JPH072877Y2 - 合成樹脂製物置の換気構造 - Google Patents

合成樹脂製物置の換気構造

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JPH072877Y2
JPH072877Y2 JP1989131758U JP13175889U JPH072877Y2 JP H072877 Y2 JPH072877 Y2 JP H072877Y2 JP 1989131758 U JP1989131758 U JP 1989131758U JP 13175889 U JP13175889 U JP 13175889U JP H072877 Y2 JPH072877 Y2 JP H072877Y2
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roof panel
ventilation
synthetic resin
reinforcing ribs
end portion
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健太郎 大山
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Iris Ohyama Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、少なくとも物置の屋根を構成するルーフパネ
ルが合成樹脂で成形された合成樹脂製物置の換気構造に
関する。
従来の技術 従来、組立式の物置にあっては、ルーフパネルを含めて
その全体を構成するパネルが金属で成形されており、前
記ルーフパネルは物置本体の上部にビス等を用いて固着
されている。また、物置本体の壁面上部には、換気口が
設けられており、該換気口を介して自然換気を行うこと
により、物置本体内部の温度上昇を抑制し、物置本体内
部の脱気を行うように構成されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の物置にあっては、前述
のように金属製であることから、高重量を有し、搬送に
不便であるばかりでなく、高重量を有するパネルを用い
て物置を組み立てる際の作業が困難となり、特にルーフ
パネルは物置本体の上端部に組み付けられるものである
ことから、組み付け時に困難性を伴う。このため、ルー
フパネルを含む全てのパネルを合成樹脂にて成形するこ
とにより、搬送時の便宜性や組み立て時の容易性を向上
させた合成樹脂製物置が本考案者等によって提案される
に至っている。
しかし、全てのパネルを合成樹脂で成形した物置におい
ては、全体的に金属製物置より剛性が低下することか
ら、該金属製物置のように壁面に前記換気口を開成する
と、面一状のパネル部材が部分的に開成されることに起
因して剛性が低下してしまう。そこで、一般的に知られ
ている断面凹凸状の波板をルーフパネルとして用い、物
置本体の上端部に固着することにより、波板の凸部と物
置本体の上端部間に換気口を隔成することが考えられ
る。しかし、この波板を用いて隔成した換気口にあって
は、凹部に対応する部位に換気口が隔成されず、凸部に
対応する部位にのみ換気口が隔成されることから、換気
口が間欠的となってその総開口面積が少ないものとなっ
てしまう。
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、ルーフパネルに設けた補強リブを有効利用する
ことによって、物置本体の壁面を開成することなく、充
分な総開口面積を有する換気口を形成することを可能に
した合成樹脂性物置の換気構造を提供することを目的と
するものである。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本考案にあっては、物置本体
の上端部に、屋根を構成するルーフパネルを固着した構
造において、該ルーフパネルを合成樹脂で成形するとと
もに、前記ルーフパネルの裏面に、平行に延在する複数
かつ板状の補強用リブを突設し、該補強用リブの下端縁
を物置本体に上端部に当接させて固着し、隣接する補強
用リブと前記ルーフパネルの裏面及び前記物置本体の上
端部により、前記補強用リブと直交する方向に連なる複
数の換気口を隔成するとともに、該換気口が連なる方向
に沿ったルーフパネルの縁部には、下方に屈曲されて換
気口の前方に延在するフランジを一体に成形してある。
作用 前記構成において、ルーフパネルはその裏面に補強用リ
ブが突設されることにより剛性が向上する一方、補強用
リブの下端部を物置本体の上端部に当接させて固着する
と、隣接する一対の補強用リブ間であって、かつルーフ
パネルの裏面と物置本体の上部との間に略矩形状の換気
口が隔成される。したがって、ルーフパネルの剛性を向
上させる為の補強用リブを有効利用して、他の壁面パネ
ルを開口せずに、充分な総開口面積を有する換気口を得
ることができる。
また、換気口が連なる方向に沿ったルーフパネルの縁部
には、下方に屈曲されて換気口の前方に延在するフラン
ジを一体に成形してあることから、フランジにより換気
口が見えにくくなる。よって、物置全体の外観品質が向
上するとともに、換気口を介して風が直接物置内に入っ
たり、雨が入ることがない。
実施例 以下、本考案の一実施例について図面に従って説明す
る。すなわち、第3図に示したように、物置本体1は、
前面に開口部2を有し、左右側壁3,4、後壁5、床板6
が合成樹脂で成形されている。前記開口部2の両側部に
は、上下方向に延在する枠部材7が立設されており、該
枠部材7の上端部には第2図に示したように、一対の受
容部8,8を有するレール9が架橋されている。前記受容
部8,8には、ローラ10が転動自在に収容されており、該
ローラ10には扉11の上端部が係止されている。
一方、前記物置本体1の屋根を構成するルーフパネル12
も前記各部材と同様に合成樹脂で成形されており、幅方
向に延在する複数の突条13が膨出成形されている。前記
ルーフパネル12の裏面14には、前記レール9に対して直
行する方向であって、平行に延在する複数の補強用リブ
15が突設されているとともに、該補強用リブ15より長尺
状のブラケット16が突設されている。該ブラケット16
は、ビス17により前記枠部材7と後部支柱18とに固着さ
れており、該後部支柱18は前記左右側壁3,4と前記後壁
5の端部を支持している。
また、前記補強用リブ15は板状であって、その下端縁19
は前記物置本体1の上端部であるレール9の上面に当接
しており、これにより第1図に明示したように隣接する
