JPH0215016Y2 - - Google Patents

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JPH0215016Y2
JPH0215016Y2 JP1986050726U JP5072686U JPH0215016Y2 JP H0215016 Y2 JPH0215016 Y2 JP H0215016Y2 JP 1986050726 U JP1986050726 U JP 1986050726U JP 5072686 U JP5072686 U JP 5072686U JP H0215016 Y2 JPH0215016 Y2 JP H0215016Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、トラツク側アオリ端部被覆部材に
関し、さらに詳しくは、外側壁の上端部に外方膨
出部を有する上部アオリ・パネルおよび外側壁の
下端部に外方膨出部を有するとともにこれから下
方に真直ぐのばされた垂下状下端水切り部が設け
られている下部アオリ・パネルを含む複数の中空
状アオリ・パネルが、これらの開口端を横向きに
し、上下方向に積重ねられてなる隣り合つた2つ
の側アオリのそれぞれと、両側アオリの間に介在
される開口部が外向きのチヤンネル状中間柱との
間に配されるトラツク側アオリ端部被覆部材であ
る。
従来の技術 一般に、トラツク側アオリは、複数の中空状ア
オリ・パネルが、これらの開口端を横向きにし、
上下方向に積重ねられてなるものであるが、この
側アオリに外側壁の上端部に外方膨出部を有する
上部アオリ・パネルおよび外側壁の下端部に外方
膨出部を有するとともにこれから下方に真直ぐの
ばされた垂下状下端水切り部が設けられている下
部アオリ・パネルを含んでいる場合、両膨出部お
よび垂下状下端水切り部の存在のために、側アオ
リの外面は垂直平坦面になつていない。そこで従
来、実開昭57−67877号公報に開示されているよ
うに、側アオリの被覆部材は上部、中間部および
下部被覆部材の3つに分割されていた(同公報で
は、上部被覆部材は省略されている)。
まず、中間部被覆部材は、上部アオリ・パネル
の外方膨出部と下部アオリ・パネルの外方膨出部
の中間全体に対応する側アオリの端面を覆う蓋部
と、側アオリの内面端部にそうように蓋部の内縁
から直角に折曲げられるとともに上下端にL形お
よび逆L形の切欠部を有する内方連結部と、両外
方膨出部の中間全体における側アオリの外面端部
にそうように、しかも両外方膨出部と外面が面一
になるように蓋部の外縁から直角に折曲げられた
外方連結部と、中間柱の外向き側壁の端面を越え
るように、しかも外方連結部と外面が面一になる
ように蓋部の外縁から直角に折曲げられた側面水
切り部と、側面水切り部の縁から中間柱の開口部
内に入り込むように直角に折曲げられた挿入部と
を備えている。
つぎに、上部および下部被覆部材は、蓋部材の
外縁からアオリ・パネルの外側壁の肉厚分内方寄
りの位置に同外側壁の内面にそうように外方連結
部が突出状に設けられている点および中間部被覆
部材の両切欠部に密にはめ入れられる上下の延長
部が内方連結部に形成せられている点、さらに下
部被覆部材にはとくに下部アオリ・パネルの垂下
状下端水切り部と密接して並ぶように側面水切り
部から下方に真直ぐのばされた下方延長状下端水
切部が設けられている点以外は、中間部被覆部材
と同様の構造である。
考案が解決しようとする問題点 従来のトラツク側アオリ端部被覆部材は、上述
のように上部、中間部および下部の3つに分割さ
れており、しかも中間部被覆部材に対して上部お
よび下部の被覆部材はその構造を異にしている。
これらの被覆部材は通常アルミニウム押出形材製
であるから、上記構造の相違は、2種類の押出ダ
イを必要とすることを意味し、経済的に不利であ
るばかりか、被覆部材が3つ存在するということ
は、それだけ側アオリに対しこれらを連結する作
業に、手数と時間を要するという問題があつた。
この考案の目的は、押出ダイが1種類でよくか
つ側アオリに対する連結作業の手数と時間を少な
くしうるトラツク側アオリ端部被覆部材を提供す
ることにある。
課題を解決するための手段 この考案は、外側壁の上端部に外方膨出部を有
する上部アオリ・パネルおよび外側壁の下端部に
外方膨出部を有するとともにこれから下方に真直
ぐのばされた垂下状下端水切り部が設けられてい
る下部アオリ・パネルを含む複数の中空状アオ
リ・パネルが、これらの開口端を横向きにし、上
下方向に積重ねられてなる隣り合つた2つの側ア
オリのそれぞれと、両側アオリの間に介在される
開口部が外向きのチヤンネル状中間柱との間に配
されるトラツク側アオリ端部被覆部材であつて、
上記の目的を達成するために、側アオリの端面全
体を覆う蓋部と、側アオリの内面端部全体にそう
ように蓋部の内縁から直角に折曲げられた内方連
結部と、上部アオリ・パネルの外方膨出部と下部
アオリ・パネルの外方膨出部の中間全体における
