JPH07286061A - アラミドドープの製造法及びそれを用いるフィブリッドの製造法 - Google Patents

アラミドドープの製造法及びそれを用いるフィブリッドの製造法

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JPH07286061A
JPH07286061A JP13565994A JP13565994A JPH07286061A JP H07286061 A JPH07286061 A JP H07286061A JP 13565994 A JP13565994 A JP 13565994A JP 13565994 A JP13565994 A JP 13565994A JP H07286061 A JPH07286061 A JP H07286061A
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aramid
fibrids
dope
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fibrid
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Akio Nakaishi
昭夫 中石
Yorihiko Omoto
尾本▲頼▼彦
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】廃棄されるアラミドフィブリッドを含む成形物
(アラミド紙、アラミドボード等の損紙、屑紙、廃紙)
等から、経済的にアラミドドープを製造する方法、さら
には良好なアラミド紙(再生紙)を製造し得るアラミド
フィブリッドを製造する方法を提供する。 【構成】アラミドフィブリッドを含む成形物をアミド系
溶媒に接触させ、少なくとも該成形物中のフィブリッド
を溶解してドープとする。アラミドフィブリッドとアラ
ミド繊維からなるアラミドシート(紙、ボード)を剪断
力下にアミド系溶媒と混練することによってアラミドシ
ート全体を溶解してアラミドドープとするのが好まし
い。さらに該ドープから湿式法によりアラミドフィブリ
ッドを製造すると、この再生フィブリッドから通常のア
ラミドフィブリッドと同様に抄紙して良好なアラミド紙
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アラミドフィブリッ
ド、アラミド繊維、アラミドフィルム等、産業上有用な
アラミド素材を成形するのに利用できるアラミドドープ
を、アラミドシート屑等のアラミド成形物の屑を用いて
経済的に製造する方法、並びに、該ドープを用いてアラ
ミドフィブリッドを製造する方法、すなわち、アラミド
紙の損紙、屑紙等から、電気絶縁材、ハニカム構造材
料、耐熱容器等の用途として用いられるアラミドシート
の原料として有用なアラミドフィブリッドを経済的に製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐熱性、耐炎性に優れ、良好な機
械特性を有するアラミド(全芳香族ポリアミド)からな
る繊維、フィルム、シート(紙、ボード等)などが広く
利用されている。特に、アラミドシートは、アラミドの
化学構造に由来する耐熱性、耐薬品性、耐酸化性等の特
性と、紙の形態に基く電気絶縁性、力学特性、透気性、
油含浸性、加工性、取扱い性等の利点から、例えば電気
絶縁体、ハニカム構造材等として、広く産業分野にて用
いられており、近年ますますその需要が高まっている。
【0003】これらのアラミド成形物を製造するには、
通常、界面重合等により製造されたアラミド(全芳香族
ポリアミド)ポリマーを溶媒に溶解させてドープを調製
するか、溶液重合で得られたポリマー溶液をドープと
し、乾式法または湿式法によって所望の成形物を得る方
法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、アラ
ミド繊維とアラミドフィブリッドとからなるアラミドシ
ート(アラミド紙やアラミドボード等)の需要が高まっ
ており、これらの生産量が増える傾向にある。これに伴
い製造・加工工程にて発生するアラミドシート屑が不可
避的に増加している。アラミドは高価な素材であるため
