JPH0728568Y2 - テープデッキ - Google Patents
テープデッキInfo
- Publication number
- JPH0728568Y2 JPH0728568Y2 JP1991062146U JP6214691U JPH0728568Y2 JP H0728568 Y2 JPH0728568 Y2 JP H0728568Y2 JP 1991062146 U JP1991062146 U JP 1991062146U JP 6214691 U JP6214691 U JP 6214691U JP H0728568 Y2 JPH0728568 Y2 JP H0728568Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base plate
- head base
- chassis
- support shaft
- tape deck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はビデオカセット、オーデ
ィオカセットまたはディジタル記録カセットなどを装着
して記録または再生などを行うビデオテープレコーダな
どに組込まれるテープデッキに関する。
ィオカセットまたはディジタル記録カセットなどを装着
して記録または再生などを行うビデオテープレコーダな
どに組込まれるテープデッキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高さ調整ナット及び上昇用バネを
介してシャーシ上面の支軸にヘッド台板を取付けると共
に、シャーシ上面に高さ調節自在に設ける横向き調整ナ
ットの斜面に前記ヘッド台板を当接させ、縦横方向のヘ
ッド位置調節を行う技術があった。
介してシャーシ上面の支軸にヘッド台板を取付けると共
に、シャーシ上面に高さ調節自在に設ける横向き調整ナ
ットの斜面に前記ヘッド台板を当接させ、縦横方向のヘ
ッド位置調節を行う技術があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術は、ヘッ
ド台板と支軸の連結部に加工誤差などの隙間が形成され
ると、ヘッド台板を押下げたとき、上昇用バネによって
ヘッド台板が上昇しても、元の位置に戻らず、ヘッド支
持位置が変化し易いと共に、前記ヘッドの復元性を維持
するには、ヘッド台板と支軸の連結部を高精度に加工組
立する必要があり、また上昇用バネの圧力を大きく設定
する必要がある等の構造上及び機能上の問題があった。
ド台板と支軸の連結部に加工誤差などの隙間が形成され
ると、ヘッド台板を押下げたとき、上昇用バネによって
ヘッド台板が上昇しても、元の位置に戻らず、ヘッド支
持位置が変化し易いと共に、前記ヘッドの復元性を維持
するには、ヘッド台板と支軸の連結部を高精度に加工組
立する必要があり、また上昇用バネの圧力を大きく設定
する必要がある等の構造上及び機能上の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本考案は、高さ
調整ナット及び上昇用バネを介してシャーシ上面の支軸
にヘッド台板を取付けると共に、シャーシ上面に高さ調
節自在に設ける横向き調整ナットの斜面に前記ヘッド台
板を当接させるテープデッキにおいて、前記支軸から離
れた位置で上昇用バネをヘッド台板に連結させると共
に、横向き調整ナットの斜面の当接によってヘッド台板
に上方移動力が発生するように構成したことを特徴とす
るもので、上昇用バネ及び横向き調整ナットの持上げ力
により、支軸との連結部を支点にしてヘッド台板に回転
力を与えるから、ヘッド台板と支軸の連結部に加工誤差
などの隙間が形成されても、上昇用バネに抗して移動さ
せるヘッド台板を適正に復元させ得、従来に比べてヘッ
ド台板と支軸の連結部構造の簡略化など加工組立性の向
上並びに製造コストの低減などを容易に図り得るもので
ある。
調整ナット及び上昇用バネを介してシャーシ上面の支軸
にヘッド台板を取付けると共に、シャーシ上面に高さ調
節自在に設ける横向き調整ナットの斜面に前記ヘッド台
板を当接させるテープデッキにおいて、前記支軸から離
れた位置で上昇用バネをヘッド台板に連結させると共
に、横向き調整ナットの斜面の当接によってヘッド台板
に上方移動力が発生するように構成したことを特徴とす
るもので、上昇用バネ及び横向き調整ナットの持上げ力
により、支軸との連結部を支点にしてヘッド台板に回転
力を与えるから、ヘッド台板と支軸の連結部に加工誤差
などの隙間が形成されても、上昇用バネに抗して移動さ
せるヘッド台板を適正に復元させ得、従来に比べてヘッ
ド台板と支軸の連結部構造の簡略化など加工組立性の向
上並びに製造コストの低減などを容易に図り得るもので