側アオリの外面端部にそうように、しかも両外方
膨出部と外面が面一になるように蓋部の外縁から
直角に折曲げられた外方連結部と、中間柱の外向
き側壁の端面全体を越えるように、しかも外方連
結部と外面が面一になるように蓋部の外縁から直
角に折曲げられた側面水切り部と、側面水切り部
の縁から中間柱の開口部内に入り込むように直角
に折曲げられた挿入部と、下部アオリ・パネルの
垂下状下端水切り部と密接して並ぶように側面水
切り部から下方に真直ぐのばされた下方延長状下
端水切り部とを一体に備えたアルミニウム押出形
材製のものである。
作 用 この考案によるトラツク側アオリ端部被覆部材
は、上記のように隣り合つた2つの側アオリのそ
れぞれと、両側アオリの間に介在される中間柱と
の間に配されるものがあるが、側アオリの端面全
体を覆う蓋部と、側アオリの内面端部全体にそう
ように蓋部の内縁から直角に折曲げられた内方連
結部と、上部アオリ・パネルの外方膨出部と下部
アオリ・パネルの外方膨出部の中間全体における
側アオリの外面端部にそうように、しかも両外方
膨出部と外面が面一になるように蓋部の外縁から
直角に折曲げられた外方連結部と、中間柱の外向
き側壁の端面全体を越えるように、しかも外方連
結部と外面が面一になるように蓋部の外縁から直
角に折曲げられた側面水切り部と、側面水切り部
の縁から中間柱の開口部内に入り込むように直角
に折曲げられた挿入部と、下部アオリ・パネルの
垂下状下端水切り部と密接して並ぶように側面水
切り部から下方に真直ぐのばされた下方延長状下
端水切り部とを一体に備えたアルミニウム押出形
材製のものであるから、内外連結部を側アオリに
連結するだけで、側アオリの端面に存在する全開
口が蓋部により一挙に隠されるし、側面水切り部
および下端水切り部が側アオリに対し所定位置に
配されるとともに、挿入部も中間柱に対し所定位
置に配されることになる。また上下両アオリ・パ
ネルの外方膨出部および垂下状水切り部の存在に
もかかわらず、これらと外部連結部、側面水切り
部および下方延長状下端水切り部により、側アオ
リの外面が垂直平坦状となる。
実施例 この考案の実施例を、以下図面を参照して説明
する。
図示のトラツク側アオリ端部被覆部材7は、外
側壁2aの上端部に外方膨出部14を有する上部
アオリ・パネル2、外方膨出部の存在しない中間
部アオリ・パネル3および外側壁4bの下端部に
外方膨出部15を有するとともにこれから下方に
真直ぐのばされた垂下状下端水切り部4cが設け
られている下部アオリ・パネル4の3つのアルミ
ニウム押出形材製中空状アオリ・パネルが、これ
らの開口端を横向きにし、上下方向に積重ねられ
てなる隣り合つた2つの側アオリ1,1のそれぞ
れと、両側アオリ1,1の間に介在される開口部
が外向きのアルミニウム押出形材製チヤンネル状
中間柱6との間に配されている。
同側アオリ端部被覆部材7は、側アオリ1の端
面全体を覆う蓋部8と、側アオリ1の内面端部全
体にそうように蓋部8の内縁から直角に折曲げら
れた内方連結部12と、上部アオリ・パネル2の
外方膨出部14と下部アオリ・パネル4の外方膨
出部15の中間全体における側アオリ1の外面端
部にそうように、しかも両外方膨出部14,15
と外面が面一になるように蓋部8の外縁から直角
に折曲げられた外方連結部9と、中間柱6の外向
き側壁10bの端面全体を越えるように、しかも
外方連結部9と外面が面一になるように蓋部8の
外縁から直角に折曲げられた側面水切り部10
と、側面水切り部10の縁から中間柱6の開口部
内に入り込むように直角に折曲げられた挿入部1
6と、下部アオリ・パネル4の垂下状下端水切り
部4cと密接して並ぶように側面水切り部10か
ら下方に真直ぐのばされた下方延長状下端水切り
部11とを一体に備えたアルミニウム押出形材製
のものである。
アオリ・パネル2,3,4は、上位のものの下
壁に凹溝が、下位のものの上壁に凸条がそれぞれ
形成せられており、両者が嵌合せられ、アオリ・
パネル2,3,4全体が図示しない所要数の垂直
連結ボルトとナツトにより一体に連結されてい
る。また側アオリ端部被覆部材7の内外連結部1
2,9は、側アオリ1を構成している3つのアオ
リ・パネル2,3,4の内壁2b,3b,4bお
よび外壁2a,3a,4aにリベツト14で止め
られている。
側アオリ1,1、中間柱6およびアオリ端部被
覆部材7,7は、トラツク荷台の周縁部に固着さ
れた横断面コ形のアルミニウム製下枠5の上部水
平壁5a上に配置せられかつ水切り部4c,11
が下枠5の垂直壁5bの上縁部にそわされてい
る。蓋部8、側面水切り部および挿入部16で形
成せられる溝の底部には、棒状ゴム13が納めら
れており、これに中間柱6の外向き側壁6aの縁
部が埋入せられている。
側アオリ端部被覆部材7は1つのアルミニウム
押出形材を、第1図および第2図に示されている
ような状態に、所要部分を切除することによつて
得られるものである。
上記実施例では、中間部アオリ・パネル3が1
