパルス応答フィルターで構成されることを特徴と
    する請求項19記載の映像信号の時間軸補正装置。
  21. 【請求項21】前記水平同期低域フィルターは、 前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号の
    水平同期信号を記憶して遅延させる第1レジスタと、 前記第1レジスタから出力される水平同期信号を記憶し
    て遅延させる第2レジスタと、 前記第2レジスタから出力される水平同期信号を記憶し
    て遅延させる第3レジスタと、 前記第3レジスタから出力される水平同期信号を記憶し
    て遅延させる第4レジスタと、 前記A/D変換部から出力されるディジタル映像信号の
    水平同期信号に所定の定数をかける第1タップ係数部
    と、 前記第1レジスタから出力される水平同期信号に所定の
    定数をかける第2タップ係数部と、 前記第2レジスタから出力される水平同期信号に所定の
    定数をかける第3タップ係数部と、 前記第3レジスタから出力される水平同期信号に所定の
    定数をかける第4タップ係数部と、 前記第4レジスタから出力される水平同期信号に所定の
    定数をかける第5タップ係数部と、 前記第1、第2、第3、第4、第5タップ係数部から出
    力される信号を加算して前記誤差判断部に加える加算器
    と、 を備えたことを特徴とする請求項20記載の映像信号の
    時間軸補正装置。
  22. 【請求項22】前記誤差判断部は、 前記水平同期低域フィルターから出力される信号を基準
    サンプル値と比較する入力比較器と、 前記入力比較器から出力される信号を許可信号として前
    記水平同期低域フィルターから出力される信号を記憶す
    る第1レジスタと、 前記入力比較器から出力される信号を許可信号として前
    記第1レジスタから出力される信号を記憶する第2レジ
    スタと、 前記第2レジスタの出力から前記第1レジスタの出力を
    減算する減算器と、 前記減算器の出力に所定の定数をかける乗算器と、 前記入力比較器から出力される信号をカウントして水平
    同期位相整数を検出する水平同期位相定数検出部と、 前記乗算器の出力と前記水平同期位相整数検出部の出力
    を加算して水平誤差を出力する加算器と、 前記加算器の出力を許容誤差の基準値と比較して出力さ
    れる制御信号を前記スイッチング部とループフィルター
    に出力する出力比較器と、 を備えたことを特徴とする請求項19記載の映像信号の
    時間軸補正装置。
  23. 【請求項23】前記ループフィルターは、 前記位相誤差検出部から出力される信号に所定の定数を
    かける第1乗算器と、 前記位相誤差検出部から出力される信号を一方入力とし
    て加算する第1加算器と、 前記水平同期位相誤差検出部から出力される制御信号に
    基づいてクリアされ、前記第1加算器の出力を記憶して
    所定の時間遅延させ、前記第1加算器の他方入力として
    加える第1レジスタと、 前記第1乗算器の出力と前記第1加算器の出力を加算す
    る第2加算器と、 前記第2加算器の出力に所定の定数をかける第2乗算器
    と、 前記第2加算器の出力を一方入力として加算する第3加
    算器と、 前記水平同期位相誤差検出部から出力される制御信号に
    基づいてクリアされ、前記第3加算器の出力を記憶して
    所定の時間遅延させ、前記第3加算器の他方入力として
    加える第2レジスタと、 前記第2乗算器の出力と前記第3加算器の出力を加算す
    る第4加算器と、 前記第4加算器の出力に所定の定数をかけて前記スイッ
    チング部に出力する第3乗算器と、 を備えたことを特徴とする請求項7記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  24. 【請求項24】前記ループフィルターは、 前記位相誤差検出部から出力される信号に所定の定数を
    かける第1乗算器と、 前記位相誤差検出部から出力される信号を一方入力とし
    て加算する第1加算器と、 前記水平同期位相誤差検出部から出力される制御信号に
    基づいてクリアされ、前記第1加算器の出力を記憶して
    所定の時間遅延させ、前記第1加算器の他方入力として
    加える第1レジスタと、 前記第1乗算器の出力と前記第1加算器の出力を加算す
    る第2加算器と、 前記第2加算器の出力に所定の定数をかける第2乗算器
    と、 前記第2加算器の出力を一方入力として加算する第3加
    算器と、 前記水平同期位相誤差検出部から出力される制御信号に
    基づいてクリアされ、前記第3加算器の出力を記憶して
    所定の時間遅延させ、前記第3加算器の他方入力として
    加える第2レジスタと、 前記第2乗算器の出力と前記第3加算器の出力を加算す
    る第4加算器と、 前記第4加算器の出力に所定の定数をかけて前記スイッ
    チング部に出力する第3乗算器と、 を備えたことを特徴とする請求項8記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  25. 【請求項25】前記FIFOメモリは、 前記書き込みクロック生成部から出力される書き込みク
    ロックとFIFOコントローラから出力される書き込み
    アドレスホールド信号に基づいて書き込みアドレスを発
    生させる書き込みアドレス発生器と、 前記書き込みアドレス発生器より出力される書き込みア
    ドレスから書き込みアドレスの終了アドレスを検出し