工程にて発生する屑を資源として再利用することは重要
であり、加えて、近年地球環境に対する配慮から、産業
廃棄物を減らすと同時に、廃棄物を焼却せず(従ってC
2 を発生させずに)処理することが社会的な要請とな
っている。
【0005】したがって、本発明の主たる目的は、かか
るアラミドシート屑等を有効に再利用する方法を提供す
ることにある。本発明の他の目的はアラミドシート屑か
ら安価にアラミドドープを製造する方法、さらには該ド
ープを用いてアラミドフィブリッドを製造する方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アラミド
シート等のアラミドフィブリッドを含有する成形物の屑
を有効に再利用する方法について鋭意研究の結果、アラ
ミドフィブリッドが特定の溶媒に極めて溶解し易いこと
に注目し、アラミドフィブリッドを含有する成形物を特
定の溶媒と接触させることで、アラミドドープを経済的
に製造できること、そして、このアラミドドープを用い
て耐熱紙原料等として有用なアラミドフィブリッドを安
価に製造できることを見い出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は、アラミドフィブリッ
ドを含有する成形物(例えば、アラミドの損紙、廃紙
等)をアミド系溶媒と接触させることにより少なくとも
該成形物中のアラミドフィブリッドをアミド系溶媒に溶
解してアラミドドープ(重合体溶液)を製造することを
特徴とする方法であり、さらには、このアラミドドープ
を用いて湿式法によりアラミドフィブリッドを製造する
ことを特徴とする方法である。
【0008】以下、本発明について、アラミドドープの
製造方法、それを用いたアラミドフィブリッドの製造方
法の順に、詳細に説明する。
【0009】本発明において、「アラミド」とは、アミ
ド結合(─CO─NH─)の少くとも85モル%以上、
特に90モル%以上が直接2個の芳香環に結合している
全芳香族ポリアミドのポリマーを意味する。このアラミ
ドは、通常、芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン酸また
はその誘導体とからの重合体であるが、アラミドの特性
を損なわない範囲で、他のジアミン及び/またはジカル
ボン酸またはその誘導体を共重合成分として加えてもか
まわない。共重合成分の比率は、他のジアミン酸とジカ
ルボン酸(またはその誘導体)との合計が10モル%未
満であれば許容される。
【0010】本発明において、かかるアラミドの中で
も、実質的にポリメタフェニレンイソフタルアミドから
なるポリマーが好ましく使用される。
【0011】「アラミドフィブリッド」とは、耐熱性を
有するフィルム状の抄紙性を有する微少なアラミドパル
プ状粒子を意味する。このようなアラミドフィブリド
は、アラミドドープを剪断応力下に、非溶解性媒体と接
触させることにより沈殿を生じせしめる公知の湿式法
(沈殿法)で製造される。「フィブリッド」はもともと
米国デュポン社の造語であり、その性質、製法等は、例
えば特公昭37−5732号等に詳しく説明されてい
る。
【0012】アラミドフィブリドは、その形態に由来す
る電気絶縁性を発現させるため、離解・叩解処理によっ
てそのサイズや濾水度等が調整された後、通常の湿式抄
造の方法によって紙、ボート等のシート状成形物に転化
できる。その際、アラミド繊維(アラミドフロック)や
他の繊維状素材(ポリエチレンテレフタレート繊維、ガ
ラス繊維等)、面状素材(マイカ等)と混抄することが
一般的である。
【0013】本発明で用いるアラミドフィブリッドを含
有する成形物としては、アラミド紙、アラミドボード等
のアラミドシート並びにそれらの二次加工品があるが、
その代表例はアラミドシートである。ここで「アラミド
シート」とは、上記のアラミドフィブリッドまたはアラ
ミドフィブリッドとアラミド繊維とから主として構成さ
れる面状成形物を意味し、具体的には紙、ボードの形態
を有する。
【0014】かかるアラミドシート中に含まれるアラミ
ド繊維は、アラミドドープを用いて、乾式法または湿式
法等の方法によって紡糸された後、水洗、延伸、熱処理
等の工程を経た線状成形物であり、通常、一定の長さに
切断された、いわゆる短繊維が使用される。好ましい繊