ある。
【0005】また、ヘッド台板一側にコの字形支持部を
設けて上下軸孔を形成し、シャーシ上面の支軸を上下軸
孔に挿通させると共に、上下軸孔の少なくともいずれか
一方を多角形に形成したことにより、上昇用バネ及び横
向き調整ナットの持上げ力がヘッド台板の回転力として
作用したとき、軸孔の多角形の二辺に支軸の周側面が当
接するから、ヘッド台板の復元支持精度を従来よりも容
易に向上させ得るものである。
設けて上下軸孔を形成し、シャーシ上面の支軸を上下軸
孔に挿通させると共に、上下軸孔の少なくともいずれか
一方を多角形に形成したことにより、上昇用バネ及び横
向き調整ナットの持上げ力がヘッド台板の回転力として
作用したとき、軸孔の多角形の二辺に支軸の周側面が当
接するから、ヘッド台板の復元支持精度を従来よりも容
易に向上させ得るものである。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は要部の側面図、図2はVHSビデオテープ
レコーダの平面図、図3は同底面図であり、図中(1)
は平面視矩形状のデッキシャーシ、(2)は録画再生ヘ
ッドなどを取付ける回転自在なヘッドシリンダ、(3)
(4)はレール(5)(6)を介して摺動案内するスラ
イド体(7)(8)に立設させてVHSビデオカセット
(9)のテープを前記シリンダ(2)に巻装させるテー
プローディングピン、(10)(11)はカセット
(9)のテープリールを係合軸支させる供給及び巻取リ
ール軸、(12)はオーディオ信号などを入出力させる
ヘッド、(13)は消去ヘッド、(14)はキャプスタ
ン、(15)はピンチローラである。
する。図1は要部の側面図、図2はVHSビデオテープ
レコーダの平面図、図3は同底面図であり、図中(1)
は平面視矩形状のデッキシャーシ、(2)は録画再生ヘ
ッドなどを取付ける回転自在なヘッドシリンダ、(3)
(4)はレール(5)(6)を介して摺動案内するスラ
イド体(7)(8)に立設させてVHSビデオカセット
(9)のテープを前記シリンダ(2)に巻装させるテー
プローディングピン、(10)(11)はカセット
(9)のテープリールを係合軸支させる供給及び巻取リ
ール軸、(12)はオーディオ信号などを入出力させる
ヘッド、(13)は消去ヘッド、(14)はキャプスタ
ン、(15)はピンチローラである。
【0007】また、図中(16)は前記カセット(9)
を支持するカセットホルダ、(17)(18)は前記シ
ャーシ(1)上面に立設させてカセット(9)出入位置
乃至記録再生位置にカセットホルダ(16)を移動自在
に取付ける左右ガイド板である。
を支持するカセットホルダ、(17)(18)は前記シ
ャーシ(1)上面に立設させてカセット(9)出入位置
乃至記録再生位置にカセットホルダ(16)を移動自在
に取付ける左右ガイド板である。
【0008】さらに、前記シリンダ(2)右側のシャー
シ(1)上面にカム機構(19)を配設するもので、円
板形カム体(20)を備えると共に、図4にも示す如
く、カム機構(19)上側にブラケット(21)を介し
てローディングモータ(22)を固設し、プーリ(2
3)(24)及びベルト(25)を介してウォームギヤ
(26)にモータ(22)を連動連結させ、カム体(2
0)外周面に形成するウォームホィールギヤ(27)を
前記ウォームギヤ(26)に常時噛合させ、モータ(2
2)によってカム体(20)を正逆回転させるように構
成している。
シ(1)上面にカム機構(19)を配設するもので、円
板形カム体(20)を備えると共に、図4にも示す如
く、カム機構(19)上側にブラケット(21)を介し
てローディングモータ(22)を固設し、プーリ(2
3)(24)及びベルト(25)を介してウォームギヤ
(26)にモータ(22)を連動連結させ、カム体(2
0)外周面に形成するウォームホィールギヤ(27)を
前記ウォームギヤ(26)に常時噛合させ、モータ(2
2)によってカム体(20)を正逆回転させるように構
成している。
【0009】さらに、前記カム体(20)によって揺動
させるカセット出入レバー(28)を設け、ラックギヤ
(29)及びカセット出入ギヤ(30)(30)などを
介して前記出入レバー(28)をカセットホルダ(1
6)に連結させ、前記出入レバー(28)の揺動と連動
してカセットホルダ(16)を前後及び上下に摺動移動
させ、リール軸(10)(11)に対しカセット(9)
を出入させるように構成している。
させるカセット出入レバー(28)を設け、ラックギヤ
(29)及びカセット出入ギヤ(30)(30)などを
介して前記出入レバー(28)をカセットホルダ(1
6)に連結させ、前記出入レバー(28)の揺動と連動
してカセットホルダ(16)を前後及び上下に摺動移動
