JPH0728478Y2 - 合成樹脂製管の補修具 - Google Patents

合成樹脂製管の補修具

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JPH0728478Y2
JPH0728478Y2 JP1989070075U JP7007589U JPH0728478Y2 JP H0728478 Y2 JPH0728478 Y2 JP H0728478Y2 JP 1989070075 U JP1989070075 U JP 1989070075U JP 7007589 U JP7007589 U JP 7007589U JP H0728478 Y2 JPH0728478 Y2 JP H0728478Y2
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pipe
synthetic resin
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JP1989070075U
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正博 仲倉
哲夫 石川
進 足立
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、たとえば都市ガスなどを輸送する合成樹脂製
管の損傷部を気密に塞いで補修するための合成樹脂製管
の補修具に関する。
従来の技術 典型的な先行技術は第7図に示されている。第7図
(1)に示されるように、地中に埋設された都市ガスな
どを輸送するたとえばポリエチレンなどの合成樹脂製管
1に損傷部2が形成されたときには、第7図(2)に示
されるように、損傷部2の管軸方向両側を各一対のロー
ラ3a,3b;4a,4bで挟圧して閉塞する。次に第7図(3)
に示されるように、損傷部2を含む範囲にわたつて管1
を切断し、第7図(4)に示されるように新しい短管1b
を前記管1の端部5a,5b間に配置し、第7図(5)に示
されるように、メカニカル管継手と呼ばれる管継手6a,6
bを、前記短管1bの両端部と各端部5a,5bとを覆うように
装着する。この管継手6aは、前記管1の一端部5aと短管
1bの端部7aとにわたつて外囲する管継手本体と、この本
体8aの内周面と端部5a,7aの各外周面との間に配置され
るゴムなどのシール部材と、シール部材を端部5a,7aの
各外周面と本体の内周面との間で押し付けて気密性を向
上する押圧手段とを有する。またもう一方の管継手6bも
前記管継手6aと同様な構成を有している。これらの管継
手6a,6bによつて第7図(6)に示されるように、管1
の両端部5a,5bに短管1bが気密に接続された後、前記ロ
ーラ3a,3b;4a,4bが取外されて、補修作業が完了する。
このような先行技術では、補修作業に多くの時間を要
し、迅速に補修作業を行うことができない。また管1の
損傷部2の両側でローラ3a,3b;4a,4bによつて管1が挟
圧されているので、管1は閉塞されている。したがつ
て、たとえば第7図(2)で示す矢符A1で示される一方
向だけからガスが供給されている場合には、その補修工
事中では下流側にガスを供給することができない。さら
に前記管継手6a,6bは、構造が複雑であり、高価である
という問題があつた。
考案が解決しようとする課題 したがつて本考案の目的は、簡単な構成で管内のガスの
流れを遮断することなく迅速に補修作業を行うことがで
きるようにした合成樹脂製管の補修具を提供することで
ある。
問題点を解決するための手段 本考案は、熱可塑性合成樹脂から成り、補修されるべき
合成樹脂製管の外周面に沿つて湾曲した内周面を有する
本体と、 本体の略中央部に設けられる充填材と、 本体内の内周面寄りに、前記充填材の設けられた位置を
除いて配置され、電力が供給されて発熱する電熱線とを
含むことを特徴とする合成樹脂製管の補修具である。
作用 本考案に従えば、補修されるべき管の外周面に内周面が
対向するように、また補修すべき管の損傷部分が充填材
を設けた位置に来るように本体を配置し、本体と補修す
べき管の損傷部分とを充填材で気密に保持し、この状態
で充填材の周囲の電熱線に電力を供給することによつ
て、本体の電熱線が発熱してその周囲が溶融され、その
溶融した部分が前記合成樹脂製管に融着して損傷部分お
よびその周辺が塞がれる。したがつて、補修されるべき
管にはガスなどを供給したままでよく、これによつて、
補修工事中にガス供給方向下流側へのガスの供給を遮断
する必要がないので、その補修具を用いて短時間で補修
作業を行うことができるようになる。又、比較的構成が
簡単で安価に製造することが可能となり、製造コストを
低減することができる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の斜視図である。本考案に従
う補修具20は、たとえばポリエチレンなどの熱可塑性合
成樹脂材料から成る本体21と、本体21の略中央部に設け
られた充填材43と、本体21の内周面22寄りに充填材43を
設けた位置を除いて配置された電熱線23とを含む。前記
本体21の内周面22は、補修されるべき合成樹脂製管の外
周面に沿つてたとえば円弧状に形成されている。本体21
の長手方向両端部には、一対のフランジ24a,24bが一体
的に形成される。
第2図は、第1図の切断面線II-IIから見た拡大断面図
である。前記電熱線23は、本体21の内周面22に近接して
配置される。このような電熱線23の両端部は、第3図に
示されるように、本体21に一体的に形成されたコネクタ