維長は1〜30mmである。この範囲よりも短い繊維は
アラミドシートの力学物性を大きく損なうため好ましく
ない。また、繊維長が30mmを上まわる繊維は水中で
凝集体を形成し易く、結果としてアラミドシート(アラ
ミド紙)の地合を低下させるので、これも好ましくな
い。アラミド繊維の繊度(デニール)は0.5〜5de
の範囲が好ましい。
【0015】一方、アラミドフィブリッドは上述したよ
うに、抄紙性を有するフィルム状微粒子であり、そのサ
イズや濾水度等はアラミド紙の抄造性、力学的特性に応
じて適宜調整される。
【0016】このアラミドシートを構成する素材のう
ち、アラミド繊維とアラミドフィブリッドは互いに同一
のアラミドからなることが好ましい。また、アラミド以
外の化学成分を有する紙料(例えば、ポリエチレンテレ
フタレート繊維、ガラス繊維、マイカ等)をアラミドシ
ート中に含有してもさしつかえないが、その場合は、ア
ラミドシートを溶解させる条件下では、溶解しないもの
を選択するのが好ましい。
【0017】アラミドシート中のアラミド繊維とアラミ
ドフィブリッドとの構成比は特に制約されないが、好ま
しくは繊維/フィブリッド=5/95〜90/10(重
量比)の範囲で選択される。また、アラミドシート中の
アラミド成分は合計60重量%以上、特に80〜100
重量%であるのが好ましい。
【0018】かかるアラミドシートは、通常採用されて
いる湿式抄造によって得られた薄葉シートを積層し必要
に応じ熱圧加工することで製造できる。
【0019】アラミドシートがアラミド紙の場合、通
常、抄造されるアラミド紙の坪量の範囲として10〜3
00g/m2 が適用される。このアラミド紙は抄造され
たままで熱圧加工していないアンカレンダー紙でもよ
く、熱圧加工したカレンダー紙でもよい。
【0020】一方、本発明方法で使用するアミド系溶媒
とは、分子構造にアミド基を有する有機溶媒でこれらの
アミド系溶媒は水分率500ppm以下特に300pp
m以下に調整して使用するのが好ましい。好ましいアミ
ド系溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルアセトアミド等が例示される。
【0021】本発明方法において、アラミドフィブリッ
ドを含有する成形物(例えばアラミドシート)とアミド
系溶媒とを接触させて少くともアラミドフィブリッドを
溶出する方法については特別な制約はなく、例えば、該
成形物をアミド系溶媒に浸漬する方法、該成形物にアミ
ド系溶媒をふりかける方法、該成形物からなる堆積層に
アミド系溶媒を浸透させ下層から脱液する方法、該成形
物をアミド系溶媒と混練する方法等、任意の方法が選択
できる。
【0022】該成形物は、アミド系溶媒への溶解効果を
高める目的であらかじめシュレッダー等により微細に粉
砕しておくことができ、多くの場合その方が好ましい。
【0023】該成形物と溶媒を接触させる時間は、成形
物の大きさや熱履歴の程度、溶媒の温度、溶媒量等の条
件によって変動するが、通常1分〜10時間の範囲から
選ばれる。
【0024】溶媒の温度は、溶解性を高める意味から高
い方が良く、100℃以上が好ましいが、アラミドの熱
劣化・分解を避けるという点あるいは得られるドープの
安定性や熱効率の点で、おのずと上限が存在する。アラ
ミド成形物中のアラミドフィブリッドを選択的に溶解す
る場合は、通常、200℃以下の液相として使用され
る。
【0025】アラミドフィブリッドを選択的に溶出させ
る場合におけるアラミドフィブリッド含有成形物に対す
る溶媒の量は、該成形物中のアラミドフィブリッドの含
有量、成形物の性状(大きさ、嵩高さ)等によって変わ
りうる。しかし、得られるドープの濃度がある程度大き
い方が利用し易いので、アラミド成形物に対して2〜1
00倍量(重量)、該成形物中のアラミドフィブリッド
に対して5〜100倍量(重量)特に5〜50倍量(重
量)の範囲で溶媒を加えることが適当である。
【0026】この場合、アラミドシート等のアラミドフ
ィブリッド含有成形物とアミド系溶媒とを接触させて、
アラミドフィブリッドがアミド系溶媒中に溶解した後、
未溶解分があればそれを濾別またはデカンテーションし
てドープのみを得ることができる。
【0027】分離した未溶解分に再び溶媒を加えて、付