させ、リール軸(10)(11)に対しカセット(9)
を出入させるように構成している。
【0010】さらに、図3に示す如く、カム体(20)
の回転によって往復摺動させるテープローディングレバ
ー(31)をシャーシ(1)裏面に設けると共に、前記
各スライド体(7)(8)にリンク(32)(32)を
介して連結させるテープローディングアーム(33)
(34)をシャーシ(1)裏面の左右軸(35)(3
6)に揺動自在に取付け、ギヤ(37)(37)を介し
て各アーム(33)(34)を連結させ、一方のアーム
(34)にピニオンギヤ(38)及びラックギヤ(3
9)を介して前記レバー(31)を連結させ、前記レバ
ー(31)の摺動によって各アーム(33)(34)を
介してレール(5)(6)の案内によりテープローディ
ングピン(3)(4)を往復摺動させるもので、リール
軸(10)(11)に支持するカセット(9)のテープ
を各ピン(3)(4)の往動によって引出してシリンダ
(2)に巻装させる一方、各ピン(3)(4)の復動に
よってテープをカセット(9)に戻すように構成してい
る。
の回転によって往復摺動させるテープローディングレバ
ー(31)をシャーシ(1)裏面に設けると共に、前記
各スライド体(7)(8)にリンク(32)(32)を
介して連結させるテープローディングアーム(33)
(34)をシャーシ(1)裏面の左右軸(35)(3
6)に揺動自在に取付け、ギヤ(37)(37)を介し
て各アーム(33)(34)を連結させ、一方のアーム
(34)にピニオンギヤ(38)及びラックギヤ(3
9)を介して前記レバー(31)を連結させ、前記レバ
ー(31)の摺動によって各アーム(33)(34)を
介してレール(5)(6)の案内によりテープローディ
ングピン(3)(4)を往復摺動させるもので、リール
軸(10)(11)に支持するカセット(9)のテープ
を各ピン(3)(4)の往動によって引出してシリンダ
(2)に巻装させる一方、各ピン(3)(4)の復動に
よってテープをカセット(9)に戻すように構成してい
る。
【0011】また、前記キャプスタン軸(14)を駆動
するフライホィールモータ(40)を備え、該モータ
(40)の出力プーリ(41)にベルト(42)を介し
てテンションプーリ(43)を連結させ、図5にも示す
如く、クラッチギヤ(44)及び揺動アーム(45)を
テンションプーリ(43)の支軸(46)上に軸支させ
ると共に、前記クラッチギヤ(44)に常時噛合させる
アイドルギヤ(47)を揺動アーム(45)に軸支させ
るもので、図5のようにクラッチレバー(48)をオフ
支持しているとき、テンションプーリ(43)とクラッ
チギヤ(44)を所定トルク以下で連動させると共に、
クラッチレバー(48)のオン支持により、テンション
プーリ(43)とクラッチギヤ(44)を一体的にキー
連結させるように構成している。
するフライホィールモータ(40)を備え、該モータ
(40)の出力プーリ(41)にベルト(42)を介し
てテンションプーリ(43)を連結させ、図5にも示す
如く、クラッチギヤ(44)及び揺動アーム(45)を
テンションプーリ(43)の支軸(46)上に軸支させ
ると共に、前記クラッチギヤ(44)に常時噛合させる
アイドルギヤ(47)を揺動アーム(45)に軸支させ
るもので、図5のようにクラッチレバー(48)をオフ
支持しているとき、テンションプーリ(43)とクラッ
チギヤ(44)を所定トルク以下で連動させると共に、
クラッチレバー(48)のオン支持により、テンション
プーリ(43)とクラッチギヤ(44)を一体的にキー
連結させるように構成している。
【0012】また、前記フライホィールモータ(40)
の正逆転により、ストッパ(49)(49)によって規
制する範囲内で、テンションプーリ(43)と揺動アー
ム(45)を連れ回り揺動させ、各リール軸(10)
(11)のギヤ(50)(51)のいずれかにアイドル
ギヤ(47)を択一的に噛合させ、各リール軸(10)
(11)をテープ巻取り方向に駆動するように構成して
いる。
の正逆転により、ストッパ(49)(49)によって規
制する範囲内で、テンションプーリ(43)と揺動アー
ム(45)を連れ回り揺動させ、各リール軸(10)
(11)のギヤ(50)(51)のいずれかにアイドル
ギヤ(47)を択一的に噛合させ、各リール軸(10)
(11)をテープ巻取り方向に駆動するように構成して
いる。
【0013】さらに、図4及び図5に示す如く、カセッ
ト(9)から引出したときのテープ張力を保つテープテ
ンションレバー(52)、リール軸(10)(11)に
接離させるバックテンションレバー(53)(54)及
びブレーキレバー(55)(56)、並びに前記クラッ
チレバー(48)を切換えるモードレバー(57)を備