    て、書き込み終了検出信号を前記FIFOコントローラ
    に出力する書き込み終了検出部と、 前記固定された読み出しクロックとFIFOコントロー
    ラから出力される読み出しアドレスホールド信号に基づ
    いて読み出しアドレスを発生させる読み出しアドレス発
    生器と、 前記読み出しアドレス発生器より出力される読み出しア
    ドレスから読み出しアドレスの終了アドレスを検出し
    て、読み出し終了検出信号を前記FIFOコントローラ
    に出力する読み出し終了検出部と、 前記書き込みアドレス発生器から出力される書き込みア
    ドレスに応じて前記ドロップ・アウト補正部から出力さ
    れるディジタル映像信号を書き込み、前記読み出しアド
    レス発生器から出力される読み出しアドレスに応じて読
    み出す1HRAMと、 を備えたことを特徴とする請求項4記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  26. 【請求項26】前記FIFOメモリは、 前記書き込みクロック生成部から出力される書き込みク
    ロックとFIFOコントローラから出力される書き込み
    アドレスホールド信号に基づいて書き込みアドレスを発
    生させる書き込みアドレス発生器と、 前記書き込みアドレス発生器から出力される書き込みア
    ドレスから書き込みアドレスの終了アドレスを検出し
    て、書き込み終了検出信号を前記FIFOコントローラ
    に加える書き込み終了検出部と、 前記読み出しタイミング発生部から出力される読み出し
    クロックとFIFOコントローラから出力される読み出
    しアドレスホールド信号に従って読み出しアドレスを発
    生させる読み出しアドレス発生器と、 前記読み出しアドレス発生器より出力される読み出しア
    ドレスから読み出しアドレスの終了アドレスを検出し
    て、読み出し終了検出信号を前記FIFOコントローラ
    に加える読み出し終了検出部と、 前記読み出しアドレス発生器から出力される書き込みア
    ドレスに応じて前記ドロップ・アウト補正部から出力さ
    れるディジタル映像信号を書き込み、前記読み出しアド
    レス発生器から出力される読み出しアドレスに応じて読
    み出す1HRAMと、 を備えたことを特徴とする請求項5記載の映像信号の時
    間軸補正装置。
  27. 【請求項27】前記FIFOコントローラは、 前記書き込み終了検出部から出力される書き込み終了検
    出信号を入力にしてアップカウントするアップカウンタ
    と、 前記読み出し終了検出部から出力される読み出し終了検
    出信号を許可信号にして前記アップカウンタから出力さ
    れる信号を記憶するレジスタと、 前記レジスタから出力される信号が‘0’になる時、書
    き込みリセット信号を前記FIFOメモリに出力するオ
    ーバーフロー検出部と、 前記オーバーフロー検出部から出力される書き込みリセ
    ット信号を0.5H遅延させた読み出しリセット信号を
    前記FIFOメモリに加える遅延部と、 前記レジスタから出力される信号を該当の第1基準値と
    比較する第1比較器と、 前記レジスタから出力される信号を該当の第2基準値と
    比較する第2比較器と、 前記第2比較器の出力信号と垂直同期信号の論理積をと
    って書き込みアドレスホールド信号を前記FIFOメモ
    リに加える第1ANDゲート、 前記第2比較器の出力信号と垂直同期信号を論理積して
    読み出しアドレスホールド信号を前記FIFOメモリに
    加える第2ANDゲートと、 を備えたことを特徴とする請求項25記載の映像信号の
    時間軸補正装置。
  28. 【請求項28】前記FIFOコントローラは、 前記書き込み終了検出部から出力される書き込み終了検
    出信号を入力としてアップカウントするアップカウンタ
    と、 前記読み出し終了検出部から出力される読み出し終了検
    出信号を許可信号にして前記アップカウンタから出力さ
    れる信号を記憶するレジスタと、 前記レジスタから出力される信号をダウンカウントして
    タイミング制御信号を前記読み出しタイミング発生部に
    出力するダウンカウンタと、 前記レジスタから出力される信号が‘0’になる時、書
    き込みリセット信号を前記FIFOメモリに加えるオー
    バーフロー検出部と、 前記オーバーフロー検出部から出力される書き込みリセ
    ット信号を0.5H遅延させた読み出しリセット信号を
    前記FIFOメモリに加える遅延部と、 前記レジスタから出力される信号を該当の第1基準値と
    比較する第1比較器と、 前記レジスタから出力される信号を該当の第2基準値と
    比較する第2比較器と、 前記第1比較器の出力信号と垂直同期信号の論理積をと
    って書き込みアドレスホールド信号を前記FIFOメモ
    リに出力する第1ANDゲートと、 前記第2比較器の出力信号と垂直同期信号を論理積して
    読み出しアドレスホールド信号を前記FIFOメモリに
    出力する第2ANDゲートと、 を備えたことを特徴とする請求項26記載の映像信号の
    時間軸補正装置。
JP7007665A 1994-01-20 1995-01-20 映像信号の時間軸補正装置 Withdrawn JPH07288848A (ja)

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