着・残存しているアラミドの可溶成分を溶かしドープと
して回収することもできる。このような操作を繰り返す
ことで、もとのアラミド成形物に含有されていたアラミ
ドフィブリッド以外の構成要素(繊維、充填材等)を再
び利用可能な状態に戻すことが可能である。
【0028】以上は、主として、アラミドシート等の成
形物中のアラミドフィブリッドのみを溶解させてドープ
にする場合について説明したが、本発明方法では、アラ
ミドシート中の全アラミド成分をアミド系溶媒に溶解さ
せてドープ(重合体溶液)を調製することもできる。
【0029】全アラミド成分をアミド系溶媒に溶解させ
る場合には、アラミド紙中の全アラミド成分に対して重
量でA/S=1/100〜1/2、特にA/S=1/9
9〜30/70(ここでAは全アラミド成分、Sは溶媒
を示す)の範囲になるよう溶媒を加えることが適当であ
る。
【0030】アミド系溶媒にアラミドシートを溶解させ
る条件として、温度は溶媒の凝固点以上300℃までの
範囲特に好ましくは100〜200℃の範囲から選ばれ
る。また、溶媒の沸点以上に加熱したい場合には加圧条
件を適用することができる。
【0031】アラミドシートの溶解を促進する目的で、
アラミドシートを微小な断片に切断したり、溶媒に各種
無機塩を添加することができ、多くの場合、その方が好
ましい。添加する無機塩としては塩化カルシウム(Ca
Cl2 )、塩化リチウム(LiCl)のようなアミド基
の水素結合を破壊する作用をもつものが好ましいが、む
ろんこれらに限定されるわけではない。無機塩の量は全
アラミド成分の重量に対して1〜250重量%の範囲が
好ましい。
【0032】本発明方法において、工程から発生するア
ラミドシートの屑とアミド系溶媒とを混合し該混合物を
剪断応力下に混練する方法が、特に溶解性が良好であ
り、工業的に好ましい。
【0033】ここで、剪断応力を効率的に作用せしめる
装置としては様々なタイプのものが考えられるが、混練
押出し機が最も好ましい。混練押出し機とは、溝の刻ま
れた一本または二本のスクリューを回転させながら流動
物を溝に沿ってらせん状に輸送しながら混練する設備で
ある。
【0034】混練押出し機を用いて、アラミドシート屑
とアミド系溶媒との混合物を混練する方法としては、あ
らかじめアラミドシート屑とアミド系溶媒とを混合し、
これを混練押出し機に供給する方法と、アラミドシート
屑とアミド系溶媒とを同時に混練押出し機に供給し混練
・混合せしめる方法とがあるが、どちらでも差し支えな
い。また、混練押出し機への供給を容易にする目的で、
アラミドシート屑にあらかじめ粉砕・破砕等の処理を施
すこともできる。
【0035】上記混合物を混練・溶解させるにあたり、
溶解速度を大きくする目的でアミド系溶媒中に無機塩を
含有させることができる。かかる無機塩としては塩化カ
ルシウム(CaCl2 )、塩化リチウム(LiCl)等
を例示できる。無機塩の量は、無機塩の種類や混練条件
によって異なるが、アラミドシート屑に対して1〜25
0%(重量)の範囲から選ばれる。この際、1価の金属
塩の場合はアラミドシート屑中のアラミドポリマー繰返
し単位に対し200モル%まで、2価の金属塩の場合は
100モル%までが好ましい。
【0036】一般に知られているように、混練押出し機
を用いて混練を実施する場合、対象物(本発明ではアラ
ミドシート屑/アミド系溶媒混合物)の流動性すなわち
粘性が重要な因子である。本発明方法の場合、これに関
しては、アラミドシート屑とアミド系溶媒との混合比率
及び混練溶解温度が支配的因子として流動性を規定す
る。
【0037】アラミドシート屑とアミド系溶媒との混合
比率は、重量比で1/100〜1/2、好ましくは1/
100〜1/4の範囲から選ばれる。この比率が1/1
00よりも小さいと、混練押出し機内での剪断応力の発
生が十分でない。また、アミド系溶媒が選択的に系外に
流出する現象が生じ好ましくない。一方、混合比が1/
2を上回る場合は、得られるドーブの安定性が十分でな
いので、これも好ましいものではない。
【0038】混練・溶解を実施する際の温度は、混練時
間、溶解条件によって影響を受けるが、100℃以上、
溶媒の沸点以下が好ましい。これよりも低い温度ではア
ラミド(特に繊維成分)が溶媒に十分溶解しないことが