えるもので、リール軸(10)(11)に装着状態のカ
セット(9)底面に当接させてカセット(9)を所定高
さに支持するピン(58)(58)をシャーシ(1)に
立設固定させ、前記ピン(58)(58)と長孔(5
9)(59)を介してシャーシ(1)上面に左右摺動自
在に前記モードレバー(57)を取付ける。
ト(9)から引出したときのテープ張力を保つテープテ
ンションレバー(52)、リール軸(10)(11)に
接離させるバックテンションレバー(53)(54)及
びブレーキレバー(55)(56)、並びに前記クラッ
チレバー(48)を切換えるモードレバー(57)を備
えるもので、リール軸(10)(11)に装着状態のカ
セット(9)底面に当接させてカセット(9)を所定高
さに支持するピン(58)(58)をシャーシ(1)に
立設固定させ、前記ピン(58)(58)と長孔(5
9)(59)を介してシャーシ(1)上面に左右摺動自
在に前記モードレバー(57)を取付ける。
【0014】また、前記カム体(20)の回転によって
モードレバー(57)を切換える連係レバー(60)を
備え、該レバー(60)中間をシャーシ(1)に支軸
(61)を介して回転自在に取付けると共に、カム体
(20)及びモードレバー(57)に連係レバー(6
0)両端側を連結させ、カム体(20)の正逆転によっ
て連係レバー(60)を揺動させ、モードレバー(5
7)を往復摺動させるもので、録画再生を行うテープ定
速移動モード、テープ早送りモード、テープ巻戻しモー
ドに前記各レバー(48)(52)(53)(54)
(55)(56)を切換えるように構成している。
モードレバー(57)を切換える連係レバー(60)を
備え、該レバー(60)中間をシャーシ(1)に支軸
(61)を介して回転自在に取付けると共に、カム体
(20)及びモードレバー(57)に連係レバー(6
0)両端側を連結させ、カム体(20)の正逆転によっ
て連係レバー(60)を揺動させ、モードレバー(5
7)を往復摺動させるもので、録画再生を行うテープ定
速移動モード、テープ早送りモード、テープ巻戻しモー
ドに前記各レバー(48)(52)(53)(54)
(55)(56)を切換えるように構成している。
【0015】さらに、図1、図6及び図7に示す如く、
オーディオ信号入出力用の配線基板(62)及びコネク
タ(63)を前記オーディオヘッド(12)の背面及び
上面側に一体固定させ、オーディオヘッド(12)底面
を水平板(64)上面に一体固定させ、球面体(65)
及びビス(66)(67)(68)を介して水平板(6
4)をヘッド台板(69)に傾き調節自在に取付けると
共に、シャーシ(1)上面に円柱形支軸(70)を立設
固定させ、高さ調整ナット(71)及び上昇用バネ(7
2)を介して前記支軸(70)にヘッド台板(69)を
取付けるもので、ヘッド台板(69)一側にコの字形支
持部(73)を一体形成し、四角形の上軸孔(74)と
円形の下軸孔(75)を前記支持部(73)のコの字形
上下部に設け、上下軸孔(74)(75)に支軸(7
0)を遊嵌挿通させ、支軸(70)上端のネジ部(7
6)に高さ調整ナット(71)を螺着させ、該ナット
(71)を支持部(73)上面に当接させ、ヘッド台板
(69)の上昇を規制すると共に、シャーシ(1)とヘ
ッド台板(69)間の支軸(70)外周に上昇用バネ
(72)中間を巻装させ、該バネ(72)の一端側をシ
ャーシ(1)のフック(77)に係止させ、前記バネ
(72)他端のフック部(78)を支軸(70)から離
れた位置でヘッド台板(69)に係合連結させている。
オーディオ信号入出力用の配線基板(62)及びコネク
タ(63)を前記オーディオヘッド(12)の背面及び
上面側に一体固定させ、オーディオヘッド(12)底面
を水平板(64)上面に一体固定させ、球面体(65)
及びビス(66)(67)(68)を介して水平板(6
4)をヘッド台板(69)に傾き調節自在に取付けると
共に、シャーシ(1)上面に円柱形支軸(70)を立設
固定させ、高さ調整ナット(71)及び上昇用バネ(7
2)を介して前記支軸(70)にヘッド台板(69)を
取付けるもので、ヘッド台板(69)一側にコの字形支
持部(73)を一体形成し、四角形の上軸孔(74)と
円形の下軸孔(75)を前記支持部(73)のコの字形
上下部に設け、上下軸孔(74)(75)に支軸(7
0)を遊嵌挿通させ、支軸(70)上端のネジ部(7
6)に高さ調整ナット(71)を螺着させ、該ナット
(71)を支持部(73)上面に当接させ、ヘッド台板
(69)の上昇を規制すると共に、シャーシ(1)とヘ
ッド台板(69)間の支軸(70)外周に上昇用バネ
(72)中間を巻装させ、該バネ(72)の一端側をシ
ャーシ(1)のフック(77)に係止させ、前記バネ