25の端子26にそれぞれ接続される。端子26の各先端部
は、コネクタ25の端面25aから距離Cだけ内方側に形成
されている。また本体21内に埋設された電熱線23は、第
4図に示されるように、本体21の略中央部にあつて、仮
想線で示される充填材43設置部分を除く範囲に配置され
るように、本体21の内周面22に沿つて湾曲して巻回され
ている。充填材43は、弾力性および粘着性を有するたと
えばブチルゴムなどの材料から成り、本体21の内周面22
から距離δだけ突出して設けられている。
第5図は、補修具20を用いて管28の損傷部29の補修作業
を行う手順を示す図である。第5図(1)に示されるよ
うに、地中に埋設されたポリエチレンなどの合成樹脂製
管28の損傷部29の損傷孔42を塞ぐために、第5図(2)
に示されるように、損傷孔42が補修具20の中央に来て、
充填材43が損傷孔42に当接するように装着される。この
補修具20を管28に取付けるに当たつては、第6図に示さ
れる治具30が用いられる。この治具30は、前記本体21と
軸線方向長さがほぼ等しい金属製である。半割筒状の本
体部31と、本体部31の周方向両端部に連なる嵌込み部32
a,32bとを有する。嵌込み部32bには、レバー33が軸34の
軸線まわりに角変位自在に軸支される。ブラケツト34a
には軸34が支持され、この軸34によつて軸支されたレバ
ー33の基端部には、カム面35が形成され、カム面35は嵌
込み部32b内に配置された一直線上の押圧部材36に当接
する。押圧部材36は、ばね37によつて上方、すなわちレ
バー33のカム面35に押圧する方向に弾発的にばね付勢さ
れており、したがつて嵌込み部32bのばね受け面38と、
このばね受け面38に対向する押圧部材36の下面39とは相
互に離間している。
このような治具30を管28に装着された補修具20に取付け
るに当たつては、補修具20から管28の軸線方向にずれた
位置で、補修具20のフランジ24が治具30の嵌込み部32内
に嵌り込むように移動させ、この状態でレバー33を操作
して矢符B方向に角変位させ、押圧部材36によつて一方
のフランジ24bを前記ばね受け面38に近接する方向に押
圧する。このとき他方のフランジ24aは、嵌込み部32aの
係止片40に当接して係止されている。したがつてレバー
33を操作して押圧部材36によつてフランジ24bが押圧さ
れても、補修具20がその軸線まわりに押圧方向に向けて
回転してしまうことはない。したがつて管28の損傷部29
は、第4図に示される仮想線27の範囲内に配置された状
態を維持することができ、充填材43の表面44が管28の損
傷孔42の周辺に確実に密着させることができる。
このようにして補修具20が治具30によつて管28に装着さ
れた状態で、第5図(2)に示す電源41から電熱線23の
端子26を介して電力が供給されると、その電熱線23が発
熱してその電熱源23の周囲が溶融され、第5図(3)に
示されれるように、補修具20の本体21と管28とが融着さ
れ一体となる。これによつて、管28の損傷部29に形成さ
れた損傷孔42は、充填材43によつて塞がれ、その周辺が
充填材43によつて粘着され、さらに電熱線23によつて融
着された本体21と管28とによつてその周囲が全周にわた
つて覆われ、気密に塞がれる。このようにして損傷部29
は、管28内のガスなどの供給を停止させることなく迅速
に補修される。
考案の効果 本考案によれば、熱可塑性合成樹脂材料から成る本体
に、その略中央部に充填材を設け、またその内周面に沿
つて充填材を設けた部分を除いて電熱線を配置するよう
にしたので、たとえば損傷部を有する合成樹脂製管に、
その損傷部に充填材を当接した状態で電熱線に電力を供
給することによつて、損傷部の損傷孔が充填材で塞がれ
た後電熱線が発熱し、本体と前記管との電熱線近傍が溶
融されて融着されて、損傷部を気密に塞ぐことができ
る。このような補修具を用いることによつて、損傷部を
有する合成樹脂管を、その損傷部を含む範囲にわたつて
切取る必要がないので、管内を流れるガスなどの供給を
停止することなく、補修工事を迅速に行うことができ
る。しかも構成が簡単であるので安価に製造することが
できるとともに、損傷部を含む管の一部を取替える必要
がないので、材料コストを削減することができ、経済性
が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は第1図の
切断面線II-IIから見た拡大断面図、第3図は補修具20
の一部の拡大断面図、第4図は電熱線23を示す図、第5
図は補修具20を用いて管28の損傷部29の補修作業を行う
手順を示す図、第6図は治具30の構成を示す簡略化した
斜視図、第7図は典型的な先行技術の斜視図である。 20……補修具、21……本体、22……内周面、23……電熱
線、28……管、29……損傷部、30……治具、43……充填

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性合成樹脂から成り、補修されるべ
    き合成樹脂製管の外周面に沿つて湾曲した内周面を有す
    る本体と、 本体の略中央部に設けられる充填材と、 本体の内周面寄りに、前記充填材の設けられた位置を除
    いて配置され、電力が供給されて発熱する電熱線とを含
    むことを特徴とする合成樹脂製管の補修具。
JP1989070075U 1989-06-14 1989-06-14 合成樹脂製管の補修具 Expired - Lifetime JPH0728478Y2 (ja)

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