多い。温度の上限について特に制約はないが、通常はそ
の溶媒の沸点以下である。混練時間は温度や無機塩添加
量によって異なるが、一般に1分〜100分の間で実施
される。なお、混練に押出し機(エクトルーダ)を用い
る場合には入口部を上記範囲内で可及的に低温にした方
が急激な溶解がさけられスクリューへのかみ込みがよ
い。
【0039】また、本発明方法では、アラミドシートの
混練装置(押出し機)からの吐出量Qは、通常押出し機
内の圧力損失△pとスクリュー回転数Rの関数で、Q=
αR−β△pで記述される。△pは押出し機出側のダイ
の径が大きいと△p=0とみなせる。Rは1〜200γ
pmの範囲である。
【0040】このようにして得られたアラミドドープ
は、不溶分の濾別、脱色等の処理を施して精製すること
ができる。
【0041】本発明方法によって得られるアラミドドー
プはそのままで、またはこれに同質のアラミドポリマー
を加えるかあるいは同じアミド系溶媒を加えて希釈する
等の方法によって適当な濃度に調節され、再利用するこ
とができる。
【0042】このように本発明によるドープの製造方法
では、産業上有用なアラミドを産業廃棄物として無駄に
することなく、アラミドシート屑を有用に利用できるた
め、安価にドープが製造でき、その意義は極めて大き
い。
【0043】次に、このドープからアラミドフィブリッ
ドを製造する方法を説明する。
【0044】本発明方法では、剪断応力下、上記ドープ
をアラミドの貧溶媒と接触させてパルプ状粒子として沈
殿させる、いわゆる湿式法(例えば、特公昭37―57
32号、特開昭61―157532号、同61―160
413号参照)が採用される。貧溶媒としては、通常、
水または水―アミド溶媒混合液等が好ましく用いられ
る。
【0045】なお、湿式法では、ドープと貧溶媒との混
合比、混合時の媒体の温度、剪断応力の大きさ等の因子
を変化させることで、様々な形態、大きさのフィブリッ
ドを製造することができるが、ドープ濃度、ドープ粘度
を適切に設定してフィブリッドを作り分けることも可能
である。その場合、アラミドシートを溶解して得たドー
プに、別に同質のアラミド新ポリマー(バージンポリマ
ー)を加えて、ドープの濃度、粘度を調節することもで
きる。
【0046】かくして得られたフィブリッドはアラミド
紙の原料として有用であり、アラミド繊維その他の紙料
を加えて水性スラリーとなし、通常の抄造方法により何
ら問題なくアラミド紙に再生できる。
【0047】なお、この際、フィブリッドとして、本発
明方法による再生フィブリッドと重合工程からのバージ
ンポリマーから製造した従来のフィブリッドとを混合使
用することもできる。
【0048】
【実施例】以下、本発明について実施例を挙げて更に詳
しく説明する。ただし、これらは本発明の範囲を何ら限
定するものではない。
【0049】なお、後述の各実施例における溶解実験は
すべて窒素雰囲気中で実施した。したがって、表2中の
圧力(atm)には窒素加圧による初期圧が加わってい
る。
【0050】[参考例1] (アラミドシートの製造)特公昭47―10863号公
報に記載の界面重合法によるポリメタフェニレンイソフ
タルアミドを用い湿式法で製造したアラミドフィブリッ
ドとアラミド繊維とから湿式抄造法によってアラミドシ
ート(アラミド紙)を作成した。
【0051】シートは湿式抄造されただけのものを
(A)、これに温度280℃、線圧50Kg/cmにて
熱圧加工(カレンダー加工)を施したものを(B)と表
記する。また、上記のシート(A)を積層し、温度28
0℃、面圧15Kg/cm2 で熱圧加工してボードとし
たものを(C)と表記する。
【0052】
【表1】
【0053】[実施例1]参考例1にて製造したアラミ
ドシート状成形物(A)をシュレッダーにて粉砕し、
3.5mmφのふるいを通過したものを集めた。この粉
砕アラミドシート100gに対してN−メチル−2−ピ
ロリドン1kgを加え、室温で14時間浸漬した。つい
で全量をヌッチエに投入し未溶解分を濾別した。1回目
の濾別によって得た580gのドープは無色透明であっ
た。B型粘度計でドープ粘度を測定したところ、196
センチポイズであった(41℃での測定値)。
【0054】[実施例2]参考例1にて製造したアラミ
ドシート状成形物(B)をシュレッダーにて粉砕し3.
