JPH07287810A - 線材巻線用ボビン - Google Patents
線材巻線用ボビンInfo
- Publication number
- JPH07287810A JPH07287810A JP10341194A JP10341194A JPH07287810A JP H07287810 A JPH07287810 A JP H07287810A JP 10341194 A JP10341194 A JP 10341194A JP 10341194 A JP10341194 A JP 10341194A JP H07287810 A JPH07287810 A JP H07287810A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- wire
- wire rod
- winding
- terminal portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/04—Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads
- H01F2005/046—Details of formers and pin terminals related to mounting on printed circuits
Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイルボビンに設けられた線材の先端部を巻
きつける端子部が、外部より衝撃が加わわることによっ
て曲がった場合、その曲がりに応じて線材が引っ張られ
ても,線材がボビン本体の角部で摩擦により断線するこ
とがない線材巻線用ボビンを提供すること。 【構成】 線材を巻回する巻軸を有するボビン本体34
と、ボビン本体34に巻回される線材の一端を外部に導
通させるために巻きつける、ボビン本体34に対して突
出して設けられた端子部38と、ボビン本体34の一部
で、線材がボビン本体34から端子部38へ引き出され
る部分に設けられた線材断線防止用緩衝部39とを備え
たる。
きつける端子部が、外部より衝撃が加わわることによっ
て曲がった場合、その曲がりに応じて線材が引っ張られ
ても,線材がボビン本体の角部で摩擦により断線するこ
とがない線材巻線用ボビンを提供すること。 【構成】 線材を巻回する巻軸を有するボビン本体34
と、ボビン本体34に巻回される線材の一端を外部に導
通させるために巻きつける、ボビン本体34に対して突
出して設けられた端子部38と、ボビン本体34の一部
で、線材がボビン本体34から端子部38へ引き出され
る部分に設けられた線材断線防止用緩衝部39とを備え
たる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッド等に用いら
れるコイルを巻回し保持するボビンに関するものであ
る。
れるコイルを巻回し保持するボビンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コイルのボビン構造は図5に示さ
れるように,コイル10が巻回される巻軸を備えるボビ
ン本体12と、コイル10を形成する線材の先端部を外
部に対して導通させるために、コイル10より引き出し
て巻きつける端子部14とを有している。そして、線材
はこのボビン本体12に対して数ターンから数千ターン
巻きつけられ後に、線材の先端部が端子部14の基部に
引き出されて、この端子部14に巻きつけられる。その
後、端子部14に巻きつけられた線材の最先端が端子部
14に半田付け等により固定されることにより、ボビン
外部の部材との導通部を形成する。
れるように,コイル10が巻回される巻軸を備えるボビ
ン本体12と、コイル10を形成する線材の先端部を外
部に対して導通させるために、コイル10より引き出し
て巻きつける端子部14とを有している。そして、線材
はこのボビン本体12に対して数ターンから数千ターン
巻きつけられ後に、線材の先端部が端子部14の基部に
引き出されて、この端子部14に巻きつけられる。その
後、端子部14に巻きつけられた線材の最先端が端子部
14に半田付け等により固定されることにより、ボビン
外部の部材との導通部を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示されるような従来のボビン構造において、図6に示さ
れるように端子部14に対して外部から衝撃等が加わる
ことがある。この際、端子部14が線材が引き出されて
いる方向とは逆の方向(矢印A)に弾性変形して曲がっ
た場合に、線材に端子部の曲がりに応じて引っ張り応力
がかけられる。この応力によって、線材はボビン本体1
2の角部で摩擦を生じ、断線するという問題があった。
示されるような従来のボビン構造において、図6に示さ
れるように端子部14に対して外部から衝撃等が加わる
ことがある。この際、端子部14が線材が引き出されて
いる方向とは逆の方向(矢印A)に弾性変形して曲がっ
た場合に、線材に端子部の曲がりに応じて引っ張り応力
がかけられる。この応力によって、線材はボビン本体1
2の角部で摩擦を生じ、断線するという問題があった。
【0004】本発明は、以上の点に鑑み、コイルボビン
に設けられた線材の先端部を巻きつける端子部に、外部
から衝撃が加わわることによって曲がった場合、その曲
がりに応じて線材が引っ張られても,線材がボビン本体
の角部で摩擦により断線することがない線材巻線用ボビ
ンを提供することを目的としている。
に設けられた線材の先端部を巻きつける端子部に、外部
から衝撃が加わわることによって曲がった場合、その曲
がりに応じて線材が引っ張られても,線材がボビン本体
の角部で摩擦により断線することがない線材巻線用ボビ
ンを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、線材を巻回する巻軸を有するボビン本体と、ボビ