一対の補強用リブ15,15と、レール9、及びルーフパネ
ル12の裏面14とによって矩形状の換気口20が複数隔成さ
れ、この複数の換気口20は補強用リブ15と直交する方向
に連なっている。さらにルーフパネル12の周縁部には、
フランジ21が設けられており、該フランジ21は第2図に
示したように、換気口20が連なる方向に沿った前縁部に
おいては、物置本体1に対し間隙22を有した位置で垂下
し、これによって複数の換気口20の前方に延在してい
る。また前記フランジ21は後部においては、同図に示し
たように前記後部支柱18に当接し、後壁5の上端部との
間に補助換気口23を形成している。
以上の構成にかかる本実施例において、ルーフパネル12
は、その裏面14に補強用リブ15が突設されることにより
充分な剛性が確保されており、この補強用リブ15を有効
利用して、前記矩形状の換気口20が隔成されている。し
たがって、合成樹脂で成形された左右側壁3,4や後壁5
に換気口を開設する必要はなく、各壁3,4,5を全て合成
樹脂で成形された物置本体1において、別途換気口を開
設することに起因する剛性の低下を回避して、充分な剛
性を確保することができる。
また、補強用リブ15は板状であることから、波板をルー
フパネルとして用いて換気口を隔成した場合のように、
換気口が間欠的に設けられることなく、板状の補強用リ
ブ15のみを介して複数の換気口20が連続し、よって、換
気口20の総開口面積が充分に得られる。しかも、波板を
ルーフパネルとして用いた場合のように、ルーフパネル
の表面積が大きくなって、1枚のルーフパネルを成形す
るに必要となる樹脂量が多くなることがなく、少ない樹
脂量で成形したルーフパネル12により充分な総開口面積
の換気口20が得られる。
また、前部のフランジ21により換気口20が隠蔽されるこ
とから、外部から換気口21が見えにくくなり、物置全体
の外観品質を向上させることができるとともに、第2図
に矢示したように、横風WSの直接的な侵入は前記フラン
ジ21によって抑制される。このため、同様に矢示したよ
うに、外気はフランジ21を迂回してから換気口20を介し
て物置本体1の内部に侵入することとなり、過度の外気
あるいは雨の物置本体1内への侵入を防止して、格納物
品を確実に保管することができる。
第4図は本考案の第2実施例を示すものであり、補強用
リブ15の前端部には、脚部24が突設されており、該脚部
24の下端部は前記枠部材7の上端面に当接している。か
かる第2実施例によれば、補強用リブ15とレール9の上
面間に、連通間隙25が形成され、該連通間隙25を介して
各換気口20が連続することから、開口面積が増大し、換
気効率の向上を図ることができる。また、脚部24の長さ
寸法を変更することによって、補強用リブ15の高さ寸法
を変更することなく、前記ルーフパネル12の裏面14とレ
ール9間の距離を変更して、換気口の開口面積を容易に
変更することが可能となる。
考案の効果 以上説明したように本考案は、該ルーフパネルを合成樹
脂で成形するとともに、前記ルーフパネルの裏面に突設
された補強用リブを有効利用して、換気口を隔成するよ
うにした。よって、物置本体に別途換気口を開設する必
要はなく、特に物置本体を合成樹脂で成形した場合にお
いて、別途換気口を開設することに起因する剛性の低下
を回避して、充分な剛性を確保することが可能となる。
また、補強用リブは板上であることから、波状をルーフ
パネルとして用いて換気口を隔成した場合のように、換
気口が間欠的に設けられることなく、板状の補強用リブ
のみを介して複数の換気口が連続し、よって、換気口の
総開口面積が充分に得られる。しかも、波板をルーフパ
ネルとして用いた場合のように、ルーフパネルの表面積
が大きくなって、1枚のルーフパネルを成形するに必要
となる樹脂量が多くなることがなく、少ない樹脂量で成
形したルーフパネルにより充分な総開口面積の換気口が
得られる。
また、換気口が連なる方向に沿ったルーフパネルの縁部
には、下方に屈曲されて換気口の前方に延在するフラン
ジを一体に成形したことから、外部から換気口が見えに
くくなり、物置全体の外観品質を向上させることができ
るとともに、外気の直接的な侵入を前記フランジによっ
て抑制することができることから、過度の外気あるいは
雨の物置本体内への侵入を防止して、格納物品を確実に
保管することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す第3図A部拡大一
部破断断面図、 第2図は、第1図II-II線に沿う断面図、 第3図は、本考案の一実施例にかかる物置の正面図、 第4図は、本考案の第2実施例を示す第1図II-II線に
相当する断面図である。 1……物置本体、2……開口部、7……枠部材、9……
レール、11……扉、12……ルーフパネル、14……裏面、
15……補強リブ、20……換気口、21……フランジ、24…
…脚部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】物置本体の上端部に、屋根を構成するルー
    フパネルを固着した構造において、該ルーフパネルを合
    成樹脂で成形するとともに、前記ルーフパネルの裏面
    に、平行に延在する複数かつ板状の補強用リブを突設
    し、該補強用リブの下端縁を物置本体の上端部に当接さ
    せて固着し、隣接する補強用リブと前記ルーフパネルの
    裏面及び前記物置本体の上端部により、前記補強用リブ
    と直交する方向に連なる複数の換気口を隔成するととも
    に、該換気口が連なる方向に沿ったルーフパネルの縁部
    には、下方に屈曲されて換気口の前方に延在するフラン
    ジを一体に成形したことを特徴とする合成樹脂製物置の
    換気構造。
JP1989131758U 1989-11-13 1989-11-13 合成樹脂製物置の換気構造 Expired - Lifetime JPH072877Y2 (ja)

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JPH0374756U JPH0374756U (ja) 1991-07-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5083826U (ja) * 1973-11-27 1975-07-18
JPS5211847U (ja) * 1975-07-15 1977-01-27

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