5mmφのふるいを通過したものを集めた。これを実施
例1と同様の方法によって溶解させ無色透明のドープを
得た。このドープの粘度は128センチポイズであった
(41℃での測定値)。
【0055】[実施例3]参考例1にて製造したアラミ
ドシート状成形物(C)をシュレッダーにて粉砕して、
3.5mmφのふるいを通過したものを集めた。この粉
砕物100gに対してN―メチル―2―ピロリドン60
0gを加えて攪拌機付きのオートクレーブに投入した。
オートクレーブ中で、80℃・2時間溶解処理を施して
から取り出し未溶解分を濾別した。得られたドープは透
明で、ドープ粘度は670センチポイズであった。
【0056】[参考例2] (a.フィブリッドと繊維の製造)特公昭47―108
63号公報に記載の界面重合法によるポリメタフェニレ
ンイソフタルアミドのポリマーを製造した。このポリマ
ーのN―メチル―2―ピロリドンに溶解(濃度0.5g
/dl)して30℃で測定した固有粘度(IV)は1.
35であり、無機塩類を含まないものである。
【0057】このポリマーを特公昭48―17551号
公報に記載の塩化カルシウム水溶液を凝固浴とする湿式
紡糸法によって繊維とした。沸水中で延伸し、熱板上で
更に延伸した繊維の引張強度は4.5g/de、伸度は
18%であった。これを長さ6mmに切断した。
【0058】同様に上記ポリマーをN―メチル―2―ピ
ロリドンに溶解し、特公昭52―151621号公報に
記載のステータとロータとを組合せた沈澱装置(直径1
50mm)を用いてフィブリッドとした。これをディス
クリファイナーで叩解した。その濾水度はカナディアン
濾水度で110mlであった。
【0059】(b.アラミド紙の製造)上述(a)の如
く製造したポリメタフェニレンイソフタルアミドのフィ
ブリッド(P)と繊維(F)とを、配合比(重量比)が
各々P/F=50/50、60/40、70/30にな
るよう秤量し、水中に分散させスラリーとした。この分
散スラリーを10m/分の速度で長網抄紙機にて抄造
し、坪量40g/m2 のアラミド紙を得た。このアラミ
ド紙の一部をさらに温度300℃、線圧200kg/c
mの条件でカレンダー加工(熱処理)した。
【0060】[実施例4〜9] (a.ドープの製造)表2に示す条件にて、上記参考例
2(b)で製造した未熱処理アラミド紙及び熱処理アラ
ミド紙を、それぞれ無機塩含有N―メチル―2―ピロリ
ドン(NMP)に溶解させてドープを調製した。該ドー
プ中の微量の未溶解分を濾別し精製した。一部のドープ
については界面重合直後のバージンポリマー(ポリメタ
フェニレンイソフタルアミド)を加えて粘度を調節し
た。なお、表2中のP/Fはフィブリッド(P)と繊維
(F)との重量比、アラミド紙/NMPはアラミド紙と
N―メチル―2―ピロリドンとの重量比、塩の量はN―
メチル―2―ピロリドンに対する無機塩の重量%であ
る。
【0061】
【表2】
【0062】(b.再生フィブリッドの作成)上記表2
に示す各ドープを用いて上記参考例2(a)と同様にし
てフィブリッドを製造した。一例として実施例4、6に
おいて作成したフィブリッドのパルプサイズの分布を表
3に示す。
【0063】
【表3】
【0064】(c.再生紙の製造)表3に示す2種のフ
ィブリッドを用いて、上記参考例2(b)と同様に抄紙
を行った。いずれのフィブリッドもアラミド紙の原料と
して何ら問題なく用いることができた。
【0065】[参考例3] (アラミドシートの製造)特公昭47−10863号公
報に記載の界面重合法によってポリメタフェニレンイソ
フタルアミドを製造した。このポリマーの固有粘度(I
V)は1.35であった。これを用い湿式法によってア
ラミドフィブリッドを作成した。一方、同じポリマーを
用いて製造したアラミド繊維(登録商標「コ−ネック
ス」帝人(株)製、2デニール×6mm長)と上記フィ
ブリッドとを40/60の比率(重量)で混合し、湿式
抄造法によってアラミド紙にした。
【0066】このアラミド紙を280℃の温度に設定し
た一対の金属ロール間に通し200kg/cmの線圧に