(72)他端のフック部(78)を支軸(70)から離
れた位置でヘッド台板(69)に係合連結させている。
【0016】また、前記シャーシ(1)上面にネジ軸
(79)を立設固定させ、円錐台形の横向き調整ナット
(80)を前記ネジ軸(79)に高さ調節自在に螺着さ
せ、前記ナット(80)外周の上向き斜面(81)にヘ
ッド台板(69)の一側端部(82)を当接させ、前記
上昇用バネ(72)の支軸(70)回りの回転力によっ
てヘッド台板(69)を前記ナット(80)に弾圧させ
るもので、支軸(70)から離れた位置での上昇用バネ
(72)の持上げ力と、前記ナット(80)の斜面(8
1)の当接によって発生する上方移動力とにより、下軸
孔(75)の一側に片寄らせて支軸(70)を当接さ
せ、支軸(70)と下軸孔(75)の連結部を支点にし
て図1の状態で時計方向の回転モーメントをヘッド台板
(69)に与え、支軸(70)のネジ部(76)外周に
上軸孔(74)の二辺を当接させ、シリンダ(2)に半
巻装させるビデオテープ(83)にオーディオヘッド
(12)を摺接させるように構成している。
(79)を立設固定させ、円錐台形の横向き調整ナット
(80)を前記ネジ軸(79)に高さ調節自在に螺着さ
せ、前記ナット(80)外周の上向き斜面(81)にヘ
ッド台板(69)の一側端部(82)を当接させ、前記
上昇用バネ(72)の支軸(70)回りの回転力によっ
てヘッド台板(69)を前記ナット(80)に弾圧させ
るもので、支軸(70)から離れた位置での上昇用バネ
(72)の持上げ力と、前記ナット(80)の斜面(8
1)の当接によって発生する上方移動力とにより、下軸
孔(75)の一側に片寄らせて支軸(70)を当接さ
せ、支軸(70)と下軸孔(75)の連結部を支点にし
て図1の状態で時計方向の回転モーメントをヘッド台板
(69)に与え、支軸(70)のネジ部(76)外周に
上軸孔(74)の二辺を当接させ、シリンダ(2)に半
巻装させるビデオテープ(83)にオーディオヘッド
(12)を摺接させるように構成している。
【0017】
【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、高さ調整ナット(71)及び上昇用バネ(72)を
介してシャーシ(1)上面の支軸(70)にヘッド台板
(69)を取付けると共に、シャーシ(1)上面に高さ
調節自在に設ける横向き調整ナット(80)の斜面(8
1)に前記ヘッド台板(69)を当接させるテープデッ
キにおいて、前記支軸(70)から離れた位置で上昇用
バネ(72)をヘッド台板(69)に連結させると共
に、横向き調整ナット(80)の斜面(81)の当接に
よってヘッド台板(69)に上方移動力が発生するよう
に構成したもので、上昇用バネ(72)及び横向き調整
ナット(80)の持上げ力により、支軸(70)との連
結部を支点にしてヘッド台板(69)に回転力を与える
から、ヘッド台板(69)と支軸(70)の連結部に加
工誤差などの隙間が形成されても、上昇用バネ(72)
に抗して移動させるヘッド台板(69)を適正に復元さ
せることができ、従来に比べてヘッド台板(69)と支
軸(70)の連結部構造の簡略化など加工組立性の向上
並びに製造コストの低減などを容易に図ることができる
ものである。
は、高さ調整ナット(71)及び上昇用バネ(72)を
介してシャーシ(1)上面の支軸(70)にヘッド台板
(69)を取付けると共に、シャーシ(1)上面に高さ
調節自在に設ける横向き調整ナット(80)の斜面(8
1)に前記ヘッド台板(69)を当接させるテープデッ
キにおいて、前記支軸(70)から離れた位置で上昇用
バネ(72)をヘッド台板(69)に連結させると共
に、横向き調整ナット(80)の斜面(81)の当接に
よってヘッド台板(69)に上方移動力が発生するよう
に構成したもので、上昇用バネ(72)及び横向き調整
ナット(80)の持上げ力により、支軸(70)との連
結部を支点にしてヘッド台板(69)に回転力を与える
から、ヘッド台板(69)と支軸(70)の連結部に加
工誤差などの隙間が形成されても、上昇用バネ(72)
に抗して移動させるヘッド台板(69)を適正に復元さ
せることができ、従来に比べてヘッド台板(69)と支
軸(70)の連結部構造の簡略化など加工組立性の向上
並びに製造コストの低減などを容易に図ることができる
ものである。
【0018】また、ヘッド台板(69)一側にコの字形
支持部(73)を設けて上下軸孔(74)(75)を形
成し、シャーシ(1)上面の支軸(70)を上下軸孔
(74)(75)に挿通させると共に、上下軸孔(7
4)(75)の少なくともいずれか一方を多角形に形成
したことにより、上昇用バネ(72)及び横向き調整ナ