ン本体に巻回される線材の一端を外部に導通させるため
に線材の先端部を巻きつける、ボビン本体から突出して
設けられた端子部と、ボビン本体の一部で、線材がボビ
ン本体から端子部へ引き出される部分に設けられた線材
断線防止用緩衝部とを備えた線材巻線用ボビンにより、
達成される。
れば、線材を巻回する巻軸を有するボビン本体と、ボビ
ン本体に巻回される線材の一端を外部に導通させるため
に線材の先端部を巻きつける、ボビン本体から突出して
設けられた端子部と、ボビン本体の一部で、線材がボビ
ン本体から端子部へ引き出される部分に設けられた線材
断線防止用緩衝部とを備えた線材巻線用ボビンにより、
達成される。
【0006】また、本発明による線材巻線用ボビンは、
好ましくは、緩衝部が溝により形成されている。
好ましくは、緩衝部が溝により形成されている。
【0007】さらに、本発明による線材巻線用ボビン
は、好ましくは、緩衝部が突起により形成されている。
は、好ましくは、緩衝部が突起により形成されている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、コイルボビンに設けられた
線材の先端部を巻きつける端子部が、外部から衝撃が加
わわることによって曲がった場合、ボビン本体の一部に
形成された緩衝部も同様に衝撃が加わり変形するため、
線材が端子部の曲がりにより引っ張られても、ボビン本
体の角部で摩擦を生じることがない。従って端子部に対
して衝撃等が加わっても線材が断線するのを防止するこ
とが可能となる。
線材の先端部を巻きつける端子部が、外部から衝撃が加
わわることによって曲がった場合、ボビン本体の一部に
形成された緩衝部も同様に衝撃が加わり変形するため、
線材が端子部の曲がりにより引っ張られても、ボビン本
体の角部で摩擦を生じることがない。従って端子部に対
して衝撃等が加わっても線材が断線するのを防止するこ
とが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
4を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
4を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0010】図1は,本発明の線材巻線用ボビンの好ま
しい一実施例を示す斜視図である。
しい一実施例を示す斜視図である。
【0011】線材巻線用ボビン30は図1に示すよう
に、コイル32を形成するために線材を巻回する巻軸を
有するボビン本体34と、線材の先端部36がコイル3
2より引き出されて、外部部材と導通させるために巻き
つけられる端子部38とを備えている。端子部38に巻
きつけられた線材の最先端は端子部38に半田付けされ
る。
に、コイル32を形成するために線材を巻回する巻軸を
有するボビン本体34と、線材の先端部36がコイル3
2より引き出されて、外部部材と導通させるために巻き
つけられる端子部38とを備えている。端子部38に巻
きつけられた線材の最先端は端子部38に半田付けされ
る。
【0012】さらに、ボビン本体34には、本実施例に
あっては、線材がコイル32より引き出されて、端子部
38の基部に導かれる途中の角部近傍に所定の深さ及び
幅を有する溝部35が形成されている。そして,溝部3
5を形成する一方の壁部37は、線材を引っ張ることに
よりこの線材が断線してしまう程度の応力より小さな力
で弾性変形する性質を備えた薄板状に形成されている。
あっては、線材がコイル32より引き出されて、端子部
38の基部に導かれる途中の角部近傍に所定の深さ及び
幅を有する溝部35が形成されている。そして,溝部3
5を形成する一方の壁部37は、線材を引っ張ることに
よりこの線材が断線してしまう程度の応力より小さな力
で弾性変形する性質を備えた薄板状に形成されている。
【0013】図2は、端子部38に外部から衝撃等が加
わった場合に溝部35及び壁部37で形成されている緩
衝部39による線材の断線防止の作用を示している。図
2において、外部から衝撃等が加わり、端子部38が矢
印A方向に点線で示される位置に曲がった場合、その曲
がりに応じて線材もコイル32から引っ張られる。この
引っ張り応力に応じて壁部37も点線で示される位置に
しなる。従って、線材が引っ張られることにより、ボビ
ンの角部で摩擦して断線することが防止される。
わった場合に溝部35及び壁部37で形成されている緩
衝部39による線材の断線防止の作用を示している。図
2において、外部から衝撃等が加わり、端子部38が矢
印A方向に点線で示される位置に曲がった場合、その曲
がりに応じて線材もコイル32から引っ張られる。この
引っ張り応力に応じて壁部37も点線で示される位置に
しなる。従って、線材が引っ張られることにより、ボビ
ンの角部で摩擦して断線することが防止される。
【0014】図3は,本発明の線材巻線用ボビンの好ま
しい他の実施例を示す斜視図である。
しい他の実施例を示す斜視図である。
【0015】図3に示す線材巻線用ボビン40におい
て、ボビン本体42と端子部44は、図1に示す第1の
実施例と共通である。
て、ボビン本体42と端子部44は、図1に示す第1の
実施例と共通である。
【0016】この実施例では、線材がコイル32より引
き出されて、端子部44の基部に導かれる途中のコイル
本体42の角部近傍に、所定の高さ及び厚さを有する突
起部46が形成されている。そして,この突起部46は
線材を引っ張ることによりこの線材が断線してしまう程
度の応力より小さな力で弾性変形する性質を備えてい
る。
き出されて、端子部44の基部に導かれる途中のコイル
本体42の角部近傍に、所定の高さ及び厚さを有する突
起部46が形成されている。そして,この突起部46は
線材を引っ張ることによりこの線材が断線してしまう程
度の応力より小さな力で弾性変形する性質を備えてい
る。
【0017】図4に端子部44に外部から衝撃等が加わ
った場合に突起46で形成されている緩衝部による線材