て熱圧加工しカレンダー紙を得た。このカレンダー紙の
坪量は40g/m2 であった(シートA)。一方、抄紙
したアミド紙を20枚重ね、280℃にて平板プレスを
用いて熱圧加圧しボードを作成した。このボードの坪量
は820g/m2 であった(シートB)。これらのシー
トA、シートBともシュレッダーにて粉砕し、3.5m
mφのスクリーンを通過したものをあつめた。(粉砕シ
ートA、B)。
【0067】[実施例10〜13]参考例3にて製造し
た粉砕シートA、Bに対して、N−メチル−2−ピロリ
ドン/塩化カルシウム=10/1(重量比)の溶液を重
量比で5倍量加えあらかじめ混合した。これをスクリュ
ー径(D)=25mm、スクリュー長(L)=69mm
の1軸式混練押出し機に供給し、加熱、混練した。その
条件及び結果を表4に示す。
【0068】なお、表4中のI.V.とはアラミドシー
トを溶解して得られたドープを水に注いでポリマーを沈
殿させ、これを洗浄、乾燥したものについて測定した固
有粘度である。(NMP中、0.5g/dl、30℃で
の測定結果)。
【0069】
【表4】
【0070】かくして、アラミド粉砕シートA、Bとも
に本発明の方法によって容易に溶解できることが実証さ
れた。
【0071】[実施例14〜18]上記アラミド粉砕シ
ートA、BとN−メチル−2−ピロリドン/塩化カルシ
ウムとを様々な比率で混合し2軸式混練押出し機に供給
した。用いた押出し機は、スクリュー径(D)=15m
m、スクリュー長さ(L)=450mm、L/D=30
の2軸式設備である。
【0072】その条件及び結果を表5に示す。
【0073】
【表5】
【0074】実施例14〜16から、2軸式混練押出し
機でも同様に良好に溶解できることが判る。また実施例
17では、NMP(溶媒)の一部が選択的に流出したた
め、粉砕シートAの溶解は必ずしも十分ではなかった。
実施例18から、塩化カルシウム(CaCl2 )を加え
ないと溶解の進行が遅いことが判る。
【0075】
【発明の効果】本発明方法によると、アラミドシートの
ようなアラミドフィブリッドを含有する成形物を製造す
る工程にて発生する損紙、屑紙、廃紙等を効率的に活用
して安価にアラミドドープを得ることができる。そして
得られるアラミドドープはフィブリッド、繊維、フィル
ム等の成形物の製造に何ら問題なく使用可能である。
【0076】加えて、本発明方法によればアラミド成形
物屑を焼却したりまたは埋立てたりする処理を避けるこ
とができるため、資源の有効活用、産業廃棄物の削減、
地球環境保全上の意義も極め大きい。
【0077】特に、剪断力下でアミド系溶媒と混練する
方法によれば、アラミド紙やアラミドボード等を、短時
間で再度ドープに戻すことができ、得られたドープは、
アラミドフィブリッドをはじめとして、フィルム、繊維
等を成形するのに有効に用いられる。
【0078】このように本発明方法はアラミド原料の有
効活用によって歩留りを向上できるいう点でコスト的に
好ましく、産業廃棄物を削減できるとという点で環境に
対する影響面からも有利である。なお、本発明方法では
溶解中のアラミドの分子量低下は問題にならない程度で
あり、ドープの再利用に支障はない。
【0079】さらに本発明方法では、比較的溶解し易い
アラミドフィブリッドのみを選択的に溶解しドープとし
て回収することもできるため、その場合は、アラミド繊
維を溶解させるほどの過剰な溶解条件(高温、高圧、塩
類添加)を採用する必要がなく、したがって、アラミド
の劣化、分解が避けられるとともに、電気的に有害な塩
類の混入も回避できる。
【0080】また、本発明方法によると、アラミド紙等
の製造工程において発生する損紙、屑紙の廃棄物を有効
に活用してフィブリッドに再生できる。この再生フィブ
リッドから通常の抄造方法によって良好なアラミド紙を
製造することができるため、コスト的にも有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 13/26 // B29K 105:26 C08L 77:10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラミドフィブリッドを含有する成形物