ット(80)の持上げ力がヘッド台板(69)の回転力
として作用したとき、軸孔(74)の多角形の二辺に支
軸(70)の周側面が当接するから、ヘッド台板(6
9)の復元支持精度を従来よりも容易に向上させること
ができるものである。
支持部(73)を設けて上下軸孔(74)(75)を形
成し、シャーシ(1)上面の支軸(70)を上下軸孔
(74)(75)に挿通させると共に、上下軸孔(7
4)(75)の少なくともいずれか一方を多角形に形成
したことにより、上昇用バネ(72)及び横向き調整ナ
ット(80)の持上げ力がヘッド台板(69)の回転力
として作用したとき、軸孔(74)の多角形の二辺に支
軸(70)の周側面が当接するから、ヘッド台板(6
9)の復元支持精度を従来よりも容易に向上させること
ができるものである。
【図1】要部の側面図。
【図2】ビデオテープレコーダの平面図。
【図3】同底面図。
【図4】連係レバー部の平面図。
【図5】モードレバー部の平面図。
【図6】図2の部分拡大図。
【図7】オーディオヘッド部の平面図。
(1) シャーシ (69) ヘッド台板 (70) 支軸 (71) 高さ調整ナット (72) 上昇用バネ (73) コの字形支持部 (74) 上軸孔 (75) 下軸孔 (80) 横向き調整ナット (81) 斜面
Claims (2)
- 【請求項1】 高さ調整ナット及び上昇用バネを介して
シャーシ上面の支軸にヘッド台板を取付けると共に、シ
ャーシ上面に高さ調節自在に設ける横向き調整ナットの
斜面に前記ヘッド台板を当接させるテープデッキにおい
て、前記支軸から離れた位置で上昇用バネをヘッド台板
に連結させると共に、横向き調整ナットの斜面の当接に
よってヘッド台板に上方移動力が発生するように構成し
たことを特徴とするテープデッキ。 - 【請求項2】 ヘッド台板一側にコの字形支持部を設け
て上下軸孔を形成し、シャーシ上面の支軸を上下軸孔に
挿通させると共に、上下軸孔の少なくともいずれか一方
を多角形に形成したことを特徴とする上記第1項記載の
テープデッキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991062146U JPH0728568Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | テープデッキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991062146U JPH0728568Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | テープデッキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058708U JPH058708U (ja) | 1993-02-05 |
JPH0728568Y2 true JPH0728568Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=13191670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991062146U Expired - Lifetime JPH0728568Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | テープデッキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728568Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117226188B (zh) * | 2023-11-10 | 2024-02-23 | 泰州凡羽精密齿轮制造有限公司 | 一种齿牙间隙加工磨床 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6213221U (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-27 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP1991062146U patent/JPH0728568Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6213221U (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH058708U (ja) | 1993-02-05 |
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