の断線防止の作用を示している。図6において、外部か
ら衝撃等が加わり、端子部44が矢印A方向に点線で示
される位置に曲がった場合、その曲がりに応じて線材も
コイル32から引っ張られる。この引っ張り応力に応じ
て、突起部46も点線で示される位置にしなる。従っ
て、線材が引っ張られることにより、ボビンの角部で摩
擦して断線することが防止される。
った場合に突起46で形成されている緩衝部による線材
の断線防止の作用を示している。図6において、外部か
ら衝撃等が加わり、端子部44が矢印A方向に点線で示
される位置に曲がった場合、その曲がりに応じて線材も
コイル32から引っ張られる。この引っ張り応力に応じ
て、突起部46も点線で示される位置にしなる。従っ
て、線材が引っ張られることにより、ボビンの角部で摩
擦して断線することが防止される。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の線材巻線用
ボビンによれば、線材の先端部が外部部材と導通させる
ために巻きつけられ、半田付けされる端子部が、外部か
らの衝撃等によって曲がり、その曲がりに応じて線材が
引っ張られても、線材がコイルから引き出されて端子部
に導かれる途中に接触するボビンの角部近傍に緩衝部が
設けられているので、この緩衝部によって線材の引っ張
り応力が緩和され、線材の断線を防止することが可能と
なる。
ボビンによれば、線材の先端部が外部部材と導通させる
ために巻きつけられ、半田付けされる端子部が、外部か
らの衝撃等によって曲がり、その曲がりに応じて線材が
引っ張られても、線材がコイルから引き出されて端子部
に導かれる途中に接触するボビンの角部近傍に緩衝部が
設けられているので、この緩衝部によって線材の引っ張
り応力が緩和され、線材の断線を防止することが可能と
なる。
【図1】本発明による線材巻線用ボビンの一実施例を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図2】図1の線材巻線用ボビンにおける緩衝部の作用
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図3】本発明による線材巻線用ボビンの他の実施例を
示す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
【図4】図5の線材巻線用ボビンにおける緩衝部の作用
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図5】従来の線材巻線用ボビンを示す概略斜視図であ
る。
る。
【図6】従来の線材巻線用ボビンにおける線材の先端部
巻きつけ用端子部が外部からの衝撃等によって曲がった
場合に生じる線材の断線の様子を示す概略斜視図であ
る。
巻きつけ用端子部が外部からの衝撃等によって曲がった
場合に生じる線材の断線の様子を示す概略斜視図であ
る。
30,40 線材巻線用ボビン 34,42 ボビン本体 38,44 端子部 39,46 線材断線防止用緩衝部
Claims (3)
- 【請求項1】 線材を巻回する巻軸を有するボビン本体
と、 上記ボビン本体に巻回される線材の一端を外部に導通さ
せるために線材の先端部を巻きつける、上記ボビン本体
から突出して設けられた端子部と、 上記ボビン本体の一部で、線材が上記ボビン本体から上
記端子部へ引き出される部分に設けられた線材断線防止
用緩衝部とを備えたことを特徴とする線材巻線用ボビ
ン。 - 【請求項2】 前記緩衝部は溝により形成されている請
求項1に記載の線材巻線用ボビン。 - 【請求項3】 前記緩衝部は突起により形成されている
請求項1に記載の線材巻線用ボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10341194A JPH07287810A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 線材巻線用ボビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10341194A JPH07287810A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 線材巻線用ボビン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07287810A true JPH07287810A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=14353313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10341194A Pending JPH07287810A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 線材巻線用ボビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07287810A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020009191A (ko) * | 2000-07-25 | 2002-02-01 | 배길훈 | 자동차용 직접점화장치용 점화코일 |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP10341194A patent/JPH07287810A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020009191A (ko) * | 2000-07-25 | 2002-02-01 | 배길훈 | 자동차용 직접점화장치용 점화코일 |
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