つの側アオリ1が示されているが、中間部アオ
リ・パネル3が2つ以上の場合や、これが存在し
ない場合もある。
考案の効果 この考案のトラツク側アオリ端部被覆部材によ
れば、内外連結部を側アオリに連結するだけで、
側アオリの端面に存在する全開口が蓋部により一
挙に隠されるし、側面水切り部および下端水切り
部が側アオリに対し所定位置に配されるととも
に、挿入部も中間柱に対し所定位置に配されるこ
とになるので、側アオリ端部被覆部材の側アオリ
に対する連結作業と時間が従来より少なくてすむ
利点があるし、押出ダイも1種類でよいから従来
より経済的に側アオリ端部被覆部材をうることが
できる。
また上下両アオリ・パネルの外方膨出部および
垂下状下端水切り部の存在にもかかわらず、これ
らと外部連結部、側面水切り部および下方延長状
下端水切り部により、側アオリの外面が垂直平坦
状となるので、外観上体裁がよい。さらに従来の
ようにアオリ端部被覆部材が3つに分割されてい
ないので、継目よりの雨水の侵入というようなお
それが全く生じないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
はトラツク側アオリ端部被覆部材が隣り合つた2
つの側アオリのそれぞれと、両側アオリの間に介
在されている中間柱との間に配されている状態を
示す斜視図、第2図は同部材の斜視図、第3図は
第1図の−線に沿う断面図である。 1……側アオリ、2,3,4……アオリ・パネ
ル、2a,4a……アオリ・パネルの外側壁、4
c……垂下状下端水切り部、6……中間柱、7…
…側アオリ端部被覆部材、8……蓋部、9……外
方連結部、10……側面水切り部、11……下方
延長状下端水切り部、12……内方連結部、1
4,15……外方膨出部、16……挿入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側壁2aの上端部に外方膨出部14を有する
    上部アオリ・パネル2および外側壁4bの下端部
    に外方膨出部15を有するとともにこれから下方
    に真直ぐのばされた垂下状下端水切り部4cが設
    けられている下部アオリ・パネル4を含む複数の
    中空状アオリ・パネル2,3,4が、これらの開
    口端を横向きにし、上下方向に積重ねられてなる
    隣り合つた2つの側アオリ1,1のそれぞれと、
    両側アオリ1,1の間に介在される開口部が外向
    きのチヤンネル状中間柱6との間に配されるトラ
    ツク側アオリ端部被覆部材7であつて、側アオリ
    1の端面全体を覆う蓋部8と、側アオリ1の内面
    端部全体にそうように蓋部8の内縁から直角に折
    曲げられた内方連結部12と、上部アオリ・パネ
    ル2の外方膨出部14と下部アオリ・パネル4の
    外方膨出部15の中間全体における側アオリ1の
    外面端部にそうように、しかも両外方膨出部1
    4,15と外面が面一になるように蓋部8の外縁
    から直角に折曲げられた外方連結部9と、中間柱
    6の外向き側壁10bの端面全体を越えるよう
    に、しかも外方連結部9と外面が面一になるよう
    に蓋部8の外縁から直角に折曲げられた側面水切
    り部10と、側面水切り部10の縁から中間柱6
    の開口部内に入り込むように直角に折曲げられた
    挿入部16と、下部アオリ・パネル4の垂下状下
    端水切り部4cと密接して並ぶように側面水切り
    部10から下方に真直ぐのばされた下方延長状下
    端水切り部11とを一体に備えたアルミニウム押
    出形材製のトラツク側アオリ端部被覆部材。
JP1986050726U 1986-04-03 1986-04-03 Expired JPH0215016Y2 (ja)

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JPS62163181U JPS62163181U (ja) 1987-10-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5418815B2 (ja) * 1974-10-29 1979-07-10

Family Cites Families (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5418815U (ja) * 1977-07-08 1979-02-07
JPS55178473U (ja) * 1979-06-11 1980-12-22
JPS5767877U (ja) * 1980-10-13 1982-04-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5418815B2 (ja) * 1974-10-29 1979-07-10

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