    をアミド系溶媒と接触させることにより少なくとも該成
    形物中のアラミドフィブリッドを該アミド系溶媒に溶解
    させることを特徴とするアラミドドープの製造法。
  2. 【請求項2】 アラミドフィブリッドが実質的にポリメ
    タフェニレンイソフタルアミドのフィブリッドであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のアラミドドープの製造
    法。
  3. 【請求項3】 アラミドフィブリッドを含有する成形物
    が主としてアラミド繊維とアラミドフィブリッドとから
    なるアラミドシートであることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のアラミドドープの製造法。
  4. 【請求項4】 アラミドフィブリッドを含有する成形物
    がその製造・加工工程において生ずる成形物の屑である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に
    記載のアラミドドープの製造法。
  5. 【請求項5】 アラミドフィブリッドを含有する成形物
    をアミド系溶媒と接触させることにより該成形物中のア
    ラミドフィブリッドのみを該アミド系溶媒に溶解させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアラ
    ミドドープの製造法。
  6. 【請求項6】 アラミドフィブリッドを含有する成形物
    をアミド系溶媒と接触させることにより該成形物中のア
    ラミド繊維とアラミドフィブリッドとを該アミド系溶媒
    に溶解させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のアラミドドープの製造法。
  7. 【請求項7】 アラミド成形物とアミド系溶媒との混合
    物を剪断応力下にて混練することにより、該成形物を該
    アミド系溶媒に溶解せしめることを特徴とする請求項1
    または請求項6記載のアラミドドープの製造法。
  8. 【請求項8】 剪断応力を混練押出機で作用せしめるこ
    とを特徴とする請求項7に記載のアラミドドープの製造
    法。
  9. 【請求項9】 アラミド成形物をアミド溶媒に溶解せし
    めるにあたり無機塩を加えることを特徴とする請求項7
    または請求項8に記載のアラミドドープの製造法。
  10. 【請求項10】 アラミド成形物とアミド溶媒との重量
    比が1/100〜1/2であることを特徴とする請求項
    7、請求項8または請求項9に記載のアラミドドープの
    製造法。
  11. 【請求項11】 アラミドドープから湿式法によりアラ
    ミドフィブリッドを製造するにあたり、アラミドドープ
    として、アラミドフィブリッドを含有する成形物をアミ
    ド系溶媒に接触せしめて少なくとも該成形物中のアラミ
    ドフィブリッドを該アミド系溶媒に溶解させて得られた
    ものを用いることを特徴とするアラミドフィブリッドの
    製造法。
  12. 【請求項12】 フィブリッドを含有する成形物が主と
    してアラミド繊維とアラミドフィブリッドとからなるア
    ラミドシートであることを特徴とする請求項11に記載
    のアラミドフィブリッドの製造法。
  13. 【請求項13】 アラミドフィブリッドが主としてポリ
    メタフェニレンイソフタルアミド及び/又はその共重合
    体からなることを特徴とする請求項12に記載のアラミ
    ドフィブリッドの製造法。
  14. 【請求項14】 アミド系溶媒に無機塩を含有すること
    を特徴とする請求項11〜請求項13のいずれかに記載
    のアラミドフィブリッドの製造法。
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